JP3835637B2 - 2サイクル内燃機関の潤滑方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、燃焼室内混合気の吹抜けを阻止して、燃費および排気浄化性能を高めた2サイクル内燃機関の潤滑方法に関し、さらに詳しくは、燃焼室と該燃焼室に隣接するチャンバー部との連通路に、該連通路を開閉自在に制御する制御弁を配設するとともに、該連通路を介して前記燃焼室に燃料または混合気を、前記チャンバーに高圧縮ガスを、それぞれ噴出もしくは充填する2サイクル内燃機関において、特に制御弁の軸受部の潤滑と、シリンダ孔とピストンとの摺動部の潤滑とを良好にして、保守性の向上と、さらなる燃費の向上とを図った2サイクル内燃機関の潤滑方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来の2サイクル内燃機関では、気化器等により供給された燃料が吸入空気と混合され、この混合気がクランク室内に吸入された後、掃気開口を介して燃焼室に供給され、排気開口の開放時期が掃気開口の開放時期よりも早く(排気開口の開口上縁が掃気開口の開口上縁より高い)設定されているため、燃焼室内に供給された混合気が排気通路に排出され、いわゆる、吹抜けが生じ易かった。
【0003】
この吹抜けは、排気チャンバーの排気脈動効果により、抑制されるものの、全運転域に亘っては、抑制は困難であり、その結果、燃費と排気浄化性能とに影響が出ていた。
【0004】
これを解決するものとして、特開平3−100318号公報および特開平5−302521号公報の2サイクル内燃機関があった。
【0005】
特開平3−100318号公報に記載された2サイクル内燃機関では、クランク室に逆止弁を介して高圧室が接続され、該高圧室と燃焼室とは空気通路でもって接続され、該空気通路の下端に電磁弁が介装され、該空気通路の上端には、燃焼室に向って燃料を噴射し得る燃料噴射弁が設けられている。
【0006】
また、特開平5−302521号公報に記載された2サイクル内燃機関では、クランクケースとシリンダブロックとに隣接してチャンバーが配設され、クランク室とチャンバーとの間に吸気制御弁が介装されるとともに、該チャンバーとシリンダの燃焼室との間に掃気制御弁が介装され、該チャンバー内に向って燃料を噴射する燃料噴射弁が設けられている。
【0007】
【解決しようとする課題】
しかしながら、特開平3−100318号公報記載の2サイクル内燃機関においては、シリンダ側壁に燃焼室に臨んで燃料供給用開口を設け、該開口に向けて垂直に直に燃料噴射弁を配設しているため、噴霧は反対側の排気開口側のシリンダ壁に衝突して、そこに付着し易い。
【0008】
また、ピストンと噴霧が干渉しないように、噴霧時期を早めると、排気開口に吹き抜け易くなり、逆に噴霧時期を遅らせるために燃料供給用開口を高い位置に配設すると、燃料噴射弁が直接高温の燃焼ガスに曝され、噴射弁に高い耐熱性が要求される。
【0009】
また、特開平5−302521号公報記載の2サイクル内燃機関においては、掃気制御弁から噴射される混合気は、全ての掃気開口を介して燃焼室に供給される構造とされているため、混合気の排気開口からの吹抜けが避けられない。
【0010】
本出願人は、これら従来のものが有する問題点を解決したものとして、先に特願平8−269366号の出願をした。この出願の2サイクル内燃機関においては、燃焼室と該燃焼室の側方に並設され燃料噴射装置に連なるチャンバーとの連通路に、該連通路を開閉自在に制御する制御弁を配設するとともに、該連通路を介して前記燃焼室に燃料を、前記チャンバーに高圧縮ガスを、それぞれ噴出もしくは充填するようにされているので、掃気初期には、空気のみによる掃気が行なわれ、混合気がそのまま燃焼室内を通過して排気通路へ排出される吹抜けが未然に阻止される。また、燃焼室に供給される燃料(濃混合気)は、燃焼室内で適正な濃度の混合気となり、良好な燃焼が得られるので、高水準の燃費と、高い排気浄化性能が達成され得る。
【0011】
しかしながら、本出願人による前記出願のものは、前記制御弁の軸受部の潤滑が、オイルシールによって密封された左右の軸受部にオイルを封入し、これら左右の軸受部を連通させて行なわれていたので、オイルの劣化や消費に対して、定期的なメンテナンスが必要とされていた。
【0012】
