JP3838896B2 - バリ取り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バリ取り装置に関し、例えばワーク内に交差穴を形成した際に、交差穴の交差部分に発生するバリを除去するバリ取り装置に関する。
【0002】
【従来技術】
特開2000−254846号公報には、交差穴の交差部分に発生するバリを除去する方法及び装置が開示されている。図7は、該公報に示された技術を説明する図である。該公報によれば、例えば自動車エンジンのバランスシャフト等のワーク100にオイル穴101を形成する際には、まず最初に、図示していない長軸ドリルで第1の穴102を形成し、次に第1の穴102に直交する方向に長軸ドリルを切り込ませて第1の穴102に開口する第2の穴103を形成する。従って、図7(A)に示すように、第1の穴102と第2の穴103との交差部104において長軸ドリルの切り込み出口となる第2の穴103の開口部分にバリ105が発生する。
【0003】
このバリ105を除去するために、ドリルなどのバリ取り工具106を図7(A)の矢印C方向から第1の穴102に挿入すると、図7(B)に示すように、バリ取り工具106の挿入方向手前側のバリ105aは第2の穴103内に折れ曲がり、除去できない場合がある。この対策として、図7(C)に示すように、第2の穴103にピン107を挿入して閉塞し、バリ105aが第2の穴103内に入り込むのを防止した状態で、図7(D)に示すように、第1の穴102にバリ取り工具106を挿入してバリを除去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合、第2の穴103にピン107を挿入した状態で第1の穴102にバリ取り工具106を挿入しなければならない。また、オイル穴101内に交差部104が複数ある場合にはそれぞれの箇所でピン107の挿入とバリ取り工具106による除去を行わなければならない。従って、作業工数が多く、製品の生産性を向上させることが困難であった。
【0005】
また、上記装置では、ピン107とバリ取り工具106を各穴にそれぞれ挿入しかつ、第2の穴103を閉塞する位置にピン107を正確に配置し、その後にバリ取り工具106を移動させてバリ105を除去するという制御を行う必要がある。従って、装置の構造及び制御が複雑で、装置を安価に提供することが困難である。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、穴部内のバリを簡単な構造で容易に除去できるバリ取り装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に記載のバリ取り装置の発明は、棒状部材の先端に研削刃または切削刃を有するバリ取り工具を被加工物の穴部に挿入して、バリ取り工具の先端側を偏心回転させて穴部内のバリを研削または切削除去するバリ取り装置において、回転駆動装置によって回転駆動される本体と、バリ取り工具の基端を固定状態で保持して本体に傾動自在に支持されかつ固定状態で保持したバリ取り工具が本体の回転中心軸と同軸で延在する状態である基本姿勢状態から回転中心軸に対して傾斜する状態である傾斜姿勢状態に姿勢を変更可能なホルダと、ホルダを基本姿勢状態に保持する基本姿勢状態保持手段と、ホルダを傾斜姿勢状態に付勢する傾斜姿勢状態付勢手段とを備え、基本姿勢状態保持手段は、基本姿勢状態にホルダを保持する第1の位置と、ホルダの基本姿勢状態への保持を解除する第2の位置に選択的に移動可能であって、前記ホルダに予め設けられているセンタ穴に対向配置され、前記第2の位置から前記第1の位置に移動することにより前記センタ穴に係入して前記ホルダの姿勢を前記基本姿勢状態に保持するセンタピンを有し、前記ホルダは、前記本体に同軸回転自在に支持され、前記ホルダと前記本体とを一体に回転可能に結合すると共に前記ホルダと前記本体との間に設定値以上の負荷が作用することにより前記ホルダと前記本体との相対回転を許容するクラッチ手段を有することを特徴とする。
【0008】
