JP3840046B2 - トルクコンバータのインペラとフロントカバーとの接合方法、及びトルクコンバータ - Google Patents
トルクコンバータのインペラとフロントカバーとの接合方法、及びトルクコンバータ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に使われている、エンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体にトルクを伝達するトルクコンバータ、特に、フロントカバーとインペラとを接合する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に、トルクコンバータの縦断面図の一例を示す。トルクコンバータ101は、主として、フロントカバー102と、3種の羽根車(インペラ103,タービン104,ステータ105)とから構成され、車両のエンジンからフロントカバー102に入力されたトルクをタービン104に伝達して、タービン104に固定されるトランスミッション側のシャフト160に出力する。
【0003】
インペラ103は、インペラシェル103aと、インペラシェル103aの内側に装着された複数のインペラブレード103bと、インペラシェル103aの内周端に固定されているインペラハブ103cとを有している。タービン104は、タービンシェルと、タービンシェルに装着された複数のタービンブレードとを有している。インペラ103がフロントカバー102とともに回転すると、この回転により速度エネルギーを持った作動油がインペラ103,タービン104,ステータ105の間を循環し、タービン104が作動油の速度エネルギーを吸収してシャフト160を回転させる。
【0004】
また、トルクコンバータ101は、作動油を介さずにフロントカバー102からタービン104へとトルクを伝えることのできるロックアップクラッチ109を備えており、燃費の向上が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示すように、従来のトルクコンバータ101では、インペラシェル103aの外周端部とフロントカバー102の外周端部とがアーク溶接されており、ビードBができている。このアーク溶接は、全周にわたって行われる。
【0006】
しかし、全周をアーク溶接する際に、インペラシェル103aやフロントカバー102の形状に熱影響が生じる。すなわち、全周溶接によって、インペラシェル103aやフロントカバー102が変形(歪)を起こす。このため、従来においては、エンジンやトランスミッションとの取り合い部分での所定の精度を確保するために、トルクコンバータを組み立てた後に切削等の加工を施している。
【0007】
本発明の課題は、トルクコンバータの組み立て後の加工作業を不要とする、あるいはその加工作業量を小さく抑えることのできるトルクコンバータのインペラとフロントカバーとの接合方法、及びトルクコンバータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の接合方法は、トルクコンバータのフロントカバーとインペラとを接合する方法であって、第1工程と、第2工程とを備えている。第1工程では、フロントカバー及びインペラに、互いに係合しうるフロントカバー側係合部及びインペラ側係合部を形成する。第2工程では、フロントカバー側係合部及びインペラ側係合部を、接着剤を付加し、焼ばめして係合させる。
【0009】
ここでは、従来の全周溶接に代えて、比較的投入熱量の少ない焼ばめという接合方法を中心に据えている。そして、トルクコンバータの気密性を確保するために、接着剤を介してフロントカバー側係合部及びインペラ側係合部を係合させる手法を併用している。
【0010】
このため、アーク溶接による全周溶接を行ったときと同等のトルクコンバータの気密性を確保しつつ、フロントカバーとインペラとの接合時に生じるフロントカバーやインペラの熱変形を小さく抑えることができる。したがって、トルクコンバータの組み立て後に加工作業を行わなくても、あるいは少しの加工作業を行うことによって、トルクコンバータに必要な寸法精度を確保することができるようになる。
【0011】
請求項2に記載の接合方法は、請求項1に記載の接合方法であって、フロントカバー側係合部及びインペラ側係合部は、互いに係合しうる凹部及び凸部である。
【0012】
