JP3837170B2 - 機器制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、AV機器など例えば宅内設置される複数の機器の動作を集中的に制御するための機器制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機器、特に家電機器を制御するための技術として、従来より、制御バスに接続された機器に対して制御信号を送出することにより制御を行なうシステム(以下、家庭用バスシステムと呼ぶ)が各種存在する。家庭用バスシステムでは、あらかじめ用意されている制御手順あるいはある入力手段により直接入力された制御手順に従って、制御対象となる機器を指定するデータ(アドレス)とその機器に対して行なうべき制御の内容を表すデータ(コマンド)とから構成される制御信号を生成し、それを制御バスに送出することにより、機器制御を行なう。家庭用バスシステムにおいては、一般に「テレビ電源オン」あるいは「CD(コンパクトディスク)プレーヤ再生」といった指示を行なうためのボタンが操作パネルに用意されており、機器制御を行なうユーザがそれらのボタンを押すことによって対応する制御信号を制御バスに対して送出するように構成されている。したがって、ある音楽をCDプレーヤにより聞きたいときには、ユーザは、操作パネルに用意された「CDプレーヤ電源オン」ボタンを押した後、「CDプレーヤプレイオン」ボタンを押す等の操作を行なうことにより、所望の音楽等を聞くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記操作をおこなうユーザの本来的に欲求しているのは、〇〇〇映画が見たい、△△△音楽が聴きたいといった内容である。それにも拘らず、上記家庭用バスシステムでは、ユーザが自己の欲求を実現させる機器識別情報を知り、しかもその操作方法までも知悉していなければ、自己の要求が実現しないこととなり、ユーザにとって煩に絶えないものである。特に、最近の家電機器等は種類も豊富になり、また、高機能化しているため、機器の操作の種類も増え、正確に指示操作することが困難な場合も多々あり、その対策が急務になっている。
【0004】
従ってこの発明は、ユーザが機器の操作方法を意識しなくても、自己の要求通りの動作を容易に実現することのできる機器制御システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明においては、ユーザの要求を入力する主端末と、ユーザの要求を実現する機器を備えた機器端末とを伝送路を通じて接続した機器制御システムであって、
前記主端末は、
ユーザからの、少なくとも機器識別情報以外の形式での提供対象の要求および提供対象の処理内容の要求を所定形式で受付ける要求受付手段と、所定形式で書かれた要求内容と、所定規則で記述された制御手順との対応表を有する記憶手段と、ユーザの要求に対応した制御手順を記憶手段から読出す読出し手段と、読出した制御手順を解釈し、ユーザの要求を実現する機器識別情報を獲得する対応機器識別情報獲得手段と、獲得した機器識別情報の機器に対してユーザの要求内容を実行するコマンドを伝送路を介して送出する実行指示手段を有し、
前記機器端末は、コマンドを受信し、機器の動作を制御する実行制御手段を備え、前記要求受付手段は、ユーザが要求する対象を受付ける受付部と、要求する処理内容を受付ける受付部とを有することを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明においては、請求項1記載の機器制御システムにおいて、前記記憶手段には、対象と処理内容の組に対応して所定規則の制御手順が記述されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明においては、請求項2記載の機器制御システムにおいて、制御手順は、いずれかの機器がユーザから受け付けた対象名にて示される提供対象を保有しているか、所定の機能を有しているか、オン状態であるかの問い合わせを行なう問い合わせ文と、問い合わせに対する返答を基に機器を特定して要求を実行させる実行文からなり、前記対応機器識別情報獲得手段は問い合わせ文を解釈実行する問い合わせ文機能部を有し、前記実行指示手段は実行文を解釈実行する実行機能部を有することを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明においては、請求項3記載の機器制御システムにおいて、機器端末は、更に主端末からの問い合わせを受け付け、自端末の機器が問い合わせに係る内容を持っている場合返答を送出する返答手段を有することを特徴とする。
請求項5の発明においては、請求項4記載の機器制御システムにおいて、前記機器端末が備える機器がTV、VTR、CDプレイヤー等の映像音響機器であり、各機器端末は、更に、自端末に備える機器が保有する番組をジャンル毎に整理した番組情報表を備えており、各機器端末の返答手段は、主端末からの問い合わせが番組保有の問い合わせのとき、前記番組情報表の該当ジャンルを検索することを特徴とする。
【0009】