この発明によると、ホルダは、回転駆動される本体に傾動自在に支持されており、傾斜姿勢状態付勢手段によって傾斜姿勢状態に付勢されている。そして、基本姿勢状態保持手段を第1の位置から第2の位置に移動させることによって傾斜姿勢状態に姿勢状態を変更することができる。このホルダの姿勢の傾斜姿勢状態への変更により、バリ取り工具を本体の回転中心軸に対して傾斜させ、バリ取り工具の先端側を回転中心軸から離間した位置に配置させることができる。そして、本体を回転させることによって、バリ取り工具の先端側を偏心回転させ、被加工物の穴部内でバリ取り工具の研削刃や切削刃を旋回させて、穴部内のバリを研削又は切削除去することができる。また、基本姿勢状態保持手段を第2の位置から第1の位置に移動させることによって、ホルダの姿勢状態を、傾斜姿勢状態から基本姿勢状態に配置することができる。従って、バリ取り工具の穴部への挿入を容易ならしめ、また、挿入時や退出時に研削刃または切削刃が被加工物の他の部分に当接するのを防ぐことができる。また、傾斜姿勢状態付勢手段によってホルダを傾動させることから、常に安定した押圧力でバリ取り工具の研削刃又は切削刃を被加工物に押圧することができ、バリ取り加工を適切に施すことができる。
【0010】
また、基本姿勢状態保持手段のセンタピンを第2の位置から第1の位置に移動させることにより、ホルダのセンタ穴への係合を解除してホルダを傾斜姿勢状態に姿勢変更させ、センタピンを第1の位置から第2の位置に移動させることにより、ホルダのセンタ穴に係入してホルダを基本姿勢状態に姿勢変更させることができる。従って、簡易な構成により、ホルダの姿勢状態を基本姿勢状態又は傾斜姿勢状態に容易に選択的に姿勢変更させることができる。
【0012】
そして、バリ取り工具による研削または切削加工時に研削刃または切削刃が被加工物に噛み込む等の理由により、ホルダと本体との間に設定値以上の負荷が作用した場合には、クラッチ手段によりホルダと本体との結合を解除し、ホルダに対して本体を相対的に回転させ、バリ取り工具への過大な負荷を抑制し、折損や変形を防止する。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバリ取り装置において、本体が、回転中心軸に沿って延在する支持穴を有し、ホルダが、支持穴内に延在する円柱部を有しており、傾斜姿勢状態付勢手段が、ホルダを回転中心軸に直交する方向に押圧して傾斜姿勢状態に付勢する傾動スプリングと、支持穴内に配置されてホルダの円柱部を遊嵌可能な内径穴部を有するカラーと、カラーに径方向に移動可能に支持され、傾動スプリングによって一定の押圧力でホルダの外周面に押圧される押付パッドと、を有することを特徴とする。
【0014】
この発明によると、本体は円筒形状を有していることから、回転中心軸を回転中心として回転させることが容易である。また、ホルダが支持穴に延在する円柱部を有していることから、支持穴内に容易に同軸回転自在に支持させることができる。更に、傾斜姿勢状態付勢手段は、傾動スプリングによって常に一定の押圧力でホルダを付勢して、ホルダの姿勢を傾斜姿勢状態にすることから、被加工物に対してバリ取り工具を一定の押圧力で押圧でき、バリ取り加工を適切に施すことができる。また、押付パッドで円柱部を押圧するので、その摩擦力によってホルダと本体を一体に回転させることができる。そして、ホルダと本体との間に設定値以上の負荷が生じた場合には、押付パッドと円柱部との間にすべりを生じさせ、本体をホルダに対して相対的に回転させることができる。また、例えばバリ取り工具の研削刃または切削刃が被加工物に噛み込んでバリ取り工具の回転が停止された場合には、本体のみを回転させ、本体が所期量回転することによって、ホルダを異なる方向に傾倒させ、研削刃または切削刃の被加工物への噛み込みを積極的に解除することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のバリ取り装置において、本体が、支持穴内に形成された回転中心軸に直交して延在する直交面を有し、ホルダが、直交面への接面によりホルダを本体の回転中心軸に沿って延在させる姿勢状態に規制する規制面を有し、本体の直交面に対して規制面を当接させる方向にホルダを付勢するクラッチスプリングを有することを特徴とする。
【0016】
