JP3839302B2 - 受信装置および受信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信装置に関し、さらに詳しくは、中間周波数フィルタ帯域幅の切り替え方式を備えた電子同調型受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置の代表例として、スーパーヘトロダインタイプのFM受信装置が知られている。図5は、従来の受信装置の概略構成を示すブロック図である。図5において、従来の受信装置は、電波受信手段11と、同調手段12と、信号混合手段13と、中間周波数フィルタ手段14と、振幅制限増幅手段15と、検波手段16と、局部発振周波数発生手段17と、中間周波数フィルタ制御手段18と、隣接妨害信号検出手段19と、比較判定手段20とを備えている。
【0003】
前述した電波受信手段11は、送信手段から送信された信号を受信し、同調手段12に出力するようになっている。同調手段12は、電波受信手段11の信号から希望する周波数に同調し、信号混合手段13に出力するようになっている。信号混合手段13は、同調手段12および後述の局部発振周波数発生手段17の信号を混合し、中間周波数フィルタ手段14に出力するようになっている。中間周波数フィルタ手段14は、信号混合手段13の出力からフィルタを通して中間周波数を取り出し、振幅制限増幅手段15に出力するようになっている。また、中間周波数フィルタ手段14は、後述の中間周波数フィルタ制御手段18からの信号により、帯域幅を変更するようになっている。振幅制限増幅手段15は、中間周波数フィルタ手段14で取り出した中間周波数に振幅制限処理を行って周波数変調信号のみとし、検波手段16に出力するようになっている。検波手段16は、振幅制限増幅手段15で振幅制限処理を行った周波数変調信号を検波して音声信号を取り出し後段に出力するようになっている。局部発振周波数発生手段17は、中間周波数を取り出すために固有の周波数を発生させ信号混合手段13に出力するようになっている。隣接妨害信号検出手段19は、中間周波数フィルタ手段14の出力から隣接妨害信号を検出し、後述の比較判定手段20に出力するようになっている。比較判定手段20は、隣接妨害信号検出手段19の出力および予め決められた閾値とを比較し、この比較判定結果の信号を後述の中間周波数フィルタ制御手段18に出力するようになっている。中間周波数フィルタ制御手段18は、比較判定手段20の判定結果に応じて中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を制御するようになっている。
【0004】
次に、従来の受信装置の受信方法について説明する。
【0005】
図6は、従来の受信装置のフローチャートである。図6において、まず最初に、ステップS41の通常受信中にステップS42で隣接妨害信号を検出したとき、ステップS43で隣接妨害信号の大きさを第1の閾値Vd1と比較する。ステップS43において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第1の閾値Vd1よりも大きいときはステップS44に進む。一方、ステップS43において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第1の閾値Vd1よりも小さいときはステップS45に進む。
【0006】
ステップS44では、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を最小に設定し、ステップS42に戻る。
【0007】
ステップS45では、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅および設定可能な帯域幅の最大値とを比較して、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅が設定可能な帯域幅の最大値と同じときは、ステップS42に戻る。一方、ステップS45において、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅および設定可能な帯域幅の最大値とを比較して、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅が設定可能な帯域幅の最大値と異なるときは、ステップS46に進む。
【0008】
ステップS46では、予め決められた一定時間隣接妨害信号の大きさVdおよび第1の閾値Vd1とを比較する。ステップS46において、一定時間隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さいときは、ステップS47に進み中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を1段大きくしてステップS42に戻る。一方、ステップS46において、予め決められた一定時間において隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さくないとき、すなわち予め決められた一定時間内に新たに隣接妨害信号が検出されたときは、ステップS44に進み中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を最小に設定し、ステップS42に戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の受信装置の場合、受信している電波の変調率の大きさおよび受信している電波の周波数の隣接妨害信号の大きさにより、混信や歪等の少ない受信状態が得られないという問題があった。