JP3845078B2 - 水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法及び装置 - Google Patents

水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法及び装置 Download PDF

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本発明は、水圧転写方法によって物品の表面に装飾層を施す際に用いられる転写フィルムの印刷パターンのインクを活性化する方法及び装置に関するものである。
水圧転写方法は、水溶性フィルムの上に所定の非水溶性の印刷パターンが施されて形成されている転写フィルムを転写槽内の水面上に順次供給して浮かばせ、この転写フィルムを水で湿潤し、この転写フィルムに接触させながら物品(被転写体)を転写槽内の水に浸漬し、水圧を利用して転写フィルム上の印刷パターンを物品の表面に転写して装飾層を形成する方法である。印刷パターンが水溶性フィルムに別途印刷されている場合には、印刷パターンのインクが乾燥されていて物品表面への付着性を有しないので、インクを印刷直後と同等の湿潤状態(付着性を有する状態)にするために、印刷パターンに活性剤を塗布してインクを活性化する必要がある。
最も一般的には、このインク活性剤は、グラビアロールコータ又はスプレーガンを用いて塗布されている。グラビアロールコータは、転写フィルムが転写槽内に誘導される前にインクを活性化するのに用いられ、またスプレーガンは、転写フィルムを転写槽内の水面に浮かばせた状態でインクを活性化するのに用いられる。
グラビアロールコータを用いて印刷パターンにインク活性剤を塗布すると、グラビアロールの目がインク活性剤に濃淡を与えるので、転写製品の装飾層にこのグラビアの目が表われて装飾層の品質を低下する欠点があった。また、グラビアロールコータによって予め印刷パターンのインクを活性化してから転写フィルムを転写槽内の水面に浮かばせると、インクが可塑化状態にあるため、転写フィルムが水を吸い込んで急激に膨潤すると、印刷パターンもこれに伴って引き延ばされ、印刷パターンに伸び、拡大による柄ぼけ等の歪みが発生し、この面からも装飾層の品質が低下する欠点があった。
一方、まだ乾燥状態にある印刷パターンを有する転写フィルムを転写槽内の水面に浮かばせると、転写フィルムは、水を含んで膨潤しようとするが、乾燥状態にあるインクが転写フィルムの膨潤、拡大を抑制するように作用するため、転写フィルムは、水面に浮かばせても転写フィルムはそれほど膨潤、拡大することはない。そして、転写フィルムが相応の水を含んで自己の膨潤力が低下した後に、スプレーガンから印刷パターンにインク活性剤を塗布しても、印刷パターンに伸び、拡大等による歪みを生ずることなく印刷パターンのインクを活性化することができる。また、このようなスプレーガンによってインク活性剤を印刷パターンに塗布すると、グラビアロールコータによる塗布の場合に発生するグラビアの目が装飾層に表われることがない。
しかし、スプレーガンから印刷パターンにインク活性剤を均一に散布しようとすると、インク活性剤の粒滴を微細化するために送風圧を高める必要があるが、このようにすると、転写フィルムにしわが発生する傾向がある。本出願人は、これを防止するために、転写フィルムの少なくとも幅方向のほぼ全域上方空間をインク活性剤の微細な霧滴が充満し、浮遊する雰囲気とし、この雰囲気の下でこの霧滴の殆ど自重沈降的な降下により印刷パターンのインク上に活性剤を散布し、これによりインクを活性化する方法を提案している(特許文献1参照)。
しかし、この方法は、霧状の活性剤が自重沈降するのに相応の時間を要する上に散布量が少ないため、量産性が低く、実験段階に留まっていて広く実用化されるに至ってない。
特許第3395118号公報
本発明が解決しようとする1つの課題は、印刷パターンの伸び、拡大をある程度制御することができ、また転写フィルムの印刷パターンに短時間で均一にインク活性剤を塗布することができ、従ってインク活性剤の散布効率を高くて量産性を向上することができる水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法及び装置を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、転写フィルム上の印刷パターンに散布すべきインク活性剤が飛散することがなく、また不要のインク活性剤や揮発溶剤等の余剰成分を散布領域等から有効に排出して作業環境を悪化することがない水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法及び装置を提供することにある。
