JP3824976B2 - 机 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、机に関するものであって、例えば学校等で使用される学童用、生徒用の机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の学童用、生徒用の机には、荷物を掛けるためのフックが設けられていた。例えば実用新案登録第3086136号公報や特開平6−280844号公報に開示された構造によりフックが机に設けられていた。
これら開示発明によると机は、天板と天板を支持する支持体とを備える。そして支持体に荷物を掛けるためのフックが固定的に取付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしフックが固定的に支持体に取付けられる形態の場合は、幅の広い荷物をフックに掛けることが難しかった。例えば習字道具入れや学生かばんの幅がフックの突出量よりも広い場合があり、これらをフックに掛けることが難しかった。そして幅の広い荷物を強引にフックに掛けた場合は、その荷物が斜めになって、通路側へ飛び出してしまう場合もあった。そしてこの場合、通行人によって荷物が落とされる場合もあった。
また机の使い勝手を向上させるために支持体を天板の左右両端寄りに設け、これによって下肢空間を広くとる場合がある。しかしこの場合は、天板の左右両端から出っ張らないで使用勝手の良いフックを支持体に設けることが難しかった。そこで本発明は、荷物の大きさに適宜対応できるフックを備えた机を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、上記各請求項に記載の通りの構成を備える机であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、天板と、その天板を支持する支持体とを備える机である。そして荷物を掛けるためのフックが、支持体からの突出量を可変とするために、支持体に対して突出方向に直線移動可能に取付けられている。
すなわちフックは、支持体に対して直線移動できる。そして直線移動することでフックは、支持体から突出し、その突出量を変えることができる。
したがってフックに掛ける荷物が小さい場合は、フックの突出量を小さくすることができる。そのためフックは、通路の邪魔にならない位置に移動できる。そして荷物が大きい場合は、フックの突出量を大きくし、その荷物を略真下方向へ吊り下げることができる。そのため荷物が通路側へ斜めに飛び出すことを防止することができる。かくしてフックは、荷物の大きさに適宜対応できる構成であって、その使用勝手が良い。
【0005】
しかも請求項1に記載の発明によると、フックは、支持体に差し込まれる杆を備える。また支持体は、杆が差し込まれる差込口と、杆が貫通する出口を備えた貫通孔を有し、杆は、差込口の口端と、出口の口端によって支持されつつ、貫通孔を移動する構成になっている。
すなわち杆は、貫通孔によって支持体を貫通する。そして杆は、差込口の口端と、出口の口端の少なくとも二箇所によって支持される。したがって二つの口端は協働して杆を支持し、一つの口端に加わる力が小さくなっている。かくして支持体は、破損しにくく、フックを安定よく支持する。
【0006】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明であって、フックは、平行に延出する二つの杆を備え、支持体は、各杆が差し込まれる二つの貫通孔を有している。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明であって、フックは、板部材から形成され、かつ板部材から形成された杆を備えている。そして支持体は、杆の形状に対応した横長穴状に形成された貫通孔を有し、その貫通孔に杆が差し込まれる構成になっている。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜10にしたがって説明する。
実施の形態1における机1は、学校等で使用される学童用、生徒用の机である。この机1は、図1に示すように一人用に形成されており、天板10と、天板10を支持する支持体3と、天板10の裏面に取付けられた物入れ11とを主体に構成されている。
【0008】
