JP3830110B2 - アップリケ用布片の貼着用テーブル装置及び貼着方法 - Google Patents

アップリケ用布片の貼着用テーブル装置及び貼着方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刺繍ミシンにおいて、刺繍枠に張設した筒状加工布にアップリケ用布片を貼着する貼着用テーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
刺繍ミシンを用いて筒状加工布Wにアップリケを刺繍する場合は、刺繍加工に先立ち、アップリケ用布片Aが筒状加工布Wの縫い付け予定位置に位置決めされて貼着される。通常、アップリケ用布片Aは、位置がずれないように、下面の粘着剤を筒状加工布Wに押し付けて貼着される。このとき、刺繍枠61に張設した筒状加工布Wが押し付け力で撓まないように、従来は、図16に示すように、作業者が片腕を刺繍枠61の下側まで差し入れ、掌Hで筒状加工布Wを支えていた。なお、図において、62は刺繍ミシンのベッドである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この方法によると、掌Hの上でアップリケ用布片Aを貼着していたので、作業者は無理な姿勢を強いられ、特に、大形のアップリケ用布片(例えば、ゼッケン番号等)の場合、全体を均一に貼着するために相当の時間を必要とし、作業能率が低下するという問題があった。また、アップリケ用布片Aをあまり強く押し付けられないため、アップリケ用布片Aが筒状加工布Wにしっかり貼着しないこともあった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、アップリケ用布片を筒状加工布に、楽な姿勢で、能率良く、しかも確実に貼着することができるアップリケ用布片の貼着用テーブル装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のアップリケ用布片の貼着用テーブル装置は、刺繍枠に張設した筒状加工布の加工部にアップリケ用布片を貼着する際に用いるテーブル装置であって、前記刺繍枠から垂下した前記筒状加工布の垂下部の一部を持ち上げ、該一部を介して前記加工部を下側からバックアップするための貼着用テーブルと、前記貼着用テーブルを、筒形ベッドの上面と略同一高さの作業位置と、前記筒状加工布の移動を妨げない退避位置とに、移動自在に支持する支持機構とを備え、前記作業位置に移動した前記貼着用テーブルと前記筒形ベッドとの間には、前記刺繍枠から垂下した筒状加工布の垂下部が通過するのに十分な平面視で認められる隙間が設けられるるようにした。
また、本発明のアップリケ用布片の貼着方法は、筒形ベッドの上面と略同一高さの作業位置と、刺繍枠に張設した筒状加工布の移動を妨げない退避位置とに移動自在な貼着用テーブルであって、前記作業位置に移動したときに、前記筒形ベッドとの間に、前記刺繍枠から垂下した筒状加工布の垂下部が通過するのに十分な平面視で認められる隙間が設けられるようにした貼着用テーブルを用い、前記貼着用テーブルを、前記退避位置から前記作業位置に向けて移動させ、前記筒状加工布の垂下部の一部が貼着用テーブルに持ち上げられて行くとき、該一部がしわにならないように、その弛みを前記隙間から前記貼着用テーブルの下に逃がしてやり、前記貼着用テーブルが前記作業位置にまで移動されると、下面に粘着剤が塗布されたアップリケ用布片を前記筒状加工布の加工部に載せ、前記貼着用テーブルにより前記垂下部の一部を介して前記加工部を下側からバックアップしながら、前記アップリケ用布片を前記加工部に押し付けて貼着するものである。
【0006】
前記貼着用テーブルは、筒形ベッドの片側の側方のみならず、両側に設けてもよい。
【0007】
前記貼着用テーブルの支持機構の駆動手段は、特に限定されないが、電動式のモータ、ロック機構付きの空圧又は油圧シリンダを使用したり、スクリューシャフト等による手動の駆動手段を使用したりすることを例示できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
まず、図1〜図5は、本発明の第一実施形態に係るアップリケ用布片の貼着用テーブル装置と該装置を組み込んだ刺繍ミシンとを示している。図1〜図3に示すように、刺繍ミシンの機枠2は左右の側壁6を上部ビーム7及び下部ビーム8で連結して構成され、その左右両側及び後側の上面には平面コ字形の固定テーブル3が固定され、該固定テーブル3の内側には貼着用テーブル装置1が設けられている。また、固定テーブル3には、筒形ベッド4が前方へ突設され、その先端部上面には針孔15を備えた針板16が設けられている。筒形ベッド4の上方において、固定テーブル3には支持枠(図示略)が前後左右に移動可能に支持され、この支持枠には一対のアーム18を介して刺繍枠5が着脱自在に装着されている。
