JP3828921B2 - 温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物およびエアゾール洗浄剤 - Google Patents

温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物およびエアゾール洗浄剤 Download PDF

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Description

本発明は、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用の洗浄組成物およびエアゾール洗浄剤に関する。
近年、洗浄ノズルから噴射される温水で肛門部などを洗浄する機能を備えた、いわゆる温水洗浄便座が、家庭用のトイレだけでなく、オフィス、ホテルなどの公衆用トイレにおいても、広く普及している。温水洗浄便座の洗浄ノズルは、通常、便座内部のノズル収納部に収納されており、例えば、使用者がスイッチをオンしたときに洗浄位置まで移動して、使用者の肛門部などへ温水を噴射し、洗浄する。
上記洗浄ノズルの洗浄位置は、通常、使用者の肛門部などの下方に設定されていることから、洗浄後の汚水により、洗浄ノズルの表面が汚染されることは避けられない。そこで、従来の温水洗浄便座は、例えば、洗浄ノズルを出し入れする際に、自動的に洗浄ノズルの表面に温水などをかけるなどして、洗浄ノズルの表面に付着した汚水や汚物を洗い流している。しかしながら、このような方法では洗浄効果が十分であるとはいい難く、温水洗浄便座の使用者に対し、洗浄ノズルの清潔さに疑問を抱かせる原因となっている。
また、洗浄ノズル表面のクリーニングは、通常、洗浄ノズルをノズル収納部から引き出した後に、その表面を擦り洗いするのが一般的であるが、このような方法は、手間がかかる。しかも、擦り洗いする際に汚れたノズルを手で支える必要があるなど、クリーニングをする者にとって心理的な負担も大きい。
さらに、例えば、温水洗浄便座や家庭用洗剤の使用説明書には、家庭用洗剤を付着させた布やブラシを用いて、洗浄ノズルの表面を擦り洗いする例が示されているものの、家庭用洗剤などが洗浄ノズル先端部の噴出孔などに残留したときには、温水洗浄便座の使用者の肛門部などに洗剤が付着するおそれを生じることから、好ましくない。
なお、近年、洗浄ノズルの表面の清潔さを保つために、洗浄ノズルを形成する樹脂に抗菌剤を含有させたり(特許文献1)、洗浄ノズルの表面に切り欠き部、接合部などを有しない、いわゆるシームレス構造とすることで、汚れが付着されにくくしたりする(特許文献2)といった提案がされている。しかし、これらの対策は、いずれも、洗浄ノズル表面の汚染に対し、根本的な解決となり得るものではない。
そこで、本発明の目的は、皮膚や粘膜に対する刺激が小さく、しかも、エアゾールスプレーとして用いることのできる、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物と、それを用いた温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤とを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物は、脂肪酸セッケンと、イソプロピルアルコールと、ユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油と、水とを含有することを特徴とする。
上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物は、洗浄料としての脂肪酸セッケンと、溶媒としてのイソプロピルアルコールおよび水と、抗菌および芳香作用を発揮する、ユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油とを含有している。また、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物では、アニオン界面活性剤である脂肪酸セッケンを除く、他の界面活性剤は、主たる洗浄料成分ではなく、また、有機溶媒は、主たる溶媒成分ではない。
それゆえ、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物によれば、温水洗浄便座の洗浄ノズルのクリーニングに用いられることで、下水に直接排出されるものの、環境に対する負荷を抑えることができる。また、主たる洗浄料成分が脂肪酸セッケンであって、皮膚や粘膜に対する刺激が小さいことから、皮膚や粘膜に付着されるおそれある、温水洗浄便座の洗浄ノズルのクリーナーとしての用途にも用いることができる。
