JP3836628B2 - 圧電トランスの駆動方法及び駆動回路 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種高電圧発生装置に用いられる圧電トランスの駆動方法及び駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来の圧電トランスの代表的な構造であるローゼン型圧電トランスの構造を示す。この圧電トランスは電磁トランスに比べて小型化が図れ、不燃性であり、電磁誘導によるノイズを出さないなどの長所を有している。
【0003】
1で示す部分が圧電トランスの低インピーダンス部であり、昇圧用として用いる場合の入力部となる。低インピーダンス部1は圧電層5の厚み方向に分極6が施されており、厚み方向の主面に電極3U、3Dが配置されている。一方、2で示す部分は高インピーダンス部であり、昇圧用として用いる場合の出力部となる。高インピーダンス部2は圧電層7の長手方向に分極8されており、長手方向の端面に電極4が配置されている。
【0004】
図6に示すような圧電トランスは、負荷インピーダンスが無限大のときは非常に高い昇圧比を得ることができ、また負荷インピーダンスが小さくなると昇圧比も減少するという特性から、近年、冷陰極管用の電源として用いられている。圧電トランスを用いたインバータでは、効率よく高電圧を発生することができる。
【0005】
図8は、従来の圧電トランスの自励発振方式駆動回路のブロック図である。同図8において、14は圧電トランス10を駆動する交流駆動信号を発生する可変発振回路である。可変発振回路14の出力は通常はパルス波形であり、波形整形回路13により高周波成分を取り除かれて正弦波に近い交流信号に変換される。波形整形回路13の出力は駆動回路12により圧電トランス10を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧電トランス10の1次側電極に入力される。圧電トランス10の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電極から取り出される。
【0006】
2次側電極から出力された高圧電圧は、冷陰極蛍光管8と帰還抵抗20との直列回路と過電圧保護部21に印加される。過電圧保護部21は分圧抵抗19a,19bと、分圧抵抗19bの両端に発生する電圧と設定電圧Vref1とを比較し、圧電トランス10の2次側電極から出力される高圧電圧が設定電圧よりも高くなるのを防ぐように発振制御回路15に信号を送る比較回路17からなる。この過電圧保護部21の比較回路17は冷陰極蛍光管18が点灯している時は動作を停止している。
【0007】
また、冷陰極蛍光管18と帰還抵抗20の直列回路に流れる電流によって帰還抵抗20の両端に発生する電圧が比較回路16に印加され、比較回路16では設定電圧Vref2と帰還電圧の比較を行い、冷陰極蛍光管18にほぼ一定の電流が流れるように発振制御回路15に信号を送る。発振制御回路15は比較回路16の出力にあわせた周波数での発振を行うよう可変発振回路14に出力を印加する。この比較回路16は冷陰極蛍光管点灯開始前は動作を行わない。
【0008】
図8に示す圧電トランスの駆動回路の動作について、図7を用いて説明を行う。図7は、図6に示す圧電トランス10の昇圧比の周波数特性である。冷陰極蛍光管18の点灯開始時は曲線P1であり、定常動作時は曲線P2である。点灯開始時には冷陰極蛍光管18のインピーダンスが無負荷に近い状態であるため、圧電トランス10の昇圧比はそれに従って高くなり、定常動作時には冷陰極蛍光管18のインピーダンスは比較的重い負荷となるため、圧電トランス10の昇圧比はそれに従って低くなる。
【0009】
点灯開始時には、圧電トランス10の駆動周波数はfaであり、それに対応した出力電圧Vaが冷陰極蛍光管18に印加される。圧電トランス10の出力電圧が冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧となるまで順次駆動周波数が発振制御回路15により下げられる。そして、冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧Vb(駆動周波数fb)となると、冷陰極蛍光管18が点灯し、圧電トランス10の昇圧比の周波数特性は曲線P2にうつる。その結果、圧電トランス10の出力電圧はそれに対応した電圧となり、冷陰極蛍光管18の設定電流となるよう曲線P2上で発振制御回路15により、圧電トランス10の駆動周波数の制御が行われる。