請求項6の発明においては、請求項3記載の機器制御システムにおいて、機器端末が備える機器がTV、VTR、CDプレイヤー等の映像音響機器であり、主端末は更に、各機器端末の機器が保有する番組をジャンル毎に整理した番組情報表と、機器識別情報獲得手段からの問い合わせが番組保有の問い合わせのとき、番組情報表の該当ジャンルを検索し、保有している場合に返答を行なう返答部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項7の発明においては、ユーザの要求を入力する主端末と、ユーザの要求を実現する機器を備えた機器端末とを伝送路を介して接続した機器制御システムであって
前記主端末は、
ユーザからの少なくとも機器識別情報以外の形式での提供対象の要求と提供対象の処理内容の要求とに分けて受け付ける要求受付手段と、提供対象とその処理内容から一義的に決まる機器識別情報とユーザの要求を実現するために必要なその機器の動作態様を求める該当機器割出手段と、割り出した機器識別情報とその機器の動作態様とから所定形式の制御手順を生成する制御手順生成手段と、作成した制御手順を解釈し、割り出した機器に対してユーザの要求を実現するコマンドを送出する実行指示手段と、を有し、
前記機器端末は、
コマンドを受信し、機器の動作を制御する実行制御手段を有し、前記要求受付手段は、ユーザが要求する対象名の入力を受付ける受付部と、要求する処理内容名の入力を受付ける受付部とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項8の発明においては、請求項7記載の機器制御システムにおいて、該当機器割出手段は、提供対象とその処理内容の組に対応してユーザの要求を実現する上でユーザに提供する必要のある出力形態が記述してある第1のテーブルと、各機器の各処理内容に対応してその機器の入力の形態と出力の形態とが記述してある第2テーブルと、ユーザの要求を用いて第1のテーブルを検索し、その要求を実現するための出力形態を求める出力形態検索部と、提供対象を保有する機器識別情報を用いて第2のテーブルを検索し、該当する機器の出力形態を求め、その出力形態と第1のテーブルから求めた出力形態との一致を判定する判定部と、不一致の場合、第2のテーブルから求めた出力形態を入力形態としてもっている機器識別情報を第2のテーブルから求め、その機器の出力形態を第1のテーブルから求めた出力形態と比較する対象として、前記判定部に送る、そして、判定が一致の判定を行なうまで上記動作を繰り返す従属機器検出部とからなり、前記制御手順生成手段は、判定部が一致と判定した場合、第2テーブル上で候補にあがった機器が単一の場合はその機器を用いてユーザから受け付けた処理名にて示される処理内容を実現する制御手順を作成し、第2テーブル上で候補にあがった機器が複数の場合は、候補にあがった順に機器を接続する制御手順を作成することを特徴とする。
【0012】
請求項9の発明においては、請求項8記載の機器制御システムにおいて、前記該当機器割出手段は、更に、判定部の判定に先立ち、ユーザから受け付けた対象名にて示される提供対象をどの機器が保有するかを各機器端末に問い合わせる問い合わせ部と、問い合わせに対して提供対象を保有する機器からの返答を受ける返答受信部と、を有することを特徴とする。
【0013】
請求項10の発明においては、請求項9記載の機器制御システムにおいて、機器端末は、更に主端末からの問い合わせを受け付け、自端末の機器が問い合わせに係る内容を持っている場合返答を送出する返答手段を有することを特徴とする。
請求項11の発明においては、請求項10記載の機器制御システムにおいて、前記機器端末が備える機器がTV、VTR、CDプレイヤー等の映像音響機器であり、各機器端末は、更に、自端末に備える機器が保有する番組をジャンル毎に整理した番組情報表を備えており、各機器端末の返答手段は、主端末からの問い合わせが番組保有の問い合わせのとき、前記番組情報表の該当ジャンルを検索することを特徴とする。
【0014】
【作用】
請求項1の発明によれば、ユーザが所定形式で、機器識別情報以外の提供対象の要求と処理内容の要求を入力すると、読出し手段がその要求に応じた制御手順を記憶手段から読出し、対応機器識別情報獲得手段がその読出した制御手順を解釈して、ユーザの要求を実現する機器識別情報を獲得し、実行指示手段にその機器識別情報を通知する。実行指示手段はこの通知を受けると、伝送路上に接続されている当該名の機器に対してユーザの要求内容を実行するコマンドを伝送する。一方伝送路上に接続されている前記機器は実行制御手段を有しており、該手段が前記コマンドを受け取り、機器の動作を制御する。
【0015】
請求項2の発明によれば、記憶手段に、提供対象と処理内容の組に対応して所定規則の制御手順が記述されているので、ユーザの要求から直ちに制御手順が入手でき、解釈・実行に供することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、制御手順の内容が機器に対する問い合わせ文と問い合わせに対する返答を基に機器を特定して要求を実行させる実行文からなるので、対応機器識別情報獲得手段が問い合わせ文を用いてユーザの要求する機器識別情報を伝送路につながっている全機器のうちから知得することができるし、実行指示手段は実行文を用いて対応機器に対し指示することができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、機器端末側が主端末からの問い合わせ文を受けて、その問い合わせに係る内容を有する場合だけ返答を送るので、主端末側は返答のあった機器がユーザの要求を実現する機器であると判定できる。
