JP3839850B2 - スタンドパイプからの中間濃度の、高温パルプのポンピング - Google Patents

スタンドパイプからの中間濃度の、高温パルプのポンピング Download PDF

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Description

発明の背景と要約
本発明は中間濃度のセルローズパルプをポンピングすることに関する。本発明は特に、スタンドパイプあるいは同様の小さいサイズのパルプ用の槽であって、通常パルプが貯蔵塔、処理塔、洗浄装置、濾過装置、圧搾装置、濃縮装置等から排出されてくる槽からパルプをポンピングすることに関する。詳しくは、本発明はスタンドパイプから高温のパルプをポンピングすることに関する。
中間濃度のパルプをポンピングする場合、パルプのガス含有分が周知の問題である。それ程周知ではない問題はパルプ中に蒸気が介在したり、あるいはある処理条件下においてはパルプにおいて蒸気が形成されることである。この現象、すなわちポンピングすべき材料にガスが介在することに基づく問題はパルプをポンピングするために使用する遠心ポンプの作動によってもたらされる。遠心ポンプは、それが通常の遠心ポンプであろうと、あるいは中間濃度のパルプをポンピング可能な流動遠心ポンプ(MC(登録商標)ポンプ)であろうと、その入口においてある程度吸い込みヘッドを形成する傾向がある。このように圧力が低下するとパルプ中に介在する液体の沸点を下げる。この要素は、パルプがインペラの目の中へ滑らかに流入しないようにする、パルプとポンプの入口通路との間の高度の表面摩擦と共に相俟って、ある条件下ではパルプ内の液体を沸騰させ、蒸気を発生させる。このことは、特にパルプの濃度が高い場合にいえることであって、その理由は濃度(中間濃度のパルプは典型的に約8から18%の間の濃度を有している)が高ければ高いほど、著しい量の蒸気がより簡単に形成されるからである。
蒸解がまや漂白槽からの排出が水の沸点に近い温度で行われるような近代的なパルプ工場においてよくあることであるが、パルプを高温(すなわち約80℃以上)でポンピングする場合問題はさらに厳しくなる。100℃以上の温度を有するポンプを一方の処理工程から別の処理工程にポンピング出来るとすれば有利である。前述した種類の蒸気の形成は、例えば、ポンプのインペラの前方において蒸気の泡を形成し、その結果多数の望ましくない結果をもたらすように、ポンプのポンピング性能に顕著に影響する。
ポンピングを阻害している基本的な問題、すなわち遠心インペラの前方でガスあるいは蒸気の泡を形成することは遠心ポンプにおいてパルプからガスあるいは蒸気を分離する手段を利用し、かつガスや気泡のサイズが所望レベルに留まるような量にガスの気泡をガスから排出する手段を利用することにより克服される。これらの例が米国特許第5,078,573号、同第5,114,310号、同第5,116,198号、同第5,151,010号、および同第5,152,663号並びに欧州特許第B−0 478 228号に記載されている。このようなポンプには、通常インペラを通してインペラの裏側まで、そこから(遠心インペラと同じシャフトか、あるいは遠心ポンプとは別個のシャフトのいずれかに配置されている)真空ポンプまで、そしてそこから大気あるいは、その他の何らかの位置、例えばガス収集システムまで延びているガス流路が設けられている。
これらのポンプにおいては、ガスおよび蒸気の分離は遠心インペラによって発生した吸引力により、かつ可能なら真空ポンプによって発生した吸引力によりパルプを入口流路において螺旋状に回転させることにより実行される。ポンプからガスあるいは蒸気を除去するにはスタンドパイプの底と、好ましくは真空ポンプを備えたガス排出部との間である程度の差圧が必要とされる。スタンドパイプは、従来のパルプ工場(典型的にはクラフト製紙工場)における洗浄装置、濃縮装置、漂白塔、あるいは貯蔵塔からパルプを受け取る比較的小型の槽である。「スタンドパイプ」という用語は本明細書において使用しているが、この用語はパルプ製造技術分野において「スタンドパイプ」として技術的に知られていない可能性のある小型の類似の槽も網羅する意図であることを理解すべきである。必要な差圧は、真空ポンプによって発生する亜大気圧と正味の正の吸引ヘッド、すなわち入口圧との和である。しかしながら、亜大気圧の最大値はポンプ入口におけるパルプの温度によって決まる。入口高さが低くて、温度が例えば100℃に近いとすれば、実際には真空ポンプによって何ら吸引は行われ得ず、そのためガスあるいは蒸気は単に入口圧によって排出される。このことは、たとえ入口圧が高いとしても、パルプの濃度が特に高いとすれば起こることであって、そのため表面摩擦が有効圧力を極めて低い値まで下げる。
