JPH02207129A - 2サイクルエンジン - Google Patents
2サイクルエンジンInfo
- Publication number
- JPH02207129A JPH02207129A JP2569889A JP2569889A JPH02207129A JP H02207129 A JPH02207129 A JP H02207129A JP 2569889 A JP2569889 A JP 2569889A JP 2569889 A JP2569889 A JP 2569889A JP H02207129 A JPH02207129 A JP H02207129A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust port
- cooling water
- valve
- cylinder
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims abstract description 28
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims abstract description 17
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 15
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 abstract 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 10
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 10
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 8
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 5
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 5
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、シリンダに開口する主排気ポートと、M閉弁
によって開閉される副排気ポートを有する2サイクルエ
ンジンに関する。
によって開閉される副排気ポートを有する2サイクルエ
ンジンに関する。
(従来の技術)
この種の2サイクルエンジンの例として、圧縮比可変機
構を有する2サイクルデイーゼルエンジンが挙げられる
が、このエンジンは圧縮比可変機構によって始動時及び
低負荷域における圧縮比を高め、以て始動性の改善、低
負荷域での排気ガス中のHC,Co濃度の低減を図るも
のである。
構を有する2サイクルデイーゼルエンジンが挙げられる
が、このエンジンは圧縮比可変機構によって始動時及び
低負荷域における圧縮比を高め、以て始動性の改善、低
負荷域での排気ガス中のHC,Co濃度の低減を図るも
のである。
ところで、上記圧縮比可変機構としては、シリンダボデ
ィに形成された主排気ポートの上方に。
ィに形成された主排気ポートの上方に。
該主排気ポートに連通ずる副排気ポート(バイパス通路
)を形成し、該副排気ポートにこれを開閉する開閉弁を
設けたものが知られてβす(特開昭63−65121号
公報参照)、これによれば、始動時及び低負荷域におい
て上記開閉弁によって副排気ポートが閉じられ、圧縮比
が高められる。
)を形成し、該副排気ポートにこれを開閉する開閉弁を
設けたものが知られてβす(特開昭63−65121号
公報参照)、これによれば、始動時及び低負荷域におい
て上記開閉弁によって副排気ポートが閉じられ、圧縮比
が高められる。
(発明か解決しようとする課1ll)
ところか、上記2サイクルエンジンにあっては、シリン
ダボディの主排気ポートと副排気ポートとの間は熱的に
厳しい状態となり、バルブの軸支部か熱膨張によりて固
着し、バルブか円滑に作動しないという問題が生ずる。
ダボディの主排気ポートと副排気ポートとの間は熱的に
厳しい状態となり、バルブの軸支部か熱膨張によりて固
着し、バルブか円滑に作動しないという問題が生ずる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものて、その目的と
する処は、シリンダボディのバルブ近傍の局部的な熱膨
張を防ぐことによって、バルブの固着等の不具合を解消
することかできる2サイクルエンジンを提供するにある
。
する処は、シリンダボディのバルブ近傍の局部的な熱膨
張を防ぐことによって、バルブの固着等の不具合を解消