この発明によると、クラッチスプリングの付勢力によって規制面と直交面との間における摩擦力によって、本体とホルダとを一体に回転され、本体とホルダとの間に設定値以上の付加が作用したときには、規制面と直交面との当接部分にすべりを生じさせて相対的に回転させることができる。また、本体の直交面にホルダの規制面を接面させることにより、バリ取り工具を本体の回転中心軸と同軸上に延在するように配置することができる。従って、バリ取り工具の先端のふらつきを防止し、被加工物の穴部に挿入する際、及び穴部から抜き取る際に研削刃または切削刃が被加工物の非加工部分に接触するのを防止することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のバリ取り装置において、ホルダの外周に鍔部を有し、鍔部に規制面を形成すると共に、鍔部の外周を球状曲面に形成し、鍔部の球状曲面を本体の支持穴または支持穴に固設された軸受に接し、鍔部の球状曲面と本体の支持穴または支持穴に固設された軸受との接触部を支点として、ホルダを本体に対し傾動することを特徴とする。
【0018】
この発明によると、ホルダの鍔部の外周が球状曲面に形成されているため、ホルダの傾動時、鍔部の球状曲面と本体の支持穴または支持穴に固設された軸受との接触部を支点に、バリ取り工具を装着したホルダを本体に対し、円滑に傾動することができる。また、ホルダの外周に形成した鍔部に規制面を形成したので、ホルダを容易に基本姿勢状態に維持することができると共に、ホルダの傾動時に鍔部の球状曲面による支点を位置決めして、常に一定支点による傾動が可能となる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のバリ取り装置において、クラッチ手段が、鍔部の規制面と本体側の直交面との接触部における摩擦力と、押付パッドの押圧による摩擦力とによって、本体とホルダとを一体に回転し、本体とホルダとの間に設定値以上の負荷が作用したときには、接触部と押付パッドによるホルダの押圧部とに滑りが生じることによってホルダと本体との結合を解除することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、傾斜姿勢状態においては、クラッチスプリングの付勢力による鍔部の規制面と本体の直交面との接触部における摩擦力と、押付パッドと円柱部との摩擦力との共同によって、本体とホルダとを確実に一体に回転することができる。そして、本体とホルダとの間に設定値以上の負荷が作用したときには、接触部及び押付パッドと円柱部との間に滑りが生じることで、ホルダと本体との結合を確実に解除することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図1〜図6に基づいて説明する。
【0022】
図1は、本実施の形態を説明する概略図、図2は、図1の要部を一部断面により拡大して示す説明図、図3は、図2のX−X線での断面を矢視方向から拡大して示した図、図4は、図1の要部を一部断面により拡大して示す説明図、図5及び図6は、バリ取り装置の使用状態を例示する説明図である。
【0023】
本実施の形態におけるバリ取り装置10は、複数台が並行に並べられて設置された、いわゆる多軸専用機を構成しており、図1は、バリ取り装置10を側方から示した図である。
【0024】
バリ取り装置10は、図1に示すように、移動シリンダS1によって駆動されるスライドユニットS上に取り付けられており、図示していないワーク保持手段に保持されているワークに対して接近する方向である前方(図中で矢印F方向)又は離間する方向である後方(図中で矢印B方向)に移動可能に設けられている。
【0025】
このスライドユニットSのスライド部S2には、バリ取り装置10の支持ブロック11が固定されている。支持ブロック11は、スライド部S2のスライド移動方向と同方向に一直線状に延在する貫通孔12を有しており、その貫通孔12の両端部に取り付けられた一対のベアリング13によって、本体20を回転自在に支持している。尚、図中で符号14は、貫通孔12内への異物の侵入を阻止するオイルシールである。
【0026】
本体20は、両端がそれぞれ支持ブロック11から突出する長さを有した丸棒形状を有しており、支持ブロック11に支持される細径部21と、支持ブロックよりも前方に突出した部分に支持ブロック11の貫通孔12よりも大径を有する拡径部22を有している。そして、細径部21の支持ブロック11よりも後方に突出した部分には、従動プーリP2が同軸上に嵌合されている。従動プーリP2は、バリ取り装置10と同様にスライド部S2に固定されたモータMに取り付けられている主動プーリP1との間を、2本のゴムベルトGによって連結されており、モータMの回転に連動して本体20を回転させることができる。