請求項5、6の発明によれば、端末機器が映像音響機器の場合、番組情報を備えており、主端末からの問い合わせが所定番組の保有の問い合わせである場合には、番組情報表を検索し、所有していた場合のみ主端末に返答する。
【0018】
請求項7の発明によれば、請求項1のように制御手順を記憶した記憶手段を備えておらず、代わりにユーザの、機器識別情報以外の形式での提供対象の要求とその処理内容の要求とから機器識別情報と要求実現に必要な機器の動作態様を求め、これらの情報をもとに動的に制御手順を作成する。作成した制御手順を用いて対応する機器を制御するのは請求項1と同様である。
【0019】
請求項8の発明によれば、2つのテーブルと、出力形態検索部、判定部、従属機器検出部とによって、ユーザの要求が2つ以上の機器の縦続接続によって実現される場合でもそれらの機器、動作態様、接続順序が割り出される。
請求項9の発明によれば、ユーザの要求する提供対象をどの機器が保有するかの問い合わせを各機器端末に行ない、提供対象を保有する機器からの返答を受けて該当機器の割り出しを行う。
【0020】
請求項10、11の発明は請求項4、5と同様の作用なので説明を省略する。
【0021】
【実施例】
図1は本発明の一実施例としての機器制御システムの構成を示すブロック図である。図1を参照して、本システムは、テレビ10、ビデオテープレコーダ20、オーディオチューナ30、CDプレーヤ40、レーザーディスクプレーヤ50等の家電機器と、家庭用制御バス(以下、制御バスと称す)60を介してこれらの機器の動作を制御する機器制御装置100とを備えている。そして、機器制御装置100は、制御バス60を介して所望の機器に制御信号を送出することによって、家電機器等の動作を集中的に制御する。
【0022】
図2は機器制御装置100及び各端末10〜50のブロック構成を示している。機器制御装置100はユーザ入出力部110、記憶部120、CPU130及び送受信部140からなる。ユーザ入出力部110は、ユーザの希望、要求を入力したり、ユーザの要望に対する機器側からの返答を表示する部分で、キーボードとCRT150からなる。入力の方法としては、例えば、タイトル「風と共に去りぬ」の映画が見たいと言う要望を入力する場合であれば、図3に示すCRT150の入力画面中、「対象」の欄151に映画「風と共に去りぬ」を、「処理内容」の欄152に「見る」を夫々入力するという方法である。出力方法は図示していないが表示画面にコメント(「御要望の番組名、映画、音楽は見つかりません。」、「御要望の番組は今日午後8:00〜9:00に放映されます。」、「御要望の番組の録画セット致しました。」)を表示する方法がとられる。
【0023】
記憶部120は、図4に示すように対象フィールド121と処理内容フィールド122と制御手順フィールド123からなる表を記憶している。対象フィールド121はユーザが要求するであろう映画、音楽、天気予報等いずれかの端末において提供できる対象が記述されている。対象フィールド中[,name]のnameは映画、音楽等のタイトルを指定する箇所であり、[ ]はタイトルの指定を省略することができることを示している。処理内容フィールド122には「見る」「録る」「聞く」等、対象の内容を端末で処理できる態様が記述されている。
【0024】
制御手順フィールド123には、対象と処理内容によって特定されるユーザの要望を実現するために必要な手順が所定のルール若しくは言語で記述されている。各制御手順の説明に先立ってその中で使用されている用語の主要なものについて少し解説を加えておく。
・whichHas:whichHas(type,name)全ての端末に対して現在あるタイプ、名前の番組(ソフト)を持っているか否かの問い合わせ。
【0025】
戻り値は、equipment およびarg1,arg2,…をメンバとして持つ構造体。
equipment 指定された番組を持つ端末arg1,arg2,… その端末に"show"の指示を行なう際に指定されるべき引数のリスト・whichCan:whichCan(function)全ての端末に対して機能functionを持つか否かの問い合わせ。
【0026】
戻り値は、equipment およびarg1,arg2,…をメンバとして持つ構造体。
equipment 指定された機能を持つ端末arg1,arg2,… 指定した機能を実行する際に指定されるべき引数のリスト・whichIs:whichIs(status)全ての端末に対して状態statusであるか否かの問い合わせ。
【0027】
戻り値は、該当する端末・execute:execute(equipment,command,arg1,arg2,…)
機器equipment に対して引数arg1,arg2,…でコマンドcommand の実行を指示する。
・connect:connect(equipment1,equipment2)機器equipment 1の出力を機器equipment 2の対応する入力に接続する。
