JP3844068B2 - 検知コイル周辺部材の位置決め精度を高めた近接センサ - Google Patents

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    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/324Insulation between coil and core, between different winding sections, around the coil; Other insulation structures
    • H01F27/325Coil bobbins

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は高周波発振型の近接センサに関し、特にコイルスプールおよびコアの位置決め構造に特徴を有するものである。また、近接センサのコイルスプールおよびコアの組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高周波発振型の近接スイッチにおいては、検出距離に代表される検出特性の製品間のばらつきを規定値以下に小さくすることが必要である。検出特性のばらつきを小さくするために、製品の組み立て中に可変抵抗器等を用いて回路の調整が行われることが多いが、コイルスプール、コア、コイルケースのような検出コイル周辺の部材の位置のばらつきが小さければ回路の調整範囲を小さく、あるいは回路の調整を不要にすることができる。
【0003】
ところで、コアはフェライトの粉体を成形した後に焼成して作られるが、焼成の際に10〜20%も収縮するのでその寸法精度を高めることが難しい。したがって、コアとコイルスプールや、コアとコイルケースの単なる嵌め合い構造で位置決めするのでは、余裕のある隙間嵌めとせざるをえないため、検出コイル周辺の部材の高精度な位置決めを達成することができない。また、検出コイル周辺の部材について、単に高精度の位置決めができるというだけでなく、組立作業性も良好であることが望ましい。近接スイッチの検出コイル周辺の部材の位置決めや組立作業性に関連する文献には以下のものがある。
【0004】
実開昭64−21939号に記載の近接スイッチでは、ボビン(コイルスプール)とコアとの機械的結合を確実にするとともに作業性の良好な、かつボビンの変形の少ない取り付け装置を提供することを目的として、ボビンの筒部に弾性橋部を形成するとともに、この橋部の中間部にコアの芯部と弾性的に接触する突出部を形成している。しかし、図示された実施例では橋部の突出部とコアの芯部との接触が2点接触であるから、ボビンとコアとが同心となることを確保できず、さらにコアの軸に対してボビンの軸が傾くおそれがあった。また、軸方向の高精度な位置決めについての配慮がなされていなかった。
【0005】
実開平3−99305号には近接スイッチの組み立て方法として、平板上にコイルボビンの鍔面を置き、フェライト磁心(コア)を覆いかぶせることにより、コイルボビンの鍔面とフェライト磁心の端面とを同一面にする方法が記載されている。しかし、この方法では、コイルボビンとフェライト磁心との同心性を確保することができず、また体積を持たせた接着剤を硬化させることによる組み立てであるため生産性のよい方法とはいえなかった。
【0006】
実開平1−152431号に記載の近接スイッチでは、コイルスプールの検出端側鍔部にはその径方向に延長されてなる延長部が形成され、コアの側脚部(周壁部)の端面には先の延長部の厚みに等しい段部が形成されることにより、コイルスプールの検出端側端面とコアの側脚部端面とを面一に位置決めしている。しかしこの構成では、コイルスプールとコアとの同心性およびコアとコイルケースとの同心性を確保することができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のいずれの従来技術においても、コア、コイルスプールおよびコイルケース相互の同心性の確保および軸方向の位置決めを同時に十分高精度に行うことができなかった。
【0008】
