JP3832918B2 - 携帯型機器 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカメラ一体型デジタルVTRのような携帯型機器の省電力化を図るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ、プリンタ、ハードディスク、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の電子機器にて通信システムを構成する際に、統一された汎用型デジタルインタフェースを用いて各電子機器間を接続し、高速なデータ通信を実現しようとする動きが活発化している。
【0003】
このような観点から開発されている次世代の高速デジタルインタフェースの一つにIEEE1394−1995(以下、1394)シリアルバスがある。1394では、所定の通信サイクル(例えば、125μsec)毎に、同期転送データと非同期転送データとを混在させて通信することができる。同期転送データ(Isochronous転送データ)とは、映像データや音声データのように一定のデータレートで連続的に通信を行なう必要のあるデータであり、非同期データ(Asynchronous転送データ)とは、制御データのように必要に応じて不定期に伝送されるデータである。
【0004】
また、1394は映像データと制御データ等を中継する機能をも備えている。これにより、各電子機器から送信される同期転送データ若しくは非同期転送データは、他の電子機器を介して、通信システム上のすべての電子機器へ転送される。尚、上述のような説明を含んだIEEE1394シリアルバスの詳細は、IEEE1394の仕様書である、「IEEE Standard for a High Performance Serial Bus(IEEE Std 1394−1995)」に公開されている。
【0005】
このような1394シリアルバスを用いて構成された通信システムの一例を図に示す。図4において、401はパーソナルコンピュータ(パソコン)、402は通信システム内の各電子機器から出力された画像若しくは文書を示すデータを印刷可能なプリンタ、403は例えばカメラ一体型デジタルVTRのような携帯型デジタルVTR、404は携帯型デジタルVTR403と例えばデジタルダビングような画像及び制御データのやり取りが可能な据え置き型デジタルVTR、405は各電子機器の1394インタフェース間をつなぐ1394ケーブである。各電子機器401〜404は夫々1394シリアルバスに準拠したデジタルインタフェースを有しており、夫々1394ケーブル405にてツリー状に接続されている。
【0006】
1394シリアルバスに準拠したケーブルには、6ピンコネクタ用と4ピンコネクタ用の形状の異なる2種類のケーブルが存在する。6ピンコネクタ用ケーブルは、信号用のツイストペアケーブルを二組と、給電用のペアケーブル端子を一組持っている。また、4ピンコネクタ用ケーブルは、信号用のツイストペアケーブルの端子を二組だけ持ち、電源供給用の端子を持っていない。
【0007】
1394シリアルバスでは、各々の電子機器から出力される転送データをDS-Link符号化方式により符号化し、転送している。したがって、6ピンコネクタケーブルと4ピンコネクタケーブル内部の二組の信号線のうち、一組はデータの伝送に使用され、他の一組はストローブ信号の伝送に使用されている。尚、6ピンコネクタ−4ピンコネクタ間は変換ケーブルを用いることによって接続が可能である。
【0008】
図4において、パソコン401、プリンタ402、据え置き型デジタルVTR404の1394インタフェースは6ピンコネクタ用のポートを有し、夫々6ピンコネクタケーブルにより接続されている。また、プリンタ502、携帯型デジタルVTR403の1394インタフェースは夫々4ピンコネクタ用のポートを有し、4ピンコネクタケーブルで接続されている。
【0009】
6ピンコネクタを用いた1394インタフェースを有する電子機器は、電源供給用の端子を有しているため、6ピンコネクタ同士で接続されている他の電子機器のインタフェースに対して電源を供給することが可能である。従って、電子機器本体の電源をオフにすることによって、インタフェースへ供給される電源が遮断されたとしても、隣接される電子機器から供給される電源によりインタフェース側の電源がオフになることはない。このことは即ち、6ピンコネクタ用のインタフェースを用いて構成された通信システムでは、ネットワーク上のどの電子機器の電源をオフにしてもネットワークが切断されることがなく、通信を確保できることを意味している。
【0010】
