JP3843124B2 - 空気圧衝撃ブレーカー - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダ孔と、シリンダ孔で往復運動可能なハンマーピストンと、シリンダ孔のピストンを往復運動させるハンマーピストンの端部に択一的に直進運動方向へ圧縮空気を送る空気分配弁を備えた後部シリンダヘッド及び、ハウジングに取り付けられ、ガイドと作業工具の支持手段を形成し、直径がシリンダ孔より小さく、それと同軸方向に伸びるの前方シリンダ孔伸長部及び、環状ショルダーによってシリンダ孔から分離される前記シリンダ孔伸長部と、シールされてシリンダ孔伸長部に案内され、通常は作業用具の後端部と隣接する前端部及び通常前記シリンダ孔伸長部内に配置されている後端部を有するアンビルと、シリンダ孔と共働してシール及び案内をするピストンヘッドで形成されるハンマーピストンと、ハンマーピストンの往復運動でアンビルに反復衝撃を加えるため、シリンダ孔伸長部に周期的に入り込む、前方向に伸びるステム部分を有し、シリンダ孔、環状肩部、ステム部分、及びピストンヘッドで環状エネルギー吸収空気クッション室を形成する空気圧衝撃ブレーカーに関する。
前記のような形式の空気圧衝撃ブレーカーは、高い衝撃エネルギーによって、効果的な破砕力を得るが、同時に機械部品と同様に作業者に有害な影響を及ぼす外部の振動と内部の衝撃が発生する。有害な衝撃または、その様に呼ばれるハンマーピストンの底部への衝撃は、ブレーカーへの負担が非常に小さいか、又はゼロまたはマイナスの時に発生する。作業工具が誤動作/停止した時、マイナス負荷が働いて直ちに、ブレーカーを持ち揚げられる。
上記形式の衝撃ブレーカーでは、底部への衝撃を充分に低下させる事が困難であった。部品に応力を耐えさせ、ブレーカーの組立体を確実に安全にするためには、ハウジング自体を含む部品を非常に大きくしなければならなかった。それには、特別に強力な締め付け/連結ボルトと/または部品同士を安全に保つためにねじ接続部を使用する必要性もあった。例えば、米国特許明細書第3,179,185号の第4図には、ストロークの最下位置でのハンマーピストンエネルギーを吸収する環状エラストマー要素から成る衝撃低下手段が示されている。実際問題として、この公知の装置は、ハンマーピストンの運動エネルギーを吸収する能力は無く、衝撃低下エラストマー要素の寿命は非常に短くなる。
他の実施例が、米国特許明細書第3,451,492号に開示されている。そこに示されている衝撃ブレーカーは、ピストンヘッドの長さに関して、ステム部分に比較的長い衝撃を加えるハンマーピストンから成る。これは、ステム部分が前方の直径の小さなシリンダ孔伸長部と連動させない時、必然的にピストンが傾いて、ステム部分と孔との間の、非常に激しい金属の接触が生じることを避けるため相対的に大きな影響がある意味している。そして結果として、ステム部分の周りに相対的に広い漏れ間隙が生じ、従って、ハンマーピストンとシリンダ孔とシリンダ孔の前方向肩部との間にある減衰容量の効力を相当落とす。ピストンステムとシリンダ孔伸長部の間の遊びがかなり大きく、空気量のエネルギー吸収が乏しいにも関わらず、ピストンステムとシリンダ孔伸長部の間の金属的な接触によって、ピストン軸とシリンダ孔伸長部の好ましくない重大な摩損が起こる。
本発明の目的は、ハンマーピストンステム部分をより正確に直線的な動作に改善することによって、無負荷時またはハンマーピストンのストロークの最下位置で、空気クッションのエネルギー吸収力を改善する、空気圧ブレーカーを提供することである。
本発明のもう一つの目的は、ハンマーピストンステム部分とアンビルとの間に留まる有害エネルギー吸収空気量を低減することである。もし、この空気量の最大圧力を上げすぎると、ハンマーピストンとアンビルとの間のエネルギー伝達に実質的な損失が生じる。この問題は、衝撃機構における、ピストン軸部分と孔との間の堅固なはめ合いによって漏れ隙間が狭い場合に生じる。しかしこの問題は、本発明によって解決される。