また、本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤は、エアゾール容器と、前記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物と、噴射剤とを備え、前記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物および前記噴射剤が、前記エアゾール容器内に充填されていることを特徴とする。
上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤は、エアゾール容器から噴射されたときに、ムース状となる。すなわち、主たる洗浄料成分が脂肪酸セッケンである上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を、ムース状で使用することができる。
それゆえ、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤によれば、上記エアゾール用組成物を、温水洗浄便座の洗浄ノズル上で比較的長時間にわたって付着させることができる。
さらに、上記エアゾール容器は、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を外部へ噴射させるための噴射口に接続される噴射管を備えていることが好ましい
本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物は、温水洗浄便座の洗浄ノズルへの適用後、下水に直接排出されるものであり、また、温水洗浄便座の洗浄ノズルに残存した場合に、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物が皮膚や粘膜に付着するおそれを有しているものであるが、上記のとおり、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物は、環境に対する負荷が小さく、かつ、皮膚や粘膜に対する刺激が小さいことから、下水に直接排出され、皮膚や粘膜に付着されるおそれがある、温水洗浄便座の洗浄ノズルのクリーナーとしての用途に用いることができる。
また、本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤によれば、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を、温水洗浄便座の洗浄ノズル上で比較的長時間にわたって付着させられることから、洗浄時間を長く取ることができ、確実な洗浄を達成することができる。
また、本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤を用いて温水洗浄便座の洗浄ノズルをクリーニングする場合には、ムース状に噴射された上記エアゾール用組成物を洗浄ノズルの表面に付着させればよく、洗浄ノズルを直接に手で支える必要をなくすことができる。また、これにより、洗浄ノズルをクリーニングするのに際して、手間や心理的な負担を軽減させることができる。
本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物(以下、単に「洗浄組成物」という場合がある。)は、脂肪酸セッケンと、イソプロピルアルコールと、ユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油と、水とを含有している。
上記脂肪酸セッケンは、脂肪酸にアルカリを加えて得られる脂肪酸塩であって、洗浄料成分として配合される。
上記脂肪酸塩の脂肪酸としては、種々の脂肪酸を挙げることができる。それゆえ、これに限定されないが、例えば、カプリル酸(オクタン酸)、ペラルゴン酸(ノナン酸)、カプリン酸(デカン酸)、ウンデシル酸(ウンデカン酸)、ラウリン酸(ドデカン酸)、トリデシル酸(トリデカン酸)、ミリスチン酸(テトラデカン酸)、ペンタデシル酸(ペンタデカン酸)、パルミチン酸(ヘキサデカン酸)、ヘプタデシル酸(ヘプタデカン酸)、ステアリン酸(オクタデカン酸)、ノナデカン酸、アラキン酸(イコサン酸)、ヘンイコサン酸、ベヘン酸(ドコサン酸)などの、炭素数8〜22の飽和脂肪酸、例えば、ウンデシレン酸(10−ウンデセン酸)、オレイン酸(シス−9−オクタデセン酸)、エライジン酸(トランス−9−オクタデセン酸)、リノール酸(シス−9,シス−12−オクタデカジエン酸)、リノエライジン酸(トランス−9,トランス−12−オクタデカジエン酸)、α−リノレン酸(9,12,15−オクタデカトリエン酸)、γ−リノレン酸(6,9,12−オクタデカトリエン酸)、ステアロール酸(9−オクタデシン酸)、アラキドン酸(シス−5,8,11,14−エイコサテトラエン酸)、エルカ酸(シス−13−ドコセン酸)、ブラシジン酸(トランス−13−ドコセン酸)、セトレイン酸(11−ドコセン酸)などの、炭素数8〜22の不飽和脂肪酸が挙げられる。
