JPH118830A - 映像データ編集装置およびその方法 - Google Patents

映像データ編集装置およびその方法

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JPH118830A
JPH118830A JP15866897A JP15866897A JPH118830A JP H118830 A JPH118830 A JP H118830A JP 15866897 A JP15866897 A JP 15866897A JP 15866897 A JP15866897 A JP 15866897A JP H118830 A JPH118830 A JP H118830A
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video data
data
storage means
editing
memory
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JP15866897A
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Norio Tanaka
則夫 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模な装置構成で、AVデータの多様な編
集処理を行うことができる映像データ処理装置およびそ
の方法を提供する。 【解決手段】 HDD9と、HDD9から読み出された
AVデータを記憶する再生メモリ10a,10b,10
c,10dと、再生メモリ10a,10b,10c,1
0dから読み出されたAVデータを編集内容に応じて選
択してデコーダ41に出力するスイッチャー43と、ス
イッチャー43から出力された映像データを伸長するデ
コーダ41と、デコーダ41からの映像データおよびス
イッチャー43からの音声データを編集内容に応じたア
ドレスに記憶し、当該記憶されたデータをアドレス順に
出力するジョグメモリ42とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データ編集装
置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】AV(Audio Visual)データを、ハードデ
ィスクなどのディスク状の記憶媒体に記憶し、当該記憶
媒体に記憶されたAVデータを編集して再生するAVデ
ータ編集装置がある。図4は、このような従来のAVデ
ータ編集装置1の構成図である。図4に示すように、A
Vデータ編集装置1は、出力制御部2,3,4,5、入
力制御部6、エンコーダ7、レコードメモリ8、HDD
(Hard Disk Drive) 9、再生メモリ10、デコーダ11
およびジョグメモリ12を有する。
【0003】AVデータ編集装置1では、AVデータS
20をHDD9に記憶する場合に、AVデータS20の
うち映像データS20aが、入力制御部6からの制御信
号S6aに基づいてエンコーダ7にて圧縮された後に、
レコードメモリ8に記憶される。このように映像データ
S20aを圧縮することで、データ量が削減され、後段
のデータ処理量および記憶媒体の記憶容量を小さくでき
る。一方、AVデータS20のうち音声データS20b
は、データ量が少ないため、エンコーダ7にて圧縮され
ずに、そのままレコードメモリ8に記憶される。
【0004】レコードメモリ8に記憶された映像データ
S20aおよび音声データS20bは、入力制御部6か
らの制御信号S6bに応じたタイミングで、レコードメ
モリ8から読み出され、HDD9に記憶される。このよ
うに、映像データS20aおよび音声データS20b
を、レコードメモリ8を介して、HDD9に記憶するこ
とで、HDD9に対するアクセスタイミングを調整する
ことができる。その結果、AVデータS20を入力しな
がら、AVデータS21,S22,S23,S24を出
力するなどの多重動作を実現できる。
【0005】また、AVデータ編集装置1では、HDD
9に記憶されたAVデータを再生する場合に、出力制御
部2,3,4,5からの制御信号に基づいて、HDD9
に記憶されたAVデータを、それぞれ再生メモリ10の
メモリ10a,10b,10c,10dに記憶する。こ
のように再生メモリ10を設けることで、同時に複数の
AVデータS21,S22,S23,S24を再生する
ことができる。
【0006】再生メモリ10のメモリ10a,10b,
10c,10dに記憶された映像データS10a1,S
