JP3843489B2 - 映像再生装置およびベースバンドメモリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、任意の変速再生が適切に行える映像再生装置、および、そのような変速再生を適切に行う際のフィールドの入れ換えが容易に行えるベースバンドメモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理技術やデジタル処理技術の進展により、大きな画質の劣化無く映像データを圧縮することが可能になり、そのような映像データをランダムアクセス可能な記録媒体に記録して要求に応じて容易に再生するAVサーバ装置なども、実用化されつつある。そのようなAVサーバ装置を用いれば、任意の映像部分を直ちに再生したり、種々の高度な画像処理を施したりすることが容易に行えるようになる。
【0003】
ところで、そのようなAVサーバ装置のようなデジタル映像処理装置を用いれば、映像データの画像単位での処理が容易になるため、映像データの変速再生や逆方向再生なども容易に行えると考えられる。たとえば1/2倍で再生しようとする場合には、同じフレームを2度再生あるいは出力すればよいし、逆方向に再生しようとする場合には、映像データが記録されているのがランダムアクエス可能な記録媒体であるから、ただ単に読み出すフレームの順序を換えればよい。
【0004】
しかし、そのような単純な変速再生や逆方向再生においては画質が劣化する場合がある。NTSC方式の映像データであれば、1フレームは2つのフィールドから構成されており、まず最初に偶数フィールドが再生され、次に奇数フィールドが再生されて1つのフレームが再生される。そのような時に、1/2倍で再生しようとして単純に1つのフレームを2回再生すると、(偶数フィールド)−(奇数フィールド)−(偶数フィールド)−(奇数フィールド)という順番にで映像が再生されてしまい、同一フレームの(奇数フィールド)−(偶数フィールド)という順番で映像が再生される場合が生じる。そしてこの状態は、時間的に逆方向に再生していることになり、視覚上で問題となる。すなわち、再生画像の画質が劣化したことになる。
【0005】
また、逆方向に再生した場合においても、フレーム単位では時間的に逆上って再生しても、各フレーム内ではあくまでも(偶数フィールド)−(奇数フィールド)の順に再生されてしまうため、純粋に逆回しをしたような画像は得られず、適切な逆方向の再生はできない。
そこで、結局そのような変速再生や逆方向の再生を適切に行おとすると、フィールドの入れ換えを行う必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのようなフィールドの入れ換えの処理は、再生速度や再生方向などの再生条件に応じて適切に行われる必要があるために、適応しようとする再生速度、再生方向に応じたフィールド入れ換え手段が必要となり、装置の構成が複雑になるという問題があった。また、新たな再生条件に適応させようとすると、そのためのフィールド入れ換え手段を追加しなければならないという問題があった
【0007】
したがって、本発明の目的は、要求される任意の再生速度、任意の再生方向に対応して、フィールドの入れ換えの処理を適切に行い、適切な映像データの再生を行う映像再生装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、種々の条件に対応して、映像データのフィールドの入れ換えが容易に行えるようなメモリ装置であるベースバンドメモリ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、映像データを複数のフレームメモリに一端記憶し、そのフレームメモリの任意のフィールドを選択的に出力できるようにした。さらに、その選択の方法としては、対応すべき再生条件に対応した選択手順を予めテーブル形式で記録しておき、プロセッサなどの制御手段によりそのテーブルに基づいて出力データの切換を行うようにした。
【0009】