第1A図及び第1B図は、本発明による空気圧ブレーカの長手方向断面をA−B横断線で分割した図である。
第2図は、第1A図によるブレーカーの後部の長手方向断面の拡大図である。
第3図は、第2図の3−3線に沿った断面を多少縮小した図である。
第4図は、第1B図の部分拡大図であるが、衝撃発生部材の作業位置に関しては第1B図と異なる位置を示している。
第5図は、第3図の装置の詳細を示す拡大図である。
第1A図及び第1B図に示された衝撃ブレーカー10は、シリンダ孔20を有し、かつシリンダヘッド12が設けられた細長いハウジング11と、ハンドル18,19と、前方部材13とを備えている。これらの部材は相互に連結され、また、シリンダ孔20の長手方向軸線24に関して対称にされている。シリンダ孔20は、環状の肩部21から後方へは、拡径孔23を通してのびている。また、シリンダ孔20は内側の環状肩部21から前方へは、前方孔45を通してのびている。ハウジング11の前方孔45の前方には、軸方向スロット47を有するクランピング部46が形成されている。クランピング部46は、さらに拡径された孔48を画定し、該孔48は、孔45やシリンダ孔20と同軸上にのびている。
孔45の中にはスリーブ17から成る中間部材が装着されている。このスリーブ17は環状肩部25と接して共働する外側肩部を有し、かつ、シリンダ孔20内に密閉的にのびている。スリーブ17はシリンダ孔20側に向いた環状端面49を有する。スリーブ17はブレーカハウジング11の前方部分の一部となり、工具の衝撃受け止め部材用の案内スリーブとして機能する。スリーブ17は、中央同軸第1孔50と、環状前向き肩部52によって前記第1孔50から分離された拡径同軸第2孔51とを有する。ハウジングの前方部材13は、クランピング部46の拡径孔48内に挿入すべき管状ネック55が形成された独立した部材であり、スリーブ17によって軸方向に配置される。スリーブ17は、環状肩部25を介してハウジング11に関する前方部材13の軸方向位置を決める。
クランピングボルト56は、クランピング部46の孔57を通って横断方向にのび、ネック55の接線方向溝58と噛み合って、ネック55をハウジング11に関して軸方向に完全に固定する。ナット(図示せず)によって、クランピングボルト56は、ネック55をクランピング部46に摩擦的に固定し、その結果、前方部材13とスリーブ17とはハウジング11に堅固に締め付けられる。
スリーブ17の孔50内では、衝撃伝達アンビル14が密閉的にガイドされている。アンビル14には、シリンダ孔20側に向いた衝撃受け止め端面62と、拡径第2孔51内でガイドされる環状フランジ53とが形成されている。アンビル14は、作業工具16のネック15によって後方に移動可能であり、フランジ53と環状肩部52との相互係合によってハウジング11に関するアンビル14の作業位置の後端が決められる。第1B図を参照すると、アンビル14の作業位置において、後部衝撃受け止め端面62は、スリーブ17の後部端面49と実質的に同じレベルに、又はそれより僅かに下方に位置している。一般的な方法で、前方部材13は解放可能な作業工具保持部材60を支持する。前記保持部材60は作業工具16のカラー61と係合可能であると同時に、前方部分13のネック55でネック15をガイドした状態での作業工具16の軸方向の動きを制限付きで許容する。作業工具16は、その最前方位置では、カラー61に係合する保持部材60によって、さらなる前方への動きを阻止され、アンビル14は、それが前方部材13のネック55に接する伸長位置に維持される。アンビル14及びネック15は、作業工具16の衝撃伝達手段を形成する。
衝撃機構の代わりの設計によれば、アンビル14は省略され、作業工具16の軸部(ネック)15は、アンビル14の端面62によって画定された衝撃受け止め位置に達する位置までのばされる。軸部15の最後端位置、即ち、衝撃受け止め面62は、作業工具16のカラー61と前方部材13との間の相互係合によって決められる。
