JP3842772B2 - ディスクアレイコントローラ、ディスクアレイ装置及びディスクアレイ制御プログラム - Google Patents

ディスクアレイコントローラ、ディスクアレイ装置及びディスクアレイ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、マスタ論理ユニットのスナップショットをバックアップ論理ユニットに採取する指示を当該ホスト計算機から受けた場合に、当該バックアップ論理ユニットをマスタ論理ユニットに同期化するのに好適なディスクアレイコントローラ、ディスクアレイ装置及びディスクアレイ制御プログラムに関する。
一般に外部記憶装置を備えたコンピュータシステムでは、当該外部記憶装置のデータを適宜別の記憶装置にバックアップすることが行われている。このようなデータのバックアップの機能としてスナップショット機能が知られている。スナップショット機能とは、マスタ論理ユニット(マスタLU)と呼ばれる、ある時点の論理ディスクの内容を、バックアップ論理ユニット(バックアップLU)と呼ばれる別の論理ディスクに複製する機能である。マスタLUとは、ホスト計算機上で動作するアプリケーションの実行により、当該ホスト計算機(アプリケーション)から要求されたデータの読み出し/書き込みが行われるLU(論理ディスク)をいう。バックアップLUとは、マスタLUのデータの複製を保持しておくLU(論理ディスク)をいう。スナップショットを実現するために、マスタLUと同じ大きさのバックアップLUが用意される。
従来、スナップショットデータの採取には、次の方法が適用されている。まず、スナップショットデータの採取が指示されるまで、マスタLUの内容とバックアップLUの内容とを一致化させる2重化制御(ミラー制御)、つまりマスタLUとバックアップLUとの同期化を行う。この状態でスナップショットの採取が指示されると、同期化を停止する。これによりバックアップLUにマスタLUのスナップショットデータが採取される。同期化を停止してからマスタLUに書き込まれたデータについては、差分データとして管理される。これにより、バックアップLUをマスタLUに再同期化する際には、差分データのみをバックアップLUに書き込むことで、短時間で再同期化が行える(マスタLUの内容全てをコピーする必要はない)。
このスナップショット採取方法(以下、方法1と称する)においては、スナップショットが採取されたバックアップLUから、例えば磁気テープへのデータバックアップを行った後に、当該バックアップLUの内容を再度マスタLUと一致化させる「再同期化」の処理が必要となる。この再同期化の処理中には、差分データのみがマスタLUからバックアップLUへとコピーされる。このコピー処理の期間には、マスタLUには、バックアップLUへのデータコピーのためのアクセス(コピーアクセス)と、ホスト計算機からの読み出し/書き込み要求に従うアクセス(通常アクセス)とが集中する。
一方、マスタLUとバックアップLUとの同期化を停止した状態で、バックアップLUの内容をテンポラリLUにコピーすることで、当該テンポラリLUにスナップショットを採取する方法(以下、方法2と称する)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法2では、バックアップLUからテンポラリLUへのデータコピーが完了した段階で、バックアップLUの内容を再度マスタLUと一致化させる「再同期化」の処理が開始される。この方法2においても、上記方法1と同様に、再同期化の処理中には、差分データがマスタLUからバックアップLUへとコピーされる。このコピー処理の期間には、マスタLUには、バックアップLUへのデータコピーのためのアクセスと、ホスト計算機からの読み出し/書き込み要求に従うアクセスとが集中する。
上記方法1及び2は、何れもスナップショットの採取が指示されるまで、マスタLUとバックアップLUとを同期化しておく必要がある。
これに対し、スナップショットの採取が指示されてから、マスタLUとバックアップLUとを同期化するスナップショット採取方法(以下、方法3と称する)がある。この方法3においては、マスタLUのデータをバックアップLUに複製し終える前に、新たにマスタLUに対するデータの書き込み要求が発生した場合、“マスタLUからの旧データの読み出し”→“バックアップLUへの旧データの書き込み”→“マスタLUへの新データの書き込み”を順に行う必要がある。
特開2001−331378号公報(段落0025乃至0028、図5)
上記したように従来は、スナップショットを採取する方法として、方法1乃至3の3種類の方法が知られている。方法1及び2は、何れもスナップショットの採取が指示されるまでマスタLUとバックアップLUとを同期化しておく必要がある。また、バックアップLUの内容を再度マスタLUと一致化させる「再同期化」の処理が必要となり、この再同期化の処理中には、差分データをマスタLUからバックアップLUにコピーする処理が必要となる。このコピー処理の期間には、マスタLUには、バックアップLUへのデータコピーのためのアクセスと、ホスト計算機からの読み出し/書き込み要求に従うアクセスとが集中することから、マスタLUの負荷の増大を招く。
一方、方法3は、スナップショットの採取が指示されてから、マスタLUとバックアップLUとを同期化することから、スナップショットの採取が指示されるまでマスタLUとバックアップLUとを同期化しておく必要はない。しかし、方法3においては、マスタLUのデータをバックアップLUに複製し終える前に、新たにマスタLUに対するデータの書き込み要求が発生した場合、“マスタLUからの旧データの読み出し”→“バックアップLUへの旧データの書き込み”→“マスタLUへの新データの書き込み”を順に行う必要がある。この場合、マスタLUに新たなデータを書き込むのに必要な時間が、マスタLUからの旧データの読み出しとバックアップLUへの旧データの書き込みとに必要な時間分だけ遅延し、マスタLUにおける書き込み性能の低下を引き起こす要因となる。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、スナップショットの採取が指示されてから、マスタ論理ユニットとバックアップ論理ユニットとを同期化するスナップショット採取方法を適用しながら、マスタ論理ユニットのデータをバックアップ論理ユニットに複製し終える前に、新たにマスタ論理ユニットに対するデータの書き込み要求が発生しても、マスタ論理ユニットの書き込み性能の低下を抑止できるディスクアレイコントローラ、ディスクアレイ装置及びディスクアレイ制御プログラムを提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、ホスト計算機から要求されたデータの読み出し/書き込みが行われるマスタ論理ユニットと、このマスタ論理ユニットの複製を保持するための複数のバックアップ論理ユニットとを備えたディスクアレイを制御するディスクアレイコントローラが提供される。