10b1,S10c1,S10d1は、それぞれ出力制
御部2,3,4,5からの制御信号に基づいて、デコー
ダ11において伸長された後に、それぞれジョグメモリ
12のメモリ12a,12b,12c,12dに記憶さ
れる。一方、再生メモリ10のメモリ10a,10b,
10c,10dに記憶された音声データS10a2,S
10b2,S10c2,S10d2は、それぞれ出力制
御部2,3,4,5からの制御信号に基づいて、そのま
ま、それぞれジョグメモリ12のメモリ12a,12
b,12c,12dに記憶される。
【0007】そして、出力制御部2,3,4,5からの
制御信号に応じたタイミングで、ジョグメモリ12のメ
モリ12a,12b,12c,12dに記憶された映像
データと音声データが、それぞれAVデータS21,S
22,S23,S24として出力される。ここで、AV
データS21は映像データS21aと音声データS21
bとからなる。AVデータS22は映像データS22a
と音声データS22bとからなる。AVデータS23は
映像データS23aと音声データS23bとからなる。
AVデータS24は映像データS24aと音声データS
24bとからなる。
【0008】このように、映像データS10a1,S1
0b1,S10c1,S10d1を、デコーダ11にて
伸長した後に、ジョグメモリ12に記憶し、出力制御部
2,3,4,5からの制御信号に応じたタイミングで、
ジョグメモリ12から読み出すことで、可変速再生をス
ムーズに行うことができる。これは、、デコーダ11に
おける映像データの伸長処理には所定の時間が必要であ
るため、デコーダ11から直接、映像データを出力する
と、映像データの出力速度を調整することが困難である
が、AVデータ記録再生装置1では、ジョグメモリ12
を設けているため、ジョグメモリ12からの出力速度の
みを制御すれば可変速再生を実現できるためである。ま
た、音声データを、映像データと同様に、ジョグメモリ
12を介して出力することで、映像と音声とのタイミン
グを容易に一致させることができる。
【0009】ところで、映像データを圧縮する際の圧縮
処理単位をGOP(Group of picture)と呼ぶ。ここ
で、GOPサイズが大きいほど効率のよい圧縮が可能と
なる。なお、以下、GOPサイズを2フレームとする。
再生メモリ10に記憶された映像データは、圧縮されて
いるので、データの制御はGOPサイズ単位で行われ
る。音声データは、本来GOPサイズとは関係はない
が、制御を簡単にするために、映像データの制御単位と
同じ単位で制御される。
【0010】図5は、図4に示す再生メモリ10のメモ
リ10a、デコーダ11およびジョグメモリ12のメモ
リ12aにおける処理の一例を説明するための図であ
る。図5には、メモリ10aおよびメモリ12aの記憶
領域が示されており、例えば、図中左から右に向かって
アドレスが増加する。図5に示すように、HDD9か
ら、1本の映像データVIDEOと、4チャンネルの音
声データCH1〜CH4とが読み出され、1GOP単位
で、再生メモリ10のメモリ10aに記憶される。
【0011】そして、再生メモリ10のメモリ10aに
記憶された映像データVIDEOおよび音声データCH
1〜CH4のうち編集対象となるデータが、1GOP単
位でデコーダ11においてデコードされ、1フレーム単
位で、ジョグメモリ12のメモリ12上の編集内容に応
じた所定のアドレスに記憶される。このとき、映像デー
タVIDEOはデコーダ11にて伸長処理されるが、音
声データCH1〜CH4はそのままジョグメモリ12の
メモリ12aに記憶される。
【0012】このように、HDD9上の映像データを実
際に書き換えるのではなく、当該映像データを編集内容
に応じた順序で読み出して、編集内容に応じたアドレス
に記憶することにより編集された映像データを再生する
ことを、仮想編集と呼ぶ。ところで、映像データを組み
合わせて一連のシーンを作成するときに、映像データを
接続する単位を編集精度と呼ぶ。編集精度は小さい程、
高度な多様な編集が可能である。図5に示す例では、編
集精度は1フレームである。
【0013】このように、上述した図4および図5に示
すAVデータ編集装置1では、GOPサイズは2フレー
ムであるが、1フレームの編集精度で仮想編集を行うこ
とができる。例えば、ファイルAのフレーム「10」と
ファイルBのフレーム「5」とを仮想編集で接続する場
合には、先ず、図6に示すように、ファイルAに関する
映像データVIDEOおよび音声データCH1〜CH4
を、フレーム「10」を含むGOPデータまで、HDD
9から再生メモリ10のメモリ10aに読み出す。この
