JP5617285B2 - 車両のサイドドア構造 - Google Patents
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Description
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記アームレストは、前記シート装置に着座した乗員と車幅方向で対向する領域が前記ドアトリムとは別体のアームレスト別体部で形成されたことを特徴としている。
請求項5の発明は、サイドドアの車室内側に設けられたドアトリムと、このドアトリムに車室内側へ膨出状に設けられ乗員の腕部を載置するアームレストとを備えた車両のサイドドア構造において、前記アームレストの下方位置に前記サイドドアに入力した側突荷重を吸収可能なアームレスト下方用衝撃吸収部材が設けられ、前記アームレスト下方用衝撃吸収部材より上方且つ前記アームレストの車幅方向外側側方に対応する位置に前記サイドドアの外部から入力した衝撃を前記アームレストに伝達する衝撃伝達部材が設けられ、前記サイドドアに外部から側突荷重が入力したとき、前記衝撃伝達部材が前記アームレストを押動して、前記アームレストの少なくとも一部と前記ドアトリムとの連結のみを解除可能に設けられ、前記アームレストは、前記シート装置に着座した乗員と車幅方向で対向する領域が前記ドアトリムとは別体のアームレスト別体部で形成され、前記アームレスト別体部の下端部とこの下端部と対向し且つアームレスト別体部を取付けるためのドアトリム側取付部とに係合機構を設け、前記係合機構は、前記アームレスト別体部の下端部と前記ドアトリム側取付部の一方から他方側へ突出する突起部と、前記アームレスト別体部の下端部と前記ドアトリム側取付部の他方に形成され前記突起部と嵌合し且つ前記アームレスト別体部の押動により嵌合解除可能な嵌合部と、前記嵌合部端部に連なると共に車室内側程車両前方と後方の少なくとも一方へ傾斜する案内部を備えたことを特徴としている。
請求項7の発明は、サイドドアの車室内側に設けられたドアトリムと、このドアトリムに車室内側へ膨出状に設けられ乗員の腕部を載置するアームレストとを備えた車両のサイドドア構造において、前記アームレストの下方位置に前記サイドドアに入力した側突荷重を吸収可能なアームレスト下方用衝撃吸収部材が設けられ、前記アームレスト下方用衝撃吸収部材より上方且つ前記アームレストの車幅方向外側側方に対応する位置に前記サイドドアの外部から入力した衝撃を前記アームレストに伝達する衝撃伝達部材が設けられ、前記サイドドアに外部から側突荷重が入力したとき、前記衝撃伝達部材が前記アームレストを押動して、前記アームレストの少なくとも一部と前記ドアトリムとの連結のみを解除可能に設けられ、前記アームレストは、前記シート装置に着座した乗員と車幅方向で対向する領域が前記ドアトリムとは別体のアームレスト別体部で形成され、前記シート装置は前記ドアトリムから所定距離離隔して配置され、前記アームレスト別体部の車幅方向長さは前記シート装置とドアトリムとの離隔距離より小さく形成されたことを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか1つの発明において、前記衝撃伝達部材の車幅方向内側端部に前記サイドドアの外部から入力した衝撃を吸収可能なアームレスト用衝撃吸収部材を設けたことを特徴としている。
更に、側突荷重をアームレストへ迅速に伝達でき、衝撃伝達部材によるアームレストの車幅方向内側への押動をサイドドアの車室内側への進入時期に対して早期に開始することができる。また、各凸設部の間の空走距離を短くすることができ、アウタパネルに入力した側突荷重をアームレストへ短時間で伝達でき、アームレストの連結を迅速に解除することができる。
請求項3の発明によれば、アームレスト別体部から乗員に伝達される衝撃荷重を確実に低減することができる。
