JP3828191B2 - トーションレース機 - Google Patents

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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロータメタルとロータ駆動軸との断続をマグネットと電磁石を利用して行えるようにしたトーションレース機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トーションレース機は、環状に配したロータメタルの回転(180度づつ)によってボビンを円周に沿って走らせつつボビンから引き出した糸を環状中心に備えた筬打部に集めて柄を作り出し、筬打ち後、順次、挟圧ローラを通して巻取ドラムに巻き取るようになっている。
【0003】
前記個々のロータメタルは、機本体の環状基板の上面に等配立設された所定数の固定軸の上部側に遊嵌され、該固定軸の下部側に遊嵌したロータ駆動軸に備えたクラッチの上下動でロータ駆動軸と断続するようになっている。
【0004】
前記クラッチの上下動を制御する装置には、古くはジャカード装置が用いられていた。該ジャカード装置は連続した紋紙の穿孔部と盲部とによって大きく揺動したり、小さく揺動したりする作動部の動きに連繋して牽引されるワイヤーを介して行われていた。
【0005】
ところが、ジャカード装置は騒音が大きいし、機構が複雑であり、紋紙の枚数に制約があった。そこで、本発明者は、最近、ロータメタルとロータ駆動軸とを接続又は離反させるクラッチを保持したフォークの背板に出没可能にスライド軸を設け、該スライド軸の内端側に前記ロータ駆動軸と一体回転するカムに作用するカムフォロアを軸支するとともに、該スライド軸の外端をソレノイドに連繋させ、該ソレノイドで前記クラッチの切換ができるようにしたトーションレース機を提案した。これによりジャカード装置の如く紋紙に制約されることなく、連続した柄が無限に得られることが可能になった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ソレノイドは、鉄心が軟鉄であるため、電磁石との摺動面の滑りが直ぐに悪くなる虞れがあり、短期にソレノイドの交換が必要となり、生産性が阻害された。
【0007】
本発明は上記の点に鑑み、ソレノイドを使用しないで、電気的にクラッチの切換ができ、高寿命化した新規なトーションレース機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ロータメタルとロータ駆動軸とを上動時に接続し、下動時に離反させるクラッチと、該クラッチを保持したフォークと、該フォークの背板に出没可能に設けられ、内端側に前記ロータ駆動軸と一体回転するカムに作用するカムフォロアを軸支したスライド軸と、該スライド軸の外端に埋設したマグネットに対設した電磁石とを備えたことを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、前記スライド軸が電磁石の通電時にマグネットの反発力でバネに抗してスライドし、カムフォロアをカムの作用域に進入させるように構成したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本願装置の外観斜視図、図2はロータメタルとロータ駆動軸との離反時の断面図、図3はロータメタルとロータ駆動軸との接続時の断面図である。
【0011】
図において、1はロータメタルで、該ロータメタル1は中心部に中空軸2を有し、該中空軸2の下端部の対称部位には爪片3、3が背反方向に水平に設けられている。該爪片3、3はロータメタル1の扇形部1a、1aの向きと一致している。
【0012】
前記ロータメタル1は、機本体の環状基枠4の上面に環状に沿って等配立設された所定数(例えば64個、96個など)の固定軸5の上部側に中空軸2を通して遊嵌され、水平方向に回転可能に固定されている。該固定軸5の下部側には中空に形成されたロータ駆動軸6が遊嵌されている。
【0013】
前記ロータ駆動軸6はその下端外周に設けたギア7を介して順次連繋され、該ギア7の1つが駆動ギア8を介してメインシャフトに連繋している。従って、総てのロータ駆動軸6はメインシャフトの回転により隣接間で互いに逆方向の回転駆動を受けている。
【0014】
前記ロータ駆動軸6の外周の断面形状は非円形で、その上部外周には軸方向に摺動可能であって、回転方向に固定されたドーナツ状のクラッチ9が嵌合している。該クラッチ9は上面の対向位置に突起10、10を有するとともに、外周面に環状凹溝11がアンダーカットされている。
【0015】
12は前記クラッチ9の外周面の環状凹溝11に嵌合したフォークで、該フォーク12は後記する一山カム17の作用にて上昇し、前記クラッチ9を上動させる。該クラッチ9の上動で、その上面に設けた突起10、10がロータメタル1の爪片3、3に係合し、該ロータメタル1とロータ駆動軸6とを接続するようになっている。
【0016】
前記フォーク12は機本体の環状基枠4と、ロータメタル1と同一レベルに設けた環状上枠13との間を鉛直方向に貫通したスライドシャフト14に固定されているとともに、環状上枠13の下面との間に嵌入したバネ15により常時下向きに弾圧付勢されている。従って、前記クラッチ9も平時は下動位置にあって、その上面の突起10、10はロータメタル1の爪片3、3から外れている。
【0017】
前記フォーク12にはロータメタル1の中空軸2を避けるU溝16aを有する庇状部16が設けられ、該庇状部16の下面にはロータメタル1の爪片3、3の上面に嵌合する凹溝16bを有している。
【0018】
前記庇状部16の下面の凹溝16bは、フォーク12がバネ15の作用で下降し、クラッチ9の上面に設けた突起10、10がロータメタル1の爪片3、3から外れるタイミングで爪片3、3の上面に嵌合し、ロータメタル1を瞬間的に停止させるようになっている。即ち、ロータメタル1は180度ごとの回転角度で正確に停止するようになっている。
【0019】
17は前記ロータ駆動軸6の外周に嵌合した状態でギア7の上面に乗っている環状盤の一個所に盛上り部を設けてなる一山カム、18は前記フォーク12の背板12aを水平方向に出没可能に挿通したスライド軸である。該スライド軸18は前記スライドシャフト14と交差するため、その交差部の上面から下面に貫通し、かつ、スライド方向に長い長穴18aを設けている。