本発明は、少なくともコアおよびコイルスプール相互の位置のばらつき、さらに好ましくはこれにコイルケースも含めた部材相互の位置のばらつきが小さいことによって、製品間の検出特性のばらつきが小さく、かつ組立作業性に優れた高周波発振型の近接センサ、およびそれに用いる検出端モジュール、ならびにそれに用いるコイルスプールおよびコアの組み立て方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による近接センサは、検知コイルと、検知コイルを共振回路要素とする発振回路を含む検知回路と、コイルスプールと、磁性体からなるコアと、コイルスプールおよびコアを収納し、検出側端部に底面部を有する筒状のコイルケースと、コイルケースと嵌め合わされ、検知回路を収納する本体ケースとを備える。コイルスプールは、検知コイルの導線が巻かれる中空筒状の巻き胴部と、巻き胴部の検出側端部に設けられた検出側鍔部と、巻き胴部の検知回路側端部に設けられた回路側鍔部とを備える。コアは、コイルスプールの巻き胴部に挿入される軸部と、コイルスプールおよび検知回路の間に位置する板状の基部とを備える。コイルスプールの巻き胴部は、その周上の半周を超える範囲に分布した3以上の箇所から中心に向かって突出し、コアの軸部とそれぞれ弾性的に接触してコイルスプールとコアの軸部とを同軸に位置決めするための突出部を備えるものである。
【0010】
この発明によれば、コイルスプールの突出部とコアの軸部との弾性接触により、コイルスプールとコアとが同軸に位置決めされる。コイルスプール、コアおよび本体ケース(または本体ケースと嵌め合わされるコイルケース)相互がすべてばらつきなく位置決めされることが好ましいが、コイルスプールとコアとの同軸性は、これらと本体ケースとの位置関係よりも近接センサの検出特性に対する影響が大きいので、この同軸性が達成されるだけで製品間の検出特性のばらつきを相当小さな範囲に収めることができる。しかも弾性接触によりコイルスプールとコアとを組み合わせるだけで自ずと同軸性が達成され、かつ、その位置決め状態が最終的に樹脂で固めるまでの間も維持されるので、位置決め状態維持のための接着剤の塗布や硬化待ちの工程も不要であるので、組立作業性がよい。
【0011】
ここでいう近接センサには、物体検出の有無に対応する2値信号を出力する近接スイッチのほか、物体検出の強さに対応するアナログ信号やこれを符号化したデジタル信号、あるいはこれに何らかの信号処理を施した結果の信号を出力するものを含む。物体検出の強さは、物体までの距離、物体の大きさ、物体の材質が変化すると変化する。
【0012】
この近接センサにおいて、コイルスプールの突出部は、軸方向に沿って分散した位置においてコアの軸部に力を加える形状であることが好ましい。
【0013】
ここで、軸方向に沿って分散した位置においてコアの軸部に力を加えるとは、コアの軸部に力を加える位置が、外力が加わったときにもコイルスプールに対するコアの軸部の傾きを抑止できるような位置に分散していればよく、力を加える位置の数が軸方向に沿って2以上の場合のほか、突出部の軸方向に沿ったある長さの部位の全体がコアの軸部に力を加える場合を含む。力を加える位置が突出部によって段違いになっていてもよい。いずれかの突出部が力を加えている場所は1箇所であるが、3以上の突出部の全体としてみれば軸方向に沿った異なる2以上の位置において軸部に力を加えているようにしてもよい。
【0014】
この近接センサにおいて、コアは、検知コイルの外周を覆う周壁部をさらに備え、コイルスプールの検出側鍔部とコイルケースの筒状部分の内面とが嵌め合わされているようにすることができる。
【0015】
コアに周壁部を備えた近接センサはシールドタイプとよばれるものである。この嵌め合いによりコイルスプールとコイルケースとの、中心軸と垂直方向の位置決めが達成される。「嵌め合わされている」というのは、位置決めができる程度に隙間が小さいか、または隙間がない状態で嵌め合わされていることを意味する。すでにコイルケースとコアとの同軸性は達成されているので、コアとコイルケースおよび本体ケースとの、軸と垂直方向にばらつきのない位置決めも達成される。
【0016】
コイルスプールの検出側鍔部は、コイルケースとの嵌め合いにより位置決めができるのであれば、その一部が嵌め合いに寄与することで足りる。コイルケースの筒状部分が円筒状である場合は、検出側鍔部は円形であってもよいし、円形でなくてもよい。検出側鍔部が円形でない場合は、検出側鍔部の外接円と一致する部分がコイルケースの円筒状部分と嵌め合わされる。この場合、検出側鍔部の嵌め合いに寄与する部分は半周を超える範囲にわたる3以上の位置に分布している。
【0017】
このような嵌め合いに寄与する部分の例は、コイルスプールの検出側鍔部の外周部から突出して設けられた腕部である。この場合、コアの周壁部は、腕部の厚みに相当する深さの凹部を有し、凹部に腕部が通されているようにすることができる。