上記例示の脂肪酸は、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、上記脂肪酸は、例えば、ヤシ油、パーム油、パーム核油、牛脂、オリーブ油などの天然物であってもよく、また、これらの天然物のように、2以上の脂肪酸の混合物であってもよい。
上記脂肪酸塩としては、これに限定されないが、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩などが挙げられる。なかでも、特に好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩である。
イソプロピルアルコールは、例えば、水とともに、脂肪酸セッケンユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油とを溶解、分散させるために配合される
上記洗浄組成物は、イソプロピルアルコールとともに、炭素数2または3のアルコール系化合物、具体的には、例えば、炭素数2または3の、一価、二価または三価のアルコールを含有していてもよい
炭素数2または3の一価アルコールとしては、例えば、エチルアルコール(エタノールn−プロピルアルコール(1−プロパノール)、などが挙げられ(但し、イソプロピルアルコールを除く。)、好ましくは、エチルアルコールが挙げられる。
炭素数2または3の二価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール(1,3−プロパンジオール)などが挙げられ、好ましくは、エチレングリコール、プロピレングリコールが挙げられる。
炭素数2または3の三価アルコールとしては、例えば、グリセリンが挙げられる。
ユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油は、例えば、抗菌および芳香作用を発揮させるために配合される
上記洗浄組成物には、必須の成分として、水が配合され、さらに、任意の成分として、香料、抗菌剤、界面活性剤などを配合することもできる。
界面活性剤としては、例えば、アニオン界面活性剤(脂肪酸セッケンを除く。)、ノニオン界面活性剤などが挙げられる。
アニオン界面活性剤(脂肪酸セッケンを除く。)としては、例えば、アミノ酸系、硫酸エステル塩系などのアニオン界面活性剤が挙げられる。
アミノ酸系のアニオン界面活性剤の具体例としては、例えば、ココイルグルタミン酸塩、ラウリルグルタミン酸塩、ミリスチングルタミン酸塩、天然タンパク質の加水分解物(例えば、シルク(絹)から得られるアミノ酸系界面活性剤など。)などが挙げられる。また、これらの塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩などが挙げられ、なかでも、特に好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩である。
硫酸エステル塩系のアニオン界面活性剤としては、例えば、高級アルコール硫酸エステル塩、(例えば、ラウリル硫酸エステル塩、ステアリル硫酸エステル塩など。)、高級アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、ラウリルエーテル硫酸エステル塩など。)などが挙げられる。また、これらの塩としては、上記したのと同様の塩が挙げられる。
アニオン界面活性剤は、上記例示のなかでも、好ましくは、アミノ酸系アニオン界面活性剤が挙げられ、より好ましくは、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸カリウム、ラウリルグルタミン酸ナトリウム、ラウリルグルタミン酸カリウム、ミリスチングルタミン酸トリエタノールアミンが挙げられる。これらは、一般に、低刺激性の洗浄剤であることから、例えば、上記エアゾール洗浄剤が皮膚や粘膜に付着されるおそれがある用途において、好適である。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、アルキルグルコシド型(アルキルポリグルコシド)、ポリエチレングリコール型、多価アルコール型などのノニオン界面活性剤が挙げられる。
アルキルグルコシド型のノニオン界面活性剤としては、アルキル部分の炭素数が8〜22であるアルキルポリグルコシドが挙げられる。