ガスを分離することの他に、吸引(すなわち減圧)によって水の沸点を下げ、蒸気の形成を促進する。もしも蒸気の形成が始まるとすれば、実際には形成される蒸気の量には限度がなく、ガス分離系が過負荷状態となり、すなわち蒸気を全て除去することが不可能で、そのため悪影響をもたらす。この種の蒸気形成は数種の対策、すなわちパルプの温度を下げること、ポンプの入口高さを上げること、あるいはポンプの入口を加圧することにより克服することが可能である。実際には、近代的な工場では、殆どの作業を100℃に近い温度、あるいは時にはそれより高い温度で実行することを要求しているので、温度を下げることは問題外である。入口高さ、すなわち正味の正の吸引ヘッドを上げることは、例えば、洗浄装置がパルプ工場の2階に配置されているとすれば、スタンドパイプやポンプを1階より下の深い穴に位置させることが実用的でないように、パルプ工場での構造上の制限から不可能であることが多い。また、濃度がより高くなると、いずれにしてもパルプとスタンドパイプの壁との間の表面摩擦によってスタンドパイプの底での真正の有効圧力を下げてしまうのでスタンドパイプの高さを上げることは不可能であり、あるいは意味がなくなる。パルプはスタンドパイプの壁に「垂れ下がり」、簡単には下方へ流れ落ちない。この問題に対する解決策はスタンドパイプの円錐度を増す、すなわちスタンドパイプを下向きに急激に広くすることである。しかしながら、この方法は、スタンドパイプの底の直径が大きくなるのでパルプのかなりの部分がスタンドパイプの底に残り、その結果スタンドパイプの排出ポートの前方で棚つり現象をもたらすため、不可能な構造につながる。
換言すれば、蒸気形成の問題に対する唯一の実用的な解決方法はポンプの入口を加圧することである。従来技術において、前述の問題の少なくともあるものを解決するために使用しうる数個の装置が提案されている。しかしながら、これらの問題は、特許文書あるいは文献において、広範囲に論じられていない。従来技術は典型的に、遠心ポンプの入口、すなわち通常はMC(登録商標)ポンプの入口を加圧する手段を論じている。そのような装置は米国特許第4,877,368号、同第4,884,943号、同第5,000,658号および同第5,106,456号に示されている。また、多数のその他の文書および論文が同様の目的に対する同様の装置について記載している。図1から図4までにおいて、パルプを排出ポンプの入口まで送る役目を実行するその他の若干の構造的実施例が示されている。
しかしながら、送り装置をスタンドパイプの底に配置させることは、必ずしも故障の無い作動を保証するとは限らず、あるいは前記の問題を解決する最も有効な方法ではない。実際に、別の遠心ポンプを使用することにより、中間濃度のパルプが何らかのパルプを入れた槽から別の処理段階等に転送される限り、特に前記槽からのパルプの排出が問題であった。パルプがポンプのインペラまで良く流れないか、あるいはパルプが確実に流れるようにするがために送り装置が使用されている場合、パルプは着実に送り装置まで流れなかった。換言すれば、中間濃度のパルプは送り装置の周り、およびその上位に開放した空洞を形成した。この減少はパルプの棚つり現象と称されている。
通常、スタンドパイプの十分な入口高さを保証したり、あるいはスタンドパイプの下位に広がっている構造を提供することにより、あるいはスタンドパイプにおいて大きな垂直の送りスクリューを提供する等してパルプの棚つり現象は阻止されてきた。また、排出ポンプの出口の流れの一部をスタンドパイプ内のパルプに再循環して戻すよう提案されてきた(例えば、米国特許第5,106,456号を参照されたい。)そのような再循環の目的は、スタンドパイプ内の含有物を着実に下向きに圧搾するために、均質とされ、殆ど脱ガスされた、濃縮パルプをスタンドパイプ内のパルプ中へ導入することである。
しかしながら、遠心ポンプ中へパルプが流れることを保証する前述の手段は、前述の欠点の他に、その使用を魅力的でなくする更に別の特徴を有している。前述の装置の全ては、スタンドパイプ内に位置した、殆どの場合はスタンドパイプの底部分に位置したある種の送り装置を必要とする。そのような送り装置は、中間濃度のパルプを扱うことによって生じる全ての物理的および動的な応力に耐える必要があるという事実のためにがっしりした構造を有する必要があるため、それ自体高価である。また、同じ理由からそのような従来技術による装置はそれらのロータを回転させるために極めて効率的な駆動手段を必要とする。最後に、スタンドパイプの底部における送り装置の位置はスタンドパイプの底部の構造を複雑とし、そのためそのコストを増加させる。換言すれば、従来技術による装置を使用することにより、遠心ポンプへパルプが着実に流れるのを保証するためには極めて高価なものとなる。それでも依然として、スタンドパイプにおいてパルプが下向きに流れることを保証するために通常何ら対策がなされていないためスタンドパイプ内をパルプが着実に下向きへ流れるか定かではない。