することかできる2サイクルエンジンを提供するにある
。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成すべく本発明は、シリンダに開口する主
排気ポートと、開閉弁によって開閉される副排気ポート
を有する2サイクルエンジンにおいて、前記副排気ポー
ト内に該排気ポートを仕切る仕切壁を設け、該仕切壁に
、ウォータジャケットに開口する冷却水通路を形成した
ことを特徴とする。
排気ポートと、開閉弁によって開閉される副排気ポート
を有する2サイクルエンジンにおいて、前記副排気ポー
ト内に該排気ポートを仕切る仕切壁を設け、該仕切壁に
、ウォータジャケットに開口する冷却水通路を形成した
ことを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、シリンダボディに形成されたウォータ
ージャケットを流れる冷却水の一部は冷却水通路を流れ
てバルブの近傍を冷却するため。
ージャケットを流れる冷却水の一部は冷却水通路を流れ
てバルブの近傍を冷却するため。
熱的に厳しい状態にあるバルブ近傍に局部的な異常膨張
が生ずることがなく、該部分でのバルブの固着が効果的
に防がれる。
が生ずることがなく、該部分でのバルブの固着が効果的
に防がれる。
(実施例)
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。
。
第1図は本発明に係る2サイクルデイーゼルエンジンの
開閉弁周りの縦断面図、第2図は第1図の矢視X方向の
図、第3図は同エンジンの開閉弁周りの別の断面を示す
第1図と同様の図、第4図は第3図のff−IV線断面
図、第5図は2サイクルデイーゼルエンジンの縦断面図
である。
開閉弁周りの縦断面図、第2図は第1図の矢視X方向の
図、第3図は同エンジンの開閉弁周りの別の断面を示す
第1図と同様の図、第4図は第3図のff−IV線断面
図、第5図は2サイクルデイーゼルエンジンの縦断面図
である。
第5図に示すエンジン1は3気筒の2サイクルデイーゼ
ルエンジンであって、第4図に示すようにそのシリンダ
ボディ2には3つのシリンダ3・・・が並設されており
、該シリンダボディ2の上部にはシリンダヘット4が被
着されている。そして。
ルエンジンであって、第4図に示すようにそのシリンダ
ボディ2には3つのシリンダ3・・・が並設されており
、該シリンダボディ2の上部にはシリンダヘット4が被
着されている。そして。
前記各シリンダ3内にはピストン5か上下摺動自在に嵌
装されており、該ピストン5はコンロッド6を介してク
ランク軸7に連結されている。尚。
装されており、該ピストン5はコンロッド6を介してク
ランク軸7に連結されている。尚。
クランク軸7は第5図の紙面垂直方向(シリンダ3・・
・の並設方向)に長く、これはクランクケース8内のク
ランク室9に回転自在に収容されている。
・の並設方向)に長く、これはクランクケース8内のク
ランク室9に回転自在に収容されている。
又、前記シリンダヘット4には各気筒毎に渦室式の副燃
焼室Sが形成されており、この副燃焼室Sにはシリンダ
ヘット4に螺着された燃料噴射弁lOとグロープラグ1
1の各先部が臨んでいる。
焼室Sが形成されており、この副燃焼室Sにはシリンダ
ヘット4に螺着された燃料噴射弁lOとグロープラグ1
1の各先部が臨んでいる。
更に、前記シリンダボディ2には各気筒毎に掃気ポート
12,13.主排気ポート14及び副排気ポート15か
各々形成されており、これらはその一端かシリンダ3内
に開口しており、掃気ポート12.13の他端は前記ク
ランク室9に開口している。又、シリンダボディ2の上
記主・副排気ポート14.15の周囲には、第1図に示
すように冷却水を通すウォータージャケット27.28
が形成されている。
12,13.主排気ポート14及び副排気ポート15か
各々形成されており、これらはその一端かシリンダ3内
に開口しており、掃気ポート12.13の他端は前記ク
ランク室9に開口している。又、シリンダボディ2の上
記主・副排気ポート14.15の周囲には、第1図に示
すように冷却水を通すウォータージャケット27.28
が形成されている。
ところで、上記主排気ポート14は第1図に詳細に示す
ようにその上壁か下流(出口)に行くに従って上方へ向
かうよう形成されており、該主排気ポート14の上方に
前記副排気ポート15が形成されている。そして、これ
ら主・副排気ポート14.15の各一端はシリンダ3内
に開口しており、主排気ポート14の他端には不図示の
排気管が接続されており、副排気ポート15の他端は図
示のように主排気ポート14に開口している。
ようにその上壁か下流(出口)に行くに従って上方へ向
かうよう形成されており、該主排気ポート14の上方に