第2図に示すように、ハウジング11の後端部には、二つの側壁29,30が形成されており、これら側壁29,30は、シリンダヘッド12及びハンドル18,19の中央部分を超えて後方にのびている。側壁29,30における対向する同軸孔67,68には、くさびボルト32が挿入されている。このくさびボルト32は円筒状鋼管からなり、径方向の圧縮性を得るために、軸方向にのびるジグザグ形スロット33を備えている。このジグザグ形スロット33のおかげで、くさびボルト32の外表面は、装着時に孔67,68に損傷を与え得る直線切断縁がない滑らかな面になる。第3図に示すように、くさびボルト32はハンドル18,19の中央部分に対する旋回軸を形成し、それにより、ハンドル18,19をハウジング11に連結する。ハンドル18,19の各々とハウジング11との間には振動減衰用の予め張力がかけられたスプリング35が配置されており、これらスプリング35によってハンドルを後端部カバー31側に偏らせている。この端部カバー31は、プラスチック材料によって成形され、側壁29,30の対向する溝74で保持されている。
カバー31の内側では、ハンドル19が旋回レバー36を支持している。この旋回レバー36は、プッシュロッド40によって空気入口弁38を制御するために装備されている。空気入口弁38は、スプリング39によって閉弁位置側に付勢されている。レバー36を操作して入口弁38を作動させることによって、圧縮空気入口80と、ハウジング11の入口通路81、シリンダ孔20の後部孔23と間の連通が制御される。第2図及び第4図に示すように、拡径孔23における軸方向肩部21上に載る分配弁の弁ハウジング27が挿入される。シリンダヘッド12は、金属又はプラスチック材料で形成されるプラグから成り、これは拡径孔23内に導入され、シールリング82を介して弁ハウジング27に軸方向に接触し、弁ハウジング27を固定する。プラグ12の後端には後方にのびる二つのヒール(heal)83が形成されている。これらヒール83には凹部79が形成され、また、これらヒール83はハンドル18,19の両側に配置されている。ヒール83は、プラグ12が孔23内に軸方向に固定されるように、くさびボルト32に支持されている。プラグ12は、径方向にのびる空気分配通路84を有する。この分配通路84は、ハウジング11内で長手方向にのびる供給通路86を介してシリンダ孔20の前端と連通している。通路84は、中央の軸線方向にのびる開口を介して弁ハウジング27に向けて開口している。
弁ハウジング27は、プラスチック材料、好ましくはアセタールプラスチック(デルリン)で成形される。また、この弁ハウジング27は、回転対称で、実質的にカップ形の本体を有し、この本体はハウジング11の空気入口通路81と連通する外側円周溝87を有する。弁ハウジング27内には、プラスチック材料から成る弁プレート26が移動可能に配置されており、この弁プレート26は、シリンダ孔20に開口する前方弁座41及びプラグ12内の径方向空気通路84に開口する後方弁座42と選択的に共働する。円周溝87の底部88には、径方向開口89が設けられている。これら開口89は軸方向に分離した列で配置され、これら開口列間で弁プレート26が移動可能にされる。後方弁座42は、アセタールプラスチックのようなプラスチック材料で成形されている。第2図に示すように、この後方弁座42は、弁ハウジング27内に挿入され、ロックリング43によって固定されるリッドから成る。
シリンダ孔20内の弁ハウジング27とスリーブ17の端面49との間では、ハンマーピストン28が相互にガイドされている。このハンマーピストン28には、ピストンヘッド63が形成されている。このピストンヘッド63は、後端部分65と前端部分66とを有し、これらはシリンダ孔20に密閉的に案内される。また、ハンマーピストン28は、ピストンネック64を有し、このネック64は、ハンマー打撃をアンビル14の衝撃受け止め端面62上に伝達する。