場合には、フレーム「10」および「11」を含むGO
Pデータまでをメモリ10aに読み出す。そして、ファ
イルAのフレーム「10」および「11」を含むGOP
データまでをデコーダ11においてデコードし、デコー
ドされたフレーム「10」までをジョグメモリ12のメ
モリ12aに記憶する。
【0014】また、図6に示すように、フレーム「5」
を含むGOPデータから、ファイルBに関する映像デー
タVIDEOおよび音声データCH1〜CH4を、HD
D9から再生メモリ10のメモリ10aに読み出す。こ
の場合には、フレーム「5」および「6」を含むGOP
データ以降を、再生メモリ10に読み出す。そして、フ
ァイルBのフレーム「5」および「6」を含むGOPデ
ータ以降を、デコーダ11においてデコードし、デコー
ドされたフレーム「5」以降をジョグメモリ12のメモ
リ12aに記憶する。
【0015】そして、ジョグメモリ12のメモリ12a
に記憶されたファイルAおよびBのデータを、図6にお
ける左から右に向かって順に読み出すことで、図7に示
すような、仮想編集された映像と音声を再生できる。こ
の動作は、1個の再生ポートで実現できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図4に示すAVデータ編集装置1では、異なるファイ
ルの映像や音声を同時に再生する仮想編集や、映像と音
声の編集点が異なる仮想編集などの多様な仮想編集を実
現できないという問題がある。
【0017】例えば、図8に示すような複雑な再生デー
タを仮想編集することができない。図8に示す再生デー
タは、フレーム「0」〜「7」では、映像データVID
EOとしてファイルAの映像データVIDEOを用い、
音声データCH1としてファイルAの音声データを用
い、音声データCH2〜4としてファイルBの音声デー
タを用いている。また、フレーム「8」では、映像デー
タVIDEOとしてファイルBの映像データVIDEO
を用い、音声データCH1としてファイルAの音声デー
タを用い、音声データCH2〜4としてファイルBの音
声データを用いている。さらに、フレーム「9」〜「2
0」では、映像データVIDEOとしてファイルBの映
像データVIDEOを用い、音声データCH1としてフ
ァイルAの音声データを用い、音声データCH2として
ファイルBの音声データを用い、音声データCH3,4
としてファイルDの音声データを用いている。
【0018】図8に示すような再生データを仮想編集す
るには、例えば、ファイルA,B,C,Dに関するデー
タを、それぞれ図4に示すジョグメモリ12のメモリ1
2a,12b,12c,12dに記憶し、メモリ12
a,12b,12c,12dから、必要に応じて映像デ
ータおよび音声データを同時あるいは異なるタイミング
で出力し、当該出力された映像データおよび音声データ
の中から、最終的に必要なデータを選択する必要があ
る。
【0019】例えば、図9に示すAVデータ編集装置2
1のように、図4に示すAVデータ編集装置1のジョグ
メモリ12の後段にスイッチャー22を設けると共に、
出力制御部2,3,4,5およびスイッチャー22を統
合的に制御するジョイント制御部23を設ける必要があ
る。AVデータ編集装置21によれば、ジョイント制御
部23によって、再生メモリ10の記憶および読み出
し、デコーダ11におけるデコード処理、ジョグメモリ
12からのデータの記憶および読み出し、および、ジョ
イント制御部23におけるデータ選択処理を制御するこ
とで、多様な仮想編集を行い、図8に示すような複雑な
再生データを編集して出力することができる。すなわ
ち、AVデータ編集装置21は、再生メモリ10のメモ
リ10a,10b,10c,10dからの読み出される
別々のファイルの映像や音声を同時に再生する仮想編集
や、映像と音声の編集点が異なる仮想編集などの多様な
仮想編集を実現できる。
【0020】しかしながら、図9に示すAVデータ編集
装置21では、AVデータ編集装置1に対して、ジョイ
ント制御部23およびスイッチャー22をさらに加えた
構成にする必要がある。また、最終的に出力される再生
データが、例えば、1チャンネルの映像データおよび4
チャンネルの音声データである場合でも、図9に示すよ
うに、再生メモリ10、デコーダ11およびジョグメモ
リ12内に、最終的に出力される再生データに使用され
るファイルの数だけ、それぞれメモリ、デコーダおよび
メモリを備える必要がある。そのため、AVデータ編集
装置21では、装置が大規模化してしまうという問題が
ある。また、AVデータ編集装置21では、ジョイント