このディスクアレイコントローラは、上記ホスト計算機から上記複数のバックアップ論理ユニットの1つをスナップショット採取先とするスナップショット採取が指示された時点以降に発生する上記マスタ論理ユニットに対するデータ更新の更新位置を記録するための差分テーブルと、上記複数のバックアップ論理ユニットの1つにスナップショットが採取された後に、上記ホスト計算機から上記複数のバックアップ論理ユニットの別の1つをスナップショット採取先とする新たなスナップショット採取が指示された場合、当該スナップショット採取先のバックアップ論理ユニットを上記マスタ論理ユニットに同期化するためのコピー処理を実行するコピー手段であって、上記差分テーブルによって示される非更新位置のデータを前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットから上記スナップショット採取先のバックアップ論理ユニットにコピーする第1のコピー手段と、上記差分テーブルによって示される前回スナップショット採取が指示された時点以降に更新された更新位置のデータを上記マスタ論理ユニットから上記スナップショット採取先のバックアップ論理ユニットにコピーする第2のコピー手段とを含むコピー手段とを備えることを特徴とする。
このような構成においては、スナップショット採取が指示された時点以降に発生するマスタ論理ユニットに対するデータ更新の更新位置が差分テーブルに記録される。ここで、差分テーブルによって示される非更新位置のデータはマスタ論理ユニット及び前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットの双方に存在する。これに対し差分テーブルによって示される更新位置のデータは、マスタ論理ユニットにみに存在する。そこで、上記の構成においては、差分テーブルによって示される非更新位置のデータについては、前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットから、差分テーブルによって示される更新位置のデータについては、マスタ論理ユニットから、それぞれスナップショット採取先のバックアップ論理ユニットにコピーされる。このように、マスタ論理ユニットのデータのうち、前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットにも存在するデータについては、当該バックアップ論理ユニットからスナップショット採取先のバックアップ論理ユニットにコピーすることにより、その分だけ、スナップショット採取先のバックアップ論理ユニットにスナップショットを採取するのに必要なコピー処理の期間におけるマスタ論理ユニットの負荷を低減できる。
ここで、上記差分テーブルを、スナップショット採取が指示された時点以降に発生する上記マスタ論理ユニットに対するデータ更新の更新位置をデータ更新の都度記録するための第1の差分テーブルと、上記コピー手段によるコピー処理が完了した時点における上記第1の差分テーブルの複製を保持するための第2の差分テーブルとで構成すると良い。ここでは、上記第1のコピー手段は上記第2の差分テーブルに従って非更新位置を特定し、上記第2のコピー手段は上記第2の差分テーブルに従って更新位置を特定すれば良い。
また、上記コピー手段によるコピーが完了した位置を記録するためのコピー完了テーブルと、上記第1のコピー手段による非更新位置のデータのコピーまたは上記第2のコピー手段による更新位置のデータのコピーに応じて、当該位置のコピー完了を示す情報を上記コピー完了テーブルに記録するコピー完了テーブル操作手段と、ホスト計算機からデータの書き込み要求が与えられた場合、当該書き込み要求で指定されたマスタ論理ユニットの位置の旧データがコピー済みであるかを上記コピー完了テーブルに基づいて判定するコピー判定手段と、このコピー判定手段によりコピー済みであると判定された場合、対応する位置が更新位置であることを上記第1の差分テーブルに記録する差分テーブル操作手段と、上記コピー判定手段によりコピー済みであると判定された場合、上記書き込み要求で指定されたマスタ論理ユニットの位置に新データを書き込む書き込み手段とを追加すると良い。
このような構成においては、書き込み要求によって指定される更新位置のデータがコピー済みである場合には、旧データの読み出し/書き込みが不要となるため、それに要する時間分だけ、マスタ論理ユニットの書き込み性能の劣化を抑止できる。
また、上記コピー判定手段によりコピー済みでないと判定され、且つ上記複数のバックアップ論理ユニットの1つに既にスナップショットが採取されている場合、上記書き込み要求で指定されたマスタ論理ユニットの位置の旧データが前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットの対応する位置のデータと相異するかを上記第2の差分テーブルに従って判定する差分判定手段を追加し、上記差分テーブル操作手段は、上記差分判定手段によりデータが相異しないと判定された場合、対応する位置が更新位置であることを上記第1の差分テーブルに記録し、上記書き込み手段は、上記差分判定手段によりデータが相異しないと判定された場合、上記書き込み要求で指定されたマスタ論理ユニットの位置に新データを書き込む構成とすると良い。
このような構成においては、書き込み要求によって指定される更新位置のデータがコピー済みでなくても、第2の差分テーブルによってマスタ論理ユニットと前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットとの間でデータの相異がないことが示されている場合には、旧データの読み出し/書き込みが不要となるため、それに要する時間分だけ、マスタ論理ユニットの書き込み性能の劣化を抑止できる。
本発明によれば、マスタ論理ユニット及び前回スナップショット採取済みのバックアップ論理ユニットの双方に存在するデータについては、前回スナップショット採取済みのバックアップ論理ユニットのデータを用いてスナップショット採取先のバックアップ論理ユニットにコピーすることにより、マスタ論理ユニットからスナップショット採取先のバックアップ論理ユニットへのデータコピー量を減らすことができ、マスタ論理ユニットのデータをスナップショット採取先のバックアップ論理ユニットに複製し終える前に、新たにマスタ論理ユニットに対するデータの書き込み要求が発生しても、マスタ論理ユニットの書き込み性能の劣化を抑止できる。また本発明によれば、書き込み要求によって指定される更新位置のデータがコピー済みである場合には、旧データの読み出し/書き込みを不要にできるため、それに要する時間分だけ、マスタ論理ユニットの書き込み性能の劣化を抑止できる。また本発明によれば、書き込み要求によって指定される更新位置のデータがコピー済みでなくても、マスタ論理ユニットと前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットとの間でデータの相異がない場合には、旧データの読み出し/書き込みを不要にできる。
