JP3831611B2 - 高いインダクタンスを有する電気的負荷を直流電圧源から遮断するための装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、電気的負荷を直流電圧源の電気エネルギー源、例えば蓄電池から安全に遮断するための装置に関する。負荷は、例えば高いインダクタンスを有する電動機のような電気消費機器であってよい。確実な遮断は、例えば障害の発生時に電気的負荷を強制停止するために必要となる。これは、例えば電気的負荷、例えば電動機負荷の望ましくない、コントロールされていない、かつ場合によっては危険でさえある動作から人を保護する役割をする。確実な遮断は通常リレーを用いて行われるので、その機能能力が保証されなければならない。
【0002】
電気的負荷を安全に遮断するため、従来は特別な安全リレーを使用していた。これらは、機械的に強制駆動される多くの並列接点群を有する。接点群の1つは本来の負荷電流を伝達または遮断するための役割をするが、他方の接点群は検査電流を与えられる。この検査電流の評価により、強制駆動される接点群が望ましい開閉状態を示すか望ましくない開閉状態を示すか、即ち安全リレーが正常に機能しているか故障しているかが把握される。しかし冗長接点を用いた、リレーのこの形式の検査は費用がかかる。
【0003】
本発明の課題は、特殊な安全リレーを使用せずにすむ遮断装置を提供することである。
【0004】
この課題は請求項1にあげた遮断装置により解決される。本発明の有利な他の実施の形態は従属請求項にあげられている。
【0005】
本発明による回路は、遮断の安全性を段階付けされた従来通常のリレーの“検査される冗長性”を用いて達成することを基礎としている。本発明による遮断装置の構成は、安全な遮断が、検査される冗長性および多様性の原理により達成されるという特別な利点を有する。それによって、特別な安全リレーの使用を省略することが可能である。その代わりにリレーK1、K2、K3に対して簡単な、例えば自動車用の大量生産により生産される、それぞれ一群の開閉接点しか有していないリレーが使用できる。本発明は、安全な遮断装置を、これまでは従来通常の安全回路に使用できなかった経済的なリレーの使用のもとに構成できるという利点を有する。
【0006】
以下、図面に示す実施例により本発明をさらに説明する。
【0007】
図面には例として、本発明に従って構成された、電気エネルギー供給源と電気的負荷との間に接続された遮断装置の原理回路図を示す。電気的負荷は、例えば電動機であり、かつ装置の構成部分であってよい。ここで図面の左側に、詳細には示さない電気エネルギー供給源から入力直流電圧Ueが与えられ、他方において図面の右側から、詳細には示さない負荷に供給電圧Uaが与えられる。遮断装置が故障していない正規作動中、入力直流電圧Ueが導線L1、L2を経て変化なしに電気的負荷の接続点まで伝達される。その場合、電気的負荷の供給電圧Uaは入力直流電圧Ueと同一である。図面の例では、こうして導線L1が入力直流電圧Ueを供給電圧Uaの接続点まで導き、他方において、導線L2が基準電位、例えば接地電位を導く。
【0008】
本発明による遮断装置は、電気エネルギー供給源側に第1リレーK1を含む。その開閉接点K11は入力直流電圧Ueの供給点に続いて導線L1中に接続されており、かつ正常作動中は閉じている。さらに入力直流電圧Ueの供給点と開閉接点K11との間で、ヒューズSが導線L1内に接続されている。接続された電気的負荷の方向に、第1リレーK1に第2リレーK2が続いている。K2の開閉接点K21は導線L1とL2との間に接続され、正規作動中は開いている。
【0009】
図示の本発明の別の実施例によれば、第2リレーK2に続いて第3リレーK3を配置する。その場合開閉接点K31は、開閉接点K11と直列に同じく導線L1中に接続され、かつ正常作動中は閉じている。開閉接点K31の出力側に、最後に電気的負荷の供給電圧Uaに対する電圧が与えられる。
【0010】
リレーK1、K2および場合によりさらにK3は、各々励磁巻線K12、K22および場合によりK33を有する。ここでレリーズ信号線FSから与えられる制御電圧Ufが降下すると、これらのリレーが能動化され、かつ各開閉接点K11、K21そして場合によってはK31が、上述の開閉位置を占める。従ってリレーK1、K3は“常時閉路リレー”と呼ばれ、リレーK2は“常時開路リレー”と呼ばれる。この正規作動中、入力直流電圧Ueは、遮断装置による影響なしに制限されずに電気的負荷に対する供給電圧Uaとして利用される。
