JP3834827B2 - 鉄道情報伝送システム - Google Patents

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    • H04L1/242Testing correct operation by comparing a transmitted test signal with a locally generated replica

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、連続伝送方式で地上の装置と列車の間で情報を伝送する鉄道情報伝送システムにおいて、伝送経路の故障を容易に検知する鉄道情報伝送方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道システムの列車上の車上制御装置と地上制御装置の間の伝送方式には、連続伝送方式と点伝送方式がある。このうち、連続伝送方式では同じ情報を予め決められた時間間隔で繰り返し伝送することにより、例えば装置の故障を伝送情報の途絶によって検出できるなど、情報伝送の信頼性を確保している。
【0003】
現在使用されている連続伝送方式による列車制御としては、例えば自動列車制御装置(ATC装置)がある。同装置において、軌道上の各区間毎の制限速度を与える方法として、制限速度に対応した周波数の信号を送受信することで制限速度情報の伝達を行う、アナログ情報伝送による制御方式である。
【0004】
これに対して、例えば特開平3−128760号公報では、速度制限情報等をディジタル情報として変調した信号波を地上制御装置より送信し、車上制御装置で受信して復調することで情報の伝達を行うディジタル情報伝送方式が示されている。また、一般に、ディジタル情報を伝送する際には、情報の内容がビットエラーによって壊れた場合の情報の誤りを検出する方法として、情報の送信側の装置がCRC(cyclic redundancy check)符号等の誤り検出のための冗長符号を添付して送信し、情報を受信した装置が誤り符号の内容と情報の内容の確認を行い、間違った情報を処理に用いることを回避している。
【0005】
このような冗長符号を添付する方法として、例えば特開昭63−1364725号公報では、冗長符号の処理方法として、送信装置が伝送する情報を用いてマトリックスを構成し、マトリックスの縦横方向について冗長符号を作成して送信し、受信装置は受信した情報について同様にマトリックスを作成して縦横方向の冗長符号を作成し、受信した冗長符号と照合することで、情報の誤りの検出及び訂正を行う方法が示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
列車制御において、例えば自動列車制御装置(ATC装置)などの保安制御を行う装置では、地上装置が故障によって同じ情報を繰り返し伝送することで列車が安全を損なうことのないように、地上装置には故障時に列車に対する情報の出力を停止して列車に地上装置の故障を判断させること、もしくは列車に故障の発生を伝達することが要求されている。この要求を満たすため、地上装置は装置全体に対して、高信頼な装置を採用している。このため地上装置は複雑な構成となり、高価である。
【0007】
鉄道システムのコスト低減を図る一つの方法として、この地上装置を簡単な処理構成にすることが考えられる。しかし、このような装置を用いて連続伝送方式のように情報を更新しながら繰り返し送る処理を行う場合、故障が発生して、以前伝送した情報を、あたかも新しい情報として正しい伝送手順で送信処理を行うような状態になる可能性がある。
【0008】
このような場合、CRC符号などの誤り検出手段は、伝送する情報のビットエラーを検出する手法であるため、CRC符号などによる確認方法では、以前伝送した情報がビットエラーを生じていない限り、装置の故障を検出することができない。
【0009】
本発明の目的は、車上制御装置と地上制御装置の間を連続伝送方式により情報を伝送する鉄道情報伝送方法及びシステムにおいて、伝送経路の故障を簡単に検出でき、さらには自動列車制御等による列車運行の安全性を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、軌道を走行する列車の車上制御装置と列車の走行を管理する地上制御装置との間で連続伝送方式により情報を伝送するものにおいて、伝送処理の度に予め決められた手順で更新する冗長符号を送信する情報に添付して伝送し、受信側で作成された予め決められた手順で更新する冗長符号と前記受信した情報内の冗長符号とを照合する。