また、4ピンコネクタは給電用のペアケーブルが省略されているため、6ピンコネクタに比べ小型で細くしなやかである。4ピンコネクタは主に、携帯型の電子機器特有の問題点、例えばバッテリの容量、接続端子の形状と配置スペース制限、機動性を重視した使用目的等から生ずる種々の問題点を解決するため携帯型の電子機器に用いられる。4ピンコネクタケーブルでは、6ピンコネクタのように、接続先の機器から電源の供給を受けることができないが、カメラ一体型デジタルVTR403のような携帯型の機器では通常、見た目には電源がオフ状態でも内部的にはホットスタンバイ状態であるため、インタフェース側にも電源の供給が可能となる。そのため、携帯型機器のインタフェース側に電源が供給されていれば、6ピンコネクタケーブルにて構成された通信システムに何等問題なく接続することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のデジタルインタフェースの機能を有する装置では以下のような欠点があった。
【0012】
図5に1394インタフェース部の基本構成を示す。各インタフェース部は1394シリアルバスを通じて他の機器を通信を可能とするために、少なくとも物理レイヤ501、リンクレイヤ502、バス管理レイヤ503を備えている。物理レイヤ501はバスの初期化、送受信データのエンコード/デコード、バス使用権の調停等の機能を有し、リンクレイヤ502は誤り訂正符号の生成/検出、パケットの生成/検出、サイクル制御等の機能を有する。また、バス管理レイヤ503は物理、リンクの各レイヤの制御とアプリケーションとの通信を制御する機能を有する。
【0013】
1394インタフェース部に供給される電源は、通常ホスト側の機器の電源から供給されるように構成されているが、給電用のペアケーブルを有したケーブルから取り出しても良い。このようなケーブルを用いて構成された通信システムでは、システム上の各機器が機能する為に必要な電力を各機器がお互いにバスへ供給している。これにより、通信システム上の機器の電源がオフになっても、通信が途中で、途切れることがない。しかし、各機器のインタフェース部には、通信システム間で全く通信が行われていない状況でも該インタフェース部に対して常に給電する必要があり、システム全体から見れば無駄な電力を消費するという欠点があった。
【0014】
更に、給電用のペアケーブルを持っていないケーブルを用いて上記の通信システムに新たな機器を接続した場合、該機器は接続先の機器から電源の供給を受けることができない。そのため、新たに接続された機器が通信システムと1394シリアルバスの機能を利用した通信を行うためには該機器の内部電源若しくは外部電源を使用する。特に、新たに接続された機器がバッテリで駆動するカメラ一体型デジタルVTRのような携帯型機器の場合、バッテリ容量に限りがあるため、長時間の動作を可能とするためには機器の省電力化を図る必要がある。
【0015】
このような電子機器が、IEEE1394のようなデジタルインタフェースを介して他の電子機器と接続されている場合、携帯型機器はインタフェース側の回路を使用しない場合でも該インタフェース側の回路に対して電源の供給を行う必要がある。特に、ホスト側若しくは他の電子機器の動作状態によっては、インタフェースを介して外部機器との通信が必要ない場合があり、このような場合にはインタフェース側の回路が電力を無駄に消費してしまうという欠点があった。
【0016】
以上の背景から本出願の発明の目的は、例えばカメラ一体型デジタルVTRのような携帯型機器において機器全体の省電力化をユーザの使用目的若しくは使用状況に合わせて行えるようにすることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
発明に係る携帯型機器は、例えば、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像信号を他の電子機器に送信するインタフェース手段と、前記インタフェース手段が機能するのに必要な電源を供給するバッテリと、前記撮像手段から出力された画像信号若しくは前記インタフェース手段より受信された外部からの画像信号を記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されている画像信号を再生する記録再生手段と、前記撮像手段から出力された画像信号を前記記録媒体に記録する第1のモードが選択されているか、前記記録媒体に記録されている画像信号を再生するか、前記前記インタフェース手段より受信された外部からの画像信号を前記記録媒体に記録する第2のモードが選択されているかに応じて、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御する制御手段とを有し、前記制御手段はさらに、前記バッテリの残量に応じて、