本発明の第1の基本的な課題解決手段は、水溶性フィルム上に印刷パターンを施して形成された転写フィルムの印刷パターン上にインク活性剤を微細な粒滴の形態でスプレー手段によって散布して転写フィルムのインクを活性化する方法において、転写フィルムの着水後、インク活性剤を転写フィルムの印刷パターンの上に静電スプレー塗装方式によって散布してインクを活性化し、静電スプレー塗装方式は、インク活性剤をスプレー手段の噴出口で帯電し、転写フィルムを水圧転写用の転写槽及びその中の水を介して接地して行われることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法を提供することにある。
本発明の第2の基本的な課題解決手段は、水溶性フィルム上に印刷パターンを施して形成された転写フィルムの印刷パターン上にインク活性剤を微細な粒滴の形態でスプレー手段によって散布して転写フィルムのインクを活性化する方法において、転写フィルムの印刷パターンの上に予め透明インクを全面にわたって塗布し乾燥させておき、転写フィルムの着水後、この透明インクの上にインク活性剤を静電スプレー塗装方式によって散布してこの透明インクを介して印刷パターンのインクを活性化し、静電スプレー塗装方式は、インク活性剤をスプレー手段の噴出口で帯電し、転写フィルムを水圧転写用の転写槽及びその中の水を介して接地して行われることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法を提供することにある。
本発明の第1及び第2の基本的な課題解決手段において、インク活性剤の散布は、転写フィルムの幅方向にトラバースするスプレーガンによって行われ、転写フィルムの印刷パターンにインク活性剤を散布する領域上空を非導電性フードで覆い、インク活性剤が散布領域から飛散するのを防止しつつインク活性剤を散布するのが好ましい。更に好ましくは、散布領域の両側の領域上空を金属フードで覆い、転写フィルムの幅方向の両側に飛散する余剰のインク活性剤を、金属フードを含む接地された金属吸着手段に吸着するようにする。
この場合、非導電性フードであるガラスフードの中間から両側に向けてガラスフードに付着したインク活性剤をガラスフードの中間からその両側に向けて下向きに延びる切り欠き端縁に沿って誘導するようにするのが好ましい。また、金属フードの内部空間から余剰成分を強制吸引手段によって吸引して排出することができる。
本発明の第3の基本的な課題解決手段は、水溶性フィルム上に印刷パターンを施して形成された転写フィルムの印刷パターン上にインク活性剤を微細な粒滴の形態でスプレー手段によって散布するインク活性剤散布ユニットを備えた水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置において、インク活性剤散布ユニットは、転写フィルムの着水位置又はその下流側に配置され、またインク活性剤ユニットは、インク活性剤を帯電すると共に転写フィルムを水圧転写用の転写槽及びその中の水を介して接地してインク活性剤を転写フィルムの印刷パターンの上に静電塗装する帯電接地手段を備え、この帯電接地手段は、スプレー手段の噴出口から噴出するインク活性剤を帯電する帯電電極と転写槽を接地する接地部とを含んでいることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置を提供することにある。
この第3の課題解決手段において、インク活性剤散布ユニットは、インク活性剤を散布するスプレーガンを転写フィルムの幅方向にトラバースするトラバース機構を含み、転写フィルムの印刷パターンに活性剤を散布する領域上空を覆う非導電性フードを更に備えているものとすることができる。
また、この第3の課題解決手段において、転写フィルムの印刷パターンにインク活性剤を散布する領域の両側の空間を覆う金属フードと転写フィルムの幅方向の両側に飛散する余剰のインク活性剤を静電吸着するように接地された金属吸着手段を更に備えているものとすることができる。