本発明の映像再生装置は、圧縮符号化された映像データが記録される記録手段と、前記記録されている映像データを再生し復号化してフレームごとの映像データを得、所望の再生速度に対応した当該フレームごとの映像データの列を生成する再生手段と、各々が、フィールドごとの映像データを記憶する複数の領域に分割され、フレームごとの映像データを記憶する複数のフレームメモリと、前記再生手段において生成されるフレームごとの映像データの列を、前記複数のフレームメモリのいずれかを選択して入力し記憶する入力切換手段と、前記複数のフレームメモリの前記各分割された領域のいずれか1つを選択し、該領域に記憶されているフィールドごとの映像データを読出し出力する出力切換手段と、所望の再生方向および再生速度に対応して適切な映像データが出力されるように、該再生方向および再生速度に基づく、前記入力切換手段における入力される映像データを記憶するフレームメモリの選択規則、および、前記出力切換手段における選択し出力する映像データの選択規則を、テーブル形式で記憶する選択規則記憶手段と、前記記憶されている選択規則に基づいて、前記入力切換手段および前記出力切換手段を制御する制御手段とを有する。前記選択規則記憶手段は、所定の再生方向および再生速度ごとに、同一の選択動作が繰り返される所定フレーム周期の選択規則を記憶する。前記制御手段は、フレームの切り換わりを示すフレームパルスが入力される度に、前記所定のフレーム周期の選択規則を1フレーム分ずつ順に読み出して、当該1フレーム分の選択規則に応じた制御信号を前記入力切換手段および前記出力切換手段にそれぞれ入力し、前記所定のフレーム周期における最後のフレームの選択規則を読み出した場合には、以降にフレームパルスが入力されたとき前記所定のフレーム周期における最初のフレームから再び順に選択規則を読み出す。
【0010】
本発明のベースバンドメモリ装置は、各々が、フィールドごとの映像データを記憶する複数の領域に分割され、フレームごとの映像データを記憶する複数のフレームメモリと、入力されるフレームごとの映像データの列を、前記複数のフレームメモリのいずれかを選択して入力し記憶する入力切換手段と、前記複数のフレームメモリの前記各分割された領域のいずれか1つを選択し、該領域に記憶されているフィールドごとの映像データを読出し出力する出力切換手段と、所望の再生方向および再生速度に対応して適切な映像データが出力されるように、該再生方向および再生速度に基づく、前記入力切換手段における入力される映像データを記憶するフレームメモリの選択規則、および、前記出力切換手段における選択し出力する映像データの選択規則を、テーブル形式で記憶する選択規則記憶手段と、前記記憶されている選択規則に基づいて、前記入力切換手段および前記出力切換手段を制御する制御手段とを有する。前記選択規則記憶手段は、所定の再生方向および再生速度ごとに、同一の選択動作が繰り返される所定フレーム周期の選択規則を記憶する。前記制御手段は、フレームの切り換わりを示すフレームパルスが入力される度に、前記所定のフレーム周期の選択規則を1フレーム分ずつ順に読み出して、当該1フレーム分の選択規則に応じた制御信号を前記入力切換手段および前記出力切換手段にそれぞれ入力し、前記所定のフレーム周期における最後のフレームの選択規則を読み出した場合には、以降にフレームパルスが入力されたとき前記所定のフレーム周期における最初のフレームから再び順に選択規則を読み出す。
【0011】
好適には、前記入力切換手段は、前記フレームパルスが入力されると前記制御手段から入力される制御信号をラッチし、当該ラッチした制御信号に基づいて、前記複数のフレームメモリのいずれかを選択し、当該選択したフレームメモリに前記再生手段より入力される映像データを記憶し、前記出力切換手段は、前記フレームパルスが入力されると前記制御手段から入力される制御信号をラッチし、当該ラッチした制御信号に基づいて、映像データを読み出すフレームメモリとその領域を選択し、前記制御手段は、フレームの切り換わりを示すフレームパルスが入力されると、当該切り換わり後のフレームの次のフレームにおける前記選択規則に応じた制御信号を前記入力切換手段および前記出力切換手段にそれぞれ入力する。
【0012】
また、好適には、前記切換規則記憶手段は、前記切換規則を適宜更新可能な形式で記憶する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を実施の形態を図1〜図10を参照して説明する。
図1は、本発明のベースバンドメモリ装置を用いた、本発明の映像再生装置の一実施の形態のAVデータ記録再生装置である。
AVデータ記録再生装置1は、D1デコーダ11、圧縮回路12、入力切換スイッチ13、メモリ部14、ハードディスク部15、出力切換スイッチ16、伸長回路17、ベースバンドメモリ部18およびD1エンコーダ19を有する。
【0014】