【0011】
電気的負荷の遮断過程、即ち電気エネルギー供給源の入力直流電圧Ueからの負荷への供給電圧Uaの切り離しは、図示の例ではレリーズ信号線FSにおける制御電圧Ufの降下により始まる。これにより、例えば電気的負荷を含む装置内部の、電気的負荷の強制遮断を必要とする障害の生起が報知される。障害発生の発見およびそれに続く制御電圧Ufの遮断は、例えば電気的な負荷装置の内部に設けた適宜の開閉手段または検出器により行われる。このような要素は、図面を見易くするため図面には示していない。制御電圧Ufの消滅によって、リレーK1、K2そして場合によってはK3の励磁巻線K12、K22および場合によってはK32における励磁電圧も喪失するので、リレーは遮断過程の終了時に図面の原理回路図中の、図示したのとは反対の開閉状態となる。
【0012】
本発明による遮断装置の動作方法は、一方ではリレーK1、K2および場合によっては追加的に存在するリレーK3が遮断過程の間、順にそれぞれ反対の開閉状態に移行することに基礎をおく。図面の例では、こうしてリレーK1が先ず開閉接点K11を開く。それに続いてリレーK2の開閉接点K21が閉じる。追加的にリレーK3が存在する場合には、最後に開閉接点K31が開く。
【0013】
能動化のこの順序を達成するため、リレーK1、K2および場合によってはK3の前に、原理図中の図示に相応して遅れ要素K13、K23および場合によってはK33が接続されている。これらはそれぞれ順に大きな遅れ時間を持つ。図面の例では、リレーK1の遅れ要素K13は遅れ時間t0を持ち、リレーK2の遅れ要素K23は遅れ時間t0+t1を持ち、場合により追加的に存在するリレーK3の遅れ要素K33は遅れ時間t0+t1+t3を持つ。これらの段階的な遅れ時間により、リレーはK1、K2、K3の順序で動作する。
【0014】
実際には、個々の遅れ要素K13、K23なしですまし、それにもかかわらずリレーの所望の順次の動作がK1で始まり、K2に続き、K3に続くようにできる。このことは、その原因が、“常時開路リレー”、即ちリレーK1の構成部品特有の固有開閉遅れが、“常時閉路リレー”、即ちリレーK2の固有開閉遅れよりも小さくてよいことにある。K1、K2の構成要素を適当に選定することで、こうしてリレーK2が追加的な措置なしに時間的にリレーK1の後に開閉する。場合によっては、追加的に設けた第3のリレーK3にのみ、個々の遅れ要素を追加すればよい。これは、例えば制御電圧Ufに対して阻止方向に、励磁巻線K32に対し並列接続したフリーホィーリングダイオードの形態で構成できる。
【0015】
リレーK1、K2、K3のスイッチオフ遅れは、簡単な方法で受動的に実現できる利点がある。レリーズ信号線FS上の制御電圧Ufの伝導は、高耐圧のダイオードを介して行われる。阻止方向における1つのダイオードの故障は電気的負荷の遮断に通じ、短絡方向における1つのダイオードの故障は遅れ作用をなくすが、電気的負荷を遮断する恐れはない。各リレーK1、K2、K3には、適当なフリーホィーリングダイオードが接続される。追加的に、抵抗をフリーホィーリングダイオードに対し直列に接続すると有利である。この抵抗が低い場合、コイル電流は残留磁界に基づいてなおある時間にわたり流れ続ける。この抵抗が高いとき、この電流の流れはより速く崩壊し、かつリレーはより速くレリーズする。抵抗の選定にあたっては、リレーのリレー機構のさまざまな速度も考慮に入れる。遮断時間を遅らす他の方法はコンデンサの使用である。
【0016】
本発明による遮断装置を用いた遮断過程の進行を、以下に詳細に説明する。
【0017】
制御電圧Ufの降下後、リレーK1が遅れ時間t0の経過時点で最初に反応する。常時閉路接点K11が開き、入力直流電圧Ueの側で遮断すべき負荷への電流供給を断つ。二番目にリレーK2が遅れ時間t0+t1の経過後に反応する。常時開路接点K21が閉じ、入力直流電圧Ueを短絡する。リレーK1が前以て正しく切り離されていないと、ヒューズSが溶断し、入力直流電圧Ueを断つ。遮断の安全性を一層高めるために第3のリレーK3が存在している場合、この第3のリレーK3は遅れ時間t0+t1+t2の経過後に反応する。その常時閉路接点K31が開き、遮断すべき負荷の側で電流を断つ。
【0018】