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、インターフェース制御装置、電子機器及び通信システムの実施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明に係る実施例のカメラ一体型デジタルVTR115の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1において、101は被写体の光学像を集光し、撮像素子102上に像形成するためのレンズ群、102は例えばCCD等により構成され、光学像を電気信号に変換して後段の信号処理回路104に供給する撮像素子、103は外部の音声を集音するマイクロフォン、104は撮像素子102からの画像信号とマイクロフォン103からの音声信号とを表示、磁気記録再生、通信に適した信号形態に変換する処理を行う信号処理回路、105は画像信号及び音声信号を磁気テープ等の記録媒体106に記録し再生する機能を備えた記録再生部、106はレンズ101、撮像素子102により撮像された画像信号とマイクロフォン103により集音された音声信号若しくはインタフェース部110を介して外部より入力された画像信号を記録する記録媒体、107は撮像した画像信号を表示するモニタ部である。
【0026】
108はカメラ一体型デジタルVTR112の各処理部の動作を制御するコントローラ、109は利用者が各種の操作を行うための操作キー、110は撮像された画像データを1394シリアルバス114を介して外部の機器と通信するための1394インタフェース部、111は1394インタフェース部110を含めたカメラ一体型デジタルVTR115全体が機能するために必要な電源を供給するバッテリ、112は1394シリアルバス114に接続された機器の挿抜をバイアス電圧により検出するためのバイアス検出回路、113は1394インタフェース部110のポートに接続された1394シリアルバスケーブルであり、このケーブルにより外部の機器若しくは通信システムの1394インタフェースと物理的に接続される。尚、本実施例では1394シリアルバスケーブル113に4ピンコネクタケーブルを用いている。
【0027】
以下では上述のように構成されたカメラ一体型デジタルVTR115の動作を説明する。
【0028】
被写体をレンズ101、撮像装置102により撮像して得られた画像信号、及びマイクロフォン103により集音されて得られた音声信号は、信号処理回路104に入力される。信号処理回路104では、これらの画像信号と音声信号をいくつか目的にあった信号形態、例えば表示、記録再生、通信に適した信号処理を行う。
【0029】
表示に適した信号形態に処理する場合、信号処理回路104は、画像信号と音声信号をNTSCやPALのような標準テレビジョン信号に準拠した信号形態になるように処理し、モニタ部106へ出力する。モニタ部106は、これらの画像信号と音声信号をユーザに対して表示する。
【0030】
記録再生に適した信号形態に処理する場合、信号処理回路104は、画像信号と音声信号をデジタル化し、高能率符号化した後、誤り訂正用のパリティコードを付加する等の処理を行う。この処理により生成された信号は、記録再生部105により磁気テープや磁気ディスクなどの記録媒体に順次記録されていく。
【0031】
また、通信にて適した信号形態に処理する場合、信号処理回路104は、画像信号と音声信号を1394インタフェース部110を介して通信可能な信号形態に処理をする。1394インタフェース部110は信号処理回路104から出力された信号を1394シリアルバスに準拠したパケット形式にパケッタイズして、外部の機器へと送信する。
【0032】
コントローラ108は、カメラ一体型デジタルVTR115の動作状態に応じて1394インタフェース部110の動作、及びバッテリ111から1394インタフェース部110に供給される電源を制御している。本実施例では、カメラ一体型デジタルVTR115の動作状態として「カメラモード」と「ビデオモード」の2種類の動作状態を有し、コントローラ108は夫々のモード状態に対応して1394インタフェース部110に供給する電源を制御している。
【0033】
