JP3839733B2 - 撮像装置および画像データ出力方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCDイメージセンサ,CMOSイメージセンサなどの固定撮像素子を備える撮像装置および画像データ出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラなどの撮像装置は、CCDイメージセンサなどの固体撮像素子を備えている。このような固体撮像素子の中には、その製造時に、受光量に応じた電荷を生成することができない画素や,暗電流の不均一によるノイズが規定値以上に発生してしまう画素などのいわゆる欠陥画素が形成される場合がある。
【0003】
欠陥画素は、その画像信号を表示させた際に、黒傷,白傷などの傷となって撮像画像に現れ、画像品質を著しく低下させる。そのため、固体撮像素子の製造時においては、その検査過程で、欠陥画素であるか否かを判断する。欠陥画素であると判断された場合は、その欠陥画素の位置(座標)などを表わす「欠陥画素データ」を、撮像装置の記憶部(メモリ)に予め記憶していた。
【0004】
そして、撮像装置は画像欠陥補正装置を備え、この画像欠陥補正装置は上記「欠陥画素データ」に基づいて欠陥画素に対する欠陥補正を行っていた。この画像欠陥補正装置に関する技術としては、特開平1−105671号公報に記載のものがある。
【0005】
即ち、上述した画像欠陥補正装置は、実際の撮像時において、予め記憶してした「欠陥画素データ」に対応する欠陥画素のみを、この欠陥画素の周辺画素データに基づき補正処理していた。欠陥画素を補正する方法としてメモリに予め記憶した「欠陥画素データ」のみを用いるのは、連写,動画などの実際の撮影処理を速くするためである。このような欠陥画素補正方法は、小型軽量で低価格のデジタルスチルカメラにおいて、要請されるものである。
【0006】
そして、上記デジタルスチルカメラでは、「欠陥画素データ」を記憶するメモリの上限値(限界)が、コストなどによって予め決められていた。上記メモリの個数は、256個乃至1000個の範囲内に抑えられていた。そのため、上記メモリの範囲内における欠陥画素は、その周辺画素データに基づき、適切に補正され、良好な画像を得ていた。
【0007】
また、従来のデジタルスチルカメラの中には、画像データの画像を第三者に見られないようにするため、画像データ自体を暗号化する暗号処理手段を有するものがあった。この暗号処理に関する技術としては、特開2000−165720号公報に記載のものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、不特定多数のユーザに貸し出し回収する、いわゆる使い捨てタイプのデジタルスチルカメラなどを販売する販売システムが、構築されることを仮に想定すると、上記デジタルスチルカメラを借りた第三者が、そのCCDイメージセンサ,CMOSイメージセンサなどの撮像素子を他の撮像装置に利用(流用)することが考えられる。なお、上述した画像データ自体を暗号する場合には、撮像装置における処理などに負荷が生じる。
【0009】
本発明の目的は、上記事実を考慮して、撮像素子の流用を阻止し得る撮像装置および画像データ出力方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の撮像装置では、欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を、予め定めた配列パターンに応じて形成した撮像素子を備える。請求項1記載に係る発明において、予め定めた配列パターンに応じて形成した欠陥画素を、欠陥補正できるメモリなどの限界以上の個数としたので、上記欠陥画素の配列パターンに対応するパターンデータが認識できない場合には上記撮像素子によって撮像された画像データを正常に再生させることができない。
【0011】
一方、上記欠陥画素の配列パターンに対応するパターンデータを認識し得る場合には、既知のパターンデータに基づき、予め形成した欠陥画素を適切に補正し、良好な画像データを得る。即ち、請求項1記載に係る発明によれば、撮像素子に欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を、予め定めた配列パターンに応じて形成したので、CCDイメージセンサ,CMOSイメージセンサなどの撮像素子の流用を阻止できる。なお、請求項1記載に係る発明は、撮像素子の流用を阻止し得るように構成したので、不特定多数のユーザに貸し出し回収する、使い捨てタイプのデジタルカメラなどの撮像装置に適している。
【0012】
また、請求項1記載に係る発明では、撮像素子(ハード)自体に欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を、予め定めた配列パターンに応じて形成することにより、撮像された画像データを正常に再生できないようにしたので、画像データ自体を暗号する場合と異なり、撮像装置における処理などに負荷が全く生じない。
