JP3841349B2 - 照明ユニット - Google Patents

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Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明部とその照明部をオンオフするためのスイッチとを備えて構成される車両室内用の照明ユニットに関する。
【0002 】
【従来の技術】
車両室内には、各種の照明ユニットが配設されている。すなわち、天井前方にはオーバーヘッドユニットが配設され、天井中央には室内灯が配設され、天井後方には後部座席用の読書灯が配設されている。以下、上記オーバーヘッドユニットを一例に挙げて説明する(例えば特許文献1参照)。
【0003 】
図15において、オーバーヘッドユニット201は、車両室内の天井202に対して下向きに取り付けられている。オーバーヘッドユニット201の筐体203には、ルームランプ及びマップランプ両用のレンズ204、コンソールボックス205、及びスイッチ類等が設けられている。そのスイッチ類としては、ルームランプ用スイッチ206、マップランプ用スイッチ207、207、サンルーフ開閉用スイッチ208、サンルーフチルト用スイッチ209が挙げられ、これらがレンズ204の周辺にそれぞれ配設されている。
【0004 】
図16は図15のオーバーヘッドユニット201に対してガレージドアオープナー用スイッチ210、侵入センサ用マイク211、音声認識用マイク212等のスイッチ類を更に付加したオーバーヘッドユニット213を示している。そのオーバーヘッドユニット213は、上記スイッチ類を付加することによって筐体214の意匠部分とレンズ215の面積とが図15と比べて外観的に異なっている。
【0005 】
このようなオーバーヘッドユニット213は、図17(a)〜(c)に示されるような内部構造を有しており、プリント配線基板216上には、上記スイッチ類が設けられている。上記スイッチ類は、筐体214の表面から突出するような構造になっている。一方、プリント配線基板216上であってレンズ215の内側には、発光体としてのバルブ(電球)217が複数設けられている。
【0006 】
尚、図16のようなスイッチ類の付加に対して容易に対応することができるような構造のオーバーヘッドユニット218も知られている(例えば特許文献2参照)。
【0007 】
図18において、上記オーバーヘッドユニット218は、一対のレンズ219、219を有しており、これらレンズ219、219の間のスイッチ部220を操作することによってバルブ(電球)221、221(一方のみ図示)が発光するような構成になっている。レンズ219、219が固定される筐体222には、コンソールボックス223が設けられている。また、筐体222には、引用符号224、224で示されるようなオプション部材も設けられている。そのオプション部材224、224は、スイッチ類の付加に対応するために設けられている。
【0008 】
【特許文献1】
特開2000−272409号公報 (第2−3頁、第1−4図)
【特許文献2】
特開2001−171430号公報 (第3頁、第1図)
【0009 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の照明ユニットにあっては、上記スイッチ類の構造及び構成からも分かるように、ユニット自体の厚みが厚くなってしまうことから(照明部分で例えば45mm、コンソールボックス部分で例えば75mm)、天井202のライナー部を突出させて収納しなければならず、車両室内の空間が圧迫されてしまうという問題点を有している。
【0010 】
また、スイッチ類を付加するような機能の増加に伴って、意匠部及び機能部を全面的に変更しなければならず(オーバーヘッドユニット218のオプション部材224は有用であるが、機能増加に対して十分に対処することができない)、付加する数だけ品番(品種)が増加してしまうという問題点と、その品番増加に伴う部品の管理が煩雑になってしまうという問題点とを有している。
【0011 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、車両室内空間の圧迫が軽減される照明ユニットを提供することを課題とする。また、機能増加の際の意匠部及び機能部の変更が低減される照明ユニットを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の照明ユニットは、照明部と該照明部をオンオフするためのスイッチとコンソールボックスとを備え、車両室内の湾曲状態に形成されるルーフライナー部の前方において下向きに取り付けられている照明ユニットであって,
前記照明部は,
レンズ及び前記コンソールボックスを取り付けるために枠状に形成され、その筐体枠表面が前記ルーフライナー部の湾曲状態に沿うように湾曲に形成されている筐体と、
光透過性を有する透明な部材であって、前記筐体の所定位置に固定され、ルームランプ及びマップランプ両用として設定されており、中央で、前記コンソールボックスに近い側に凹部が形成されているレンズと、
前記レンズに対向するように配置され、前記筐体の所定位置に固定され、所望の経路となる電気回路が形成されており、前記電気回路に接続される複数個の照明が設けられ、前記レンズの凹部の周壁の先端が伸びて形成されている回路基板と、
によって構成し,
前記スイッチは,
前記照明部のレンズに形成された凹部に取り付けられており、
外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形状に形成される押圧部を有し、該押圧部の内面に可動側の接点が前記照明に対応して複数個設けられている表シートと,
前記回路基板の一部に組み込まれており、前記可動側の接点に対向して該可動側の接点が接触する固定側の接点が設けられている回路体と,
表裏面に接着層が設けられており、前記表シートと前記回路体とを各々表裏面に固定し、前記表シートの押圧部の位置に対応して該押圧部の直径と同じか該押圧部の直径よりも大きな直径を有する貫通孔が形成されるスペーサシートと,
を備えて構成したことを特徴としている。
【0013】