更に、概ね大気に対して開放している、通常のスタンドパイプを使用する上で一つに限度がある。大気に開放されることは、またパルプの温度が100℃を越えないこと、さもなければパルプ内の水が沸騰を始めることを意味する。
本発明によれば、ポンピング能力の低下に関わる問題は全く異なる方法でポンプの入口開口を加圧することにより解決される。このことは、ポンプの入口が接続されているスタンドパイプを加圧することにより実施される。ポンプの入口における低圧に関わる問題を解決することの他に、スタンドパイプへのパルプの流れが弱いことに関わる問題も新規な本発明による方法により解決された。そして、最後に、前記解決方法はスタンドパイプにおいて実際に無制限の温度を使用することが可能なので、100℃を超える温度で連続的に、一連の漂白塔、中間の加圧された洗浄装置、濃縮装置および濾過装置での作動が可能となる。
スウェーデン特許第B−426959号において、デイスクフィルタのシャフトを通してフィルタ部分に空気を吹き込むことにより、濃縮されたパルプケーキが加圧された空気によって除去されるデイスクフィルタが開示されている。ケーキの排出と同時に、空気はデイスクフィルタの内部ならびにフィルタの排出シュートを加圧する。排出シュートには、容積式ポンプである濃縮材料ポンプ中へパルプを別のスクリューが送り込む別の送りシュートと実質的に同じ垂直方向水準においてパルプが入る装置の端部にパルプを送る長手方向の送りスクリューが設けられている。本明細書においては、濃縮材料ポンプは、デイスクフィルタにおいて圧力が所定水準に保たれうることを保証する最終の圧力ロックである。換言すれば、前述の装置は、濃縮材料ポンプの上流においては固いパルプの詰まりは殆どないが、濃縮材料ポンプはその機械的構造のため圧力ロックとして作用するように作動する。少なくとも、濃縮材料ポンプはデイスクフィルタ内で圧力を使用していないことは明らかである。
米国特許第3,096,234号はパルプが約4.5%の濃度で蒸解がまから液体転送プレスに排出され、ゼンキプレスにおいて濃度が20−40%までに挙げられる連続蒸解システムを記載している。パルプは(概ね蒸解温度で)前記プレスから希釈タンクに排出され、そこで濃度は、著しく低い温度の液体で2−10%の間に調整される。パルプはさらにポンプにより希釈タンクから汲み出される。本文書は希釈タンクを加圧することを教示している。希釈タンクを加圧する目的はタンクへのパルプの流量を調整しし、蒸解がま内で適正な温度を維持することであると説明されている。換言すれば、希釈タンクの加圧は、正に希釈タンクへパルプが着実に流れるようにし、かつ蒸解がま内で適正な圧力を維持するために実行される。
米国特許第5,411,633号は、直立のオゾン反応槽からのパルプが直立の保持槽に排出される中間濃度のオゾン漂白について述べており、前記反応槽は所謂上向き流れ式であり、保持槽は所謂下向き流れ式である。漂白されたパルプは脱ガス流動ポンプにより底から保持槽から排出される。反応槽と保持槽の双方は加圧されるが、このことは単にオゾン含有ガスを圧縮してオゾン漂白を可能とすることにより実行される。更に、D2はポンピングに関わる問題を認識していないという事実の他に、D2と本発明との間には別の差がある。換言すれば、オゾン漂白を低温、すなわち約50℃において実行することにより本特願にて述べる問題が存在しないようにするのが通常のやり方である。
前述の問題は、本発明による約8−18%の濃度を有するセルローズパルプをポンピングする新規な方法によって解決されている。本発明の方法は、(a)ポンプの入口をスタンドパイプの排出開口に装着する段階と、(b)スタンドパイプを大気から閉鎖することによりスタンドパイプにおいて約8−18%の濃度を有するセルローズパルプを加圧する段階と、(c)スタンドパイプ内において超大気圧を保つ段階と、(d)セルローズパルプをポンプの入口を通してポンプ中へ流入する段階と、そして(e)セルローズパルプをポンプを使用してスタンドパイプからポンピングする段階とを含む。
本発明の方法の別の好適な特徴は、加圧されたガスを利用して、スタンドパイプを加圧することによりパルプを重力と流体圧との双方の作用によりポンプの入口へパルプを強制的に送ることによりパルプより上のガス空間を形成することである。
前述の方法を実行する装置は、頂部および底部を有するスタンドパイプと、入口を有するパルプポンプとを含み、前記パルプポンプの入口がスタンドパイプの底部に接続され、そのためパルプはスタンドパイプの底部分からポンプの入口まで流れうるようにする。本装置においては、スタンドパイプは大気から閉鎖されていることが好ましく、その頂部分にガス空間を有している。