炭素数が8〜22のアルキルとしては、例えば、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプタデカン、オクタデカン、ノナデカン、イコサン、ヘンイコサン、ドコサン、10−ウンデセン、シス−9−オクタデセン、トランス−9−オクタデセン、シス−9,シス−12−オクタデカジエン、トランス−9,トランス−12−オクタデカジエンなどが挙げられる。
ポリエチレングリコール型のノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(モノ、ジ、トリ)エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸(モノ、ジ、トリ)エステル、ポリオキシエチレンひまし油、脂肪酸ソルビタン(モノ、ジ、トリ)エステルなどが挙げられる。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸(モノ、ジ、トリ)エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸(モノ、ジ、トリ)エステルおよび脂肪酸ソルビタン(モノ、ジ、トリ)エステルにおける脂肪酸としては、上記脂肪酸塩について例示したのと同様の脂肪酸が挙げられる。
多価アルコール型のノニオン界面活性剤としては、例えば、シュガーエステル系(例えば、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなど。)、グリセリンエステル系(例えば、グリセリンエステル、グリセリン脂肪酸エステルなど。)などのノニオン界面活性剤が挙げられる。
ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸としては、上記脂肪酸塩について例示したのと同様の脂肪酸が挙げられる。
また、グリセリンエステルおよびグリセリン脂肪酸エステルのグリセリンとしては、モノグリセリンまたはポリグリセリンが挙げられ、好ましくは、モノグリセリンと、ジグリセリンからデカグリセリンまでのポリグリセリンが挙げられる。グリセリンエステルおよびグリセリン脂肪酸エステルのエステルは、モノエステルからテトラエステルまでのエステルが挙げられる。
上記洗浄組成物は、各上記成分を配合して、混合、分散することにより得ることができる。
脂肪酸セッケンの含有割合は、上記洗浄組成物中で、好ましくは、1〜10重量%であり、より好ましくは、2〜5重量%である。
脂肪酸セッケンの含有割合が上記範囲を下回ると、洗浄組成物の洗浄ノズルに対する洗浄力が低下するおそれがある。逆に、脂肪酸セッケンの含有割合が上記範囲を上回ると、上記洗浄組成物の粘度が上昇して、エアゾール容器から正常に噴射されなくなるおそれがある。
イソプロピルアルコールの配合割合は、脂肪酸セッケン1重量部に対して、好ましくは、2〜15重量部であり、より好ましくは、5〜10重量部である。
イソプロピルアルコールの配合割合が、上記範囲を下回ると、テルペン系化合物の可溶化が困難になり、均一なエアゾール用組成物が得られなくなるおそれがあり、逆に、上記範囲を上回ると、水の含有割合が少なくなるために、脂肪酸セッケンの湿潤および浸透効果が低下して、洗浄効果が十分に発揮されなくなるおそれがある。
ユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油の配合割合は、脂肪酸セッケン1重量部に対して、好ましくは、0.1〜1重量部であり、より好ましくは、0.2〜0.5重量部である。
ユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油の配合割合が、上記範囲を下回ると、天然精油の爽やかな香りを十分に発揮できなくなるおそれがあり、逆に、上記範囲を上回ると、水への可溶化が困難になって、均一な洗浄組成物が得られなくなるおそれがある。
なお、水の含有割合は、上記配合される各種成分の残余の割合とされる。
また、上記洗浄組成物に、任意の成分として、界面活性剤を配合する場合において、界面活性剤の配合割合は、脂肪酸セッケン1重量部に対して、好ましくは、0.5〜10重量部であり、より好ましくは、1〜5重量部である。
また、上記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を用いて、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤(以下、単に「エアゾール洗浄剤」という場合がある。)を調製するには、例えば、上記洗浄組成物をエアゾール容器内に充填し、さらに、エアゾール容器内に噴射剤を加圧充填した後、密封すればよい。