・where: これに続く条件のもとで実行することを示す。
【0028】
次に図4の制御手順について、1段目のものから順に説明をする。先ず1段目の制御手順123aは、nameで示されるタイトルのmovieをいずれかの端末が所有しているかを問い合わせ、所有している端末を戻り値として、その端末に対し“show”を実行するよう要求することを内容としている。但し、nameが省略されているときには、単にmovieというジャンルをキーとしてそれの所有を問い合わせ、返答してきた機器を戻り値とする。
【0029】
2段目の制御手順123bは、[, title ]で特定されるmovieを所有している端末を戻り値1とし、“record Video”の機能をもっている端末を戻り値2として、戻り値1のequipmentの出力を戻り値2のequipmentの入力に接続し、戻り値2のequipmentを入力“record Video”機能を実行し、戻り値1のequipmentに“show”を実行させることを内容としている。
【0030】
3段目、4段目の制御手順123c、123dは1段目、2段目の制御手順123a、123bと対象がmovieかmusicの違いだけで記述文の形式は同一である。5段目の制御手順123eは、“weather forecast”の番組を報じることのできる端末を戻り値としてその端末equipmentに“show”を実行させることを内容とする。
【0031】
6、7段目の制御手順123f、123gはON状態にある端末をrunningとし、“volume U p ”“volume Down”機能をもつ端末を戻り値として、その戻り値で指示される端末とrunning中の端末とを比較し、戻り値で示される端末でrunningのものに対して“volumeU p ”“volume Down”を実行させることを内容としている。尚、図4には上記した7種類の要望とそれに対応した制御手順しか示していないが、端末としてエアコンや電動シャッター等が設けられていれば、それらの端末に対応させて要望と制御手順を備えることができる。
【0032】
CPU130はユーザ入出力部110から要求が入力されると、記憶部120内を検索して対応する制御手順を得、その制御手順を解釈実行する機能部で、処理の手順は図5に示している。送受信部140はCPU130からの送信内容をバス60上に流し、端末からの返答を受信する送受信部である。次に端末10は、送受信部11、CPU14、時計12、記憶部13、機器入出力部15、機器本体16、制御情報入力部17からなっている。他の端末20、30、…も略同一の構成からなるので、図2では端末10を代表的に示している。
【0033】
機器本体16はテレビ、オーディオチューナ等の制御対象そのものを指す。送受信部11は制御装置100側の送受信部140と同一構成、機能をもつ。時計12は現在時刻を計上し、CPU14からの要求によりCPU12に現在時刻を通知する。記憶部13はコマンド表と機器本体の種類によって決まる情報とを記憶している。例えば端末がテレビの場合であると、図6に示すようにmovie,music,sportsといったジャンルを記入したフィールド141と、そのジャンルに属する全番組の放映時刻、チャンネル、番組名が列挙されたフィールド142からなる番組情報表が記憶されている。この番組表の記憶部13への記憶は制御情報入力部17を通じて行なわれる。制御情報入力部17としては、キーボード等の文字入力手段でもよいし、文字多重放送において番組表を文字情報として送信するサービスを行なっている場合にはその文字情報を受信し、記憶部に書き込む手段が用いられる。その他、番組表がICカードに書き込まれているような場合にはカードリーダが該当する。
【0034】
記憶部13の他の記憶情報であるコマンド表を図7に示す。このコマンド表は端末がテレビの場合のもので、制御装置100から送られてくるコマンドと、そのコマンドの内容の通りに機器本体16を制御するのに必要な情報とが 対応して表示されている。図8、9、10、11は端末がオーディオチューナ、VTRの場合における番組情報表とコマンド表の例を示している。
【0035】
CPU14は制御装置100からの制御情報を受信し、受信情報に基づき、記憶部13、時計12を検索、参照して制御装置100に返答したり、機器本体16を所定動作を行なうよう制御する機能部で、制御の詳細は図12に示す。機器入出力部15は、CPU14からの制御情報に基づき、機器本体16をスイッチONしたり、チャンネル変更したり、録画モードに設定したりする機能部である。
【0036】
次に上記機器制御システムの動作を図6、図7、図12を用いて説明する。ユーザが例えば映画「風と共に去りぬ」を見たい旨の入力をユーザ入出力部110を通じてしたとすると(S1)、制御装置100側CPU130は記憶部120をアクセスして図4の制御手順123aを獲得する(S2)。そして、その制御手順を解釈し、全端末に対して上記タイトルの映画を所有しているかどうか問い合わせる(S3)。
【0037】