天板10は、図1に示すように左右にやや長い長方形状の厚板より形成されている。そして表面に合成樹脂や金属等からなる化粧板が張られている。または化粧板に代えて表面に塗装が施されている。
物入れ11は、図1に示すように天板10とともに収納部を構成するものであって、着座側に開放するように天板10の裏面にボルト等により一体に設けられている。
支持体3は、図1,2に示すように天板10の裏面に取付けられて、裏面を支持する裏面支持部3aと、天板10の右端側を支持する右脚部3bと、天板10の左端側を支持する左脚部3dを有する。
【0009】
右脚部3bと左脚部3dは、図1,2に示すように天板10の右端縁と左端縁の略中央位置からフロアへ延出する。したがって天板10は、二本の脚部(3b,3d)によって支持される。
また右脚部3bと左脚部3dの下端側には、前後方向にフロアに沿って延出するフロア側支持部3c,3eが設けられている。
また支持体3は、図1,2に示すように複数のパイプ材(例えばスチールのパイプ材)から形成されている。すなわち支持体3は、天板10の右前側を支持する第一支持部材30と、天板10の左前側を支持する第二支持部材32と、天板10の後側を支持する第三支持部材31と、右脚部3bと左脚部3dを連結する連結部材33とを有し、これらがパイプ材から形成されている。
【0010】
第一支持部材30は、図1に示すように天板10の右端前寄りを裏面から支持する第一裏面支持部30aと、天板10の右端寄り略中央部からフロアへ延出する第一右脚部30bと、第一右脚部30bの下端からフロアに沿って前方へ延出する第一フロア側支持部30cを一体状に有する。
第二支持部材32も、第一支持部材30とほぼ同様に形成されている。すなわち第二支持部材32は、図2に示すように天板10の左端前寄りを裏面から支持する第二裏面支持部32aと、天板10の左端寄り略中央部からフロアへ延出する第二左脚部32dと、第二左脚部32dの下端からフロアに沿って前方へ延出する第二フロア側支持部32eを一体状に有する。
【0011】
第三支持部材31は、図2に示すように天板10を裏面から支持する第三裏面支持部31aを有する。この第三裏面支持部31aは、天板10の三辺に沿う。すなわち右辺の略後半分と、後辺の略全長と、左辺の略後半分に沿う。
また第三支持部材31は、天板10の右端寄り中央部からフロアへ延出する第三右脚部31bと、天板10の左端寄り略中央部からフロアへ延出する第三左脚部31dを有する。この第三右脚部31bは、図1に示すように第一右脚部30bと溶接によって一体とされ、第一右脚部30bとともに右脚部3bを形成する。また第三左脚部31dは、図2に示すように第二左脚部32dと溶接によって一体とされ、第二左脚部32dとともに左脚部3dを形成する。
【0012】
また第三支持部材31は、図2に示すように第三右脚部31bの下端からフロアに沿って後方へ延出する第三フロア側右支持部31cと、第三左脚部31dの下端からフロアに沿って後方へ延出する第三フロア側左支持部31eを有する。
連結部材33は、図1に示すように右脚部3b(第一右脚部30bと第三右脚部31b)に取付けられる取付部33bと、図2に示すように左脚部3d(第二左脚部32dと第三左脚部31d)に取付けられる取付部33dと、これら取付部33b,33d間を机1の後方側において連結する連結部33aを一体状に有する。
【0013】
右脚部3bと左脚部3dは、図10に示すように天板10寄り部分において斜めに延出する傾斜部3f,3gを有する。すなわち傾斜部3f,3gは、天板10からフロア側へ向けて斜め側方(机1の幅外方)に延出する。
そして傾斜部3f,3gを除く右脚部3bと左脚部3dは、天板10の幅とほぼ同一の幅を有してフロア側に延出する。また傾斜部3f,3gと天板10との間には、スペース3h,3iが形成されている。
そして傾斜部3f,3gには、フック2を取付けるための取付部が形成されている。すなわち傾斜部3fには、図3に示すように二つの貫通孔35,36が設けられている。なお傾斜部3gにも同様に二つの貫通孔37,38(図10参照)が設けられている。
【0014】
フック2は、荷物を掛けるための部材であって、図3に示すように金属(例えば普通鋼、ステンレスなど)を素材とした棒状部材(例えば、丸棒)から形成されている。またフック2は、図3,4に示すように支持体3から突出するように、支持体3に対して突出方向に直線移動可能に取付けられている。したがってフック2は、支持体3からの突出量を可変とする。以下にそのフック2を支持体3へ取付ける取付方法とその構造を説明する。