この場合、非導電性フードであるガラスフードは、その中間からその両側に向けてガラスフードに付着したインク活性剤を誘導するように両側に向けて下向きに延びる切り欠き誘導部分を有し、また金属フードの内部空間から余剰成分を強制吸引して排出する強制排出手段を備えているのが好ましい。
本発明によれば、インク活性剤を転写フィルムの印刷パターンの上に静電スプレー塗装方式によって塗布するので、インク活性剤は、霧滴の自重沈下的に散布する場合に比べて一層高い速度で印刷パターン上に塗布することができ、転写作業前に必要なインク活性化作業(インク活性剤塗布作業)の効率を向上することができる。
また、インク活性剤を静電スプレー塗装方式によって塗布すると、インク活性剤は、転写フィルム上のインクに均一の膜厚で塗布されるので、インク活性化が転写フィルムの全面に亘って均一に行われ、印刷パターンの転写特性を向上することができる。
特に、転写フィルムの印刷パターンの上に予め透明インクを全面に塗布し乾燥させ、この透明インクの上にインク活性剤を静電スプレー塗装方式によって塗布すると、透明インクがその全面において、水面上にある転写フィルム活性前の印刷パターンの伸び、拡大を抑制して印刷パターンの挙動を安定させると共に、インク活性剤の活性化作用が透明インクを介して印刷パターンに与えられ、透明インクは、いわば、緩衝作用をインク活性剤に付与するので、印刷パターンにクレータ痕等の欠陥を発生することがなく、高い装飾性を有する転写物品を高い効率で製造することができる。
インク活性剤は、転写フィルムの幅方向にトラバースするスプレーガンによって散布されるが、この場合、転写フィルムの印刷パターンにインク活性剤を散布する領域上空を非導電性フードで覆ったり、この散布領域の両側の空間を金属フードで覆ったり、転写フィルムの幅方向の両側に飛散する不要のインク活性剤を金属吸着手段に静電吸着したりすると、インク活性剤が散布領域から飛散するのを有効に防止することができるので、転写槽の回りを汚すことがなく、作業環境を悪化させることなく、インク活性化作業を行うことができる。
この場合、金属フードの内部空間から不要のインク活性剤や揮発溶剤等の余剰成分を強制吸出手段によって吸引して排出すると、金属フード内にインク活性剤や揮発溶剤等の余剰成分が大量に蓄積滞留されることがなく、作業環境を良好に保つことができる。
また、非導電性フードであるガラスフードの中間から両側の金属フードに向けてガラスフードに付着したインク活性剤をガラスフードの下向き切り欠き端縁に沿って誘導するようにすると、ガラスフード内面に付着したインク活性剤が印刷パターンの上に滴下することがなく、印刷パターンの一部インクに過剰溶解を起こしたことなどによる欠陥の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、図1は、本発明のインク活性化方法が適用される水圧転写方法を概略的に示し、この水圧転写方法は、印刷パターン12が施された水溶性フィルム14から成る転写フィルム16(図2参照)を印刷パターン12が上面となるようにして転写槽内の水18上に供給して浮かばせ、水圧転写すべき物品10をこの転写フィルム16を介して水18の中に押し込んで水圧転写する方法である。
水溶性フィルム14は、水を吸収して湿潤し軟化する例えばポリビニールアルコールを主成分とする水溶性材料から成っており、この水溶性フィルム14は、水圧転写時に、転写槽内の水18に触れて軟化し、水圧転写を容易にする。印刷パターン12は、水溶性フィルム14の上にグラビア印刷等によって施されるが、この印刷パターン12は、厳密な意味で絵柄模様の他に無地の印刷層も含む。
本発明のインク活性化方法は、転写槽内の水18上に浮かばせられている転写フィルム16の印刷パターン12にスプレー手段(スプレーガン)によってインク活性剤を散布することによって行われる。なお、インク活性剤は、水溶性フィルム14上の印刷パターン12のインクの乾燥状態を印刷直後と同等の湿潤状態に復元して接着性を回復することができれば、任意のものとすることができ、ベヒークルとしての樹脂成分に無着色顔料と溶剤を含んだもの以外に、単にインクを可塑化することができるシンナー等の溶剤であってもよい。
このインク活性化方法を実施するための具体的な装置20が図3乃至図5に示されている。この装置20は、水18が循環式に充填されている転写槽22の側壁24、24’に跨ってインク活性剤散布領域DAに設けられて転写フィルム16の印刷パターン12上にインク活性剤26を微細な粒滴の形態でスプレーガン28によって散布するインク活性剤散布ユニット30を備えている。