AVデータ記録再生装置1においては、D1形式で入力された映像信号がD1デコーダ11においてデコードされてベースバンド映像信号が生成され、圧縮回路12において所定の圧縮符号化方式により圧縮されて記録される。
【0015】
実際に映像データを記録するその記録部は、入出力される映像データを一時的に記憶するメモリ部14とハードディスク部15を有している。そのメモリ部14およびハードディスク部15は、各々4個のメモリ14-1〜14-4、ハードディスク15-1〜15-4から構成されており、それらは対応づけられて1つの記録系を構成している。そして、入力切換スイッチ13は、圧縮回路12で圧縮された映像データを、4つの記録系に順次入力する。入力された映像データは、各記録系のメモリ14-i(i=1〜4)に一時記憶された後、各々対応するハードディスク15-iに格納される。
AVデータ記録再生装置1においては、このようにメモリ14-1〜14-4をバッファとして用いて実質的にデータの直並列変換を行うことにより、圧縮回路12から入力される映像データの入力速度に対するハードディスク15-iのアクセス速度が遅さをカバーしている。
【0016】
ハードディスク部15に記憶された映像データを再生する場合も同様に、4つのハードディスク15-1〜15-4より並列的に映像データを読出して各々メモリ14-1〜14-4に一時的に記憶する。そして、出力切換スイッチ16が、4個のメモリ14-1〜14-4の記憶データを順次選択して、1つの再生映像データとして出力する。
この時に、メモリ部14、ハードディスク部15および出力切換スイッチ16は図示せぬ制御部からの制御信号に基づいて制御され、要求される再生速度、再生方向で映像データが再生できるように、記録されている映像データを読出し、出力する。すなわち、通常の実時間再生であれば、通常の速度で出力できるようにデータの転送および出力切換スイッチ16におけるデータの選択を行う。また、たとえば1/2倍速での再生が要求されている場合には、ハードディスク部15からの転送レートを実質的に遅くして出力する。また、逆方向再生が要求される場合には、そのような順序で映像データの再生を行う。
【0017】
出力切換スイッチ16で選択され出力された圧縮映像データは、伸長回路17において伸長され、ベースバンドの映像データが生成される。
生成された映像データは、ベースバンドメモリ部18に入力され、再生映像データとして適切なように、フィールドの入れ換え処理が行われる。このベースバンドメモリ部18の構成および動作については後述する。
そして、得られた再生映像データは、たとえばD1エンコーダ19により再びD1形式に変換されて出力される。
【0018】
次に、ベースバンドメモリ部18について詳細に説明する。
図2は、そのベースバンドメモリ部18の構成を示すブロック図である。
ベースバンドメモリ部18は、第1のフレームメモリ21、第2のフレームメモリ22、第1〜第7の切換スイッチSw1〜Sw7、入力信号切換回路30、出力信号切換回路31、ROM32、RAM33、PIO34およびCPU35を有する。
【0019】
まず、各部の構成について説明する。
第1のフレームメモリ21および第2のフレームメモリ22は、各々1フレーム分のベースバンド画像データを記憶するためのメモリであり、各々フレーム内の第1のフィールド(偶数フィールド)を記憶するための第1の領域と、第2のフィールド(奇数フィールド)を記憶するための第2の領域とに分割されている。以下、第1のフレームメモリ21をバンクA、第2のフレームメモリ22をバンクBと称し、各々第1の領域を偶数フィールドエリア、第2の領域を奇数フィールドエリアと言う。
【0020】
第1〜第4の切換スイッチSw1〜Sw4は、入力された映像データPinを第1のフレームメモリ21および第2のフレームメモリ22のどのエリアに入力し記憶するかを選択するためのスイッチである。第1の切換スイッチSw1は入力信号切換回路30より出力される切換信号SC-1により、第2の切換スイッチSw2は切換信号SC-2により、第3および第4の切換スイッチSw3,Sw4は切換信号SC-3により切り換えられる。
また、第5〜第7の切換スイッチSw5〜Sw7は、出力する映像データPout として、第1のフレームメモリ21および第2のフレームメモリ22のどのエリアに記憶されているフィールドごとの映像データを出力するかを選択するためのスイッチである。第5および第6の切換スイッチSw5,Sw6は出力信号切換回路31より出力される切換信号SC-5により、第7の切換スイッチSw7は切換信号SC-7により各々切り換えられる。