【0027】
一方、拡径部22には、図2に示すように、前端面20Aに一端が開口しかつ本体20の回転中心軸Lと同軸上に延在するように支持穴23が穿設されている。この支持穴23は、軸受ブッシュ24を有する大径穴部23aと、大径穴部23aに連続し段差を介して縮径された小径穴部23bを有しており、ホルダ30が同軸回転自在でかつ傾動自在に支持されている。
【0028】
ホルダ30は、支持穴23内で本体20と同方向に延在する第1円柱部31と、第1円柱部31に連続して本体20の端部から前方に突出する第2円柱部32と、第1円柱部31と第2円柱部32との間で支持穴23内に固設された軸受ブッシュ24に対向する円盤状の鍔部33とを有しており、キャップ25を本体20の前端面20Aに取り付けることによって、支持穴23内に回転自在に支持されている。キャップ25は、図2に示すように、所定の剛性を有した平板部材によって構成されており、回転中心軸Lに直交して支持穴23を閉塞するように延在する直交面25aと、支持穴23よりも小径で回転中心軸Lと同軸上にキャップ25を貫通する開口穴25bとを備えている。また、第2円柱部32には、キャップ25の開口穴25bとの間をシールするためのオイルシール34が設けられており、支持穴23内への切り粉やクーラントの進入が防止されている。
【0029】
また、ホルダ30の前部には、バリ取り工具Kの基端を固定状態で保持するための保持手段35が設けられている。保持手段35は、ホルダ30の前端面30Aに一端が開口しバリ取り工具Kの棒状体K1を嵌挿可能な内径を有してホルダ30の中心に沿って穿設された挿入穴部36と、挿入穴部36の底部に設けられホルダ30からの突出量を調整する突出量調整ねじ37と、第2円柱部32を径方向に貫通してバリ取り工具Kをホルダ30に固定する固定ねじ38を有しており、バリ取り工具Kをホルダ30と同軸上に延在するように固定状態で保持することができる。バリ取り工具Kは、図1に示すように、略同一径を有して一直線状に延在する棒状体K1と、棒状体K1の先端に同軸上に設けられ棒状体K1の外径よりも大径を有する研削刃である球状ヤスリK2を有している。なお、研削刃に代えて、所定形状の切削刃を有するものであってもよい。
【0030】
そして、図2に示すように、ホルダ30の後部には、後端面30Bに開口し、ホルダ30の中心軸と同軸上に延在するように円錐状のセンタ穴39が凹設されている。また、ホルダ30の鍔部33には、軸受ブッシュ24の内周面に線接触する縦断面が円弧形状を有した球状曲面33aと、キャップ25の直交面25aに対向し接面することによってホルダ30の姿勢状態をホルダ30に固定状態で保持したバリ取り工具Kが本体20の回転中心軸Lと同軸で延在する状態である基本姿勢状態に規制する規制面33bが形成されている。
【0031】
上記構成を有するホルダ30は、保持手段35に固定状態で保持したバリ取り工具Kが回転中心軸Lに対して傾斜する状態である傾斜姿勢状態を維持するように、第1円柱部31が支持穴23内で傾動スプリング41によって径方向に付勢されている。傾動スプリング41は、拡径部22の後部に径方向に穿設されたスプリング取付穴27内で、スプリングキャップ42と第1円柱部31との間を径方向に離間する方向に付勢するように装着されており、第1円柱部31を径方向に押圧してホルダ30を傾斜姿勢状態に付勢している。ここで、ホルダ30の鍔部33の外周が球状曲面33aに形成されているため、ホルダ30の傾動時、鍔部33の球状曲面33aと本体20の支持穴23内に固設された軸受ブッシュ24との接触部を支点として、バリ取り工具Kを装着したホルダ30を本体20に対し、円滑に傾動させることができる。
【0032】
また、本体20における支持穴23の小径穴部23b内には、第1円柱部31を遊嵌可能な内径穴部43aを有する円筒状のカラー43が嵌合されている。カラー43の内径穴部43aは、図3に示すように、ホルダ30が基本姿勢状態にある場合に第1円柱部31の外周面との間に所定のクリアランスを形成する内径を有している。カラー43には、スプリング取付穴27に対向する部分に切欠部44が形成されており、この切欠部44内には、押付パッド45が第1円柱部31に対して接離自在に装着されている。押付パッド45は、傾動スプリング41と第1円柱部31との間に介在されており、傾動スプリング41によって第1円柱部31に押圧され、カラー43とのクリアランスにより規定される範囲内において、鍔部33の球状曲面33aと本体20の軸受ブッシュ24との接触線を中心に、ホルダ30を傾動させる方向に付勢している。従って、傾動スプリング41、スプリングキャップ42、カラー43、押付パッド45によって、ホルダ30を傾斜姿勢状態に付勢する傾斜姿勢状態付勢手段40が構成される。