【図面の簡単な説明】
図1a及び図1bは中間濃度のパルプをスタンドパイプから排出しやくする第1の例の従来技術による装置の概略側断面図および上面図を示し、
図2a及び図2bは第2の例の従来技術による装置のみの図1a及び図1bに類似の図面を示し、
図3a及び図3bは第3の例の従来技術の装置を除いて図1a及び図1bに類似の図面を示し、
図4は第4の例の装置の側断面図を示し、
図5は本発明による装置の第1の好適実施例の概略側断面図を示し、
図6a及び図6bは本発明による装置の第2と第3の好適実施例の概略側断面図を示し、
図7a及び図7bは本発明による装置の第4と第5の好適実施例の概略側断面図を示し、および
図8は本発明による図6の好適実施例の概略側断面図を示す。
図面の詳細説明
図1aから図4までに、中間濃度のパルプをスタンドパイプから排出し易くするために使用し得る種々の送り装置が示されている。図1aと図1bとはスタンドパイプからパルプを排出するための第1の装置の例を示している。スタンドパイプ10の底部には出口開口と、それに装着されたポンプ30(例えばアルストロムポンプ社(Ahlstrom Pumps Corporation)によって販売されているMC(登録商標)ポンプ)に向かってパルプを送る遠心ポンプのように作動するロータ20が設けられている。ロータ20は真直あるいは湾曲した羽根22を有している。もしも羽根22が真直であるとすれば、それらはラジアル型あるいは傾斜型でよい。ロータ20を囲むスタンドパイプ10の底部領域12は円形とし、好ましくは接線方向の出口18を備えているかあるいは遠心ポンプの螺旋状のハウジング14のように形成すればよい。ロータ20の軸線は図1aに示すように垂直でよいが、もしもスタンドパイプ10の底部が水平でないとすれば、代替的に傾斜させてもよい。スタンドパイプ10は頂部から底部に向かって断面積が増加するのが好ましく、そのためパルプが重力により容易に下向きに流れるようにしている。しかしながら、特に濃度が低い場合、スタンドパイプ10の壁は代替的に平行に、好ましくは水平、あるいは傾斜、あるいは垂直とすることが出来る。
図2aと図2bはスタンドパイプからパルプを排出するための、第2の例の装置を示す。図2bにおいては、水平軸線の周りの垂直平面において回転するように位置づけられたロータ120が示されている。ロータ120は実質的に円筒形の渦巻室(volute)あるいは、従来のポンプ30(例えば、MC(登録商標)ポンプ)が取り付けられている接線方向の出口118を有する螺旋状の渦巻室116のいずれかによって囲まれている。図に示すように、スタンドパイプ110の少なくとも底部部分には平坦な壁部分102が設けられ、該壁部分を貫通してロータの駆動装置が配置されている。図面はロータの水平軸線を示しているが、前記軸線は傾斜させてもよい。
図3aと図3bとはスタンドパイプからパルプを排出する装置の第3の例を示す。本実施例においては、ロータ220の水平のシャフト224がスタンドパイプ210を横切って延び、駆動装置(D)端と自由端との両位置において軸受で支持されることが好ましい。ロータ220はスタンドパイプ210の底部領域において実質的に中央に配置されることが好ましい。ロータ220は両吸い込み形であるので、ロータ220は両面において中央プレート226を有し、該プレートに湾曲した、あるいは真直の羽根222が装着されている。ロータ220は、従来のポンプ30に取り付けられた接線方向の出口218を有している、円筒形あるいは、好ましくは螺旋形のハウジング216のいずれかによって囲まれている。
図4はスタンドパイプから中間濃度のパルプを排出する装置の第4の例を示す。スタンドパイプ400の底部には、スタンドパイプ400からパルプを排出するポンプ30に向かってパルプを送るプロペラ28が設けられている。本実施例の好ましい特徴によれば、プロペラ28の回転速度はポンプ30のインペラの回転速度より少なくとも5%、より好ましくは少なくとも10%だけ速い。しかしながら、プロペラは送りスクリュウ、あるいは遠心インペラと同じシャフトに、あるいは別の駆動装置(例えば、モータ)によって駆動される別個のシャフトのいずれかに装着された一組の送りブレード、すなわち羽根に取り替えることが可能であることを理解すべきである。
図1aから図3bまでに示す送り装置並びに図4に示す装置の全ては、インペラの目の中へ下向きにパルプが確実に流れるようにする手段を欠いている。全ての装置は棚つり現象(arching)が発生した場合には役に立たない。この問題に対する解決方法は以下の例と関連して説明する。