【0021】
入力信号切換回路30は、後述するCPU35よりPIO34を介して入力される制御信号SCinに基づいて、次に入力される1フレーム分(2フィールド分)の映像データPinを第1のフレームメモリ21または第2のフレームメモリ22に入力する際の、第1〜第4の切換スイッチSw1〜Sw4に印加する切換信号SC-1〜SC-3を生成する。
またその時に、入力信号切換回路30においては、外部より入力されるクロック信号CLK、VD信号VDおよびフレームパルス信号FPによりその切換タイミングを決定する。この切換タイミングについては後述する。
【0022】
入力信号切換回路30における、入力された制御信号SCinと、生成される切換信号SC-1〜SC-3の関係を図3に示す。
図3に示すように、制御信号SCinは4本の制御線よりなっている。番号1の制御線は、第1の切換スイッチSw1を制御しており、これがLの時は第1の切換スイッチSw1が開いており、入力された映像データはどこにも書き込まれない。番号2の制御線は第2の切換スイッチSw2を制御しており、これがLの時にはバンクAに、Hの時はバンクBに入力された映像データが書き込まれる。また、番号3,4の制御線は、図3に示すようにその組み合わせにより次フレームの2つのフィールドの映像データを記録するエリアを制御している。
このように、たとえば制御信号SCinとして、”HLLH”という信号が入力信号切換回路30に入力された場合には、入力信号切換回路30は、切換スイッチSw1をオンにし、切換スイッチSw2をバンクAの方にデータが入力されるように切り換え、切換スイッチSw3および切換スイッチSw4を、最初のフィールドは偶数エリアに入力し、第2フィールドは奇数エリアに入力されるように切り換える。
【0023】
出力信号切換回路31も同様に、CPU35よりPIO34を介して入力される制御信号SCout に基づいて、第5〜第7の切換スイッチSw5〜Sw7に印加する切換信号SC-5,SC-7を生成し、第1のフレームメモリ21または第2のフレームメモリ22の所定のエリアの映像データを選択し、次の1フレーム分(2フィールド分)の出力映像データPout を出力する。
その時に、出力信号切換回路31においても、外部より入力されるクロック信号CLK、VD信号VDおよびフレームパルス信号FPによりその切換タイミングを決定する。この切換タイミングについては後述する。
【0024】
出力信号切換回路31における、入力された制御信号SCout と、生成される切換信号SC-5,SC-7の関係を図4に示す。
図4に示すように、制御信号SCout は3本の制御線よりなっている。番号1の制御線は、第7の切換スイッチSw7を制御しており、これがLの時にはバンクA、Hの時はバンクBに記憶された映像データが読み出される。また、番号2,3の制御線は、図4に示すようにその組み合わせにより次フレームの2つのフィールドの映像データの出力を制御している。
このように、たとえば制御信号SCout として、”LHL”という信号が出力信号切換回路31に入力された場合には、出力信号切換回路31は、切換スイッチSw7をバンクAの方にデータが出力されるように切り換え、切換スイッチSw5および切換スイッチSw6を、最初のフィールドは奇数エリアのデータを出力し、第2フィールドは愚数エリアのデータが出力されるように切り換える。
【0025】
ROM32は、CPU35の動作プログラウが記録されている読出し専用メモリである。
【0026】
RAM33は、映像データのフィールド入れ換え処理に際して、CPU35が参照するフィールド操作手順を記憶するメモリである。
本実施の形態においては、RAM33には図5に示すような、フィールド操作手順を示すテーブルが記録されており、CPU35はこのテーブルに従って動作する。
【0027】
ここで、図5に示したテーブルの内容について説明する。
このテーブルには、ベースバンドメモリ部18が対応可能な再生速度ごとにフィールド操作手順が記憶されている。図5の例においては、×1の通常再生、×1/2の1/2倍速再生、×−1/2の1/2倍逆方向再生に関するフィールド操作手順が記憶されている。
たとえば×1の通常再生の場合、最初のフレームでは、フレーム番号が1の所に書かれている手順に従う。すなわち入力される映像データの書き込みは、第1フィールドはバンクBの偶数フィールドエリアに、第2フィールドがバンクBの奇数フィールドエリアに対して行う。