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る計算機システムの構成を示すブロック図である。図1の計算機システムは、各種アプリケーションを実行するホスト計算機10と、このホスト計算機10の外部記憶装置として用いられるディスクアレイ装置20とから構成される。なお、ディスクアレイ装置20がホスト計算機10を含む複数のホスト計算機によって共有される計算機システムであっても構わない。
ディスクアレイ装置20は、ディスクアレイ21とディスクアレイコントローラ22とから構成されている。なお、ディスクアレイ装置20に複数のディスクアレイ21が実装される構成であっても構わない。同様に、ディスクアレイ装置20に複数のディスクアレイコントローラ22が実装されて、当該ディスクアレイコントローラ22が多重化された構成であっても構わない。
ディスクアレイ21は、複数、例えば3台の論理ディスク装置210-0〜210-2から構成される。論理ディスク装置210-0〜210-2は、それぞれ少なくとも1台のディスク記憶装置、例えばハードディスクドライブ(HDD)を用いて構成される。本実施形態では、各論理ディスク装置210-0〜210-2にそれぞれ論理ユニット(Logical Unit)が割り当てられる。ここでは、論理ディスク装置210-0に割り当てられる論理ユニットは、ホスト計算機10がアプリケーションを実行することにより当該アプリケーションに従ってデータの読み出し/書き込みが行われるマスタ論理ユニット(以下、マスタLUと称する)として用いられる。そこで以下の説明では、論理ディスク装置210-0をマスタLU210-0と称する。一方、論理ディスク装置210-1,210-2に割り当てられる論理ユニットは、マスタLU210-0のデータの複製を保持するためのバックアップ論理ユニット(以下、バックアップLUと称する)として用いられる。そこで以下の説明では、論理ディスク装置210-1,210-2をそれぞれバックアップLU210-1,210-2と称する。このように本実施形態では、バックアップLUは複数台(2台)存在する。なお、ディスクアレイ21におけるマスタLU及びバックアップLUの割り当て方と論理ディスク装置の数は、本実施形態に限られるものではない。
ディスクアレイコントローラ22は、ホスト計算機10からの要求に応じてディスクアレイ21内の各LU210-0〜210-2に対するアクセスを制御する。ディスクアレイコントローラ22は、当該コントローラ22の主制御部をなすマイクロプロセッサと、当該マイクロプロセッサが実行する制御プログラムが格納されるプログラムメモリ(いずれも図示せず)とを備えている。ディスクアレイコントローラ22上では、上記制御プログラムに従って、マスタLU210-0からバックアップLU210-k(kは1または2)にデータをバックアップ(スナップショットを採取)するためのバックアップタスクBTが動作する。
ディスクアレイコントローラ22はまた書き換えが可能な不揮発性メモリ220を備えている。本実施形態における不揮発性メモリ220は、バッテリでバックアップされた揮発性メモリ(例えばRAM)を用いて実現されている。しかし不揮発性メモリ220にフラッシュメモリを用いることも可能である。
不揮発性メモリ220には、コピー完了テーブルCT、差分テーブルDT1,DT2、バックアップ状態フラグBK及びコピー領域アドレスCAが格納される。コピー完了テーブルCTは、マスタLU210-0からバックアップLU210-kへのデータコピーが完了しているか否かを、例えば論理ブロックアドレス単位で管理するためのフラグを保持するのに用いられる。ここでは、コピー完了テーブルCTは、マスタLU210-0の各論理ブロック領域Aiと対応付けられたビットiから構成されるビットマップ形式のテーブル(ビットマップテーブル)である。コピー完了テーブルCT中のビットiは、論理ブロックアドレスLBAiで指定されるマスタLU210-0の領域から当該アドレスLBAiで指定されるバックアップLU210-kの領域へのデータコピーが完了した場合にONされる。
差分テーブルDT1は、マスタLU210-0とバックアップLU210-kとの間でデータが相異すること(マスタLUの方がデータが新しい)を、例えば論理ブロックアドレス単位で管理するためのフラグを保持するのに用いられる。ここでは、差分テーブルDT1は、マスタLU210-0(及びバックアップLU210-k)の各論理ブロック領域Aiと対応付けられたビットiから構成されるビットマップ形式のテーブルである。差分テーブルDT1中のビットiは、マスタLU210-0及びバックアップLU210-kのうちのマスタLU210-0でのみ、論理ブロックアドレスLBAiで指定される領域でデータ更新が発生した場合にONされる。この差分テーブルDT1中のON状態にあるビットiの位置から、当該差分テーブルDT1は、マスタLU210-0でのみデータが更新された際の更新位置(論理ブロックアドレス)も示すことになる。差分管理テーブルDT2は、バックアップLU210-kへのデータバックアップ(スナップショット採取)が完了した時点における差分テーブルDT1の内容の複製を保持するのに用いられる。つまり差分管理テーブルDT2は、バックアップLU210-kにスナップショットデータを採取し終えた時点において、マスタLU210-0とバックアップLU210-kとの間でデータが相異する位置を示すのに用いられる。
図2は、マスタLU210-0の各論理ブロックアドレスLBAiの領域とコピー完了テーブルCT及び差分テーブルDTk(k=1,2)の各ビットiとの対応関係を示す。バックアップLU210-1,210-2の各論理ブロックアドレスLBAiの領域とコピー完了テーブルCT及び差分テーブルDTkの各ビットiとの対応関係も、図2と同様である。
バックアップ状態フラグBKは、バックアップ状態が、初回のデータのバックアップ中、初回のデータのバックアップ完了、2回目以降のデータのバックアップ中、2回目以降のデータのバックアップ完了、或いは非バックアップ中のいずれであるかを示す。コピー領域アドレスCAは、マスタLU210-0からバックアップLU210-kへのデータコピーの対象となる領域のアドレスを示す。
次に、図1の計算機システムにおけるディスクアレイコントローラ22によるスナップショット管理について、(1)マスタLU210-0からバックアップLU210-1へのデータのバックアップ(初回のバックアップ、つまり初回のスナップショット採取)、(2)マスタLU210-0からバックアップLU210-1へのデータのバックアップ(2回目のバックアップ、つまり2回目のスナップショット採取)を例に、図3乃至図6のフローチャートを参照して説明する。
(1)マスタLU210-0からバックアップLU210-1へのデータのバックアップ(初回のバックアップ)
ホスト計算機10は、ディスクアレイ装置20のディスクアレイコントローラ22に対し、データの書き込み要求、データの読み出し要求、バックアップ開始要求、或いはバックアップ中止要求を発行する。ディスクアレイコントローラ22は、ホスト計算機10から要求を受け取ると、当該要求が、データの書き込み要求か、データの読み出し要求か、バックアップ開始要求(スナップショット採取要求)か、或いはバックアップ中止要求(スナップショット採取中止要求)かを判別する(ステップS101)。