図5は本発明の第1の好適実施例を示す。スタンドパイプ500には、上端に圧力カバー504を有している直立した加圧ハウジングが設けられている。圧力カバーにはポケットフィーダ506が設けられている(要素504、506は集合してスタンドパイプ500を超大気圧に保ちうる手段の一つの例を構成している)。ポケットフィーダ506は、順次配置された2個の弁、ゲート、あるいはポートを有し、かつ弁、ポートあるいはゲートの間にパルプ室を有しており、「下側」の弁が閉鎖している間、「上側」の弁が開放して前記室を充填し、「上側」の弁が閉鎖した後、「下側」の弁が開放してパルプ室を空にするように作動する装置、あるいはピストンフィーダ、あるいは適当な容積式ポンプ、あるいはより低圧側からより高圧側へパルプを運ぶ何らかのその他の適当な手段に代えることが可能である。しかしながら、前記搬送手段は必ずしも圧力カバーに位置づける必要はないが、代替的に、例えば、圧力ハウジングの実質的に垂直の壁に配置してもよいことを理解すべきである。
圧力ハウジング、すなわち、スタンドパイプ500は実質的に円筒形で、かつ(または)僅かに下向きに広がっていることが好ましい。スタンドパイプ500には、その下端において出口開口502、および出口開口502と連通して配置されている遠心ポンプ30が設けられている。遠心ポンプ30は流動遠心ポンプすなわちMC(登録商標)ポンプであることが好ましい。スタンドパイプ500には更に、スタンドパイプ500の内部空洞を加圧する、すなわちその中でガス空間510を形成する手段508が設けられている。加圧手段508は、例えばスタンドパイプ500からパルプを排出するポンプ30からガスあるいは蒸気を(例えば、配管509を介して)吸引し、分離されたガス/蒸気をスタンドパイプ500へ送る真空ポンプである。ガス抜きするために遠心ポンプに連結されている真空ポンプの作動原理は、真空ポンプが遠心ポンプにおいてある程度の亜大気圧を保持するようなものであることが多い。また、真空ポンプは、遠心ポンプから全てのガスを常に吸引することが可能なような寸法に通常されているので、基本的に大気から追加の空気を吸引する構造体が設けられているように過大寸法とされている。パルプから分離されたガスおよび追加の空気とにより、真空ポンプはスタンドパイプのガス空間を加圧することが可能である。ある程度ガスがパルプ配管において上流にある送り手段から逃げ、またある程度のガスがパルプ粒子の間の空間で溜まりポンプに吸引されることは殆ど避けられない。換言すれば、追加の補給空気はスタンドパイプから逃げたガスを補う。上述した脱ガス真空ポンプは極めて安価であって、スタンドパイプを加圧する従来からの方法である。脱ガス真空ポンプからの排出分は、ある場合に若干のファイバが脱ガス装置に吸引されるようにスタンドパイプ中へ導かれるので、ファイバはスタンドパイプに戻され、使用に帰される。加圧は、代替的に全体的に独立したポンプ手段によって、例えば外気、その他の何らかのガス、あるいは蒸気をスタンドパイプ500中へ汲み出すコンプレッサあるいはブロワによって実行することが可能である。また、スタンドパイプの加圧は、加圧を行なうための何らかの個別の装置を必要とすることなくパルプ工場の加圧空気配管から実行しうることは明らかである。
図6aと図6bは本発明の別の好適実施例を示す。図6aと図6bとに示す、スタンドパイプは垂直方向に指向された、好ましくは製作を容易にするために実質的に円筒形の圧力ハウジング600と、その上端における圧力カバー604とから構成されている。スタンドパイプ600の底端部には、流動遠心ポンプ、すなわちMC(登録商標)ポンプあるいは通常の非流動性の遠心ポンプでよい遠心ポンプ30を使用してファイバ懸濁物を排出するための出口開口602が設けられている。図6aに示すスタンドパイプの底端部にもまた、先行の処理段階からのパルプを受け取るための入口開口605が設けられている。図6bに示すスタンドパイプ600の壁にはパルプの表面S近く、好ましくはその下位に、先行の処理段階からのパルプを受け取るための入口開口605′が設けられている。これらの実施例の双方において、入口開口605および605′には入口開口605および605′に向かって輻合している(converging)入口パイプ609が設けられている。本実施例においては送りスクリュウである送り手段606はスタンドパイプ600の外側から入口パイプ609中へ延在し、入口パイプ609および入口開口605および605′とを介してスタンドパイプ600中へ着実な流れでパルプを送る。輻合している入口パイプ609内で入口開口605、605′中に向かって加圧されると、パルプはスタンドパイプ600が超大気圧になるようにするプラグを形成する。