【0009】
刺繍枠5には筒状加工布W(図2にユニフォームを例示した)が張設され、該筒状加工布Wの加工部Waの所望位置にアップリケ用布片A(図2にゼッケン番号「0」を例示した)が貼着される。そして、前記支持枠により刺繍枠5が前後左右に駆動され、針孔15に相当する縫製箇所Pにおいて、刺繍ヘッド11に設けられた針14と筒形ベッド4に内蔵された釜(図示略)とによりアップリケ用布片Aが筒状加工布Wの加工部Waに縫い付けられるようになっている。
【0010】
貼着用テーブル装置1は、貼着用テーブル9と、該貼着用テーブル9を昇降させる支持機構10とを備えている。貼着用テーブル9には、後述する作業位置まで上昇されたときに筒形ベッド4が収まる複数の切欠部12が設けられている。作業位置において、貼着用テーブル9と固定テーブル3及び筒形ベッド4との間には、刺繍枠5から垂下した筒状加工布Wの垂下部Wbが通過するのに十分な隙間13が設けられている。
【0011】
支持機構10は、筒形ベッド4の上面と略同一高さの作業位置と、筒状加工布Wの移動を妨げない退避位置との間で貼着用テーブル9を昇降させるとともに、各高さを保持可能になっている。ここで、作業位置としては、筒形ベッド4の上面の高さより筒状加工布Wの布地一枚分差し引いた高さにすることが好ましい。また、退避位置としては、筒状加工布の垂下部Wbの垂下端を受けて該筒状加工布Wの荷重の一部を負担する高さにすることが好ましい。
【0012】
なお、支持機構10は、ハンカチ等の平らな加工布を刺繍加工する場合には、筒形ベッド4の上面の高さまで貼着用テーブル9を上昇させ、該高さに保持するようになっている。そして、貼着用テーブル9と、固定テーブル3及び筒形ベッド4とが略面一なテーブル面を形成するようになっている。
【0013】
次に、上記のように構成された刺繍ミシンと貼着用テーブル装置1とを用いてアップリケを加工する方法について工程順に説明する。
【0014】
▲1▼ まず、図2及び図3に示すように、筒状加工布Wが刺繍枠5に張設され、その刺繍枠5がアーム18に取り付けられる。次いで、筒状加工布Wの加工部Waの縫製箇所Pにおいて歩き縫いが行なわれ、加工部Waの所望位置にアップリケ用布片Aの縫付け位置を特定するための仮縫いステッチSが形成される。
【0015】
▲2▼ 次に、貼着用テーブル9が、図4に示す退避位置から作業位置に向けて上昇されると、筒状加工布Wの垂下部Wbの一部が貼着用テーブル9に持ち上げられて行く。このとき、該一部がしわにならないように、その弛みを切欠部12から貼着用テーブル9の下に逃がしてやる。そして、貼着用テーブル9が作業位置にまで上昇されると、図5に示すように、筒形ベッド4の上面と、貼着用テーブル9に持ち上げられた垂下部Wbの上面とが略面一となる。
【0016】
▲3▼ 次に、貼着用テーブル9と筒形ベッド4とで形成されるテーブル面の上で、アップリケ用布片Aが仮縫いステッチSに合わせて筒状加工布Wの加工部Waに貼着される。このとき、作業者は、下面に粘着剤が塗布されたアップリケ用布片Aを加工部Waに載せ、貼着用テーブル9により垂下部Wbの一部を介して加工部Waを下側からバックアップしながら、アップリケ用布片Aを加工部Waに押し付けて貼着する。
【0017】
▲4▼ 続いて、図4に示すように、貼着用テーブル9が作業位置から退避位置に下降される。その後、刺繍枠5が移動され、アップリケ用布片Aの縫製開始点が縫製箇所Pに位置決めされる。そして、アップリケ用布片A及び筒状加工布Wの加工部WaにEステッチ及びサテンステッチ等を含む刺繍縫目(図示略)が形成され、これによって、一枚のアップリケの刺繍加工が終了する。
【0018】
このように第一実施形態の貼着用テーブル装置1によれば、貼着用テーブル9により筒状加工布Wの垂下部Wbの一部を持ち上げ、該一部を介して加工部Waを下側からバックアップするようにしているため、作業者は掌で加工部Waを支える必要がなくなり、アップリケ用布片Aを加工部Waに楽な姿勢で強く押し付けることができ、能率良く確実に貼着することができる。
【0019】
また、刺繍縫目の形成に際し、貼着用テーブル9が筒状加工布Wの移動を妨げない退避位置に配されているので、貼着用テーブル9が筒状加工布Wの移動範囲を狭めることもない。