具体的には、受信している電波の変調率が高いときに強い隣接妨害を受けた場合、中間周波数フィルタ手段の帯域幅を狭くした方が混信や歪等の少ない受信状態が得られる半面、受信している電波の変調率が高いときに中程度の隣接妨害を受けた場合、中間周波数フィルタ手段の帯域幅を狭すると音声の歪が大きくなるという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の受信装置は、電波を受信する電波受信手段と、前記受信した電波から希望する周波数を選択して同調する同調手段と、局部発振周波数を発生させる局部発振周波数発生手段と、前記同調手段および前記局部発振周波数発生手段の出力信号とを混合させる信号混合手段と、前記混合された信号から中間周波数の信号を帯域幅が変更可能なフィルタを通して取り出す中間周波数フィルタ手段と、前記中間周波数を検波して音声信号を取り出す検波手段と、前記同調手段により選択した周波数の信号が隣接する電波により電波妨害を受けたことを検出する隣接妨害信号検出手段と、前記同調周波数の変調率を検出する変調率検出手段と、前記隣接妨害信号検出手段および前記変調率検出手段の出力信号の大きさを夫々の閾値と比較し比較判定結果の信号を出力する比較判定手段と、前記比較判定結果に基づいて前記中間周波数フィルタ手段の帯域幅を切り替える中間周波数フィルタ制御手段とを備え、前記同調手段により選択した周波数の信号が前記隣接する電波による電波妨害を受けたときに前記隣接妨害信号検出手段および前記変調率検出手段の出力信号に応じて前記中間周波数フィルタ手段の帯域幅を制御する構成を有している。この構成により、受信している電波の変調率の大きさおよび受信している電波の隣接妨害信号の大きさに応じて、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0011】
さらに、本発明の受信装置は、前記中間周波数フィルタ手段は設定可能な帯域幅の最大値と最小値の間で任意の帯域幅に設定できる構成を有している。この構成により、受信している電波の変調率の大きさおよび受信している電波の隣接妨害信号の大きさに応じて、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0012】
さらに、本発明の受信装置は、前記比較判定手段の閾値は隣接妨害信号の大きさを判断する複数の閾値、または、変調率の大きさを判断する1個以上の閾値で構成されている。この構成により、受信している電波の変調率の大きさ、または、受信している電波の隣接妨害信号の大きさに応じて、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0013】
さらに、本発明の受信装置は、前記設定可能な帯域幅の最大値と最小値の間で予め決められた複数の帯域幅のうちの少なくとも一つと、前記隣接妨害信号の大きさを判断する複数の閾値のうちの少なくとも一つと、前記変調率の大きさを判断する1個以上の閾値のうちの少なくとも一つは、予めプログラムされた命令、または、ユーザが変更できる構成を有している。この構成により、受信している電波の変調率の大きさおよび受信している電波の隣接妨害信号の大きさに応じて、自動的に、または、手動で混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0014】
本発明の受信方法は、送信手段から送信された電波を受信する電波受信手段と、前記受信した電波から希望する周波数を選択して同調する同調手段と、局部発振周波数を発生させる局部発振周波数発生手段と、前記同調手段および前記局部発振周波数発生手段の出力信号とを混合させる信号混合手段と、前記混合された信号から中間周波数の信号を帯域幅が変更可能なフィルタを通して取り出す中間周波数フィルタ手段と、前記中間周波数を検波して音声信号を取り出す検波手段と、前記同調手段により選択した周波数の信号が隣接する電波により電波妨害を受けたことを検出する隣接妨害信号検出手段と、前記同調周波数の変調率を検出する変調率検出手段と、前記隣接妨害信号検出手段および前記変調率検出手段の出力信号の大きさを夫々の閾値と比較し比較判定結果の信号を出力する比較判定手段と、前記比較判定結果に基づいて前記中間周波数フィルタ手段の帯域幅を切り替える中間周波数フィルタ制御手段とを備え、前記同調手段により選択した周波数の信号が前記隣接する電波による電波妨害を受けたときに前記変調率検出手段の出力信号に応じて前記中間周波数フィルタ手段の帯域幅を制御することを特徴とする受信装置を準備する工程と、前記隣接妨害信号検出手段の出力を検出する工程と、前記変調率検出手段の出力を検出する工程と、前記隣接妨害信号検出手段の出力および第1の閾値とを比較する工程と、前記隣接妨害信号検出手段の出力および第2の閾値とを比較する工程と、前記変調率検出手段の出力および第3の閾値とを比較する工程と、前記隣接妨害信号検出手段の出力の値により前記中間周波数フィルタ手段の帯域幅を変更する工程を包含している。この方法により、受信している電波の変調率の大きさおよび受信している電波の隣接妨害信号の大きさに応じて、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する
【0016】
第1図は、本発明に係る受信装置の第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1において受信装置は、電波受信手段11と、同調手段12と、信号混合手段13と、中間周波数フィルタ手段14と、振幅制限増幅手段15と、検波手段16と、局部発振周波数発生手段17と、中間周波数フィルタ制御手段18と、隣接妨害信号検出手段19と、変調率検出手段21と、比較判定手段22とを備えている。
【0017】