前記副排気ポート15が形成されている。そして、これ
ら主・副排気ポート14.15の各一端はシリンダ3内
に開口しており、主排気ポート14の他端には不図示の
排気管が接続されており、副排気ポート15の他端は図
示のように主排気ポート14に開口している。
而して5本実施例においては、上記各副排気ポート15
はカッターによる機械加工によって第3図に示すように
側面視でシリンダ3の中心線文に対して直角、且つ直線
状に形成され、第4図に示すように平面視では下流側に
向かって幅狭となる直線テーパ状に形成されている。そ
して、シリンダボディ2の副排気ポート15・・・の中
間位置には円孔16がクランク軸方向(シリンダ3・・
・の並設方向)に貫設されており、この円孔16内には
第4図に示すように各気筒毎に、即ち各排気ポート15
毎に円柱状の開閉弁17が回動自在に嵌装されており、
各開閉弁17の両端部外周と円孔16の内周とは0リン
グ18.18によって気密にシールされている。
はカッターによる機械加工によって第3図に示すように
側面視でシリンダ3の中心線文に対して直角、且つ直線
状に形成され、第4図に示すように平面視では下流側に
向かって幅狭となる直線テーパ状に形成されている。そ
して、シリンダボディ2の副排気ポート15・・・の中
間位置には円孔16がクランク軸方向(シリンダ3・・
・の並設方向)に貫設されており、この円孔16内には
第4図に示すように各気筒毎に、即ち各排気ポート15
毎に円柱状の開閉弁17が回動自在に嵌装されており、
各開閉弁17の両端部外周と円孔16の内周とは0リン
グ18.18によって気密にシールされている。
上記開閉弁17には第4図に示すように断面長円形の連
通孔17aか貫設されており、該開閉弁17はその回動
によって副排気ポート15を開閉する。而して、各気筒
毎に設けられる計3つの開閉弁17・・・は第4図に示
すようにジヨイント19.19によって一体的に連結さ
れており、これら一体に連結された開閉弁17・・・の
一端は円孔16の一端開口部を塞ぐプラグ20に当接し
ており、他端はこれら開閉弁17・・・を一体的に回動
せしめるステップモータ21の出力軸21aにカップリ
ング22にて連結されている。尚、第4図に示すように
当該エンジンlのスロットル開度と回転数のデータはコ
ントローラ23に送られ、コントローラ23はこれらの
データに基づいて開閉弁17・・・の開閉を決定し、そ
の決定に基づいてON、OFF信号を前記ステップモー
タ21に送って該ステップモータ21の駆動を制御する
。
通孔17aか貫設されており、該開閉弁17はその回動
によって副排気ポート15を開閉する。而して、各気筒
毎に設けられる計3つの開閉弁17・・・は第4図に示
すようにジヨイント19.19によって一体的に連結さ
れており、これら一体に連結された開閉弁17・・・の
一端は円孔16の一端開口部を塞ぐプラグ20に当接し
ており、他端はこれら開閉弁17・・・を一体的に回動
せしめるステップモータ21の出力軸21aにカップリ
ング22にて連結されている。尚、第4図に示すように
当該エンジンlのスロットル開度と回転数のデータはコ
ントローラ23に送られ、コントローラ23はこれらの
データに基づいて開閉弁17・・・の開閉を決定し、そ
の決定に基づいてON、OFF信号を前記ステップモー
タ21に送って該ステップモータ21の駆動を制御する
。
尚、以上の副排気ポート15、開閉弁17、ステップモ
ータ21、コントローラ23等が圧縮比可変機構を構成
する。
ータ21、コントローラ23等が圧縮比可変機構を構成
する。
又、第5図に示すようにシリンダボディ2の側部には吸
気ポート24が形成されており、該吸気ポート24の一
端は前記クランク室9に開口しており、同吸気ポート2
4の他端には吸気管25が接続されている。そして、吸
気ポート24には空気のクランク室9方向への流れのみ
を許容するり−トハルツ26が設けられており、このリ
ートバルブ26の上流にはオイル噴射ノズル34が設け
られている。このオイル噴射ノズル34はパイプ35及
び逆止弁36を介して前記クランク室9の下部に接続さ
れており、クランク室9の下部に溜ったオイルは逆止弁
36及びパイプ35を経てオイル噴射ノズル34に至り
、ここから噴射されてリードバルブ26に付着するため
、該リートバルブ26の打音か低減せしめられる。
気ポート24が形成されており、該吸気ポート24の一
端は前記クランク室9に開口しており、同吸気ポート2
4の他端には吸気管25が接続されている。そして、吸
気ポート24には空気のクランク室9方向への流れのみ
を許容するり−トハルツ26が設けられており、このリ
ートバルブ26の上流にはオイル噴射ノズル34が設け
られている。このオイル噴射ノズル34はパイプ35及