すなわち先ず、図5に示すように棒状部材を略U字状に形成する。これによってフック2は、両先端に形成された杆20,22と、杆20,22間を半円状に連結する掛止部21を有する。
【0015】
この掛止部21は、図3に示すように荷物が掛けられた際に荷物がフック2から抜け落ちないようにするために、その先端が斜め上方に傾斜するように形成されている。
次に、杆20,22を図6に示すように貫通孔35,36に差し込む。
貫通孔35,36は、それぞれ第三右脚部31bと第一右脚部30bを略水平方向に貫通する貫通孔であって、図5に示すように杆20,22が差し込まれる差込口35a,36aと、杆20,22が貫通する出口35b,36bとを備える。
【0016】
ところで一方の杆20は、図6に示すように他方の杆22よりも長く、その差は、杆20,22の間隔とほぼ同じである。
したがって杆20の先端部を図7に示すように他方の杆22側へ略90度曲げ込むことで杆20,22の先端同士が近接し、フック2は、略環状になる。そしてフック2には、支持体3からの抜けを防止する抜止部20aが形成される。
なお抜止部20aは、前記したように棒状部材の先端を折曲げることで形成されている。そしてその折曲部分は、曲率が大きくなるよう折曲げられている。また折曲部分は、机の前方側、すなわち利用者の足が天板10の下に差し込まれる際の差込側に向くように形成されている。したがって抜止部20aは、利用者が天板10の下に足を抜き差しする際に足を傷つけにくい構造になっている。
【0017】
またフック2は、図7,8に示すように支持体3に対して突出方向に直線移動可能に支持体3に取付けられている。すなわちフック2は、支持体3からの突出量が少ない収納位置と(図3参照)、支持体3からの突出量が多い突出位置(図4参照)とに移動可能に支持体3に取付けられている。
またフック2は、図8に示すように貫通孔35が傾斜部3fに対して略垂直方向に貫通する。したがってフック2は、右脚部3bを最短長さで貫通する。かくしてフック2は、その移動量が大きく、支持体3に対して突出しやすい。
なお貫通孔36〜38も貫通孔35と同様に形成されており、フック2が移動可能に取り付けられている。
【0018】
またフック2は、図8に示すように貫通孔35側へ差し込まれることで、掛止部21が差込口35aの口端に当たる。すなわちフック2は、収納位置に移動する。そして収納位置のフック2は、図10に示すように天板10(机1)の幅内に収納される。
フック2の掛止部21は、図8に示すように略垂直方向に延出する構造である。そして掛止部21が図10に示すように傾斜部3fと天板10との間に形成されたスペース3h内に収納され、フック2が机1の幅内に収納される。
またフック2は、図7の仮想線で示すように引出されることで、抜止部20aが右脚部3bに当たる。すなわちフック2は、突出位置に移動する。これによってフック2は、図8に示すように支持体3から突出する。そしてフック2の突出量Aは、杆20,22の長さによって決定される。
【0019】
また杆20は、図8に示すように第一右脚部30bに形成された差込口35aの口端と、出口35bの口端の少なくとも二箇所によって支持される。したがって二つの口端が協働して杆20を支持する。また杆22も同様に第三右脚部31bの差込口36aの口端と、出口36bの口端の少なくとも二箇所によって支持される。
したがって二つの口端は協働して杆20,22を支持し、一つの口端に加わる力が小さくなっている。かくして支持体3は、破損しにくく、フック2を安定よく支持する。
またフック2は、二つの杆20,22を備え、これらは平行に延出する。そして二つの杆20,22は、それぞれが貫通孔35,36に挿入される。したがってフック2は、二つの杆20,22によって水平軸の軸周りに回転することが防止される。かくしてフック2は、荷物を安定よく支持する。
また左脚部3dにも右脚部3bと同様にフック2が設けられている。
【0020】
以上のようにして机1が形成される。