【0018】
この凹部は、コイルスプールに対するコアの軸方向の位置決め基準として、またはそれぞれの検出側端面を互いに同一面にしたコイルスプールとコアとの位置決めが大きくずれることを防止するストッパーとして作用することができる。
【0019】
この発明による近接センサに用いられる検出端モジュールは、検知コイルと、検知コイルを共振回路要素とする発振回路を含む検知回路組立体と、検知コイルの導線が巻かれる中空筒状の巻き胴部、巻き胴部の検出側端部に設けられた検出側鍔部および巻き胴部の検知回路側端部に設けられた回路側鍔部を備えたコイルスプールと、巻き胴部に挿入される軸部ならびにコイルスプールおよび検知回路の間に位置する板状の基部を備えた磁性体からなるコアと、コイルスプールおよびコアを収納し、検出側端部に底面部を有する筒状のコイルケースとを一体化してなるものである。コイルスプールの巻き胴部は、その周上の半周を超える範囲に分布した3以上の箇所から中心に向かって突出し、コアの軸部とそれぞれ弾性的に接触してコイルスプールとコアの軸部とを同軸に位置決めするための突出部を備える。検知回路組立体は、発振回路の発振状態に応じた一定形態の信号を近接センサの物体検知信号として外部へと出力するように仕組まれている。
【0020】
このような検出端モジュールによれば、コイルスプールとコアとの同軸性が高いから、それだけ回路における検出特性の調整の必要性が少なくなるので、これを用いると近接センサの回路構成を簡素化したり生産性を高めたりすることが可能となる。このような検出端モジュールは、近接センサを生産するための部品として、それ自体独立して流通させるのにも好適である。
【0021】
この発明による近接センサに使用されるコイルスプールおよびコアは、基準面を有する台座と、台座を貫通して往復運動ができるパイロットピンとを用いて、次のような工程により組み立てることができる。第1の工程では、コイルスプールの検出側鍔部が台座の基準面に向かうようにして、コイルスプールの巻き胴部に台座から突出したパイロットピンを挿入する。第2の工程では、コイルスプールの検出側鍔部を台座の基準面に当てながらパイロットピンをコイルスプールから引き抜きつつ、パイロットピンと入れ替えにコアの軸部をコイルスプールに挿入する。第3の工程では、コアの検出側端面を台座の基準面に当てることによりコイルスプールとコアとの相対位置を決める。
【0022】
この方法によれば、コイルスプールの端面とコアの端面とを容易に同一面にして組み立てることができる。また、パイロットピンを用いているので、コアの軸部が欠けたり削れたりすることなく容易にコイルスプールに挿入することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態である円柱状近接センサ100の断面を示す。検知コイル1は、その導線が検知回路組立体2の基板に実装された検知回路に接続されている。検知回路は、検知コイル1を共振回路要素とする発振回路を含んでいる。検知コイル1は、コイルスプール3に巻かれている。検知コイル1およびコイルスプール3は、検出側(図の左側)を除きコア4に囲まれている。すなわちこの近接センサ100は、検知コイル1の周側面をもコア4が覆うシールドタイプである。検知コイル1、コイルスプール3およびコア4は、樹脂の成型品である有底円筒状のコイルケース5に収納されて、これらの検出側がコイルケース5の底面部51に覆われている。またコイルケース5の底面部51側の外周には、断面L字状の金属製のリング52が設けられている。コイルケース5は、金属製で外周部にねじが形成された本体ケース6に圧入されており、リング52が本体ケース6の検出側端面に突き当てられている。
【0024】
この近接センサ100では、検知回路組立体2はそこに実装された発振回路の発振状態に応じた一定形態の信号を物体検知信号として出力するものであり、その物体検知信号を受けて適当な形態の出力信号に変換し近接センサの外部に出力する出力回路組立体7が検知回路組立体2とは別の実装基板を用いて設けられている。検知回路組立体2と出力回路組立体7との間はフレキシブル基板8により電気的に接続されている。出力回路組立体7は、本体ケース6に圧入されるコードクランプ9に挟まれて支持されている。出力回路組立体7の一部はコードクランプ9から外方に突出し、そこにコード10の導線がはんだ付けされている。このはんだ付け部は、それを埋め込むように樹脂成型で形成されるプロテクタ11により保護されている。本体ケース6内部の空洞部分には樹脂が充填されている。