制御部23による制御も複雑であるという問題もある。
【0021】本発明は、上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、小規模な装置構成で、AVデータの多様な編集処理
を行うことができる映像データ処理装置およびその方法
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
映像データ編集装置によれば、シーケンシャルにアクセ
スされる記憶媒体に圧縮された映像データを記憶した第
1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から読み出された
映像データを記憶する複数の第2の記憶手段と、前記複
数の第2の記憶手段から読み出された映像データを編集
内容に応じて選択して出力する選択手段と、前記選択手
段から出力された映像データを伸長するデータ伸長手段
と、前記伸長された映像データを、編集内容に応じたア
ドレスに記憶し、当該記憶された映像データをアドレス
順に読み出して出力する第3の記憶手段とを有する。
【0023】本発明の映像データ編集装置およびその方
法では、シーケンシャルにアクセスされる記憶媒体に圧
縮された映像データを記憶した第1の記憶手段から映像
データが読み出され、複数の第2の記憶手段に記憶され
る。そして、前記複数の第2の記憶手段から映像データ
が読み出され、当該読み出された映像データが編集内容
に応じて選択される。そして、当該選択された映像デー
タが伸長された後に、第3の記憶手段上の編集内容に応
じたアドレスに記憶される。そして、第3の記憶手段か
ら映像データがアドレス順に読み出されて出力される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
AVデータ編集装置およびその方法について説明する。
図1は、本実施形態のAVデータ編集装置31の構成図
である。図1に示すように、AVデータ編集装置31
は、例えば、入力制御部6、エンコーダ7、レコードメ
モリ8、HDD9、再生メモリ10、スイッチャー4
3、デコーダ41、ジョグメモリ42および出力制御部
44を有する。図1において、入力制御部6、エンコー
ダ7、レコードメモリ8、HDD9および再生メモリ1
0は、前述したAVデータ編集装置1の図4に示す構成
要素と同じである。
【0025】入力制御部6は、制御信号S29に基づい
て、エンコーダ7に制御信号S6aを出力することで、
エンコーダ7aのエンコード処理を制御する。また、入
力制御部6は、制御信号S29に基づいて、レコードメ
モリ8に制御信号S6bを出力することで、レコードメ
モリ8におけるデータの記憶および読み出しを制御す
る。
【0026】エンコーダ7は、映像データをエンコード
(圧縮)するエンコーダ7aを内蔵し、制御信号S6a
に基づいて、入力された映像データS20aをエンコー
ダ7aにおいてエンコードした後に、レコードメモリ8
に出力する。また、エンコーダ7は、音声データS20
bを、そのまま、レコードメモリ8に出力する。
【0027】レコードメモリ8は、ランダムアクセス可
能なメモリであり、例えば64Mビットの記憶容量を持
ち、制御信号S6bに基づいて、エンコーダ7からの映
像データおよび音声データを記憶すると共に、当該記憶
した映像データおよび音声データを読み出してHDD9
に出力する。
【0028】HDD9は、例えば72Gバイトの記憶容
量を持ち、出力制御部44からの制御信号S44aに基
づいて、ヘッドでディスクをシーケンシャルにシークし
て、レコードメモリ8からの映像データおよび音声デー
タを記憶すると共に、当該記憶した映像データおよび音
声データを読み出して、再生メモリ10のメモリ10
a,10b,10c,10dに出力する。
【0029】再生メモリ10は、それぞれ1チャンネル
の映像データと4チャンネルの音声データとを記憶可能
で、98Mビットの記憶容量を持つメモリ10a,10
b,10c,10dを備えている。メモリ10a,10
b,10c,10dは、ランダムアクセス可能なメモリ
であり、それぞれ制御信号S44b,S44c,S44
d,S44eに基づいて、HDD9からの映像データお
よび音声データを記憶すると共に、当該記憶した映像デ
ータS10a1,S10b1,S10c1,S10d1
および音声データS10a2,S10b2,S10c
2,S10d2を読み出して、スイッチャー43に出力
する。なお、再生メモリ10には、編集処理を行うに当
たって同時に再生するファイルの数だけメモリを備え、