請求項5の発明によれば、サイドドアに外部から側突荷重が入力したとき、衝撃伝達部材がアームレストを押動して、少なくともアームレストの一部とドアトリムとの連結のみを解除可能に構成したため、コストアップや車室空間の減少等を生じることなく、アームレストの一部とドアトリムとの連結のみを解除することができる。つまり、側突荷重を利用してアームレストとドアトリムとの連結を解除するため、外部から入力する側突荷重の伝達をアームレストとドアトリムとの連結部分で低減でき、アームレストから乗員に伝達される衝撃荷重を低減することができる。しかも、乗員に伝達される衝撃荷重を低減する一方、アームレストとドアトリムとの連結のみを解除するため、アームレスト下方用衝撃吸収部材はアームレストの連結解除に伴う移動を生じることなく乗員の衝撃吸収部位、例えば腰部等に対する衝撃吸収を効果的に行うことができる。
更に、アームレスト別体部から乗員に伝達される衝撃荷重を確実に低減することができる。また、突起部と嵌合部によりアームレスト別体部をトリム側取付部に取付けるため、アームレスト別体部とドアトリムとの連結のみを解除でき、乗員の腕部を載置し且つ腕部から入力される荷重を支持することができる。しかも、案内部は、アームレスト別体部を車室内側程車両前方と後方の少なくとも一方へ案内できるため、側突荷重が入力したとき、アームレスト別体部が乗員との接触を回避することができる。
請求項7の発明によれば、サイドドアに外部から側突荷重が入力したとき、衝撃伝達部材がアームレストを押動して、少なくともアームレストの一部とドアトリムとの連結のみを解除可能に構成したため、コストアップや車室空間の減少等を生じることなく、アームレストの一部とドアトリムとの連結のみを解除することができる。つまり、側突荷重を利用してアームレストとドアトリムとの連結を解除するため、外部から入力する側突荷重の伝達をアームレストとドアトリムとの連結部分で低減でき、アームレストから乗員に伝達される衝撃荷重を低減することができる。しかも、乗員に伝達される衝撃荷重を低減する一方、アームレストとドアトリムとの連結のみを解除するため、アームレスト下方用衝撃吸収部材はアームレストの連結解除に伴う移動を生じることなく乗員の衝撃吸収部位、例えば腰部等に対する衝撃吸収を効果的に行うことができる。
更に、アームレスト別体部から乗員に伝達される衝撃荷重を確実に低減することができる。また、シートクッションとサイドドアとの間にアームレスト別体部を案内することができ、連結解除後、アームレスト別体部と乗員との接触を防止することができる。
請求項9の発明によれば、アームレストと衝撃伝達部材との間にアームレスト用衝撃吸収部材を設けることができ、アームレストから乗員に伝達される衝撃荷重を一層低減することができる。
車両1には、車室2内部に乗員が着座可能なシート装置3と、このシート装置3の車幅方向外側のフロントサイドドア4とリヤサイドドア(図示略)等が設けられている。フロントサイドドア4とリヤサイドドアの前端部には、夫々ヒンジ部(図示略)が設けられ車体に対してフロントサイドドア4とリヤサイドドアを開閉可能に枢着している。フロントサイドドア4とリヤサイドドアとは略同様の構成であるため、以下、フロントサイドドア4について説明する。
図1〜図3,図5〜図9に示すように、合成樹脂製のドアトリム7は、ドアトリム7の上下方向中段部に前後方向に延びるアームレスト30と、アームレスト30の前側下方に配置され且つスピーカを収容可能なスピーカグリル23と、アームレスト30の途中部下方に配置されたドアポケット部24と、トリム側衝撃吸収部材26を収容する衝撃吸収部材収容部25と、アームレスト30の後端側部分下方且つ衝撃吸収部材収容部25の上方位置に設けられたドアトリム側取付部22と、アームレスト別体部32をドアトリム側取付部22とを連結し且つアームレスト別体部32をドアトリム側取付部22との連結のみを解除可能な係合機構40等を備えている。ドアトリム7の外縁部の複数個所は、クリップ等の取付部材(図示略)によりインナパネル6に固定されている。尚、ドアトリム7は、繊維強化プラスチックを用いて形成してもよく、その表面に表皮材として布や革等を用いても良い。
図7,図8に示すように、係合機構40は、アームレスト別体部32の下端部33と、この下端部33と対向するドアトリム側取付部22との間に亙って設けられ、ドアトリム側取付部22から上方へ突出する前後1対の突起部41と、アームレスト別体部32の下端部33に形成され前記1対の突起部41と嵌合可能な前後1対の嵌合部42と、これら嵌合部42の車室外側端部に連なり車室内側程車両前方と後方の両方向へ傾斜する案内部43等を備えている。