噴射剤としては、特に限定されないが、例えば、プロパン、n−ブタン、イソブタン、これらの混合物である液化石油ガス(LPG)、例えば、メタンを主成分とする液化天然ガス(LNG)、例えば、イソペンタン、ジメチルエーテルなどの液化ガス、例えば、フロン11(登録商標)、フロン12(登録商標)、フロン21(登録商標)、フロン113(登録商標)、フロン114(登録商標)などのフッ化炭化水素類、例えば、窒素ガス、炭酸ガスなどが挙げられる。なかでも、特に好ましくは、LPGが挙げられる。
エアゾール容器としては、噴出口を有する耐圧性の容器であること以外は、特に限定されず、公知の種々のタイプのエアゾール容器が挙げられる。
エアゾール容器の具体例としては、特に限定されるものではなく、例えば、耐圧容器と、上記耐圧容器の開口部を封止するバルブと、上記バルブに連なって、上記洗浄組成物の噴出口をなすボタンと、上記バルブに連なって、上記エアゾール容器の内部に配置されるディップチューブとを備える、一般的な構造のエアゾール容器が挙げられる。また、例えば、上記ディップチューブを有さず、使用時にバルブを下向きにして(倒立状態で)上記洗浄組成物を噴射させるタイプのエアゾール容器、例えば、上記バルブの横に噴射剤用の孔(ベーパータップ)を備える、微細な噴射粒子を得るのに適したタイプのエアゾール容器(使用時にバルブが上向き(正立状態)であるか、下向き(倒立状態)であるかを問わないタイプのもの。)、例えば、チューブタイプやプリーツタイプの内袋を有する二重構造タイプのエアゾール容器などが挙げられる。
また、上記エアゾール容器は、好ましくは、上記洗浄組成物を外部へ噴射させるための噴射口に接続される噴射管を備えている。この噴射管は、より好ましくは、上記噴射口に対して着脱自在に接続される。
噴射管は、エアゾール容器の噴射口から噴射される上記洗浄組成物を通過させることができる内径を備えていること以外は、特に限定されず、例えば、噴射管の長さ、外径などについては、エアゾール容器の用途に応じて、適宜設定できる。また、噴射管は、プラスチック製であってもよく、金属製であってもよい。上記噴射管は、例えば、噴射管と上記噴射口とを互いに嵌合させることにより、上記エアゾール容器に装着することができる。
上記噴射管がエアゾール容器に備えられているときは、エアゾール容器の使用時に、上記洗浄組成物を、所望の部位に対して集中して噴射させることができる。
エアゾール容器内での上記洗浄組成物と噴射剤との充填割合は、特に限定されないが、通常、重量比で、5:95〜95:5であり、好ましくは、30:70〜70:30である。
エアゾール洗浄剤中での脂肪酸セッケンの含有割合は、好ましくは、0.5〜5重量%であり、より好ましくは、1〜3重量%である。
エアゾール洗浄剤中でのイソプロピルアルコールの含有割合は、好ましくは、5〜30重量%、より好ましくは、10〜20重量%である。
エアゾール洗浄剤中でのユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油の含有割合は、好ましくは、0.1〜3重量%、より好ましくは、0.2〜2重量%である。
エアゾール洗浄剤中での水の含有割合は、特に限定されないが、好ましくは、5〜95重量%、より好ましくは、30〜80重量%である。
また、上記エアゾール用組成物に、任意の成分として、界面活性剤を配合する場合において、エアゾール洗浄剤中での界面活性剤の配合割合は、好ましくは、1〜20重量%であり、より好ましくは、2〜10重量%である。
上記エアゾール洗浄剤は、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用のエアゾール洗浄剤として用いること以外に、例えば、便器のボックス型リム部の噴水孔用クリーナーなどの用途に用いることができる。
図1(a)および(b)は、本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤の使用例を示す概略説明図であって、(a)は、温水洗浄便座の洗浄ノズルを示し、(b)は、洗浄ノズルに上記エアゾール洗浄剤を噴射した状態を示す。
上記エアゾール洗浄剤の洗浄対象である温水洗浄便座2の洗浄ノズル3は、その材質について特に限定されず、例えば、樹脂製であってもよく、金属製であってもよい。
上記エアゾール洗浄剤1は、例えば、温水洗浄便座2の洗浄ノズル3がノズル収納部4から引き出されている状態で、洗浄ノズル3の表面に対して、直接に、上記エアゾール洗浄剤1をスプレーすればよい。すなわち、上記洗浄ノズルを直接手で触れることなく、離れた位置から操作することができる。
特に、エアゾール洗浄剤1が、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を噴射させるための噴射口(図示せず)に接続される噴射管5を備えているときには、離れた位置から洗浄ノズル3に対して、正確に洗浄組成物を噴射させ、洗浄ノズル3上に洗浄組成物の泡6を確実に付着させることができる。