上記課題を解決するためなされた請求項2記載の本発明の照明ユニットは、照明部と該照明部をオンオフするためのスイッチとコンソールボックスとを備え、車両室内の湾曲状態に形成されるルーフライナー部の前方において下向きに取り付けられている照明ユニットであって,
前記照明部は,
レンズ及び前記コンソールボックスを取り付けるために枠状に形成され、その筐体枠表面が前記ルーフライナー部の湾曲状態に沿うように湾曲に形成されている筐体と、
光透過性を有する透明な部材であって、前記筐体の所定位置に固定され、ルームランプ及びマップランプ両用として設定されており、中央で、前記コンソールボックスに近い側に第1の凹部と該第1の凹部の左右両側に跨って第2の凹部が形成され、前記第1の凹部の底面にスイッチが、前記第2の凹部の底面にオプションスイッチが固定されているレンズと、
前記レンズに対向するように配置され、前記筐体の所定位置に固定され、所望の経路となる電気回路が形成されており、前記電気回路に接続される複数個の照明が設けられ、上面又は下面にルーフワイヤハーネスから分岐された分岐ハーネスが接続され、下面に前記オプションスイッチの外部接続手段に対する接続用のコネクタが設けられており、該コネクタが前記電気回路に接続されている回路基板と、
によって構成し,
前記スイッチは,
前記照明部のレンズに形成された第1の凹部に取り付けられており、
外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形状に形成される押圧部を有し、該押圧部の内面に可動側の接点が前記照明に対応して複数個設けられている表シートと,
前記回路基板の一部に組み込まれており、前記可動側の接点に対向して該可動側の接点が接触する固定側の接点が設けられている回路体と,
表裏面に接着層が設けられており、前記表シートと前記回路体とを各々表裏面に固定し、前記表シートの押圧部の位置に対応して該押圧部の直径と同じか該押圧部の直径よりも大きな直径を有する貫通孔が形成されるスペーサシートと,
を備えて薄型のシート状に構成し,
前記オプションスイッチは,
前記照明部のレンズに形成された第2の凹部に取り付けられており、
外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形状に形成される押圧部を有し、該押圧部の内面に可動側の接点が前記照明に対応して複数個設けられているオプション用表シートと,
前記回路基板の一部に組み込まれており、前記可動側の接点に対向して該可動側の接点が接触する固定側の接点が設けられ、外部接続手段を有するオプション用回路体と,
表裏面に接着層が設けられており、前記表シートと前記回路体とを各々表裏面に固定し、前記表シートの押圧部の位置に対応して該押圧部の直径と同じか該押圧部の直径よりも大きな直径を有する貫通孔が形成されるオプション用スペーサシートと,
を備えて薄型のシート状に構成したことを特徴としている。
【0026 】
請求項1に記載された本発明によれば、照明部をオンオフするためのスイッチが薄型のシート状に形成される。そのスイッチを薄型シート状にするためには、押圧部を有する表シートと、可動側の接点と、固定側の接点を有する回路体と、一又は複数のスペーサシートとを備えて構成することがよい。このような薄型シート状のスイッチを用いることにより、スイッチの構造及び構成が要因となってユニット自体が厚くなることはない。
【0027】
請求項2に記載された本発明によれば、薄型シート状のスイッチを用いることにより、車両室内空間の圧迫を軽減することができ、薄型シート状のオプションスイッチを更に備えることにより、ユニットの厚みへの影響を軽減しつつ機能の増加を図ることができ、機能の増加を図った場合でも、車両室内空間の圧迫を軽減することができるという効果を奏する。
【0040 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2は本発明の照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(標準グレード及びHiグレード)の斜視図である。また、図3は図2のオプションスイッチのバリエーションに対する説明図、図4は図2のA−A線断面図である。さらに、図5及び図6はスイッチ及びオプションスイッチの断面図、図7はオプションスイッチの外部接続手段に対する説明図である。
【0041 】
本発明の照明ユニットとして、車両室内における天井前方のオーバーヘッドユニット、天井中央の室内灯、天井後方の読書灯などを対象にするものとする(天井部分に限定するものではない)。尚、発明の実施の形態の欄では、上記オーバーヘッドユニットを一例に挙げて説明するものとする。
【0042 】
図1において、引用符号1は標準グレードの車両に取り付けられるオーバーヘッドユニットを示している。そのオーバーヘッドユニット1は、照明部2とスイッチ3とコンソールボックス4とを備えて構成されており(コンソールボックス4の設定は任意であるものとする)、車両室内のルーフライナー部5の前方において下向きに取り付けられている。
【0043 】
このようなオーバーヘッドユニット1に対して、図2の引用符号1′は、Hiグレードの車両に取り付けられるオーバーヘッドユニットを示している。そのオーバーヘッドユニット1′は、図1のオーバーヘッドユニット1に対してオプションスイッチ6又は6′(図3参照)を更に備えて構成されている。尚、オプションスイッチ6又は6′は、Hiグレードの車両用としてはじめから取り付けられる他に、必要(機能の付加)に応じて図1のオーバーヘッドユニット1に対し後付けされるものであってもよいものとする。
【0044 】
図2のオーバーヘッドユニット1′は、上述の如く、図1のオーバーヘッドユニット1の構成を含んでいることから、以下では図2のオーバーヘッドユニット1′について、図1ないし図7を参照しながら説明する。
【0045 】
上記照明部2は、筐体7とレンズ8と回路基板9とを備えて構成されている。また、照明部2は、コンソールボックス4よりもフロントガラスから離れた位置に配設されている。
【0046 】