【0013】
請求項2記載に係る発明では、請求項1に係る撮像装置において、G画素を前記欠陥画素とすることを特徴とする。請求項2記載に係る発明によれば、欠陥画素を、撮像素子において画素数の多いG画素としたので、S/N(信号対雑音比)の劣化を最小限にできる。
【0014】
請求項3記載の画像データ出力方法では、欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を予め定めた配列パターンに応じて形成した撮像素子によって撮像された画像データを読出すと共に、前記欠陥画素の配列パターンに対応するパターンデータを読出し、前記パターンデータに基づき、前記画像データを補正し出力する。
【0015】
欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を予め定めた配列パターンに応じて形成した撮像素子によって撮像された画像データを、撮像装置における例えばフラッシュROMなどの記録媒体から読出す。上記欠陥画素の配列パターンは予め異なる複数種類が存在し、そのため上記画像データに記録された欠陥画素の配列パターンに対応するパターンデータを読出す。そして、読出したパターンデータに基づき、画像データを補正すると共に、例えばプリンタなどに出力する。
【0016】
請求項3記載に係る発明によれば、予め定めた配列パターンに応じて形成した欠陥画素を、欠陥補正できるメモリなどの限界以上の個数としたので、上記欠陥画素の配列パターンに対応するパターンデータが認識できない場合には上記撮像素子によって撮像された画像データを正常に再生させることができない。すなわち、請求項3記載に係る発明によれば、撮像素子に欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を、予め定めた配列パターンに応じて形成したので、撮像素子の流用を阻止できる。
【0017】
なお、本発明では、画像データを記録する記録媒体を、スマート・メディア(SmartMedia(R))、コンパクト・フラッシュ(CompactFlash)、ATA(AT Attachment)カード、フロッピィディスク、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)などとしても良い。また、本発明に係る撮像装置は、デジタルスチルカメラ,デジタルビデオカメラ,撮像機能を備えた携帯電話,パーソナル・コンピュータ,PDA(Personal Digital Assistance)などを含む概念である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図6に基づいて、本発明の実施形態であるデジタルスチルカメラ(以下、単に「カメラ」という)について説明する。なお、図1は本実施形態のカメラにおけるCCDイメージセンサの要部を示す平面図、図2は図1に示すCCDイメージセンサとは異なるタイプの要部を示す平面図である。
【0019】
ここで、本実施形態のカメラは、不特定多数のユーザに貸し出し回収する、いわゆる使い捨てタイプである。また、本実施形態では、小型軽量で低価格なカメラとしたので、「欠陥画素データ」を記憶するメモリの個数(限界)が、256個となっている。
【0020】
カメラに内蔵された撮像素子であるCCDイメージセンサは、図1に示すように、半導体基板(図示省略)上に、平面形状が正八角形のフォトダイオード(光電変換素子である画素)14を所定間隔(垂直画素ピッチVP)で垂直方向に複数配列した第1の光電変換素子列16と、複数のフォトダイオード14を第1の光電変換素子列16と同じ間隔で垂直方向に配列し、かつ第1の光電変換素子列16に対して垂直方向に垂直画素ピッチVPに対して1/2ずらして配置された第2の光電変換素子列18と、で構成された素子列の組を水平方向に複数組並べて構成されている。
【0021】
そして、隣り合う第1の光電変換素子列16及び隣り合う第2の光電変換素子列18は、垂直画素ピッチと同じ間隔(水平画素ピッチHP)で配置され、第1の光電変換素子列16に含まれるフォトダイオード14により構成される光電変換素子行に対して、第2の光電変換素子列18に含まれるフォトダイオード14により構成される光電変換素子行は、水平方向に水平画素ピッチHPに対して1/2ずらして配置されている。即ち、フォトダイオード14は、いわゆるハニカム状に配列されている。
【0022】
なお、相互に接近して配列された第1の光電変換素子列16と第2の光電変換素子列18との間には、フォトダイオード14で発生した信号電荷を読み出して垂直方向に転送する垂直電荷転送チャネル20が各々設けられている。垂直電荷転送チャネル20は、両側に位置する光電変換素子列の各フォトダイオード間に侵入した侵入部20Aと非侵入部20Bとが交互に位置するように連続して構成され、ハニカム状に配列したフォトダイオード14の間を蛇行しながら垂直方向に延びている。
【0023】