別の実施例によれば、本発明による遮断装置は追加的な検査回路TSを持つ。そのため制御電圧Ufがレリーズ信号線FSを経て供給される。遮断状態のレリーズは検査回路TSによりレリーズ信号導線FSの評価によって確認される。これはそれに基づいて、励磁巻線K12、K22、K32と導線L2上の接地電位との間の、接続導線K14、K24、K34中に配置されている追加的な接点S1、S2、S3を開く。それによってリレーK1、K2および場合によってはK3の誤った再スイッチオンが阻止される。
【0019】
本発明による回路は、高いインダクタンスを持つ電気的負荷を安全に遮断するのに特に適している。一例として、例えば蓄電池、例えば24Vの定格電圧を持つ鉛蓄電池から給電される直流電動機が挙げられる。このような負荷の強制遮断時の問題点は、特定の障害状況の際に短時間非常に大きい電流が電気的負荷により発生することにあり、これらの大電流が遮断装置により安全に遮断されなければならない。例えば焼損した出力終段に基づき直流電動機に非常に大きい電流が流れる。その際生ずる電動機の最大加速度は、特に危険な作動状態を惹起する。遮断装置のあらゆる場合に、安全な応答によって電動機を強制的に停止しなければならない。電動機の機械的な停止の際にも、出力終段の過負荷により非常に大きい電流が生じる。最後に、例えば直流電動機の出力終段の全ブリッジ中で短絡が生じたときも、強制的に遮断すべき大きい電流が発生する。
【0020】
遮断開始時にリレーK1により先ず正規の切り離し過程を実行し、その際に全ての負荷電流を遮断しなければならない。この瞬間に負荷電流の極端なピーク値が生じたとすると、リレーK1の損傷が起こる。しかし実際上、リレーK1は、損傷にもかかわらず通常切り離し状態になる。
【0021】
稀な例外的な場合にのみ、リレーK1が “固着” 障害に基づいて閉じた状態にとどまり、所望の切り離し過程を失敗することがある。リレーK1の機械的なジャミングも完全には排除できない。リレーK1が不作動の場合、安全な遮断が別のリレーK2により行われる。このリレーK2は入力直流電圧Ueを短絡し、それに伴いヒューズSが溶断する。この過程はリレーK1が不作動の際にしか生じないので、ヒューズSの溶断はリレーK1の誤機能を報知し、従って修復のためヒューズSもリレーK1も交換しなければならない。リレーK2による、入力直流電圧の短絡に基づくこの遮断は、遮断装置の安全性を顕著に高める。その理由は、コスト的に望ましいリレー接点を持つリレーK2を用いても、スイッチオン過程の際にアークが生じないので、非常に大きい電流がスイッチオン可能であることにある。従って、比較可能な接点により切り離し得る電流よりも何倍も大きい電流をスイッチオンできる。さらにリレーK2の能動化の際、一般には高い負荷電流が流れる状況が既に存在している。短絡リレーとしての役割を果たすリレーK2の閉路によりヒューズSを作動させるために、リレーK2を通る僅かな追加的な電流の流れしか惹起されない。
【0022】
本発明による遮断装置はフォールトトレラントである、即ち自ら故障に対して高い安全性を有する。なぜならば、正規の場合に遮断すべき電流の大部分を引き受けるリレーK1と並んで、追加的なリレーK2が冗長性のために存在しているからである。これは緊急事態でしか、即ちリレーK1が不作動のときしか必要とされず、かつ上述のように遮断過程の間も強く負荷されることがない。
【0023】
本発明の別の実施例によれば、遮断装置のフォールトトレラント性、即ちその遮断の安全性が、遮断すべき負荷の側に直列に接続されている第3のリレーK3により一層顕著に高められる。リレーK3は、リレーK1およびK2が同時に不作動になったときのみ遮断過程をひき起こす。実際には、リレーK2も機械的に動かなくなっていること、またはヒューズSが、例えば蓄電池により供給される入力直流電圧の降下に基づいて溶断しないことがあり得なくはない。この場合には、追加的なリレーK3が遮断を引き受ける。正規の場合、リレーK1またはK2が遮断すべき電流の大部分を引き受けるので、第3のリレーK3の開閉接点K31は負荷されず、かつスイッチオフせず、その際に電流の流れを断たなくてよい。即ちリレーK3は、リレーK1またはK2よりもはるかに僅かな負荷をスイッチングすればよいので、その接点の損耗、従ってまたその故障確率は著しく僅かである。こうして第3のリレーK3により、非常に安全な遮断が行われる。
【0024】