前述した電波受信手段11は、送信手段から送信された信号を受信し、同調手段12に出力するようになっている。同調手段12は、電波受信手段11の信号から希望する周波数に同調し、信号混合手段13に出力するようになっている。信号混合手段13は、同調手段12および後述の局部発振周波数発生手段17の信号を混合し、中間周波数フィルタ手段14に出力するようになっている。中間周波数フィルタ手段14は、信号混合手段13の出力から帯域幅が変更可能なフィルタを通して中間周波数を取り出し、振幅制限増幅手段15に出力するようになっている。また、中間周波数フィルタ手段14は、後述の中間周波数フィルタ制御手段18からの信号により、帯域幅を変更するようになっている。振幅制限増幅手段15は、中間周波数フィルタ手段14で取り出した中間周波数に振幅制限処理を行って周波数変調のみとし、検波手段16に出力するようになっている。検波手段16は、振幅制限増幅手段15で振幅制限処理を行った周波数変調を検波して音声信号を取り出し後段に出力するようになっている。局部発振周波数発生手段17は、中間周波数を取り出すために固有の周波数を発生させ信号混合手段13に出力するようになっている。隣接妨害信号検出手段19は、中間周波数フィルタ手段14の出力から隣接妨害信号を検出し、後述の比較判定手段22に出力するようになっている。変調率検出手段21は、検波手段16の出力から変調率を検出して、後述の比較判定手段22に出力するようになっている。比較判定手段22は、隣接妨害信号検出手段19および変調率検出手段21の出力信号の大きさを夫々の閾値と比較し比較判定結果の信号を後述の中間周波数フィルタ制御手段18へ出力するようになっている。中間周波数フィルタ制御手段18は、比較判定手段22の比較判定結果に応じて中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を制御するようになっている。
【0018】
次に、本発明に係る受信装置の第1実施形態の受信方法について説明する。
【0019】
図2は、本発明に係る受信装置の第1実施形態のフローチャートである。図2において、ステップS21の通常受信中にステップS22で隣接妨害信号を検出したとき、ステップS23で隣接妨害信号の大きさVdを第1の閾値Vd1と比較する。ステップS23において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第1の閾値Vd1よりも大きいときはステップS24に進む。一方、ステップS23において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第1の閾値Vd1よりも小さいときはステップS28に進む。
【0020】
ステップS24では、隣接妨害信号の大きさVdを第2の閾値Vd2と比較する。ステップS24において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第2の閾値Vd2よりも大きいときはステップS25に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第1の最小値Bw1に設定し、ステップS22に戻る。一方、ステップS24において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第2の閾値Vd2よりも小さいときはステップS26に進む。
【0021】
ステップS26において、変調信号の大きさVmが予め決められた第3の閾値Vm1よりも大きいときはステップS27に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第2の最小値Bw2に設定し、ステップS22に戻る。一方、ステップS26において、変調信号の大きさVmが予め決められた第3の閾値Vm1よりも小さいときはステップS25に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第1の最小値Bw1に設定し、ステップS22に戻る。
【0022】
他方、ステップS28では、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅および設定可能な帯域幅の最大とを比較する。ステップS28において、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅が設定可能な帯域幅の最大値と同じときは、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅は設定可能な帯域幅の最大値に維持され、ステップS22に戻る。一方、ステップS28において、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅が設定可能な帯域幅の最大値と異なるときは、ステップS29に進む。
【0023】
ステップS29において、予め決められた一定時間隣接妨害信号の大きさVdおよび第1の閾値Vd1とを比較し続ける。ステップS29において、一定時間隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さいときは、ステップS30に進み中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を1段大きくしてステップS22に戻る。一方、ステップS29において、予め決められた一定時間隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さくないとき、すなわち新たに隣接妨害信号が検出されたときは、ステップS23に戻る。
【0024】
以上のように、本発明に係る第1実施形態の受信装置は、受信している電波の変調率および隣接妨害信号を常時監視し、変調率検出手段および隣接妨害信号検出手段の出力信号に応じて中間周波数フィルタ制御手段が中間周波数フィルタ手段の帯域幅を変更することができるので、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0025】
本発明は、上記で述べた第1実施形態に換えて以下に説明する第2乃至6実施形態のように構成してもよい。なお、第2実施形態、第4実施形態および第6実施形態は、第1実施形態の変形であるので図面による説明は省略する。また、第3実施形態および第5実施形態の図面の説明において、上記で述べた第1実施形態と同じ工程は同一の符号を付し、工程の説明は省略する。
【0026】