本実施形態では、4個のメモリを備えている。
【0030】スイッチャー43は、制御信号S44fに
基づいて、メモリ10a,10b,10c,10dから
の映像データS10a1,S10b1,S10c1,S
10d1および音声データS10a2,S10b2,S
10c2,S10d2のうち、編集内容に応じて必要な
チャンネルおよびフレームを映像データS43aおよび
音声データS43bとしてデコーダ41に出力する。
【0031】デコーダ41は、映像データをデコード
(伸長)するデコーダ41aを内蔵し、制御信号S44
gに基づいて、スイッチャー43からの映像データS4
3aをデコーダ41aにおいてデコードした後に、ジョ
グメモリ42に出力する。また、デコーダ41は、音声
データS43bを、そのまま、ジョグメモリ42に出力
する。
【0032】ジョグメモリ42は、1チャンネルの映像
データと4チャンネルの音声データとを記憶可能なメモ
リであり、192Mビットの記憶容量を有している。ま
た、ジョグメモリ42は、ランダムアクセス可能で、制
御信号S44hに基づいて、デコーダ41からの映像デ
ータS41aおよび音声データS43bを記憶すると共
に、当該記憶した映像データS42aおよび音声データ
S42bを読み出して、AVデータS42として出力す
る。ジョグメモリ42上の編集内容に応じたアドレス
に、編集対象となる映像データおよび音声データを記憶
することで、仮想編集が実現される。また、ジョグメモ
リ42の記憶された映像データおよび音声データを、出
力する速度を調整することで、可変速再生が実現され
る。
【0033】出力制御部44は、編集内容に応じた制御
信号S50に基づいて、当該編集を実現するために、制
御信号S44aをHDD9に出力し、制御信号S44
b,S44c,S44d,S44eをそれぞれ再生メモ
リ10のメモリ10a,10b,10c,10dに出力
し、制御信号S44fをスイッチャー43に出力し、制
御信号S44gをデコーダ41に出力し、制御信号S4
4hをジョグメモリ42に出力する。
【0034】以下、図1に示すAVデータ編集装置31
における処理の一例を説明する。ここでは、AVデータ
編集装置31において、図2に示すようなAVデータS
42を編集する場合について説明する。AVデータS4
2は、映像データS42aおよび音声データS42bか
らなる。また、音声データS42bは、4チャンネルの
音声データCH1〜4からなる。
【0035】ここで、図2において、映像データS42
aは、フレーム「0」〜「6」がファイルAの映像デー
タであり、フレーム「7」〜「14」がファイルBの映
像データである。また、音声データCH1は、ファイル
Cの音声データである。音声データCH2は、フレーム
「0」〜「10」がファイルEの音声データであり、フ
レーム「11」〜「14」がファイルFの音声データで
ある。音声データCH3は、ファイルDの音声データで
ある。音声データCH4は、フレーム「0」〜「6」が
ファイルAの映像データであり、フレーム「7」〜「1
4」がファイルBの映像データである。
【0036】図2に示すAVデータS42を編集する場
合には、AVデータ編集装置1において、先ず、AVデ
ータS20として、例えば、ファイルA,B,C,D,
E,Fが順に入力され、制御信号S6aに基づいて、そ
れぞれのファイルの映像データS20aがエンコーダ7
のエンコーダ7aにてエンコードされる。エンコードさ
れた映像データS7aと、音声データS20bとは、制
御信号S6bに基づいて、レコードメモリ8に記憶され
た後に、制御信号S44aに基づいて、HDD9上の所
定の記憶領域にシーケンシャルに記憶される。
【0037】次に、出力制御部44からの制御信号S4
4aに基づいて、HDD9に記憶されたファイルA〜F
に関する映像データおよび音声データがシーケンシャル
に読み出され、再生メモリ10のメモリ10a,10
b,10c,10d上の所定の記憶領域に、GOP単位
で記憶される。具体的には、図3に示すように、ファイ
ルAに関する映像データVIDEOと音声データCH1
〜CH4とのフレーム「2」〜「7」が再生メモリ10
のメモリ10a上の連続した記憶領域に記憶される。次
に、ファイルBに関する映像データVIDEOと音声デ
ータCH1〜CH4とのフレーム「0」〜「11」が、
メモリ10a上のファイルAの記憶領域に隣接する連続
した記憶領域に記憶される。
【0038】次に、ファイルCに関する映像データVI
DEOと音声データCH1〜CH4とのフレーム「4」
〜「21」が、再生メモリ10のメモリ10b上の連続
した記憶領域に記憶される。次に、ファイルDに関する