すなわちフック2は、支持体3に対して直線移動できる。そして直線移動することでフック2は、支持体3から突出し、その突出量を変えることができる。したがってフック2に掛ける荷物が小さい場合は、フック2の突出量を小さくすることで、フック2を通路の邪魔にならない位置に移動させることができる。そして荷物が大きい場合は、フック2の突出量を大きくし、これによって荷物を略真下方向へ吊り下げることができる。そのため荷物が通路側へ斜めに飛び出すことを防止できる。かくしてフック2は、荷物の大きさに適宜対応できる構成であって、その使用勝手が良い。
【0021】
またフック2は、棒状部材から形成され、その先端を曲げることで支持体3からの抜けを防止する抜止部20aが形成されている。またフック2は、支持体3に形成された貫通孔35〜38に差し込まれる構造であって、その支持体3に移動可能に取付けられている。したがってフック2は、支持体3からの抜け止め構造と、支持体3に対する移動構造とが容易な構成によって形成されている。
またフック2は、二つの貫通孔(35,36又は37,38)に挿入される(図3,10参照)。そして貫通孔35,36は、別のパイプ材に設けられている。すなわち貫通孔35が第一支持部材30に設けられ、貫通孔36が第二支持部材32に設けられている。したがってフック2は、二つのパイプ材によって支持される。かくして支持体3は、破損しにくく、フック2を安定良く支持する。
【0022】
またフック2は、支持体3に対して略水平方向に差し込まれることで取付けられている。したがって従来の構造、例えばフックが垂下状に支持体に取付けられる構造よりも天板10寄り(上側)にフック2を支持体3に設けやすい。
したがってフックを高い位置に設けることで大きな荷物を掛けやすくなる。なおこの構造は、学校等で使用される比較的背の低い机に対して効果的である。
【0023】
また右脚部3bと左脚部3dは、天板10の右端または左端の略中央位置からフロアへ延出する。そしてこれら右脚部3bと左脚部3dにフック2が設けられる。したがってフック2は、机1の奥行き方向の略中央位置に設けられるとともに、高さ方向の取付位置を容易に調整できる。
またフック2は、支持体3に対して収納可能に取付けられている。したがって机1は、使用勝手が良い構成になる。すなわち支持体3の右脚部3bと左脚部3dを天板10の幅方向に広げることで、下肢空間を広くすることができる。そしてその形態であってもフック2を収納することで、フック2を天板10の幅内に収納することができる。
【0024】
またフック2は、折曲加工による抜止部20aによって支持体4に取付けられている。したがって溶接などによる取付け方法に比べて容易にフック2が支持体4に取付けられる。
またフック2は、図8に示すように水平線に対して少し傾きを有した状態で右脚部3bに取付けられている。すなわちフック2は、掛止部21側が高くなるように斜めに取付けられている。したがってフック2は、重力の影響によって突出位置側へ出にくくなっている。そのため不意にフック2が机1の幅から飛び出すことが防止されている。
【0025】
(実施の形態2)
実施の形態2を図11〜13にしたがって説明する。
実施の形態2は、実施の形態1と支持体の構造が異なる形態であって、他の部分は同一である。したがってここでは、同一部分についての説明を割愛し、同一部分に同一番号を利用しつつ異なる部分についての説明をする。
支持体4は、図11に示すように天板10の右端寄りを支持する右脚部40と、天板10の左端寄りを支持する左脚部41を有する。これら右脚部40と左脚部41は、天板10の右端縁と左端縁の略中央位置からフロアへ延出する。
また右脚部40と左脚部41の下端には、前後方向に延出するフロア側支持部43,44が設けられている。また右脚部40と左脚部41の下端寄りには、これらを連結する連結部材42が設けられている。
【0026】
こられ各構成部材(右脚部40、左脚部41、フロア側支持部43,44および連結部材42)は、それぞれ金属製のパイプ材から形成されている。したがって右脚部40と左脚部41は、実施の形態1と異なって一つのパイプ材から形成されている。
また右脚部40は、図12に示すように天板10寄り部分において斜めに延出する傾斜部40aを有する。すなわち傾斜部40aは、天板10からフロア側へ向けて斜め側方(机1の幅外方)に延出する。
そして傾斜部40aには、図12に示すように貫通孔45,46が設けられている。そして各貫通孔45,46にフック2の杆20,22が貫通される。
したがって実施の形態2のフック2も実施の形態1と同様に支持体4に対して突出方向に直線移動可能に取付けられる。そしてフック2は、収納位置と突出位置とに移動する。また左脚部41にも傾斜部が設けられ、その傾斜部にフック2が取付けられている(図への記載は省略している)。
