JP3826439B2 - 自動車用縦壁構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用ドア、サイドパネル、バックパネルなどの自動車用縦壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用縦壁構造としては、特開平4−362415号公報に示すような例がある。
【0003】
即ち、かかる自動車用縦壁構造は、外部側パネルとしてのドアアウタパネル及び内部側パネルとしてのドアインナパネルにより室内及び室外を隔離してなる骨部材としてのドア本体と、該ドア本体のドアインナパネルの内面をほぼ全面覆うように配設されてなる合成樹脂製の化粧部材としてのドアトリムとよりなる。
【0004】
該ドアトリムの所用部位には、薄肉部で囲繞されて、該薄肉部より切り離し可能な可切離部が形成されてなる。
【0005】
該可切離部の背面には、緩衝体ブロックを突設すると共に該緩衝体ブロックをドアインナパネルに形成されてなる貫通孔を通してドア本体内に突出配置してある。
【0006】
従って、側面衝突時に、ドアアウタパネルの変形により緩衝体ブロックに衝突入力が作用すると、可切離部が薄肉部より切り離されて、緩衝体ブロックと一体に車室内に移動するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、かかる構成によれば、前記薄肉部の破断強度を、前記緩衝体ブロックの潰れ強度より弱くする必要があり、畢竟ドアトリムの全体強度が低下してべこつきが生じるおそれがあり、商品性の改善が求められている。
【0008】
そこで、本発明は、以上のような点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、衝突等のエネルギを吸収する機能を維持しつつ化粧部材の強度を向上することのできる自動車用縦壁構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、外部側パネル及び内部側パネルにより室内及び室外を隔離してなる骨部材と、該骨部材の内部側パネルの内面をほぼ全面覆うように配設されてなる合成樹脂製の化粧部材とよりなる自動車用縦壁構造において、前記化粧部材の内部側パネル側の面には、室内側に突出したアームレスト部が形成され、前記化粧部材の外部側パネル側の面であり且つ前記アームレスト部の配される部位には、前記内部側パネルに形成した開口よりその頂点部が前記外部側パネル及び前記内部側パネル間の空間に臨むことで前記外部側パネルよりの荷重を受け得る受圧部材が配されるとともに、当該受圧部材に生じた荷重により破断可能な閉ループ状の易破断部前記アームレスト部及び前記受圧部材を囲繞するように形成されて、外部側パネルに外から作用した荷重によって易破断部が破断してアームレスト部が化粧部材から脱落し得るように構成され、前記アームレスト部内には、前記荷重に対して圧壊され得るエネルギ吸収部材が配設されることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載の自動車用縦壁構造であって、前記受圧部材は、前記外部側パネルに固定されてなる第2受圧部材に近接且つ対向した位置に配設されてなることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動車用縦壁構造であって、前記化粧部材の閉ループ状の易破断部より外側且つ前記内部側パネル側の面には、前記外部側パネルよりの荷重を受ける緩衝体ブロックが配設されてなることを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明によれば、自動車の衝突などにより外部側パネルが変形しても、化粧部材に形成されてなる受圧部材の頂点部が、該外部側パネルと内部側パネルとの空間内に臨むので、早急に化粧部材に外部側パネルの変形に伴う荷重が加わり、室内側に突出したアームレスト部を囲繞した易破断部が破断されて、アームレスト部が化粧部材から脱落することで、該荷重を吸収することができることになる。
【0015】
又、前記受圧部材に荷重が加わることにより、前記易破断部を破断すると、前記化粧部材に閉ループ状に形成されてなる該易破断部内に配設されてなる前記受圧部材及びアームレスト部そのものが化粧部材から脱落し、荷重吸収が確実となることになる。更に、自動車の二次衝突により乗員が前記アームレスト部にぶつかっても、該アームレスト部が脱落するだけでなくアームレスト部のエネルギ吸収部材によって、該アームレスト部が圧壊され得ることにより、該エネルギを確実に吸収できることになる。
【0016】
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、自動車の衝突などにより前記外部側パネルが変形すると、該外部側パネルに固定されてなる第2受圧部材が一緒に移動して、前記受圧部材に直ぐに荷重を加えることができるので、荷重吸収への過程が短時間となるし、該荷重の伝達が確実となる。
【0017】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の効果に加え、前記化粧部材の易破断部が破断しても、該化粧部材は前記内部側パネル側の面に固定されてなるので、該化粧部材に配設されてなる緩衝体ブロックにより、前記外部側パネルよりの荷重を受けるがことができることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0020】
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態に係る自動車用縦壁構造を示している。
【0021】
即ち、自動車用縦壁構造としては、外部側パネルとしてのドアアウタパネル3及び内部側パネルとしてのドアインナパネル5により室内7及び室外9を隔離してなる骨部材としてのドア本体1と、該ドア本体1のドアインナパネル5の内面をほぼ全面覆うように配設されてなる合成樹脂製の化粧部材としてのドアトリム11とよりなる。
