JP3831127B2 - 交流電力波形中のノイズを除去する装置 - Google Patents

交流電力波形中のノイズを除去する装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流電力波形中のノイズ(寄生波)を除去する装置に関するものであって、例えば100Vの商業交流電力源から供給される正弦波であるべき交流波形に、例えばホワイト・ノイズ又は電磁干渉による寄生波ノイズが重畳され、その結果、そのような交流電力源から電力の供給を受ける電磁機器(電子機器を含む)に対して悪影響を与えるのを防止するための装置に関するものである。更に具体的には、電気機器内の個々の機能回路に挿入するのではなく、電源有力回路に接続することにより、当該電子機器全体に対して総括的に働かせるための装置である。
【0002】
【従来の技術】
従来は、個々の機能回路に対して、L、C、Rの時定数で決定される特定の周波数に同調して、接地へのバイパス機能、又は電流素子機能を与えることによる濾波器などが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のこの種の装置においては、容量性インピーダンス又は誘導性インピーダンスを利用するので、どうしても周波数選択性を生じ、全周波数帯域に対して均一な効果を期待することができず、電磁干渉ノイズの悪影響はある程度回避できたが完全ではなかった。ホワイト・ノイズに至っては、満足すべき結果が得られていなかった。
つまり、交流電源からの不特定かつ不安定な周波数スペクトルを有するノイズ又は干渉波により齎される、音響機器の場合は音声の歪み、映像機器の場合は画像又は色相の乱れ、などを回避することができなかった。
【0004】
また、電磁機器内には、コイルの他にトランス、抵抗器、コンデンサー、半導体素子などの電気、電子部品が多数接続内蔵されており、上記定在波雑音を含む出力電流は、これら部品のもつインダクタンス、コンダクタンス、キャパシタンスなどの成分や熱雑音、散乱などの材料物性的な成分の影響を受けて、更に電流の0レベル付近における定在波雑音を助長する結果となっている。
【0005】
これらの定在波雑音は本来、入力信号に忠実であるべき正規の出力信号に重畳され、入力側の信号を忠実に変換することができないのが実状である。従来のこのような電磁機器は、入力信号の音響、映像、データ記録などへの変換を不正確かつ不明瞭なものとし、これらの科学性、芸術性を喪失させ、あるいは人の視聴覚神経をいたずらに刺激し、社会環境、芸術文化、精神衛生及び科学技術上、極めて大きな悪影響を及ぼしている。これをこのまま放置することは、社会的にみて容認することのできない重大な問題である。
【0006】
本発明は、この問題を解決することと、単にこの問題を解決するばかりでなくて、装置メーカーがそのような配慮を施さずに製造して出荷した電磁機器に対しても、電源入力回路に接続するだけで、末端のユーザが任意かつ容易に後付け可能な装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、特許第2731456号特許公報に開示された発明の特許権者の一人である。その発明に係る「弱電回路」内の機能回路に個別的に接続される音質改善用のPN接合素子(サーモモジュール)の特性に着目して、これを「強電回路」の電源回路に総括的に適用して上記の課題の解決手段とする。
【0008】
上記のPN接合素子は、ペルチェ効果により温度差を作り、ゼーペック効果により熱電流を発生させるものであって、上記特許の請求項1を参照して説明すると、下記のとおりのものである。
【0009】
図6において、熱電能を有する半導体のP形材料部62及びN形材料部63を接合部64で接合してなる接合対と、上記接合部とは反対側の夫々の材料の電極部65及び66とよりなる素子61であって、P形材料部62及びN形材料部63間に第一方向の電流が流れるとき、上記接合部64にペルチェ発熱を生じると共に両電極部65及び66にペルチェ吸熱を生じ、上記発熱及び吸熱による過渡的温度差ΔTtがゼーペック効果により過渡的な第一極性の逆起電力を接合部64と両電極部65及び66との間に発生し、上記第一方向とは反対の第二方向に電流が流れるとき、上記の過渡的な温度差ΔTtを逆転させることにより反対の第二極性の逆起電力を両電極部65及び66間に発生するようにしたことにより、ペルチェ効果及びゼーペック効果を同一素子内で発生させ定在波雑音の原因となる逆電磁気誘導電流を抑制しうる電磁気回路信号波形の改善素子。