「カメラモード」とは、カメラ一体型デジタルVTR115の撮像部が動作状態で、記録再生部105が撮像部により撮像された画像信号及びマイクロフォンにより集音された音声信号を記録媒体106に記録、又は記録一時停止している状態を示すものである。また、「ビデオモード」とは、カメラ一体型デジタルVTR115が記録媒体106に記録された画像及び音声信号を記録再生部105にて再生処理し、モニタ部107に表示する、若しくは記録再生部105により再生された画像及び音声信号を1394インタフェース部110を介して外部の機器へと送信する、或いは外部の機器から送信された画像及び制御データを受信し、該制御データにてコントローラ108を制御しながら記録媒体106に画像データを記録するためのモードである。この2種類のモードは、操作キー109にてユーザが自在に切り換えることが可能であり、コントローラ108は操作キー109からの指示により「カメラモード」と「ビデオモード」とを使い分ける。尚、カメラ一体型デジタルVTR115の動作モードは操作キー109の切換に応じて行うだけでなく、外部の通信システムからの制御信号により動作制御モードを切り換えることも可能である。これにより、1394インタフェース部110の給電制御を外部の通信システムからも行うことができる。
【0034】
本実施例の1394インタフェース部110は電源供給ケーブルのない4ピンコネクタにより外部の機器と接続されている。このため、1394インタフェース部110を動作させるには、カメラ一体型デジタルVTR115自身の電源を常に供給する必要がある。
【0035】
通常、「カメラモード」は外部の被写体を撮影するためモードであり、撮影された被写体の画像及び音声信号をデジタルインタフェースを介して外部の機器に出力する必要性は少ない。そのため、1394インタフェース部110に常に電源を供給することはバッテリを無駄に消費することになる。従って、本実施例では、カメラ一体型デジタルVTR115の動作モードが「カメラモード」であるときは、1394インタフェース部110に対して電源の供給を遮断し、インタフェース内部の各レイヤの動作を部分的に停止させることにより、データの送受信を行えない状態(スリープモード)になるように制御する。この「スリープモード」はインタフェース内部に設けられた物理レイヤ、リンクレイヤ及びバス管理レイヤの機能を停止させ、更に1394ケーブルにバイアス電圧を出力しない状態であり、消費電力は少ない。
【0036】
また、カメラ一体型デジタルVTR115の動作モードが「ビデオモード」であるとき、ユーザは1394インタフェース部110を例えば、据え置き型のデジタルVTRのような外部機器若しくは1394インタフェースを有する複数の電子機器により構成された通信システムと接続し、記録媒体106に記録した画像及び音声データの編集を行う頻度が高い。従って、「ビデオモード」の場合には、コントローラ108は常に外部の機器と通信可能なように1394インタフェース部110の各レイヤに対して電源を供給し、通常の動作を可能な状態(通常モード)に制御する方がユーザの使い勝手としては良い。
【0037】
尚、本実施例において、「カメラモード」では自動的に「スリープモード」に、「ビデオモード」では自動的に「通常モード」になるように設定されているが、操作キー109を操作することによって「カメラモード」でも「通常モード」に、又「ビデオモード」でも「スリープモード」になるようにも制御でき、機器の使用状況、使用要求に合わせた通信が可能である。
【0038】
又、バッテリ111にバッテリの残量を検出する不図示の残量検出回路を設け、該残量検出回路の検出結果に応じて電源モードを切り換えることもできる。
【0039】
以上のように、本実施例のカメラ一体型デジタルVTR115は、ユーザの選択する動作モードに応じて1394インタフェース部109に供給する電源を制御することができる。これにより、ユーザの使用状況に応じた節電制御が実行可能となるため、無駄な電力の消費を抑えることができ、特にバッテリ駆動の携帯型機器には都合がよい。
【0040】
上述の実施例では、1394インタフェース部110へ供給する電源の制御をカメラ一体型デジタルVTR115の動作モードにより行なっていたが、1394インタフェース部110のポートに他の電子機器が接続されているか否かによっても制御するができる。
【0041】
図2は1394インタフェース部を有した電子機器同士の接続を説明する図である。尚、電源用ペアケーブルについては省略する。
【0042】
各機器の物理レイヤ201、202は、信号伝送用のツイストペアケーブル203、204を持った1394シリアルバスケーブルによって直接接続されいる。1394シリアルバスでは、この二組の信号伝送用のツイストペアケーブル203、204を用いることによって双方向にデータの通信を行うことができる。各機器の物理レイヤ201、202は、二組のツイストペアケーブル203、204のうち一方にバイアス電圧を供給し、他方のツイストペアケーブルからバイアス電圧を検出するように構成されている。これにより、1394シリアルバスを用いた通信システム内の各機器は、バス上のバイアス電圧の変化をみることによって他の電子機器の挿抜を検知することが可能となる。
【0043】