1対の嵌合部42は、アームレスト別体部32の内部に夫々の突起部41が嵌合可能な略筒状に構成され、アームレスト別体部32の傾斜部33dに1対の突起部41に対応するよう前後方向に隣接して設けられている。嵌合部42の車幅外側端部は、傾斜部33dの車幅外側端部近傍に配置され、嵌合部42の車幅外側部分の一部を切欠いた切欠部42aを形成している。この切欠部42aの前後方向の離隔長さは突起部41の直径よりも小さく形成され、切欠部42aは突起部41と嵌合部42との車幅方向の相対移動を規制するよう構成されている。また、アームレスト別体部32が所定以上の車幅内側への荷重を受けたとき、嵌合部42が突起部41に対して車室内側へ押されるため、切欠部42aが破断又は屈曲変形する。これにより、突起部41と嵌合部42との嵌合状態が解除(連結解除)され、アームレスト別体部32による車幅内側への移動が許容される。本実施例において、連結解除状態の定義は、完全に分離移動された状態に限られず、少なくとも、直接的な衝撃荷重の伝達が阻害される状態(位置決め固定が解除された状態)としている。
車両1に他の車両が側突してアウタパネル5が車幅内方へ侵入したとき、衝撃伝達部材10の第3凸設部13が車幅方向内側へ移動し、第1凸設部11と接触する。第2凸設部12は、第1凸設部11の車幅方向内側への移動に同期して車幅方向内側への移動を開始する。図9に示すように、第2凸設部12の車幅内方への移動が進行した場合、第2凸設部12の平面部12aの車幅方向内側面に設置された第2ドア側衝撃吸収部材29がドアトリム7を介してアームレスト別体部32の側面部32cに接触し、アームレスト別体部32を車室内側へ押動する。衝撃伝達部材10から第2ドア側衝撃吸収部材29を介してアームレスト別体部32に伝達された側突荷重は、突起部41を介して嵌合部42の切欠部42aに作用し、所定以上の車幅内側への側突荷重の場合、突起部41が切欠部42aを破断又は屈曲変形し、アームレスト別体部32とドアトリム側取付部22との連結(係合)のみを解除する。
図1〜図3に示すように、シート装置3は、ドアトリム7の車室内側に所定距離離隔して配置されている。ドアトリム7とシート装置3との間隔は、アームレスト別体部32の車幅方向長さ(幅)よりも大きく設定され、側突時、アームレスト別体部32がドアトリム側取付部22から分離したとき、ドアトリム7とシート装置3との間に案内可能に構成されている。
図10〜図12に示すように、このサイドエアバッグ装置60では、この車両1に他の車両が側突し、側突検出センサにより側突が検知されると、側突荷重により乗員がドアトリム7やアームレスト30(アームレスト別体部32)と二次衝突するまでの瞬時の間に、インフレータ61から発生する展開用のガスがサイドエアバッグ62に供給される。これにより、上部バッグ部62aと下部バッグ62bとがサイドエアバッグ装置60からドアトリム7とシート装置3との間において前方に向かって展開し、乗員とドアトリム7等との接触を回避できる。
このサイドドア構造は、フロントサイドドア4の車室内側に設けられたドアトリム7と、このドアトリム7に車室内側へ膨出状に設けられ乗員の腕部を載置するアームレスト30とを備え、アームレスト30の下方位置にフロントサイドドア4に入力した側突荷重を吸収可能なトリム側衝撃吸収部材26が設けられ、トリム側衝撃吸収部材26より上方且つアームレスト30の車幅方向外側側方に対応する位置にフロントサイドドア4の外部から入力した衝撃をアームレスト30に伝達する衝撃伝達部材10が設けられ、フロントサイドドア4に外部から側突荷重が入力したとき、衝撃伝達部材10がアームレスト30を押動して、アームレスト30の少なくとも一部(アームレスト別体部32)とドアトリム7との連結のみを解除可能に設けられている。
衝撃伝達部材10の第1〜第3凸設部11〜13は各々車幅方向に突出する凸状に構成されているため、側突荷重をアームレスト別体部32へ迅速に伝達でき、衝撃伝達部材10によるアームレスト別体部32の車幅方向内側への押動をフロントサイドドア4の車室内側への進入時期に対して早期に開始することができる。