今、ホスト計算機10からの要求がバックアップLU210-1にスナップショットデータを採取するためのバックアップ開始要求であったものとする(ステップS104)。この場合、ディスクアレイコントローラ22は、コピー完了テーブルCT及び差分テーブルDT1を初期化する(ステップS123)。これによりコピー完了テーブルCT及び差分テーブルDT1の全ビットがOFFされる。
次にディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKを参照することにより、非バックアップ中かどうかを判定する(ステップS124)。ここでは、非バックアップ中であると判定されたものとする(ステップS125)。この場合、ディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKを初回のデータのバックアップ中を示す状態に更新する(ステップS127)。そしてディスクアレイコントローラ22は、バックアップタスクBTを起動する(ステップS129)。これによりバックアップタスクBTは、図5及び図6のフローチャートに従うバックアップ処理(スナップショット採取処理)を次のように実行する。
まずバックアップタスクBTは、コピー領域アドレスCAを初期化(例えば、マスタLU210-0及びバックアップLU210-1の先頭の論理ブロックアドレスLBA0に設定)する(ステップS201)。次にバックアップタスクBTは、現在のコピー領域アドレスCAからマスタLU210-0の全てのデータをバックアップLU210-1にコピー済みかどうかを判定する(ステップS202)。この例のようにコピー済みでない場合(ステップS203)、バックアップタスクBTは、現在のコピー領域アドレスCAに対応するコピー完了テーブルCT中のビットの状態から、コピー領域アドレスCAで指定されるマスタLU210-0の旧データがバックアップLU210-1にコピー済みかどうかを判定する(ステップS205)。コピー領域アドレスCAで指定される領域の旧データがコピー済みではない場合(ステップS206)、バックアップタスクBTは、バックアップ状態フラグBKを参照して初回のデータのバックアップ中かどうかを判定する(ステップS208)。
この例のように、初回のデータのバックアップ中の場合(ステップS209)、バックアップタスクBTは、コピー領域アドレスCAで指定されるマスタLU210-0の領域に書き込まれている旧データを読み出し、当該アドレスCAで指定されるバックアップLU210-1の領域に書き込む(ステップS214)。次にバックアップタスクBTは、コピー領域アドレスCAに対応するコピー完了テーブルCT中のビットを、コピー済みを示す状態(ON状態)に設定する(ステップS216)。そしてバックアップタスクBTは、コピー領域アドレスCAを次の領域を示すアドレスに変更(ここではシーケンシャルに変更)した後(ステップS217)、ステップS202に戻る。このようにして、コピー領域アドレスCAを順次更新しながら、マスタLU210-0のデータをバックアップLU210-1にコピーするコピー処理(バックアップ処理)が続けられる。
このバックアップタスクBTによるコピー処理の最中に、ディスクアレイコントローラ22がホスト計算機10からデータの書き込み要求を受け取ったものとする(ステップS101,S102)。この場合、ディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKを参照することにより、非バックアップ中かどうかを判定する(ステップS106)。この例では、初回のデータのバックアップ中であり、非バックアップ中ではない(ステップS107)。この場合、ディスクアレイコントローラ22は、ホスト計算機10からの書き込み要求で指定された新データを書き込もうとする領域に対応するコピー完了テーブルCT中のビットの状態から、マスタLU210-0の旧データがバックアップ中(つまりスナップショット採取中の)バックアップLU210-1にコピー済みかどうかを判定する(ステップS109)。ここで、ホスト計算機10からの書き込み要求で指定された新データを書き込もうとする領域が、論理ブロックアドレスLBAiの領域Aiであるものとする。
もし、マスタLU210-0の領域Aiの旧データがバックアップLU210-1にコピー済みでない場合(ステップS110)、ディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKに基づいて初回のデータのバックアップ中かどうかを判定する(ステップS112)。この例のように初回のデータのバックアップ中の場合(ステップS113)、ディスクアレイコントローラ22は、マスタLU210-0の領域Aiに書き込まれている旧データを読み出し、スナップショット採取中のバックアップLU210-1に書き込む(ステップS118)。続いてディスクアレイコントローラ22は、領域Aiに対応するコピー完了テーブルCT中のビットiをコピー済みを示す状態(ON状態)に設定する(ステップS119)。次にディスクアレイコントローラ22は、領域Aiに対応する差分テーブルDT1中のビットiを差分ありを示す状態(ON状態)に設定する(ステップS120)。そしてディスクアレイコントローラ22は、ホスト計算機10からの書き込み要求で指定された新データをマスタLU210-0の領域Aiに書き込んで(ステップS121)、当該書き込み要求の実行を終了する。
このように、バックアップ中にホスト計算機10から与えられた書き込み要求に従って、マスタLU210-0の領域Aiに書き込まれているコピー前の旧データがバックアップLU210-1に書き込まれた(コピーされた)結果、領域Aiに対応するコピー完了テーブルCT中のビットiがコピー済みを示す状態に設定され、やがてコピー領域アドレスCAが当該領域Aiを指定する論理ブロックアドレスLBAiに変更されたものとする(ステップS217)。この場合、バックアップタスクBTでは、現在のコピー領域アドレスCA(=LBAi)に対応するコピー完了テーブルCT中のビットiの状態から、マスタLU210-0の旧データがバックアップLU210-1にコピー済みであると判定される(ステップS207)。するとバックアップタスクBTはデータコピー(ステップS214)を行わずにそのままステップS217に進み、コピー領域アドレスCAを次の領域を示すアドレス(ここではLBAi+1)に変更する(ステップS217)。
一方、上記ステップS109での判定の結果、マスタLU210-0の領域Aiの旧データがバックアップLU210-1にコピー済みであると判定された場合(ステップS111)、ディスクアレイコントローラ22はステップS120に進み、領域Aiに対応する差分テーブルDT1中のビットiを差分ありを示す状態(ON状態)に設定する(ステップS120)。そしてディスクアレイコントローラ22は、ホスト計算機10からの書き込み要求で指定された新データをマスタLU210-0の領域Aiに書き込んで(ステップS121)、当該書き込み要求の実行を終了する。
