JPH027026Y2 - - Google Patents

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JPH027026Y2
JPH027026Y2 JP1982056847U JP5684782U JPH027026Y2 JP H027026 Y2 JPH027026 Y2 JP H027026Y2 JP 1982056847 U JP1982056847 U JP 1982056847U JP 5684782 U JP5684782 U JP 5684782U JP H027026 Y2 JPH027026 Y2 JP H027026Y2
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JP
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cylinder
small diameter
needle
anvil
piston ram
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JP1982056847U
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JPS58160725U (ja
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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は往復動する針たがねによつて金属又は
石材等の表面をはつり又は研削する衝撃工具に関
するもので、特に、針たがねの前進には圧縮空気
力を用い、また復帰の際には圧縮スプリングの弾
発力を用いる形式の衝撃工具の改良に関するもの
である。
従来のこの種の衝撃工具は、例えば特公昭41−
10235号公報によつて開示されているように公知
であるが、はつり時に大きな衝撃力を発生して振
動を伴うため、作業者の疲労を招くおそれがあつ
た。
本考案は従来の衝撃工具がかかる不都合を有す
る点に鑑み、人体に感ずる衝撃や振動を緩和する
ことを目的とするもので、ボデイを二重筒構造と
し、内外の筒体間に軸方向に2本の圧縮スプリン
グを介在させ、人の手で把持されるカバー筒に対
して針たがね等の運動部を収容する前筒部とボデ
イを相対的に軸方向に移動自在としたことを特徴
とするものである。
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて説明
する。
1はハウジングの一部を構成するボデイで、該
ボデイ1の内部には軸方向に向けてシリンダ3が
形成されている。4はボデイ1の前部に螺着した
前筒部である。シリンダ3の内部には圧縮空気の
作用により往復動するピストンラム2を収容し、
該ピストンラム2の前進時に、その打撃力を受け
るアンビル13と該アンビルを介して前記ピスト
ンラム2の打撃力の伝達を受ける針束受7とを前
筒部4内に収容する。
前筒部4の先端開口部6には、求心方向に向け
て後記圧縮スプリング11の係止部5が形成され
ている。針束受7は断面コ字形をした中空体で、
その底面部7aには10数個の針挿通孔8を形成
し、夫々の針挿通孔8には、基部に円錐台形の係
止頭部9を形成した針たがね10を軸方向に摺動
自在に挿通し、針たがね10の自由端部を前筒部
の先端開口部6より前方に向けて突出させる。
圧縮スプリング11は前記針束受7の底面部7
aと前記係止部5との間に設けられ、針束受7を
後方(図面において右方)に向けてを弾発し、針
束受7の後退力すなわち復帰力を付勢している。
アンビル13は針束受7の開口面部に対して主
体部13aが向き合い、主体部13aは針束受7
が後退した時に、当該針束受7の開口内部に進入
し、後退する針たがね8の係止頭部9を受け止め
て前進に転じる作用を行う。
アンビル13の主体部13aの後部には、当該
アンビル13の向きを安定させると共に、針束受
7の後端面と対向して該後端面との間に空気溜
7′を形成するための鍔部13bが形成されてい
る。
15はピストンラム2の軸心部に後方部を開口
させて形成した盲孔で、ピストンラム2の略中央
部には半径方向に貫通させて夫々通孔16を設け
る。ピストンラムの後部に設けた後部18は、中
央主体部2aに比べて若干大径に形成し、中央主
体部2aと後部18との間には、係止段部17と
共に空気の流通環路17aを形成する。
19はピストンラム2が最も前進したときに、
係止段部17と対向する段部19で、シリンダ3
の略中央部に形成されている。従つて、この段部
19と係止段部17とに囲まれたシリンダ3とピ
ストンラム2の間には、空気の流入空間3aが形
成される。
20はボデイ1の後端部に固着した後部体で、
該後部体20の内部に設けた弁室21には開閉弁
23を設置し、該開閉弁に連なる弁杆22の先端
部を後部体の外部に放射状に突出させる。24は
後部体20の後端部に開口させた圧縮空気の供給
口、25,26は弁室21を介して圧縮空気供給
口24とシリンダ3の空気の流入空間3aとを結
ぶ給気路である。
32はボデイ1の外周面部にの略中央部に所要
長さに亘つて形成した同一半径の小径部で、該小
径部32とボデイ1の前部との境界部に後記緩衝
用圧縮スプリング37aを係止するための係止壁
面30を形成する。31は小径部32と前記後部
体20の前端面との境界部で、該境界部31は前
記壁面30と対称的に後記緩衝用圧縮スプリング
37bを係止するための壁面を形成している。
35は前筒部4、ボデイ1、後部体20の3者
に跨がつた外周部分に、軸方向に往復動自在に嵌
合したカバー筒で、その内周面には前記小径部3
2と係合する面を持つ突出部36を形成する。
突出部36の軸心方向の長さは、前記小径部3
2の軸方向の長さより短く形成し、該突出部の前
後両端面と小径部32の前後の両係止壁面30,
31との間に所要長さの空間33,34を作り、
夫々の空間内に内径を小径部32の直径とほぼ等