【0011】
さらに、前記冗長符号を照合した結果が合致しない場合には、該照合結果を受信側に報知、あるいは照合結果を信号として出力し、列車の緊急時に対処する手段にその信号を伝送する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に本発明の一実施例を鉄道の自動列車制御装置(ATC装置)の伝送システムに用いた例で説明する。図1は、地上制御装置より車上制御装置に情報を伝送する場合の伝送処理に係る構成図を示す。
【0013】
軌道を走行する列車には列車を制御する車上制御装置1と、地上側には列車の走行を管理する地上制御装置2が備えられ、両者装置間の情報伝送は、地上制御装置2とネットワーク3により結合された複数の地上送受信装置41〜4nを介して連続伝送方式により軌道回路に伝送される。車上制御装置1には、列車の速度を検出する速度検出装置5,表示装置6及びブレーキ制御装置7が接続される。車上制御装置1内には、速度検出装置5の出力を受けて予め決めた手順に従って更新する受信用冗長符号を生成する冗長符号生成手順11,地上制御装置2から伝送された伝送情報に添付されている送信用冗長符号と受信用冗長符号を照合する符号照合処理手段12を有し、その照合の結果に応じてその信号は表示装置6又はブレーキ制御装置7に出力される。一方、地上制御装置2内には、予め決めた手順に従って更新する送信用冗長符号を生成する冗長符号生成手段21、冗長符号生成手段21より生成される情報を伝送する度に更新される送信用冗長符号を送信情報に添付しそれを伝送情報とする手段22を有し、該伝送情報は、ネットワーク3に接続された複数の地上送受新装置41〜4nへネットワーク伝送される。
【0014】
次に、冗長符号生成手段11,21の処理内容について図2を用いて説明する。同手段内には10回で一巡するカウンタを有し、処理回数が更新される度にカウンタ数値が更新される。冗長符号は、カウンタの0から9の各数値を2 out of 5(5ビット中に常に1が立つモード)により生成されるので同符号も同図に示されるようなパターンで処理回数毎に更新される。
【0015】
なお、車上における冗長符号生成手段11は、速度検出装置5の出力より列車の駅等での停止を検出し、それに基づいて車上及び地上側の冗長符号生成手段内のカウンタの初期化や更新を行うようにする。次に、本実施例における伝送動作について説明する。なお、本実施例では伝送途中でのビットエラーによる誤り検出に用いるCRC符号を伝送する送信情報にも付加するものとする。
【0016】
先ず、地上側より送信する最初の送信用冗長符号の内容は、カウンタの0に対応する{00110}であるので、伝送情報は次のようになる。
【0017】
伝送情報={送信情報}+{00110}+{CRC符号}
この伝送情報を地上制御装置よりネットワークを介して地上送受信装置に送り、地上送受信装置は伝送情報を車上制御装置に軌道回路伝送によって伝達する。車上制御装置は、受け取った伝送情報に関して、まずCRC符号による確認を行う。次に冗長符号を用いた照合を行い、送信対象情報が正しい情報であることを確認する。これにより、最初にCRC符号による確認を行うことで、伝送途中における前記伝送情報内のビットエラー有無を確認できる。
【0018】
次に伝送情報内の送信用冗長符号を車上制御装置内に持つ受信用冗長符号と照合することで、伝送情報が伝送毎に地上制御装置が送信した情報であることを確認できる。
【0019】
例えば、車上制御装置が地上側より最初に受信する冗長符号は、地上制御装置内で作成された送信用冗長符号の内容{00110}を受信する。
【0020】
一方、受信用冗長符号は車上制御装置内では、受信の度に受信用冗長符号を作成するが、その内容はカウンタの0に対応する{00110}である。
【0021】
これにより、送信用冗長符号と受信用冗長符号の内容は一致し、伝送が正しいことが確認できる。
【0022】
次の送信では、地上制御装置内のカウンタの値が1に更新されるので送信用冗長符号の内容は{00011}に更新される。このため伝送情報内の冗長符号の内容も{00011}となる。
【0023】
また、車上制御装置内の冗長符号の内容もカウンタの値に合わせて更新され、
{00011}となる。この結果、照合における送信用冗長符合及び受信用冗長符号が一致するので、伝送が正しいことが確認できる。
【0024】
ところで、地上送受信装置及びネットワークの一方あるいは両者が故障した場合には、伝送情報が正しく伝わらないことになる。この場合の地上送受信装置及びネットワークの故障検出方法について説明する。