端末側は制御装置100側からコマンドを受信すると(S11)、そのコマンドを解析する(S12)。受信コマンド番組保有の問い合わせコマンドであるので(S13)、記憶部13の番組情報表をアクセスしてmovieのジャンルで「風と共に去りぬ」が存在するか検索する(S16)。今の場合、テレビ端末以外は該当する番組を所有しないので、テレビ端末以外は制御装置100に対して何らの応答もしないが、テレビ端末の場合、該当する番組を所有しているので、端末IDとチャンネル番号等の所要情報を制御装置100に対して送信する(S17)。
【0038】
また、ユーザが上記のようなタイトルを指定することなく要求を入力している場合には、S1、S2、S3の処理を通じて全端末に対していずれかのmovieを所有しているか問い合わせ、movieを所有している端末側からの返答を待つ(S17)。制御装置100側は機器端末からの返答を受信すると、該当番組又は何らかのmovieを所有する端末が存在すると判断し(S4)、当該端末に対してコマンド“show”とnとしてチャンネル番号を送出する(S5)。ここにおいて、返答を返してきた端末が複数あった場合(S8)には、モニター画面を通じてユーザにその旨通知し、ユーザに所望の端末として1つ選択させ(S9)、当該端末に対してのみコマンドを送出する。
【0039】
テレビ端末は、制御装置100から上記コマンドを受け取ると、コマンドの解析をし、実行コマンドであると判断して(S13、S14、S15)、コマンドの実行を行なう(S22)。コマンドの実行は、コマンド表(図7)から“show n”コマンドが電源の投入とチャンネル切り換えであると認識した上でなされる。そして、実行の結果は制御装置100に返答される(S23)。制御装置100は返答を受け取ると、CRT画面に例えば「21:00〜23:21、希望の番組がテレビで放映されます。」といったメッセージを表示する(S6)。
【0040】
以上の動作は、所定の番組を見たい或いはタイトルは問わないがmovieが見たいという要求に対するものであるが、図4に示す制御手順が用意されている要求であればいずれでも実現できる。図13はユーザが天気予報を知りたい旨の要求を入力した場合における制御装置と端末のインタラクションシーケンスを示す図である。図から天気予報の番組を所有しているテレビ1が動作(スイッチオン、チャンネル切換)し、天気予報を報道する体制を取っていることがわかる。
【0041】
尚、上記実施例では、図6、8、10に示した番組情報表及び図7、9、11に示したコマンド表を各端末が保有しており、制御装置100からの問い合わせに対し各端末が自己の番組情報表を参照して応答し、また制御装置100から送られてくるコマンドを端末がコマンド表から所定の制御情報に変更して機器本体を制御しているが、各端末の番組情報表、コマンド表を制御装置100側が保有する形態で実施することもできる。その場合は制御装置100から各端末への問い合わせはほとんど不要となり、制御装置から端末へは、「スイッチオンせよ」、「チャンネルをnに切り換えよ」といった制御情報のみが送信されることになる。図14はそのような機器制御システムのブロック図を示している。
【0042】
次に本発明の別の実施例を説明する。上記の実施例では、制御装置側に図4で示したように対象と処理内容との組に対応した制御手順を記憶しており、ユーザからの要求に応じて適切な制御手順を読み出し、解釈実行する構成であったが、この実施例では図4に示した制御手順は持たず、ユーザの要求に基づき動的に制御手順を生成する構成としている。即ち、この実施例では制御装置100の記憶部120に図15と図16の表を有し、CPU130は図17、図18のフローチャートに従って処理を進める構成としている。図15は対象フィールド121と処理内容フィールド122と出力フィールド123とからなる表であり、対象フィールド121と処理内容フィールド122は図4の表における対応する部分と同じ、ユーザの入力する対象と処理の態様が記述される。出力フィールド123には、対象と処理内容の組み合わせによって決まる最終的な出力形態が記述されている。例えば、対象が“movie”で処理内容が「見る」であれば、音声と映像の両方が出力形態となるし、対象が“movie”で処理内容が「録る」であれば、ビデオテープ、ディジタルビデオディスク等の音声映像記録可能媒体が出力形態となる。尚、出力フィールド123中、マーク*はその両側にある出力形態の両方がともに必要であることを意味し、マーク+はいずれか一方が必要であることを意味する。
【0043】
図16は機器フィールド131と、コマンドフィールド132と入力フィールド133と出力フィールド134からなる表である。機器フィールド131には端末機器となり得る機器のタイプが列挙されている。コマンドフィールド132には機器に対し指示可能なコマンド名が記述されている。コマンドフィールド中nはn番目の番組或いはnチャンネルを示している。入力フィールド133、出力フィールド134には、機器への入力の形態、及びその機器の出力形態がそれぞれ記述されている。
【0044】
尚、図15の出力フィールド123の記載内容と図16の入力フィールド133、出力フィールド134の記載内容は具体例のレベルに差がある。たとえば図15の出力欄の「音声映像記録可能媒体」は、音声および映像をともに記録可能な媒体(ビデオテープ、デジタルビデオディスク等)を示しているものであり、これは、図16の出力欄の値「ビデオテープ」等に適合するものである。