また、図1の想像線に示すように、所定位置のフォトダイオード14は、故意に欠陥を設けたフォトダイオード(以下、単に「故意欠陥画素」という)15としている。この故意欠陥画素15は、黒を検出するための領域(オプティカルブラック部分)を形成する工程において、フォトダイオード14の表面部分をアルミニウムで覆い隠す(マスクする)ことによって形成する。
【0024】
即ち、本実施形態では、故意欠陥画素15を予め定めた配列パターンに応じて形成すると共に、故意欠陥画素15の個数をカメラのメモリ(「欠陥画素データ」を記憶するメモリ)で欠陥補正ができる限界(256個)以上の個数としている。故意欠陥画素15は欠陥補正できるメモリの限界に対する数値として例えば1000個以上を形成し、かつ故意欠陥画素15の配列パターンは規則正しくなっている。
【0025】
なお、本実施形態においても、CCDイメージセンサの製造時に不慮に形成された欠陥画素に対し、その欠陥画素の位置(座標)などを表わす「欠陥画素データ」がカメラの記憶部(メモリ)に予め記憶されている。そして、本実施形態においても、実際の撮像時において、予め記憶していた上記「欠陥画素データ」に対応する欠陥画素を、この周辺画素データに基づいて補正処理する。
【0026】
上述のように構成されたCCDイメージセンサは、被写界に向けて配置された撮像レンズによって結像される被写体像を電気信号に変換する。CCDイメージセンサの撮像面には、GストライプR/B完全市松配列のRGB原色フィルタが被着されている。即ち、R(レッド),G(グリーン),およびB(ブルー)の各フィルタに対応する画素(フォトダイオード)14において、G画素は、R画素またはB画素の2倍の画素数となっている。
【0027】
そして、本実施形態では、R・Bの画素よりも画素数の多いG画素を、上述した故意欠陥画素15の主対象としている。そのため、本実施形態においては、故意欠陥画素15を、画素数の多いG画素としたので、S/N(信号対雑音比)の劣化を最小限にし得る。
【0028】
図2には、図1とは平面形状および配列が異なる画素を備えたCCDイメージセンサが示されている。即ち、図2に示すように、平面形状が正四角形のフォトダイオード(画素)22は、図示しない半導体基板上に、垂直方向および平行方向において所定間隔をもって整列している。
【0029】
また、図2の想像線に示すように、所定位置のフォトダイオード22は、故意に欠陥を設けたフォトダイオード(以下、単に「故意欠陥画素」という)23としている。この故意欠陥画素23は、オプティカルブラック(OB)部分を形成する工程において、フォトダイオード22の表面部分をアルミニウムでマスクすることによって形成する。その他の構成は図1に示すCCDイメージセンサと同様であるので、説明は省略する。
【0030】
なお、カメラには、CCDイメージセンサからの出力信号に基づき被写体像を示すデジタル画像データを生成すると共にCCDイメージセンサなどを駆動するためのタイミング信号を生成する信号処理部と、主としてCCDイメージセンサによる撮像によって得られたデジタル画像データを記憶するSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)と、カメラの全体的な動作を司る制御部(CPU)と、を含んで構成されている。
【0031】
また、CPUは、図示しない所定容量のラインバッファを内蔵した撮像制御部と、所定の圧縮形式(本実施形態ではJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式)でデジタル画像データに対して圧縮処理を施すと共に、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮・伸張部と、がバスを介して相互に接続されて構成されている。
【0032】
さらに、カメラは、CCDイメージセンサによる撮像によって得られた被写体像や各種情報を表示する表示部(LCD)と、電源スイッチなどの各種操作キーを備える操作部と、カメラのID(このIDは故意欠陥画素15,23の配列パターンを特定するための「カメラID」である)や各種パラメータなどを記憶した記憶部(フラッシュROM)と、USBコネクタなどのインターフェイス32(図3参照)を接続する外部接続部と、を含んで構成されている。
【0033】
即ち、上記配列パターンは複数種類が存在し、カメラ(撮像素子)毎に異なるよう設定されている。また、フラッシュROMは、装置本体に内蔵され、取外し不可能となっている。
【0034】
外部接続部は、CPUに接続されており、I/F32を介して接続された外部端末(図3に示すような再生装置30など)との間の通信を司る。なお、信号処理部は、相関2重サンプリング回路(CDS)と、ゲインコントローラと、A/Dコンバータと、タイミングジェネレータと、を含んで構成されている。
【0035】