【0025】
まず、地上送受信装置やネットワークが故障し、情報の伝送を行わない場合について考える。この場合では、情報の伝送が不可能になるため、車上制御装置が伝送情報を受信しない時間が一定以上であることより故障を検出できる。
【0026】
次に、地上送受信装置が故障し、以前に伝送した伝送情報を繰り返し伝送する場合について考える。各カウンタが1の時の伝送情報を伝送した後で故障が発生した場合、送信用冗長符号の内容はカウンタが1の場合に対応する{00110}で変化しない状態となる。一方、車上制御装置内のカウンタは受信処理時に更新されるため、受信用冗長符号の内容はカウンタの更新後の値である2に対応した{00101}となる。故障発生の次の伝送情報では、車上制御装置内の各情報は以下のようになる。
【0027】
伝送情報={送信情報}+{00011}+{CRC符号}
受信用冗長符号={00101}
このとき、CRC符号による確認は、伝送情報にビットエラーがあることだけを確認するため、故障の有無を検出することができない。しかし、冗長符号の照合は伝送の度に更新される冗長符号を用いるので、各伝送情報の更新状態を確認することができる。照合の結果、伝送情報内の冗長符号の内容が車上制御装置内の冗長符号の内容と一致しないことが判る。これより受信した伝送情報は地上制御装置より正しく伝送された情報ではないことが判り、途中の伝送経路であるネットワークと地上送受信装置の一方もしくは両方に故障が発生していることを識別できる。
【0028】
このように、送られてきた伝送情報が正しく伝送された情報であることの判別を、冗長符号を用いて確認する方法が示された。
【0029】
伝送情報が正しく伝送された情報でない場合、車上制御装置は地上制御装置から伝送情報によって得ている情報を得られない状態になる。この状態が続いたまま走行した場合、列車の進行方向に存在する先行列車との距離が判らないなど、列車の安全を保障することができない。このため、車上制御装置は上記状態が一定以上連続する場合には、列車の運転台の表示装置に伝送経路に故障が発生していることを表示して運転者に報知すること、または列車の緊急時に対処する手段(例えばブレーキ制御装置)に対してブレーキ指令を与えて列車を停止させるなど、列車を安全な状態に保つ処理を行う。
【0030】
次に、地上制御装置から複数の列車の車上制御装置に伝送する場合について述べる。
【0031】
地上制御装置は送信情報を複数の列車、例えば列車1及び列車2のそれぞれに対して作成し、その送信情報に対応する列車番号と冗長符号及びCRC符号を添付したものを伝送情報として列車1及び列車2のそれぞれに対して伝送する。
【0032】
上記では、地上制御装置から車上制御装置に情報を伝送する場合について述べたが、逆に、車上制御装置から地上制御装置に情報を伝送する場合には、図1の伝送方向が変わるだけで基本的には構成の違いはない。
【0033】
但し、この場合は符号照合処理手段は地上制御装置内に設けられる。このとき、地上側において車上制御装置より受信した冗長符号との照合において、その結果が合致しない状態が一定以上連続すると、地上制御装置の表示装置に伝送経路に故障が発生していることを表示してオペレータに報知すること、または列車の緊急時に対処する手段(例えば地上制御装置の制御範囲内の信号機に対して停止表示)を指令して列車を停止させるなど、列車を安全な状態に保つ処理を行う手段を備えている。
【0034】
次に、車上制御装置及び地上制御装置における冗長符号の初期化に関して説明する。車上−地上間で正常に情報を伝送するためには、車上制御装置及び地上制御装置における冗長符号生成手段の内部に保持するカウンタの内容が合致していることが必要である。このため両制御装置間で伝送を開始する前に、両者の符合生成手段におけるカウンタを合致させて初期化の処理を行う。
【0035】
なお、カウンタの合致処理の間は伝送情報に対する符号照合処理ができなくなり、列車の安全を損なう可能性があるので、このため、カウンタの合致処理を行う条件として、列車が安全な状態にあることを確認する必要がある。それには、列車の速度を検出して駅や信号機の停止表示等で列車が停止していることを確認した後、両者カウンタの合致処理を行う。また、強制的に両者のカウンタを合致させる場合には、地上制御装置より信号機に対して停止表示を指令し列車を停止させた後に行うようにする。
【0036】
図3は本発明の他の実施例を示す情報伝送システムの構成図である。図1と異なる点は、地上制御装置は伝送情報に冗長符号を添付する際に、次の伝送タイミングで伝送情報に添付する冗長符号の一部を予告情報として添付し、これに対するCRC符号を作成し、伝送情報として車上制御装置に伝送することにある。