本実施例のカメラ一体型デジタルVTR115では、1394シリアルバスにて構成された外部の通信システムと接続された場合、1394インタフェース部110の物理レイヤ若しくは外部に設けられたバイアス検出回路112が1394シリアルバス上のバイアス電圧を検出する。カメラ一体型デジタルVTR115のコントローラ108の制御する電源制御モードが「通常モード」である場合、バッテリ111は1394インタフェース部110内の各レイヤ(物理レイヤ、リンクレイヤ、バス管理レイヤ)に対して電源を供給しているため、物理レイヤは外部の通信システムと接続されたことを検出できる。
【0044】
また、電源制御モードが「スリープモード」である場合、コントローラ108は1394インタフェース部110への電源の供給を遮断するように制御するため、1394インタフェース部110内の物理レイヤでは接続を検出することができない。そのため、本実施例ではインタフェース外部に設けられたバイアス検出回路112にて検出できるように構成している。バイアス検出回路112における検出結果は、コントローラ108に送られ、その検出結果に応じて1394インタフェース部110に対する電源制御モードを「スリープモード」から「通常モード」に変化させる。
【0045】
以下に、カメラ一体型デジタルVTR115の動作状態と1394インタフェース部110の接続状態とに応じた給電制御について説明する。図3は、カメラ一体型デジタルVTR115の動作状態とインタフェース部110の接続状況に応じた電源制御モード状態を示す図である。
【0046】
まず、カメラ一体型デジタルVTR115の動作状態が「カメラモード」である場合の電源制御について説明する。
【0047】
動作状態が「カメラモード」で、且つ1394インターフェース部110が外部の機器と接続されていない場合には、外部機器を通信をする必要がないため、電源制御モードは「スリープモード」に設定される。
【0048】
また、動作状態が「カメラモード」で、且つ1394インターフェース部110が外部の機器と接続されている場合も、撮影状態にある被写体の画像信号をデジタルインタフェースを介して外部の機器に出力する必要性は少ないため「スリープモード」に設定される。
【0049】
しかし、ユーザによっては、撮影されている画像信号と集音されている音声信号をカメラ一体型デジタルVTR115の記録媒体106に記録すると共に、外部の例えば据置型のデジタルVTRのような記録再生装置に対しても同時に記録をさせたい場合がある。この場合、1394インタフェース部110が「スリープモード」であれば、外部の機器と通信するは不可能であるので、電源制御モードを「通常モード」に変更する必要がある。そのため、その場合には操作キー109を操作することによりユーザ自身に使用目的に合わせて設定を変更することも可能である。
【0050】
又、ユーザの使用状況若しくはバッテリ111の残量によっては「カメラモード」でも外部の機器と通信を行わない又は行いたくない場合がある。この場合、電源制御モードを常に「通常モード」にしておくことはバッテリ111の消費につながるのでユーザは操作キー109のスイッチを操作することにより、1394インタフェース部110の状態が「通常モード」になるようにコントローラ108に対して指示することも可能である。ここで、バッテリ111の残量は、コントローラ108が不図示の残量検出回路の検出結果をモニタ部107に送り、ユーザが視覚的に認識可能な表示形態に処理して表示することによって示される。
【0051】
続いて、カメラ一体型デジタルVTR115の動作状態が「ビデオモード」である場合の電源制御について説明する。
【0052】
通常、動作状態が「ビデオモード」で、且つ1394インターフェース部110が外部の機器と接続されている場合には、その外部機器を利用して記録した画像及び音声データを編集することを目的とする頻度が高い。従って、このような条件では、電源供給モードは「通常モード」に設定される。
【0053】
また、このような条件では電源供給モードの設定を機器の有するバッテリの残量に応じて自動若しくは手動で「スリープモード」に変更することも可能である。電源供給モードの設定の変更は、バッテリ111の残量、若しくは操作キー109からの制御命令に応じて行われる。バッテリ111の残量は不図示の残量検出回路により検出され、その検出結果はコントローラ108に送られる。コントローラ108は、バッテリ111の残量が所定値に比べて低いと判断すれば、1394インタフェース部110に対して電源の供給を止めるようにバッテリ111に知らせ、1394インタフェース部110を自動的に「スリープモード」状態にする。また、コントローラ108はバッテリ110から受け取ったバッテリ残量検出結果をモニタ部107に送り、画像信号と重畳させるようにバッテリ残量検出結果を表示する。ユーザは、このバッテリ残量検出結果を表示により確認し、バッテリを節約したいと考えれば、操作キー109を操作して電源供給モードをマニュアルで「スリープモード」に変更することができる。