このインク活性剤散布ユニット30は、インク活性剤26を帯電すると共に転写フィルム16を水圧転写用の転写槽22を介して接地してインク活性剤26を転写フィルム16の印刷パターン12の上に静電スプレー塗装する帯電接地手段32を更に備えている(図6参照)。
帯電接地手段32は、図6及び図7に示すように、スプレーガン28の噴出口28aから噴出するインク活性剤26を帯電する帯電電極34と転写槽22を接地する接地部36とを含んでいる。
インク活性剤散布ユニット30は、インク活性剤26を散布するスプレーガン28を転写フィルム16の幅方向にトラバースするトラバース機構38を含んでいる。このトラバース機構38は、インク活性剤散布領域DAを横切るように転写槽22の側壁24、24’に跨って配置されたロッドレスシリンダ40から成っている。このロッドレスシリンダ40は、側壁24、24’に図示しないねじで固定されたフレーム42、42’に固定され、スプレーガン28は、このロッドレスシリンダ40のキャリッジ40Cに折り畳み式の蝶番付き支持アーム44を介して取り付けられている(図4参照)。ロッドレスシリンダ40は、図示しない油圧供給源から同様に図示しない可撓性チューブを介して油圧が供給されて駆動される。
転写フィルム16は、図5に符号W16で示す幅を有し、ロッドレスシリンダ40のキャリッジ40Cは、図5の最大ストロークS40の範囲で往復運動し、このキャリッジ40Cに搭載されたスプレーガン28は、図5の最大ストロークS28で往復運動する。従って、スプレーガン28から噴射されるインク活性剤26は、転写フィルム16の幅を僅かに超えて噴射される。
転写フィルム16の幅方向の両側に飛散する不要のインク活性剤26を吸着する金属吸着手段46を更に備え、この金属吸着手段46は、図3及び図4に示すように、転写フィルム16の両縁から若干の間隔をあけて設置された金属板48及び後に述べる金属フードから成り、この金属板48及び金属フードは、転写槽22の側壁24、24’に固定された取付フレーム50(図4にその一部のみが示されている)及び転写槽22を介して接地されている。従って、スプレーガン28から転写フィルム16の両縁を越えて噴射される不要のインク活性剤26は、この金属板48及び金属フードに静電吸着される。
非導電性透明フードの如き前後のガラスフード52、52’は、スプレーガン28のトラバース領域の前後でインク活性剤散布領域DAの上空を覆うように配置され、また金属吸着手段46の一部ともなる金属フード54、54’は、この散布領域DAの両側の空間を覆うように配置されている。これらのフード52、52’及び54、54’は、トラバース領域から前後に離れるにつれて下降するように斜めに配置され、前後左右の金属フード54、54’は、取付フレーム50にねじ止めされた懸吊桿55に固定して吊下げられ、また、ガラスフード52、52’は、左右の金属フード54、54、54’、54’に跨って重合して配置され、その下縁が前後の金属フード54、54’の下縁折り返し部54a、54’aで受け止められている。
従って、インク活性剤散布領域DAの左右前後は、これらのガラスフード52、52’及び金属フード54、54’によって覆われてその外部にインク活性剤26が飛散することがなく、作業環境を悪化することがない。
前後のガラスフード52、52’は、その中間から金属フード54、54に向けてガラスに付着したインク活性剤を誘導するように中央で最も高く両側に向けて次第に下降するように略三角形状の切り欠き誘導部分52a、52aを有するのが好ましい。
図示の形態では、図3及び図4から解るように、左右それぞれの前後の金属フード54、54に跨ってその中のインク活性剤26を受け止める金属製受け皿56を有し、この金属製受け皿56は、金属フード54、54’内に浮遊するインク活性剤26が金属板48上に下降するのを防止する働きを有する。なお、この金属製受け皿56も接地されているので、金属吸着手段46の一部を構成する。
金属フード54、54の内部空間から不要のインク活性剤や揮発溶剤等の余剰成分をそれぞれ吸引して外部に排出する左右の強制吸出手段58、58’を更に備えている。これらの強制吸出手段58、58’は、金属フード54、54の外側面を覆う外側板60に設けられた吸出口60aとこの吸出口60aに接続された吸出管62を介して接続された図示しないブロアーとから成っている。