【0010】
図6に示す上記の音質改善PN接合素子61は、導電形の異なるp形材料62及びn形材料63の接合対よりなり、接合部64と反対側の材料端面65、66は、電極端子としてリード線67、68が接続され、それぞれ接合境界層を形成している。図6(a)は、バルク状材料を接合した音質改善素子。図6(b)は、薄膜又は厚膜状材料を接合した音質改善素子。図6(c)は、バルク状材料を接合金属片69を用いてΠ形に接合した音質改善素子である。
【0011】
ここでP形材料の絶対熱電能を「αP」とし、N形材料の絶対熱電能を「αN」とすると、これら両材料同士の接合対の相対熱電能αRは、両材料の絶対熱電能の差(αP−αN)であると定義づけされる。図1に示す接合素子61に、例えばP形62よりN形63に電流が流れると、接合部4には素子61の相対熱電能αR=αP−αN、電流I及び接合部64の絶対温度Tに比例したペルチェ発熱αR・I・Tを生じ、両電極部65、66には、それぞれ素子61の相対熱電能αR電流I及び電極部65、66の絶対温度Tに比例したペルチェ吸熱(αP−αCu)・I・T及び(αCu−αN)・I・Tを生じるので、それらのペルチェ吸熱の合計値としてαR・I・Tを生じる。その結果、接合部64は温度上昇し、両電極部65、66は温度降下し、接合部64と電極部65又は66(65と66の温度は同じ)との間に温度差ΔTを生じる。その温度差ΔTは、素子の電気抵抗Rによるジュール熱I2Rと熱抵抗の逆数である熱コンダクタンスKによる熱貫流KΔTの影響を受けて過渡的に変化する。
【0012】
しかし、電流の急激な変化に対しては、ジュール熱と熱貫流の影響は極めて少なく、その温度差ΔTは、主としてペルチェ吸熱及び発熱によって、極めて敏速かつ過渡的に変化し、接合部64の温度がTh、両電極部65、66の温度がいずれもTcとなった時点で、両電極部65、66の間には温度差がないにも拘らず、接合部64と両電極部65、66の間には、過渡的温度差ΔTt=Th−Tcを生じる。
【0013】
発生したこの過渡的温度差ΔTtは、ゼーペック効果により素子の相対熱電能αRに比例した過渡的な逆起電力αRΔTを接合部64と両電極間65、66との間に与える。P形62よりN形63へ過渡的電流が流れる場合、電極65はプラス、電極66はマイナスの極性をもつ。素子に流れる電流の向きが逆転すると、接合部温度と両電極部の温度及び電極の極性が逆になる。
【0014】
これらペルチェ吸、発熱及びゼーペック逆起電力は素子の接合部64及び両電極65、66の接合境界層における電子の極めて敏捷な挙動によって生じるものであるから、これが電磁気装置のコイル回路に流れる電流方向の急激な反転時にコイルのインダクタンス成分によって、出力電流の0点付近に発生し、定在波雑音の原因となる逆電磁気誘導電流を速やかに抑制し、出力信号を正規な波形に保ち、著しい改善を齎すものである。
【0015】
導電形の異なる材料としては、表1に見られるように、金属及び化合物の絶対熱電能が計測され、その大きさの順に熱電系列として示されていて、正及び負の絶対熱電能の大きな材料が存在する。好適な材料としては、熱電半導体材料が挙げられる。この材料は、使用する温度領域において絶対熱電能αと導電率σが大きく熱伝導率κが低いもので、同一電流に対する温度差ΔT1の発生及び逆起電力αΔTの発生の効果が大きい。z=α2σ/κは、一般に熱電材料の性能指数と呼ばれ、この値の大きな材料を用いた接合素子が良質の音質改善素子とみなされる。
【0016】
このように音質改善素子として認識されていた素子に用いる材料の例を、更に具体的に述べれば、現時点においては常温付近において性能指数z(5行前の式を参照)の大きいビスマス・テルル系材料がある。
【0017】