【0020】
また、貼着用テーブル9は、退避位置において筒状加工布Wの垂下部Wbの垂下端を受けるようになっているため、筒状加工布Wの重みによる刺繍枠5の前垂れを防止して刺繍加工の精度を改善することができる。
【0021】
さらに、支持機構10によって、貼着用テーブル9を筒形ベッド4の上面の高さまで上昇させ、該高さに保持することができるようになっているため、貼着用テーブル9と、固定テーブル3及び筒形ベッド4とが略面一なテーブル面を形成する。従って、ハンカチ等の平らな加工布をも刺繍加工することができる。
【0022】
次に、図6及び図7は、第二実施形態に係るアップリケ用布片の貼着用テーブル装置を示している。本形態例は、次の点においてのみ第一実施形態と相違している。
【0023】
図6に示すように、貼着用テーブル装置24の貼着用テーブル25は、各筒形ベッド4により区切られており、第一実施形態と異なり、それぞれが物理的に独立している。
【0024】
貼着用テーブル25の支持機構26は、各貼着用テーブル25ごとに設けられており、全貼着用テーブル25を同時に昇降させたり、図7に示すように、各貼着用テーブル25を独立に昇降させたりすることができるようになっている。
【0025】
本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果に加え、筒形ベッド4の左右において、貼着用テーブル25を独立させ、かつ、それぞれの貼着用テーブル25を独立に昇降できるようにしたため、必要に応じて各貼着用テーブル25を個別に昇降させることができる。
【0026】
次に、図8〜図10は、第三実施形態に係るアップリケ用布片の貼着用テーブル装置を示している。本形態例は、次の点においてのみ第一実施形態と相違している。
【0027】
本実施形態の刺繍ミシンは、昇降テーブル33と、該昇降テーブル33を昇降させる昇降機構34とを備えており、昇降テーブル33及び昇降機構34は、それぞれ、第一実施形態における貼着用テーブル装置1の貼着用テーブル9及び支持機構10と同様のものである。但し、昇降テーブル33の各切欠部12の左右には後述する貼着用テーブル31に嵌合する穴部35が設けられている。また、昇降テーブル33と固定テーブル3及び筒形ベッド4との隙間は、両者が干渉しない程度の最小限の間隔になるように設けられている。従って、昇降テーブル33が筒形ベッド4の上面の高さに上昇されると、第一実施形態と比較してより面一なテーブル面が形成されるようになっている。
【0028】
貼着用テーブル装置30は、貼着用テーブル31と、該貼着用テーブル31を後述する作業位置及び退避位置に昇降させる支持機構32とよりなり、該支持機構32は、各穴部35の下側から昇降テーブル33に固定されている。従って、昇降機構34により昇降テーブル33が昇降されると、貼着用テーブル31も一体として昇降するようになっている。各支持機構32は独立して動作可能になっており、各貼着用テーブル31を独立に昇降させることができ、さらに、全貼着用テーブル31を同時に昇降させたりすることもできる。
【0029】
貼着用テーブル31は、筒形ベッド4の上面と略同一高さである作業位置(具体的には、筒形ベッド4の上面の高さから布地一枚分の厚さを差し引いた高さ)に上昇される。なお、貼着用テーブル31と固定テーブル3及び筒形ベッド4との間には、筒状加工布Wの垂下部Wbが通過するのに十分な隙間が設けられている。また、貼着用テーブル31は、貼着用テーブル31の穴部に嵌合する高さである退避位置(筒状加工布Wの移動を妨げない位置)に下降され、貼着用テーブル面と略面一になるようになっている。
【0030】
貼着用テーブル31が退避位置から作業位置に向けて上昇されるときは、筒状加工布Wの垂下部Wbの一部が貼着用テーブル31に持ち上げられて行く。このとき、該一部がしわにならないように、その弛みを切欠部12から貼着用テーブル31の下に逃がしてやる。そして、貼着用テーブル31が作業位置にまで上昇されると、図10に示すように、筒形ベッド4の上面と、貼着用テーブル31に持ち上げられた筒状加工布Wの垂下部Wbの上面とが略面一になる。このようにして、貼着用テーブル31は、筒状加工布Wの垂下部Wbの一部を持ち上げ、該一部を介して加工部Waを下側からバックアップするようになっている。
【0031】