【0045】
また、「音声記録可能媒体」は、音声を記録可能な媒体を示すものであり、図16の出力欄の値では「オーディオテープ」が適合するものであるが、「ビデオテープ」に音声を記録することができるため、これも同様に適合するものである。従って、主端末の記憶部は図19に示すような包含関係を示すツリー構造を記憶し、図15の出力フィールドから得る値と図16の入力フィールド133、出力フィールド134から得る値が包含関係にあるかどうか判断している。
【0046】
次に上記各表及び図17、図18を参照して、ユーザの入力する要求から制御手順を動的に生成する手法を説明する。先ず、ユーザが対象と処理内容を入力すると(S31)、図15の表を参照して、入力された対象と処理内容の組によって決まる最終出力形態を出力フィールド123から読み出す(S32)。続いて、各端末機器に対してユーザの入力した対象を保有しているかどうかの問い合わせを行う(S33)。この問い合わせの結果、対象を保有している機器からその旨の返答及び当該機器に対し送信する場合のコマンドを受け取る(S34)。この場合、もし、いずれの機器からも保有している旨の返答がなければ、その旨のメッセージをユーザ入出力部110を通じて表示する(S35)。一方、返答があった場合には、図16の表を機器識別情報と送信すべきコマンド名を用いて検索し、入力フィールド133と出力フィールド134から該当する入力、出力情報を読み(S36)、読出した入力、出力情報の組を1つのレコードとし記憶部内に設定されている候補パスリストの候補パスとして格納する(S37)。ここで、ステップS37以下のステップで用いる用語について、動作説明に先立って解説する。先ず、「レコード」は図16中の同一行の入力フィールド133と出力フィールド134に記載された入力、出力情報の組をいい、各レコードにはそれが図16の何行目のものであるかの情報が付随している。「パス」は一つのレコード又はS42の処理によって複数のレコードを結合したレコード列をいう。「候補パス」はまだ最終的な要求を満たすものではないが、その一部となる可能性のあるパスをいう。「候補パスのリスト」は処理されるべき候補パスのリストで、該リストを格納する場所は記憶部内に設置されている。「対象候補パス」は現在着目している候補パスをいう。「要求実現パス」は要求を実現するために必要なすべてのレコードを持つパスをいう。「要求実現パスのリスト」は要求実現パス(複数候補)のリストで、このリストを格納する場所は記憶部内に設けられている。
【0047】
S37において候補パスのリストの作成を完了すると、そのリストの先頭にある候補パスを対象候補パスとして読出すと共に、リスト中からそのパスの削除を行なう(S38)。そして、読出した対象候補パスの末尾の出力タイプが図15の表から得た出力形態と一致しているか否か判定し(S39)、一致していないときは、図16の表を検索して対象候補パスの末尾の出力形態を入力形態として持ち、かつ自身の出力形態が対象候補パスのいずれのレコードにも含まれないレコードを取り出す(S40)。そして、このレコードを前記対象候補パスの末尾に追加して新たな候補パスを作成し(S42)、新たな候補パスを候補パスリストに追加格納する。
【0048】
ここで、S39において出力形態が一致しない場合が生じるのは、ユーザの要求がmovieを録画する或いはmusicを録音するという要求の場合である。例えば、ユーザがあるタイトルのmovieを録画するという要求を入力し、全機器に問い合わせをした結果、そのタイトルのmovieを保有している機器としてTVと、ビデオチューナがあったとする。これらの機器からの返答を用いて図16の表の入力フィールド133、出力フィールド134から得られるレコードは“電波”“映像信号、音声信号”若しくは“電波”“映像、音声”である。一方、ユーザからの上記要求に基づき図15の表から得る出力形態は“音声映像記録可能媒体”であるので、図16から得たレコードの出力形態とは異なることとなる。この場合にはステップS40において、前記レコードの出力形態を入力フィールドの入力情報として持っているレコードを図16から検索する。上記例において、機器がTVの場合は出力フィールドの出力情報が“映像、音声”であり、これを入力情報にもつ機器は図16中には存在しない一方、機器がビデオチューナの場合は出力フィールドの出力情報が“映像信号、音声信号”であり、これを入力情報にもつ機器は図16中、VTRとTVの2種類存在する。従ってS42において、この2種類の機器に対応するレコードが前記レコードに結合され、新たな候補パスとしてリストに格納される。“映像信号、音声信号”を入力情報にもつVTRの出力情報は“ビデオテープ”であり、“映像信号、音声信号”を入力情報にもつTVの出力情報は“映像、音声”である。この2種類の出力形態を図15から得た出力形態と比較すると、VTRの出力情報が一致することがわかる。出力情報と出力形態が一致すると、処理はステップS43に進むこととなる。
【0049】
