JP3838446B2 - 車載用加圧燃料タンク - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然ガスや液化石油ガス等の燃料を加圧充填する車載用加圧燃料タンクに関するものである。
【0002】
【従来技術】
内圧によりタンク壁が曲げ変形を起こさない耐圧形状の加圧燃料タンクとして、球形加圧燃料タンク、または円筒の両端縁に半球殻を一体に結合してなる繭状形の加圧燃料タンクが従来から用いられていた。
【0003】
【解決しようとする課題】
従来の自動車では、扁平な空間形状のトランクルーム内に前記球形加圧燃料タンクを収納しようとすると、トランクルームの上下巾によって、該加圧燃料タンクの大きさが限定されてしまい、1個の球形加圧燃料タンクの容量では、1回の燃料充填による走行可能距離が短くなり、これを2個車巾方向に並べなければならなかった。
【0004】
このように球形加圧燃料タンクを車巾方向に2個並べてトランクルーム内に載置した場合に、該トランクルームと球形加圧燃料タンクとの間に不規則の凹凸形状の空隙空間が存在して、該トランクルーム内に大きなデットスペースが生じ、該トランクルーム内の有効収納スペースが著しく減殺され、しかも不安定な球形加圧燃料タンクを据付けるための大きな据付け構造が必要であった。
【0005】
また車載用加圧燃料タンクが繭状形である場合には、該繭状形加圧燃料タンクの長手方向を車巾方向に向け、トランクルームの奥部に収納すれば、球形加圧燃料タンクよりもデッドスペースは減少するものの、燃料充填口や燃料供給用供給口を備えた口金を装着するための加圧燃料タンク開口部付近におけるタンク壁内応力が均一で小さな個所としては、半球形頂部であるため、この個所に口金を設けると、この口金に燃料充填管や燃料供給管を取り付けるための空間が、該繭状形加圧燃料タンクの端部付近で必要となり、該加圧燃料タンクの端部とトランクルーム側壁とにやはりデッドスペースが生じ、繭状形加圧燃料タンクの容量が低下するとともに、トランクルーム内の有効収納スペースも狭くなる不具合があった。
【0006】
これを解消するために、繭状形加圧燃料タンクをトランクルーム内に前後にずらせながら上下に2個並べて収納したものもあるが、これでも繭状形加圧燃料タンクの端部に口金が存在するために、やはりデッドスペースが残り、タンク容量も大巾に増大することができず、またタンク個数の増加でコストアップが避けられなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような難点を克服した車載用加圧燃料タンクの改良に係り、横断面が略半円形のリング状凹部が形成された2枚の鋼板製半割体よりなり、前記半割体のリング状凹部の外周部には鍔状の外周合せ部が形成され、前記半割体のリング状凹部の内周部には中央合せ部が形成されるとともに中央にはレンズ状凹部が形成され、前記中央合せ部に前記該リング状凹部とレンズ状凹部とを放射方向に連通する凹部が形成され、前記2枚の半割体が前記外周合せ部と前記中央合せ部でそれぞれ相互に当接して溶接され、前記凹部同士が突合されたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明は前記したように構成されているので、加圧燃料タンクの概略形状が厚手円板状となって、扁平なトランクルーム内に、大きなデッドスペースを残さずに収納され、該トランクルーム内の有効収納スペースが増大し、収納効率が向上する。
【0011】
さらに、コスト高を伴なわずに、ドーナツ状加圧燃料タンクの中央にバルブ室を容易に一体に構成することができる。
【0012】
さらにまた、配管を必要とせずに、ドーナツ状加圧燃料タンクとバルブ室とを相互に連通することができ、組立性と気密性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図4に図示された本発明の一実施形態について説明する。
図1に図示されるように、乗用自動車1の後部車体2の側方にリアドアのドア開口3が形成され、該後部車体2内におけるドア開口3の後方に後部座席4が配設され、該後部座席4の後方に位置したトランクルーム5内のフロアパネル6上にタンク支持体7が据付けられ、該タンク支持体7にドーナツ状加圧燃料タンク10が装着されている。
【0015】
またドーナツ状加圧燃料タンク10は、横断面が半円形のリング状曲面に形成された2枚の鋼板製半割体11よりなり、該半割体11は、図示されない薄円板にプレス成型を施すことによって、製造される。
【0016】
さらに半割体11のリング状凹部12の外周部には鍔状の外周合せ部13が形成されるとともに、半割体11の中央部には、横断面形状が円弧状のレンズ状凹部14が形成され、かつ該リング状凹部12とレンズ状凹部14とに連通する横断面形状が半円に近い放射方向凹部15が形成されており、前記2枚の半割体11と外周合せ部13と中央合せ部16とをそれぞれ相互に当接させた状態で、この当接部分の所要個所にスポット溶接を施せば、ドーナツ状加圧燃料タンク10を構成することができる。
【0017】
なお、外周合せ部13および中央合せ部16のスポット溶接強度が不足する場合には、2枚の半割体11の外周合せ部13および中央合せ部16をそれぞれ相互に圧接させながら両者を相対的に逆回転させて、この当接部分に高温の摩擦圧接を施し、または外周合せ部13および中央合せ部16をそれぞれ突合せた状態で通電して突合せ抵抗溶接を行うようにしてもよく、さらに外周合せ部13の巾を広くし、外周合せ部13および中央合せ部16に厚い当板を当てがって、これらを貫通するボルトにナットを螺合緊締させるようにしてもよい。