本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果に加え、各筒形ベッド4の左右側に、貼着用テーブル31を設け、かつ、それぞれの貼着用テーブル31を独立に昇降できる。このため、必要に応じて各貼着用テーブル31を個別に昇降させることができるという第二実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
さらに、昇降テーブル33を筒形ベッド4の上面の高さまで上昇させると、第一実施形態と同様に、貼着用テーブル31と、固定テーブル3及び筒形ベッド4とが略面一なテーブル面を形成するが、両者の間には必要最小限の隙間しか設けられていない。従って、第一実施形態より面一なテーブル面を形成でき、ハンカチ等の平らな加工布の刺繍加工精度をより向上させることができる。
【0033】
次に、図11〜図15は、第四実施形態に係るアップリケ用布片の貼着用テーブル装置を示している。本形態例は、次の点においてのみ第一実施形態と相違している。
【0034】
図11及び図12に示すように、貼着用テーブル装置40は、貼着用テーブル41と、貼着用テーブル41を後述する作業位置と退避位置とに回動させる支持機構42とを備えている。支持機構42は、該貼着用テーブル41の固定テーブル3側の側部から下方に延設された回動腕43と該回動腕43の下端に固着され、貼着用テーブル41を後述する作業位置と退避位置とに回動可能に支持する軸44と、機枠2に固定され該軸44を駆動する駆動装置45とよりなる。
【0035】
貼着用テーブル41は、駆動装置45により軸44を介して90゜の角度で回動され、筒形ベッド4の上面と略同一高さ(具体的には、筒形ベッド4の上面の高さから布地一枚分の厚さを差し引いた高さ)に水平に支持された作業位置(図11、図12及び図15参照)と、筒状加工布Wの移動を妨げない退避位置(図13参照)とに配置されるようになっている。
【0036】
貼着用テーブル装置40の作動について説明すると、貼着用テーブル41は、退避位置(図13参照)から、駆動装置45によって、軸44を中心に回動されて行く(図14参照)。このとき、貼着用テーブル41の回動方向側の端部46が筒状加工布Wの垂下部Wbの一部を伸ばしながら移動するようになっている。そして、貼着用テーブル41は、図15に示す作業位置に配置される。このようにして、貼着用テーブル41は、刺繍枠5から垂下した筒状加工布Wの垂下部Wbの一部を伸ばしながら持ち上げ、該一部を介して加工部Waを下側からバックアップするようになっている。
【0037】
本実施形態によれば、第一実施形態と同様の効果に加え、筒状加工布Wの垂下部Wbの一部を伸ばしながら貼着用テーブル41が作業位置に移動するようになっているため、貼着用テーブル41上に持ち上げられた垂下部Wbがしわにならない。従って、作業者が該持ち上げられた垂下部Wbの弛みを切欠部12から貼着用テーブル41の下に逃がしてやる必要がない。
【0038】
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)第四実施形態において、貼着用テーブルを筒形ベッドの基端部側(固定テーブル側)に退避するように構成し、第三実施形態と同様の昇降テーブル33(但し、穴部35は設けない)及び昇降機構34を設けられるようにすること。
【0039】
(2)筒形ベッドの下部(又は側部)から加圧されたエアーを筒状加工布Wの垂下部Wbの一部に向けて放出するようにして、垂下部Wbを貼着用テーブルより外に押し広げつつ貼着用テーブルを作業位置に移動させるようにして、貼着用テーブルに持ち上げられた垂下部Wbの一部がしわになりにくくすること。
【0040】
(3)貼着用テーブルと筒形ベッド等との間に不意に物等が挟まれないよう、貼着用テーブルを作業位置の直前(例えば作業位置より5cm低い位置)で減速又は停止させたり、物等が挟まれそうになったことを検知するセンサーを付けたりして、安全性を向上させること。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のアップリケ用布片の貼着用テーブル装置によれば、アップリケ用布片を筒状加工布に、楽な姿勢で、能率良く、しかも確実に貼着することができ、また、筒状加工布がしわになることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第一実施形態のアップリケ用布片の貼着用テーブル装置を備えた刺繍ミシンの正面図である。
【図2】昇降テーブルが退避位置にある同アップリケ用布片の貼着用テーブル装置の斜視図である。
