JP3841166B2 - ロールベーラのベール起立排出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、牧草や排藁等を収集して梱包するロールベーラのベール排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ロールベーラのベール排出装置にあっては、事後のベール運搬等その取扱いを容易にする為、又、隣接する収集列上へのベール排出を防止するために、機体幅内後方にベールを起立状態で排出することが望まれ、出願人は既に実公平5−28999号に記載の技術を開発している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の技術にあっては、排出されるベールを起立案内する一本の案内具が斜め後上方へ向けて起立する単純な構成の為、ベール室から落下排出されるベールの落下速度に起立案内作用が大きく影響され、不十分なものであった。
この発明は上記従来技術の欠点を解消し、ベール室から排出されるベールの落下速度等に影響されることなく排出ベールを円滑に案内して確実に起立させようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
収集物をロール状に圧縮梱包するベール室1後部を上方へ向け開放可能に構成するとともに該ベール室1から後方へ傾斜案内板2を延設し梱包されたベール3を排出案内するロールベーラにおいて、前後方向に延設される上下の案内杆4,5とその前後両端を結ぶ前後の連結杆6,7と後部上端に左右方向へ拡開するストッパー8とからなり側面視矩形状の起立案内装置9を傾斜案内板2に連設するとともに、該起立案内装置9を下部案内杆5を中心に所定角度左右回動可能に枢支し該起立案内装置9の左又は右側へ成形ベール3を起立案内可能に構成し、更にベール3を起立案内する側の機体後部には起立案内されるベール3外側面を受け止める規制体10を設けてなるロールベーラのベール起立排出装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】
まず、起立案内装置9をその下部案内杆5前部の枢支部を中心に左右に回動させ、排出されるベール3の左右方向中心位置から左側又は右側へ偏位して位置させ、ベール3の起立案内方向を該起立案内装置9の左側又は右側へ切替設定するとともに、その放出側に規制体10を装着する。
ベール室1でロール状に圧縮梱包されるベール3の排出時には、該ベール室1後部を上方に向け開放するとベール3の重量とベール室1のベール成形コンベア32の回転駆動力により傾斜案内板2上に水平状態で落下排出される。この落下排出速度は、収集対象物が例えばコンバインで刈取脱穀した後の排藁をドロッパー作業により放出する長藁の場合、又、排藁をカッターにより細断して放出される切断藁の場合や、乾燥率、品種等によるベール梱包密度や成形形状により大きく異なる。
【0006】
本願発明にあっては、この落下速度の如何に係わらず、傾斜案内板2から起立案内装置9上に引継がれるベール3は、その中心より一側に偏位する部位を前後方向に延設される上部案内杆4により転動案内され機体の進行に伴って後方へ移動されながら順次起立し、更に垂直以上の起立作用はベール3下部が下部案内杆5へ接当して阻止されるとともに、その反動により跳ね返すが如く放出される。又、該起立案内装置9の後部上端に設けられた左右方向へ拡開するストッパー8によりベール3上部を放出方向に押し出す。従って、略垂直状に起立するベール3の上下部はこの放出力により対向位置する規制体10側へ強制的に送出されるとともに、ベール3外側面が該規制体10に接当案内され、ベール3を略該機体幅内所定の位置に確実に起立状態で放出することができるものである。
又、該起立案内装置9を下部案内杆5を中心に左右へ切替回動し、その対向位置に規制体10を位置させる容易な操作で、ベール3の起立排出位置を機体の左又は右後方に変更することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。クローラ走行装置11を装架した車台12の前方にピックアップ23を備え、その後方の車台12上には固定機枠13と可動機枠14を搭載してその内部にベール室1を形成し、該ベール室1とピックアップ装置との間には搬入コンベア15を設けてある。
車台2の左側には、前部に原動機16を、中央部には油圧ポンプ17や伝動機構18を、後部には操作枠19と椅子20を設けてある。