本発明の水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法を図1乃至図8の装置を使用して実施する状態を説明すると、転写フィルム16は、転写槽22の転写領域TAより手前で印刷パターン12が上向きとなるように転写槽22の水18上に浮かばせながら転写領域TAに向けて搬送される。このフィルム搬送は、転写槽22内の水18の循環による水流に乗りつつ、転写槽22の両縁に沿って設けられたチェーン式のフィルム搬送コンベヤ64、64’に転写フィルム16の側縁が貼り付くようにして行われる。
インク活性化装置20のインク活性剤散布ユニット30は、転写フィルム16の着水後の位置であって転写領域TAの手前のインク活性剤散布領域DAに配置されており、転写フィルム16は、このインク活性化装置20を通過する過程でインク活性化処理を受ける。
インク活性剤散布領域DA内では、スプレーガン28がガラスフード52、52の間を幅方向に延びるトラバース領域に沿って適宜の速度で往復運動しながらインク活性剤26を噴出して転写フィルム16の印刷パターン12上に幅方向に散布している。
既に述べたように、スプレーガン28は、その噴出口に帯電電極34を有し、また転写フィルム16は、転写槽22の接地によって転写槽22内の水18を介して電気的に接地されているので、インク活性剤26は、微細な粒滴の形態で帯電電極34に触れて帯電されながら転写フィルム16の印刷パターン12上に向けて散布され、従ってインク活性剤26は、印刷パターン12に静電塗膜されることになる。
このようにして、インク活性剤26は、霧滴の自重沈下的に散布する従来技術の散布方法に比べてトラバース速度を高めて高い速度で塗布することができる上に所定の噴出圧力とトラバース速度とによってインク活性剤26の膜厚を均一にすることができる。
また、スプレーガン28から噴出するインク活性剤26の不要分は、散布領域DAから外れた位置にある金属フード54、54等の金属吸着手段46に吸着されて飛散することがない上に、不要のインク活性剤26や揮発溶剤等の余剰成分は、金属フード54、54’内の空間から強制吸出手段58、58’のブロアーによって強制的に吸引排出されるので、作業環境を良好に保つことができる。
一方、ガラスフード52、52の内面に付着したインク活性剤26は、ガラスフード52、52’の内面に沿って下降した後、略三角形状の切り欠き縁52a52aに沿って金属吸着手段46の金属板48に向けて下降し、金属板48に落下回収される。従って、例えば、ガラスフード52、52’の下縁が水平である場合に生ずる虞があるインク活性剤26の転写フィルム16上への滴下を生ずることがなく、このような滴下が生じた場合に滴下部分の印刷パターンに発生する過剰溶解による印刷パターンのにじみや膨出等の欠陥の発生を防止することができる。
本発明によるインク活性化方法の他の形態が図9に示されている。この方法では、転写フィルム16は、予めその印刷パターン12の上に透明インク70を全面塗布して乾燥状態とする。この乾燥された透明インク70を有する転写フィルム16を印刷パターン12が上向きとなるように転写槽内の水18上に浮かばせ、この印刷パターン12の上にインク活性剤26を図3乃至図8に示された静電スプレー塗装方式によって散布してこの透明インク70を介して印刷パターン12のインクを活性化する。
このように、転写フィルム16の印刷パターン12の上に予め透明インク70を塗布し乾燥し、その上にインク活性剤26を散布すると、透明インク70がその全面において、水面上にある転写フィルム活性前の印刷パターン12の伸び、拡大を抑制して印刷パターン12の挙動を安定させると共に、インク活性剤26の活性化作用が透明インク70を介して印刷パターン12に与えられ、透明インク70は、いわば緩衝作用をインク活性剤26に付与するので、印刷パターン12にクレータ痕等の欠陥を発生することがなく、被転写物品に高い装飾性を施すことができる。
従って、静電塗装によるインク活性剤の散布速度の向上と膜厚の均一化と相俟って高い装飾性を有する転写物品を高い効率で製造することができる。特に、この透明インク70は、印刷パターン12がフィルム上の全面に存在しており、インクが載っていない部分が少ない場合には、必ずしも使用する必要性がないが、印刷パターン12がフィルムの表面に部分的に形成されていてフィルムの地肌が露出している部分が多い場合には、より効果的である。