【0022】
前記ドアトリム11には、前記ドアアウタパネル3よりの荷重F(図2の白抜き矢印)を受ける断面コ字状の受圧部材13が、前記ドアインナパネル5に形成された開口5aより、その頂点部13aがドアアウタパネル3とドアインナパネル5との間の空間Sに臨むように貼着される。
【0023】
該受圧部材13の貼着部の周囲のドアトリム11には、該受圧部材13に生じた荷重により破断可能な易破断部としての薄肉部15が閉ループ状に形成されてなる。
【0024】
該薄肉部15は、室内7側から見た時には、隠れるように、一方側、即ち前記ドアインナパネル5側の面に凹み部を有することで形成されてなる。
【0025】
前記受圧部材13は、前記ドアアウタパネル3の内側に固定されてなる断面コ字状の第2受圧部材17に対向した位置に配設されてなる。
【0026】
前記受圧部材13と前記第2受圧部材17とは、コの字状の頂点部13a,17aが互いに近接する関係にある。
【0027】
また、前記ドアトリム11の閉ループ状の薄肉部15より外側且つ前記ドアインナパネル5側の面には、前記ドアアウタパネル3より加えられてなる荷重を受ける緩衝体ブロック19が、前記ドアインナパネル5に形成された開口5bより、前記空間Sに臨むように、複数配設されてなる。
【0028】
また、前記ドアトリム11の閉ループ状の薄肉部15より内側のドアトリム11には、アームレスト部21が室内側に突出することで、前記ドアインナパネル5側が凹んだ形状に形成されてなり、該アームレスト部21内に前記荷重Fに対して圧壊され得るエネルギ吸収部材23が複数配設されてなる。
【0029】
該エネルギ吸収部材23は、前記アームレスト部21内の上下面よりリブ25が形成され、該リブ25に縦方向の複数のスリット27が形成されてなる。
【0030】
以上の第1の実施形態の構成であるから、自動車の衝突などにより前記ドアアウタパネル3が変形して、前記ドアアウタパネル3により前記ドアトリム11に形成されてなる受圧部材13に荷重Fが加わると、前記ドアトリム11の易破断部15が破断されることで、該荷重Fを吸収することができることになる。
【0031】
また、前記受圧部材13に荷重Fが加わることにより、前記易破断部15を破断すると、前記ドアトリム11に閉ループ状に形成されてなる該易破断部15内に配設されてなる前記受圧部材13そのものがドアトリム11から脱落し、荷重Fの吸収が確実となる。
【0032】
また、自動車の衝突などにより前記ドアアウタパネル3が変形すると、該ドアアウタパネル3に固定されてなる第2受圧部材17が一緒に移動して、頂点部13a,17aが近接してなる前記受圧部材13に直ぐに荷重Fを加えることができるので、該荷重Fの吸収への過程が短時間となるし、該荷重Fの伝達が確実となる。
【0033】
また、前記ドアトリム11の易破断部15が破断しても、該ドアトリム11は前記ドアインナパネル5側の面に固定されてなるので、該ドアトリム11に配設されてなる緩衝体ブロック19、19により、前記ドアアウタパネル3が変形すると、該ドアアウタパネル3に固定されてなる第2受圧部材17がよりの荷重を受けるがことができることになる。
【0034】
また、自動車の二次衝突により、図示しない乗員が前記アームレスト部21にぶつかっても、該アームレスト部21のエネルギ吸収部材23によって、該アームレスト部21が圧壊され得ることにより、該エネルギを吸収できることになる。
【0035】
前記説明で、自動車用縦壁構造として、外部側パネルはドアアウタパネルを、また、内部側パネルはドアインナパネルを、また、骨部材はドア本体を、また、化粧部材はドアトリムを夫々例として説明したが、これに限らず、サイドパネル或いはバックパネルなど乗員が二次衝突を受け得る状態にある縦壁であれば、本願発明の範疇であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 骨部材としてのドア本体
3 外部側パネルとしてのドアアウタパネル
5 内部側パネルとしてのドアインナパネル
7 室内
9 室外
11 化粧部材としてのドアトリム
13 受圧部材
15 易破断部としての薄肉部
17 第2受圧部材
19 緩衝体ブロック
21 アームレスト部
23 エネルギ吸収部材

Claims (3)

  1. 外部側パネル及び内部側パネルにより室内及び室外を隔離してなる骨部材と、該骨部材の内部側パネルの内面をほぼ全面覆うように配設されてなる合成樹脂製の化粧部材とよりなる自動車用縦壁構造において、
    前記化粧部材の内部側パネル側の面には、室内側に突出したアームレスト部が形成され、
    前記化粧部材の外部側パネル側の面であり且つ前記アームレスト部の配される部位には、前記内部側パネルに形成した開口よりその頂点部が前記外部側パネル及び前記内部側パネル間の空間に臨むことで前記外部側パネルよりの荷重を受け得る受圧部材が配されるとともに、当該受圧部材に生じた荷重により破断可能な閉ループ状の易破断部前記アームレスト部及び前記受圧部材を囲繞するように形成されて、外部側パネルに外から作用した荷重によって易破断部が破断してアームレスト部が化粧部材から脱落し得るように構成され、
    前記アームレスト部内には、前記荷重に対して圧壊され得るエネルギ吸収部材が配設されることを特徴とする自動車用縦壁構造。
  2. 請求項1の自動車用縦壁構造であって、
    前記受圧部材の頂点部は、前記外部側パネルに固定されてなる第2受圧部材に近接且つ対向した位置に配設されてなることを特徴とする自動車用縦壁構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の自動車用縦壁構造であって、
    前記化粧部材の閉ループ状の易破断部より外側且つ前記内部側パネル側の面には、前記外部側パネルよりの荷重を受ける緩衝体ブロックが配設されてなることを特徴とする自動車用縦壁構造。
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