なお、近年の温水洗浄便座においては、通常、その操作部において、上記洗浄ノズルのクリーニングモードを選択することにより、ノズル収納部に収納された上記洗浄ノズルが自動で出し入れされるように設定されている。さらに、上記洗浄ノズルを出し入れする際には、上記洗浄ノズルの表面に自動的に水がかかって、汚れが洗い落とされように設定されている。それゆえ、上記洗浄ノズルの表面に上記洗浄組成物を噴射、付着させる操作を含めて、上記洗浄ノズルをクリーニングする者が洗浄ノズルを直接に手で触れる必要がなく、上記洗浄ノズルをクリーニング時の心理的負担を軽減することができる。
上記エアゾール洗浄剤を上記洗浄ノズルの表面に対してスプレーする程度は、特に限定されないが、例えば、1〜2秒間程度(噴射量約2.5〜4.0g程度)とすることが好ましい。
上記エアゾール洗浄剤は、例えば、便器のボックス型リム部の噴水孔用クリーナーなどの用途に用いることもできる。図2(a)および(b)は、エアゾール洗浄剤を、便器のボックス型リム部の噴水孔クリーナー用エアゾール洗浄剤として使用する場合の使用例を示す概略説明図であって、(a)は、便器の縁部を拡大して示す部分欠截図であり(b)は、ボックス型リム部の噴水孔およびその近傍に本発明のエアゾール洗浄剤を噴射した状態を示す。
近年広く普及している便器では、便器ボール部14上縁のボックス型リム部11が中空状に形成されており、その中空部を通水経路13として、上記ボックス型リム部の壁面に設けられた噴水孔12から、便器ボール部14の内側壁面に沿って洗浄水が噴出される構造を有している。
このボックス型リム部11の内側は、便器10の外側から見えにくく、かつ、洗浄ブラシなどが届きにくいことから、とりわけ、噴水孔12に汚れが付着し易いという不具合がある。
上記エアゾール洗浄剤1を、便器10のボックス型リム部11の噴水孔用クリーナーとして用いる場合において、上記噴水孔12は、通常、便器10の上部側から見えにくく、かつ、エアゾール洗浄剤(エアゾール容器)1を近づけにくい部位に設けられていることから、エアゾール洗浄剤1は、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を噴射させるための噴射口(図示せず)に接続される噴射管5を備えていることが好ましい。
エアゾール容器1の噴射口に接続される噴射管5から温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物をムース状に噴射し、噴水孔12の近傍に付着させることにより、便器10の外側から見えにくく、かつ、洗浄ブラシなどが届きにくい噴水孔12を容易に洗浄することができる。
また、上記エアゾール洗浄剤を、便器10のボックス型リム部11の噴水孔用クリーナーとして用いる場合において、上記噴水孔12は、通常、鉛直方向下向き(図2に符号xで示す方向)に噴水するように配置されていることから、エアゾール用組成物は、鉛直方向下側から上側へと傾斜して噴射される。このため、エアゾール洗浄剤(エアゾール容器)1は、使用時にバルブを下向きにして温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を噴射させるタイプのエアゾール容器(例えば、ディップチューブを有しないもの。)、または、使用時のバルブの向きが下向き(倒立状態)であるか、上向き(正立状態)であるかを問わないタイプのエアゾール容器(例えば、ベーパータップを備えているもの。)であることが好ましい
上記エアゾール洗浄剤1を、便器10のボックス型リム部11の噴水孔用クリーナーとして用いる場合において、便器10は、陶器製のものであってもよく、その他の材質からなるのものであってもよい。
上記エアゾール洗浄剤を、便器10のボックス型リム部11の噴水孔用クリーナーとして用いる場合には、例えば、便器10の便蓋15を開いた状態で、便器のボックス型リム部の表面(上記噴水孔とその近傍)に対して、直接に、上記エアゾール洗浄剤をスプレーすればよい。
上記エアゾール洗浄剤を上記ボックス型リム部の噴水孔およびその近傍に対してスプレーする程度は、特に限定されないが、例えば、1〜2秒間程度(噴射量約2.5〜4.0g程度)とすることが好ましい。
上記エアゾール洗浄剤1中の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物は、使用時に泡立ち、ムース状となってエアゾール容器から噴射される。それゆえ、温水洗浄便座2の洗浄ノズル3の表面や、便器10のボックス型リム部11の噴水孔12およびその近傍に噴射、付着されたエアゾール用組成物は、洗浄ノズル3上、または、噴水孔12およびその近傍上にて、比較的長時間(通常、約3〜5分間程度)留まり、その後、泡が消失し、液状となって、便器(ボール部14)へと流れ落ちる。