【0018】
さらにまた2枚の半割体11を合わせてレンズ状凹部14内に形成されたバルブ室17は、仕切板18で2室の充填室19、供給室20に分割され、該充填室19、供給室20には、図示されない充填手動弁と供給手動弁がそれぞれ付設され、該充填手動弁および供給手動弁を介して充填室19、供給室20に燃料充填管21、燃料供給管22の一端が接結され、該燃料充填管21の他端は後部車体2の一側面に設けられた図示されない充填リッドの燃料充填口に接結され、該燃料供給管22の他端は、乗用自動車1の前部に設置された内燃機関に接結されている。
【0019】
図1ないし図4に図示された実施形態は前記したように構成されて、ドーナツ状加圧燃料タンク10が扁平であり、かつトランクルーム5の底部にドーナツ状加圧燃料タンク10が設置されているため、トランクルーム5内の上方空間が有効に利用され、トランクルーム5の収納効率が高い。
【0020】
また2枚の半割体11のリング状凹部12を合わせて形成された燃料室23の横断面形状が円形であるため、燃料室23の内面に内圧が作用した場合に、燃料室23の壁には曲げ応力が生ずることなく、引張応力が発生するため、燃料室23の壁厚、換言すれば、半割体11の板厚が薄くて足り、ドーナツ状加圧燃料タンク10の軽量化を推進することができる。
【0021】
さらにバルブ室17もドーナツ状加圧燃料タンク10に一体的に形成し、かつバルブ室17と燃料室23とを放射方向凹部15よりなる連通路24で連結させたため、繭状形加圧燃料タンクのように口金を別個に設けなくてよいと同時に、バルブ室17と燃料室23とを連通する配管を省略することができ、ドーナツ状加圧燃料タンク10全体の構造を簡略化してコストダウンを図ることができる。
【0022】
さらにドーナツ状加圧燃料タンク10の外径を拡大するとともに、中央合せ部16の径をタイヤ8の径と同程度にし、かつ燃料充填管21、燃料供給管22を中央合せ部16より下方から引き出すようにすれば、中央合せ部16上にタイヤ8を収納でき、トランクルーム5の収納効率を一層向上させることができる。
【0023】
図1ないし図4に図示の実施形態では、燃料室23の横断面形状を円形としたが、半割体11の合せ面に沿った燃料室23の径を長径とした楕円に燃料室23を形成し、またはこれと直交した方向の径を長径とした楕円に燃料室23を形成してもよい。
【0024】
また図1ないし図4に図示の実施形態では、薄円板をプレス成形で半割体11を形成し、これを2枚接合してドーナツ状加圧燃料タンク10を構成したが、図6に図示するように、横断面形状が円形で、ドーナツの回転中心軸を通る平面で切断した2個の半ドーナツ殻体31を押出し成形等で形成し、該半ドーナツから体31の端縁32を相互に突当て溶接で一体に接合したドーナツ状加圧燃料タンク30であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用加圧燃料タンクを搭載した乗用自動車の後半部の側面図である。
【図2】図1の乗用自動車の平面図である。
【図3】図1の車載用加圧燃料タンクの平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿って截断した横断面図である。
【図5】他の実施形態の平面図である。
【図6】図5の要部斜視図である。
【符号の説明】
1…乗用自動車、2…後部車体、3…ドア開口、4…後部座席、5…トランクルーム、6…フロアパネル、7…タンク支持体、8…タイヤ、10…ドーナツ状加圧燃料タンク、11…半割体、12…リング状凹部、13…外周合せ部、14…レンズ状凹部、15…放射方向凹部、16…中央合せ部、17…バルブ室、18…仕切板、19…充填室、20…供給室、21…燃料充填管、22…燃料供給管、23…燃料室、24…連絡路、30…ドーナツ状加圧燃料タンク、31…半ドーナツ殻体、32…端縁。
Claims (2)
- 横断面が略半円形のリング状凹部が形成された2枚の鋼板製半割体よりなり、
前記半割体のリング状凹部の外周部には鍔状の外周合せ部が形成され、
前記半割体のリング状凹部の内周部には中央合せ部が形成されるとともに中央にはレンズ状凹部が形成され、
前記中央合せ部に前記該リング状凹部とレンズ状凹部とを放射方向に連通する凹部が形成され、
前記2枚の半割体が前記外周合せ部と前記中央合せ部でそれぞれ相互に当接して溶接され、前記凹部同士が突合されたことを特徴とする車載用加圧燃料タンク。 - 前記2枚の半割体の溶接によりリング状凹部に燃料室が構成され、レンズ状凹部にバルブ室が構成され、前記放射方向に連通する凹部に連通路が構成されたことを特徴とする請求項1記載の車載用加圧燃料タンク。
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JP12961696A Expired - Fee Related JP3838446B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 車載用加圧燃料タンク |
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