【0037】
これによる、伝送情報の構成は、次のようになる。
【0038】
伝送情報={送信情報}+{冗長符号}+{予告情報}+{CRC符号}
例えば、地上制御装置内の冗長符号生成手段21のカウンタが1の場合を考える。この時、冗長符号の内容は{00011}である。この次の伝送タイミングでは、カウンタは2に更新されるので、そのときの冗長符号の内容は{00101}となる。予告情報の内容が、次の伝送タイミングの冗長符号全体であるとすると、カウンタが1の時の予告情報は、カウンタの内容が2の時に対応する{00101}となり、伝送情報は次のようになる。
【0039】
伝送情報={送信情報}+{00011}+{00101}+{CRC符号}
車上制御装置は、受信した伝送情報内の予告情報を予告情報保持手段13によって保持する。このため、予告情報保持手段の内容は次のようになる。
【0040】
予告情報保持手段={00101}
次の伝送タイミングで、カウンタの内容は2に更新されるので、予告情報はカウンタの内容が3の時に対応する{01001}となる。よって伝送情報は次のようになる。
【0041】
伝送情報={送信情報}+{00101}+{01001}+{CRC符号}
車上制御装置では、受信した伝送情報内の冗長符号と予告情報保持手段の内容との照合を行う。このとき冗長符号の内容は{00101}であり、予告情報保持手段の内容は{00101}である。この結果、両者の内容が適合するので、前回の伝送情報に対して、今回の伝送情報は正しく更新された情報であることが確認できる。
【0042】
いま、ネットワーク及び地上送受信装置において、その一方または両方が故障し、前回の伝送タイミングに送信した伝送情報を繰り返し伝送する場合を考える。カウンタの値が2に更新された伝送情報を送らずに、カウンタの内容が1の時の伝送情報を繰り返すと、車上制御装置が受ける伝送情報は、次のようになる。
【0043】
伝送情報={送信情報}+{00011}+{00101}+{CRC符号}
この時の冗長符号の内容は、{00011}であり、予告情報保持手段の内容は{00101}である。このように、予告情報保持手段の内容と伝送情報内の冗長符号の照合結果が一致しない。この結果、伝送情報が正しく送られた情報でないことを検出できる。
【0044】
図4は、本発明の他の実施例を示す情報伝送システムの構成図である。図1と異なる点は、地上制御装置は伝送情報に冗長符号を添付する際に、前回の伝送タイミングで伝送情報に添付する冗長符号の一部を確認情報として添付し、これに対するCRC符号を作成し、伝送情報として車上制御装置に伝送することにある。
【0045】
これにより、伝送情報の構成は、次のようになる。
【0046】
伝送情報={送信情報}+{冗長符号}+{確認情報}+{CRC符号}
例えば、地上制御装置内の冗長符号生成手段のカウンタが3の場合を考える。この時、冗長符号の内容は{01001}である。この前の伝送タイミングでは、カウンタは2であったので、そのときの冗長符号の内容は{00101}となる。確認情報の内容が、前回の伝送タイミングの冗長符号全体であるとすると、カウンタが3の時の確認情報は、カウンタの内容が2の時に対応する{00101}となり、伝送情報は次のようになる。
【0047】
伝送情報={送信情報}+{01001}+{00101}+{CRC符号}
車上制御装置は、受信した伝送情報内の冗長符号を確認情報保持手段14によって保持する。このため、確認情報保持手段の内容は次のようになる。
【0048】
確認情報保持手段={01001}
次の伝送タイミングで、カウンタの内容は4に更新されるので、確認情報はカウンタの内容が3の時に対応する{01001}となる。よって伝送情報は次のようになる。
【0049】
伝送情報={送信情報}+{01010}+{01001}+{CRC符号}
ここで、車上処理装置は受信した伝送情報内の確認情報と、確認情報保持手段の内容との照合を行う。確認情報の内容は{01001}であり、確認情報保持手段の内容は{01001}である。この結果、両者の内容が適合するので、前回の伝送情報は、今回の伝送情報に対して正しく更新された情報であったことを確認できる。
【0050】
いま、ネットワーク及び地上送受信装置において、その一方または両方が故障し、前回の伝送タイミングに送信した前記伝送情報を繰り返し伝送する場合を考える。カウンタの値が4に更新された伝送情報に送らずに、カウンタの内容が3の時の伝送情報を繰り返すと、車上制御装置が受ける伝送情報は、次のようになる。