【0010】
このようにして、冷陰極蛍光管18は安定に点灯する。自励発振方式で駆動する場合は、温度によって共振周波数が変化しても、自動的に駆動周波数が共振周波数に追尾する。
【0011】
このように、圧電インバータを構成することにより、冷陰極蛍光管18に流れる電流を一定となるように制御することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上に説明した従来の圧電トランスの駆動回路では、圧電トランスの駆動は単一の振動モードで行われている。
【0013】
しかしながら、冷陰極蛍光管のように起動時と定常動作時でインピーダンスが大きく変化するような負荷の場合(例えば、起動時の無限大から定常動作時の数百kΩまで変化する負荷)、圧電トランスの特性もこれに伴い大きく変化する。圧電トランスの昇圧比の周波数特性を示す図7より、冷陰極蛍光管点灯開始時には非常に大きな昇圧比を得ることができ、点灯時には圧電トランスの昇圧比が低下していることが分かる。また、圧電トランスを共振周波数から離れたところで駆動を行った場合、昇圧比の低下や、変換効率の低下が起こる。
【0014】
圧電トランスの定常動作時には1次側電極から見たインピーダンスが大きくなり、昇圧比が低下する。その結果、圧電トランスの振幅も小さくなるため、信頼性に対しては問題ない。しかしながら、起動時には冷陰極蛍光管に高電圧が必要とされることや、圧電トランスの入力インピーダンスが小さいため、昇圧比が高く、大振幅での動作となる。その結果、非常に大きな歪みで駆動を行うことになるため、信頼性の低下につながる。
【0015】
このように、圧電トランスの破壊の原因が点灯開始時での大振幅動作によるため、点灯開始時には圧電トランスの破壊を防ぐような制御が必要となるという課題がある。
【0016】
例えば、圧電トランスをλ/2振動モードで駆動を行った場合の変位分布と応力分布を図4に示す。λ/2振動モードで駆動を行った場合、応力は分極の境界部で最大となる。分極の境界部では厚み方向の分極軸と長手方向の分極軸により、分極による残留応力による歪みから比較的強度が弱いものになっている。そのため、分極軸が不連続となりやすい分極の境界部が応力最大点になることは、圧電トランスにとって好ましくない。
【0017】
本発明は、従来の圧電トランスの駆動におけるこのような課題を考慮し、軽負荷時の大振幅動作による歪みで圧電トランスの信頼性が低下することを防ぎ、さらに小型で、高効率動作が可能な圧電トランスの駆動方法及び駆動回路を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、圧電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であって、圧電トランスの負荷に応じて圧電トランスの駆動における振動モードを変化させる圧電トランスの駆動方法である。
【0019】
請求項2の本発明は、圧電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であって、圧電トランスの起動時は第1の振動モードにより駆動し、定常動作時には第2の振動モードにより駆動する圧電トランスの駆動方法である。
【0020】
請求項4の本発明は、第1の振動モードの周波数範囲の交流電圧を発生する第1の可変発振回路と、圧電効果を利用して1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの起動時は第1の可変発振回路を動作させて第1の振動モードの周波数範囲内の交流電圧を1次側電極に入力させ、圧電トランスの定常動作時には第1の可変発振回路を動作させない起動制御回路と、第2の振動モードの周波数範囲の交流電圧を発生する第2の可変発振回路と、圧電トランスの起動時は第2の可変発振回路の動作を停止させ、圧電トランスの定常動作時には負荷に供給される電流が一定となるように第2の可変発振回路を動作させて第2の振動モードの周波数範囲内の交流電圧を1次側電極に入力させる周波数制御回路とを備えた圧電トランスの駆動回路である。
【0021】
以上の構成により、圧電トランスの起動時は分極の境界部に応力の最大点がこない第1の振動モードで駆動を行い、定常動作時は第2の振動モードの周波数範囲で負荷に流れる電流が一定となるように周波数の制御を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の圧電トランスの駆動回路を示すブロック図であり、本発明の駆動方法についてもあわせて説明する。