このように、上記エアゾール洗浄剤によれば、噴射されたエアゾール用組成物が、上記洗浄ノズル上にて、または、上記噴水孔およびその近傍上にて一定時間留まることから、上記洗浄ノズル、または、上記噴水孔およびその近傍に対する洗浄時間を長くして、洗浄効果を高めることができる。なお、上記洗浄ノズル、または、上記噴水孔およびその近傍の汚れの程度に応じて、ムース状のエアゾール用組成物が上記洗浄ノズル表面、または、上記噴水孔およびその近傍上に留まっているときに、例えば、ブラシで擦り洗いをしたり、トイレットペーパーなどで拭き取ったりすることも可能である。
なお、上記エアゾール洗浄剤は、温水洗浄便座の洗浄ノズル用クリーナーとしてだけでなく、例えば、便器のボックス型リム部の噴水孔用クリーナー、便座表面、便器ボール部表面、便器の外側表面などのクリーナーとして用いることもできる。この場合においても、上記エアゾール洗浄剤は、洗浄の対象とする部位に上記洗浄組成物を噴射して使用すればよく、例えば、上記洗浄組成物の泡が洗浄対象部位に留まっている状態で、擦り洗いなどをすればよい。また、便座や便器ボール部などの洗浄後、上記洗浄組成物が下水に直接排出されたとしても、上述したように、環境に対する負荷を抑制できる。さらに、例えば、便座の洗浄後、上記洗浄組成物が便座表面に残留したとしても、皮膚などに刺激を感じるといった不具合の発生を抑制できる。
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は下記の実施例によって限定されるものではない。
実施例1
脂肪酸セッケン(ヤシ油のケン化物)2.5重量部と、イソプロピルアルコール17.5重量部と、ユーカリの精油1重量部と、水79重量部とを配合して、攪拌、混合することにより、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を得た。
次いで、上記洗浄組成物と、液化石油ガス(LPG)とを、エアゾール容器内に加圧充填後、密閉して、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤を得た。上記エアゾール洗浄剤の組成は、次のとおりである。
脂肪酸セッケン2重量%、イソプロピルアルコール13.69重量%、ユーカリ精油0.5重量%、水75.04重量%、LPG8.77重量%。
試験例1
上記実施例1で得られた温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤を用いて、温水洗浄便座の洗浄ノズルをクリーニングすることにより、上記実施例1で得られた上記洗浄組成物の洗浄効果(抗菌力)を評価した。なお、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤が実際に使用される際の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物の濃度に鑑みて、上記実施例1で得られた洗浄組成物3.3mLを精製水100mLで希釈してサンプルを調製し、得られたサンプルを用いて抗菌力を評価した。
抗菌力の評価に用いる一般細菌には、空中に浮遊する細菌を標準寒天培養液にて培養したものを使用した。なお、培養された微生物の測定器具には、微生物簡易測定機器(サンアイバイオチェッカー、三愛石油(株)製)を使用した。
抗菌力の評価試験は、空中に浮遊する細菌を標準寒天培養液にて24時間培養したものをブランクとした。
また、上記標準寒天培養液に上記サンプル3.3mLを加え、これに、微生物簡易測定機器の培地面全体を数秒間浸漬した後、24時間培養した(試験例1)。こうして、上記ブランクと、上記試験例1とで、24時間培養後の菌数を比較した。
さらに、上記標準寒天培養液にエタノール3.3mLを加え、これに、微生物簡易測定機器の培地面全体を数秒間浸漬して、24時間培養した場合を比較試験例1とし、上記標準寒天培養液にイソプロピルアルコール3.3mLを加え、これに、微生物簡易測定機器の培地面全体を数秒間浸漬して、24時間培養した場合を比較試験例2とした。
以上の結果、ブランクでは、24時間培養後の菌数が107cfu/mL以上であったのに対し、実施例1の洗浄組成物の希釈サンプルを用いた試験例1では、24時間培養後の菌数を101cfu/mL以下に抑制することができた。なお、24時間培養後の菌数は、比較試験例1で105〜106cfu/mL、比較試験例2で106〜107cfu/mLであった。