【0025】
コイルケース5と、その中に収納される検知コイル1、コイルスプール3およびコア4と、検知回路組立体2とは、検知回路組立体2にフレキシブル基板8が接続される前に、コイルケース5の内部が一次注型樹脂で固められることにより一体化されて検出端モジュールをなしている。ところで、検知コイル1に高周波発振電流が流れると周囲に交流磁界が発生し、これによってコイルケース5のリング52に渦電流が発生する。この渦電流による磁界がリング52の外側における検知コイル1による磁界を打ち消すので、もはや本体ケース6には渦電流がほとんど生じない。そのため、本体ケース6を装着する前後で検出特性がほとんど変化しない。したがって、この検出端モジュールは、本体ケース6に未装着の状態で最終的な検出特性の調整を行うことが可能である。このような特徴のために、この検出端モジュールは独立した中間製品として流通させることにも適している。
【0026】
検出端モジュールができた後の組み立て手順を簡単に説明する。検知回路組立体2にフレキシブル基板8を介して出力回路組立体7を接続し、コイルケース5を本体ケース6に圧入し、コードクランプ9を本体ケース6に圧入するとともに出力回路組立体7をコードクランプに通して熱カシメにより固定する。ここまでの組み立てができた段階で、コードクランプ9に設けられた孔から本体ケース内の空洞部分に樹脂を充填して硬化させる。その後、コード10のはんだ付けとプロテクタ11の成型を行って、近接センサ100が完成する。
【0027】
図2はコイルスプール3の斜視図、図3はその切断斜視図である。コイルスプール3は、検知コイル1の導線が巻かれる円筒状の巻き胴部31と、巻き胴部31の検出側端部に設けられた検出側鍔部32と、巻き胴部31の検知回路側端部に設けられた回路側鍔部33とを備えている。回路側鍔部33には回路固定ピン34が設けられており、検知回路組立体の基板が回路固定ピン34にはんだ付けにより固定される。コイルスプール3の全体は、金属の回路固定ピン34がインサート成型されるほかは、樹脂で一体成型される。
【0028】
巻き胴部31には、検知コイル1の導線を整列して巻き始めるための溝が刻まれている。また、巻き胴部31の周上の等間隔の3箇所からは、それぞれコイルスプール3の中心軸に向かって突出した突出部35が設けられている。各突出部35は、コイルスプール3の軸方向中央付近より検出側の部分35aでは内側に湾曲して突き出した曲面壁状であり、その検出側の端は拘束されない自由端35bとされて突出部35(特にその検出側部分35a)が弾性変形しやすくなっている。各突出部35は、コイルスプール3の軸方向中央付近より回路側の部分35cではコイルスプール3の中心軸に対して傾斜した斜面を形成して、突出部35の検出側部分35aと円筒状をなすその他の巻き胴部31の内面とを接続している。
【0029】
検出側鍔部33の外周部からは等間隔の4つの方向に腕部36が突出して設けられている。各腕部36の先端に外接する円の中心はコイルスプール3の中心軸(巻き胴部31の中心軸、すなわち検知コイル1の中心軸)上にある。
【0030】
図4はコア4の斜視図である。コア4は、コイルスプール3の巻き胴部31に挿入される軸部41と、コイルスプール3と検知回路組立体2との間に位置する板状の基部42と、検知コイル1の外周を覆う2つの周壁部43とを備えており、材質はフェライトである。軸部41の端面と周壁部43の端面とは同一面とされている。周壁部43の検出側端部には、コイルスプール3の腕部36を通すための凹部44が設けられている。
【0031】
図5はコイルスプール3とコア4とを組み合わせた状態を示す。これらを組み合わせる前に、コイルスプール3には導線が巻かれて検知コイル1が形成されている。コア4の軸部41がコイルスプール3に挿入され、コア4の2つの周壁部43の間の2箇所の間隙とそれに対応する基部42のくぼみ部分からコイルスプール3の回路固定ピン34が出ている。
【0032】