【0024】
図1において、110はローゼン型圧電トランスである。113は定常動作時における圧電トランス110を駆動する交流駆動信号を発生する第2の可変発振回路である可変発振回路である。可変発振回路113の出力は通常はパルス波形であり、駆動回路112により高周波成分を取り除かれて正弦波に近い交流信号に変換される。駆動回路112の出力は圧電トランス110を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧電トランス110の1次側電極に入力される。圧電トランス110の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電極から取り出される。圧電トランス110の2次側電極には、冷陰極蛍光管118と帰還抵抗119が直列に接続されている。2次側電極から出力された高圧電圧は冷陰極蛍光管118の一方の入力端子に印加され、冷陰極蛍光管118が点灯する。
【0025】
冷陰極蛍光管118を流れる電流は帰還抵抗119により電圧に変換され、管電流検出回路115に入力される。管電流検出回路115は入力された交流信号を直流信号に変換し周波数制御回路114に入力する。周波数制御回路114で、入力された信号は管電流設定電圧(Vref)と比較され、管電流が大きければ、駆動周波数を第2の振動モードの共振周波数から遠ざけ、管電流が小さければ、駆動周波数を第2の振動モードの共振周波数に近づけるよう周波数制御を行う。
【0026】
これらの管電流検出回路115、周波数制御回路114、可変発振回路113、駆動回路112は冷陰極蛍光管118の点灯開始時には動作を行わない。
【0027】
また、116は点灯開始時における圧電トランス110を駆動する交流駆動信号を発生する第1の可変発振回路である可変発振回路である。起動制御回路120は、冷陰極蛍光管118の点灯開始時に動作を行い、第1の振動モードにおける共振周波数の近傍で可変発振回路116の制御を行う。可変発振回路113と可変発振回路116では、それぞれ、第2の振動モード、第1の振動モードの周波数範囲でのパルス波形の周波数となる。
【0028】
本実施の形態のように、圧電トランスの起動時と定常動作時とで振動モードを周波数により変化させることで、信頼性の高い駆動回路を提供できる。さらに、冷陰極蛍光管118に流れる電流を一定にする自励方式で駆動を行うことにより、冷陰極蛍光管118の負荷が変動したり、温度により圧電トランスの特性が変化しても冷陰極蛍光管118を安定に点灯できる。
【0029】
図2は、図6に示すローゼン型圧電トランスの1次電極側から見た入力インピーダンスの周波数特性を示す図であり、λ/2振動モードとλ振動モードの入力インピーダンスの周波数特性を示している。このように、1つの圧電トランスで周波数によりλ/2振動モードとλ振動モードの両方を励振できる。
【0030】
この2つの振動モードに対して、昇圧比の変化を、同じ負荷を出力端に接続し測定を行った結果を図3に示す。横軸はそれぞれの振動モードに合った任意の駆動周波数であり、縦軸は同一スケールとする。同じ負荷の場合、λ振動モードはλ/2振動モードよりも高い昇圧比を得ることができる。点灯開始時には冷陰極管に高電圧が必要なため、昇圧比の高いλ振動モードを用い、定常動作時には冷陰極管に必要な電圧が減少するため、λ/2振動モードを用いて冷陰極管の駆動を行っても差し支えない。
【0031】
さらに、図5に圧電トランスをλ振動モードで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す。λ/2振動モードを用いた場合、応力の最大点と分極の境界部が一致したが(図4参照)、λ振動モードを用いた場合、応力の最大点は矩形板の長さをLとした場合、両端面からそれぞれL/4の位置になる。そのため、圧電トランスをλ振動モードで駆動を行った方が、信頼性を低下することなく駆動を行うことができる。
【0032】
なお、上記実施の形態では、圧電トランスを定常動作時の振動モードが2分の1波長振動モードであり、起動時の振動モードが1波長振動モードとしたが、これに限らず、分極の境界部が応力最大点となるのを防ぐように起動時の振動モードを選択すれば、他の振動モードでも同様の効果を得ることができる。例えば、図9に示すように、厚み方向に分極された圧電矩形板32の中央部の上下面に1次側電極33U、33Dが形成された駆動部と、長手方向に分極された圧電矩形板32の両側端面に2次側電極34L、34Rが形成された発電部とを有する中央に電極があるタイプの圧電トランス31を駆動する場合には、起動時の振動モードを2分の3波長モードとし、定常時の振動モードを2分の1波長モードとすれば分極境界部の応力を小さくすることができる。