び逆止弁36を介して前記クランク室9の下部に接続さ
れており、クランク室9の下部に溜ったオイルは逆止弁
36及びパイプ35を経てオイル噴射ノズル34に至り
、ここから噴射されてリードバルブ26に付着するため
、該リートバルブ26の打音か低減せしめられる。
ところで、本実施例においては、第1図、第2図及び第
4図に示すように各副排気ポート15の中央であって、
且つシリンダライナー29と円孔16との間には、副排
気ポート15を仕切る仕切壁30が形成されており、該
仕切壁30には前記ウォータージャケット27に開口す
る溝状の冷却水通路31が形成されている。尚、副排気
ポート15は第2図に示すようにシリンダライナー29
に形成された2つの孔29a、29aを介してシリンダ
3内に開口している。
4図に示すように各副排気ポート15の中央であって、
且つシリンダライナー29と円孔16との間には、副排
気ポート15を仕切る仕切壁30が形成されており、該
仕切壁30には前記ウォータージャケット27に開口す
る溝状の冷却水通路31が形成されている。尚、副排気
ポート15は第2図に示すようにシリンダライナー29
に形成された2つの孔29a、29aを介してシリンダ
3内に開口している。
次に、木2サイクルディーゼルエンジン1の作用を説明
する。
する。
該エンジンlの始動時及び低負荷域においては、第5図
に示すように各開閉弁17は閉状態にあり、各副排気ポ
ート15はこの開閉弁17によって閉じられている。こ
の状態でピストン5がシリンダ3内を上昇すると、クラ
ンク室9内に負圧か発生し、この負圧に引かれて吸気(
空気)が吸気管25からリートンく・ルブ26を経てク
ランク室9に導入される。そして、この吸気は爆発・掃
気行程で下降するピストン5によって1次圧縮されるが
、ピストン5が主排気ポート14を開け、続いて掃気ポ
ート12.13を開けると、この1次圧縮された吸気は
掃気ポート12.13からシリンダ3内に流入し、シリ
ンダ3内での燃料の燃焼によって生じた排気ガスを主排
気ポート14側へ押し出す0次に、ピストン5か掃気ポ
ート12゜13及び主排気ボー)−14を閉じると、シ
リンダ3内の吸気は上昇するピストン5によって圧縮さ
れるが、このときのピストン5の圧縮ストロークAは大
きく、このときの当該エンジン1の圧縮比が高められる
。
に示すように各開閉弁17は閉状態にあり、各副排気ポ
ート15はこの開閉弁17によって閉じられている。こ
の状態でピストン5がシリンダ3内を上昇すると、クラ
ンク室9内に負圧か発生し、この負圧に引かれて吸気(
空気)が吸気管25からリートンく・ルブ26を経てク
ランク室9に導入される。そして、この吸気は爆発・掃
気行程で下降するピストン5によって1次圧縮されるが
、ピストン5が主排気ポート14を開け、続いて掃気ポ
ート12.13を開けると、この1次圧縮された吸気は
掃気ポート12.13からシリンダ3内に流入し、シリ
ンダ3内での燃料の燃焼によって生じた排気ガスを主排
気ポート14側へ押し出す0次に、ピストン5か掃気ポ
ート12゜13及び主排気ボー)−14を閉じると、シ
リンダ3内の吸気は上昇するピストン5によって圧縮さ
れるが、このときのピストン5の圧縮ストロークAは大
きく、このときの当該エンジン1の圧縮比が高められる
。
而して、ピストン5が上死点近くに達すると、シリンダ
3内の吸気は高温、高圧となり、燃料噴射弁lOからは
適量の燃料が副燃焼室Sに噴射され、この燃料は高温、
高圧の吸気によって着火。
3内の吸気は高温、高圧となり、燃料噴射弁lOからは
適量の燃料が副燃焼室Sに噴射され、この燃料は高温、
高圧の吸気によって着火。
燃焼せしめられる。この燃焼によって生じた高温、高圧
の排気ガスの圧力を頭部に受けてピストン5は下降を開
始し、このピストン5によって主排気ポート14、掃気
ポート12.13が開くと、前述のようにクランク室9
で1次圧縮された吸気が掃気ポート12.13からシリ
ンダ3内に流入し、以後は上述と同様の作用か繰り返さ
れる。
の排気ガスの圧力を頭部に受けてピストン5は下降を開
始し、このピストン5によって主排気ポート14、掃気
ポート12.13が開くと、前述のようにクランク室9
で1次圧縮された吸気が掃気ポート12.13からシリ
ンダ3内に流入し、以後は上述と同様の作用か繰り返さ
れる。
以上のように、始動時及び低負荷域においては、開閉弁
17によって副排気ポート15か閉じられて当該エンジ
ンlの圧縮比が高く保たれるため、該エンジンlの始動
性か高められ、低負荷域での排気ガス中のHC,Co濃
度等が低減せしめられる。
17によって副排気ポート15か閉じられて当該エンジ
ンlの圧縮比が高く保たれるため、該エンジンlの始動
性か高められ、低負荷域での排気ガス中のHC,Co濃