映像データVIDEOと音声データCH1〜CH4との
フレーム「8」〜「25」が、再生メモリ10のメモリ
10c上の連続した記憶領域に記憶される。
【0039】次に、ファイルEに関する映像データVI
DEOと音声データCH1〜CH4とのフレーム「0」
〜「11」が、再生メモリ10のメモリ10d上の連続
した記憶領域に記憶される。次に、ファイルFに関する
映像データVIDEOと音声データCH1〜CH4との
フレーム「4」〜「9」が、メモリ10d上のファイル
Eの記憶領域に隣接する連続した記憶領域に記憶され
る。これによって、図3に示すように、再生メモリ10
のメモリ10a,10b,10c,10dに、ファイル
A〜Fの映像データVIDEOおよび音声データCH1
〜CH4が記憶される。
【0040】次に、出力制御部44からの制御信号S4
4fに基づいて、スイッチャー43における選択(切り
換え)処理が行われ、再生メモリ10のメモリ10a,
10b,10c,10dからの映像データS10a1,
S10b1,S10c1,S10d1および音声データ
S10a2,S10b2,S10c2,S10d2のう
ち、編集に必要なデータが選択されてデコーダ41に出
力され、デコードされた後に、制御信号S44hに基づ
いて、編集内容に応じたジョグメモリ42上のアドレス
に記憶される。
【0041】具体的には、例えば、先ず、再生メモリ1
0のメモリ10aから、ファイルAのフレーム「2」〜
「7」の映像データVIDEOおよび音声データCH2
がGOP単位で読み出され、スイッチャー43にて選択
された後に、デコーダ41に出力される。そして、デコ
ーダ41にてデコードされた映像データと、音声データ
とが、制御信号S44hに基づいて、図3に示すよう
に、ジョグメモリ42の映像データ記憶領域および音声
データCH4記憶領域の上のアドレス「1」〜「6」に
記憶される。
【0042】次に、再生メモリ10のメモリ10aか
ら、ファイルBのフレーム「0」〜「9」の映像データ
VIDEOおよび音声データCH2がGOP単位で読み
出され、スイッチャー43にて選択された後に、デコー
ダ41に出力される。そして、デコーダ41にてデコー
ドされた映像データと、音声データとのうち、フレーム
「1」〜「8」が、図3に示すように、ジョグメモリ4
2の映像データ記憶領域および音声データCH4記憶領
域の上のアドレス「7」〜「14」に記憶される。
【0043】次に、再生メモリ10のメモリ10bか
ら、ファイルCのフレーム「4」〜「19」の音声デー
タCH3がGOP単位で読み出され、スイッチャー43
にて選択された後に、デコーダ41を介してジョグメモ
リ42に出力される。そして、フレーム「5」〜「1
8」が、図3に示すように、ジョグメモリ42の音声デ
ータCH1記憶領域の上のアドレス「1」〜「14」に
記憶される。
【0044】次に、再生メモリ10のメモリ10cか
ら、ファイルDのフレーム「8」〜「21」の音声デー
タCH2がGOP単位で読み出され、スイッチャー43
にて選択された後に、デコーダ41を介してジョグメモ
リ42に出力される。そして、フレーム「8」〜「2
1」が、図3に示すように、ジョグメモリ42の音声デ
ータCH3記憶領域の上のアドレス「1」〜「14」に
記憶される。
【0045】次に、再生メモリ10のメモリ10dか
ら、ファイルEのフレーム「0」〜「11」の音声デー
タCH4がGOP単位で読み出され、スイッチャー43
にて選択された後に、デコーダ41を介してジョグメモ
リ42に出力される。そして、フレーム「1」〜「1
0」が、図3に示すように、ジョグメモリ42の音声デ
ータCH2記憶領域の上のアドレス「1」〜「10」に
記憶される。
【0046】次に、再生メモリ10のメモリ10dか
ら、ファイルFのフレーム「4」〜「7」の音声データ
CH4がGOP単位で読み出され、スイッチャー43に
て選択された後に、デコーダ41を介してジョグメモリ
42に出力される。そして、フレーム「4」〜「7」
が、図3に示すように、ジョグメモリ42の音声データ
CH2記憶領域の上のアドレス「11」〜「14」に記
憶される。
【0047】これによって、図1に示すジョグメモリ4
2の記憶領域には、図3の右側に示すように、ファイル
A〜Fの映像データおよび音声データのうち、編集対象
となるデータが記憶される。次に、ジョグメモリ42に
記憶されたデータを、アドレス順に、映像データS42
aおよび音声データS42bとして出力することで、図
2に示すAVデータS42が得られる。
【0048】以上説明したように、AVデータ編集装置