ここでは、凹部及び凸部が接着剤を介して係合するため、トルクコンバータの気密性を確保しやすくなる。請求項3に記載の接合方法は、請求項2に記載の接合方法であって、凹部及び凸部をかしめる第3工程をさらに備えている。
【0013】
ここでは、凹部及び凸部に対して、焼ばめに加えて、カシメを行う。このように凹部及び凸部をかしめることによって、さらにトルクコンバータの気密性の確保が容易となる。
【0014】
請求項4に記載の接合方法は、請求項1に記載の接合方法であって、フロントカバー側係合部及びインペラ側係合部は、互いに螺合する一対のネジ部である。ここでは、一対のネジ部であるフロントカバー側係合部及びインペラ側係合部が接着剤を介して螺合するため、トルクコンバータの気密性を確保しやすくなる。
【0015】
請求項5に記載の接合方法は、請求項1に記載の接合方法であって、第1工程において、フロントカバー及びインペラに、互いに接触しうるフロントカバー側カシメ部及びインペラ側カシメ部をさらに形成する。また、フロントカバー側カシメ部及びインペラ側カシメ部を、カシメ部材によってかしめる第3工程をさらに備えている。
【0016】
ここでは、フロントカバーやインペラとは別部材であるカシメ部材によって、フロントカバー側カシメ部及びインペラ側カシメ部をかしめている。このため、トルクコンバータの気密性の確保がさらに容易となる。また、カシメ部材が別部材であることから、カシメ部材を除去することによってトルクコンバータの分解が可能であり、再組立も比較的容易に行うことができる。
【0017】
請求項6に記載のトルクコンバータは、エンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体にトルクを伝達するトルクコンバータであって、フロントカバーと、インペラと、タービンとを備えている。フロントカバーは、エンジン側の回転体に連結される。インペラは、フロントカバーとともに作動油室を形成する。タービンは、トランスミッション側の回転体に連結され、作動油室の作動油を介してフロントカバー及びインペラの回転に伴って回転する。そして、フロントカバーの外周部とインペラの外周部とは、請求項1から5のいずれかの接合方法によって締結される。
【0018】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
<トルクコンバータの全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る接合方法を用いたトルクコンバータ1を示している。ここでは、O−Oがトルクコンバータ1の回転軸であり、図の左側にエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。
【0019】
このトルクコンバータ1は、エンジン側のクランクシャフト50からトランスミッションのメインドライブシャフト60にトルクを伝達するための機構であり、主として、エンジン側のクランクシャフト50にフレキシブルプレート51を介して連結されるフロントカバー2と、本実施形態の一実施形態であるインペラシェル3aを含むインペラ3と、タービン4と、ステータ5と、ロックアップクラッチ9とから構成されている。フロントカバー2とインペラ3のインペラシェル3aとは、後述するように互いの外周部が接合され、両者で作動油室を形成している。
【0020】
<トルクコンバータの詳細構成>
インペラ3は、インペラシェル3aと、インペラシェル3aの内側に固定された複数のインペラブレード3bと、インペラシェル3aの内周端に固定されているインペラハブ3cとから構成されている。
【0021】
タービン4は、作動油室内でインペラシェル3aと対向するように配置されており、主に、タービンシェル4aと、タービンシェル4aに固定された複数のタービンブレード4bとから構成されている。タービンシェル4aの内周端は、タービンハブ8のフランジ部に複数のリベットにより固定されている。また、タービンハブ8の内周には、トランスミッション側から延びるメインドライブシャフト60と連結するためのスプライン孔が形成されている。
【0022】
ステータ5は、インペラ3とタービン4との間に配置されており、ワンウェイクラッチを介して、トランスミッションのハウジングに固定されたステータシャフト70に固定されている。
【0023】
ロックアップクラッチ9は、フロントカバー2とタービン4とを機械的に連結するための機構であり、フロントカバー2とタービン4との間に配置される。
<作動油>