【図3】同装置において、仮縫いステッチの形成工程を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】同仮縫いステッチの下側において貼着用テーブルを作業位置に配置した状態を示す図4と同様の断面図である。
【図6】本発明を具体化した第二実施形態のアップリケ用布片の貼着用テーブル装置の平面図である。
【図7】貼着用テーブルを作業位置に配置した状態を示す図6のVII−VII線断面図である。
【図8】本発明を具体化した第三実施形態のアップリケ用布片の貼着用テーブル装置の正面図である。
【図9】同貼着用テーブル装置の平面図である。
【図10】貼着用テーブルを作業位置に配置した状態を示す図9のX−X線断面図である。
【図11】本発明を具体化した第四実施形態のアップリケ用布片の貼着用テーブル装置の斜視図である。
【図12】図10の平面図である。
【図13】貼着用テーブルを退避位置に配置した状態を示す図12のXIII−XIII線断面図である。
【図14】貼着用テーブルを退避位置から作業位置に配置する途中の状態を示す図13と同様の断面図である。
【図15】貼着用テーブルを作業位置に配置した状態を示す図13と同様の断面図である。
【図16】従来の貼着方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 貼着用テーブル装置
4 筒形ベッド
5 刺繍枠
9 貼着用テーブル
10 支持機構
24 貼着用テーブル装置
25 貼着用テーブル
26 支持機構
30 貼着用テーブル装置
31 貼着用テーブル
32 支持機構
40 貼着用テーブル装置
41 貼着用テーブル
42 支持機構
A アップリケ用布片
W 筒状加工布
Wa 加工部
Wb 垂下部

Claims (6)

  1. 刺繍枠に張設した筒状加工布の加工部にアップリケ用布片を貼着する際に用いるテーブル装置であって、
    前記刺繍枠から垂下した前記筒状加工布の垂下部の一部を持ち上げ、該一部を介して前記加工部を下側からバックアップするための貼着用テーブルと、
    前記貼着用テーブルを、筒形ベッドの上面と略同一高さの作業位置と、前記筒状加工布の移動を妨げない退避位置とに、移動自在に支持する支持機構とを備え、
    前記作業位置に移動した前記貼着用テーブルと前記筒形ベッドとの間には、前記刺繍枠から垂下した筒状加工布の垂下部が通過するのに十分な平面視で認められる隙間が設けられることを特徴とするアップリケ用布片の貼着用テーブル装置。
  2. 前記貼着用テーブルは、前記筒形ベッドが収まる切欠部が設けられたものであり、該貼着用テーブルの切欠部と筒形ベッドとの間に前記隙間が設けられる請求項1記載の貼着用テーブル装置。
  3. 前記貼着用テーブルは、筒形ベッド4の左右に区切られてそれぞれが物理的に独立しているものであり、各貼着用テーブルの側縁と筒形ベッドとの間に前記隙間が設けられる請求項1記載の貼着用テーブル装置。
  4. 前記貼着用テーブルは、前記昇降テーブルに設けられた穴部に嵌合し、該穴部から上昇するものであり、該貼着用テーブルの側縁と筒形ベッドとの間に前記隙間が設けられる請求項1記載の貼着用テーブル装置。
  5. 前記貼着用テーブルは、下方に延設された回動腕を備え、該回動腕の下端の軸を中心にして前記支持機構により回動されるものであり、該貼着用テーブルの側縁と筒形ベッドとの間に前記隙間が設けられる請求項1記載の貼着用テーブル装置。
  6. 筒形ベッドの上面と略同一高さの作業位置と、刺繍枠に張設した筒状加工布の移動を妨げない退避位置とに移動自在な貼着用テーブルであって、前記作業位置に移動したときに、前記筒形ベッドとの間に、前記刺繍枠から垂下した筒状加工布の垂下部が通過するのに十分な平面視で認められる隙間が設けられるようにした貼着用テーブルを用い、
    前記貼着用テーブルを、前記退避位置から前記作業位置に向けて移動させ、前記筒状加工布の垂下部の一部が貼着用テーブルに持ち上げられて行くとき、該一部がしわにならないように、その弛みを前記隙間から前記貼着用テーブルの下に逃がしてやり、
    前記貼着用テーブルが前記作業位置にまで移動されると、下面に粘着剤が塗布されたアップリケ用布片を前記筒状加工布の加工部に載せ、前記貼着用テーブルにより前記垂下部の一部を介して前記加工部を下側からバックアップしながら、前記アップリケ用布片を前記加工部に押し付けて貼着するアップリケ用布片の貼着方法。
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