対象候補パスの末尾の出力形態が図15の出力形態と一致しないなら(S39)、S40、S42、S38の処理を繰り返し、新たな候補パスの生成を行なう。一方、S39において、一致すると判定されると、そのときの対象候補パスを要求実現パスリストに格納し(S43)、再び候補パスリストの先頭にある新たな候補パスを読出し、S38〜S44までの処理を行なうこととなる。そして、やがて候補パスリストに候補パスが存在しなくなると(S44)、処理をS45以下に進める。即ち、要求実現パスリストの各要求実現パスについて、それの要素である各レコードをもつ機器がバス上に存在するかどうか調べ(S45)、全く存在しないならエラーメッセージを表示するが(S47)、存在する場合は(S46)、それが単一の要求実現パスの場合はそのパスを、複数存在する場合は(S48)、ユーザによって選択された(S49)要求実現パスを取り出し、そのパスを構成する各レコードをもとに図16を参照して要求を実現するには複数の機器を結合しなければならないか、単数で足りるかの判断を行なう(S50)。既述した例のようにあるmovieを録画したい要求が、ビデオチューナとVTRの組合せで実現できる場合であれば、処理はS52に進み、2台の機器を検索した順序で接続するよう制御手順を作成する。この結果、作成された制御手順によってビデオチューナの出力をVTRの入力と接続し、しかる後、各機器にコマンドを送出することとなる。これによって結果的にユーザの要求が実現することとなる。
【0050】
一方、要求を実現する機器数が単一の場合は、S51にて所定の実行命令を作製し、当該機器へ送出する(S53)。尚、図16の表は上記実施例では前もって主端末側で作成し保持していることとしているが、必要に応じて機器端末に問い合わせ、その都度作成するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザは所定形式で要求を入力するだけで、特に対象機器の操作方法を意識しなくても要求通りの動作を実現することができるので、機器の種類が多い場合とか慣れない機器が複数存在する場合等には頗る利便な機器制御システムとなるものである。
【0052】
加えて、請求項8の発明のように制御手順を動的に作成することができれば、伝送路上に機器が新たに追加されるような場合に柔軟に対応できるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例としての機器制御システムの全体構成を示す図である。
【図2】 前記機器制御システムの主端末及び機器端末におけるブロック図である。
【図3】 主端末におけるユーザからの要求を入力する画面を示す図である。
【図4】 主端末側記憶部が保持する表を示す図である。
【図5】 主端末側の制御動作を示す図である。
【図6】 機器端末側の記憶部が保持する番組情報表の一例を示す図である。
【図7】 機器端末側の記憶部が保持するコマンド表の一例を示す図である。
【図8】 機器端末側の記憶部が保持する番組情報表の一例を示す図である。
【図9】 機器端末側の記憶部が保持するコマンド表の一例を示す図である。
【図10】 機器端末側の記憶部が保持する番組情報表の一例を示す図である。
【図11】 機器端末側の記憶部が保持するコマンド表の一例を示す図である。
【図12】 機器端末側の制御動作を示すフローチャートである。
【図13】 主端末と機器端末間におけるインターラクションシーケンスの一例を示す図である。
【図14】 本発明の他の一実施例を示すブロック図である。
【図15】 本発明の更に他の一実施例を説明する図で、主端末の記憶部内に保有する表である。
【図16】 本発明の更に他の一実施例を説明する図で、主端末の記憶部内に保有する表である。
【図17】 本発明の更に他の一実施例を説明する図で、主端末における制御動作を示すフローチャートである。
【図18】 本発明の更に他の一実施例を説明する図で、主端末における制御動作を示すフローチャートである。
【図19】 図15の出力欄、図16の入力出力欄に記載された対象の包含関係を示すツリー図である。
【符号の説明】
100 主端末
10、20、30、40、50 機器端末
110 ユーザ入出力部
120 記憶部
130 CPU
140 送受信部
Claims (11)
- ユーザの要求を入力する主端末と、ユーザの要求を実現する機器を備えた機器端末とを伝送路を通じて接続した機器制御システムであって、
前記主端末は、
ユーザからの、少なくとも機器識別情報以外の形式での提供対象の要求および提供対象の処理内容の要求を所定形式で受付ける要求受付手段と、
所定形式で書かれた要求内容と、所定規則で記述された制御手順との対応表を有する記憶手段と、
ユーザの要求に対応した制御手順を記憶手段から読出す読出し手段と、読出した制御手順を解釈し、ユーザの要求を実現する機器識別情報を獲得する対応機器識別情報獲得手段と、
獲得した機器識別情報の機器に対してユーザの要求内容を実行するコマンドを伝送路を介して送出する実行指示手段を有し、
前記機器端末は、
コマンドを受信し、機器の動作を制御する実行制御手段とを備え、
前記要求受付手段は、ユーザが要求する対象名の入力を受付ける受付部と、要求する処理内容名の入力を受付ける受付部とを有する