フロントカバー2とインペラシェル3aとで形成される作動油室には、インペラ3とタービン4とを流体的に連結するために、またロックアップクラッチ9を作動させるために、作動油が充填されている。この作動油は、タービンハブ8とフロントカバー2の内周部との隙間から導入され、ロックアップクラッチ9とフロントカバー2との隙間を通ってタービン4の外周側周辺に流れる。この作動油は、インペラシェル3aとタービンシェル4aの外周部との隙間からインペラ3とタービン4との間に形成される空間に流入し、ステータ5の内周部とタービンシェル4aの内周部との隙間から流出される。このような作動油の循環は、トルクコンバータ1内での発熱をトルクコンバータ1の外部に流出させる。
【0024】
<トルクコンバータの動作>
エンジン側のクランクシャフト50からのトルクは、フレキシブルプレート51からフロントカバー2に入力される。このトルクは、フロントカバー2に固定されているインペラシェル3aにも伝達される。これにより、インペラ3が回転し、作動油がインペラ3側からタービン4側へと流れる。この作動油の流れによってタービン4が回転し、タービン4のトルクはタービンハブ8を介してメインドライブシャフト60に出力される。
【0025】
<フロントカバーとインペラシェルとの接合について>
次に、一体となって作動油室を形成するフロントカバー2とインペラ3のインペラシェル3aとの接合について説明する。
【0026】
フロントカバー2とインペラシェル3aとの外周端同士を接合するために、まず、フロントカバー2のカバー側外周部2a及びインペラシェル3aのインペラ側外周部3a1を、図2に示すような断面形状に形成する。
【0027】
カバー側外周部2aのカバー側先端部21の手前部分の内周側には、環状のカバー側凹部22を形成する。また、インペラ側外周部3a1のインペラ側先端部31の手前部分の外周側には、インペラ側凹部32を形成する。このインペラ側凹部32は、カバー側先端部21が係合するような形状に形成される。また、インペラ側先端部31は、カバー側先端部21がインペラ側凹部32に入り込んだときに、カバー側凹部22に入り、手前側テーパー面32aがカバー側凹部22のテーパー面22aに当たるように形成される。
【0028】
次に、上記のような形状に形成されたカバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1とを焼ばめする。具体的には、カバー側外周部2aを加熱して膨張させ、そこにインペラ側外周部3a1を所定の位置に挿入する。すると、カバー側外周部2aの冷却に従ってインペラ側凹部32にカバー側先端部21がはまりこみ、両テーパー面22a,32aが密着し、カバー側外周部2aがインペラ側外周部3a1に係合する。この焼ばめにおいては、係合したときに接触する面に対して、接着剤が塗布される。したがって、係合して接合状態となったカバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1との間には、接着剤の層が形成されることになる。この接着剤には、トルクコンバータ1の使用時における200℃を超える高温にも耐えられるように、耐熱性を有する接着剤が選択される。
【0029】
<本実施形態のフロントカバーとインペラシェルとの接合方法の特徴>
(1)
ここでは、従来のアーク溶接による全周溶接に代えて、比較的投入熱量の少ない焼ばめという接合方法を採り、トルクコンバータ1の気密性を確保するために接着剤を使用している。
【0030】
このため、アーク溶接による全周溶接を行ったときと同等のトルクコンバータ1の気密性を確保しつつ、フロントカバー2のカバー側外周部2aとインペラシェル3aのインペラ側外周部3a1との接合時に生じるフロントカバー2やインペラシェル3aの熱変形を小さく抑えることができる。したがって、トルクコンバータ1の組み立て後に精度確保のための加工作業を行わなくても、あるいは少しの加工作業を行うことによって、トルクコンバータ1に必要な寸法精度を確保することができるようになる。
【0031】
(2)
ここでは、焼ばめによる接合と接着剤による接合との併用に加えて、カバー側外周部2a及びインペラ側外周部3a1に、互いに係合するカバー側先端部21及びインペラ側凹部32を形成している。このため、トルクコンバータ1の気密性を確保しやすい