アームレスト30は、シート装置3に着座した乗員と車幅方向で対向する領域がドアトリム7とは別体のアームレスト別体部32で形成されたため、アームレスト別体部32から乗員に伝達される衝撃荷重を確実に低減することができる。
この車両1のフロントサイドドア4Aは、突起部41をドアトリム側取付部22に設置する代わりに、突起部41Aをアームレスト別体部32Aの下端部33に設置している。実施例1と同様の主要な構成要素には同じ参照符号を付けて図示し、それらについての説明は省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
1対の嵌合部42Aは、夫々突起部41Aと嵌合可能な略筒状に構成され、ドアトリム側取付部22Aの段部22bに1対の突起部41に対応するよう前後方向に隣接して設けられている。嵌合部42Aの車室内側端部は、段部33bの車室内側端部近傍に配置され、嵌合部42Aの車室内側端部の一部を切欠いた切欠部42bを形成している。
1〕前記実施例においては、回動式フロントサイドドアの例を説明したが、少なくとも、ドアトリムを備えたサイドドアであればよく、リヤサイドドアに適用することも可能である。また、回動式サイドドアに限ることなく、スライド式サイドドアに適用することも可能である。
2 車室
3 シート装置
4,4A フロントサイドドア
5 アウタパネル
6 インナパネル
7 ドアトリム
10 衝撃伝達部材
11 第1凸設部
12 第2凸設部
13 第3凸設部
22,22A ドアトリム側取付部
26 トリム側衝撃吸収部材(アームレスト下方用衝撃吸収部材)
29 第2ドア側衝撃吸収部材(アームレスト用衝撃吸収部材)
30 アームレスト
31 アームレスト本体部
32,32A アームレスト別体部
33,33A 下端部
40,40A 係合機構
41,41A 突起部
42,42A 嵌合部
42a,42b 切欠部
43,43A 案内部
43a,43c 第1案内部
43b,43d 第2案内部
51 シートクッション
52 シートバック
60 サイドエアバッグ装置
62 サイドエアバッグ
Claims (9)
- サイドドアの車室内側に設けられたドアトリムと、このドアトリムに車室内側へ膨出状に設けられ乗員の腕部を載置するアームレストとを備えた車両のサイドドア構造において、
前記アームレストの下方位置に前記サイドドアに入力した側突荷重を吸収可能なアームレスト下方用衝撃吸収部材が設けられ、
前記アームレスト下方用衝撃吸収部材より上方且つ前記アームレストの車幅方向外側側方に対応する位置に前記サイドドアの外部から入力した衝撃を前記アームレストに伝達する衝撃伝達部材が設けられ、
前記サイドドアに外部から側突荷重が入力したとき、前記衝撃伝達部材が前記アームレストを押動して、前記アームレストの少なくとも一部と前記ドアトリムとの連結のみを解除可能に設けられ、
前記衝撃伝達部材は車幅方向に突出する凸状に構成され、
前記サイドドアのアウタパネルとインナパネルとの間に昇降可能なドアガラスを設け、
前記衝撃伝達部材は、前記ドアガラスより車幅方向内方且つ前記アームレストの側方に対応する位置に車幅方向外側へ突出する第1凸設部と、この第1凸設部から車幅方向内側へ突出する第2凸設部と、前記前記ドアガラスより車幅方向外方且つ前記第1凸設部の側方に対応する位置に車幅方向内側へ突出する第3凸設部を備えたことを特徴とする車両のサイドドア構造。 - 前記サイドドアのインナパネルに前記第1凸設部と第2凸設部を形成し、前記サイドドアのアウタパネルに前記第3凸設部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両のサイドドア構造。
- 前記アームレストは、前記シート装置に着座した乗員と車幅方向で対向する領域が前記ドアトリムとは別体のアームレスト別体部で形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のサイドドア構造。
- 前記アームレスト別体部の下端部とこの下端部と対向し且つアームレスト別体部を取付けるためのドアトリム側取付部とに係合機構を設け、