なお、非バックアップ中にホスト計算機10から書き込み要求を受け取った場合には(ステップS101,S102,S106,S108)、ディスクアレイコントローラ22は、当該書き込み要求で指定された新データをマスタLU210-0の領域Aiに書き込んで(ステップS121)、当該書き込み要求の実行を終了する。
また、ホスト計算機10から読み出し要求を受け取った場合には(ステップS101,S103)、ディスクアレイコントローラ22はバックアップ状態フラグBKの状態に無関係に、当該読み出し要求で指定されたデータをマスタLU210-0から読み出して(ステップS122)、当該読み出し要求の実行を終了する。
また、バックアップ開始要求(スナップショット採取要求)に従うバックアップ中(スナップショット採取中)に、ホスト計算機10からバックアップ中止要求(スナップショット採取中止要求)を受け取った場合には(ステップS101,S105)、ディスクアレイコントローラ22はバックアップタスクBTを強制的に停止する(ステップS130)。そしてディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKに基づいて初回のデータのバックアップ中かどうかを判定する(ステップS131)。初回のデータのバックアップ中であった場合(ステップS132)、ディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKを初回のデータのバックアップの前の状態、つまり非バックアップ中を示す状態に設定して(ステップS134)、バックアップ中止要求の実行を終了する。これに対し、初回のデータのバックアップ中でなかった場合、つまり2回目以降のデータのバックアップ中であった場合(ステップS133)、ディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKを初回のデータのバックアップ完了を示す状態に設定して(ステップS135)、バックアップ中止要求の実行を終了する。これにより、その後、ホスト計算機10から再びバックアップ開始要求が与えられた場合(ステップS101,S104)、バックアップ状態フラグBKを、非バックアップ中または初回のデータのバックアップ中を示す状態から、再び初回のデータのバックアップ中または2回目以降のデータのバックアップ中を示す状態に更新して(ステップS127またはS128)、バックアップタスクBTを起動することができる(ステップS129)。
さて、バックアップタスクBTによる初回のバックアップ処理が進んだ結果、マスタLU210-0の全てのデータをバックアップLU210-1にコピー済みであることが、コピー領域アドレスCAに基づいて判定されたものとする(ステップS202,204)。このとき、バックアップLU210-1には、ホスト計算機10からディスクアレイコントローラ22に対してバックアップ開始要求が与えられた時点のマスタLU210-0の内容、つまりスナップショットデータが採取されている。バックアップタスクBTは、この時点の差分テーブルDT1の全てのビットの状態を差分テーブルDT2にコピーする(ステップS218)。これにより差分管理テーブルDT2は、今回のバックアップ開始要求が与えられた時点から、その時点のスナップショットがバックアップLU210-1に採取されるまでの間に、マスタLU210-0でのみデータが更新された際の更新位置(論理ブロックアドレス)、つまりマスタLU210-0とスナップショットが採取されたバックアップLU210-1との間でデータが相異する位置(差分のある位置)を示す。
バックアップタスクBTは、ステップS218を実行すると、バックアップ状態フラグBKに基づいて初回のデータのバックアップ中かどうかを判定する(ステップS219)。この例のように初回のデータのバックアップ中の場合(ステップS220)、バックアップタスクBTは、バックアップ状態フラグBKを初回のデータのバックアップ完了を示す状態に設定して(ステップS222)、一連のバックアップ処理を終了する。
(2)マスタLU210-0からバックアップLU210-2へのデータのバックアップ(2回目のバックアップ)
上記したバックアップLU210-1へのデータのバックアップ処理が終了すると、バックアップ開始要求時のマスタLU210-0のスナップショットデータがバックアップLU210-1に採取されたことになる。その後、つまり初回のデータのバックアップ完了後に、ホスト計算機10から論理ブロックアドレスLBAiの領域Aiへのデータの書き込み要求を受け取ったものとする(ステップS101,S102,S106)。この場合、非バックアップ中でない(ここでは初回のデータのバックアップ完了状態である)ことから(ステップS107)、ディスクアレイコントローラ22は、ホスト計算機10からの書き込み要求で指定された新データを書き込もうとする領域Aiに対応するコピー完了テーブルCT中のビットiの状態から、マスタLU210-0の旧データがコピー済みかどうかを判定する(ステップS109)。ここではコピー済みであることから(ステップS111)、ディスクアレイコントローラ22はステップS120に進み、上記書き込み要求で指定された論理アドレスLBAiの領域Aiに対応する差分テーブルDT1中のビットiを差分ありを示す状態(ON状態)に設定する(ステップS120)。そしてディスクアレイコントローラ22は、上記書き込み要求で指定された新データをマスタLU210-0の領域Aiに書き込んで(ステップS121)、当該書き込み要求の実行を終了する。このようにして、初回のバックアップ完了後、マスタLU210-0でのみデータが更新されていき、その都度、その更新位置を差分テーブルDT1に記録するために、その更新位置に対応する当該差分テーブルDT1中のビットが差分ありを示す状態(ON状態)に設定される。
その後、ホスト計算機10からディスクアレイコントローラ22に対して、新たにバックアップLU210-2にスナップショットデータを採取するためのバックアップ開始要求が与えられたものとする(ステップS101,S104)。この場合、ディスクアレイコントローラ22は、コピー完了テーブルCT及び差分テーブルDT1を初期化する(ステップS123)。次にディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKに基づいて非バックアップ中かどうかを判定する(ステップS124)。ここでは、バックアップ状態フラグBKは、初回のバックアップ完了を示しており、非バックアップ中でないと判定される(ステップS126)。この場合、ディスクアレイコントローラ22は、バックアップ状態フラグBKを2回目以降のデータのバックアップ中を示す状態に更新する(ステップS128)。そしてディスクアレイコントローラ22は、バックアップタスクBTを起動する(ステップS129)。これによりバックアップタスクBTはバックアップ処理を実行する。