また、シリンダ孔とピストン間の摺動部の潤滑は、排気開口側のシリンダ壁面に設けられたオイル供給孔(図5、オイル供給孔66参照)よりオイルを供給して行なわれていたが、燃焼室に臨む濃混合気供給用開口や、高圧縮ガス取入れ用開口の側は、濃混合気による油膜の洗浄や、点火爆発による高温高圧縮ガスの熱的影響により、潤滑油被膜が形成されにくく、シリンダ孔とピストン間の摺動部に潤滑不足を生じることがあった。
【0013】
【課題を解決するための手段および効果】
本願の発明は、このような難点を克服した2サイクル内燃機関の潤滑方法の改良に係り、その請求項1に記載された発明は、燃焼室と該燃焼室に隣接するチャンバー部との連通路に、該連通路を開閉自在に制御する制御弁を配設するとともに、前記連通路を介して前記燃焼室に燃料または混合気を、前記チャンバーに高圧縮ガスを、それぞれ噴出もしくは充填する2サイクル内燃機関の潤滑方法において、前記制御弁の軸受部にオイルを供給し、該軸受部の潤滑を行なうとともに、前記連通路内に滲出させ、該オイルを前記燃料または混合気の噴出流に乗じてシリンダ孔とピストンとの摺動部に供給し、該摺動部を潤滑するようにしたことを特徴とする2サイクル内燃機関の潤滑方法である。
【0014】
請求項1に記載された発明は、前記のように構成されているので、制御弁の軸受部には常に新しいオイルが供給されるため、メンテナンスの必要性が軽減される。また、制御弁の軸受部からシリンダ孔とピストンとの摺動部に、連通路を介してオイルを一度に供給することができるので、これらの部分の潤滑を容易に行なうことができる。
【0015】
さらに、潤滑油被膜が形成されにくい濃混合気供給用開口や高圧縮ガス取入れ用開口の側において、連通路やこれらの開口を介し燃料または混合気の噴出流に乗じさせてオイルを供給するので、同側におけるシリンダ孔とピストンとの摺動部に確実にオイルが供給され、均一な潤滑油被膜を形成することができる。
【0016】
また、請求項2記載のように請求項1記載の発明を構成することにより、オイル孔等の特別の加工を要さずに、オイルを制御弁の軸受部から前記開口側のシリンダ孔とピストンとの摺動部に供給することができるので、オイルの該摺動部への供給が容易になる。
【0017】
また、請求項3記載のように請求項1または請求項2記載の発明を構成することにより、連通路の数、したがって、また、燃焼室に臨む開口の数が増えて、これら開口が存する側におけるシリンダ孔とピストンとの摺動部が広がっても、該摺動部の全域にオイルを容易に、かつ十分に供給することができる。
【0018】
さらに、その請求項4に記載された発明は、燃焼室と該燃焼室に隣接するチャンバー部との連通路に、該連通路を開閉自在に制御する制御弁を配設するとともに、前記連通路を介して前記燃焼室に燃料または混合気を、前記チャンバーに高圧縮ガスを、それぞれ噴出もしくは充填する2サイクル内燃機関の潤滑方法において、前記連通路をシリンダ孔に開口させるとともに、該開口部側の該シリンダ孔とピストンとの摺動部にオイルを供給し、かつ前記連通路のシリンダ孔側開口の下方に形成された掃気開口と、該掃気開口に連なる掃気通路とを介して前記シリンダ孔とピストンとの摺動部にオイルを供給して、該摺動部を潤滑するようにしたことを特徴とする2サイクル内燃機関の潤滑方法。
【0019】
請求項4に記載された発明は、前記のように構成されているので、潤滑油被膜が形成されにくい、連通路のシリンダ孔側開口である濃混合気供給用開口や高圧縮ガス取入れ用開口の側において、これら開口の側の該シリンダ孔とピストンの摺動部にオイルを供給できるので、同側におけるシリンダ孔とピストンとの摺動部に均一な潤滑油被膜を形成することができる。
また、シリンダ孔に開口する開口(オイル供給用の開口)の数を増やすことなく、連通路のシリンダ孔側開口の下方に形成された掃気開口と、該掃気開口に連なる掃気通路とを有効に利用して、該連通路のシリンダ孔側開口の側の該シリンダ孔とピストン摺動部にオイルを供給することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、先ず、図1および図2に図示される本願の請求項1ないし請求項3に記載された発明の一実施形態(実施形態1)について説明する。
図1は、本実施形態における火花点火式2サイクル内燃機関の縦断側面図、図2は図1のII−II線で切断した横断側面図である。
【0023】