筐体7は、枠状に形成されている。すなわち、筐体7は、レンズ8及びコンソールボックス4を取り付けるために枠状に形成されている。また、筐体7は、その筐体枠表面10がルーフライナー部5の湾曲状態に沿うように湾曲形成されている。このような筐体7の外周縁部には、ルーフライナー部5の取り付け開口縁部に対して係止される係止固定部11が複数形成されている。その係止固定部11は、本形態において、既知の可撓係止片のような形状に形成されている。オーバーヘッドユニット1′は、係止固定部11によりルーフライナー部5に固定されるようになっている。
【0047 】
レンズ8は、光透過性を有する透明な部材であって、筐体7の所定位置に固定されている。また、レンズ8は、ルームランプ及びマップランプ両用のレンズとして設定されている。このようなレンズ8には、二つの凹部12及び13が形成されている。
【0048 】
凹部12は、特許請求の範囲に記載した凹部に相当する部分であって、レンズ8の中央、且つコンソールボックス4に近い側に形成されている。凹部12は、回路基板9に向けて凹んでおり、本形態においては、底なし形状となるように形成されている。また、凹部12は、その周壁の先端が回路基板9まで伸びるように形成されている。
【0049 】
尚、凹部12は、本形態のような底なし形状に限定されないものとする。すなわち、貫通孔を設けて後述するスペーサシートの機能を持たせるようにすれば、有底の形状に形成してもよいものとする。また、スイッチ3にオプションスイッチ6のような後述する外部接続手段を設けるようにすれば、同様に有底の形状に形成してもよいものとする。
【0050 】
凹部13は、凹部12の左右両側に跨って形成されている。また、凹部13は、オプションスイッチ6又は6′の厚みに合わせて浅底形状に形成されている。凹部13は、スイッチ6又は6′の側面を隠すために形成されている(凹部13の設定は任意であるものとする)。このような凹部13の底面(例えば凹部12とコンソールボックス4との間の部分)には、オプションスイッチ6又は6′の後述する外部接続手段に対する引き出し用の貫通孔14が形成されている。凹部13の底面には、オプションスイッチ6又は6′が固定されるようになっている。
【0051 】
回路基板9は、適宜間隔を有してレンズ8に対向するように配置されている。また、回路基板9は、筐体7の所定位置に固定されている。このような回路基板9の上には、特に図示しないが、所望の経路となる電気回路がプリント等によって形成されている。また、回路基板9の上には、上記電気回路に接続される三つのLED(発光ダイオード)15が設けられている。そのLED15は、適宜間隔を有して左右方向に並んで配設されている。回路基板9は、本形態において、スイッチ3の後述する回路体を一体に組み込んだものとして設定されている。
【0052 】
尚、LED15に替えて従来同様のバルブ(電球)を採用してもよいものとする。但し、LED15の方がバルブ(電球)よりも照明部2を薄型にすることができるという利点を有している。
【0053 】
回路基板9の上面又は下面には、図示しないルーフワイヤハーネスから分岐された分岐ハーネス16が接続されている。回路基板9は、分岐ハーネス16等を介して電源の供給や信号の送受がなされるようになっている。また、回路基板9の下面には、オプションスイッチ6又は6′の後述する外部接続手段に対する接続用のコネクタ17(図7参照)が設けられている。そのコネクタ17は、上記電気回路に接続されている。また、コネクタ17は、オプションスイッチ6又は6′の取り付け位置に合わせて配設されている。
【0054 】
上記スイッチ3は、照明部2のレンズ8に形成された凹部12に取り付けられている。また、スイッチ3は、表シート18と、可動側の接点19と、スペーサシート20と、固定側の接点21を有する回路体22と、複数の接着層23と、を備えて薄型のシート状に形成されている(図5(a)参照)。本形態のスイッチ3は、ドームスイッチとして形成されている。
【0055 】
表シート18は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のシート部材であって、熱プレスを施すことにより複数の押圧部24が形成されている。その押圧部24は、表シート18の外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形状に形成されており、押圧部24における上記内面には、上記回路体22に対する可動側の接点19が設けられている。可動側の接点19は、カーボン等からなり上記内面の頂部に例えば印刷によって設けられている。押圧部24は、適宜間隔を有して左右方向に並んで三つ形成されており、中央がルームランプ用の押圧部24、左右二つがマップランプ用の押圧部24、24として設定されている。
【0056 】
表シート18は、上記材質であることから元々透明であって、本形態においては、その内面又は外面に意匠部が印刷等によって形成されている。
【0057 】
スペーサシート20は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のシート部材であって、表シート18の変形防止と、押圧部24の反転の際の空気抜きと、押圧部24のストローク寸法確保とを実現するために設けられている。スペーサシート20の表裏面には、既知の上記接着層23がそれぞれ設けられており、表シート18と回路体22とを各々上記表裏面に固定することができるようになっている。
【0058 】
スペーサシート20は、押圧部24の位置に対応して形成された貫通孔25と、図示しない空気逃がし部とを有しており、貫通孔25には、反転させた押圧部24が挿通されるようになっている。貫通孔25は、押圧部24の直径よりも大きな直径を有するように形成されている(押圧部24の直径と同じであってもよいものとする)。
【0059 】
回路体22は、上記回路基板9の一部に組み込まれている(照明部2の回路基板9とスイッチ3の回路体22とが一体化されている)。回路体22のスペーサシート20側には、可動側の接点19が接触する固定側の接点21が設けられている。回路体22には、所望のパターンに配索された図示しないスイッチ回路が形成されている。
【0060 】
上記構成において、スイッチ3は次のように組み立てられる。先ず、表シート18をスペーサシート20の表面に接着固定する。次に、そのスペーサシート20の裏面と回路体22の表面とを接着固定することにより組み立てられる。そして、このように組み立てられたスイッチ3は、次のように作用する(作用図面は省略する)。