本発明に係る受信装置の第2実施形態においては、混合された信号から中間周波数の信号を帯域幅が変更可能なフィルタを通して取り出す中間周波数フィルタ手段は、設定可能な帯域幅の最大値と最小値の間で任意の帯域幅に設定でき、また、設定可能な帯域幅の最大値と最小値の間で予め決められた複数の帯域幅から1つを選択し、この選択した帯域幅に設定できるようになっている。
【0027】
したがって、本発明に係る第2実施形態の受信装置は、受信している電波の変調率および隣接妨害信号を常時監視し、変調率検出手段および隣接妨害信号検出手段の出力信号に応じて中間周波数フィルタ制御手段が中間周波数フィルタ手段の帯域幅を最適な値に変更することができるので、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0028】
本発明に係る受信装置の第3実施形態においては、比較判定手段の閾値は、隣接妨害信号の大きさを判断する複数の閾値で構成され、変調率の大きさを判断する1個以上の閾値で構成されるようになっている。
【0029】
本発明に係る受信装置の第3実施形態における構成は、上記の第1実施形態の構成と同じであるので説明は省略する。
【0030】
次に、本発明に係る受信装置の第3実施形態の受信方法について説明する。
【0031】
図3は、本発明に係る受信装置の第3実施形態のフローチャートである。図3において、ステップS23で隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第1の閾値Vd1よりも大きいときは、ステップS31で、隣接妨害信号の大きさVdを第2の閾値Vd2と比較する。
【0032】
ステップS31において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第2の閾値Vd2よりも大きいときはステップS32に進み、隣接妨害信号の大きさVdを第3の閾値Vd3と比較する。ステップS32において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第3の閾値Vd3よりも大きいときは、ステップ33に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第1の最小値Bw1に設定し、ステップS22に戻る。一方、ステップS31において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第3の閾値Vd3よりも小さいときはステップS34に進み、変調率信号の大きさVmを第4の閾値Vm2と比較する。
【0033】
ステップS34において、変調率信号の大きさVmが予め決められた第4の閾値Vm2よりも大きいときはステップS35に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第2の最小値Bw2に設定し、ステップS22に戻る。一方、ステップS34において、変調率信号の大きさVmが予め決められた第4の閾値Vm2よりも小さいときはステップS33に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第1の最小値Bw1に設定し、ステップS22に戻る。
【0034】
他方、ステップ31において、隣接妨害信号の大きさVdが予め決められた第2の閾値Vd2よりも小さいときはステップS36に進み、変調率信号の大きさVmを第5の閾値Vm1と比較する。
【0035】
ステップS36において、変調率信号の大きさVmが予め決められた第5の閾値Vm1よりも大きいときはステップS37に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第3の最小値Bw3に設定し、ステップS22に戻る。一方、ステップS36において、変調率信号の大きさVmが予め決められた第5の閾値Vm1よりも小さいときはステップS35に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を第2の最小値Bw2に設定し、ステップS22に戻る。
【0036】
以上のように、本発明に係る第3実施形態の受信装置は、受信している電波の変調率および隣接妨害信号を常時監視し、変調率検出手段および隣接妨害信号検出手段の出力信号に応じて中間周波数フィルタ制御手段が中間周波数フィルタ手段の帯域幅を、複数の閾値で選択して最適な帯域幅に変更することができるので、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0037】
本発明に係る受信装置の第4実施形態においては、設定可能な帯域幅の最大値と最小値の間で予め決められた複数の帯域幅のうちの少なくとも一つは、予めプログラムされた命令に従って変更でき、隣接妨害信号の大きさを判断する複数の閾値のうちの少なくとも一つは、予めプログラムされた命令に従って変更でき、変調率の大きさを判断する1個以上の閾値のうちの少なくとも一つは、予めプログラムされた命令に従って変更でき、設定可能な帯域幅の最大値と最小値の間で予め決められた複数の帯域幅のうちの少なくとも一つは、ユーザが変更でき、隣接妨害信号の大きさを判断する複数の閾値のうちの少なくとも一つは、ユーザが変更でき、変調率の大きさを判断する1個以上の閾値のうちの少なくとも一つは、ユーザが変更できるようになっている。
【0038】
したがって、本発明に係る第4実施形態の受信装置は、受信している電波の変調率および隣接妨害信号を常時監視し、変調率検出手段および隣接妨害信号検出手段の出力信号に応じて中間周波数フィルタ制御手段が中間周波数フィルタ手段の帯域幅を、予めプログラミングされた命令によって最適な値に変更することができ、または受信装置を使用するユーザによってユーザの好みの帯域幅に変更することができるので、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0039】