【0028】
また出力映像データは、第1フィールドとしてバンクAの偶数フィールドエリアに記憶されているデータを、第2フィールドとしてバンクBの奇数フィールドエリアに記憶されているデータを読み出すことにより行う。そして、次のフレームでは、フレーム番号が2の所に書かれている手順を同様に行う。
この通常再生の場合には、フレーム周期FTが2なので、この2つのフレームの動作を繰り返せばよい。
×1/2の1/2倍速再生、×−1/2の1/2倍逆方向再生についても、通常再生と同様に図5に示す手順にしたがって動作すればよい。
【0029】
PIO(パラレルI/O)34は、CPUバスに接続された汎用のパラレルI/Oインターフェイスであり、本実施の形態においては特に、CPU35から入力信号切換回路30および出力信号切換回路31にスイッチ切換のための制御信号SCin,SCout の出力のために用いられる。
【0030】
CPU35は、要求に応じた適切な再生映像データが出力されるように、ベースバンドメモリ部18の各部を制御するプロセッサであり、汎用のマイコンやDSPなどにより構成される。
CPU35は、ROM32に記憶されているプログラムに従って動作する。また、AVデータ記録再生装置1の図示せぬ制御部より、ベースバンドメモリ部18内の図示せぬシリアルインターフェイスを介して、映像信号の再生速度についての制御信号が入力されており、これに従ってフィールド操作の処理を選択する。
また、フィールド操作を行う際のタイミングを知る信号として、フレームパルス信号FPが割り込み信号としてCPU35に入力されている。
【0031】
CPU35の、フィールド操作に関する動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
映像データの入力が行われた場合には、シリアルI/Fを介して入力される再生速度の制御信号を読み込む(ステップS1)。
次に、その読み込んだ再生速度に対応するフィールド操作手順を、RAM33より読み出す(ステップS2)。
そして、その操作手順のフレーム番号をカウントするための変数FNを1にセットして(ステップS3)、フレームパルスFPが入力されるのを待つ(ステップS4)。
フレームパルスFPが入力されたら、ステップS2で読み込んだ操作手順に従って、次のフレームに対する操作を決定し、その制御信号をPIO34を介して入力信号切換回路30および出力信号切換回路31に出力する(ステップS5)。
【0032】
そして、現在のフレーム番号FNをその再生速度の処理手順のフレーム周期FTと比較する(ステップS6)。
フレーム番号FNとフレーム周期FTが等しい場合には、その再生速度に関するフィールド操作手順の1周期分が終了したことになるので、再びフレーム番号FNを1に戻して(ステップS3)、そのフィールド操作手順を繰り返す。
ステップS6で、フレーム番号FNとフレーム周期FTが等しくない場合には、まだそのフィールド操作手順の途中なので、フレーム番号FNを1増加させて(ステップS7)、そのフィールド操作手順の次のフレームに対する処理を行う。すなわち、ステップS4以下の処理を繰り返す。
【0033】
なお、CPU35がフレームパルス信号FPの検出後、現在ではなく次のフレームのフィールド操作制御信号をセットする理由は、CPU35はフレームの境界を検出してから、RAM33からフィールド入れ換え手順を読出し、PIO34にデータをセットするプログラムが動作するため、最終的に入力信号切換回路30および出力信号切換回路31に制御信号SCin、SCout が到達するのは、フレームの境界からこれらのプログラムが動作するだけの時間がかかるため、現在のフレームの途中である可能性が高いからである。従って、各切換スイッチSw1〜Sw7に切換信号が印加されるタイミングは、CPU35が制御信号を出力するタイミングとは異なる。
【0034】
次に、このフィールド操作に係わる各信号のタイミングについて、図7を参照して説明する。
外部より入力される図7(B)に示すようなフレームパルス信号FPが検出されたら、入力信号切換回路30および出力信号切換回路31においては、図7(E)に示すようにすでにPIO34を介して入力されているフィールド操作の制御信号SCin、SCout をラッチする。そして、そのラッチされたSCin、SCout に基づく切換スイッチSw1〜Sw7の切換信号SC-1〜SC-7が、図7(F)に示すように出力される。その結果、第1、第2および第7の切換スイッチSw1,Sw2,SW7は、図7(D)に示すように切り替わり、第3〜第6の切換スイッチSw3〜Sw6は図7(C)に示すように切り替わる。