第3リレーK3を追加した本発明による遮断装置は、こうして三重の遮断冗長性により優れている。2つの負荷リレーK1およびK2が故障したときでさえ、僅かな負荷しか担わない第3のリレーによる遮断が、ほぼ常に保証される。リレーK1、K2およびK3により種々の遮断メカニズムが実行されることから、設計エラーに対する安全性も高まる。
【0025】
本発明による遮断装置が追加的に検査回路TSを有するならば、これによって遮断装置の再スイッチオンの前に全てのリレーの機能が検査される。
【0026】
スイッチオン過程の開始の前提条件は、接続導線K14、K24、K34内の開閉接点S1、S2およびS3が開いていることである。さらに第2リレーK2と第3リレーK3との間の導線L1上の電位が、低抵抗で0Vに接続されていなければならない。このことは検査導線Ps1を介して捕捉される。最後にスイッチオンのための要求が、能動的な制御電圧Ufの形態でレリーズ信号導線の上に存在していなければならない。
【0027】
スイッチオン過程の進行を、以下に一層詳細に説明する。
【0028】
先ず検査回路TSの開閉接点S2が閉じられる。それに伴ってリレーK2が能動化され、その開閉接点K21が開く。検査回路が検査導線Ps1を介し、第2のリレーK2と第3のリレーK3との間の導線L1上の電位がもはや低抵抗で0Vに接続されておらず、高抵抗であるか否かを確認しようと試みる。この状態が特定の時間の後に生じないならば、スイッチオン過程が中断され、かつ障害が指示される。検査点1が24Vに接続されているならば、リレーK1は故障しており、かつスイッチオン過程は同じく中断される。
【0029】
第2のリレーK2と第3のリレーK3との間の導線L1上の電位が高ければ、開閉接点S1が検査回路TSにより閉じられる。それに伴いリレーK1が能動化され、かつその開閉接点K11が閉じられる。この過程は、検査回路が検査導線Ps1を介して短時間の後に入力直流電圧Ueの電位を捕捉するならば、成功裡に終了する。他の場合にはスイッチオン過程は中断される。なぜならば、その場合にはリレーK1もしくはリレーK2が故障しているからである。
【0030】
検査回路TSにより別の検査導線Ps2を介して電気的負荷の供給電圧Uaに対する供給点の電圧が監視されるなら、場合により追加的に存在しているリレーK3も検査される。検査導線Ps2上に、同じく入力直流電圧の電位が生じているときは、リレーK3は故障しており、かつスイッチオン過程は中断される。
【0031】
後続のステップで開閉接点S1が再び開かれる。このステップは、本来のステップ過程をリレーK1を介し、かつリレーK3を介さずに実行する役割をする。それにより、リレーK3の接点がリレーK1の接点よりも長い所望の寿命を有することが保証される。
【0032】
いまや開閉接点S3が閉じ、それによりリレーK3がスイッチオンする、即ちその開閉接点K31が閉じる。最後に開閉接点S1が閉じ、それによってリレーK1の開閉接点K11が閉じ、負荷に電流を供給する。
【0033】
上に説明した状態でのスイッチオン過程の打ち切りは、レリーズ信号線FS上の制御信号Ufが検査回路TSから断たれるという結果を伴う。それにより、既に詳述したスイッチオフに相当する正規のスイッチオフ過程が再度始まる。
【0034】
検査回路TSを、定期的な時間間隔で上記のスイッチオフおよびスイッチオン過程が試みに実行されるよう構成すると有利である。この方法で、全てのリレーK1、K2、K3の機能能力を定期的に検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による遮断装置の原理回路図。
【符号の説明】
L1、L2 導線
S ヒューズ
K1、K2、K3 リレー
TS 検査回路
本発明は、電気的負荷を直流電圧源の電気エネルギー源、例えば蓄電池から安全に遮断するための装置に関する。負荷は、例えば高いインダクタンスを有する電動機のような電気消費機器であってよい。確実な遮断は、例えば障害の発生時に電気的負荷を強制停止するために必要となる。これは、例えば電気的負荷、例えば電動機負荷の望ましくない、コントロールされていない、かつ場合によっては危険でさえある動作から人を保護する役割をする。確実な遮断は通常リレーを用いて行われるので、その機能能力が保証されなければならない。
【0002】