【0033】
また、上記実施の形態では、圧電トランスの起動時と定常動作時とで異なる振動モードを用いたが、これに限らず、圧電トランスの負荷に応じて振動モードを変えても良い。すなわち、大振幅動作となるような負荷の場合に、応力最大点を分極の境界部からずらすような振動モードを用いればよい。
【0034】
また、上記実施の形態では、圧電トランスにローゼン型を用いたが、これに限らず、他の構造の圧電トランスの場合においても同様の効果が得られる。
【0035】
また、上記実施の形態では、2次側電極を矩形板の端面に形成する構成の圧電トランスで説明したが、これに限らず、例えば、図10に示すように、2次側電極204L、204Rが圧電矩形板の端面付近の上面に形成された構成であっても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように本発明は、所望の振動モードにより分極の境界部が応力最大点となるような圧電トランスにおいても、起動時の大振幅動作での応力最大点を分極の境界部からずらすことができ、圧電トランスの信頼性の低下を防ぐことができるという長所を有する。
【0037】
また、本発明の駆動方法によれば、信頼性が高く、しかも小型の圧電インバータを提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における圧電トランスの駆動回路を示すブロック図である。
【図2】図6に示す圧電トランスのインピーダンスの周波数特性を示す図である。
【図3】2分の1波長振動モードと1波長振動モードの昇圧比を示す図である。
【図4】圧電振動子を2分の1波長モードで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す図である。
【図5】圧電振動子を1波長モードで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す図である。
【図6】従来の圧電トランスの構造を示す斜視図である。
【図7】図6に示す圧電トランスの昇圧比の周波数特性を示す図である。
【図8】従来の圧電トランスの駆動回路を示すブロック図である。
【図9】本発明における圧電トランスの別の駆動方法の一例を示す斜視図である。
【図10】本発明における圧電トランスの別の構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 低インピーダンス部
2 高インピーダンス部
5、7 圧電層
10、110 圧電トランス
12、112、117 駆動回路
14、113、116 可変発振回路
15 発振制御回路
18、118 冷陰極蛍光管
20、119 帰還抵抗
21 過電圧保護部
111 電源
114 周波数制御回路
115 管電流検出回路
120 起動制御回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種高電圧発生装置に用いられる圧電トランスの駆動方法及び駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に従来の圧電トランスの代表的な構造であるローゼン型圧電トランスの構造を示す。この圧電トランスは電磁トランスに比べて小型化が図れ、不燃性であり、電磁誘導によるノイズを出さないなどの長所を有している。
【0003】
1で示す部分が圧電トランスの低インピーダンス部であり、昇圧用として用いる場合の入力部となる。低インピーダンス部1は圧電層5の厚み方向に分極6が施されており、厚み方向の主面に電極3U、3Dが配置されている。一方、2で示す部分は高インピーダンス部であり、昇圧用として用いる場合の出力部となる。高インピーダンス部2は圧電層7の長手方向に分極8されており、長手方向の端面に電極4が配置されている。
【0004】
図6に示すような圧電トランスは、負荷インピーダンスが無限大のときは非常に高い昇圧比を得ることができ、また負荷インピーダンスが小さくなると昇圧比も減少するという特性から、近年、冷陰極管用の電源として用いられている。圧電トランスを用いたインバータでは、効率よく高電圧を発生することができる。
【0005】