【0061 】
スイッチ操作前となる押圧部24に荷重が掛かっていない状態では、押圧部24自体の保形性によって、その形状が保持された状態にある。そして、スイッチ操作がなされ、押圧部24がスイッチ操作をする者の指26により矢線方向に押圧されると(下方向に荷重を掛ける押圧操作)、押圧部24が指26の押圧による荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反転する(この時、クリック感が生じる)。押圧部24が座屈、反転すると下方向の荷重が減少し、押圧部24の押圧がスムーズに進行する。反転した押圧部24は更に押し込まれてスペーサシート20の貫通孔25に挿通され、押圧部24に設けられた可動側の接点19が貫通孔25を介して回路体22の固定側の接点21に接触する。
【0062 】
これにより、回路体22の図示しないスイッチ回路が導通状態となり、スイッチ3はONされる(LED15が発光する)。一方、指26が離され下方向の荷重が解除されると、押圧部24はもとの状態に復帰する。その後、上記の操作が再度行われると、これに伴って導通状態が解除され、スイッチ3はOFFされる(LED15の発光状態が解除される)。
【0063 】
上記オプションスイッチ6又は6′は、照明部2のレンズ8に形成された凹部13に取り付けられている(図3中の仮想線で囲まれたエリアE1が取り付け位置になる)。また、オプションスイッチ6又は6′は、オプション用表シート27と、可動側の接点28と、オプション用スペーサシート29と、固定側の接点30及び外部接続手段31(図3参照)を有するオプション用回路体32と、複数の接着層33と、オプション用固定手段34と、を備えて薄型のシート状に形成されている(図5(b)参照)。本形態のオプションスイッチ6又は6′は、ドームスイッチとして形成されている。
【0064 】
オプション用表シート27は、スイッチ3の表シート18と同様の合成樹脂製のシート部材であって、一対のスイッチ操作部35、35と、これらをつなぐブリッジ部36とを有している(図3参照。スイッチ3の左右両側に取り付けるために、ここではこのような形状に形成される)。スイッチ操作部35、35には、ドーム形状の押圧部37が複数形成されている。押圧部37の内面には、上記オプション用回路体32に対する可動側の接点28が設けられている。可動側の接点28は、カーボン等からなり上記内面の頂部に例えば印刷によって設けられている。オプション用表シート27の内面又は外面には、意匠部が印刷等によって形成されている。
【0065 】
オプション用スペーサシート29は、スイッチ3のスペーサシート20と同様の合成樹脂製のシート部材であって、オプション用表シート27の形状に合わせて形成されている。オプション用スペーサシート29は、オプション用表シート27の変形防止と、押圧部37の反転の際の空気抜きと、押圧部37のストローク寸法確保とを実現するために設けられている。オプション用スペーサシート29の表裏面には、既知の上記接着層33がそれぞれ設けられており、オプション用表シート27とオプション用回路体32とを各々上記表裏面に固定することができるようになっている。
【0066 】
オプション用スペーサシート29は、押圧部37の位置に対応して形成された貫通孔38と、図示しない空気逃がし部とを有しており、貫通孔38には、反転させた押圧部37が挿通されるようになっている。貫通孔38は、押圧部37の直径よりも大きな直径を有するように形成されている(押圧部37の直径と同じであってもよいものとする)。
【0067 】
オプション用回路体32は、例えばFPC(フレキシブル・プリント・サーキット)により形成されている。また、オプション用回路体32は、所望のパターンに配索された図示しないスイッチ回路を有する回路体本体39と、外部との電気的な接続に用いられる上記外部接続手段31とを備えて構成されている。
【0068 】
回路体本体39のオプション用スペーサシート29側には、上記可動側の接点28が接触する固定側の接点30が設けられている。外部接続手段31は、回路体本体39から引き出される結線回路部40と、その結線回路部40の先端部分に設けられるコネクタ41とを備えて構成されている。
【0069 】
オプション用固定手段34は、オプションスイッチ6又は6′を照明部2の凹部13に対して取り付け固定するための部材であって、本形態においては、既知の上記接着層33と同じもの(例えば粘着シート)がこれに相当するようになっている。
【0070 】
上記構成において、オプションスイッチ6又は6′は次のように組み立てられる。先ず、オプション用表シート27をオプション用スペーサシート29の表面に接着固定するとともに、オプション用回路体32をオプション用スペーサシート29の裏面に接着固定する。次に、これらをオプション用回路体32側から照明部2の凹部13に取り付け固定するとともに、外部接続手段31のコネクタ41と回路基板9のコネクタ17とを接続することにより組み立てられる。そして、このように組み立てられたオプションスイッチ6又は6′は、次のように作用する(作用図面は省略する)。
【0071 】
スイッチ操作前となる押圧部37に荷重が掛かっていない状態では、押圧部37自体の保形性によって、その形状が保持された状態にある。そして、スイッチ操作がなされ、押圧部37がスイッチ操作をする者の指26(図5(a)参照)により矢線方向に押圧されると、押圧部37が指26の押圧による荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反転する。押圧部37が座屈、反転すると下方向の荷重が減少し、押圧部37の押圧がスムーズに進行する。反転した押圧部37は更に押し込まれてオプション用スペーサシート29の貫通孔38に挿通され、押圧部37に設けられた可動側の接点28が貫通孔38を介してオプション用回路体32の固定側の接点30に接触する。
【0072 】