ことを特徴とする機器制御システム。 - 請求項1記載の機器制御システムにおいて、前記記憶手段には、対象と処理内容の組に対応して所定規則の制御手順が記述されていることを特徴とする機器制御システム。
- 請求項2記載の機器制御システムにおいて、制御手順は、いずれかの機器がユーザから受け付けた対象名にて示される提供対象を保有しているか、所定の機能を有しているか、オン状態であるかの問い合わせを行なう問い合わせ文と、問い合わせに対する返答を基に機器を特定して要求を実行させる実行文からなり、前記対応機器識別情報獲得手段は問い合わせ文を解釈実行する問い合わせ文機能部を有し、前記実行指示手段は実行文を解釈実行する実行機能部を有することを特徴とする機器制御システム。
- 請求項3記載の機器制御システムにおいて、機器端末は、更に主端末からの問い合わせを受け付け、自端末の機器が問い合わせに係る内容を持っている場合返答を送出する返答手段を有することを特徴とする機器制御システム。
- 請求項4記載の機器制御システムにおいて、前記機器端末が備える機器がTV、VTR、CDプレイヤー等の映像音響機器であり、各機器端末は、更に、自端末に備える機器が保有する番組をジャンル毎に整理した番組情報表を備えており、各機器端末の返答手段は、主端末からの問い合わせが番組保有の問い合わせのとき、前記番組情報表の該当ジャンルを検索することを特徴とする機器制御システム。
- 請求項3記載の機器制御システムにおいて、機器端末が備える機器がTV、VTR、CDプレイヤー等の映像音響機器であり、主端末は更に、各機器端末の機器が保有する番組をジャンル毎に整理した番組情報表と、機器識別情報獲得手段からの問い合わせが番組保有の問い合わせのとき、番組情報表の該当ジャンルを検索し、保有している場合に返答を行なう返答部と、を備えることを特徴とする機器制御システム。
- ユーザの要求を入力する主端末と、ユーザの要求を実現する機器を備えた機器端末とを伝送路を介して接続した機器制御システムであって、
前記主端末は、
ユーザからの少なくとも機器識別情報以外の形式での提供対象の要求と提供対象の処理内容の要求とに分けて受け付ける要求受付手段と、
提供対象とその処理内容から一義的に決まる機器識別情報とユーザの要求を実現するために必要なその機器の動作態様を求める該当機器割出手段と、
割り出した機器識別情報とその機器の動作態様とから所定形式の制御手順を生成する制御手順生成手段と、
作成した制御手順を解釈し、割り出した機器に対してユーザの要求を実現するコマンドを送出する実行指示手段と、
を有し、
前記機器端末は、
コマンドを受信し、機器の動作を制御する実行制御手段を有し、
前記要求受付手段は、ユーザが要求する対象名の入力を受付ける受付部と、要求する処理内容名の入力を受付ける受付部とを有する
ことを特徴とする機器制御システム。 - 請求項7記載の機器制御システムにおいて、
該当機器割出手段は、
提供対象とその処理内容の組に対応してユーザの要求を実現する上でユーザに提供する必要のある出力形態が記述してある第1のテーブルと、
各機器の各処理内容に対応してその機器の入力の形態と出力の形態とが記述してある第2テーブルと、
ユーザの要求を用いて第1のテーブルを検索し、その要求を実現するための出力形態を求める出力形態検索部と、
提供対象を保有する機器識別情報を用いて第2のテーブルを検索し、該当する機器の出力形態を求め、その出力形態と第1のテーブルから求めた出力形態との一致を判定する判定部と、
不一致の場合、第2のテーブルから求めた出力形態を入力形態としてもっている機器識別情報を第2のテーブルから求め、その機器の出力形態を第1のテーブルから求めた出力形態と比較する対象として、前記判定部に送る、そして、判定が一致の判定を行なうまで上記動作を繰り返す従属機器検出部とからなり、
前記制御手順生成手段は、判定部が一致と判定した場合、第2テーブル上で候補にあがった機器が単一の場合はその機器を用いてユーザから受け付けた処理名にて示される処理内容を実現する制御手順を作成し、第2テーブル上で候補にあがった機器が複数の場合は、候補にあがった順に機器を接続する制御手順を作成することを特徴とする機器制御システム。 - 請求項8記載の機器制御システムにおいて、前記該当機器割出手段は、更に、判定部の判定に先立ち、ユーザから受け付けた対象名にて示される提供対象をどの機器が保有するかを各機器端末に問い合わせる問い合わせ部と、問い合わせに対して提供対象を保有する機器からの返答を受ける返答受信部と、を有することを特徴とする機器制御システム。
- 請求項9記載の機器制御システムにおいて、機器端末は、更に主端末からの問い合わせを受け付け、自端末の機器が問い合わせに係る内容を持っている場合返答を送出する返答手段を有することを特徴とする機器制御システム。
- 請求項10記載の機器制御システムにおいて、前記機器端末が備える機器がTV、VTR、CDプレイヤー等の映像音響機器であり、各機器端末は、更に、自端末に備える機器が保有する番組をジャンル毎に整理した番組情報表を備えており、各機器端末の返答手段は、主端末からの問い合わせが番組保有の問い合わせのとき、前記番組情報表の該当ジャンルを検索することを特徴とする機器制御システム。
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