ところで、コイルスプール3の3つの突出部35に内接する円は、コイルスプール3の中心軸と同心であって、その直径は、コイルスプール3の軸方向中央付近よりも検出側の部分35aにおいて、コア4の軸部41の直径よりやや小さくされており、一方コイルスプール3の軸方向中央付近から回路側の部分35c(斜面部分)では、回路側に向かって、3つの突出部35に内接する円の直径はコア4の軸部41の直径より大きな直径にいたるまで次第に大きくなっている。したがってコア4の軸部41はコイルスプール3の突出部35を外側に弾性変形させて圧入状態となっており、突出部35は等間隔の3方向から軸部41に均等に力を加えるので、コイルスプール3とコア4とは同軸に位置決めされる。しかも突出部35は、コイルスプール3の軸方向中央付近から検出側の部分35a全体で軸部41に力を加えるので、コイルスプール3の軸とコア4の軸とが互いに傾くことがない。
【0033】
コイルスプール3の検出側端面とコア4の周壁部43の検出側端面とは同一面となるように組み立てられている。また、周壁部43の凹部44の深さは、コイルスプール3の腕部36の厚みと同じか、それよりわずかに大きくなるようにされているので、コイルスプール3とコア4とを組み合わせた後、これらを樹脂で固める前に外部から不用意な力が加わったとしても、コイルスプール3がコア4に対して回路側に入り込んでしまうことがない。
【0034】
なお、検出側鍔部32の検出側端面と周壁部43の検出側端面とを同一面にするように軸方向の位置決めをするのでなく、腕部36と凹部44とを接触させることによって軸方向の位置決めをするようにすることも可能である。
【0035】
図6は、コイルスプール3およびコア4をコイルケース5に収納した状態を、コイルケース5の底面部51を除去して示したものである。コイルスプール3の4つの腕部36の先端がコイルケース5の円筒部内面と嵌め合わされている。コイルスプール3の検出側端面およびコア4の検出側端面はコイルケース5の底面部51の内面に突き当てられている。
【0036】
以上説明した構成により、本体ケース6、コイルケース5、コイルスプール3、コア4の各部材が互いに高精度に位置決めされる。すなわち、本体ケース6に対してコイルケース5は、圧入によって同軸とされ、本体ケース6の検出側端面とコイルケース5のリング52との突き当てにより軸方向に位置決めされる。コイルケース5に対してコイルスプール3は、コイルケース5の内面と腕部36との嵌め合いによって同軸とされ、コイルスプール3の検出側端面と底面部51との突き当てにより軸方向に位置決めされる。コイルスプール3に対してコア4は、3つの突出部35が軸部41に3方向から弾性変形しつつ接触することにより同軸とされ、両部材の検出側端面が同一面となるように組み立てられることにより軸方向に位置決めされている。
【0037】
図7を参照して、コイルスプール3とコア4との組み立て方法を具体的に説明する。この組み立てには、上面を基準平面72とする台座71と、台座71に設けられた孔を貫通し台座71の基準面72に対して垂直方向(上下方向)に往復運動するパイロットピン73が用いられる。パイロットピン73の直径はコア4の軸部41の直径よりもわずかに大きくなっている。図7(1)に示すように、まずコイルスプール3の検出側鍔部32が台座71の基準面72に向かうようにして、コイルスプール3の巻き胴部31に台座71から突出したパイロットピン73を挿入する。
【0038】
次に図7(2)に示すように、コア4を真空チャック74で保持してコイルスプール3の上方に配置する。そしてパイロットピン73を引き下げてコイルスプール3から引き抜きつつ、パイロットピン73と入れ替えにコア4の軸部41をコイルスプール3に挿入する。このようにすれば、コア4の軸部41の直径よりも大きな直径のパイロットピン73がすでにコイルスプール3の3つの突出部35を押し広げているので、軸部41が突出部35をさらに押し広げる必要がない。したがって挿入の際に軸部41が欠けたり軸部41の表面が削られて粉が発生したりすることがない。またコイルスプール3の突出部35の斜面部分は軸部41の挿入を案内する。
【0039】
図7(3)はコア4を真空チャック74で保持した状態での挿入が完了した状態を示す。パイロットピン73の先端は基準面72と同じ高さかそれより下まで下げられており、コア4はまだ台座71の基準面72に接触しておらずコア4の検出側端面(下端)と基準面72との間には隙間がある。これは、コア4が基準面72に衝突して破損するのを防止するためである。ここで真空チャック74をコア4から取り外して図7(4)の状態とし、最後に図7(5)に示すようにプッシャー75でコア4の周壁部43の端面が基準面72に当たるまでコア4をコイルスプール3に押し込むことにより、コイルスプール3の端面とコア4の端面とを同一面とする。プッシャー75がコア4を押す力はプッシャー75に備えられたばね76によりコア4が破損しない程度の力に制御されている。このばね76の強さ(プッシャー75の押す力)は複数種類が用意されており、対象とするコイルスプール3およびコア4の大きさ等に合わせて最適なものが選択される。以上の工程により、高精度に位置決めされたコイルスプール3およびコア4の組立体が得られる。