そして、信号処理部は、RGB原色フィルタのフィルタ配列に対応するCCDイメージセンサの各画素を3つの原色RGBとして表わす画素補間機能を有し、R,G,およびB各原色の画素から1つのRGB画素を補間処理によって生成する機能を有している。即ち、CCDイメージセンサから出力された信号は、相関2重サンプリング回路によって相関2重サンプリング処理が施され、ゲインコントローラによってCCDイメージセンサにおけるR(赤),G(緑),B(青)毎の感度調整が施された後、各画素毎のR、G、B信号としてA/Dコンバータに加えられる。
【0036】
A/Dコンバータは、ゲインコントローラから順次加えられるR,G,B信号を、各々12ビットのR,G,B信号(以下、「デジタル画像データ」という。)に変換してCPUに出力する。そして、CPUは、内蔵しているラインバッファにA/Dコンバータから順次入力されるデジタル画像データを、蓄積して一旦SDRAMに格納する。
【0037】
SDRAMに格納されたデジタル画像データは、CPUによって読み出され、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、単に「YC信号」という。)を生成し、YC信号を再びSDRAMに格納する。
【0038】
シャッターボタンが撮影者によって押圧操作された場合には、SDRAMに格納されたYC信号を、圧縮・伸張部によって所定の圧縮形式で圧縮した後にフラッシュROMに記憶する。即ち、フラッシュROMには、被写体の画像データが記憶される。また、図3に示すように、I/F32には再生装置30が接続され、そしてフラッシュROMに記憶されているデジタル画像データ,カメラIDなどの各種情報は再生装置30に読込まれる。
【0039】
次に、図3に基づき、再生装置30の構成を説明する。なお、本実施形態の再生装置30は、いわゆるラボ(写真現像店)に設置されたパーソナル・コンピュータ(パソコン)である。
【0040】
再生装置30には、その装置全体の動作を司るCPU(中央演算処理装置)34と,カメラ28などが接続される入力用のI/F32と,I/F32から入力されたデジタル画像データを処理する信号処理部36と,テンキーなど配置された操作部38と,デジタル画像データなどを表示する表示部40と,欠陥画素の配列パターンに対応する欠陥パターンデータおよびカメラIDなどの各種情報が記憶されたメモリ42と,信号処理部36で画像処理などされたデジタル画像データを外部に出力する出力用のI/F44と,がバスBUSを介して相互に接続されて構成されている。なお、再生装置30であるパソコンは一般的なものであるので、その詳細な説明は省略する。
【0041】
図4に示すように、メモリ42の記憶領域45は、カメラIDと欠陥パターンとを対応付けるデータ(図5参照)を予め記憶したテーブル領域46,カメラ28からのデジタル画像データなどを記憶する画像領域47,欠陥パターンに基づいてデジタル画像データを欠陥補正するプログラムなどが予め記憶されたプログラム領域48,テーブル領域46の欠陥パターンに対応する欠陥パターンデータ(故意欠陥画素の座標などのデータ)が予め記憶された欠陥パターンデータ領域49などを備えている。
【0042】
引続き、図6に基づき、図3に示す再生装置30におけるデジタル画像データの出力処理について説明する。なお、図6に示す処理は使い捨てタイプのカメラを販売する販売システムが構築されることが前提であり、そして撮像済みのカメラ28をラボに持ち込む。また、本処理は、I/F32にカメラ28を接続し、かつI/F44にプリンタ50を接続していることが前提である。
【0043】
図6に示すように、ステップ100ではカメラ28のフラッシュROMに記憶されているカメラIDを読込み、ステップ102では読込んだカメラIDに対応する欠陥パターンデータを図3に示すメモリ42の欠陥パターンデータ領域49(図4参照)から読込む。即ち、欠陥パターンデータは、カメラIDと欠陥パターンとが対応付けられたテーブル(図5参照)に基づき、欠陥パターンデータ領域49から読出す。
【0044】
また、ステップ104ではカメラ28のフラッシュROMから出力されたデジタル画像データを画像領域47(図4参照)から読込み、ステップ106では欠陥パターンデータに基づいて故意欠陥画素15(図1参照)または23(図2参照)を補正する。即ち、上記「欠陥パターンデータ」に対応する欠陥画素を、この周辺画素データに基づいて補正処理する。
【0045】
そして、ステップ108では、補正処理されたデジタル画像データを、図3に示すプリンタ50に転送する。プリンタ50は、信号処理部36で画像処理されたデジタル画像データに基づく画像を、プリントアウトする。即ち、本実施形態においては、故意欠陥画素15,23の配列パターンに対応する既知の欠陥パターンデータに基づき、予め形成した故意欠陥画素15,23を適切に補正し、良好な画像データを得ることができる。
【0046】
なお、上述したように、本実施形態に係るカメラ28は使い捨てタイプであるので、プリントアウト後に、業者がカメラ28を回収する。また、本処理の終了後は、カメラ28のフラッシュROMに記録されたデジタル画像データを、全て消去し、その後の再利用を図る。