【0051】
伝送情報={送信情報}+{01001}+{00101}+{CRC符号}
この時の確認情報の内容は、{00101}であり、一方、確認情報保持手段の内容は{01001}である。このように、確認情報保持手段の内容と伝送情報内の冗長符号の照合結果が一致しない。この結果、伝送情報の更新状態が正しくないことを検出できる。
【0052】
図5は本発明の他の実施例を示す情報伝送システムの構成図である。同実施例の発明は、図3,図4における実施例が達成する目的と同様であり、受信した伝送情報に含まれる冗長符号の受信毎の更新状態を確認するものに関することから、同図では受信側となる車上側についてのみ示している。図3,図4と異なる点は、連続する複数回の伝送情報内の冗長符号による冗長符号列を作成し、これと予め作成されている冗長符号テーブル15とのパターン照合を行うことにある。以下この方式について述べる。
【0053】
なお、図5の実施例では地上制御装置から車上制御装置に情報を伝送する場合の例を示すが、その逆の場合でも同様のことである。まず、車上制御装置では処理開始時に冗長符号生成手段11(図1に示すもの)により図6のような冗長符号テーブルを作成する。そのテーブルは、テーブル番号に対応させてテーブル内容が作成されており、そのテーブル番号とテーブル内容は図2で示したカウンタ数値と冗長符号にそれぞれ相当している。
【0054】
以下、本実施例の動作について説明する。地上制御装置は車上制御装置に制御情報を送る際に、地上制御装置内の冗長符号生成手段が作成する送信冗長符号と、制御情報に対するCRC符号を添付して送信する。いま、冗長符号生成手段内のカウンタ数値が1とすると、その時の送信用冗長符号は、図2より{00011}である。これより伝送情報の構成内容は、以下のようになる。
【0055】
伝送情報={送信情報}+{00011}+{CRC符号}
これより、車上制御装置は受信した伝送情報に対して、まずCRC符号によるビットエラーの発生有無を確認する。次に送信用冗長符号を抽出して、冗長符号列に加え、冗長符号列を更新する。冗長符号列の内容は、送信用冗長符号を3回分の内容とすると、次の伝送処理とその次の伝送処理の時の送信用冗長符号の内容が冗長符号列に入いる。この時の送信用冗長符号の内容は、カウンタ数値の2の時の内容と、3の時の内容に対応するので、送信用冗長符号の内容は、それぞれ{00101}と{01001}である。これより、冗長符号列は、以下のようになる。
【0056】
冗長符号列={00011}+{00101}+{01001}
この冗長符号列と図6に示す冗長符号テーブルの内容の照合を行い、適合するパターンが存在することを確認する。この場合では、適合するパターンはテーブル番号の{1}{2}{3}に対応するテーブル内容が適合するので、冗長符号列の内容である受信用冗長符号に対応する伝送情報は、正しく更新された情報であることを確認できる。
【0057】
ここで、地上送受信装置が故障し、カウンタの内容が3の時の伝送情報を伝送するタイミングでカウンタ数値の内容が2の時の伝送情報を車上制御装置に伝送した場合を考える。この時、車上制御装置が受信した伝送情報内の送信用冗長符号の内容は、順に{00011},{00101},{00101}である。これより、冗長符号列の内容は、以下のようになる。
【0058】
冗長符号列={00011}+{00101}+{00101}
車上制御装置では、冗長符号列による照合処理を行い、図6に示す冗長符号テーブル内に、冗長符号列と一致する符号の有無を確認する。この場合、適合する符号がないので、伝送情報は各伝送タイミング毎の更新が正しく行われていない情報であることを確認できる。
【0059】
以上では、本発明の実施例では、伝送手段として軌道回路伝送を用いたものについて説明したが、無線を用いて情報の伝送を行う場合にも本願発明が適用しても同様な効果が得られることはもちろんである。
【産業上の利用可能性】
【0060】
以上本発明によれば、車上制御装置と地上制御装置間の連続伝送方式における伝送情報に、伝送する度に更新する冗長符号を付加し、その符号を照合することにより、伝送経路の故障を簡単に検出できるとともに、その照合結果に基づいて自動列車制御装置等を制御することで列車運行の安全性を向上することができる。したがって、安全性が最も重視される鉄道分野においての利用に適している。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の一実施例を示す伝送に係る構成図である。