【0035】
そして、10ライン目からお256ラインの映像データを第1のフィールド(偶数フィールド)の映像データとして、選択されたメモリに記録、または選択されたメモリから出力される。第1のフィールドが終了したら、図7(C)に示すように、第1のフレームメモリ21および第2のフレームメモリ22のエリアの切換に係わる第3〜第6の切換スイッチSw3〜Sw6は切り換えられる。そして、再び、273ライン目からの256ラインの映像データを第2のフィールド(奇数フィールド)の映像データとして、選択されたメモリに記録、または選択されたメモリから出力される。
これらの10ライン目、および273ライン目のタイミングは、図7(A)に示すVD信号VDの立ち上がりを見ることによって検出することができる。VD信号VDの立ち上がりから8クロック後が10ライン目、273ライン目の先頭である。
【0036】
このような、あるフレームに対する処理が行われている間に、CPU35においては先程のフレームパルス信号FPの検出に基づいて、RAM33からフィールド入れ換え手順を読出し、次のフレームに対するフィールド操作を決定し、その制御信号をPIO34を介して入力信号切換回路30および出力信号切換回路31に印加する。この制御信号が、次のフレームパルス信号FPによりラッチされ有効となり、順次次のフレームに対する処理が行われる。
【0037】
次に、ベースバンドメモリ部18の具体的な動作について、図8〜図10を参照して説明する。
図8は、×1/2の変速再生を行う際のベースバンドメモリ部18の入出力データを示す図であり、(A)は入力されるフレームごとの映像データを示す図、(B)はバンクAに読み書きされるフレームを示す図、(C)はバンクAに読み書きされるエリアを示す図、(D)はバンクBに読み書きされるフレームを示す図、(E)はバンクBの読み書きされるエリアを示す図、(E)は出力されるフレームごとの映像データを示す図である。
【0038】
図8(A)に示すように、×1/2の変速再生の場合、同じフレームが2つずつ入力される。ベースバンドメモリ部18においては、図8(B)、(D)に示すように、その重複する最初のフレームの映像データをバンクAとバンクBに交互に記録している。その際、最初のフィールドは偶数フィールドエリアに、第2のフィールドは奇数フィールドエリアに記録する。
そして、読み出す際には、図8(C)および(E)に示すように、偶数フィールドエリアを連続して2回読み、次に奇数フィールドエリアを連続して2回読む。
これにより、図8(E)に示すおうに同じフレームが2つずつ連続し、かつフィールドが(偶数フィールド)−(偶数フィールド)−(奇数フィールド)−(奇数フィールド)と並んだ出力映像データが得られる。
【0039】
図9は、×−1/2の変速再生を行う際のベースバンドメモリ部18の入出力データを示す図である。
この場合も、図8に示した×1/2の変速再生と同じ方法により処理が行われるが、この場合は逆方向再生なので、フィールドが正方向に再生されないようにフィールドの入れ換え操作を行う。
すなわち、この場合には、(奇数フィールド)−(奇数フィールド)−(偶数フィールド)−(偶数フィールド)の順に読み出されるように、出力映像データを制御する。
【0040】
図10は、×1の再生、すなわち通常再生を行う場合のベースバンドメモリ部18の入出力データを示す図である。通常再生を行う場合は、ベースバンドメモリ部18は必要ないが、通常再生も変速再生の1つとして扱うことにより、通常再生専用の回路を付加する必要がなくなる。また、フレームが入力されてから出力されるまでの遅延を一定(本実施の形態の場合には1フレーム)にすることができる。
通常再生の場合には、図10に示すように、バンクAとバンクBを交互に読み書きすればよく、フィールドの入れ換えは必要ない。
【0041】
このように、本実施の形態においては、バンクの切り換え方、フィールドの読出し順序を制御することにより、特にそれぞれの再生速度に対応した回路を必要とせずに、ベースバンドメモリ部18を構築することができる。