スタンドパイプ600内である程度の圧力とガス空間610とを保つ若干の代案を説明する。第1の代案は図5に関して説明したものと均等のものであり、すなわちスタンドパイプ600を加圧するためにスタンドパイプ600の上側端においてコンプレッサあるいは何らかのその他の手段を使用することである。別の代案は、処理工程を開始しながら、遠心ポンプ30を未だ始動させていないままスタンドパイプ600の充填を開始することである。換言すれば、スタンドパイプ600はある水準Sまで充填されガス空間610を形成し、スタンドパイプ600の頂部において所望の圧力に達し、その後遠心ポンプ30が始動する。次の過程は、スタンドパイプ600の頂端において圧力により規定される所望の高さにスタンドパイプ600内でのパルプの水準Sが保たれるようなものである。ポンプの能力は、パルプの水準Sの関数としてポンプ30からの流出する流れを調整する弁612あるいはガス空間610の圧力の関数としてポンプ30からの流出する流れを調整する弁612′によって調整することが出来る。必要であれば、また、(図6aに示す)コンプレッサ608あるいはスタンドパイプ600を加圧するその他の何らかの手段を配置することが可能である。スタンドパイプの作動を制御する最良の方法はスタンドパイプ600内のガス空間およびパルプの水準とを個別に監視することである。換言すれば、コンプレッサ608あるいはブロワはガス空間内で一定の圧力を提供するために調整され、遠心ポンプから流出する流れはスタンドパイプ内でパルプの水準Sを最適値、あるいは上限と下限との間のある値に保つ。当然、入口開口605および605′の位置およびポンプ30から流出する流れを制御する方法とは図に示すように相互に関連していないが、弁612′は、入口開口605をスタンドパイプ600の底部に位置させて、かつ弁612をスタンドパイプ600の壁においてより高く位置づけた入口開口605′と関連させて使用してもよい。
図7aと図7bとは、スタンドパイプ700の頂部の構造を除いて図6aと図6bとに示すものと基本的に同じである。そのため、参照番号は先頭の数字が「7」であることを除いて同じ要素を指示する。本実施例において、スタンドパイプの内部には、スタンドパイプ700の実質的に垂直の壁に対して装着された膜714が設けられている。膜はゴム、あるいはその目的に対して適当なその他の材料から構成することが好ましい。膜714はスタンドパイプ700の底部分におけるパルプ空間をスタンドパイプ700の頂部分におけるガス空間710から分離している。加圧されたガスからパルプをこのように物理的に分離することによってガスがパルプと混合しないことを保証する。ガス空間710の加圧は前述の実施例に関連して既に前述したものと同じ手段によって実行することが出来る。図7bにおいて、ポンプの圧力弁712′をガス空間における圧力に対して調整することが出来る態様が示されている。この種の調整は、スタンドパイプに常に十分な量のパルプが入っている、すなわちスタンドパイプ700を空に出来ないことを保証する。
前述の送り手段606および706は図6a、図6b、図7aおよび図7bに示すように、ドラムの排出シュート、あるいはデイスクワッシャあるいは濃縮装置からパルプを排出する手段を組み合わせるか、あるいは図8に示すようにパルプをスタンドパイプ800中へ送り込むための別個の手段806を設けてよい。実際、例えば、送り手段706はドラム、あるいはデイスクフィルタあるいは洗浄装置からパルプを排出するために使用するスクリューフィーダの延長部として示されている。前述の図6から図8まではスタンドパイプの先行する洗浄装置、濾過装置あるいは濃縮装置との組み合わせを示しているが、送り手段、排出手段、および加圧手段を備えたスタンドパイプを、スタンドパイプが必要とされる全ての位置に接続し得ることを理解すべきである。スタンドパイプの壁にある入口開口の位置は、パルプの表面より下に位置することが望ましい、あるいはもしも膜が使用されたとすれば、その膜より下に位置することが望ましいことを除いてそれほど厳格ではない。スタンドパイプ内のパルプの表面に入口開口か近ければ近いほど、パルプがスタンドパイプ内に長時間滞留しないことを保証する。しかしながら、もしもそのようなことが危険と考えられるとすれば、パルプをスタンドパイプの底を介してスタンドパイプ中へ送るような配置とすることが可能である。また、入口パイプを、それがパルプをスタンドパイプ内のパルプの表面に排出するような高さにスタンドパイプの底を通して延ばすことも可能である。
本発明を現在最も実用的で、かつ好ましい実施例と考えられるものと関連して説明してきたが、本発明は開示した実施例に限定されるのではなく、逆に請求の範囲に記載の精神と範囲内に含まれる各種の修正や均等な装置をも網羅する意図であることを理解すべきである。