【0040】
次に、非シールドタイプの近接センサの実施形態について説明する。図8は非シールドタイプの近接センサ200の検知コイル周辺の部材の配置を示す。検知コイル101、コイルスプール103、コア104、コイルケース105、リング152、本体ケース106が示されている。図1に示したシールドタイプの近接センサと異なる、非シールドタイプの近接センサの特徴として、コア104が検知コイル101の外周を覆っていない(コアの周壁部がない)こと、およびコイルケース105の検知コイル101やコア104を収納する部分が本体ケース106から突出していることがあげられる。
【0041】
図9はコイルスプール103の斜視図である。図2のコイルスプール3と同様、巻き胴部131、検出側鍔部132、回路側鍔部133および回路固定ピン134からなり、巻き胴部131に突出部135が設けられている。しかし図2の場合と異なり、コイルスプール103には検出側鍔部132に腕部がなく、回路側鍔部133の外周部の3箇所に凸部136が設けられている。凸部136の先端に外接する円の直径がコイルスプール103の最大径となっており、凸部136がコイルケース105の円筒部分の内面と嵌め合わされる。検出側鍔部132の直径は凸部136がなす最大径よりも小さい。
【0042】
図10はコア104の斜視図である。図4のコア4と同様、軸部141と基部142とを備えるが、周壁部は設けられていない。
【0043】
図11はコイルスプール103とコア104とを組み合わせた状態を示す。コイルスプール103の凸部136を除いた回路側鍔部133の直径とコア104の基部142の直径とがほぼ等しくなっている。図5について説明したのと同様、コイルスプール103とコア104とは同軸に位置決めされ、コイルスプール103の軸とコア104の軸とが互いに傾くこともない。コイルスプール103の検出側端面とコア104の軸部141の端面とは同一面となるように組み立てられている。
【0044】
図12は、コイルスプール103およびコア104をコイルケース105に収納した状態を、コイルケース105の底面部151を除去して示したものである。この図では見えないが、コイルスプール103の3つの凸部136がコイルケース105の内面と嵌め合わされている。コイルスプール103の検出側端面およびコア104の検出側端面はコイルケース105の底面部151の内面に突き当てられている。図示されるように、検出側鍔部132の外周とコイルケース105の内面との間には隙間があるので、コイルスプール103およびコア104をコイルケース105に挿入することが容易である。また、凸部136以外の部分の回路側鍔部133の外周とコイルケース105の内面との間にも隙間があり、一次注型の樹脂はこの隙間を通って検出端側に流れることができる。
【0045】
コイルスプール103とコア104との組み立てにも図6と同様の装置が用いられる。ただし、コア104には周壁部がないので周壁部の先端を基準面72に当てることができないため、図7(3)、(4)、(5)の状態においてパイロットピン73の端面の高さを基準面72の高さと同一にしておき、図7(5)のときに軸部141の先端をパイロットピンの先端に当てて軸方向の位置決めを行う。
【0046】
【発明の効果】
この発明によれば、コイルスプールとコアとが同軸になるよう位置決めされ、しかもその組立作業性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である近接センサの断面図である。
【図2】 コイルスプールの斜視図である。
【図3】 コイルスプールの断面斜視図である。
【図4】 コアの斜視図である。
【図5】 コイルスプールとコアとを組み合わせた状態の斜視図である。
【図6】 コイルスプールおよびコアをコイルケースに収納した状態をコイルケースの底面部を除去して示す図である。
【図7】 コイルスプールとコアとの組み立て方法を示す図である。
【図8】 本発明の他の実施形態である近接センサの検知コイル周辺の部材の配置を示す図である。
【図9】 コイルスプールの斜視図である。