度等が低減せしめられる。
一方、エンジンlの上記以外の運転状態においては、コ
ントローラ23はこれに入力されるスロットル開度、回
転数のデータに基づいてON信号をステップモータ21
に送り、ステップモータ21はこの信号に基づいて開閉
弁17・・・を一体的に回動せしめてこれらを第3図及
び第4図に示すように開き、各副排気ポート15を開く
。
ントローラ23はこれに入力されるスロットル開度、回
転数のデータに基づいてON信号をステップモータ21
に送り、ステップモータ21はこの信号に基づいて開閉
弁17・・・を一体的に回動せしめてこれらを第3図及
び第4図に示すように開き、各副排気ポート15を開く
。
而して、このように各副排気ポート15が開いた状態で
は、圧縮行程におけるピストン5の圧縮ストロークBは
第5図に示すように小さくなるため(B<A)、当該エ
ンジンlの圧縮比は低く抑えられ、高速・高負荷域等に
おける排気ガス中のHC,Co等の濃度が低減せしめら
れる。
は、圧縮行程におけるピストン5の圧縮ストロークBは
第5図に示すように小さくなるため(B<A)、当該エ
ンジンlの圧縮比は低く抑えられ、高速・高負荷域等に
おける排気ガス中のHC,Co等の濃度が低減せしめら
れる。
又、ピストン5が下降する爆発・掃気行程においては、
先ず副排気ポート15が開けられ、シリンダ3内の排気
ガスはこの副排気ポート15を通って主掃気ポート14
へ流れ、主掃気ポート14から不図示の排気管及びマフ
ラーを経て大気中に排出される。そして、主排気ポート
14も開くと、排気ガスは主・副排気ポート14.15
を流れて大気中に排出される。
先ず副排気ポート15が開けられ、シリンダ3内の排気
ガスはこの副排気ポート15を通って主掃気ポート14
へ流れ、主掃気ポート14から不図示の排気管及びマフ
ラーを経て大気中に排出される。そして、主排気ポート
14も開くと、排気ガスは主・副排気ポート14.15
を流れて大気中に排出される。
以上に説明したエンジンlの作動中において。
不図示のウォーターポンプから供給される冷却水がシリ
ンダボディ2のウォータージャケット27.28を流れ
て該シリンダボディ2を冷却するが、本実施例において
は熱的に厳しい状態にある主排気ポート14と副排気ポ
ート15との間の部位(仕切壁30)にウォータージャ
ケット27に開口する溝状の冷却水通路31を形成した
ため、ウォータージャケット27を流れる冷却水の一部
か該冷却水通路31を流れてこの周囲を冷却する。従っ
て、この冷却水通路31の近くに設けられる開閉弁17
・・・の軸支部近傍に局部的な異常膨張が生ずることが
なく、該部分でのシリンダライナー29とピストン5と
の片当りや開閉弁17・・・の固着が有効に防がれる。
ンダボディ2のウォータージャケット27.28を流れ
て該シリンダボディ2を冷却するが、本実施例において
は熱的に厳しい状態にある主排気ポート14と副排気ポ
ート15との間の部位(仕切壁30)にウォータージャ
ケット27に開口する溝状の冷却水通路31を形成した
ため、ウォータージャケット27を流れる冷却水の一部
か該冷却水通路31を流れてこの周囲を冷却する。従っ
て、この冷却水通路31の近くに設けられる開閉弁17
・・・の軸支部近傍に局部的な異常膨張が生ずることが
なく、該部分でのシリンダライナー29とピストン5と
の片当りや開閉弁17・・・の固着が有効に防がれる。
次に、本発明の変更実施例を第6図及び第7図に基づい
て説明する。
て説明する。
即ち、第6図は本発明の変更実施例を示す第1図と同様
の図、第7図は第6図の矢視Y方向の図であり、本実施
例においては主排気ポート14の中央部にも副排気ポー
ト15に設けられる仕切壁30に連続する仕切壁32が
形成され、これら仕切壁30.32に両ウォータジャケ
ット27゜28を相連通せしめる冷却水通路33が貫設
されている。
の図、第7図は第6図の矢視Y方向の図であり、本実施
例においては主排気ポート14の中央部にも副排気ポー
ト15に設けられる仕切壁30に連続する仕切壁32が
形成され、これら仕切壁30.32に両ウォータジャケ
ット27゜28を相連通せしめる冷却水通路33が貫設
されている。
而して、本実施例によれば、例えば、一方のウォーター
ジャケット27から冷却水通路33を通って他方のウォ
ータージャケット28へ冷却水が流れるため、冷却水通
路33近傍の部位か該冷却水通路33を流れる冷却水に
よって効果的に冷却され、前記実施例にて得られたと同
様の効果か得られる。
ジャケット27から冷却水通路33を通って他方のウォ
ータージャケット28へ冷却水が流れるため、冷却水通
路33近傍の部位か該冷却水通路33を流れる冷却水に
よって効果的に冷却され、前記実施例にて得られたと同