図8は、従来の圧電トランスの自励発振方式駆動回路のブロック図である。同図8において、14は圧電トランス10を駆動する交流駆動信号を発生する可変発振回路である。可変発振回路14の出力は通常はパルス波形であり、波形整形回路13により高周波成分を取り除かれて正弦波に近い交流信号に変換される。波形整形回路13の出力は駆動回路12により圧電トランス10を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧電トランス10の1次側電極に入力される。圧電トランス10の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電極から取り出される。
【0006】
2次側電極から出力された高圧電圧は、冷陰極蛍光管8と帰還抵抗20との直列回路と過電圧保護部21に印加される。過電圧保護部21は分圧抵抗19a,19bと、分圧抵抗19bの両端に発生する電圧と設定電圧Vref1とを比較し、圧電トランス10の2次側電極から出力される高圧電圧が設定電圧よりも高くなるのを防ぐように発振制御回路15に信号を送る比較回路17からなる。この過電圧保護部21の比較回路17は冷陰極蛍光管18が点灯している時は動作を停止している。
【0007】
また、冷陰極蛍光管18と帰還抵抗20の直列回路に流れる電流によって帰還抵抗20の両端に発生する電圧が比較回路16に印加され、比較回路16では設定電圧Vref2と帰還電圧の比較を行い、冷陰極蛍光管18にほぼ一定の電流が流れるように発振制御回路15に信号を送る。発振制御回路15は比較回路16の出力にあわせた周波数での発振を行うよう可変発振回路14に出力を印加する。この比較回路16は冷陰極蛍光管点灯開始前は動作を行わない。
【0008】
図8に示す圧電トランスの駆動回路の動作について、図7を用いて説明を行う。図7は、図6に示す圧電トランス10の昇圧比の周波数特性である。冷陰極蛍光管18の点灯開始時は曲線P1であり、定常動作時は曲線P2である。点灯開始時には冷陰極蛍光管18のインピーダンスが無負荷に近い状態であるため、圧電トランス10の昇圧比はそれに従って高くなり、定常動作時には冷陰極蛍光管18のインピーダンスは比較的重い負荷となるため、圧電トランス10の昇圧比はそれに従って低くなる。
【0009】
点灯開始時には、圧電トランス10の駆動周波数はfaであり、それに対応した出力電圧Vaが冷陰極蛍光管18に印加される。圧電トランス10の出力電圧が冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧となるまで順次駆動周波数が発振制御回路15により下げられる。そして、冷陰極蛍光管18の点灯開始電圧Vb(駆動周波数fb)となると、冷陰極蛍光管18が点灯し、圧電トランス10の昇圧比の周波数特性は曲線P2にうつる。その結果、圧電トランス10の出力電圧はそれに対応した電圧となり、冷陰極蛍光管18の設定電流となるよう曲線P2上で発振制御回路15により、圧電トランス10の駆動周波数の制御が行われる。
【0010】
このようにして、冷陰極蛍光管18は安定に点灯する。自励発振方式で駆動する場合は、温度によって共振周波数が変化しても、自動的に駆動周波数が共振周波数に追尾する。
【0011】
このように、圧電インバータを構成することにより、冷陰極蛍光管18に流れる電流を一定となるように制御することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上に説明した従来の圧電トランスの駆動回路では、圧電トランスの駆動は単一の振動モードで行われている。
【0013】
しかしながら、冷陰極蛍光管のように起動時と定常動作時でインピーダンスが大きく変化するような負荷の場合(例えば、起動時の無限大から定常動作時の数百kΩまで変化する負荷)、圧電トランスの特性もこれに伴い大きく変化する。圧電トランスの昇圧比の周波数特性を示す図7より、冷陰極蛍光管点灯開始時には非常に大きな昇圧比を得ることができ、点灯時には圧電トランスの昇圧比が低下していることが分かる。また、圧電トランスを共振周波数から離れたところで駆動を行った場合、昇圧比の低下や、変換効率の低下が起こる。
【0014】
圧電トランスの定常動作時には1次側電極から見たインピーダンスが大きくなり、昇圧比が低下する。その結果、圧電トランスの振幅も小さくなるため、信頼性に対しては問題ない。しかしながら、起動時には冷陰極蛍光管に高電圧が必要とされることや、圧電トランスの入力インピーダンスが小さいため、昇圧比が高く、大振幅での動作となる。その結果、非常に大きな歪みで駆動を行うことになるため、信頼性の低下につながる。