【0033】
また、ホルダ30は、図2に示すように、クラッチスプリング47によって、ホルダ30の軸方向でかつ鍔部33の規制面33bをキャップ25の直交面25aに当接させる方向に向かって付勢されている。クラッチスプリング47は、本体20の小径穴部23bに嵌挿されたカラー43と第1円柱部31に嵌挿された押付ピース46との間で第1円柱部31に挿通された状態で取り付けられており、鍔部33の規制面33bを本体20側に固定されたキャップ25の直交面25aに接触させ、その接触部に摩擦力を生じさせる。そして、この摩擦力と、傾動スプリング41の押圧によってホルダ30の第1円柱部31に押圧される押付パッド45との間の摩擦力との共同、或いは第1円柱部31がカラー43の内径穴部43aと押付パッド45との間に挟持されることによる摩擦力との共同により、本体20に対するホルダ30の回転が規制され、本体20とホルダ30とを一体に回転することができる。また、本体20とホルダ30との間に設定値以上の回転負荷が作用した場合には、ホルダ30の第1円柱部31と本体20側に嵌挿されたカラー43の内径穴部43a、押付パッド45との間、並びに、ホルダ30の鍔部33と本体20側のキャップ25、軸受ブッシュ24との間に滑りが生じ、ホルダ30に対して本体20を相対的に回転させることができる。従って、本体20側に嵌挿されたカラー43、クラッチスプリング47、押付ピース46、並びに押付パッド45により、本体20とホルダ30とを一体に回転可能に結合すると共に、ホルダ30に設定値以上の負荷が作用した場合にその結合を解除するクラッチ手段が構成される。
【0034】
一方、本体20の細径部21内にはホルダ30の基本姿勢状態への保持、及びその保持の解除を行う基本姿勢状態保持手段50が設けられている。基本姿勢状態保持手段50は、図4に示すように、本体20の細径部21に回転中心軸Lと同軸上に一定径で一直線状に延在すると共に前端が支持穴23に連通して後端が本体20の後端面20Bに開口する内径穴26に往復動自在に支持されたロッド51と、半球面形状を有してロッド51の前端に設けられ、ロッド51の前方への移動によりセンタ穴39に係入可能なセンタピン52と、本体20の後端面20Bから後方に突出したロッド51の後端部53と本体20との間に介在されてロッド51を後方に向かって付勢する戻しばね54を有している。また、ロッド51の後端部53に対向する位置には、姿勢保持シリンダ55が設けられている。姿勢保持シリンダ55は、例えば圧縮空気の供給制御によりシリンダロッド56の突出動作及び退避動作を行うものであり、突出動作により、ロッド51の後端部53に当接し、ロッド51を戻しばね54の付勢力に抗して前方(矢印F方向)に移動させることができ、退避動作により、ロッド51の後端部53から離間して、ロッド51を戻しばね54の付勢力により後方(矢印B方向)に移動させることができる。ロッド51は、姿勢保持シリンダ55の突出動作によって、センタピン52をセンタ穴39に係入させてホルダ30を基本姿勢状態に保持する第1の位置に移動され、また、姿勢保持シリンダ55の退避動作によって、センタピン52のセンタ穴39への係入を解除してホルダ30を傾斜姿勢状態に保持する第2の位置に移動される。尚、図4は、ロッド51が第2の位置に移動した状態を示している。
【0035】
次に、上記構成を有するバリ取り装置10の使用方法、動作及びその作用効果について以下に説明する。
【0036】
図5は、クランクシャフト1のジャーナル部2を回転中心に直交する断面で示したものであり、図6は、クランクシャフト1のクランクピン部6を回転中心に直交する断面で示したものであり、共にエンジンのクランクシャフト1のオイル穴内のバリ取り動作を説明するものである。
【0037】