これらの図において、火花点火式2サイクル内燃機関1は、図示されない自動二輪車に搭載されるもので、該火花点火式2サイクル内燃機関1では、クランクケース2の上方にシリンダブロック3およびシリンダヘッド4が順次重ねられて、相互に一体に結合されている。
【0024】
また、シリンダブロック3に形成されたシリンダ孔5にピストン6が上下に摺動自在に嵌装され、該ピストン6とクランク軸8とは連接棒7によって相互に連結されており、ピストン6の昇降に伴なってクランク軸8が回転駆動されるようになっている。
【0025】
さらに、車体後方から前方に指向した吸気通路10がクランクケース2の吸気通路10に接続され、該吸気通路10にはスロットル弁(図示されず)とリード弁12とが直列に介装され、スロットル弁は図示されない連結手段を介してスロットルグリップ(図示されず)に連結されており、スロットルグリップを一方向へ捩ると、スロットル弁の開度が増大するようになっている。
【0026】
さらにまた、クランクケース2およびシリンダブロック3には、シリンダ孔5の上部とクランク室9とを連通する左右2本ずつ全体で4本の空気供給用掃気通路14と、後述する混合気供給用開口(燃料供給用開口)22および高圧縮ガス取入れ用開口27下方に開口する後方の空気供給用掃気通路40との、全部で5本の空気供給用掃気通路が形成され、それらのシリンダ孔5側の端部は、開口15、41とされて、該シリンダ孔5に開口している。空気供給用掃気通路40は、リード弁12の後流側のクランクケース2の吸気通路10に直接連なっている。
【0027】
排気通路16のシリンダ孔5側排気開口17は、これら空気供給用掃気通路14、40の開口15、41より高い位置にまで延びて、後述する混合気供給用開口(燃料供給用開口)22、高圧縮ガス取入れ用開口27と対抗した位置に配置されている。18は排気通路16の排気開口17上縁近くに設けられた、排気断面積ならびに排気タイミングを可変とする排気制御弁である。
シリンダ孔5の上方の略半球形状の燃焼室13は、排気開口17寄りにオフセットされ、該燃焼室13に点火栓19が配設されている。
【0028】
車体後方寄りに位置して、燃焼室13側方のシリンダブロック3には、チャンバー20が並設されている。そして、該チャンバー20と燃焼室13(シリンダ孔5の上方部分)とを連通する第1連通路28、第2連通路21の途中の弁収納孔23には、回転弁(制御弁)32が回転自在に嵌装され、該回転弁32は、図示されない伝動機構により、クランク軸8と反対方向 (図1で時計方向) に同一回転速度で回転駆動されるようになっている。33は回転弁32の一端に装着され、前記図示されない伝動機構が架渡されるプーリである。
【0029】
前記第1連通路28には、燃焼室13からチャンバー20に高圧縮ガスが流れる。また、前記第2連通路21には、チャンバー20から燃焼室13に混合気もしくは該混合気を形成する前の高圧縮ガスが流れる。そして、これら両連通路28、21における高圧縮ガスと混合気の流れは、回転弁32を構成し第1連通路28に設けられる一方の第1制御弁34と、回転弁32を構成し第2連通路21に設けられる他方の第2制御弁(混合気噴射制御弁)35とにより、それぞれ所定のタイミングで開放・遮断制御される。
【0030】
なお、前記第1連通路28は、図2に図示されるように、左右に2個所設けられており、これら左右2個所の第1連通路28の各々に前記第1制御弁34が設けられ、これら左右2個所の第1連通路28の間に、前記第2連通路21が配置されている。
【0031】
混合気の形成は、次のようにしてなされる。
図2に図示されるように、チャンバー20の左右両側には、燃料噴射装置26がシリンダブロック3に左右対称に取り付けられており、これらの燃料噴射装置26より噴射された燃料は、第2制御弁35が第2連通路21を連通させる前に、該第2制御弁35の周方向切欠き35a が面する混合気形成用空間(第2連通路21の途中に、その一部として形成される。)内に両側斜め下方から噴出される。その噴出位置は、平面視第2連通路21の略中央部であり(図2参照)、該位置において、チャンバー20は、該第2連通路21のチャンバー20側開口36、前記混合気形成用空間を介して燃料噴射装置26に連なっている。
【0032】