【0015】
このように、圧電トランスの破壊の原因が点灯開始時での大振幅動作によるため、点灯開始時には圧電トランスの破壊を防ぐような制御が必要となるという課題がある。
【0016】
例えば、圧電トランスをλ/2振動モードで駆動を行った場合の変位分布と応力分布を図4に示す。λ/2振動モードで駆動を行った場合、応力は分極の境界部で最大となる。分極の境界部では厚み方向の分極軸と長手方向の分極軸により、分極による残留応力による歪みから比較的強度が弱いものになっている。そのため、分極軸が不連続となりやすい分極の境界部が応力最大点になることは、圧電トランスにとって好ましくない。
【0017】
本発明は、従来の圧電トランスの駆動におけるこのような課題を考慮し、軽負荷時の大振幅動作による歪みで圧電トランスの信頼性が低下することを防ぎ、さらに小型で、高効率動作が可能な圧電トランスの駆動方法及び駆動回路を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、圧電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であって、圧電トランスの負荷に応じて圧電トランスの駆動における振動モードを変化させる圧電トランスの駆動方法である。
【0019】
請求項2の本発明は、圧電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であって、圧電トランスの起動時は第1の振動モードにより駆動し、定常動作時には第2の振動モードにより駆動する圧電トランスの駆動方法である。
【0020】
請求項4の本発明は、第1の振動モードの周波数範囲の交流電圧を発生する第1の可変発振回路と、圧電効果を利用して1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの起動時は第1の可変発振回路を動作させて第1の振動モードの周波数範囲内の交流電圧を1次側電極に入力させ、圧電トランスの定常動作時には第1の可変発振回路を動作させない起動制御回路と、第2の振動モードの周波数範囲の交流電圧を発生する第2の可変発振回路と、圧電トランスの起動時は第2の可変発振回路の動作を停止させ、圧電トランスの定常動作時には負荷に供給される電流が一定となるように第2の可変発振回路を動作させて第2の振動モードの周波数範囲内の交流電圧を1次側電極に入力させる周波数制御回路とを備えた圧電トランスの駆動回路である。
【0021】
以上の構成により、圧電トランスの起動時は分極の境界部に応力の最大点がこない第1の振動モードで駆動を行い、定常動作時は第2の振動モードの周波数範囲で負荷に流れる電流が一定となるように周波数の制御を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の圧電トランスの駆動回路を示すブロック図であり、本発明の駆動方法についてもあわせて説明する。
【0024】
図1において、110はローゼン型圧電トランスである。113は定常動作時における圧電トランス110を駆動する交流駆動信号を発生する第2の可変発振回路である可変発振回路である。可変発振回路113の出力は通常はパルス波形であり、駆動回路112により高周波成分を取り除かれて正弦波に近い交流信号に変換される。駆動回路112の出力は圧電トランス110を駆動するのに十分なレベルに電圧増幅され、圧電トランス110の1次側電極に入力される。圧電トランス110の圧電効果により昇圧された出力電圧は2次側電極から取り出される。圧電トランス110の2次側電極には、冷陰極蛍光管118と帰還抵抗119が直列に接続されている。2次側電極から出力された高圧電圧は冷陰極蛍光管118の一方の入力端子に印加され、冷陰極蛍光管118が点灯する。
【0025】
冷陰極蛍光管118を流れる電流は帰還抵抗119により電圧に変換され、管電流検出回路115に入力される。管電流検出回路115は入力された交流信号を直流信号に変換し周波数制御回路114に入力する。周波数制御回路114で、入力された信号は管電流設定電圧(Vref)と比較され、管電流が大きければ、駆動周波数を第2の振動モードの共振周波数から遠ざけ、管電流が小さければ、駆動周波数を第2の振動モードの共振周波数に近づけるよう周波数制御を行う。
【0026】
これらの管電流検出回路115、周波数制御回路114、可変発振回路113、駆動回路112は冷陰極蛍光管118の点灯開始時には動作を行わない。