様の効果か得られる。
尚、以上の実施例では、特に圧縮比可変機構を有する2
サイクルデイーゼルエンジンについて言及したが、本発
明は例えば排気バルブで構成される排気時期制御機構を
有する2サイクルガソリンエンジンに対しても適用可能
である。又、以上の実施例ては、溝状の冷却水通路31
をシリンダライナー29と円孔16との間に設けたか、
これに限らず、該冷却水通路31は円孔16の周囲てあ
れば任意の位置に形成することができる。
サイクルデイーゼルエンジンについて言及したが、本発
明は例えば排気バルブで構成される排気時期制御機構を
有する2サイクルガソリンエンジンに対しても適用可能
である。又、以上の実施例ては、溝状の冷却水通路31
をシリンダライナー29と円孔16との間に設けたか、
これに限らず、該冷却水通路31は円孔16の周囲てあ
れば任意の位置に形成することができる。
(発明の効果)
以上の説明で明らかな如く本発明によれば、シリンダに
開口する主排気ポートと、開閉弁によって開閉される副
排気ポートを有する2サイクルエンジンにおいて、前記
副排気ポート内に該排気ポートを仕切る仕切壁を設け、
該仕切壁に、ウォータジャケットに開口する冷却水通路
を形成したため、シリンダボディのバルブ近傍が冷却水
通路を流れる冷却水によって効果的に冷却され、バルブ
の固着等の不具合が有効に解消されるという効果か得ら
れる。
開口する主排気ポートと、開閉弁によって開閉される副
排気ポートを有する2サイクルエンジンにおいて、前記
副排気ポート内に該排気ポートを仕切る仕切壁を設け、
該仕切壁に、ウォータジャケットに開口する冷却水通路
を形成したため、シリンダボディのバルブ近傍が冷却水
通路を流れる冷却水によって効果的に冷却され、バルブ
の固着等の不具合が有効に解消されるという効果か得ら
れる。
第1図は本発明に係る2サイクルデイーゼルエンジンの
開閉弁周りの縦断面図、第2図は第1図の矢視X方向の
図、第3図は同エンジンの開閉弁周りの別の断面を示す
第1図と同様の図、第4図は第3図のrV−IV線断面
図、第5図は2サイクルデイーゼルエンジンの縦断面図
、第6図は本発明の変更実施例を示す第1図と同様の図
、第7図は第6図の矢視Y方向の図である。 1・・・2サイクルエンジン、2・・・シリンダボディ
、3・・・シリンダ、14・・・主排気ポート。 15・・・副排気ポート、17・・・開閉弁、27゜2
8・・・ウォータージャケット、30.32・・・仕切
壁、31.33−・・冷却水通路。 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社 代理人 弁理士 山 下 亮第1図 第3図
開閉弁周りの縦断面図、第2図は第1図の矢視X方向の
図、第3図は同エンジンの開閉弁周りの別の断面を示す
第1図と同様の図、第4図は第3図のrV−IV線断面
図、第5図は2サイクルデイーゼルエンジンの縦断面図
、第6図は本発明の変更実施例を示す第1図と同様の図
、第7図は第6図の矢視Y方向の図である。 1・・・2サイクルエンジン、2・・・シリンダボディ
、3・・・シリンダ、14・・・主排気ポート。 15・・・副排気ポート、17・・・開閉弁、27゜2
8・・・ウォータージャケット、30.32・・・仕切
壁、31.33−・・冷却水通路。 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社 代理人 弁理士 山 下 亮第1図 第3図
Claims (1)
- シリンダに開口する主排気ポートと、開閉弁によって開
閉される副排気ポートを有する2サイクルエンジンにお
いて、前記副排気ポート内に該排気ポートを仕切る仕切
壁を設け、該仕切壁に、ウォータジャケットに開口する
冷却水通路を形成したことを特徴とする2サイクルエン
ジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2569889A JPH02207129A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 2サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2569889A JPH02207129A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 2サイクルエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02207129A true JPH02207129A (ja) | 1990-08-16 |
Family