次いで、第2制御弁35が第2連通路21を連通させると、チャンバー20に充填されていた高圧縮ガスが、第2連通路21のチャンバー20側開口36より該第2連通路21内に流入し、待機していた燃料と混合して混合気を形成しつつ、チャンバー20内の高圧により圧送されて、混合気供給用開口22から燃焼室13に噴射される。
【0033】
回転弁(制御弁)32の軸受部の潤滑、および連通路21、28のシリンダ孔5側開口22、27の側の該シリンダ孔5とピストン6との摺動部の潤滑は、次のようにしてなされる。
回転弁32の左右の軸受部50、51には、回転弁32の収納孔23の壁面にオイル供給孔52、53が形成されており、これらオイル供給孔52、53を介してオイルが、図示されないオイルポンプから軸受部50、51の内部空間54、55に供給される。
【0034】
該内部空間54、55に流入したオイルは、そこに配置されたボールベアリングを潤滑して、その後、回転弁32の外周面と収納孔23の内壁面との間隙を通って弁軸方向中央に向かって流れ、連通路21、28内に滲出し、これら連通路21、28の壁面を伝って混合気供給用開口22、高圧縮ガス取入れ用開口27からシリンダ孔5内に流出する。
そして、ピストン6の往復動により攪乱されて、これら開口22、27側のシリンダ孔5とピストン6との摺動部の全域に広がり、該摺動部を潤滑する。
【0035】
図示の火花点火式2サイクル内燃機関1は、前記のように構成されているので、次のように作動する。
図示されないスタータモータによりクランク軸8が図1にて反時計方向へ回転駆動されると、図3に図示されるように、上死点(TDC)前90°の時点にて排気開口17がピストン6により閉塞されて圧縮工程に入る。そうすると、第1制御弁34が開いて第1連通路28を連通させ、燃焼室13内の高圧縮ガスが、高圧縮ガス取入れ用開口27、第1連通路28、開口38を介してチャンバー20内に充填される。
【0036】
さらに、上死点(TDC)前75°の時点にて第2連通路21の燃焼室13側端部の混合気供給用開口22がピストン6により閉塞され、その後、高圧縮ガス取入れ用開口27がピストン6により閉塞され、燃焼室13への混合気の供給、チャンバー20への高圧縮ガスの充填が相次いで終了する。
【0037】
さらに燃焼室13が圧縮され、上死点前所定タイミングにて点火栓19が点火され、また、ピストン6の上昇によりクランク室9は膨張を続けて、吸気が続行される。
【0038】
そして、上死点(TDC)に達した後、燃焼室13内の混合気が燃焼して膨張するとともに、ピストン6の下降によりクランク室9は圧縮され、クランク室9内の空気は圧縮される。
さらに、上死点(TDC)から90°経過した時点 (排気制御弁18の上下位置で変動する) で、排気開口17が開放され、燃焼ガスが排気通路16より排出される。
【0039】
さらにまた、上死点(TDC)から約122 °経過した時点で、ピストン6の下降により掃気開口15、41が開口され、クランク室9内の圧縮された空気 (燃料を含んでいない) が空気供給用掃気通路14、40を介して掃気開口15、41より燃焼室13内に流入し、燃焼室13内の既燃焼ガスが排気開口17の方に向って押し出され、空気のみによる掃気が行なわれ、それと同時に燃料噴射装置26より燃料が、第2制御弁35の切欠き35a が面する混合気形成用空間内に噴出される。
【0040】
次に、下死点(BDC)から約58°経過した時点で掃気開口15、41がピストン6の上昇により閉塞され、掃気開口15、41からの空気の流入による掃気が停止されるとともに、ほぼこの時点から、第2制御弁35が第2連通路21を連通させ、混合気が混合気供給用開口22から燃焼室13内に噴射され、残留既燃ガスを掃気し、同時に、ピストン6の上昇によるクランク室9の膨張でもって、吸気通路10よりリード弁12を介してクランク室9内に空気が吸入される。なお、前記残留既燃ガスの掃気に際し、混合気の吹抜けはほとんどない。
【0041】
本実施形態における火花点火式2サイクル内燃機関1は、前記のように構成され、前記のように作動するので、次のような効果を奏することができる。
図示の火花点火式2サイクル内燃機関1では、掃気初期に空気のみによる掃気が行なわれるので、混合気がそのまま燃焼室13内を通過して排気通路16へ排出される吹抜けが未然に阻止され、燃費の向上と未燃ガスによる大気汚染の防止が達成され得る。
【0042】