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、凸状のカバー側先端部21と、それに対応するインペラ側凹部32とを形成して、トルクコンバータ1の気密性の向上を図っているが、接着剤及び焼ばめによる接合によって十分に気密性が確保できる条件が揃っている場合には、図3に示すように、カバー側外周部2aのカバー側先端部221の内周側に切欠きを形成し、その切欠きの内周面221a及び端面221bにインペラ側外周部3a1のインペラ側先端部231を係止させるように焼ばめすることも可能である。
【0032】
[第3実施形態]
上記第1実施形態では、インペラ側外周部3a1の外周側にインペラ側凹部32を形成し、カバー側先端部21をインペラ側凹部32に係合するように内に向けて凸状に形成している(図2参照)が、これに代えて、図4に示すように、フロントカバー2のカバー側外周部2aの先端部を内周面が雌ネジ321aとなっているカバー側先端部321に形成し、インペラシェル3aのインペラ側外周部3a1の先端部を外周面が雄ネジ331aとなっているインペラ側先端部331に形成してもよい。
【0033】
ここでは、焼ばめを行うときに、フロントカバー2のカバー側外周部2aを加熱して、外周部インペラ3をフロントカバー2にねじ込むことになる。また、焼ばめ時には、接着剤を雌ネジ321aと雄ネジ331aとの間に介在させる。
【0034】
このようにすれば、焼ばめによる接合と接着剤による接合との併用に加えて、ねじ込みによる接合が加わるため、さらにトルクコンバータ1の気密性を確保しやすくなる。
【0035】
[第4実施形態]
本実施形態では、フロントカバー2とインペラシェル3aとの外周端同士を接合するために、まず、フロントカバー2のカバー側外周部2a及びインペラシェル3aのインペラ側外周部3a1を、図5に示すような断面形状に形成する。
【0036】
インペラ側外周部3a1の先端部には、外周面から外方に突出する環状の凸部435が形成される。また、カバー側外周部2aの先端部には、凸部435を外側から覆う凹部425が形成される。
【0037】
次に、上記のような形状に形成されたカバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1とを焼ばめする。具体的には、カバー側外周部2aを加熱して膨張させ、凹部425に凸部435が入るように、カバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1とを合わせる。すると、カバー側外周部2aの冷却に従って凹部425に凸部435がはまりこみ、カバー側外周部2aがインペラ側外周部3a1に係合する。この焼ばめにおいては、係合したときに接触する面に対して、接着剤が塗布される。
【0038】
さらに、本実施形態では、凹部425を凸部435に対してかしめる。このカシメ処理によって、カバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1との接合度合いがより向上し、トルクコンバータ1の気密性も上がる。
【0039】
[第5実施形態]
上記第4実施形態では、カバー側外周部2aに凹部425を設け、その凹部425を凸部435に対してかしめているが、フロントカバー2やインペラシェル3aとは別にカシメ処理のためのカシメ部材550(図6参照)を用意してもよい。
【0040】
本実施形態では、フロントカバー2とインペラシェル3aとの外周端同士を接合するために、まず、フロントカバー2のカバー側外周部2a及びインペラシェル3aのインペラ側外周部3a1を、図6に示すような断面形状に形成する。
【0041】
カバー側外周部2aの先端部には、端面の内周側からインペラ3側に突出する環状の第1凸部524と、外周面から外方に突出する環状の第2凸部525とが形成される。
【0042】
インペラ側外周部3a1の先端部には、内周面に設けられる環状の切欠き534と、外周面から外方に突出する環状の第3凸部535とが形成される。
次に、上記のような形状に形成されたカバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1とを焼ばめする。具体的には、インペラ側外周部3a1を加熱して膨張させ、切欠き534に第1凸部524が入るように、カバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1とを合わせる。すると、インペラ側外周部3a1の冷却に従って切欠き534に第1凸部524がはまりこみ、カバー側外周部2aがインペラ側外周部3a1に係合する。この焼ばめにおいては、係合したときに接触する面に対して、接着剤が塗布される。
【0043】