ID=12173009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2569889A Pending JPH02207129A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 2サイクルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02207129A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5537958A (en) * | 1994-02-07 | 1996-07-23 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Variable compression ratio system for two-cycle engine |
WO2012132628A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 株式会社マキタ | 2ストロークエンジン |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP2569889A patent/JPH02207129A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5537958A (en) * | 1994-02-07 | 1996-07-23 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Variable compression ratio system for two-cycle engine |
WO2012132628A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 株式会社マキタ | 2ストロークエンジン |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2718482B2 (ja) | 2サイクル多気筒エンジンの弁駆動機構 | |
USRE39506E1 (en) | Crankcase scavenged two-stroke engines | |
US4341188A (en) | Two-cycle internal combustion engine including means for varying cylinder port timing | |
JPH02204625A (ja) | 2サイクルエンジン | |
US4312308A (en) | Compression relief system for internal combustion engine | |
US4185598A (en) | Internal combustion engine | |
US4167161A (en) | Directional auxiliary intake injection for internal combustion engine | |
US4383503A (en) | Combustion chamber scavenging system | |
JPS6234927B2 (ja) | ||
EP0469596A2 (en) | Multi-cylinder two cycle internal combustion engine | |
JP3406119B2 (ja) | うず室式副燃焼室付き2サイクルディーゼルエンジン | |
US6145483A (en) | Two-cycle internal combustion engine | |
JPH02207129A (ja) | 2サイクルエンジン | |
JP3932267B2 (ja) | 2サイクルエンジン | |
JPS63253114A (ja) | 2サイクルエンジンの排気系 | |
JP2001329844A (ja) | 2サイクルエンジン | |
JP2726717B2 (ja) | 2サイクル内燃機関の排気装置 | |
JP2634466B2 (ja) | 4サイクル内燃機関 | |
JPH05280344A (ja) | 2サイクル内燃機関 | |
JP2004176619A (ja) | 2サイクル運転可能な頭上弁式内燃機関 | |
JPS6131289B2 (ja) | ||
JP2777421B2 (ja) | 2サイクルエンジン | |
JPH06129250A (ja) | 2サイクルエンジン | |
JPH08144836A (ja) | 2サイクルエンジンの空燃比検知装置 | |
JPS58138221A (ja) | 2サイクル多気筒内燃機関 |