31によれば、例えば、図3に示すように、異なるファ
イルの映像や音声を同時に再生する仮想編集や、映像と
音声の編集点が異なる仮想編集などの多様な仮想編集を
実現できる。
【0049】また、AVデータ編集装置31によれば、
再生メモリ10の直後にスイッチャー43を配置するこ
とから、デコーダ41およびジョグメモリ42内に、デ
コーダ41aおよびメモリを1個のみ設ければよく、図
9に示すAVデータ編集装置21に比べて装置規模を大
幅に削減できると共に、低価格化が図れる。特に、伸長
処理後の映像データを記憶するジョグメモリ42は、圧
縮データを記憶する再生メモリ10に比べて、高速かつ
高価なものを用いる必要があり、AVデータ編集装置3
1のように、ジョグメモリの数を削減できれば、装置の
大幅な低価格化が可能になる。
【0050】また、AVデータ編集装置31によれば、
再生メモリ10を設けていることから、HDD9からの
データ読み出し時のシーク時間が、再生メモリ10の後
段の処理に影響を及ぼさず、スイッチャー43の選択処
理のタイミング制御が簡単になると共に、高速処理が可
能になる。また、HDD9からのデータ読み出し時にデ
ータ選択を行うと、データ選択のためにヘッドがディス
ク上をシークする必要があり、そのシーク時間ではデー
タの読み出しを行えないが、AVデータ編集装置31に
よれば、データ選択時に、再生メモリ10からデータを
読み出すため、データ読み出しを効率化できる。
【0051】また、HDD9から再生メモリ10にデー
タ転送するときには、HDD9に記憶された各ファイル
に対するアクセスを連動させるように制御しなければな
らないが、再生メモリ10がデータ転送時間に余裕を持
たせる機能を備えているため、各ファイルに対するアク
セス制御も比較的簡単に行うことができる。また、図6
に示すAVデータ編集装置21では、可変速再生を行う
際に、ジョグメモリ12のメモリ12a,12b,12
c,12dの読み出し制御を連動させる必要があった
が、AVデータ編集装置31によれば、ジョグメモリ4
2の読み出し制御を非常に簡単にできる。
【0052】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、図1に示す再生メ
モリ10に4個のメモリを内蔵した場合を例示した、再
生メモリ10a,10b,10c,10dに内蔵される
メモリの数は、同時に再生するデータが属するファイル
の数に応じて任意に変更できる。
【0053】また、上述した実施形態では、図1に示す
ように、HDD9の前段に、エンコーダ7およびレコー
ドメモリ8を備えた場合について例示したが、HDD9
に圧縮された映像データおよび音声データが記憶されれ
ば、HDD9の前段の構成は任意である。
【0054】また、上述した実施形態では、AVデータ
として、1チャンネルの映像データと4チャンネルの音
声データから構成されるものを例示したが、映像データ
および音声データのチャンネル数は任意である。また、
映像データ編集装置31は、映像データのみを編集する
構成にしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小規模な装置構成で、映像データを多様に編集処理する
ことができる。また、本発明によれば、編集処理の制御
が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のAVデータ編集装
置の構成図である。
【図2】図2は、図1に示すAVデータ編集装置によっ
て編集されたAVデータを説明するための図である。
【図3】図3は、図2に示すAVデータを再生するとき
の図1に示すAVデータ編集装置における処理を説明す
るための図である。
【図4】図4は、従来のAVデータ編集装置の構成図で
ある。
【図5】図5は、図4に示す従来のAVデータ編集装置
の処理を説明するための図である。
【図6】図6は、図4に示す従来のAVデータ編集装置
の処理を説明するための図である。
【図7】図7は、図4に示すAVデータ編集装置によっ
て編集されたAVデータを説明するための図である。
【図8】図8は、編集されたAVデータを説明するため
の図である。
【図9】図9は、図8に示すAVデータを編集する従来
のAVデータ編集装置の構成図である。
【符号の説明】
6…入力制御部、7…エンコーダ、8…レコードメモ
リ、9…HDD、10…再生メモリ、10a〜10d…
メモリ、31…AVデータ編集装置、41…デコーダ、
42…ジョグメモリ、43…スイッチャー、44…出力
制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シーケンシャルにアクセスされる記憶媒体