p形材料の例としては、(Sb2Te3)A(Bi2Te3)B(Sb2Se3)c、ただしA=70〜72、B=23〜27、C=3〜5にTeをドナーとして添加したものがある。n形材料の例としては、(Bi2Te3)D(Sb2Te3)E(Bi2Se3)F、ただしD=90〜98、E=0〜50、F=2〜5にSbI3、HgBr2のような金属ハロゲン化物をドナーとして添加したものがある。
【0018】
このような材料で構成した前記のPN接合素子を、たとえばTVの水平又は垂直偏向回路に場合の例を図7に示す。図7の(a)は正規の「のこぎり」波を示し、(b)は定在波ノイズが重畳された不規則な「のこぎり」波を示す。後者が画像の質を悪化させるが、前記のPN接合素子を回路中に直列接続することにより、正規の「のこぎり」波(a)に復帰させる効果が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
たとえば、東京電力が需要者へ供給している50Hzの周波数を有する交流電流は、1/100秒ごとに、その流れの方向が変化する。電流を構成する電子粒の流れは、電子粒が質量を有し、したがって、慣性を有することから、そのような1/100秒ごとの方向転換に即応できずに(急には止まれなくて)互いにぶつかり合って、電子がカオスの状態となる。この状態がホワイト・ノイズを発生させる。
【0020】
本発明は、電子がカオスの状態となって電子同士が衝突することも防止するようにしたことと、このような着眼点を例えば家庭用のオーディオ機器、TV等の画像表示機器の内部構造に手お触れることなく、その電源である商業交流電力の供給を受ける段階で、課題解決に結びつけて実現するために、「ペルチェ効果により温度差を作り、ゼーペック効果により熱電流を発生させる」特徴を有する、ノイズ低減素子を採用したこととに、格別な意義を有する。
【0021】
【実施例】
本発明は多相交流、例えば三相交流の電源回路でも同様に実施可能であるが、以下に単相交流100Vの電源回路を実施例として示す。日本国内の商業交流電力は通常100Vで供給されるが、動力電源用の200V、又は外国の220V以上の電圧に適合させるように設計変更可能である。耐電圧を考慮して回路設計すれば、電圧の上限はなく、配電回路の高電圧又は、送電回路の超高電圧にも対応可能である。ダイオード及びPN接合素子の電流容量を目標値に合わせて選択すれば、高電流即ち、高電力容量のものに設計変更することが可能である。
【0022】
図1に示す基本回路においては、交流入力(IN)及び出力(OUT)間の2本のラインL及びR(注:単相交流の場合を例示するが、三相交流の場合は3本のラインとなる)を、それぞれ並列接続された分岐ラインa及び分岐ラインbに分割し、分岐ラインaはダイオードdaと、ペルチェ効果及びゼーペック効果を同一素子内で発生しうるPN接合素子taとを直列接続してなる順方向電流路C−a−da−ta−Dを形成し、分岐ラインbはダイオードdbと、前記PN接合素子taとを直列接続してなる逆方向電流路C−b−db−tb−Dを形成する。つまり、ラインaのPN接合素子taは、ダイオードdaによって整流された直流電流が流れたとき、接合部が冷却される方向に接続される。
【0023】
ラインbも同様の回路構成にして、本回路の(OUT)に負荷である機器を接続する。本器の使用時にはPN接合素子taに半波整流による脈流電流が一定方向で流れペルチェ効果により接合部が冷却され発生した温度差によってゼーペック効果により熱発電器となり入力側より入ったノイズを内在させた電流が熱発電子流群に変えられ圧送される。
【0024】
図1は、ラインL及びラインRの2本のラインをそれぞれ分岐ラインa、bに分割してダイオード及びPN接合素子の直列接続回路を形成させた状態を図示したが、ラインL又はラインRの2本のラインの内の何れか1本のラインのみを分岐ラインとし、残りのラインは通常の状態(つまり、上記の直列接続回路を形成させない状態)に残してもよい。
【0025】