【図2】図1における冗長符号生成手段の処理内容を説明する上で用いた図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す情報伝送システムの構成図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す情報伝送システムの構成図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す情報伝送システムの構成図である。
【図6】図5の実施例における冗長符号テーブルの詳細図である。

Claims (9)

  1. 軌道を走行する列車の車上制御装置と列車の走行を管理する地上制御装置との間の情報伝送を、前記地上制御装置とネットワークにより結合された複数の地上送受信装置を介して連続伝送方式により行う鉄道情報伝送システムにおいて、
    前記地上制御装置は、情報を送信する度に予め決めたカウンタ数値により更新される冗長符号を生成する冗長符号生成手段と、生成された前記冗長符号を送信情報に添付して伝送情報とする手段とを有し、
    前記車上制御装置は、前記伝送情報を受信する度に前記予め決めたカウンタ数値により更新される冗長符号を生成する冗長符号生成手段と、前記伝送情報に添付された冗長符号と自ら更新した前記冗長符号を照合する手段とを備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  2. 請求項1において、
    前記冗長符号を照合する手段の照合結果が合致しない場合は、前記照合結果を報知する手段に伝送させるようにしたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  3. 請求項1において、
    前記冗長符号を照合する手段の照合結果が合致しない場合には、前記照合結果を信号として出力し、列車の緊急時に対処する手段を備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  4. 請求項1において、
    前記冗長符号生成手段における前記冗長符号の更新を開始する初期化処理として、駅あるいは信号機の停止表示等で前記列車が停止の際に実行される手段を備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  5. 請求項1において、
    前記冗長符号生成手段における前記冗長符号の更新を開始する初期化処理を行うために、前記地上制御装置の制御範囲内の信号機に対して停止表示を指令する手段を備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  6. 請求項1において、
    前記冗長符号生成手段が生成する冗長符号は次に生成する冗長符号の一部を予告情報として含み、前記地上制御装置及び前記車上制御装置は受信の際に、少なくとも前回に受信した送信用冗長符号に含まれる前記予告情報を保持し、新たに受信した送信用冗長符号の内容と照合する手段を備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  7. 請求項1において、
    前記冗長符号生成手段が生成する冗長符号は次に生成した冗長符号の一部を確認情報として含み、前記地上制御装置及び前記車上制御装置は受信の際に、少なくとも前回に受信した送信用冗長符号に含まれる前記確認情報を保持し、新たに受信した送信用冗長符号の内容と照合する手段を備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  8. 請求項1において、
    前記地上制御装置及び前記車上制御装置は、前記冗長符号生成処理が出力する前記冗長符号からなる照合冗長符号テーブルを処理開始に予め作成して保持し、少なくとも複数個の受信情報に含まれる前記冗長符号による受信情報列の変化状態と、前記照合冗長符号テーブルの内容を照合する手段を備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
  9. 請求項1において、
    前記車上制御装置は、前記地上制御装置内の前記冗長符号生成処理が出力する前記冗長符号による照合冗長符号テーブルを、処理開始以前に前記地上制御装置より受け取って保持し、少なくとも複数個の受信情報に含まれる前記冗長符号による受信情報列の変化状態と、前記照合冗長符号テーブルの内容を照合する手段を備えたことを特徴とする鉄道情報伝送システム。
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