そして、新たな変速再生に対応する場合にも、フィールド処理手順のテーブルを追加するのみ、すなわち、ソフト的な処理を行うのみで、容易に対応することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の映像再生装置によれば、要求される任意の再生速度、任意の再生方向に対応し、フィールドの入れ換えの処理が適切に行われた適切な映像データを再生することができる。
また、本発明のベースバンドメモリ装置によれば、入力されたフレームごとの映像データより、フィールドを単位として適切な順序に配置された映像データを生成することができる。したがって、映像再生装置に適用した場合には、前述したような種々の再生条件の要求に対応した再生映像データを出力する装置を提供することができる。ひいては、所望の条件での映像データの入力を必要とする、あるいは、所望の条件で映像データの出力を要求される任意の映像処理装置に適用し、その装置の構成を簡単にし、汎用性を高め、処理性能を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のAVデータ記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したAVデータ記録再生装置のベースバンドメモリ部の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示したベースバンドメモリ部の入力信号切換回路における、制御信号SCinと、切換信号SC-1〜SC-3の関係を示す図である。
【図4】図2に示したベースバンドメモリ部の出力信号切換回路における、制御信号SCout と、切換信号SC-5,SC-7の関係を示す図である。
【図5】図2に示したベースバンドメモリ部のRAMに記憶されている、フィールド操作手順を示すテーブルを示す図である。
【図6】図2に示したベースバンドメモリ部のCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図2に示したベースバンドメモリ部におけるフィールド操作に係わる各信号のタイミングを示す図であり、(A)はVD信号VDの波形図、(B)はフレームパルス信号FPの波形図、(C)は第3〜第6の切換スイッチSw3〜Sw6における信号の切り替わりを示す図、(D)は第1、第2および第7の切換スイッチSw1,Sw2,Sw7における信号の切り替わりを示す図、(E)は入力信号切換回路および出力信号切換回路に入力される制御信号SCin、SCout の切り替わりを示す図、(F)は第1〜第7の切換スイッチSw1〜Sw7の切換信号の切り替わりを示す図である。
【図8】×1/2の変速再生を行う際のベースバンドメモリ部の入出力データを示す図であり、(A)は入力されるフレームごとの映像データを示す図、(B)はバンクAに読み書きされるフレームを示す図、(C)はバンクAに読み書きされるエリアを示す図、(D)はバンクBに読み書きされるフレームを示す図、(E)はバンクBの読み書きされるエリアを示す図、(E)は出力されるフレームごとの映像データを示す図である。
【図9】×−1/2の変速再生を行う際のベースバンドメモリ部の入出力データを示す図であり、(A)は入力されるフレームごとの映像データを示す図、(B)はバンクAに読み書きされるフレームを示す図、(C)はバンクAに読み書きされるエリアを示す図、(D)はバンクBに読み書きされるフレームを示す図、(E)はバンクBの読み書きされるエリアを示す図、(E)は出力されるフレームごとの映像データを示す図である。
【図10】×1の変速再生(通常再生)を行う際のベースバンドメモリ部の入出力データを示す図であり、(A)は入力されるフレームごとの映像データを示す図、(B)はバンクAに読み書きされるフレームを示す図、(C)はバンクAに読み書きされるエリアを示す図、(D)はバンクBに読み書きされるフレームを示す図、(E)はバンクBの読み書きされるエリアを示す図、(E)は出力されるフレームごとの映像データを示す図である。
【符号の説明】
1…AVデータ記録再生装置、11…D1デコーダ、12…圧縮回路、13…入力切換スイッチ、14…メモリ部、15…ハードディスク部、16…出力切換スイッチ、17…伸長回路、18…ベースバンドメモリ部、19…D1エンコーダ、21…第1のフレームメモリ、22…第2のフレームメモリ、30…入力信号切換回路、31…出力信号切換回路、32…ROM、33…RAM、34…PIO、35…CPU、Sw1〜Sw7…第1〜第7の切換スイッチ
Claims (4)