【0047】
本実施形態においては、予め定めた配列パターンに応じて形成した故意欠陥画素15,23を、欠陥補正できるメモリなどの限界以上の個数としたので、故意欠陥画素15,23の配列パターンに対応する欠陥パターンデータが認識できない(読出すことができない)場合すなわち欠陥パターンデータを記憶している再生装置30以外ではデジタル画像データを正常に再生させることができない。
【0048】
従って、本実施形態によれば、CCDイメージセンサに欠陥補正ができる限界以上の個数の故意欠陥画素15,23を、予め定めた配列パターンに応じて形成したので、カメラ28に配置されたCCDイメージセンサを他の撮像装置に利用(流用)することができない。なお、上述したように、本実施形態のCCDイメージセンサは、その流用を阻止し得るように構成したので、使い捨てタイプのデジタルカメラに適している。
【0049】
また、本実施形態では、CCDイメージセンサ(ハード)自体に欠陥補正ができる限界以上の個数の故意欠陥画素15,23を予め定めた配列パターンに応じて形成することにより、撮像された画像データを正常に再生できないようにしたので、画像データ自体を暗号する場合と異なり、カメラ28における処理などに負荷が全く生じない。
【0050】
なお、上記各実施形態では撮像素子をCCDイメージセンサとした例であるが、本発明に係る撮像素子はCMOSイメージセンサなどとしても良い。また、故意欠陥画素15,23の形成は、物理的手段であるアルミニウム等でマスクする他に、転送電極を部分的に欠損させたり,所定位置に配置するべきフォトダイオード(画素)を設けない(開口させる)ようにしても良い。さらに、本発明に係る欠陥画素の形成は、上述した遮光の他に、白傷などが形成できるように開光させても良い。
【0051】
本発明では、欠陥パターンデータ(故意欠陥画素15,23の座標データなど)を、暗号化させても良い。この場合には、画像データのセキュリティが確保される。また、本実施形態ではカメラ28をI/F32に接続した例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばカメラに対して着脱可能なスマート・メディアなどを再生装置30に装着できるようにしても良い。
【0052】
本実施形態ではプリンタ50をI/F44に接続しプリントアウトする例であるが、上記「欠陥パターンデータ」に基づいて補正処理されたデジタル画像データをCD−R,スマート・メディア,コンパクト・フラッシュ,ATAカード,フロッピィディスク,CD−RWなどの記録媒体に記録させるようにしても良い。また、本実施形態において説明したプログラムの処理の流れ(図6参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、予め定めた配列パターンに応じて形成した欠陥画素を、欠陥補正できるメモリなどの限界以上の個数としたので、上記欠陥画素の配列パターンに対応するパターンデータが認識できない場合には上記撮像素子によって撮像された画像データを正常に再生させることができない。即ち、本発明によれば、撮像素子に欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を、予め定めた配列パターンに応じて形成したので、撮像素子の流用を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るCCDイメージセンサの要部を示す平面図である。
【図2】図1に示すCCDイメージセンサとは異なるタイプの要部を示す平面図である。
【図3】本実施形態に係る再生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すメモリのメモリマップを示す図である。
【図5】図4に示すテーブル領域のメモリマップを示す図である。
【図6】本実施形態に係る再生装置におけるデジタル画像データの出力処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
14、22 フォトダイオード(画素)
15、23 故意欠陥画素
28 デジタルカメラ(撮像装置)

Claims (3)

  1. 欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を、予め定めた配列パターンに応じて形成した撮像素子を備える撮像装置。
  2. G画素を前記欠陥画素とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 欠陥補正ができる限界以上の個数の欠陥画素を予め定めた配列パターンに応じて形成した撮像素子によって撮像された画像データを読出すと共に、
    前記欠陥画素の配列パターンに対応するパターンデータを読出し、
    前記パターンデータに基づき、前記画像データを補正し出力する画像データ出力方法。
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