本発明は、物品に転写フィルム上の印刷パターンを転写するに当たって転写フィルムのインク活性化作業の効率を向上することができる上に、印刷パターンの柄ぼけや欠陥の発生を有効に防止することができ、高い装飾性を有する転写物品を高い生産性で得るのに好適に適用することができる。
本発明に用いられる水圧転写方法の概略を示す概略図である。 転写フィルムの概略拡大断面図である。 本発明に係わるインク活性化方法の1つの形態で実施するのに用いられる装置の一半部の正面図である。 図3の装置の側面図である。 図3の装置の一半部の上面図である。 本発明の装置に用いられる帯電接地手段の概略系統図である。 図6の帯電接地手段に用いられるスプレーガンの拡大正面図である。 本発明の装置に用いられるガラスフードの下縁部の拡大斜視図である。 本発明の他の形態によるインク活性化方法の概略を示し、同図(A)は、インク活性剤を散布する前の転写フィルムの拡大断面図、同図(B)は、インク活性剤を散布した状態の転写フィルムの拡大断面図である。
符号の説明
10 物品
12 印刷パターン
14 水溶性フィルム
16 転写フィルム
18 水
20 インク活性化装置
22 転写槽
24、24 転写槽22の側壁
26 インク活性剤
28 スプレーガン
30 インク活性剤散布ユニット
32 帯電接地手段
34 帯電電極
36 接地部
38 トラバース機構
40 ロッドレスシリンダ
40C キャリッジ
42、42 フレーム
44 折り畳み式支持アーム
46 金属吸着手段
48 金属板
50 取付フレーム
52、52 前後のガラスフード
52a、52a 略三角形状の切り欠き誘導部分
54、54 左右前後の金属フード
54a、54a 金属フード54、54’の下縁折り返し部
55 懸吊桿
56 金属製受け皿
58、58 強制吸出手段
60 外側板
60a 吸出口
62 吸出管
64 フィルム搬送コンベヤ
70 透明インク
DA インク活性剤散布領域
S28 スプレーガン28の最大ストローク
S40 ロッドレスシリンダ40のキャリッジ40Cの最大ストローク
W16 転写フィルム16の幅

Claims (11)

  1. 水溶性フィルム上に印刷パターンを施して形成された転写フィルムの前記印刷パターン上にインク活性剤を微細な粒滴の形態でスプレー手段によって散布して転写フィルムのインクを活性化する方法において、前記転写フィルムの着水後、前記インク活性剤を前記転写フィルムの印刷パターンの上に静電スプレー塗装方式によって散布して前記印刷パターンのインクを活性化し、前記静電スプレー塗装方式は、前記インク活性剤を前記スプレー手段の噴出口で帯電し、前記転写フィルムを水圧転写用の転写槽及びその中の水を介して接地して行われることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法。
  2. 水溶性フィルム上に印刷パターンを施して形成された転写フィルムの前記印刷パターン上にインク活性剤を微細な粒滴の形態でスプレー手段によって散布して転写フィルムのインクを活性化する方法において、前記転写フィルムの印刷パターンの上に予め透明インクを全面にわたって塗布し、乾燥させておき、前記転写フィルムの着水後、前記透明インクの上にインク活性剤を静電スプレー塗装方式によって散布して前記透明インクを介して前記印刷パターンのインクを活性化し、前記静電スプレー塗装方式は、前記インク活性剤を前記スプレー手段の噴出口で帯電し、前記転写フィルムを水圧転写用の転写槽及びその中の水を介して接地して行われることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法。
  3. 請求項1または2に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法であって、前記インク活性剤の散布は、前記転写フィルムの幅方向にトラバースするスプレーガンによって行われ、前記転写フィルムの印刷パターンにインク活性剤を散布する領域上空を非導電性フードで覆い、前記インク活性剤が散布領域から飛散するのを防止しつつインク活性剤を散布することを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法。