Claims (21)

  1. セルローズパルプをポンピングし易くする方法において、
    (a)ポンプ(30)のポンプ入口をスタンドパイプ(500、600、700、800)の排出開口(502、602、702)に取り付ける段階と、
    (b)低圧側から高圧側へパルプを送る手段を使用して、8〜18%の中間濃度且つ80℃以上の高温のセルローズパルプを、入口開口(505、605、605’、705、705’)を通って、前記スタンドパイプ(500、600、700、800)に供給する段階と、
    (c)前記スタンドパイプ(500、600、700、800)を大気から閉鎖し、前記スタンドパイプ(500、600、700、800)に超大気圧を提供することにより、前記スタンドパイプ(500、600、700、800)の上部のガス空間(510、610、710)を加圧する段階と、
    (d)前記セルローズパルプを前記ポンプ入口を介して前記パルプポンプ(30)中へ流入させる段階と、
    (e)前記セルローズパルプを前記パルプポンプ(30)によって更にポンピングする段階と、
    (f)前記セルロースパルプのポンピング中の蒸気の形成を最小限にするため、前記スタンドパイプ(500、600、700、800)内の超大気圧を維持する段階と
    を含むことを特徴とするセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  2. 前記セルロースパルプが、100℃より大きい温度であることを特徴とする請求項1に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  3. 前記スタンドパイプ(500)の上端部から前記ガス空間(510)および前記スタンドパイプ(500)へパルプを供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  4. 前記スタンドパイプ(600、700、800)の底端部にパルプを供給することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  5. 前記ポンプ(30)により前記スタンドパイプ(600)からパルプをポンピングする前に、前記スタンドパイプ(600)の閉じた上端部の前記ガス空間(610)の圧力に抗して、前記スタンドパイプ(600)の底端部にパルプを供給(606)し、それにより、前記スタンドパイプ(600)内のセルロースパルプを加圧することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  6. セルロースパルプを低圧側から前記スタンドパイプ(500)内の高圧側へ供給し、それにより、前記スタンドパイプ(500)内のセルロースパルプを加圧することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  7. 前記ガス空間(510、610、710)を加圧することにより、セルロースパルプを加圧することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  8. スタンドパイプ(600)に加圧ガス流体を導入(608)し、それにより前記ガス空間(610)をパルプの上方に形成することにより、前記スタンドパイプ(600)内のセルロースパルプを加圧し、重力と流体圧力の両方の作用により前記パルプを前記ポンプ入口に入れることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  9. 前記スタンドパイプ(500、600、706、800)からパルプをポンピングする前記パルプポンプ(30)からガス/蒸気を引き、該ガス/蒸気を前記ガス空間(510、610、710)に送り返すことにより、前記ガス空間(510、610、710)およびセルロースパルプを加圧することを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする方法。
  10. 中間濃度のセルローズパルプをポンピングし易くする装置において、
    頂部および底部を有し、大気から閉鎖され、前記頂部にガス空間(510、610、710)を有するスタンドパイプ(500、600、700、800)と、
    低圧側から前記スタンドパイプ(500、600、700、800)へパルプを送る送り手段(506、606、706、806)と、
    前記スタンドパイプ(500、600、700、800)内の前記ガス空間(510、610、710)および前記セルロースパルプを加圧し、前記スタンドパイプ(500、600、700、800)内に超大気圧を供給する加圧手段(508、608)と、