電気的負荷を安全に遮断するため、従来は特別な安全リレーを使用していた。これらは、機械的に強制駆動される多くの並列接点群を有する。接点群の1つは本来の負荷電流を伝達または遮断するための役割をするが、他方の接点群は検査電流を与えられる。この検査電流の評価により、強制駆動される接点群が望ましい開閉状態を示すか望ましくない開閉状態を示すか、即ち安全リレーが正常に機能しているか故障しているかが把握される。しかし冗長接点を用いた、リレーのこの形式の検査は費用がかかる。
【0003】
本発明の課題は、特殊な安全リレーを使用せずにすむ遮断装置を提供することである。
【0004】
この課題は請求項1にあげた遮断装置により解決される。本発明の有利な他の実施の形態は従属請求項にあげられている。
【0005】
本発明による回路は、遮断の安全性を段階付けされた従来通常のリレーの“検査される冗長性”を用いて達成することを基礎としている。本発明による遮断装置の構成は、安全な遮断が、検査される冗長性および多様性の原理により達成されるという特別な利点を有する。それによって、特別な安全リレーの使用を省略することが可能である。その代わりにリレーK1、K2、K3に対して簡単な、例えば自動車用の大量生産により生産される、それぞれ一群の開閉接点しか有していないリレーが使用できる。本発明は、安全な遮断装置を、これまでは従来通常の安全回路に使用できなかった経済的なリレーの使用のもとに構成できるという利点を有する。
【0006】
以下、図面に示す実施例により本発明をさらに説明する。
【0007】
図面には例として、本発明に従って構成された、電気エネルギー供給源と電気的負荷との間に接続された遮断装置の原理回路図を示す。電気的負荷は、例えば電動機であり、かつ装置の構成部分であってよい。ここで図面の左側に、詳細には示さない電気エネルギー供給源から入力直流電圧Ueが与えられ、他方において図面の右側から、詳細には示さない負荷に供給電圧Uaが与えられる。遮断装置が故障していない正規作動中、入力直流電圧Ueが導線L1、L2を経て変化なしに電気的負荷の接続点まで伝達される。その場合、電気的負荷の供給電圧Uaは入力直流電圧Ueと同一である。図面の例では、こうして導線L1が入力直流電圧Ueを供給電圧Uaの接続点まで導き、他方において、導線L2が基準電位、例えば接地電位を導く。
【0008】
本発明による遮断装置は、電気エネルギー供給源側に第1リレーK1を含む。その開閉接点K11は入力直流電圧Ueの供給点に続いて導線L1中に接続されており、かつ正常作動中は閉じている。さらに入力直流電圧Ueの供給点と開閉接点K11との間で、ヒューズSが導線L1内に接続されている。接続された電気的負荷の方向に、第1リレーK1に第2リレーK2が続いている。K2の開閉接点K21は導線L1とL2との間に接続され、正規作動中は開いている。
【0009】
図示の本発明の別の実施例によれば、第2リレーK2に続いて第3リレーK3を配置する。その場合開閉接点K31は、開閉接点K11と直列に同じく導線L1中に接続され、かつ正常作動中は閉じている。開閉接点K31の出力側に、最後に電気的負荷の供給電圧Uaに対する電圧が与えられる。
【0010】
リレーK1、K2および場合によりさらにK3は、各々励磁巻線K12、K22および場合によりK33を有する。ここでレリーズ信号線FSから与えられる制御電圧Ufが降下すると、これらのリレーが能動化され、かつ各開閉接点K11、K21そして場合によってはK31が、上述の開閉位置を占める。従ってリレーK1、K3は“常時閉路リレー”と呼ばれ、リレーK2は“常時開路リレー”と呼ばれる。この正規作動中、入力直流電圧Ueは、遮断装置による影響なしに制限されずに電気的負荷に対する供給電圧Uaとして利用される。
【0011】
電気的負荷の遮断過程、即ち電気エネルギー供給源の入力直流電圧Ueからの負荷への供給電圧Uaの切り離しは、図示の例ではレリーズ信号線FSにおける制御電圧Ufの降下により始まる。これにより、例えば電気的負荷を含む装置内部の、電気的負荷の強制遮断を必要とする障害の生起が報知される。障害発生の発見およびそれに続く制御電圧Ufの遮断は、例えば電気的な負荷装置の内部に設けた適宜の開閉手段または検出器により行われる。このような要素は、図面を見易くするため図面には示していない。制御電圧Ufの消滅によって、リレーK1、K2そして場合によってはK3の励磁巻線K12、K22および場合によってはK32における励磁電圧も喪失するので、リレーは遮断過程の終了時に図面の原理回路図中の、図示したのとは反対の開閉状態となる。
【0012】