また、チャンバー20に充填された空気と燃料噴射装置26より噴射された燃料とにより第2連通路21内において生成される混合気は、濃い混合気であり、これが、空気供給用掃気通路14を通過した燃料を含まない空気によって充分に掃気された燃焼室13内に流入するので、該燃焼室13内で適正な濃度の混合気となり、良好な燃焼が得られて、高水準の燃費と、高い排気浄化性能が達成され得る。
【0043】
また、回転弁(制御弁)32の軸受部50、51には常に新しいオイルが供給されるため、メンテナンスの必要性が軽減される。また、回転弁32の軸受部50、51からシリンダ孔5とピストン6との摺動部に、連通路21、28を介してオイルを一度に供給することができるので、これらの部分の潤滑を容易に行なうことができる。
【0044】
さらに、潤滑油被膜が形成されにくい濃混合気供給用開口22や高圧縮ガス取入れ用開口27の側において、連通路21、28やこれらの開口22、27を介してオイルを供給するので、同側におけるシリンダ孔5とピストン6との摺動部に確実にオイルが供給され、均一な潤滑油被膜を形成することができる。
【0045】
また、短いオイル供給孔52、53を収納孔23の壁面に形成するのみであり、その他特別の加工を要さずに、オイルを回転弁32の軸受部50、51から開口22、27側のシリンダ孔5とピストン6との摺動部に供給することができるので、オイルの該摺動部への供給が容易になる。
【0046】
また、第2連通路21と2つの第1連通路28、したがってまた、それらの開口22と2つの開口27とは、横断側面図(図2参照)で見て、回転弁32の軸方向に広がって並んで配置されており、このため、これら開口22、27が存する側のシリンダ孔5とピストン6との摺動部が広がっているが、このような場合においても、前記のようにオイルを連通路21、28を介してシリンダ孔5とピストン6との摺動部に供給することにより、該摺動部の中央部にまで十分にオイルが行き渡ることになり、該摺動部の全域にオイルを容易に、かつ十分に供給することができる。
【0047】
次に、図4および図5に図示される本願の請求項4および請求項5に記載された発明の一実施形態(実施形態2)について説明する。
図4は、本実施形態における火花点火式2サイクル内燃機関の要部の拡大縦断側面図、図5は図4のV−V線で切断した横断側面図である。
【0048】
本実施形態においては、燃焼室13とチャンバー20との連通路60は、燃焼室13からチャンバー20に高圧縮ガスが、また、チャンバー20から燃焼室13に混合気および高圧縮ガスが流れる共通の連通路とされている。そして、回転弁61の制御部をはさんで燃焼室13側の連通路60aと、チャンバー20側の斜上方に向いた連通路60bと、該連通路60bの中途において該連通路60bに対し直角に折曲され、斜上方に向いた連通路60cとの3つの部分から構成されており、該連通路60cの端部が開口62を介してチャンバー20と連接されている。
【0049】
さらに、チャンバー20側の連通路60b、連通路60c、開口62とからなる連通路系は、図5に図示されるように、チャンバー20を挟んで左右対称に2組形成されており、該連通路60bの端部の取付け孔63に、図示されない燃料噴射装置が取り付けられるようになっている。
【0050】
また、前記連通路60に配設される回転弁(制御弁)61は、深い方の切欠きにより形成される第1制御弁61a と、浅い方の切欠きにより形成される第2制御弁61b とからなっており、該第2制御弁61b は、第1制御弁61a に対し回転方向前方に連続して並んで設けられ、混合気の流れを制御し、第1制御弁61a は、高圧縮ガスの流れを制御する。
【0051】
なお、前記連通路60の燃焼室13との連通部位である混合気供給用(燃料供給用)兼高圧縮ガス取入れ用開口64は、充分な量の高圧縮ガスのチャンバー20への取り込みを容易にするため、また、燃料の霧化をよくするために、その縦方向長さが大きくされ、通路断面積が通路途中のそれよりかなり大きくされて、燃焼室13に向けて大きく広がった形状とされている(図4参照)。
【0052】
本実施形態における回転弁61は、実施形態1におけると略同様に作動して、混合気と高圧縮ガスの流れを制御するが、混合気の流れから高圧縮ガスの流れへの切り替えは、連通路60が共通の連通路とされていることとの関係上、燃焼室13の圧力とチャンバー20の圧力とのバランス関係に依存し、チャンバー20の圧力より燃焼室13の圧力が上回った時に、連通路21内の流れは、混合気の流れから高圧縮ガスの流れへと入れ替わる。