本発明に係る受信装置の第5実施形態においては、妨害信号検出手段の出力が第1の閾値未満で、かつ、中間周波数フィルタ手段の帯域幅が設定可能な帯域幅の最大値と異なるときは、隣接妨害信号検出手段の出力および第1の閾値とを複数の予め決められた一定時間比較し続け、隣接妨害信号検出手段の出力が常に第1の閾値未満である時間に応じて、中間周波数フィルタ手段の帯域幅を複数の予め決められた帯域幅のうちの一つの帯域幅に変更するようになっている。
【0040】
本発明に係る受信装置の第5実施形態における構成は、上記の第1実施形態の構成と同じであるので説明は省略する。
【0041】
次に、本発明に係る受信装置の第5実施形態の受信方法について説明する。
【0042】
図4は、本発明に係る受信装置の第5実施形態のフローチャートである。図4において、ステップS28では、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅および設定可能な帯域幅の最大とを比較する。ステップS28において、中間周波数フィルタ手段の帯域幅が設定可能な帯域幅の最大値と等しくないときは、ステップS41に進む。
【0043】
ステップS41において、予め決められた一定時間t1において隣接妨害信号の大きさVdおよび第1の閾値Vd1とを比較し続ける。ステップS41において、一定時間t1において隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さいときは、ステップS42に進み、予め決められた一定時間t2において隣接妨害信号の大きさVdおよび第1の閾値Vd1とを比較し続ける。
【0044】
ステップS42において、一定時間t2において隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さいときは、ステップS43に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を2段大きくしてステップS22に戻る。一方、ステップS42において、予め決められた一定時間t2において隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さくないとき、すなわち新たに隣接妨害信号が検出されたときは、ステップS44に進み、中間周波数フィルタ手段14の帯域幅を1段大きくしてステップS22に戻る。
【0045】
他方、ステップS41において、予め決められた一定時間t1において隣接妨害信号の大きさVdが第1の閾値Vd1よりも継続して小さくないとき、すなわち新たに隣接妨害信号が検出されたときは、ステップS23に戻る。
【0046】
以上のように、本発明に係る第5実施形態の受信装置は、受信している電波の変調率および隣接妨害信号を常時監視し、変調率検出手段および隣接妨害信号検出手段の出力信号に応じて中間周波数フィルタ制御手段が中間周波数フィルタ手段の帯域幅をできるだけ大きい値に変更することができるので、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0047】
本発明に係る受信装置の第6実施形態においては、第1の閾値は第2の閾値未満とし、第1の帯域幅は第2の帯域幅未満とするようになっている。
【0048】
したがって、本発明に係る第6実施形態の受信装置は、受信している電波の変調率および隣接妨害信号を常時監視し、変調率検出手段および隣接妨害信号検出手段の出力信号に応じて中間周波数フィルタ制御手段が中間周波数フィルタ手段の帯域幅を最適な値に変更することができるので、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の受信装置は、変調率および隣接妨害信号を常時監視することにより、受信している電波の変調率の大きさおよび受信している電波の隣接妨害信号の大きさに応じて、混信や歪等の少ない受信状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る受信装置の第1実施形態の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明に係る受信装置の第1実施形態のフローチャート
【図3】本発明に係る受信装置の第3実施形態のフローチャート
【図4】本発明に係る受信装置の第5実施形態のフローチャート
【図5】従来の受信装置の概略構成を示すブロック図
【図6】従来の受信装置のフローチャート
【符号の説明】
11 電波受信手段
12 同調手段
13 信号混合手段
14 中間周波数フィルタ手段
15 振幅制限増幅手段
16 検波手段
17 局部発振周波数発生手段
18 中間周波数フィルタ制御手段
19 隣接妨害信号検出手段
20 比較判定手段
21 変調率検出手段
22 比較判定手段

Claims (3)

  1. 中間周波数を取り出すためのフィルタ帯域幅を狭めるか否かを隣接妨害信号の大きさに応じて切り替える受信装置であって、
    前記フィルタの帯域幅が狭められる場合において、前記隣接妨害信号が閾値以上であれば、前記フィルタの帯域幅を一の最小値とし、前記隣接妨害信号が閾値よりも小さく、かつ、変調率信号が閾値より小さければ前記一の最小値とし、他方、前記隣接妨害信号が閾値よりも小さく、かつ、前記変調率信号が閾値以上であれば、前記フィルタの帯域幅を前記一の最小値よりも大きい他の最小値とする中間周波数フィルタ制御手段を備える受信装置。
  2. 前記隣接妨害信号が閾値以上であるか否かの判定は、前記変調率信号が閾値以上であるか否かの判定よりも先に実行されることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記フィルタの帯域幅を前記一の最小値にするか否かの判定で用いられる前記隣接妨害信号に係る閾値は、前記フィルタ帯域幅を狭めるか否かの判定で用いられる前記隣接妨害信号に係る閾値よりも大きな値であることを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
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