今、バックアップ処理中のステップS205での判定の結果、現在のコピー領域アドレスCA(=LBAi)に対応するコピー完了テーブルCT中のビットiの状態から、マスタLU210-0の旧データがスナップショットデータ採取中のバックアップLU210-2にコピー済みでないと判定されたものとする(ステップS206)。この場合、バックアップタスクBTは、バックアップ状態フラグBKに基づいて初回のデータのバックアップ中かどうかを判定する(ステップS208)。この例のように2回目以降のデータのバックアップ中の場合(ステップS210)、バックアップタスクBTは、差分管理テーブルDT2のビットiを参照して、コピー領域アドレスCA(=LBAi)で指定される領域Aiのデータに関し、マスタLU210-0と前回スナップショットが採取されたバックアップLU210-1との間で違いがあるかを判定する(ステップS211)。
もし、マスタLU210-0のデータとバックアップLU210-1のデータ(前回のスナップショットデータ)とに違いがあると判定された場合(ステップS212)、つまり前回バックアップLU210-1へのスナップショット採取が指示された後にマスタLU210-0の領域Aiにデータが書き込まれた場合、バックアップタスクBTは、マスタLU210-0から当該領域Aiのデータを読み出して、スナップショットデータ採取中のバックアップLU210-2の領域Aiに書き込むデータコピーを行う(ステップS214)。これに対し、マスタLU210-0のデータとバックアップLU210-1のデータ(前回のスナップショットデータ)とに違いがないと判定された場合(ステップS213)、つまりマスタLU210-0の領域Aiのデータが、前回のスナップショット採取時点と変わっていない場合、バックアップタスクBTは、当該バックアップLU210-1から領域Aiのデータを読み出して、スナップショットデータ採取中のバックアップLU(#B2)210-2に書き込むデータコピーを行う(ステップS215)。バックアップタスクBTは、ステップS214またはS215を実行すると、コピー領域アドレスCAに対応するコピー完了テーブルCT中のビットを、コピー済みを示す状態(ON状態)に設定する(ステップS216)。そしてバックアップタスクBTは、コピー領域アドレスCAを次の領域を示すアドレスに変更した後(ステップS217)、ステップS202に戻る。
やがて、バックアップタスクBTによる2回目以降(ここでは2回目)のバックアップ処理が進んだ結果、マスタLU210-0の全てのデータをバックアップLU210-1にコピー済みであると判定されたたものとする(ステップS202,204)。バックアップタスクBTは、この時点の差分テーブルDT1の全てのビットの状態を差分テーブルDT2にコピーする(ステップS218)。これにより差分管理テーブルDT2は、今回(2回目)のバックアップ開始要求が与えられた時点から、その時点のスナップショットがバックアップLU210-1に採取されるまでの間に、マスタLU210-0でデータが更新された際の更新位置を示す。
バックアップタスクBTは、ステップS218を実行すると、バックアップ状態フラグBKに基づいて初回のデータのバックアップ中かどうかを判定する(ステップS219)。この例のように2回目以降のデータのバックアップ中の場合(ステップS221)、バックアップタスクBTは、バックアップ状態フラグBKを2回目以降のデータのバックアップ完了を示す状態に設定して(ステップS223)、一連のバックアップ処理を終了する。
本実施形態における上述の動作の特徴について図7を適宜参照して説明する。
まず、最初のスナップショットをバックアップLU210-1に採取するための初回のバックアップ開始要求(スナップショット採取要求)に対し、その要求時点のマスタLU210-0の内容をバックアップLU210-1にコピーするコピー処理が行われる。このコピー処理でコピーが完了したデータに対応するコピー完了テーブルCT中のビットがON状態(コピー完了を示す状態)に設定される。また、初回のバックアップ開始要求時点以降に発生するマスタLU210-0でのデータ更新に応じ、当該マスタLU210-0とバックアップLU210-1との間でデータが相異する更新位置に対応する差分テーブルDT1中のビットがON状態(差分ありを示す状態)に設定される。
初回のバックアップ開始要求に対するバックアップLU210-1へのデータのコピー処理中に、ホスト計算機10からデータの書き込み要求が与えられた場合、当該要求によって指定される更新位置(領域Ai)のデータがコピー済みであるかによって動作が次のように変わる。
(1a)コピー済み
マスタLU210-0の領域Aiへの新データ書き込み
(1b)コピー未完了
マスタLU210-0の領域Aiからの旧データ読み出し→バックアップLU210-1の領域Aiへの旧データの書き込み→マスタLU210-0の領域Aiへの新データ書き込み。領域Aiに対応するコピー完了テーブルCT及び差分テーブルDT1中の各ビットiをONする。
バックアップ開始要求に対するバックアップLU210-1へのデータのコピー処理が完了すると、その時点の差分テーブルDT1の複製が差分テーブルDT2に保持される。
次に、2回目のスナップショットをバックアップLU210-2に採取するための2回目のバックアップ開始要求に対しては、次のようなコピー処理が行われる。
(2a)差分テーブルDT2で差分ありが示されていない論理ブロックアドレスのデータを、図7において矢印2aで示すように、前回スナップショットが採取されたバックアップLU210-1からバックアップLU210-2にコピーする。
(2b)差分テーブルDT2で差分ありが示されている論理ブロックアドレスのデータを、図7において矢印2bで示すように、マスタLU210-0からバックアップLU210-2にコピーする。
(2c)コピーが完了した論理ブロックアドレスの位置に対応するコピー完了テーブルCT中のビットをコピー完了を示すON状態とする。
2回目のバックアップ開始要求に対するバックアップLU210-2へのデータのコピー処理中に、ホスト計算機10からデータの書き込み要求が与えられた場合、当該要求によって指定される更新位置(領域Ai)のデータがコピー済みであるか、或いはコピー済みでないときは、差分テーブルDT2によって差分なしが示されているかによって動作が次のように変わる。
(3a)コピー済み
マスタLU210-0の領域Aiへの新データ書き込み(ステップS3a)。領域Aiに対応する差分テーブルDT1中のビットiをONする。
(3b)コピー未完了で差分なし
マスタLU210-0の領域Aiへの新データ書き込み(ステップS3b)。領域Aiに対応する差分テーブルDT1中のビットiをONする。
(3c)コピー未完了で差分あり
マスタLU210-0の領域Aiからの旧データ読み出し→バックアップLU210-2の領域Aiへの旧データの書き込み→マスタLU210-0の領域Aiへの新データ書き込み(ステップS3c)。領域Aiに対応するコピー完了テーブルCT及び差分テーブルDT1中の各ビットiをONする。