【0053】
そして、ほぼこの時点において、第2制御弁61b による混合気の流れの制御から、第1制御弁61a による高圧縮ガスの流れの制御へと移行する。
以上に述べた回転弁61の作動の点を除いて、本実施形態における火花点火式2サイクル内燃機関の作動は、実施形態1におけると略同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0054】
本実施形態において、連通路60のシリンダ孔5側開口である混合気供給用(燃料供給用)兼高圧縮ガス取入れ用開口64の側の、該シリンダ孔5とピストン6との摺動部の潤滑は、次のようにしてなされる。
連通路60のシリンダ孔5側開口64の左右側の掃気通路14および掃気開口15に至るまでのシリンダ壁に、オイル供給孔65が形成されており、その開口65a から、図示されないオイルポンプにより送給されてきたオイルが、シリンダ孔5内に流出される。そして、ピストン6の往復動により攪乱されて、開口64側のシリンダ孔5とピストン6との摺動部の全域に広がり、該摺動部を潤滑する。なお、従来と同様、排気開口17側のシリンダ壁面に設けられたオイル供給孔66からもオイルが供給されている。
【0055】
本実施形態は、前記のように構成されているので、シリンダ壁における、連通路60およびその開口64の形成位置と掃気通路14およびその開口15の形成位置との間の空いた空間を有効に利用して、開口64の側のシリンダ孔5とピストン6との摺動部にオイルを供給することができ、潤滑油被膜が形成されにくい該部位に、均一な潤滑油被膜を容易に形成することができる。
【0056】
なお、この場合、連通路60は、燃焼室13への混合気の噴射とチャンバー20への高圧縮ガスの充填とにおいて共通にされ、1個のみ形成されているので、その周方向幅は比較的短く、前記摺動部の中央部にも十分にオイルが行き渡って、良好な潤滑が得られる。
その他、実施形態1におけると同様の効果を奏することができる。
【0057】
さらに次に、図6および図2に図示される本願の請求項6に記載された発明の一実施形態(実施形態3)について説明する。
本実施形態は、実施形態1におけると同型式の火花点火式2サイクル内燃機関1に適用されており、図6はその縦断側面図であって、図1と同様の図である。そして、図6のII−II線で切断した横断側面図は、回転弁(制御弁)32の軸受部の潤滑構造、および連通路21、28のシリンダ孔5側開口の側の該シリンダ孔5とピストン6との摺動部の潤滑構造の点を除いて、図2に示されている。
【0058】
本実施形態において、連通路21、28のシリンダ孔5側開口22、27の側の該シリンダ孔5とピストン6との摺動部の潤滑は、次のようになされる。
チャンバー20の下方のシリンダブロック3には、図示されないオイルポンプから供給されるオイルを、掃気開口41近傍の掃気通路40内に供給するためのオイル供給孔70が形成されており、該オイル供給孔70を通じて供給されたオイルは、掃気開口41近傍の掃気通路40に臨む開口から該掃気通路40内に流入し、掃気用空気に搬送されて、掃気開口41からシリンダ内に流入する。
【0059】
掃気開口41は、連通路21、28のシリンダ孔5側開口22、27の下方に形成されているので、該掃気開口41からシリンダ内に流入したオイルは、ピストン6の往復動により攪乱されて、これら開口22、27、41が形成された側のシリンダ孔5とピストン6との摺動部の全域に広がり、該摺動部を潤滑する。
【0060】
本実施形態は、前記のように構成されているので、シリンダ孔5に開口する開口(オイル供給用の開口)の数を増やすことなく、連通路21、28のシリンダ孔5側開口22、27の下方に形成された掃気開口41と、該掃気開口41に連なる掃気通路40とを有効に利用して、該連通路21、28のシリンダ孔5側開口22、27の側の該シリンダ孔5とピストン6との摺動部にオイルを供給することができる。
【0061】
したがって、該摺動部の潤滑が容易になるとともに、オイル供給孔70の数とその形成位置を適宜選択することによって、該摺動部に十分なオイルを行き渡らせることができ、該摺動部の良好な潤滑が得られる。