【0020】
19は前記スライド軸18の内端側に軸支されたカムフォロアで、該カムフォロア19はスライド軸18が内方へスライドすると、前記一山カム17の上面に進入し、該一山カム17の作用で押上げられ、フォーク12とともにクラッチ9を上動させる。
【0021】
前記スライド軸18はその外端側に径大部18bが設けられている。該径大部18bの端面にはマグネット20が埋設されている。21はスライド軸18の径大部18aとフォーク12の背板12aとの間に介装したバネで、該バネ21は前記スライド軸18を外方へ向けて弾圧付勢している。
【0022】
22は前記スライド軸18の外端に埋設したマグネット20に対設した電磁石で、該電磁石22は前記環状基枠4の上面に適宜手段で固定した支持板23に取り付けられている。
【0023】
従って、前記スライド軸18は、電磁石22に通電すると、マグネット20の反発力でバネ21に抗して内方へスライドする。また、電磁石22を非通電にすると、バネ21の作用で旧位置へ復帰するようになっている。
【0024】
前記電磁石22に通電することによって反発したマグネット20は、スライド軸18の内端側に軸支されたカムフォロア19が前記一山カム17の作用で押上げられたときに、電磁石22から遠ざかることとなるが、この場合でも電磁石の磁力が効き、反発力が保持されていることは勿論である。このため、前記電磁石22の鉄心22aの上下幅Aは、スライド軸18とともに上下動するマグネット20の移動幅とほぼ共通にしておくことが好ましい。
【0025】
なお、電磁石22はマグネット20に反発力を生じさせてスライド軸18を内方へスライドさせ、復帰力はバネ21により行っているが、該復帰力をも電磁石22の吸引力で行うように構成することも可能である。
【0026】
次に、本願装置の作用について説明すると、図2は電磁石22に通電する前の図であって、通電すると、スライド軸18はマグネット20の反発力で内方へ向かってスライドし、図3の如く、カムフォロア19を一山カム17の作用域へ進入させる。
【0027】
これによりカムフォロア19は、一山カム17のカム作用により一定のタイミングで押上げられ、フォーク12ととともにクラッチ9を上動させる。該クラッチ9が上動すると、その上面に設けた突起10、10がロータメタル1の爪片3、3に係合し、ロータ駆動軸6とロータメタル1とを接続する(図3はこの状態を示している)。
【0028】
そして、カムフォロア19が一山カム17の一山を越えると、バネ15の作用によりフォーク12とともにクラッチ9を下動させ、該クラッチ9の上面に設けた突起10、10をロータメタル1の爪片3、3から外し(ロータメタル1とロータ駆動軸6とを離反させる)、瞬間的にフォーク12の庇状部16の下面の凹溝16bがロータメタル1の爪片3、3に係合してロータメタルが丁度180度の回転した時点で急速停止させる(図2はこの状態を示している)。
【0029】
一方、電磁石22が非通電状態ではスライド軸18はバネ21のバネ力で外方へ向かって弾圧付勢されているため、カムフォロア19は一山カム17の作用域の外にあり、ロータメタル1は静止状態を保っている。
【0030】
つまり、CPU(図示せず)に柄データに従って電磁石22に通電するか否かを制御させて、ロータメタルの回転及び停止をコントロールさせれば、これによりボビン24、24…を自在に走行させることができ、所望の柄を無限に作り出すことが可能となる。
【0031】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、ロータメタルとロータ駆動軸とを上動時に接続し、下動時に離反させるクラッチと、該クラッチを保持したフォークと、該フォークの背板に出没可能に設けられ、内端側に前記ロータ駆動軸と一体回転するカムに作用するカムフォロアを軸支したスライド軸と、該スライド軸の外端に埋設したマグネットに対設した電磁石とを備えたことを特徴としているから、該電磁石の通電を制御することのみでクラッチの切換が可能となる。しかも、スライド軸には高寿命の材料が適用できるので、長期使用が可能となるなど、各種の優れた効果を奏する。
【0032】
また、請求項2に記載の発明は、前記スライド軸が、電磁石の通電時にマグネットの反発力でバネに抗してスライドし、カムフォロアをカムの作用域に進入させるように構成したことを特徴としているから、カムフォロアをカムの作用域に進入させる速度が急速化でき、トーションレース機全体の高速化が期待できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願装置の外観斜視図である。
【図2】 ロータメタルとロータ駆動軸との離反時の断面図である。
【図3】 ロータメタルとロータ駆動軸との接続時の断面図である。
【符号の説明】
1 ロータメタル
2 中空軸
3 爪片
4 環状枠板
5 固定軸
6 ロータ駆動軸
7 ギア
8 駆動ギア
9 クラッチ
10 突起
11 環状凹溝
12 フォーク
13 環状上枠
14 スライドシャフト
15 バネ
16 庇状部
17 一山カム
18 スライド軸
18a 長穴
18b 径大部
19 カムフォロア
20 マグネット
21 バネ
22 電磁石
23 支持体
24 ボビン

Claims (2)

  1. ロータメタルとロータ駆動軸とを上動時に接続し、下動時に離反させるクラッチと、該クラッチを保持したフォークと、該フォークの背板に出没可能に設けられ、内端側に前記ロータ駆動軸と一体回転するカムに作用するカムフォロアを軸支したスライド軸と、該スライド軸の外端に埋設したマグネットに対設した電磁石とを備えたことを特徴とするトーションレース機。
  2. 前記スライド軸が、電磁石の通電時にマグネットの反発力でバネに抗してスライドし、カムフォロアをカムの作用域に進入させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のトーションレース機。
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