- 圧縮符号化された映像データが記録される記録手段と、
前記記録されている映像データを再生し復号化してフレームごとの映像データを得、所望の再生速度に対応した当該フレームごとの映像データの列を生成する再生手段と、
各々が、フィールドごとの映像データを記憶する複数の領域に分割され、フレームごとの映像データを記憶する複数のフレームメモリと、
前記再生手段において生成されるフレームごとの映像データの列を、前記複数のフレームメモリのいずれかを選択して入力し記憶する入力切換手段と、
前記複数のフレームメモリの前記各分割された領域のいずれか1つを選択し、該領域に記憶されているフィールドごとの映像データを読出し出力する出力切換手段と、
所望の再生方向および再生速度に対応して適切な映像データが出力されるように、該再生方向および再生速度に基づく、前記入力切換手段における入力される映像データを記憶するフレームメモリの選択規則、および、前記出力切換手段における選択し出力する映像データの選択規則を、テーブル形式で記憶する選択規則記憶手段と、
前記記憶されている選択規則に基づいて、前記入力切換手段および前記出力切換手段を制御する制御手段と
を有し、
前記選択規則記憶手段は、所定の再生方向および再生速度ごとに、同一の選択動作が繰り返される所定フレーム周期の選択規則を記憶しており、
前記制御手段は、フレームの切り換わりを示すフレームパルスが入力される度に、前記所定のフレーム周期の選択規則を1フレーム分ずつ順に読み出して、当該1フレーム分の選択規則に応じた制御信号を前記入力切換手段および前記出力切換手段にそれぞれ入力し、前記所定のフレーム周期における最後のフレームの選択規則を読み出した場合には、以降にフレームパルスが入力されたとき前記所定のフレーム周期における最初のフレームから再び順に選択規則を読み出す、
映像再生装置。 - 前記入力切換手段は、前記フレームパルスが入力されると前記制御手段から入力される制御信号をラッチし、当該ラッチした制御信号に基づいて、前記複数のフレームメモリのいずれかを選択し、当該選択したフレームメモリに前記再生手段より入力される映像データを記憶し、
前記出力切換手段は、前記フレームパルスが入力されると前記制御手段から入力される制御信号をラッチし、当該ラッチした制御信号に基づいて、映像データを読み出すフレームメモリとその領域を選択し、
前記制御手段は、フレームの切り換わりを示すフレームパルスが入力されると、当該切り換わり後のフレームの次のフレームにおける前記選択規則に応じた制御信号を前記入力切換手段および前記出力切換手段にそれぞれ入力する、
請求項1に記載の映像再生装置。 - 前記切換規則記憶手段は、前記切換規則を適宜更新可能な形式で記憶する
請求項1又は2に記載の映像再生装置。 - 各々が、フィールドごとの映像データを記憶する複数の領域に分割され、フレームごとの映像データを記憶する複数のフレームメモリと、
入力されるフレームごとの映像データの列を、前記複数のフレームメモリのいずれかを選択して入力し記憶する入力切換手段と、
前記複数のフレームメモリの前記各分割された領域のいずれか1つを選択し、該領域に記憶されているフィールドごとの映像データを読出し出力する出力切換手段と、
所望の再生方向および再生速度に対応して適切な映像データが出力されるように、該再生方向および再生速度に基づく、前記入力切換手段における入力される映像データを記憶するフレームメモリの選択規則、および、前記出力切換手段における選択し出力する映像データの選択規則を、テーブル形式で記憶する選択規則記憶手段と、
前記記憶されている選択規則に基づいて、前記入力切換手段および前記出力切換手段を制御する制御手段と
を有し、
前記選択規則記憶手段は、所定の再生方向および再生速度ごとに、同一の選択動作が繰り返される所定フレーム周期の選択規則を記憶しており、
前記制御手段は、フレームの切り換わりを示すフレームパルスが入力される度に、前記所定のフレーム周期の選択規則を1フレーム分ずつ順に読み出して、当該1フレーム分の選択規則に応じた制御信号を前記入力切換手段および前記出力切換手段にそれぞれ入力し、前記所定のフレーム周期における最後のフレームの選択規則を読み出した場合には、以降にフレームパルスが入力されたとき前記所定のフレーム周期における最初のフレームから再び順に選択規則を読み出す、
ベースバンドメモリ装置。
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