ジャーナル部2には、図5に示すように、クランクシャフト1の回転中心に直交して貫通する第1の穴2aと、ジャーナル部2の外周面に一端が開口し他端が第1の穴2aに連通する第2の穴2bとにより、略T字状に交差するオイル穴3が設けられている。このオイル穴3は、図示していない長軸ドリルで第1の穴2aを穿設し、次に第2の穴2bを穿設することによって形成されたことから、その交差部分には第1の穴2a内に突出するようにバリ4が発生している。
【0038】
また、クランクピン部6には、図6に示すように、クランクシャフト1の回転中心に直交して貫通する第1の穴6aと、クランクピン部3の外周面に一端が開口し、他端が第1の穴6aに連通する第2の穴6bとにより、略T字状に交差するオイル穴7が設けられている。このオイル穴7は、ジャーナル部2のオイル穴3と同様に、長軸ドリルで第1の穴6aを穿設し、次に第2の穴6bを穿設することによって形成されたことから、その交差部分には第1の穴6a内に突出するようにバリ8が発生している。尚、ジャーナル部2の第2の穴2aと、クランクピン部6の第2の穴6aは、クランクシャフト1の回転中心から同方向に延在するように穿設されている。上記構成を有するクランクシャフト2は、ジャーナル部2の第2の穴2a及びクランクピン部6の第2の穴6aの穴中心が各バリ取り装置10の回転中心軸Lに一致して対向する加工姿勢状態に、図示していないワーク保持装置によって保持される。
【0039】
また、バリ取り装置10は、予め、姿勢保持シリンダ55の突出動作により、ロッド51を戻しばね54の付勢力に抗して第2の位置から第1の位置に移動させ、ロッド51のセンタピン52をホルダ30のセンタ穴39に係入させて、ホルダ30を基本姿勢状態に保持させ、ホルダ30に保持されているバリ取り工具Kを、本体20の回転中心軸Lと同軸上に延在するように配置させる。
【0040】
バリ取り装置10は、ホルダ30が基本姿勢状態に保持され、クランクシャフト1がワーク保持手段によって加工姿勢状態に保持されると、スライドユニット部Sの移動シリンダS1により、クランクシャフト1に対して接近する方向に予め設定された距離だけ移動される。この移動により、図5及び図6に示すように、各バリ取り装置10のバリ取り工具Kは、それぞれ先端がジャーナル部2の第2の穴2a内及びクランクピン部6の第2の穴6a内にそれぞれ挿入され、オイル穴3及びオイル穴7の交差部分にそれぞれ配置される。
【0041】
その際、ホルダ30は、基本姿勢状態保持手段50によって基本姿勢状態に保持されていることから、クランクシャフト1に接近する方向にバリ取り装置10を移動させるだけで、バリ取り工具Kの先端をジャーナル部2の第2の穴2a内及びクランクピン部6の第2の穴6a内にそれぞれ挿入することができ、挿入作業を容易ならしめることができる。また、オイル穴3、7内への挿入時に、バリ取り工具Kの先端のふらつきに起因した、ジャーナル部2の外周面等との当接による傷つきを防止することができる。
【0042】
バリ取り工具Kの挿入により、球状ヤスリK2がオイル穴3及びオイル穴7の交差部分にそれぞれ配置されると、姿勢保持シリンダ55の退避動作が行われ、ロッド51が戻しばね54の付勢力により第1の位置から第2の位置に移動され、図4に示すように、センタピン52のセンタ穴39への係入が解かれる。ホルダ30は、センタピン52のセンタ穴39への係入が解かれると、第1円柱部31が傾動スプリング41の押圧によって径方向に移動される。
【0043】
従って、ホルダ30は、基本姿勢状態から鍔部33の球状曲面23aを中心として傾動され、傾斜姿勢状態に姿勢変更され、バリ取り工具Kの球状ヤスリK2は、オイル穴3及びオイル穴7の各交差部分にそれぞれ所定の押圧力で押圧される。
【0044】
係る状態でモータMに電源が供給されて回転が開始され、その回転力が主動プーリP1、ゴムベルトG、従動プーリP2を介して本体20に伝達されると、本体20が回転中心軸Lを中心として回転される。これにより、ホルダ30に保持されているバリ取り工具Kは、先端に設けられている球状ヤスリK2を、回転中心軸Lを中心とした円軌跡を描くように偏心回転され、バリ4及びバリ8を研削(切削刃を用いた場合には切削)除去することができる。
【0045】