前記係合機構は、前記アームレスト別体部の下端部と前記ドアトリム側取付部の一方から他方側へ突出する突起部と、前記アームレスト別体部の下端部と前記ドアトリム側取付部の他方に形成され前記突起部と嵌合し且つ前記アームレスト別体部の押動により嵌合解除可能な嵌合部と、前記嵌合部端部に連なると共に車室内側程車両前方と後方の少なくとも一方へ傾斜する案内部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の車両のサイドドア構造。 - サイドドアの車室内側に設けられたドアトリムと、このドアトリムに車室内側へ膨出状に設けられ乗員の腕部を載置するアームレストとを備えた車両のサイドドア構造において、
前記アームレストの下方位置に前記サイドドアに入力した側突荷重を吸収可能なアームレスト下方用衝撃吸収部材が設けられ、
前記アームレスト下方用衝撃吸収部材より上方且つ前記アームレストの車幅方向外側側方に対応する位置に前記サイドドアの外部から入力した衝撃を前記アームレストに伝達する衝撃伝達部材が設けられ、
前記サイドドアに外部から側突荷重が入力したとき、前記衝撃伝達部材が前記アームレストを押動して、前記アームレストの少なくとも一部と前記ドアトリムとの連結のみを解除可能に設けられ、
前記アームレストは、前記シート装置に着座した乗員と車幅方向で対向する領域が前記ドアトリムとは別体のアームレスト別体部で形成され、
前記アームレスト別体部の下端部とこの下端部と対向し且つアームレスト別体部を取付けるためのドアトリム側取付部とに係合機構を設け、
前記係合機構は、前記アームレスト別体部の下端部と前記ドアトリム側取付部の一方から他方側へ突出する突起部と、前記アームレスト別体部の下端部と前記ドアトリム側取付部の他方に形成され前記突起部と嵌合し且つ前記アームレスト別体部の押動により嵌合解除可能な嵌合部と、前記嵌合部端部に連なると共に車室内側程車両前方と後方の少なくとも一方へ傾斜する案内部を備えたことを特徴とする車両のサイドドア構造。 - 前記シート装置は前記ドアトリムから所定距離離隔して配置され、
前記アームレスト別体部の車幅方向長さは前記シート装置とドアトリムとの離隔距離より小さく形成されたことを特徴とする請求項3〜5の何れか1つに記載の車両のサイドドア構造。 - サイドドアの車室内側に設けられたドアトリムと、このドアトリムに車室内側へ膨出状に設けられ乗員の腕部を載置するアームレストとを備えた車両のサイドドア構造において、
前記アームレストの下方位置に前記サイドドアに入力した側突荷重を吸収可能なアームレスト下方用衝撃吸収部材が設けられ、
前記アームレスト下方用衝撃吸収部材より上方且つ前記アームレストの車幅方向外側側方に対応する位置に前記サイドドアの外部から入力した衝撃を前記アームレストに伝達する衝撃伝達部材が設けられ、
前記サイドドアに外部から側突荷重が入力したとき、前記衝撃伝達部材が前記アームレストを押動して、前記アームレストの少なくとも一部と前記ドアトリムとの連結のみを解除可能に設けられ、
前記アームレストは、前記シート装置に着座した乗員と車幅方向で対向する領域が前記ドアトリムとは別体のアームレスト別体部で形成され、
前記シート装置は前記ドアトリムから所定距離離隔して配置され、
前記アームレスト別体部の車幅方向長さは前記シート装置とドアトリムとの離隔距離より小さく形成されたことを特徴とする車両のサイドドア構造。 - 前記シート装置のシートバックには、前記サイドドアに前記側突荷重が入力したとき、前記サイドドアと前記シート装置との間に展開可能なエアバッグを備えたエアバッグ装置を有し、前記アームレスト別体部を車室内側程前記エアバッグの展開方向に移動するように構成されたことを特徴とする請求項3〜7の何れか1つに記載の車両のサイドドア構造。
- 前記衝撃伝達部材の車幅方向内側端部に前記サイドドアの外部から入力した衝撃を吸収可能なアームレスト用衝撃吸収部材を設けたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1つに記載の車両のサイドドア構造。
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