【0027】
また、116は点灯開始時における圧電トランス110を駆動する交流駆動信号を発生する第1の可変発振回路である可変発振回路である。起動制御回路120は、冷陰極蛍光管118の点灯開始時に動作を行い、第1の振動モードにおける共振周波数の近傍で可変発振回路116の制御を行う。可変発振回路113と可変発振回路116では、それぞれ、第2の振動モード、第1の振動モードの周波数範囲でのパルス波形の周波数となる。
【0028】
本実施の形態のように、圧電トランスの起動時と定常動作時とで振動モードを周波数により変化させることで、信頼性の高い駆動回路を提供できる。さらに、冷陰極蛍光管118に流れる電流を一定にする自励方式で駆動を行うことにより、冷陰極蛍光管118の負荷が変動したり、温度により圧電トランスの特性が変化しても冷陰極蛍光管118を安定に点灯できる。
【0029】
図2は、図6に示すローゼン型圧電トランスの1次電極側から見た入力インピーダンスの周波数特性を示す図であり、λ/2振動モードとλ振動モードの入力インピーダンスの周波数特性を示している。このように、1つの圧電トランスで周波数によりλ/2振動モードとλ振動モードの両方を励振できる。
【0030】
この2つの振動モードに対して、昇圧比の変化を、同じ負荷を出力端に接続し測定を行った結果を図3に示す。横軸はそれぞれの振動モードに合った任意の駆動周波数であり、縦軸は同一スケールとする。同じ負荷の場合、λ振動モードはλ/2振動モードよりも高い昇圧比を得ることができる。点灯開始時には冷陰極管に高電圧が必要なため、昇圧比の高いλ振動モードを用い、定常動作時には冷陰極管に必要な電圧が減少するため、λ/2振動モードを用いて冷陰極管の駆動を行っても差し支えない。
【0031】
さらに、図5に圧電トランスをλ振動モードで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す。λ/2振動モードを用いた場合、応力の最大点と分極の境界部が一致したが(図4参照)、λ振動モードを用いた場合、応力の最大点は矩形板の長さをLとした場合、両端面からそれぞれL/4の位置になる。そのため、圧電トランスをλ振動モードで駆動を行った方が、信頼性を低下することなく駆動を行うことができる。
【0032】
なお、上記実施の形態では、圧電トランスを定常動作時の振動モードが2分の1波長振動モードであり、起動時の振動モードが1波長振動モードとしたが、これに限らず、分極の境界部が応力最大点となるのを防ぐように起動時の振動モードを選択すれば、他の振動モードでも同様の効果を得ることができる。例えば、図9に示すように、厚み方向に分極された圧電矩形板32の中央部の上下面に1次側電極33U、33Dが形成された駆動部と、長手方向に分極された圧電矩形板32の両側端面に2次側電極34L、34Rが形成された発電部とを有する中央に電極があるタイプの圧電トランス31を駆動する場合には、起動時の振動モードを2分の3波長モードとし、定常時の振動モードを2分の1波長モードとすれば分極境界部の応力を小さくすることができる。
【0033】
また、上記実施の形態では、圧電トランスの起動時と定常動作時とで異なる振動モードを用いたが、これに限らず、圧電トランスの負荷に応じて振動モードを変えても良い。すなわち、大振幅動作となるような負荷の場合に、応力最大点を分極の境界部からずらすような振動モードを用いればよい。
【0034】
また、上記実施の形態では、圧電トランスにローゼン型を用いたが、これに限らず、他の構造の圧電トランスの場合においても同様の効果が得られる。
【0035】
また、上記実施の形態では、2次側電極を矩形板の端面に形成する構成の圧電トランスで説明したが、これに限らず、例えば、図10に示すように、2次側電極204L、204Rが圧電矩形板の端面付近の上面に形成された構成であっても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように本発明は、所望の振動モードにより分極の境界部が応力最大点となるような圧電トランスにおいても、起動時の大振幅動作での応力最大点を分極の境界部からずらすことができ、圧電トランスの信頼性の低下を防ぐことができるという長所を有する。
【0037】
また、本発明の駆動方法によれば、信頼性が高く、しかも小型の圧電インバータを提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における圧電トランスの駆動回路を示すブロック図である。