しくした緩衝用圧縮スプリング37a,37bを
収容し、ボデイ1の外部においてカバー筒35を
軸心方向に対して前後両方向から弾発して前後方
向から平衡を保ち、ボデイ1とカバー筒35との
二重筒構造を採つている。
カバー筒35の後部には、コ字形の切欠部38
を形成して同切欠部38から前記弁杆22の先端
部を突出させる。この弁杆22の先端部には、ロ
ーラ39を設け、弁杆操作用のレバー40の端部
をカバー筒35の後部両側に軸着する。
41はシリンダ3の前部に開口させた排気孔
で、実施例では左右対称位置に一個づつ設けられ
ている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
圧縮空気を供給口24に供給し、ついで操作レ
バー40を押下げて開閉弁23を開くと、圧縮空
気は給気路25,26、通孔26aを通つてシリ
ンダ3内に供給され、ピストンラム2の係止段部
17とボデイ1の係合段部19との間に設けた流
入空間3aに充満した圧縮空気の膨張作用により
ピストンラム2を後退させる。ピストンラム2が
位置する過程で、通孔26a,16が流入空間3
aと連通する状態になると、通孔16から盲孔1
5内に圧縮空気が進入して盲孔15内部の圧力を
高めるから、ピストンラム2は瞬発的に前進して
アンビル13の後面を打撃する。
ピストンラム2の運動は、アンビル13を打撃
した時に一方では針たがね10を前進させるエネ
ルギーに変換され、他方ではアンビルの鍔部13
bと針束受7の後端面との間の空間7′において
圧縮された空気の膨張作用で、復帰用圧縮スプリ
ング11の弾発力に抗して針束受7を前進させ、
前進した針たがね10は被加工面50に対しては
つり作業を行う。
ピストンラム2が最も前進すると、盲孔15が
通孔16を介して排気孔41と連通するため、盲
孔15内の圧力は下がるが、その後、ピストンラ
ム2の外周面の流入空間3aに圧縮空気が充満し
てピストンラム2を原位置に向けて後退させ、再
度、盲孔15内の圧力が高くなるとピストンラム
2を再び前進に転じて、以下この作用を繰り返
す。
針束受7が前進した時には、復帰用圧縮スプリ
ング11の弾発力が増大するので、前進した針束
受7を後退に転じ、このとき、針束受7は針たが
ね10の係止頭部9に係合して針たがね10を後
退させる。後退した針たがね10に対して、アン
ビル13はピストンラム2の打撃力を伝達し、針
たがね10を再び前進に転じさせて、以下この作
用を繰り返す。
このようにピストンラム2が前進した時に発生
するアンビル13の打撃力は、針たがね10に伝
達されてはつりが行われ、針たがね10の先端が
被加工面50に作用したときの衝撃力は、針たが
ね10を介して針束受7に伝達され、その時の振
動波と衝撃波が複合波となつてハウジングに伝わ
る。
しかし、ボデイ1の外周には、軸心方向へ移動
可能にカバー筒35が嵌合され、カバー筒35に
対してその前後方向から圧縮スプリング37a,
37bを作用させているので、前記複合波は前後
の圧縮スプリング37a,37bによつて緩衝さ
れて衝撃や振動を減衰させる。このため、カバー
筒35を把持する作業者には、従来の一重筒形式
のハウジングを持つ衝撃工具の場合のように大き
な衝撃や振動が直に人体に伝わることがなくな
り、作業者の疲労を柔らげることができる。
以上の如く、本考案はハウジングを二重筒構造
とし、この二重筒構造が前後2本の緩衝用圧縮ス
プリングの作用と相まつて、衝撃工具では避けら
れない工具表面に伝わる衝撃や振動が著しく少な
くすることができる。従つて、本考案を実施した
衝撃工具を使用すれば、作業者の疲労を抑えるこ
とができ、作業能率を著しく向上させることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の1実施例を示したもので、第1
図は起動前の状態を示す縦断側面図、第2図は打
撃した瞬間を示す一部を破断した側面図である。 1……ボデイ、2……ピストンラム、3……シ
リンダ、4……前筒部、5……係止部、7……針
束受、10……針たがね、11……復帰用圧縮ス
プリング、13……アンビル、30……係止壁
面、32……小径部、33,34……空間、35
……カバー筒、36……突出部、37a,37b
……緩衝用圧縮スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 往復動するピストンラムと、該ピストンラムの
    前方において同ラムの打撃力の伝達を受けるアン
    ビルと、該アンビルを介して前記ピストンラムの
    打撃力の伝達を受ける針たがねを前後動自在に装
    着する針束受とを同一軸線上に位置させて収容す
    るシリンダを具えたボデイと、当該ボデイ前部に
    装着した前筒部に、前記アンビルの作用で針たが
    ねとは個別に前進する前記針束受を復動させる復
    帰用圧縮スプリングを該針束受の前面部に位置さ
    せて装着してなる衝撃工具において、前記シリン
    ダを具えたボデイの外周に小径部を設けると共
    に、この小径部を被うようにシリンダの外周に軸
    方向に移動可能にカバー筒を嵌合し、該カバー筒
    の内面には前記小径部の中央部に係合し、前後端
    面側に、同面と該小径部表面と小径部壁面とによ
    つて囲まれた空間を形成する突出部を形成し、該
    突出部の前後の両端面と前記小径部の前後部に形
    成した係止壁面との間に夫々緩衝用圧縮スプリン
    グを装着した衝撃工具。
JP5684782U 1982-04-21 1982-04-21 衝撃工具 Granted JPS58160725U (ja)

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JPS58160725U JPS58160725U (ja) 1983-10-26
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