本発明による遮断装置の動作方法は、一方ではリレーK1、K2および場合によっては追加的に存在するリレーK3が遮断過程の間、順にそれぞれ反対の開閉状態に移行することに基礎をおく。図面の例では、こうしてリレーK1が先ず開閉接点K11を開く。それに続いてリレーK2の開閉接点K21が閉じる。追加的にリレーK3が存在する場合には、最後に開閉接点K31が開く。
【0013】
能動化のこの順序を達成するため、リレーK1、K2および場合によってはK3の前に、原理図中の図示に相応して遅れ要素K13、K23および場合によってはK33が接続されている。これらはそれぞれ順に大きな遅れ時間を持つ。図面の例では、リレーK1の遅れ要素K13は遅れ時間t0を持ち、リレーK2の遅れ要素K23は遅れ時間t0+t1を持ち、場合により追加的に存在するリレーK3の遅れ要素K33は遅れ時間t0+t1+t3を持つ。これらの段階的な遅れ時間により、リレーはK1、K2、K3の順序で動作する。
【0014】
実際には、個々の遅れ要素K13、K23なしですまし、それにもかかわらずリレーの所望の順次の動作がK1で始まり、K2に続き、K3に続くようにできる。このことは、その原因が、“常時開路リレー”、即ちリレーK1の構成部品特有の固有開閉遅れが、“常時閉路リレー”、即ちリレーK2の固有開閉遅れよりも小さくてよいことにある。K1、K2の構成要素を適当に選定することで、こうしてリレーK2が追加的な措置なしに時間的にリレーK1の後に開閉する。場合によっては、追加的に設けた第3のリレーK3にのみ、個々の遅れ要素を追加すればよい。これは、例えば制御電圧Ufに対して阻止方向に、励磁巻線K32に対し並列接続したフリーホィーリングダイオードの形態で構成できる。
【0015】
リレーK1、K2、K3のスイッチオフ遅れは、簡単な方法で受動的に実現できる利点がある。レリーズ信号線FS上の制御電圧Ufの伝導は、高耐圧のダイオードを介して行われる。阻止方向における1つのダイオードの故障は電気的負荷の遮断に通じ、短絡方向における1つのダイオードの故障は遅れ作用をなくすが、電気的負荷を遮断する恐れはない。各リレーK1、K2、K3には、適当なフリーホィーリングダイオードが接続される。追加的に、抵抗をフリーホィーリングダイオードに対し直列に接続すると有利である。この抵抗が低い場合、コイル電流は残留磁界に基づいてなおある時間にわたり流れ続ける。この抵抗が高いとき、この電流の流れはより速く崩壊し、かつリレーはより速くレリーズする。抵抗の選定にあたっては、リレーのリレー機構のさまざまな速度も考慮に入れる。遮断時間を遅らす他の方法はコンデンサの使用である。
【0016】
本発明による遮断装置を用いた遮断過程の進行を、以下に詳細に説明する。
【0017】
制御電圧Ufの降下後、リレーK1が遅れ時間t0の経過時点で最初に反応する。常時閉路接点K11が開き、入力直流電圧Ueの側で遮断すべき負荷への電流供給を断つ。二番目にリレーK2が遅れ時間t0+t1の経過後に反応する。常時開路接点K21が閉じ、入力直流電圧Ueを短絡する。リレーK1が前以て正しく切り離されていないと、ヒューズSが溶断し、入力直流電圧Ueを断つ。遮断の安全性を一層高めるために第3のリレーK3が存在している場合、この第3のリレーK3は遅れ時間t0+t1+t2の経過後に反応する。その常時閉路接点K31が開き、遮断すべき負荷の側で電流を断つ。
【0018】
別の実施例によれば、本発明による遮断装置は追加的な検査回路TSを持つ。そのため制御電圧Ufがレリーズ信号線FSを経て供給される。遮断状態のレリーズは検査回路TSによりレリーズ信号導線FSの評価によって確認される。これはそれに基づいて、励磁巻線K12、K22、K32と導線L2上の接地電位との間の、接続導線K14、K24、K34中に配置されている追加的な接点S1、S2、S3を開く。それによってリレーK1、K2および場合によってはK3の誤った再スイッチオンが阻止される。
【0019】
本発明による回路は、高いインダクタンスを持つ電気的負荷を安全に遮断するのに特に適している。一例として、例えば蓄電池、例えば24Vの定格電圧を持つ鉛蓄電池から給電される直流電動機が挙げられる。このような負荷の強制遮断時の問題点は、特定の障害状況の際に短時間非常に大きい電流が電気的負荷により発生することにあり、これらの大電流が遮断装置により安全に遮断されなければならない。例えば焼損した出力終段に基づき直流電動機に非常に大きい電流が流れる。その際生ずる電動機の最大加速度は、特に危険な作動状態を惹起する。遮断装置のあらゆる場合に、安全な応答によって電動機を強制的に停止しなければならない。電動機の機械的な停止の際にも、出力終段の過負荷により非常に大きい電流が生じる。最後に、例えば直流電動機の出力終段の全ブリッジ中で短絡が生じたときも、強制的に遮断すべき大きい電流が発生する。