これにより、オプション用回路体32の図示しないスイッチ回路が導通状態となり、オプションスイッチ6又は6′はONされる(操作対象となる機能が作動状態になる)。一方、指26が離され下方向の荷重が解除されると、押圧部37はもとの状態に復帰する。その後、上記の操作が再度行われると、これに伴って導通状態が解除され、オプションスイッチ6又は6′はOFFされる(作動状態が解除される)。
【0073 】
尚、スイッチ3やオプションスイッチ6又は6′の構成を次のように変更してもよいものとする。以下、簡単にその構成を説明する。
【0074 】
図6(a)において、スイッチ42は、照明部2の凹部12に取り付けられるものであって、ドーム形状の押圧部43を有する表シート44と、貫通孔45を有する第一のスペーサシート46と、裏面に可動側の接点47を有するメンブレンシート48と、貫通孔49を有する第二のスペーサシート50と、複数の接着層51と、回路基板9の一部に組み込まれ、表面に固定側の接点52を有する回路体53と、を備えて構成されている(表シート44及び第一のスペーサシート46を除いた構成であってもよいものとする。この場合、メンブレンシート48の平坦な表面が押圧部に相当する)。また、スイッチ42は、薄型のシート状に形成されている。
【0075 】
図6(b)において、オプションスイッチ54は、照明部2の凹部13に取り付けられるものであって、ドーム形状の押圧部55を有するオプション用表シート56と、貫通孔57を有する第一のオプション用スペーサシート58と、裏面に可動側の接点59を有するメンブレンシート60と、貫通孔61を有する第二のオプション用スペーサシート62と、複数の接着層63と、固定側の接点64及び外部接続手段(不図示)を有するオプション用回路体65と、オプション用固定手段66と、を備えて構成されている(オプション用表シート56及び第一のオプション用スペーサシート58を除いた構成であってもよいものとする。この場合、メンブレンシート60の平坦な表面が押圧部に相当する)。また、オプションスイッチ54は、薄型のシート状に形成されている。
【0076 】
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、上述のような薄型シート状のスイッチ3を用いるとともに、そのスイッチ3を照明部2の凹部12に取り付けることにより、本発明に係るオーバーヘッドユニット1′は、従来よりも薄型のものになることが分かる。また、照明部2の発光体としてLED15を採用することにより、本発明に係るオーバーヘッドユニット1′は、従来よりも一層薄型のものになることが分かる。さらに、機能を付加する必要がある場合であっても、薄型シート状のオプションスイッチ6又は6′を用いることにより、本発明に係るオーバーヘッドユニット1′は、従来よりも一層薄型のものになることが分かる。従って、本発明に係るオーバーヘッドユニット1′は、車両室内空間の圧迫を従来と比べて軽減することができる。
【0077 】
その他、本発明に係るオーバーヘッドユニット1′は、オプションスイッチ6又は6′の変更のみで車両のグレード対応をすることができる。また、図1のオーバーヘッドユニット1は、オプションスイッチ6又は6′の追加のみで車両のグレード対応をすることができる。従って、機能増加の際の意匠部及び機能部の変更を低減することができる。
【0078 】
次に、図8及び図9を参照しながらHiグレードの車両に取り付けられるオーバーヘッドユニットについて説明する。図8は本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(Hiグレード(表示手段あり))の斜視図、図9は図8のB−B線断面図である。
【0079 】
図8及び図9において、オーバーヘッドユニット71は、照明部72とスイッチ73とオプションスイッチ74とコンソールボックス75とを備えて構成されており、車両室内のルーフライナー部76の前方において下向きに取り付けられている。尚、オプションスイッチ74は、Hiグレードの車両用としてはじめから取り付けられる他に、必要(機能の付加)に応じて後付けされるものであってもよいものとする。また、コンソールボックス75の設定は任意であるものとする。
【0080 】
上記照明部72は、筐体77とレンズ78と回路基板79とを備えて構成されている。また、照明部72は、コンソールボックス75よりもフロントガラスから離れた位置に配設されている。
【0081 】
筐体77は、レンズ78及びコンソールボックス75を取り付けるために枠状に形成されている。また、筐体77は、その筐体枠表面80がルーフライナー部76の湾曲状態に沿うように湾曲形成されている。このような筐体77の外周縁部には、ルーフライナー部76の取り付け開口縁部に対して係止される係止固定部81が複数形成されている。オーバーヘッドユニット71は、係止固定部81によりルーフライナー部76に固定されるようになっている。
【0082 】
レンズ78は、光透過性を有する透明な部材であって、筐体77の所定位置に固定されている。また、レンズ78は、ルームランプ及びマップランプ両用のレンズとして設定されている。このようなレンズ78には、二つの凹部82及び83が形成されている。
【0083 】
凹部82は、上述のオーバーヘッドユニット1及び1′の凹部12と同じ部分であり、ここではその説明を省略する。凹部83は、凹部82の左右両側に跨って形成されている。また、凹部83は、オプションスイッチ74の厚みに合わせて浅底形状に形成されている。凹部83の底面には、オプションスイッチ74が固定されるようになっている。
【0084 】
凹部83の底面であって凹部82とコンソールボックス75との間の部分は、上述の凹部13の同じ部分よりも幅広に形成されている。このような上記部分には、オプションスイッチ74の後述する外部接続手段に対する引き出し用の貫通孔84が形成されている。また、上記部分の裏面には、複数の銘板固定用リブ85が形成されている。
【0085 】
銘板固定用リブ85は、そのリブ先端部分が回路基板79まで伸びるように形成されている。また、銘板固定用リブ85のリブ中間部分には、オプションスイッチ74の後述する表示部を介して機能の作動状況を表示するための銘板86が固定されている。
【0086 】