    パルプポンプであって、該パルプポンプが前記スタンドパイプ(500、600、700、800)の底部に接続されたポンプ入口を有し、パルプが前記スタンドパイプ(500、600、700、800)の底部から前記ポンプ入口に流れることができるようになっている、パルプポンプと
    を含むことを特徴とするセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  11. 前記スタンドパイプ(500、600、700、800)の上端部が圧力カバー(504、604、704、804)により閉鎖されていることを特徴とする請求項10に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  12. 前記送り手段がポケットフィーダ(506)、容積形ポンプ、あるいは前記スタンドパイプ(500、600、700、800)の圧力カバーあるいは壁、あるいはハウジングに配置されているその他の圧力保持手段であることを特徴とする請求項10または請求項11に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  13. 前記送り手段が、前記スタンドパイプ(500、600、700、800)に向かって輻合している入口パイプ(609、709)内に配置されているスクリューフィーダ(606、706、806)であることを特徴とする請求項10から請求項12までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  14. 前記送り手段がパルプを洗浄装置、濾過装置、あるいは濃縮装置から前記スタンドパイプ(500、600、700、800)まで転送するように配置されているスクリューフィーダ(606、706、806)であることを特徴とする請求項10から請求項13までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  15. 前記送り手段(706)がパルプをドラムあるいはデイスクフィルタあるいは洗浄装置から排出するために使用されるスクリューフィーダの延長部であることを特徴とする請求項10から請求項14までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  16. 前記加圧手段が、外部の空気、他のガス、または蒸気を前記スタンドパイプにポンピングするようになっているコンプレッサ(608)またはブロアであることを特徴とする請求項10から請求項15までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  17. 前記加圧手段が、前記スタンドパイプ(500、600、700、800)から前記パルプをポンピングする前記パルプポンプ(30)からガスまたは蒸気を引くようになっている真空ポンプ(508)であることを特徴とする請求項10から請求項16までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  18. 前記加圧手段が、低圧側からパルプを前記スタンドパイプ(500、600、700、800)中へ送る送り手段(506、606、706、806)であることを特徴とする請求項10から請求項17までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  19. 前記加圧手段が、前記パルプポンプ(30)からガス/蒸気を引き、該ガス/蒸気を前記ガス空間(510、610、710)に送るようになっている真空ポンプ(508)であることを特徴とする請求項10から請求項18までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  20. 前記スタンドパイプ(500、600、700、800)の底端部に、前記パルプを受けるためのパルプ入口開口(605、605’、705、705’)が存在することを特徴とする請求項10から請求項19までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
  21. 前記スタンドパイプ(700)の内部に、前記スタンドパイプの実質的に鉛直な壁に取り付けられた膜(714)を有し、該膜(714)が、前記スタンドパイプ(700)の頂部のガス空間(710)から前記スタンドパイプ(700)の底部のパルプ空間を物理的に分離していることを特徴とする請求項10から請求項20までのいずれか1項に記載されたセルローズパルプをポンピングし易くする装置。
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