【図10】 コアの斜視図である。
【図11】 コイルスプールとコアとを組み合わせた状態である。
【図12】 コイルスプールおよびコアをコイルケースに収納した状態をコイルケースの底面部を除去して示す図である。
【符号の説明】
1 検知コイル
2 検知回路組立体
3 コイルスプール
4 コア
5 コイルケース
6 本体ケース
7 出力回路組立体
8 フレキシブル基板
9 コードクランプ
10 コード
11 プロテクタ
31 巻き胴部
32 検出側鍔部
33 回路側鍔部
34 回路固定ピン
35 突出部
36 腕部
41 軸部
42 基部
43 周壁部
44 凹部
51 底面部
52 リング
71 台座
72 基準面
73 パイロットピン
74 真空チャック
75 プッシャー
76 ばね
100 シールドタイプの近接センサ
101 検知コイル
102 検知回路組立体
103 コイルスプール
104 コア
105 コイルケース
106 本体ケース
131 巻き胴部
132 検出側鍔部
133 回路側鍔部
134 回路固定ピン
135 突出部
136 凸部
141 軸部
142 基部
151 底面部
152 リング
200 非シールドタイプの近接センサ

Claims (3)

  1. 検知コイルと、
    検知コイルを共振回路要素とする発振回路を含む検知回路と、
    検知コイルの導線が巻かれる中空筒状の巻き胴部と、巻き胴部の検出側端部に設けられた検出側鍔部と、巻き胴部の検知回路側端部に設けられた回路側鍔部とを備えたコイルスプールと、
    コイルスプールの巻き胴部に挿入される軸部と、コイルスプールおよび検知回路の間に位置する板状の基部とを備えた磁性体からなるコアと、
    コイルスプールおよびコアを収納し、検出側端部に底面部を有する筒状のコイルケースと、
    コイルケースと嵌め合わされ、検知回路を収納する本体ケースとを備え、
    コイルスプールの巻き胴部は、その周上の半周を超える範囲に分布した3以上の箇所から中心に向かって突出し、コアの軸部とそれぞれ弾性的に接触してコイルスプールとコアの軸部とを同軸に位置決めするための突出部を備えており、
    また、前記コアは、前記検知コイルの外周を覆う周壁部をさらに備え、前記コイルスプールの検出側鍔部と前記コイルケースの筒状部分の内面とが嵌め合わされており、
    さらに、前記コイルスプールの検出側鍔部は、その外周部に前記コイルケースとの嵌め合いに寄与する腕部が複数箇所に亘って突出して設けられ、前記コアの周壁部は、前記腕部の厚みに相当する深さの凹部を有し、前記凹部に前記腕部が通されている、ことを特徴とする近接センサ。
  2. 前記コイルスプールの突出部は、軸方向に沿って分散した位置において前記コアの軸部に力を加える形状である、ことを特徴とする請求項1に記載の近接センサ。
  3. 検知コイルと、
    検知コイルを共振回路要素とする発振回路を含む検知回路組立体と、
    検知コイルの導線が巻かれる中空筒状の巻き胴部と、巻き胴部の検出側端部に設けられた検出側鍔部と、巻き胴部の検知回路側端部に設けられた回路側鍔部とを備えたコイルスプールと、
    コイルスプールの巻き胴部に挿入される軸部と、コイルスプールおよび検知回路の間に位置する板状の基部とを備えた磁性体からなるコアと、
    コイルスプールおよびコアを収納し、検出側端部に底面部を有する筒状のコイルケースとを一体化してなり、
    コイルスプールの巻き胴部は、その周上の半周を超える範囲に分布した3以上の箇所から中心に向かって突出し、コアの軸部とそれぞれ弾性的に接触してコイルスプールとコアの軸部とを同軸に位置決めするための突出部を備えており、
    また、前記コアは、前記検知コイルの外周を覆う周壁部をさらに備え、前記コイルスプールの検出側鍔部と前記コイルケースの筒状部分の内面とが嵌め合わされており、
    さらに、前記コイルスプールの検出側鍔部は、その外周部に前記コイルケースとの嵌め合いに寄与する腕部が複数箇所に亘って突出して設けられ、前記コアの周壁部は、前記腕部の厚みに相当する深さの凹部を有し、前記凹部に前記腕部が通されており、
    前記検知回路組立体は、発振回路の発振状態に応じた一定形態の信号を近接センサの物体検知信号として外部へと出力するように仕組まれている、ことを特徴とする近接センサに使用される検出端モジュール。
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