回路基板79は、適宜間隔を有してレンズ78に対向するように配置されている。また、回路基板79は、筐体77の所定位置に固定されている。このような回路基板79の上には、特に図示しないが、所望の経路となる電気回路がプリント等によって形成されている。また、回路基板79の上には、上記電気回路に接続される三つのLED87と、オプションスイッチ74に係る機能の作動状況を表示するための複数のLED88とが設けられている。
【0087 】
LED87は、上述のLED15と同じ位置に配設されており、複数のLED88は、オプションスイッチ74の後述する表示部の位置に合わせて配設されている。回路基板79には、スイッチ73の回路体が一体に組み込まれている。
【0088 】
回路基板79には、分岐ハーネス89等を介して電源の供給や信号の送受がなされている。回路基板79の下面には、オプションスイッチ74の後述する外部接続手段に対する接続用のコネクタ90が設けられている。
【0089 】
上記スイッチ73は、薄型シート状のものであって、照明部72のレンズ78に形成された凹部82に取り付けられている。また、スイッチ73は、上述のスイッチ3と同様に、押圧部を有する表シートと、押圧部の押圧移動に伴って変位する可動側の接点と、可動側の接点に対向して接触し合う固定側の接点を有する回路体と、表シートと回路体との間に介在するとともに可動側の接点と固定側の接点との接触を確保するための貫通孔を形成した一又は複数のスペーサシートとを備えて構成されている。本形態において、スイッチ73は、上述のスイッチ3と同様に組み立てられるとともに、同様に作用するものとする。
【0090 】
上記オプションスイッチ74は、薄型シート状のもの、且つ、照明部72のレンズ78に形成された凹部83に取り付けられるものであって、上述のオプションスイッチ6又は6′と同様に、押圧部91を有するオプション用表シート92と、押圧部91の押圧移動に伴って変位する可動側の接点と、可動側の接点に対向して接触し合う固定側の接点及び外部接続手段93を有するオプション用回路体と、オプション用表シート92とオプション用回路体との間に介在するとともに可動側の接点と固定側の接点との接触を確保するための貫通孔を形成した一又は複数のオプション用スペーサシートと、取り付け固定のためのオプション用固定手段(例えば粘着シート)とを備えて構成されている。また、オプションスイッチ74は、上述のオプションスイッチ6又は6′と異なり、機能の作動状況を表示するための表示手段を更に備えて構成されている。
【0091 】
上記表示手段について説明すると、その表示手段は、図8中の仮想線で囲まれたエリアE2に表示部94を有している。表示部94は、光透過性を有する部分であって、その下方には、銘板86やLED88が設けられている。オーバーヘッドユニット71は、乗員が表示手段を介して機能の作動状況を容易に把握することができるようになっている。尚、オプションスイッチ74の組み立て及び作用の説明については省略するものとする。
【0092 】
以上、図8及び図9を参照しながら説明してきたように、オーバーヘッドユニット71は、上述のオーバーヘッドユニット1′と同様の効果を奏する。また、上記表示手段によって機能の作動状況を容易に把握することができるという効果も奏する。
【0093 】
続いて、図10を参照しながらHiグレードの車両に取り付けられるオーバーヘッドユニットについて説明する。図10は本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(Hiグレード(レンズ周辺部分の利用))の斜視図である。
【0094 】
図10において、オーバーヘッドユニット101は、図1のオーバーヘッドユニット1に対してオプションスイッチ102を更に備えて構成されている。尚、オプションスイッチ102は、Hiグレードの車両用としてはじめから取り付けられる他に、必要(機能の付加)に応じて図1のオーバーヘッドユニット1に対し後付けされるものであってもよいものとする。
【0095 】
上記オプションスイッチ102は、レンズ8を囲むようなコ字状に形成されており、筐体7の筐体枠表面10に取り付けられている。また、オプションスイッチ102は、薄型シート状のものであって、上述の各種オプションスイッチと同様に、押圧部103を有するオプション用表シート104と、押圧部103の押圧移動に伴って変位する可動側の接点と、可動側の接点に対向して接触し合う固定側の接点及び外部接続手段105を有するオプション用回路体と、オプション用表シート104とオプション用回路体との間に介在するとともに可動側の接点と固定側の接点との接触を確保するための貫通孔を形成した一又は複数のオプション用スペーサシートと、取り付け固定のためのオプション用固定手段(例えば粘着シート)とを備えて構成されている。
【0096 】
尚、外部接続手段105を引き込むための貫通孔14(図1参照)は、特に図示しないが、図1の位置の反対側に形成されているものとする。また、コネクタ17(図4参照)も同様に反対側に設けられているものとする。
【0097 】
以上、図10を参照しながら説明してきたように、オーバーヘッドユニット101は、上述のオーバーヘッドユニット1′と同様の効果を奏する。尚、オーバーヘッドユニット101は、上述のオプションスイッチ6又は6′等を更に備えて構成してもよいものとする。
【0098 】
続いて更に、図11ないし図14を参照しながらHiグレードの車両に取り付けられるオーバーヘッドユニットについて説明する。図11は本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(Hiグレード(開閉扉用オプションスイッチあり))の斜視図、図12は図11のC−C線断面図、図13はコンソールボックスの背面側の斜視図、図14はコンソールボックスの断面図である。
【0099 】
図11において、オーバーヘッドユニット111は、図1のオーバーヘッドユニット1に対して開閉扉用オプションスイッチ112を更に備えて構成されている。尚、開閉扉用オプションスイッチ112は、Hiグレードの車両用としてはじめから取り付けられる他に、必要(機能の付加)に応じて図1のオーバーヘッドユニット1に対し後付けされるものであってもよいものとする。
【0100 】