21はエンジンカバーであり、原動機16の前方から操作枠19の始端位置まで前面と上面及び外側面を覆うとともに、前端下部の支点軸22を中心に前方へ180°回転させることにより原動機16等を全面開放可能に構成してある。
ピックアップ装置23は、左右方向に配設した複数の円弧状ドラム24の各配列間隙から突出する掻上杆25が軸26の駆動回転により前方下方から上方後方へ向けて回転し、地上に散在する牧草や排藁等の収集物を上方へ掻上るものであり、この掻上げられた収集物は後方の搬入コンベア15に引継がれベール室1内へ供給される。
【0008】
搬入コンベア15は、固定機枠13の左右の前部延出部間に軸架される回転軸27と固定機枠13後端部両側板間に軸架される駆動軸28との間に巻回され、ピックアップ装置23から供給される収集物をベール室1へ搬入するとともに、その終端部は下部ベール形成コンベアとしての機能を有する。該搬入コンベア15の具体構成は、各軸27,28両端のスプロケット29,29前後間に左右二条のチェン30,30を巻回し、該左右のチェン30,30間に複数のパイプ及び掻上板等を取着して構成してある。31は押え杆であり、搬送中の収集物を上方から弾発付勢してある。
【0009】
32はベール成形コンベアであり、始端回転軸33を搬入コンベア15終端に接近して可動機枠14前部下方の両側板間に軸架し、終端側の駆動軸34を固定機枠13の中央部両側板間に架設し、又、復帰側は上部の回転軸35,35と後部の移動調節用の回転軸36に巻回してある。該ベール成形用コンベア32の具体構成は、上記各軸両端のスプロケット37,37に巻回される左右二条のチェン38,38間に複数のパイプ39,39を横架して構成してある。
【0010】
58はベール成形室1の側板であり、円板を二分割して固定機枠13と可動機枠14の各側板に固着するとともに、その周面によりベール成形コンベア32の左右のチェン38,38を案内する。40は固定機枠13と可動機枠14との分割線であり、該可動機枠14は前方側の回転軸35を中心にベール成形コンベア32とともに、該分割線40を境に上方へ回動可能に構成してあり、この回動操作によりベール室1の後部を開放して成形後のベール3を後方へ排出する。
固定機枠13の上部には、ベール室1へ梱包用の紐を供給する紐供給案内装置41を横架してある。42は前カバーであり、内側に紐ケース43を一体に構成するとともに、固定機枠13に設ける前方側の枢軸44を中心に矢印イ方向、即ち機体前方上方へ回動可能に構成してある。又、該前カバー42内側には、横架するピン45に係合可能の係合凹部を形成する板バネ46を取着し、該前カバー42の回動を規制する。47は紐ケース43の開閉カバーである。
【0011】
48は上カバーであり、ベール成形用コンベア32の復帰側上方を大きく覆うと共に可動機枠14に設ける後方側の枢軸49を中心に矢印ロ方向、即ち、機体後方上方へ向け回動可能に構成してある。又、該上カバー48と前カバー42の開放端は上カバー48上に前カバー42を重合させてある。ベール成形時、成形コンベア32等に詰りを生じると、搬入される収集物が搬入コンベア15から成形コンベア32の復帰側によって持込まれ、該カバー42,48に向け強く圧送される。この押圧力によりピン45と板バネ46との係合力に打勝って、該上カバー48と前カバー42が夫々矢印イ,ロ方向へ回動され、この開放部から収集物を機外へ逃して機体の破損を防止するとともに、作業者に報知することができる。
【0012】
従来装置にあっては、前カバー42及び上カバー48を収集物の詰り時の安全対策の為夫々独立して上方へ回動可能に構成していた為、例えば該ロールベーラをトラック等に搭載して運搬する際にロールベーラ前部の収集物搬入口50からトラックの走行に伴う風が吹き込みその風圧により上カバー48が押上げられて破損する場合があった。上記本発明の構成にあっては、上カバー48の開放端上に前カバー42を重合させてあり、該上カバー42は紐ケース43や紐の重量とストッパーピン45と板バネ46との係合により風圧程度では開放されることはない。
【0013】
ベール室1の後部には成形後のベール3を排出案内する傾斜案内板2と、この排出されるベール3を機体の略走行幅内において起立案内可能の起立案内装置9と規制体10を設けてある。