そして、研削途中において、例えば球状ヤスリK2の噛み込みによりホルダ30と本体20との間に設定値以上の回転負荷が生じた場合には、ホルダ30の鍔部33と本体20側のキャップ25、軸受ブッシュ24との間、並びに、ホルダ30の第1円柱部31と本体20側に嵌挿されたカラー43の内径穴部43a、押付パッド45との間に滑りが生じ、ホルダ30に対して本体20を相対的に回転させることができる。従って、バリ取り工具Kに過度の負荷が与えられるのを防止して、バリ取り工具Kの折損や変形を防止することができる。
【0046】
また、噛み込みによりホルダ30の回転が停止された場合には、本体20が所期量回転し、傾動スプリング41が第1円柱部31を異なる方向から押圧することによって、噛み込み状態を積極的に解除することができる。ホルダ30は、球状ヤスリK2の噛み込み状態が解除されると、押付ピース46を介してのホルダ30の鍔部33へのクラッチスプリング47の付勢力による鍔部33の規制面33bと本体20側に固定されたキャップ25の直交面25aとの接触部の摩擦力、並びに、押付パッド45と円柱部31との間の摩擦力により、再び本体20と自動的に結合され、本体20と一体に回転されて球状ヤスリK2の偏心回転を再開させる。従って、球状ヤスリK2の噛み込みにより、バリ取り工具Kの回転が停止されることがあっても、引き続き研削作業を続行することができる。従って、バリ取り加工作業のサイクルタイムを短くすることができ、製品の生産性を向上させることができる。
【0047】
バリ4及びバリ8の研削作業が終了すると、モータMの回転が停止され、本体20の回転が停止される。そして、姿勢保持シリンダ55の突出動作が行われ、ロッド51が第2の位置から第1の位置に移動される。これにより、センタピン52がセンタ穴39に係入され、ホルダ30は、傾動スプリング41の付勢力に抗して傾斜姿勢状態から基本姿勢状態に姿勢変更されて保持される。
【0048】
ホルダ30の姿勢が基本姿勢状態に保持されると、スライドユニットSによりバリ取り装置10がスライド移動されて、ジャーナル部2の第2の穴2a及びクランクピン部6の第2の穴6aから、それぞれバリ取り工具Kが退出される。ここで、ホルダ30の姿勢を基本姿勢状態に保持した状態で退出させることによって、バリ取り工具Kの先端をオイル穴3及びオイル穴7の内壁面に非接触状態で抜き取ることができ、バリ取り工具Kの先端で傷つけたり、バリ取り工具Kの揺動によりジャーナル部2の外周面等に当接するのを防止することができる。オイル穴3、7からバリ取り工具Kが退出されると、バリ取り装置10によるバリ取り加工が終了する。
【0049】
この発明によれば、傾動スプリング41によってホルダ30を傾動させることから、常に一定の押圧力でバリ取り工具Kの球状ヤスリK2をオイル穴3、7内のバリ4、8に押圧することができる。従って、オイル穴3、7に対して適切にバリ取り加工を施すことができる。
【0050】
また、ホルダ30を傾斜姿勢状態や基本姿勢状態に規制するための機構が本体の外周囲に突起物として存在しないことから、本体20の外径を小さくすることができる。従って、本実施の形態におけるクランクシャフト1のオイル穴3、7のように、軸間ピッチが狭い複数の穴部を同時に加工する多軸専用機に特に適している。
【0051】
尚、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、ホルダ30における鍔部33の配置位置や、傾動スプリング41の配置箇所などを適宜変更してもよい。また、軸受ブッシュ24を省略し、鍔部33の球状曲面23aを、本体20の支持穴23の周壁に接するようにしてもよい。但し、この場合は、支持穴23の周壁における接触部を硬化処理、低摩擦処理しておくことが望ましい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るバリ取り装置によれば、基本姿勢状態保持手段を第1の位置から第2の位置に移動させることによって、ホルダの姿勢を基本姿勢状態から傾斜姿勢状態に姿勢変形することができる。また、基本姿勢状態保持手段を第2の位置から第1の位置に移動させることによって、ホルダの姿勢を傾斜姿勢状態から基本姿勢状態に姿勢変更することができる。
【0053】
従って、傾斜姿勢状態において本体を回転させることによって、バリ取り工具の先端を旋回させ、被加工物の穴部内に形成されているバリを容易に研削または切削除去できる。また、基本姿勢状態で被加工物へのバリ取り工具の挿入及び退出を行うことによって、挿入及び退出時にバリ取り工具の研削刃や切削刃が被加工物に接触するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する概略図である。