図2は、図1の回路の出力側にNP方向を逆方向に接続ループ状に入れたもので、この動作は2個の素子で一方の接合部が冷却に他方は加熱になり、そして熱電池がショートされたことになるため大きな電流がこのループ内に生じている。このループ内の電流は(OUT)に接続した機器の負荷変動に応じて電子群を送りグランドに圧送する。また機器側から反射波が出た場合は吸収する。
【0026】
図3は、図2の回路のダイオードの手前、つまり入力側にもPN接合素子taを入れたものである。37型テレビでの実験では、図1の回路では画質、音質とも使用前より良くなった。図2の回路では図1のものより良好、図3は更に良くなった。図4の(IN)ラインに逆接続したループ状ノイズ除去素子を入れると更に良くなった。
【0027】
図6は、拡大して示されており、素子の実寸はこれよりもかなり小さい。例えば、電流容量10アンペアの素子の寸法(縦×横×長さ)は、おおよそ2mm×2mm×3mm程度、電流容量50アンペアの素子でも、おおよそ5mm×5mm×3mm程度のものであり、断面積はほぼ電流量に比例し、長さは3mm程度である。
【0028】
音響機器、映像機器などの電子機器の作動電源として、例えば100Vの商業交流電源を使用するユーザが、容易に接続して使用できるように構成した、延長差込みプラグコード52付きコンセント51の一例を図5(a)に、壁コンセント差込みプラグ53付きコンセント54の一例を図5(b)にそれぞれ示す。図5に示す筐体内に図1〜3に示す電気回路が組み込まれる。
他の実施態様として、例えばヒューズ・ボックス内で、1本のラインと電流遮断器の1つの端子との間に接続しうるように設計すること、又はヒューズ・ボックス内で使用されるヒューズの規格に適合し且つ本来のヒューズと共に差し替え可能な形状、寸法で設計すること、も可能である。
【0029】
【発明の効果】
ペルチェ効果及びゼーペック効果を同一素子内で発生しうるPN接合素子は、本来オーディオ音声出力回路、ビデオ画像出力回路などの機能回路内に、設計・製造段階で取付けると格別なノイズ除去効果が得られることが分かっている。
たとえば、図7に示すTVの水平又は垂直偏向回路に前記のPN接合素子を挿入した場合に、図7(b)のように定在波ノイズが重畳された不規則な「のこぎり」波が画像の質を悪化させていたのが、正規の「のこぎり」波(a)に復帰させる効果が得られることが分かっている。
【0030】
しかし、そのような配慮がなされていない電磁機器と交流電力供給源との間に、ユーザが選択的に容易に挿入可能なアタッチメント装置化したことにより、この装置を介して例えばTVに交流電力を供給するだけで、ご使用のテレビが自然派テレビに大変身し、「人間の目にも耳にも優しいテレビ」になる。つまり、商業交流電力源の中で発生するノイズ性乱流を除きテレビの画面の蛍光色と静電気を大幅に減少させノイジーな音を耳当たりの良い音質に変える効果がある。
回路構成を図1に示すものから、図4に示すものへと多重化するにつれて、効果が更に上昇する。とりわけ効果が著しいTV画面上の映像を例示すると、下記のとおりである。
【0031】
▲1▼ 自然光による映像(水、山、草、花)
▲2▼ 人間の顔
▲3▼ 変化の早いスポーツ(野球、相撲、フィギアースケート)
▲4▼ ファッション(色彩艶かなもの)
▲5▼ グルメ(同上)
▲6▼ VTRによる映画
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の第1の実施例を示す回路構成図。
【図2】本発明の装置の第2の実施例を示す回路構成図。
【図3】本発明の装置の第3の実施例を示す回路構成図。
【図4】本発明の装置の第4の実施例を示す回路構成図。
【図5】(a)は本発明を実施した延長コード付き電源コンセントを示す図、(b)は壁コンセントに直接的にプラグインして使用する差込型電源コンセントを示す図。
【図6】本発明が利用するPN接合素子の構成を示す図であって、(a)はバルク状材料を接合した素子、(b)は薄膜・厚膜状材料を接合した素子、(c)はバルク状材料を接合金属片でΠ形に接合した素子の構造を示す図。
【図7】電子画像表示装置の、水平偏向又は垂直偏向「のこぎり」波形を示す図であって、(a)は正規の「のこぎり」波形、(b)は定在波雑音が重畳された不規則な「のこぎり」波形を示す図。