さらに、本実施形態では、隣接する第2凸部525及び第3凸部535を、図6に示すように、別に用意したカシメ部材550によってかしめる。このカシメ処理によって、カバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1との接合度合いが向上し、トルクコンバータ1の気密性も上がる。また、カシメ部材550が別部材であることから、カシメ部材550を除去することによってカバー側外周部2aとインペラ側外周部3a1との接合を解除することが可能となり、再接合も比較的容易に行うことができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明では、従来の全周溶接に代えて、比較的投入熱量の少ない焼ばめという接合方法を中心に据え、接着剤を介してフロントカバー側係合部及びインペラ側係合部を焼ばめしているため、全周溶接を行ったときと同等のトルクコンバータの気密性を確保しつつ、フロントカバーとインペラとの接合時に生じるフロントカバーやインペラの熱変形を小さく抑えることができる。したがって、トルクコンバータの組み立て後に加工作業を行わなくても、あるいは少しの加工作業を行うことによって、トルクコンバータに必要な寸法精度を確保することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るトルクコンバータの縦断面図。
【図2】図1のトルクコンバータの外周部の拡大図。
【図3】第2実施形態のトルクコンバータの外周部の拡大図。
【図4】第3実施形態のトルクコンバータの外周部の拡大図。
【図5】第4実施形態のトルクコンバータの外周部の拡大図。
【図6】第5実施形態のトルクコンバータの外周部の拡大図。
【図7】従来のトルクコンバータの縦断面図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ
2 フロントカバー
3 インペラ
3a インペラシェル
4 タービン
21 カバー側先端部(フロントカバー側係合部)
31 インペラ側先端部
32 インペラ側凹部(インペラ側係合部)
50 クランクシャフト(エンジン側の回転体)
60 メインドライブシャフト(トランスミッション側の回転体)
221 カバー側先端部(フロントカバー側係合部)
231 インペラ側先端部(インペラ側係合部)
321a 雌ネジ(ネジ部)
331a 雄ネジ(ネジ部)
425 凹部(フロントカバー側係合部)
435 凸部(インペラ側係合部)
524 第1凸部(フロントカバー側係合部)
525 第2凸部(フロントカバー側カシメ部)
534 切欠き
535 第3凸部(インペラ側カシメ部)
550 カシメ部材
Claims (6)
- トルクコンバータのフロントカバーとインペラとを接合する方法であって、
前記フロントカバー及び前記インペラに、互いに係合しうるフロントカバー側係合部及びインペラ側係合部を形成する第1工程と、
前記フロントカバー側係合部及び前記インペラ側係合部を、接着剤を付加し、焼ばめして係合させる第2工程と、
を備えた接合方法。 - 前記フロントカバー側係合部及び前記インペラ側係合部は、互いに係合しうる凹部及び凸部である、請求項1に記載の接合方法。
- 前記凹部及び凸部をかしめる第3工程をさらに備えた、請求項2に記載の接合方法。
- 前記フロントカバー側係合部及び前記インペラ側係合部は、互いに螺合する一対のネジ部である、請求項1に記載の接合方法。
- 前記第1工程において、前記フロントカバー及び前記インペラに、互いに接触しうるフロントカバー側カシメ部及びインペラ側カシメ部をさらに形成し、
前記フロントカバー側カシメ部及び前記インペラ側カシメ部を、カシメ部材によってかしめる第3工程をさらに備えた、
請求項1に記載の接合方法。 - エンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体にトルクを伝達するトルクコンバータであって、
前記エンジン側の回転体に連結されるフロントカバーと、
前記フロントカバーとともに作動油室を形成するインペラと、
前記トランスミッション側の回転体に連結され、前記作動油室の作動油を介して前記フロントカバー及び前記インペラの回転に伴って回転するタービンと、
を備え、
前記フロントカバーの外周部と前記インペラの外周部とが、請求項1から5のいずれかの接合方法によって締結される、トルクコンバータ。
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