なお、本実施形態における潤滑方法は、図4および図5に図示される、燃焼室13とチャンバー20との連通路が、混合気および高圧縮ガスの流れに対し、共通の連通路とされる型式の火花点火式2サイクル内燃機関にも、好適に実施され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1ないし請求項3に記載された発明の一実施形態(実施形態1)における火花点火式2サイクル内燃機関の縦断側面図である。
【図2】図1のII−II線で切断した横断側面図である。
【図3】図1の実施形態において、火花点火式2サイクル内燃機関の運転サイクルを示した説明図である。
【図4】本願の請求項4および請求項5に記載された発明の一実施形態(実施形態2)における火花点火式2サイクル内燃機関の要部の拡大縦断側面図である。
【図5】図4のV−V線で切断した横断側面図であって、混合気供給用兼高圧縮ガス取入れ用開口部分のみを異なる平面で切断して示す図である。
【図6】本願の請求項6に記載された発明の一実施形態(実施形態3)における火花点火式2サイクル内燃機関の縦断側面図であって、図1と同様の図である。
【符号の説明】
1…火花点火式2サイクル内燃機関、2…クランクケース、3…シリンダブロック、4…シリンダヘッド、5…シリンダ孔、6…ピストン、7…連接棒、8…クランク軸、9…クランク室、10…吸気通路、12…リード弁、13…燃焼室、14…空気供給用掃気通路、15…掃気開口、16…排気通路、17…排気開口、18…排気制御弁、19…点火栓、20…チャンバー、21…第2連通路、22…混合気供給用開口(燃料供給用開口)、23…弁収納孔、26…燃料噴射装置、27…高圧縮ガス取入れ用開口、28…第1連通路、32…回転弁(制御弁)、33…プーリ、34…第1制御弁(高圧縮ガス充填制御弁)、35…第2制御弁(混合気噴射制御弁)、35a …周方向切欠き、36…開口、38…開口、40…空気供給用掃気通路、41…掃気開口、50、51…軸受部、52、53…オイル供給孔、54、55…内部空間、60、60a 、60b 、60c …連通路、61…回転弁(制御弁)、61a …第1制御弁、61b …第2制御弁、62…開口、63…取付け孔、64…混合気供給用(燃料供給用)兼高圧縮ガス取入れ用開口、65、66…オイル供給孔、70…オイル供給孔。

Claims (4)

  1. 燃焼室と該燃焼室に隣接するチャンバー部との連通路に、該連通路を開閉自在に制御する制御弁を配設するとともに、前記連通路を介して前記燃焼室に燃料または混合気を、前記チャンバーに高圧縮ガスを、それぞれ噴出もしくは充填する2サイクル内燃機関の潤滑方法において、
    前記制御弁の軸受部にオイルを供給し、該軸受部の潤滑を行なうとともに、前記連通路内に滲出させ、該オイルを前記燃料または混合気の噴出流に乗じてシリンダ孔とピストンとの摺動部に供給し、該摺動部を潤滑するようにしたことを特徴とする2サイクル内燃機関の潤滑方法。
  2. 前記制御弁は、回転弁として構成され、前記オイルは、該回転弁と該回転弁の収納孔との間隙を通って前記連通路に滲出するようにされたことを特徴とする請求項1記載の2サイクル内燃機関の潤滑方法。
  3. 前記連通路は、前記燃焼室から前記チャンバーに高圧縮ガスが流れる第1連通路と、前記チャンバーから前記燃焼室に混合気が流れる第2連通路とからなり、
    前記制御弁は、前記第1連通路と前記第2連通路とを各別に制御する第1制御弁と第2制御弁とからなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の2サイクル内燃機関の潤滑方法。
  4. 燃焼室と該燃焼室に隣接するチャンバー部との連通路に、該連通路を開閉自在に制御する制御弁を配設するとともに、前記連通路を介して前記燃焼室に燃料または混合気を、前記チャンバーに高圧縮ガスを、それぞれ噴出もしくは充填する2サイクル内燃機関の潤滑方法において、
    前記連通路をシリンダ孔に開口させるとともに、該開口部側の該シリンダ孔とピストンとの摺動部にオイルを供給し、かつ前記連通路のシリンダ孔側開口の下方に形成された掃気開口と、該掃気開口に連なる掃気通路とを介して前記シリンダ孔とピストンとの摺動部にオイルを供給し、該摺動部を潤滑するようにしたことを特徴とする2サイクル内燃機関の潤滑方法。
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