【0020】
遮断開始時にリレーK1により先ず正規の切り離し過程を実行し、その際に全ての負荷電流を遮断しなければならない。この瞬間に負荷電流の極端なピーク値が生じたとすると、リレーK1の損傷が起こる。しかし実際上、リレーK1は、損傷にもかかわらず通常切り離し状態になる。
【0021】
稀な例外的な場合にのみ、リレーK1が “固着” 障害に基づいて閉じた状態にとどまり、所望の切り離し過程を失敗することがある。リレーK1の機械的なジャミングも完全には排除できない。リレーK1が不作動の場合、安全な遮断が別のリレーK2により行われる。このリレーK2は入力直流電圧Ueを短絡し、それに伴いヒューズSが溶断する。この過程はリレーK1が不作動の際にしか生じないので、ヒューズSの溶断はリレーK1の誤機能を報知し、従って修復のためヒューズSもリレーK1も交換しなければならない。リレーK2による、入力直流電圧の短絡に基づくこの遮断は、遮断装置の安全性を顕著に高める。その理由は、コスト的に望ましいリレー接点を持つリレーK2を用いても、スイッチオン過程の際にアークが生じないので、非常に大きい電流がスイッチオン可能であることにある。従って、比較可能な接点により切り離し得る電流よりも何倍も大きい電流をスイッチオンできる。さらにリレーK2の能動化の際、一般には高い負荷電流が流れる状況が既に存在している。短絡リレーとしての役割を果たすリレーK2の閉路によりヒューズSを作動させるために、リレーK2を通る僅かな追加的な電流の流れしか惹起されない。
【0022】
本発明による遮断装置はフォールトトレラントである、即ち自ら故障に対して高い安全性を有する。なぜならば、正規の場合に遮断すべき電流の大部分を引き受けるリレーK1と並んで、追加的なリレーK2が冗長性のために存在しているからである。これは緊急事態でしか、即ちリレーK1が不作動のときしか必要とされず、かつ上述のように遮断過程の間も強く負荷されることがない。
【0023】
本発明の別の実施例によれば、遮断装置のフォールトトレラント性、即ちその遮断の安全性が、遮断すべき負荷の側に直列に接続されている第3のリレーK3により一層顕著に高められる。リレーK3は、リレーK1およびK2が同時に不作動になったときのみ遮断過程をひき起こす。実際には、リレーK2も機械的に動かなくなっていること、またはヒューズSが、例えば蓄電池により供給される入力直流電圧の降下に基づいて溶断しないことがあり得なくはない。この場合には、追加的なリレーK3が遮断を引き受ける。正規の場合、リレーK1またはK2が遮断すべき電流の大部分を引き受けるので、第3のリレーK3の開閉接点K31は負荷されず、かつスイッチオフせず、その際に電流の流れを断たなくてよい。即ちリレーK3は、リレーK1またはK2よりもはるかに僅かな負荷をスイッチングすればよいので、その接点の損耗、従ってまたその故障確率は著しく僅かである。こうして第3のリレーK3により、非常に安全な遮断が行われる。
【0024】
第3リレーK3を追加した本発明による遮断装置は、こうして三重の遮断冗長性により優れている。2つの負荷リレーK1およびK2が故障したときでさえ、僅かな負荷しか担わない第3のリレーによる遮断が、ほぼ常に保証される。リレーK1、K2およびK3により種々の遮断メカニズムが実行されることから、設計エラーに対する安全性も高まる。
【0025】
本発明による遮断装置が追加的に検査回路TSを有するならば、これによって遮断装置の再スイッチオンの前に全てのリレーの機能が検査される。
【0026】
スイッチオン過程の開始の前提条件は、接続導線K14、K24、K34内の開閉接点S1、S2およびS3が開いていることである。さらに第2リレーK2と第3リレーK3との間の導線L1上の電位が、低抵抗で0Vに接続されていなければならない。このことは検査導線Ps1を介して捕捉される。最後にスイッチオンのための要求が、能動的な制御電圧Ufの形態でレリーズ信号導線の上に存在していなければならない。
【0027】
スイッチオン過程の進行を、以下に一層詳細に説明する。
【0028】