アンビル14は、スリーブ17内に形成されたシリンダ孔伸長部50内で密閉的にガイドされ、また、シリンダ孔伸長部50内のブレーカハンドル18,19にかけられる負荷の実際の大きさに応じた軸方向作業位置にある。極端に大きい負荷が加えられると、アンビル14は、第1B図に示すように、その最後端部を塞ぐ。このような場合、アンビル14の後方衝撃受け止め端面62は、シリンダ孔20における肩部49と同一面上に位置し、ハンマーピストン28のステム部分(ハンマーネック)64はシリンダ孔伸長部50内に全く入らない。
他の極端な場合には、ブレーカハウジング11上に加えられる負荷がなくなり、その結果、ハウジング11は作業工具16に対して引き上げられる。このようなことはブレーカー作動中にしばしば生じるが、このような場合は、アンビル14は、その最前方位置に移動され、それにより、ピストンのステム部分(ピストンネック)64が完全にシリンダ孔伸長部50内に入り込む。
しかし、アンビル14の通常の作業位置では、後端面62は環状肩部49の前方のどこかに位置する。これは、ピストンステム部分64が常にある程度シリンダ孔伸長部50内に入っていることを意味する。従って、ピストンステム部分64が通常シリンダ孔伸長部50に入り込んでいるので、シリンダ孔20、肩部49、及びピストンステム部分64の間に形成される環状室59と、シリンダ孔伸長部50におけるピストンステム部分64及びアンビル14の後端面62の間に形成される円柱状室との両方に、ある量の空気が捕らえられる。環状室59内の空気量は、非常に重要な目的をもつ。即ち、前記空気量は、負荷が非常に小さいか又はない、無負荷打撃の時に、肩部49に対するピストン28の機械的な衝突を防止するためにピストン減衰及びエネルギー吸収用の空気クッションを形成する。
それに対して、ピストンステム部分64とアンビル14との間に捕らえられたある量の空気はブレーカーの作業に悪影響を与える。その理由は、この空気容量が、ピストン28からアンビル14に有効なエネルギーが伝達することを防止するエネルギー吸収クッションとして作用することにある。
本発明は、これら二つの問題を解決することを目的とし、言い換えれば、環状室59に捕らえられた衝撃減衰環状空気クッションの効果的な働きをどのように改良し、また、シリンダ孔伸長部50に捕らえられたエネルギー吸収空気量の影響をどのように回避するかを解決する目的としている。
後者の問題は、スリーブ17に、シリンダ孔伸長部50の後端を形成する肩部49からある程度間隔を開けて内側円周溝54を設けることにより処理される。この溝54は、環状の膨張容積を形成し、この膨張容積により、減衰効果のある捕らえられた空気量の圧力ピークの大きさを実質的に低減する。
前記したピストンステム64とシリンダ孔伸長部50との間の金属接触をどのように回避するかという問題に加えて他の問題は、シリンダ孔20内でハンマーピストン28を正確に案内し、シリンダ孔伸長部50に関するピストンステム64の径方向の調整不良を最小限に抑えるようにハンマーピストン28を設計し、かつ、環状空気クッション室59の気密性を改善できるように種々のピストン部分間の径方向の遊びを決めることによって解決される。
これは、ピストンヘッド63に、ピストンステム64よりかなり大きい径方向の伸長部を設け、ピストンヘッド63に、シリンダ孔20と共働して密閉及び案内をする二つの径方向に離間した後端部分65,66を形成し、かつ、後端部分65,66の各々とシリンダ孔20との間に、ピストンステム64とシリンダ孔伸長部50との間の径方向の遊びより小さい径方向の遊びを設けることによって得られる。ピストンヘッド63は、少なくともピストンステム64の3倍の長さにされるべきである。
これらの寸法によって、ハンマーピストン28は正確に案内され、また、金属接触の危険なしにピストンステム64とシリンダ孔伸長部50間の遊びを比較的小さく、0.05mmより小さくでき、その結果、環状空気クッション室59は非常に気密になり、良好なエネルギー吸収を提供するようになる。それにより、ブレーカハウジング11、ハンマーピストン28、スリーブ17、及び他の部材は、無負荷作業時のハンマーピストン18のストローク最下位置におけるダメージから保護される。