【0027】
(実施の形態3)
実施の形態3を図14,15にしたがって説明する。
実施の形態3は、実施の形態2とフックの形態と、そのフックが取付けられる支持体の取付構造とが異なる形態であって、他の部分は同一である。したがってここでは、同一部分についての説明を割愛し、同一部分に同一番号を利用しつつ異なる部分についての説明をする。
フック5は、図14に示すように金属(例えば普通鋼、ステンレスなど)を素材とした板部材から形成されている。すなわち先ず、一端側を起こすことで掛止部5aが形成されている。この掛止部5aは、フック5に掛けられた荷物がフック5から抜け落ちることを防止するための部分である。
【0028】
またフック5が取付けられる支持体4は、図14に示すように右脚部40に傾斜部40aを有する。そして傾斜部40aには、傾斜部40aを略垂直方向に貫通する貫通孔47が設けられている。
貫通孔47は、図14に示すようにフック5(の本体部5b)が差し込まれる差込口47aと、フック5の先端が貫通する出口47bを有する。そして差込口47aと出口47bは、ともに横長穴状に形成されている。
したがってフック5は、図14に示すように先端部から貫通孔47に貫通される。そして貫通した先端部の一部が図15に示すように曲げられることで抜止部5cが形成される。そして抜止部5cは、フック5が支持体4から抜けることを防止する。
【0029】
したがってフック5は、図15に示すように掛止部5aと抜止部5cとの間に本体部5bを有する。そして本体部5bが貫通孔47を移動することでフック5が支持体4に対して突出方向に直線移動する。
またフック5は、右脚部40の傾斜部40aに取付けられている。したがってフック5の掛止部5aは、フック5が収納位置において天板10(机1)の幅から突出しない位置に収納される(実施の形態1,2と同様)。
【0030】
またフック5の本体部5bは、差込口47aの口端と、出口47bの口端の少なくとも二箇所によって支持される。したがって二つの口端が協働してフック5を支持し、一つの口端に加わる力が小さくなっている。かくして支持体4は、破損しにくく、フック5を安定よく支持できる。
また図への記載を省略しているが、左脚部41にも右脚部40と同様にフック5が設けられている。また本体部5bは、請求項に記載の杆に相当する。
【0031】
(実施の形態4)
実施の形態4を図16にしたがって説明する。
実施の形態4は、実施の形態1とフックの形態が異なる形態であって、他の部分は同一である。したがってここでは、同一部分についての説明を割愛し、同一部分に同一番号を利用しつつ異なる部分についての説明をする。
フック2は、図7に示す抜止部20aに代えて、図16に示す抜止部60を有する。この抜止部60は、例えば樹脂材やゴム材を素材として筒状または袋状に形成され、凹状または貫通孔状に形成された取付部60aを有する。そして取付部60aに杆20,22が取付けられる。
したがってフック2は、次のように支持体に取付けられる。すなわち杆20,22を支持体の貫通孔に差し込む。そして杆20,22の先端に抜止部60を取付ける。これによってフック2が支持体に対して抜止めされる。
なお抜止部60は、杆20,22のどちらか一方に設けられる形態であってもよい。また本形態のフックを実施の形態2に利用することも可能である。
【0032】
(実施の形態5)
実施の形態5を図17にしたがって説明する。
実施の形態5は、実施の形態3とフックの形態が異なる形態であって、他の部分は同一である。したがってここでは、同一部分についての説明を割愛し、同一部分に同一番号を利用しつつ異なる部分についての説明をする。
フック5は、図15に示す抜止部5cに代えて、図17に示す抜止部61を有する。この抜止部61は、例えば樹脂材やゴム材を素材として筒状または袋状に形成され、凹状または貫通孔状に形成された取付部61aを有する。そして取付部61aにフック5の本体部5bが取付けられる。
したがってフック5は、次のように支持体に取付けられる。すなわち本体部5bを支持体の貫通孔に差し込む。そして本体部5bの先端に抜止部61を取付ける。これによってフック5が支持体に対して抜止めされる。
【0033】