先ず検査回路TSの開閉接点S2が閉じられる。それに伴ってリレーK2が能動化され、その開閉接点K21が開く。検査回路が検査導線Ps1を介し、第2のリレーK2と第3のリレーK3との間の導線L1上の電位がもはや低抵抗で0Vに接続されておらず、高抵抗であるか否かを確認しようと試みる。この状態が特定の時間の後に生じないならば、スイッチオン過程が中断され、かつ障害が指示される。検査点1が24Vに接続されているならば、リレーK1は故障しており、かつスイッチオン過程は同じく中断される。
【0029】
第2のリレーK2と第3のリレーK3との間の導線L1上の電位が高ければ、開閉接点S1が検査回路TSにより閉じられる。それに伴いリレーK1が能動化され、かつその開閉接点K11が閉じられる。この過程は、検査回路が検査導線Ps1を介して短時間の後に入力直流電圧Ueの電位を捕捉するならば、成功裡に終了する。他の場合にはスイッチオン過程は中断される。なぜならば、その場合にはリレーK1もしくはリレーK2が故障しているからである。
【0030】
検査回路TSにより別の検査導線Ps2を介して電気的負荷の供給電圧Uaに対する供給点の電圧が監視されるなら、場合により追加的に存在しているリレーK3も検査される。検査導線Ps2上に、同じく入力直流電圧の電位が生じているときは、リレーK3は故障しており、かつスイッチオン過程は中断される。
【0031】
後続のステップで開閉接点S1が再び開かれる。このステップは、本来のステップ過程をリレーK1を介し、かつリレーK3を介さずに実行する役割をする。それにより、リレーK3の接点がリレーK1の接点よりも長い所望の寿命を有することが保証される。
【0032】
いまや開閉接点S3が閉じ、それによりリレーK3がスイッチオンする、即ちその開閉接点K31が閉じる。最後に開閉接点S1が閉じ、それによってリレーK1の開閉接点K11が閉じ、負荷に電流を供給する。
【0033】
上に説明した状態でのスイッチオン過程の打ち切りは、レリーズ信号線FS上の制御信号Ufが検査回路TSから断たれるという結果を伴う。それにより、既に詳述したスイッチオフに相当する正規のスイッチオフ過程が再度始まる。
【0034】
検査回路TSを、定期的な時間間隔で上記のスイッチオフおよびスイッチオン過程が試みに実行されるよう構成すると有利である。この方法で、全てのリレーK1、K2、K3の機能能力を定期的に検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による遮断装置の原理回路図。
【符号の説明】
L1、L2 導線
S ヒューズ
K1、K2、K3 リレー
TS 検査回路
Claims (3)
- 電気的負荷を直流電圧源の入力直流電圧(Ue)から遮断するための装置において、
a)入力直流電圧(Ue)を、電気的負荷に電圧(Ua)を供給する端子に導くための導線であって、ある電位を導く第1の導線(L1)と、基準電位、特に接地電位を導く第2の導線(L2)と、
b)第1の導線(L1)中に直列に、入力直流電圧(Ue)の供給のための範囲内に接続されているヒューズ(S)と、
c)開閉接点(K11)が第1の導線(L1)内に直列に入力直流電圧(Ue)と反対側のヒューズ(S)の側に接続され、正常作動中に閉じており、かつ遮断過程のレリーズの際に第1の導線(L1)を遮断するために開く第1のリレー(K1)と、
d)開閉接点(K21)が第1の導線(L1)と第2の導線(L2)との間に並列に入力直流電圧(Ue)と反対側の第1のリレー(K1)の開閉接点(K11)の側に接続さ、かつ正常作動中に開いており、かつ遮断過程のレリーズの際に第1のリレー(K1)の開閉接点(K11)の開路に続いて第1の導線(L1)を第2の導線(L2)と短絡するために閉じられる第2のリレー(K2)と
を有することを特徴とする装置。 - 開閉接点(K31)が第1の導線(L1)中に直列に、入力直流電圧(Ue)と反対側のヒューズ(S)の側に接続されており、かつ正常作動中に閉じており、さらに遮断過程のレリーズの際に第2のリレー(K2)の開閉接点(K21)の閉路に続いて第1の導線(L1)を遮断するために開く第3のリレー(K3)を有することを特徴とする請求項1記載の装置。
- 第1、第2および第3のリレー(K1、K2、K3)が、単一の接点群を有する市販品のリレーであることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
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