作業者が作業表面に対して衝撃ブレーカー10を作動させると、アンビル14に加えて作業工具16は、第1B図に示すように、それらの通常の作業位置まで後方に移動される。レバー36が押し下げられると、圧縮空気が、空気入口80から入口弁38及び通路81を通って弁ハウジング27に供給される。弁座41及び42と選択的に共働させることによって、弁プレート26は圧縮空気をシリンダ孔20の各端部に分配し、それにより、ハンマーピストン28をシリンダ孔20内で往復運動させ、ハンマー打撃をアンビル14に繰り返し伝達する。ハンマーピストン28が往復運動している間、シリンダ室20の各部分は、ハウジング11内の軸方向に異なるレベルに配置された出口開口70,71を通して大気に排気する。出口開口70はハンマーピストン28の後方のシリンダ室20の後方部分を排気し、また、開口71はハンマーピストン28の前方のシリンダ室20の前方部分を排気する。

Claims (4)

  1. 単一直径のシリンダ孔(20)を備えたハウジング(11)と、上記シリンダ孔(20)内で往復運動可能で、上記シリンダ孔(20)と密封かつ案内共動するピストンヘッド(63)を備えたハンマーピストン(28)と、上記ハンマーピストン(28)のそれぞれの端部に交互に駆動圧搾空気を加えて上記シリンダ孔(20)内で上記ハンマーピストン(28)を往復動させる空気分配弁(26、27)と、上記ハウジング(11)に取付けられ、作業工具(16)の案内及び支持手段を成す前方部分(13)と、上記シリンダ孔(20)と同軸でしかも上記シリンダ孔(20)より直径の小さく、環状肩部(49)によって上記シリンダ孔(20)から分離された順方向シリンダ孔伸長部(50)と、上記順方向シリンダ孔伸長部(50)内で密封的に案内され、上記作業工具(16)の後端部(15)に通常当接する前方端部及び上記順方向シリンダ孔伸長部(50)内に通常位置した後方端部(62)とを備えたアンビル(14)と、上記順方向シリンダ孔伸長部(50)内に円筒状に貫通し、上記ハンマーピストン(28)の往復動時に上記アンビル(14)の上記後方端部(62)に反復衝撃を加える順方向に伸長したステム部分(64)とを有し、上記順方向シリンダ孔伸長部(50)内への上記ステム部分(64)の貫通時に、上記ステム部分(64)及び上記ピストンヘッド(63)が上記シリンダ孔(20)及び上記環状肩部(49)と共に環状のエネルギー吸収空気クッション室(59)を形成する空気圧衝撃ブレーカーにおいて、
    上記ピストンヘッド(63)が上記ステム部分(64)より軸方向に相当長く伸び、
    上記ピストンヘッド(63)が上記シリンダ孔(20)と案内かつ密封共動する二つの軸方向に離間した端部分(65、66)を備え、
    上記端部分(65、66)の各々と上記シリンダ孔(20)との間の半径方向遊びが、上記ステム部分(64)と上記順方向シリンダ孔伸長部(50)との間の半径方向遊び(Δ)より小さく、
    前記シリンダ孔伸長部(50)が、シリンダ孔(20)の中に延び、前記環状肩部(49)を形成する後方端部を有した、スリーブ(17)によって形成されること、を特徴とする空気圧衝撃ブレーカー
  2. 上記順方向シリンダ孔伸長部(50)は、上記環状肩部(49)から軸方向にある距離をおいて配置され、上記ステム部分(64)が衝撃行程中に上記順方向シリンダ孔伸長部(50)内に貫通する際に、上記アンビル(14)と上記ステム部分(64)との間に含まれた空気量に対する環状膨脹容積を形成する周囲溝(54)を備えている請求の範囲1に記載の空気圧衝撃ブレーカー
  3. 上記ピストンヘッド(63)の長さが上記ステム部分(64)の長さの少なくとも三倍である請求の範囲1又は2に記載の空気圧衝撃ブレーカー
  4. 上記アンビル(14)がその前方端部に環状つば(53)を備え、上記スリーブ(17)が上記順方向シリンダ孔伸長部(50)の前部と同軸にかつその中に配置され、上記環状つば(53)に対する案内手段を成す細長い案内孔(51)を備えている請求の範囲に記載の空気圧衝撃ブレーカー
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