上記の結果より、実施例1の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を使用することで、一般細菌の繁殖を抑制することができることがわかった。また、実施例1の洗浄組成物は、環境に対する負荷や皮膚や粘膜に対する刺激が小さいことから、例えば、温水洗浄便座の洗浄ノズルのクリーニングの用途などに好適であることがわかった。
試験例2
上記実施例1で得られた温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤の比較対象として、市販のトイレ洗浄・消臭用スプレー(中性)を用いた。
上記実施例1で得られたエアゾール洗浄剤と、市販のトイレ洗浄・消臭用スプレーとを、それぞれ、便器のボックス型リム部の噴水孔およびその近傍と、表面に人工的な汚れが付着されかつ略垂直に立て掛けられたタイルの上記表面と、に噴射して、上記洗浄組成物の泡立ちの程度、および、洗浄力(洗浄効果)を評価した。
上記の結果より、実施例1の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を使用することで、上記洗浄組成物の気泡力が高く、上記噴水孔およびその近傍において、比較的長時間にわたって付着できることがわかった。また、目視により観察した結果、上記タイルの表面に人工的に付着された汚れは、上記洗浄組成物の気泡力が高いことから、上記エアゾール洗浄剤の泡の広がりにより、比較的広い範囲にわたって洗浄、除去されていた。
これに対し、市販のトイレ洗浄・消臭用スプレーを使用したときは、洗浄成分が便器のボックス型リム部やタイルの表面において保持されにくく、比較的早期に、便器ボール部へと落下し、実施例1の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤を用いた場合に比べて、汚れの洗浄、除去効果が顕著に劣っていた。また、上記タイルの表面において、汚れが洗浄、除去された範囲は、洗浄成分が上記タイルの表面を伝って流れ落ちた領域に限られることから、実施例1のエアゾール洗浄剤を用いた場合に比べて、明らかに狭くなっていた。
本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄 使用例を示す概略説明図であって、(a)は、温水洗浄便座の洗浄ノズルを示し、(b)は、洗浄ノズルに本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤を噴射した状態を示す。 本発明の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤を、便器のボックス型リム部の噴水孔用クリーナーとして使用する場合の使用例を示す概略説明図であって、(a)は、便器の縁部を拡大して示す部分欠截図であり(b)は、ボックス型リム部の噴水孔およびその近傍に上記エアゾール洗浄剤を噴射した状態を示す。
符号の説明
温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤
2 温水洗浄便座
3 洗浄ノズル
5 噴射管
温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物の

Claims (3)

  1. 脂肪酸セッケンと、イソプロピルアルコールと、ユーカリ精油、ヒノキ精油、ヒバ精油、松精油およびオレンジ精油からなる群より選ばれる少なくとも1種の精油と、水とを含有することを特徴とする、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物。
  2. エアゾール容器と、請求項1に記載の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物と、噴射剤とを備え、前記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物および前記噴射剤が、前記エアゾール容器内に充填されていることを特徴とする、温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤。
  3. さらに、前記エアゾール容器は、前記温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用洗浄組成物を外部へ噴射させるための噴射口に接続される噴射管を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の温水洗浄便座の洗浄ノズルクリーナー用エアゾール洗浄剤。
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