  4. 請求項に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法であって、前記散布領域の両側の領域上空を金属フードで覆い、前記転写フィルムの幅方向の両側に飛散する余剰のインク活性剤を接地された前記金属フードを含む金属吸着手段に吸着するようにしたことを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法。
  5. 請求項3または4に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法であって、前記非導電性フードであるガラスフードの中間からその両側に向けて前記ガラスフードに付着したインク活性剤を前記ガラスフードの両側に向けて下向きに延びる切り欠き端縁に沿って誘導するようにしたことを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法。
  6. 請求項4または5に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法であって、前記金属フードの内部空間から余剰成分を強制吸引して排出することを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化方法。
  7. 水溶性フィルム上に印刷パターンを施して形成された転写フィルムの前記印刷パターン上にインク活性剤を微細な粒滴の形態でスプレー手段によって散布するインク活性剤散布ユニットを備えた水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置において、前記インク活性剤散布ユニットは、前記転写フィルムの着水位置又はその下流側に配置され、前記インク活性剤散布ユニットは、インク活性剤を帯電すると共に前記転写フィルムを水圧転写用の転写槽及びその中の水を介して接地して前記インク活性剤を前記転写フィルムの印刷パターンの上に静電塗装する帯電接地手段を備え、前記帯電接地手段は、前記スプレー手段の噴出口から噴出するインク活性剤を帯電する帯電電極と前記転写槽を接地する接地部とを含んでいることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置。
  8. 請求項に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置であって、前記インク活性剤散布ユニットは、前記インク活性剤を散布するスプレーガンを前記転写フィルムの幅方向にトラバースするトラバース機構を含み、前記転写フィルムの印刷パターンに活性剤を散布する領域上空を覆う非導電性フードを更に備えていることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置。
  9. 請求項に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置であって、前記転写フィルムの印刷パターンにインク活性剤を散布する領域の両側の空間を覆う金属フードと前記転写フィルムの幅方向の両側に飛散する余剰のインク活性剤を静電吸着するように接地された金属吸着手段を更に備えていることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置。
  10. 請求項8または9に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置であって、前記非導電性フードであるガラスフードは、その中間からその両側に向けて前記ガラスフードに付着したインク活性剤を誘導するように両側に向けて下向きに延びる切り欠き誘導部分を有することを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置。
  11. 請求項9または10に記載の水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置であって、前記金属フードの内部空間から余剰成分を強制吸引して排出する強制排出手段を備えていることを特徴とする水圧転写用転写フィルムのインク活性化装置。
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