【図2】図1の要部を一部断面により拡大して示す説明図である。
【図3】図2のX−X線での断面を矢視方向から拡大して示した図である。
【図4】図1の要部を一部断面により拡大して示す説明図である。
【図5】バリ取り装置の使用状態を例示する説明図である。
【図6】バリ取り装置の使用状態を例示する説明図である。
【図7】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1 クランクシャフト
2 ジャーナル部
3 オイル穴
6 クランクピン部
7 オイル穴
10 バリ取り装置
20 本体
30 ホルダ
40 傾斜姿勢状態付勢手段
50 基本姿勢状態保持手段
L 回転中心軸
K バリ取り工具
Claims (5)
- 棒状部材の先端に研削刃または切削刃を有するバリ取り工具を被加工物の穴部に挿入して、前記バリ取り工具の先端側を偏心回転させて前記穴部内のバリを研削または切削除去するバリ取り装置において、
回転駆動装置によって回転駆動される本体と、
前記バリ取り工具の基端を固定状態で保持して前記本体に傾動自在に支持され、かつ前記固定状態で保持したバリ取り工具が前記本体の回転中心軸と同軸で延在する状態である基本姿勢状態から前記回転中心軸に対して傾斜する状態である傾斜姿勢状態に姿勢を変更可能なホルダと、
該ホルダの姿勢を前記基本姿勢状態に保持する基本姿勢状態保持手段と、
前記ホルダの姿勢を前記傾斜姿勢状態に付勢する傾斜姿勢状態付勢手段とを備え、
前記基本姿勢状態保持手段は、前記基本姿勢状態に前記ホルダの姿勢を保持する第1の位置と、前記ホルダの前記基本姿勢状態への保持を解除する第2の位置に選択的に移動可能であって、前記ホルダに予め設けられているセンタ穴に対向配置され、前記第2の位置から前記第1の位置に移動することにより前記センタ穴に係入して前記ホルダの姿勢を前記基本姿勢状態に保持するセンタピンを有し、
前記ホルダは、前記本体に同軸回転自在に支持され、
前記ホルダと前記本体とを一体に回転可能に結合すると共に前記ホルダと前記本体との間に設定値以上の負荷が作用することにより前記ホルダと前記本体との相対回転を許容するクラッチ手段を有することを特徴とするバリ取り装置。 - 前記本体は、該本体の回転中心軸に沿って延在する支持穴を有し、
前記ホルダは、前記支持穴内に延在する円柱部を有しており、
前記傾斜姿勢状態付勢手段は、前記ホルダを前記回転中心軸に直交する方向に押圧して前記傾斜姿勢状態に付勢する傾動スプリングと、前記支持穴内に配置されて前記ホルダの円柱部を遊嵌可能な内径穴部を有するカラーと、該カラーに径方向に移動可能に支持され、前記傾動スプリングによって一定の押圧力で前記ホルダの外周面に押圧される押付パッドと、を有することを特徴とする請求項1に記載のバリ取り装置。 - 前記本体は、前記支持穴内に形成された前記回転中心軸に直交して延在する直交面を有し、
前記ホルダは、前記直交面への接面により前記ホルダを前記本体の回転中心軸に沿って延在させる姿勢に規制する規制面を有し、
前記本体の前記直交面に対して前記規制面を当接させる方向に前記ホルダを付勢するクラッチスプリングを有することを特徴とする請求項2に記載のバリ取り装置。 - 前記ホルダの外周に鍔部を有し、該鍔部に前記規制面を形成すると共に、鍔部の外周を球状曲面に形成し、
該鍔部の球状曲面を前記本体の支持穴または該支持穴に固設された軸受に接し、 前記鍔部の球状曲面と前記本体の支持穴または支持穴に固設された軸受との接触部を支点として、前記ホルダを前記本体に対し傾動することを特徴とする請求項3に記載のバリ取り装置。 - 前記クラッチ手段は、前記鍔部の規制面と本体側の前記直交面との接触部における摩擦力と、前記押付パッドの押圧による摩擦力とによって、前記本体と前記ホルダとを一体に回転し、前記本体と前記ホルダとの間に設定値以上の負荷が作用したときには、前記接触部と前記押付パッドによる前記ホルダの押圧部とに滑りが生じることによって前記ホルダと前記本体との結合を解除することを特徴とする請求項4に記載のバリ取り装置。
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