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1〜5に限定されず以下の形態であっても構わない。
(1)実施の形態1〜3では、フックの抜止部が棒状部材あるいは板材を曲げることで形成されていた。そして実施の形態4,5では、抜止部が筒状または袋状に形成されていた。しかし抜止部が次のように形成される形態であってもよい。すなわち抜止部が棒状部材の先端もしくは板材の先端を潰すことで形成される形態であってもよい。または抜止部が棒状部材の先端、あるいは板材の先端にピン状の別部材を取付けることで形成される形態であってもよい。
(2)また実施の形態1,2では、杆の一方側が曲げ加工されることで抜止部が形成されていた。しかし両方の杆の先端が曲げ加工されることで抜止部が形成される形態であってもよい。
(3)また実施の形態1〜5の形態では、机の支持体が傾斜部(3f,3g,40a)を有していた。しかし傾斜部を有さずに右脚部および左脚部が天板まで略直線状に延出する形態であってもよい。
(4)また実施の形態1〜5の形態では、机の支持体が中空状のパイプ材を主体に構成されていた。しかし支持体が木製などの中実の棒部材を主体に構成され、その棒部材にフックを取付けるための貫通孔が形成される形態であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明に係る机によれば、荷物の大きさに適宜対応できる構成を有するフックが設けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】机の正面斜視図である。
【図2】机の背面斜視図である。
【図3】フック近傍の机の拡大斜視図である。
【図4】フック近傍の机の拡大斜視図であって、フックを引っ張り出した状態(突出位置)を示す図である。
【図5】フックを支持体に取付ける工程図であって、上面から見た一部断面図である。
【図6】フックを支持体に取付ける工程図であって、上面から見た一部断面図である。
【図7】フックを支持体に取付けた状態を示す図であって、上面から見た一部断面図である。
【図8】フックとフック近傍の右脚部とを正面側から見た一部断面図である。
【図9】フックとフック近傍の右脚部の右側面図である。
【図10】机の背面図である。
【図11】実施の形態2の机の正面斜視図である。
【図12】実施の形態2のフック近傍の机の拡大斜視図である。
【図13】実施の形態2のフック近傍の机の拡大斜視図であって、フックを引っ張り出した状態(突出位置)を示す図である。
【図14】実施の形態3の机の右脚部にフックを取付ける工程図を示す図である。
【図15】実施の形態3のフック近傍の机の拡大斜視図である。
【図16】実施の形態4のフックの斜視図である。
【図17】実施の形態5のフックの斜視図である。
【符号の説明】
1…机
2,5…フック
3,4…支持体
3a…裏面支持部
3b,40…右脚部
3c,3e,43,44…フロア側支持部
3d,41…左脚部
3f,3g,40a…傾斜部
10…天板
20a,5c,60,61…抜止部
20,22…杆
21,5a…掛止部
30…第一支持部材
32…第二支持部材
35〜38,45〜47…貫通孔
35a,36a,47a…差込口
35b,36b,47b…出口
Claims (3)
- 天板と、その天板を支持する支持体とを備える机であって、
荷物を掛けるためのフックが、前記支持体からの突出量を可変とするために、前記支持体に対して突出方向に直線移動可能に取付けられ、
前記フックは、前記支持体に差し込まれる杆を備え、
前記支持体は、前記杆が差し込まれる差込口と、前記杆が貫通する出口を備えた貫通孔を有し、
前記杆は、前記差込口の口端と、前記出口の口端によって支持されつつ、前記貫通孔を移動する構成になっていることを特徴とする机。 - 請求項1に記載の机であって、
フックは、平行に延出する二つの杆を備え、
支持体は、前記各杆が差し込まれる二つの貫通孔を有していることを特徴とする机。 - 請求項1に記載の机であって、
フックは、板部材から形成され、かつ板部材から形成された杆を備え、
支持体は、前記杆の形状に対応した横長穴状に形成された貫通孔を有し、その貫通孔に前記杆が差し込まれる構成になっていることを特徴とする机。
Priority Applications (1)
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