【図2】図6に示す圧電トランスのインピーダンスの周波数特性を示す図である。
【図3】2分の1波長振動モードと1波長振動モードの昇圧比を示す図である。
【図4】圧電振動子を2分の1波長モードで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す図である。
【図5】圧電振動子を1波長モードで駆動を行った場合の変位分布、応力分布を示す図である。
【図6】従来の圧電トランスの構造を示す斜視図である。
【図7】図6に示す圧電トランスの昇圧比の周波数特性を示す図である。
【図8】従来の圧電トランスの駆動回路を示すブロック図である。
【図9】本発明における圧電トランスの別の駆動方法の一例を示す斜視図である。
【図10】本発明における圧電トランスの別の構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 低インピーダンス部
2 高インピーダンス部
5、7 圧電層
10、110 圧電トランス
12、112、117 駆動回路
14、113、116 可変発振回路
15 発振制御回路
18、118 冷陰極蛍光管
20、119 帰還抵抗
21 過電圧保護部
111 電源
114 周波数制御回路
115 管電流検出回路
120 起動制御回路
Claims (7)
- 圧電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であって、前記圧電トランスの負荷に応じて圧電トランスの駆動における振動モードを変化させることを特徴とする圧電トランスの駆動方法。
- 圧電効果を利用して、1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの駆動方法であって、前記圧電トランスの起動時は第1の振動モードにより駆動し、定常動作時には第2の振動モードにより駆動することを特徴とする圧電トランスの駆動方法。
- 前記圧電トランスの負荷が冷陰極管である場合、前記第1の振動モードに高次の振動モードを用い、前記第2の振動モードに基本の振動モードを用いることを特徴とする請求項2に記載の圧電トランスの駆動方法。
- 第1の振動モードの周波数範囲の交流電圧を発生する第1の可変発振回路と、圧電効果を利用して1次側電極から入力された電圧を2次側電極から出力する圧電トランスの起動時は前記第1の可変発振回路を動作させて前記第1の振動モードの周波数範囲内の交流電圧を前記1次側電極に入力させ、前記圧電トランスの定常動作時には前記第1の可変発振回路を動作させない起動制御回路と、第2の振動モードの周波数範囲の交流電圧を発生する第2の可変発振回路と、前記圧電トランスの起動時は前記第2の可変発振回路の動作を停止させ、前記圧電トランスの定常動作時には負荷に供給される電流が一定となるように前記第2の可変発振回路を動作させて前記第2の振動モードの周波数範囲内の交流電圧を前記1次側電極に入力させる周波数制御回路とを備えたことを特徴とする圧電トランスの駆動回路。
- 前記圧電トランスは、圧電矩形板と、その圧電矩形板の長手方向の一方の端面から中央部付近までの上下面に前記1次側電極が設置され、前記圧電矩形板の厚み方向に分極された駆動部と、前記圧電矩形板の長手方向の他方の端面に前記2次側電極が設置され、前記駆動部から前記2次側電極方向あるいは前記2次側電極から前記駆動部方向に分極された発電部とを有するものであって、前記第1の振動モードが前記長手方向の1波長モードであり、前記第2の振動モードが前記長手方向の2分の1波長モードであることを特徴とする請求項4に記載の圧電トランスの駆動回路。
- 前記圧電トランスは、圧電矩形板と、その圧電矩形板の中央部の上下面に実質上左右対称となるように前記1次側電極が設置され、前記圧電矩形板の厚み方向に分極された駆動部と、前記圧電矩形板の長手方向の両端面に前記2次側電極が設置され、前記駆動部から前記2次側電極方向あるいは前記2次側電極から前記駆動部方向に分極された発電部とを有するものであって、前記第1の振動モードが前記長手方向の2分の3波長モードであり、前記第2の振動モードが前記長手方向の2分の1波長モードであることを特徴とする請求項4に記載の圧電トランスの駆動回路。
- 前記2次側電極は前記圧電矩形板の端面付近に形成されていることを特徴とする請求項5、または6に記載の圧電トランスの駆動回路。
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