該起立案内装置9は、前後方向に延設される上下の案内杆4,5とその前後両端を結ぶ前後の連結杆6,7と後部上端に左右方向へ拡開するストッパー8とからなり側面視略矩形状に構成してある。下部案内体5は、その基部を傾斜案内板2の終端切欠部から内方に挿通し、保持部51により回動自在に保持されるとともに、傾斜案内板2から左右に突出する係止ピン52と前部連結杆6との接当により、その回動範囲を規制し、起立案内装置8の起立案内方向を左右に切替可能に構成してある。
【0014】
又、下部案内杆5はその後端から上方に屈曲延設して後部連結杆7を一体に構成しその上端に上部案内杆4の後端を連結してある。後部連結杆7の上端には逆三角形状に左右方向に拡開するストッパー8を立設してある。
規制体10は、機体の後部左右両端に設ける上下方向のボス部53,53にその基部を左右回動自在に挿通保持されるとともに、所定高さ位置から後方に向け屈曲延設し、更に上記起立案内装置9により案内起立されるベール3対応位置から下方に向け屈曲延設して、放出されるベール3を受け止めるべく構成してある。該規制体10の基部にはアーム54とその先端に下方に向け突出するピン55を設け、又、機体側には二ケの係止孔56,56を有する係止板57を設け、該規制体10をボス部53から引上げて回動させピン55の係止位置を係止孔56,56に選択係合させることにより、該規制体10を機体後方内方の格納位置と機体後方側部の作用位置とに切替固定可能に構成してある。
【0015】
まず、起立案内装置9をその下部案内杆5前部の枢支部を中心に左右に回動させ、排出されるベール3の左右方向中心位置から左側又は右側へ偏位して位置させ、ベール3の起立案内方向を該起立案内装置9の左側又は右側へ切替設定するとともに、その放出側に規制体10を装着する。
ベール室1でロール状に圧縮梱包されるベール3の排出時には、該ベール室1後部を上方に向け開放するとベール3の重量とベール室1のベール成形コンベア32の回転駆動力により傾斜案内板2上に水平状態で落下排出される。この落下排出速度は、収集対象物が例えばコンバインで刈取脱穀した後の排藁をドロッパー作業により放出する長藁の場合、又、排藁をカッターにより細断して放出される切断藁の場合や、乾燥率、品種等によるベール梱包密度や成形形状により大きく異なる。
【0016】
本願発明にあっては、この落下速度の如何に係わらず、傾斜案内板2から起立案内装置9上に引継がれるベール3は、その中心より一側に偏位する部位を前後方向に延設される上部案内杆4により転動案内され機体の進行に伴って後方へ移動されながら順次起立し、更に垂直以上の起立作用はベール3下部が下部案内杆5へ接当して阻止されるとともに、その反動により跳ね返すが如く放出される。又、該起立案内装置9の後部上端に設けられた左右方向へ拡開するストッパー8によりベール3上部を放出方向に押し出す。従って、略垂直状に起立するベール3の上下部はこの放出力により対向位置する規制体10側へ強制的に送出されるとともに、ベール3外側面が該規制体10に接当案内され、ベール3を略該機体幅内所定の位置に確実に起立状態で放出することができるものである。
又、該起立案内装置9を下部案内杆5を中心に左右へ切替回動し、その対向位置に規制体10を位置させる容易な操作で、ベール3の起立排出位置を機体の左又は右後方に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図。
【図2】平面図。
【図3】背面図。
【図4】要部の斜視図。
【図5】側断面図。
【図6】カバー部分の断面図。
【符号の説明】
1 ベール室
2 傾斜案内板
3 ベール
4 上部案内杆
5 下部案内杆
6 前部連結杆
7 後部連結杆
8 ストッパー
9 起立案内装置
10 規制体

Claims (1)

  1. 収集物をロール状に圧縮梱包するベール室(1)後部を上方へ向け開放可能に構成するとともに該ベール室(1)から後方へ傾斜案内板(2)を延設し梱包されたベール(3)を排出案内するロールベーラにおいて、前後方向に延設される上下の案内杆(4),(5)とその前後両端を結ぶ前後の連結杆(6),(7)と後部上端に左右方向へ拡開するストッパー(8)とからなり側面視矩形状の起立案内装置(9)を傾斜案内板(2)に連設するとともに、該起立案内装置(9)を下部案内杆(5)を中心に所定角度左右回動可能に枢支し該起立案内装置(9)の左又は右側へ成形ベール(3)を起立案内可能に構成し、更にベール(3)を起立案内する側の機体後部には起立案内されるベール(3)外側面を受け止める規制体(10)を設けてなるロールベーラのベール起立排出装置。
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