【符号の説明】
a 分岐ラインa
b 分岐ラインb
da ダイオード
ta PN接合素子
51 延長差込みプラグコード付きコンセント
54 壁コンセント差込みプラグ付きコンセント
62 P形材料部
63 N形材料部
64 接合部

Claims (7)

  1. 交流電力波形中のノイズを除去するため交流電力源と交流電磁機器の電源入力との間に接続する装置であって、
    交流電力源の各相のライン(例えばL、R)の内の少なくとも1本のラインを並列接続された分岐ラインa及び分岐ラインbに分割し、
    前記並列接続された分岐ラインaが、ペルチェ効果及びゼーペック効果を同一素子内で発生しうる1個のPN接合素子ta及び1個のダイオードdaの直列接続回路を構成し、
    前記並列接続された分岐ラインbは、ペルチェ効果及びゼーペック効果を同一素子内で発生しうる1個のPN接合素子tb及び1個のダイオードdbが前記分岐ラインaとは逆極性の直列接続回路を結成し、
    前記並列接続された分岐ラインa及びbは、入力側接続点C又はEと、出力側接続点D又はFで接続されて電流の環流ループを形成するようにし、
    交流電力入力端(IN)に、入力コネクタ、差込みプラグ又は電源コード付き差込みプラグを設け、
    交流電力力端(OUT)に、出力コネクタ、コンセント又は延長コード付きコンセントを設けてなることを特徴とする交流電力波形中のノイズを除去する装置。
  2. 前記並列接続された分岐ラインa及びbの出力側接続点D又はFと出力(OUT)の端子との間に、逆並列接続された前記PN接合素子ta2、tb2をそれぞれ直列接続したことを特徴とする、請求項1記載の交流電力波形中のノイズを除去する装置。
  3. 前記各分岐ラインaの入力側に位置するダイオードの陽極と入力(IN)の端子との間に、前記PN接合素子ta3を順方向に直列接続し、前記各分岐ラインbの入力側に位置するダイオードdbの陰極と入力(IN)の端子との間に前記PN接合素子ta3を逆向きにしたPN接合素子tb3を直列接続したことを特徴とする、請求項2記載の交流電力波形中のノイズを除去する装置。
  4. 前記ラインの前記PN接合素子ta3とtb3の入力側接続点G又はHと入力(IN)との間に逆並列接続された前記PN接合素子ta4、tb4をそれぞれ直列接続したことを特徴とする、請求項3記載の交流電力波形中のノイズを除去する装置。
  5. 前記交流電力源の各相のラインの内の少なくとも1本のラインの前記入力端子から出力端子に至る回路を電気的に絶縁されたケースに収納してなることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項記載の交流電力波形中のノイズを除去する装置。
  6. 入力交流電力が三相交流である場合には、前記交流の入力線が3本のラインよりなり、各ラインの回路構成が前記請求項1乃至4のいずれか1項記載の交流電力波形中のノイズを除去する装置。
  7. 前記ペルチェ効果及びゼーペック効果を同一素子内で発生しうるPN接合素子として、熱電能を有する半導体のP形材料部2及びN形材料部3を接合部4で接合してなる接合対と、上記接合部とは反対側の夫々の材料の電極部5及び6とよりなる素子1であって、P形材料部2及びN形材料部3間に第一方向の電流が流れるとき、上記接合部4にペルチェ発熱を生じると共に両電極部5及び6にペルチェ吸熱を生じ、上記発熱及び吸熱による過渡的温度差ΔTtがゼーペック効果により過渡的な第一極性の逆起電力を接合部4と両電極部5及び6との間に発生し、上記第一方向とは反対の第二方向に電流が流れるとき、上記の過渡的な温度差ΔTtを逆転させることにより反対の第二極性の逆起電力を両電極部5及び6間に発生するようにしたことにより、ペルチェ効果及びゼーペック効果を同一素子内で発生しうる電気波形の改善素子を利用することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項記載の交流電力波形中のノイズを除去する装置。
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