上記開閉扉用オプションスイッチ112は、コンソールボックス4に取り付けられている。具体的には、コンソールボックス4のコンソール本体113に対して開閉自在な開閉扉114に取り付けられている。本形態において、開閉扉用オプションスイッチ112は、開閉扉114の扉開時のみの操作が可能となる位置に取り付けられている(この位置に限定されないものとする)。開閉扉用オプションスイッチ112は、隠れスイッチタイプに設定されている。開閉扉用オプションスイッチ112としては、使用頻度の少ないスイッチ(機能)、例えばエアピュリAuto/Off・Hi/Low、侵入センサOff等が一例として挙げられるものとする。
【0101 】
開閉扉用オプションスイッチ112は、薄型シート状のものであって、上述のオプションスイッチ6又は6′と同様に、押圧部115を有する開閉扉用表シート116と、押圧部115の押圧移動に伴って変位する可動側の接点と、可動側の接点に対向して接触し合う固定側の接点及び外部接続手段117を有する開閉扉用回路体と、開閉扉用表シート116と開閉扉用回路体との間に介在するとともに可動側の接点と固定側の接点との接触を確保するための貫通孔を形成した一又は複数の開閉扉用スペーサシートと、取り付け固定のための開閉扉用固定手段(例えば粘着シート)とを備えて構成されている。
【0102 】
開閉扉用オプションスイッチ112の外部接続手段117は、開閉扉用回路体の回路体本体から引き出される結線回路部118と、その結線回路部118の先端部分に設けられるコネクタ119とを備えて構成されており、開閉扉114の前壁120に形成された貫通孔121を介して開閉扉114の内側に引き込まれている。
【0103 】
開閉扉114の内側に引き込まれた外部接続手段117は、開閉扉114の底壁122に沿って配索された後、開閉扉114の後壁123に形成された貫通孔124及びコンソール本体113に形成された貫通孔125を介してオーバーヘッドユニット111の内側に引き込まれている。そして、外部接続手段117のコネクタ119は、回路基板9のコネクタ17に接続されている。
【0104 】
尚、コンソールボックス4における引用符号126は、粘着保護部材を示している(図12参照)。その粘着保護部材126は、外部接続手段117の結線回路部118をコンソール本体113に固定するために設けられている。粘着保護部材126により、図示しない他の部分への結線回路部118の接触等が阻止されている。
【0105 】
引用符号127、127は保護用リブを示している(図13参照)。その保護用リブ127、127は、コンソール本体113に形成された貫通孔125の両側に形成されている。貫通孔125から引き出された外部接続手段117の結線回路部118は、保護用リブ127、127によりその両側から保護されている。また、保護用リブ127、127の高さの分だけ外部から保護されている。
【0106 】
引用符号128は余長吸収部材を示している(図14参照)。その余長吸収部材128は、例えば板バネのような伸縮が自在となる部材であって、開閉扉114の開閉に伴う結線回路部118の弛みを吸収するために設けられている。余長吸収部材128により、扉開閉時の結線回路部118の噛み込み等が阻止されている。
【0107 】
以上、図11ないし図14を参照しながら説明してきたように、オーバーヘッドユニット111は、上述のオーバーヘッドユニット1′と同様の効果を奏する。尚、オーバーヘッドユニット111は、上述のオプションスイッチ6又は6′等を更に備えて構成してもよいものとする。
【0108 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0109 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、薄型シート状のスイッチを用いることにより、車両室内空間の圧迫を軽減することができるという効果を奏する。
【0110】
請求項2に記載された本発明によれば、薄型シート状のスイッチを用いることにより、車両室内空間の圧迫を軽減することができ、薄型シート状のオプションスイッチを更に備えることにより、ユニットの厚みへの影響を軽減しつつ機能の増加を図ることができ、機能の増加を図った場合でも、車両室内空間の圧迫を軽減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(標準グレード)の斜視図である。
【図2】本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(Hiグレード)の斜視図である。
【図3】図2のオプションスイッチのバリエーションに対する説明図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】(a)はスイッチの断面図、(b)はオプションスイッチの断面図である。
【図6】(a)は他の例のスイッチの断面図、(b)は他の例のオプションスイッチの断面図である。
【図7】オプションスイッチの外部接続手段に対する説明図である。
【図8】本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(Hiグレード(表示手段あり))の斜視図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【図10】本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(Hiグレード(レンズ周辺部分の利用))の斜視図である。
【図11】本発明による照明ユニットの一実施の形態を示すオーバーヘッドユニット(Hiグレード(開閉扉用オプションスイッチあり))の斜視図である。
【図12】図11のC−C線断面図である。
【図13】コンソールボックスの背面側の斜視図である。
【図14】コンソールボックスの断面図であり、(a)は開閉扉の開時の断面図、(b)は閉時の断面図である。
【図15】従来例のオーバーヘッドユニットの斜視図である。
【図16】従来例のオーバーヘッドユニット(Hiグレード)の斜視図である。
【図17】図16のオーバーヘッドユニットの断面図である。
【図18】従来例(他の例)のオーバーヘッドユニットの分解斜視図である。
【符号の説明】
1、1′ オーバーヘッドユニット(照明ユニット)
2 照明部
3、42 スイッチ
4 コンソールボックス