このように本実施形態においては、2回目のバックアップ開始要求に対するバックアップLU210-2へのデータのコピー処理中に、ホスト計算機10からデータの書き込み要求が与えられても、上記(3a)〜(3c)のうち、(3a)及び(3b)の条件が成立する場合には、マスタLU210-0の領域Aiからの旧データ読み出し→バックアップLU210-2の領域Aiへの旧データの書き込みが不要となる。即ち、書き込み要求によって指定される更新位置(領域Ai)のデータがコピー済みであるか、或いはコピー済みでなくても差分テーブルDT2によってマスタLU210-0とバックアップLU210-1との間でデータの相異がないことが示されている場合には、旧データの読み出し/書き込みが不要となるため、それに要する時間分だけ、マスタLU210-0の書き込み性能の劣化を抑止できる。
また本実施形態においては、1回目のバックアップ開始要求に応じてバックアップLU210-1にスナップショットが採取された後に、2回目のバックアップ要求に応じてバックアップLU210-1に次のスナップショットを採取する場合に、差分テーブルDT2で差分ありが示されていない論理ブロックアドレスのデータについては、前回スナップショットが採取されたバックアップLU210-1からバックアップLU210-2にコピーされる。このため、マスタLU210-0の全データをバックアップLU210-2にコピーする場合に比べて、スナップショット採取のためにマスタLU210-0からデータを読み出す期間が短縮され、当該マスタLU210-0の負荷を低減できる。
以上の効果は、3回目以降のバックアップ要求に従うスナップショット採取においても同様に得られる。ここでは、スナップショット採取先のバックアップLUとして、バックアップLU210-1及び210-2を交互に割り当てれば良い。また、3台以上のバックアップLUを用いる場合には、それらのバックアップLUを順番にスナップショット採取先のバックアップLUとして用い、その直前にスナップショットが採取されたバックアップLUを、差分テーブルDT2で差分ありが示されていない論理ブロックアドレスのデータのコピー元として用いれば良い。
また上記実施形態では、スナップショットが採取されるバックアップLUへのデータのコピーは、シーケンシャルに行われる。しかし、差分テーブルDT2で差分ありが示されている論理ブロックアドレスのデータだけを先にマスタLU210-0からスナップショット採取先のバックアップLUにコピーし、このコピーが終了した時点でスナップショット採取が完了したものとして扱い、差分テーブルDT2で差分なしが示されている論理ブロックアドレスのデータについては、前回スナップショットが採取されたバックアップLUからスナップショット採取先のバックアップLUに後からコピーするようにしても良い。
また上記実施形態では、ホスト計算機10からの読み出し要求に対して、要求された領域Aiのデータを全てマスタLU210-0から読み出している。しかし、マスタLU210-0の領域Aiと同一のデータが、バックアップLU210-1または210-2にも存在する場合には、当該バックアップLU210-1または210-2から領域Aiのデータを読み出すようにしても良い。今、上記実施形態と同様に、バックアップLU210-1には既にスナップショットデータが採取されており、現在バックアップLU210-2にスナップショットデータを採取中である場合を想定する。ここでは、領域AiのデータがマスタLU210-0とバックアップLU210-2との間で相異していないことが差分テーブルDT2により示されている“差分なし”の場合(つまりマスタLU210-0とバックアップLU210-1,210-2の領域Aiのデータが全て一致している場合)には、バックアップLU210-1からデータを読み出せば良い。また、バックアップLU210-1にスナップショットデータが採取されてから、その後のバックアップ開始要求(スナップショット採取要求)によってバックアップLU210-2への新たなスナップショット採取が開始されるまでの間にマスタLU210-0に書き込まれた新データが、バックアップタスクBTによるコピー処理でバックアップLU210-2にコピーされた場合には、そのデータをバックアップLU210-2から読み出せば良い。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係る計算機システムの構成を示すブロック図。 マスタLU210-0の各論理ブロックアドレスLBAiの領域とコピー完了テーブルCT及び差分管理テーブルDTk(k=1,2)の各ビットiとの対応関係を示す図。 ホスト計算機10からディスクアレイコントローラ22に対して要求が与えられた場合の動作手順を示すフローチャートの一部を示す図。 ホスト計算機10からディスクアレイコントローラ22に対して要求が与えられた場合の動作手順を示すフローチャートの残りを示す図。 ディスクアレイコントローラ22上で動作するバックアップタスクBTの動作手順を示すフローチャートの一部を示す図。 ディスクアレイコントローラ22上で動作するバックアップタスクBTの動作手順を示すフローチャートの残りを示す図。 同実施形態における動作の特徴を整理して示す図。
符号の説明
10…ホスト計算機、20…ディスクアレイ装置、21…ディスクアレイ、22…ディスクアレイコントローラ、210-0…マスタLU(マスタ論理ユニット)、210-1,210-2…バックアップLU(バックアップ論理ユニット)、220…不揮発性メモリ、CT…コピー完了テーブル、DT1…第1の差分テーブル,DT2…第2の差分テーブル、CA…コピー領域アドレス、BT…バックアップタスク。

Claims (7)

  1. ホスト計算機から要求されたデータの読み出し/書き込みが行われるマスタ論理ユニットと、前記マスタ論理ユニットの複製を保持するための複数のバックアップ論理ユニットとを備えたディスクアレイを制御するディスクアレイコントローラにおいて、
    前記ホスト計算機から前記複数のバックアップ論理ユニットの1つをスナップショット採取先とするスナップショット採取が指示された時点以降に発生する前記マスタ論理ユニットに対するデータ更新の更新位置を記録するための差分テーブルと、
    前記複数のバックアップ論理ユニットの1つに前記マスタ論理ユニットのスナップショットが採取された後に、前記ホスト計算機から前記複数のバックアップ論理ユニットの別の1つをスナップショット採取先とする新たなスナップショット採取が指示された場合、当該新たなスナップショット採取が指示された時点の前記マスタ論理ユニットのスナップショットを前記別の1つのバックアップ論理ユニットに採取するためのコピー処理を実行するコピー手段であって、前記差分テーブルによって示される非更新位置のデータを前回スナップショットが採取された前記1つのバックアップ論理ユニットから前記別の1つのバックアップ論理ユニットにコピーする第1のコピー手段と、前記差分テーブルによって示される前回スナップショット採取が指示された時点以降に更新された更新位置のデータを前記マスタ論理ユニットから前記別の1つのバックアップ論理ユニットにコピーする第2のコピー手段とを含むコピー手段と
    を具備することを特徴とするディスクアレイコントローラ。
  2. 前記差分テーブルは、前回スナップショット採取が指示された時点以降に発生する前記マスタ論理ユニットに対するデータ更新の更新位置をデータ更新の都度記録するための第1の差分テーブルと、前回スナップショット採取が指示されたことにより、その時点の前記マスタ論理ユニットのスナップショットを前記1つのバックアップ論理ユニットに採取するために実行される前記コピー手段によるコピー処理が完了した時点における前記第1の差分テーブルの複製を保持するための第2の差分テーブルとを含み、