    に圧縮された映像データを記憶した第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段から読み出された映像データを記憶
    する複数の第2の記憶手段と、 前記複数の第2の記憶手段から読み出された映像データ
    を編集内容に応じて選択して出力する選択手段と、 前記選択手段から出力された映像データを伸長するデー
    タ伸長手段と、 前記伸長された映像データを、編集内容に応じたアドレ
    スに記憶し、当該記憶された映像データをアドレス順に
    読み出して出力する第3の記憶手段とを有する映像デー
    タ編集装置。
  2. 【請求項2】前記第1の記憶手段、前記第2の記憶手
    段、前記選択手段および前記第3の記憶手段を、編集内
    容に応じて制御する制御手段をさらに有する請求項1に
    記載の映像データ編集装置。
  3. 【請求項3】映像データを圧縮する圧縮手段と、 前記圧縮手段からの圧縮された映像データを記憶し、当
    該記憶した映像データを前記第1の記憶手段に出力する
    第4の記憶手段とをさらに有する請求項1に記載の映像
    データ編集装置。
  4. 【請求項4】前記第2の記憶手段は、圧縮単位で、前記
    映像データを記憶する請求項1に記載の映像データ編集
    装置。
  5. 【請求項5】前記第3の記憶手段は、編集処理単位で、
    前記映像データを記憶する請求項1に記載の映像データ
    編集装置。
  6. 【請求項6】前記第3の記憶手段は、記憶された映像デ
    ータを読み出して出力する速度を変えることができる請
    求項1に記載の映像データ編集装置。
  7. 【請求項7】前記第1の記憶手段は、ハードディスクド
    ライブである請求項1に記載の映像データ編集装置。
  8. 【請求項8】前記第2の記憶手段および前記第3の記憶
    手段は、ランダムアクセス可能な記憶手段である請求項
    1に記載の映像データ編集装置。
  9. 【請求項9】前記第1の記憶手段、第2の記憶手段およ
    び第3の記憶手段は、映像データに加えて音声データを
    記憶し、 前記選択手段は、映像データに加えて音声データを選択
    する請求項1に記載の映像データ編集装置。
  10. 【請求項10】第2の記憶手段および第3の記憶手段の
    それぞれは、1チャンネルの映像データを記憶する記憶
    領域と、複数のチャンネルの音声データを記憶する記憶
    領域とを有する請求項1に記載の映像データ編集装置。
  11. 【請求項11】シーケンシャルにアクセスされる記憶媒
    体に圧縮された映像データを記憶した第1の記憶手段か
    ら映像データを読み出し、 当該第1の記憶手段から読み出した映像データを複数の
    第2の記憶手段に記憶し、 前記複数の第2の記憶手段から映像データを読み出し、 当該第2の記憶手段から読み出した映像データを編集内
    容に応じて選択し、 当該選択された映像データを伸長し、 当該伸長された映像データを、第3の記憶手段上の編集
    内容に応じたアドレスに記憶し、 当該第3の記憶手段に記憶された映像データをアドレス
    順に読み出して出力する映像データ編集方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6941060B1 (en) 1999-02-26 2005-09-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image/voice data conversion device and disk unit using it

Cited By (2)

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US6941060B1 (en) 1999-02-26 2005-09-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image/voice data conversion device and disk unit using it
CN1305306C (zh) * 1999-02-26 2007-03-14 松下电器产业株式会社 图像和声音数据变换装置和使用该装置的盘装置

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