6、6′、54 オプションスイッチ
8 レンズ
9 回路基板
12 凹部
15 LED
18、44 表シート
19、47 可動側の接点
20、46、50 スペーサシート
21、52 固定側の接点
22、53 回路体
24、43 押圧部
25、45、49 貫通孔
27、56 オプション用表シート
28、59 可動側の接点
29、58、62 オプション用スペーサシート
30、64 固定側の接点
31 外部接続手段
32、65 オプション用回路体
34 オプション用固定手段
37、55 押圧部
38、57、61 貫通孔
71、101 オーバーヘッドユニット(照明ユニット)
72 照明部
73 スイッチ
74、102 オプションスイッチ
75 コンソールボックス
78 レンズ
79 回路基板
82 凹部
85 銘板固定用リブ(表示手段)
86 銘板(表示手段)
87 LED
88 LED(表示手段)
91、103 押圧部
92、104 オプション用表シート
93、105 外部接続手段
94 表示部(表示手段)
111 オーバーヘッドユニット(照明ユニット)
112 オプションスイッチ
114 開閉扉
115 押圧部
116 開閉扉用表シート
117 外部接続手段

Claims (2)

  1. 照明部と該照明部をオンオフするためのスイッチとコンソールボックスとを備え、車両室内の湾曲状態に形成されるルーフライナー部の前方において下向きに取り付けられている照明ユニットであって,
    前記照明部は,
    レンズ及び前記コンソールボックスを取り付けるために枠状に形成され、その筐体枠表面が前記ルーフライナー部の湾曲状態に沿うように湾曲に形成されている筐体と、
    光透過性を有する透明な部材であって、前記筐体の所定位置に固定され、ルームランプ及びマップランプ両用として設定されており、中央で、前記コンソールボックスに近い側に凹部が形成されているレンズと、
    前記レンズに対向するように配置され、前記筐体の所定位置に固定され、所望の経路となる電気回路が形成されており、前記電気回路に接続される複数個の照明が設けられ、前記レンズの凹部の周壁の先端が伸びて形成されている回路基板と、
    によって構成し,
    前記スイッチは,
    前記照明部のレンズに形成された凹部に取り付けられており、
    外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形状に形成される押圧部を有し、該押圧部の内面に可動側の接点が前記照明に対応して複数個設けられている表シートと,
    前記回路基板の一部に組み込まれており、前記可動側の接点に対向して該可動側の接点が接触する固定側の接点が設けられている回路体と,
    表裏面に接着層が設けられており、前記表シートと前記回路体とを各々表裏面に固定し、前記表シートの押圧部の位置に対応して該押圧部の直径と同じか該押圧部の直径よりも大きな直径を有する貫通孔が形成されるスペーサシートと,
    を備えて構成した,
    ことを特徴とする照明ユニット。
  2. 明部と該照明部をオンオフするためのスイッチとコンソールボックスとを備え、車両室内の湾曲状態に形成されるルーフライナー部の前方において下向きに取り付けられている照明ユニットであって,
    前記照明部は,
    レンズ及び前記コンソールボックスを取り付けるために枠状に形成され、その筐体枠表面が前記ルーフライナー部の湾曲状態に沿うように湾曲に形成されている筐体と、
    光透過性を有する透明な部材であって、前記筐体の所定位置に固定され、ルームランプ及びマップランプ両用として設定されており、中央で、前記コンソールボックスに近い側に第1の凹部と該第1の凹部の左右両側に跨って第2の凹部が形成され、前記第1の凹部の底面にスイッチが、前記第2の凹部の底面にオプションスイッチが固定されているレンズと、
    前記レンズに対向するように配置され、前記筐体の所定位置に固定され、所望の経路となる電気回路が形成されており、前記電気回路に接続される複数個の照明が設けられ、上面又は下面にルーフワイヤハーネスから分岐された分岐ハーネスが接続され、下面に前記オプションスイッチの外部接続手段に対する接続用のコネクタが設けられており、該コネクタが前記電気回路に接続されている回路基板と、
    によって構成し,
    前記スイッチは,
    前記照明部のレンズに形成された第1の凹部に取り付けられており、
    外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形状に形成される押圧部を有し、
    該押圧部の内面に可動側の接点が前記照明に対応して複数個設けられている表シートと,
    前記回路基板の一部に組み込まれており、前記可動側の接点に対向して該可動側の接点が接触する固定側の接点が設けられている回路体と,
    表裏面に接着層が設けられており、前記表シートと前記回路体とを各々表裏面に固定し、前記表シートの押圧部の位置に対応して該押圧部の直径と同じか該押圧部の直径よりも 大きな直径を有する貫通孔が形成されるスペーサシートと,
    を備えて薄型のシート状に構成し,
    前記オプションスイッチは,
    前記照明部のレンズに形成された第2の凹部に取り付けられており、
    外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形状に形成される押圧部を有し、該押圧部の内面に可動側の接点が前記照明に対応して複数個設けられているオプション用表シートと,
    前記回路基板の一部に組み込まれており、前記可動側の接点に対向して該可動側の接点が接触する固定側の接点が設けられ、外部接続手段を有するオプション用回路体と,
    表裏面に接着層が設けられており、前記表シートと前記回路体とを各々表裏面に固定し、前記表シートの押圧部の位置に対応して該押圧部の直径と同じか該押圧部の直径よりも大きな直径を有する貫通孔が形成されるオプション用スペーサシートと,
    を備えて薄型のシート状に構成した,
    ことを特徴とする照明ユニット。
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