【0054】
また、動作状態が「ビデオモード」で、且つ1394インターフェース部110が外部の機器と接続されていない場合には、その外部機器との通信を行う必要がない。従って、このような条件では、電源供給モードは「スリープモード」に設定される。
【0055】
このように電源供給モードを、記録再生部105の動作状態及び外部機器との接続状態に応じて決定することにより、携帯型機器の特長を損なわず、且つユーザの使用状況に応じたバッテリの省電力化を実現することができる。
【0056】
尚、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。したがって前述の実施例はあらゆる点おいて単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、例えばカメラ一体型デジタルVTRのような携帯型機器において、機器全体の省電力化をユーザの使用目的若しくは使用状況に合わせて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るカメラ一体型デジタルVTRの構成を説明するブロック図。
【図2】本実施例に係る1394インタフェース部を有した電子機器同士の接続を説明する図。
【図3】本実施例に係るカメラ一体型デジタルVTR115の動作状態とインタフェース部110の接続状況に応じた電源制御モード状態を示す図。
【図4】1394シリアルバスを用いて構成された通信システムの一例を示す図。
【図5】1394インタフェース部の基本構成を示す図。

Claims (6)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    記撮像手段から出力された画像信号を他の電子機器に送信するインタフェース手段と、
    前記インタフェース手段が機能するのに必要な電源を供給するバッテリと、
    前記撮像手段から出力された画像信号若しくは前記インタフェース手段より受信された外部からの画像信号を記録媒体に記録し、前記記録媒体に記録されている画像信号を再生する記録再生手段と、
    前記撮像手段から出力された画像信号を前記記録媒体に記録する第1のモードが選択されているか、前記記録媒体に記録されている画像信号を再生するか、前記前記インタフェース手段より受信された外部からの画像信号を前記記録媒体に記録する第2のモードが選択されているかに応じて、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段はさらに、前記バッテリの残量に応じて、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御することを特徴とする携帯型機器
  2. 前記第1のモードが選択されている場合、前記制御手段は、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御して前記インタフェース手段を省電力状態にすることを特徴とする請求項1に記載の携帯型機器。
  3. 前記第2のモードが選択されている場合、前記制御手段は、前記インタフェース手段に他の電子機器が接続されているかどうかに応じて、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型機器。
  4. 前記第2のモードが選択されている場合であって、前記インタフェース手段に他の電子機器が接続されている場合、前記制御手段は、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御して前記インタフェース手段を省電力状態ではなく通常状態にすることを特徴とする請求項3に記載の携帯型機器。
  5. 前記第2のモードが選択されている場合であって、前記インタフェース手段に他の電子機器が接続されていない場合、前記制御手段は、前記バッテリから前記インタフェース手段への電力供給を制御して前記インタフェース手段を省電力状態にすることを特徴とする請求項3又は4に記載の携帯型機器。
  6. 前記インタフェース手段が省電力状態である場合、前記インタフェース手段はバス上にバイアス電力を出力しないことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の携帯型機器。
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