    前記第1のコピー手段は、前記新たなスナップショット採取が指示された場合、前記第2の差分テーブルに従って非更新位置を特定し、
    前記第2のコピー手段は、前記新たなスナップショット採取が指示された場合、前記第2の差分テーブルに従って更新位置を特定する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクアレイコントローラ。
  3. 前記コピー手段によるコピーが完了した位置を記録するためのコピー完了テーブルと、
    前記第1のコピー手段による非更新位置のデータのコピーまたは前記第2のコピー手段による更新位置のデータのコピーに応じて、当該位置のコピー完了を示す情報を前記コピー完了テーブルに記録するコピー完了テーブル操作手段と、
    前記ホスト計算機からデータの書き込み要求が与えられた場合、当該書き込み要求で指定された前記マスタ論理ユニットの位置の旧データがコピー済みであるかを前記コピー完了テーブルに基づいて判定するコピー判定手段と、
    前記コピー判定手段によりコピー済みであると判定された場合、対応する位置が更新位置であることを前記第1の差分テーブルに記録する差分テーブル操作手段と、
    前記コピー判定手段によりコピー済みであると判定された場合、前記書き込み要求で指定された前記マスタ論理ユニットの位置に新データを書き込む書き込み手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項2記載のディスクアレイコントローラ。
  4. 前記コピー判定手段によりコピー済みでないと判定され、且つ前記1つのバックアップ論理ユニットに既にスナップショットが採取されている場合、前記書き込み要求で指定された前記マスタ論理ユニットの位置の旧データが前回スナップショットが採取されたバックアップ論理ユニットの対応する位置のデータと相異するかを前記第2の差分テーブルに従って判定する差分判定手段を更に具備し、
    前記差分テーブル操作手段は、前記差分判定手段によりデータが相異しないと判定された場合、対応する位置が更新位置であることを前記第1の差分テーブルに記録し、
    前記書き込み手段は、前記差分判定手段によりデータが相異しないと判定された場合、前記書き込み要求で指定された前記マスタ論理ユニットの位置に新データを書き込む
    ことを特徴とする請求項3記載のディスクアレイコントローラ。
  5. 前記差分判定手段によりデータが相異すると判定された場合、前記書き込み要求で指定された前記マスタ論理ユニットの位置の旧データを前記別の1つのバックアップ論理ユニットの対応する位置にコピーする旧データコピー手段を更に具備し、
    前記コピー完了テーブル操作手段は、前記旧データコピー手段による旧データコピーに応じて対応する位置のコピー完了を示す情報を前記コピー完了テーブルに記録し、
    前記差分テーブル操作手段は、前記旧データコピー手段による旧データコピー後に、対応する位置が更新位置であることを前記第1の差分テーブルに記録し、
    前記書き込み手段は、前記旧データコピー手段による旧データコピー後に、前記書き込み要求で指定された前記マスタ論理ユニットの位置に新データを書き込む
    ことを特徴とする請求項4記載のディスクアレイコントローラ。
  6. ホスト計算機から要求されたデータの読み出し/書き込みが行われるマスタ論理ユニットと、前記マスタ論理ユニットの複製を保持するための複数のバックアップ論理ユニットとを備えたディスクアレイと、
    前記ディスクアレイを制御するディスクアレイコントローラとを具備し、
    前記ディスクアレイコントローラは、
    前記ホスト計算機から前記複数のバックアップ論理ユニットの1つをスナップショット採取先とするスナップショット採取が指示された時点以降に発生する前記マスタ論理ユニットに対するデータ更新の更新位置を記録するための差分テーブルと、
    前記複数のバックアップ論理ユニットの1つに前記マスタ論理ユニットのスナップショットが採取された後に、前記ホスト計算機から前記複数のバックアップ論理ユニットの別の1つをスナップショット採取先とする新たなスナップショット採取が指示された場合、当該新たなスナップショット採取が指示された時点の前記マスタ論理ユニットのスナップショットを前記別の1つのバックアップ論理ユニットに採取するためのコピー処理を実行するコピー手段であって、前記差分テーブルによって示される非更新位置のデータを前回スナップショットが採取された前記1つのバックアップ論理ユニットから前記別の1つのバックアップ論理ユニットにコピーする第1のコピー手段と、前記差分テーブルによって示される前回スナップショット採取が指示された時点以降に更新された更新位置のデータを前記マスタ論理ユニットから前記別の1つのバックアップ論理ユニットにコピーする第2のコピー手段とを含むコピー手段と
    から構成されることを特徴とするディスクアレイ装置。
  7. ホスト計算機から要求されたデータの読み出し/書き込みが行われるマスタ論理ユニットと、前記マスタ論理ユニットの複製を保持するための複数のバックアップ論理ユニットとを備えたディスクアレイを制御するディスクアレイコントローラに適用されるディスクアレイ制御プログラムであって、
    前記ディスクアレイコントローラに、
    前記ホスト計算機から前記複数のバックアップ論理ユニットの1つをスナップショット採取先とするスナップショット採取が指示された時点以降に発生する前記マスタ論理ユニットに対するデータ更新の更新位置を第1の差分テーブルに記録するステップと、
    前記1つのバックアップ論理ユニットへのスナップショット採取完了時に前記第1の差分テーブルの内容を第2の差分テーブルにコピーするステップと、
    前記1つのバックアップ論理ユニットに前記マスタ論理ユニットのスナップショットが採取された後に、前記ホスト計算機から前記複数のバックアップ論理ユニットの別の1つをスナップショット採取先とする新たなスナップショット採取が指示された場合、当該新たなスナップショット採取が指示された時点の前記マスタ論理ユニットのスナップショットを前記別の1つのバックアップ論理ユニットに採取するためのコピー処理を実行するステップであって、前記第2の差分テーブルによって示される非更新位置のデータを前回スナップショットが採取された前記1つのバックアップ論理ユニットから前記別の1つのバックアップ論理ユニットにコピーする第1のコピーステップと、前記第2の差分テーブルによって示される更新位置のデータを前記マスタ論理ユニットから前記別の1つのバックアップ論理ユニットにコピーする第2のコピーステップとを含むステップと
    を実行させるためのディスクアレイ制御プログラム。
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