JP3822963B2 - ミシンの上糸弛み防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシンヘッドの上方に配設された糸道装置の入口側における上糸の弛みを防止する上糸弛み防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般のミシンにおいては、ミシンヘッドの上方に上糸ヘの張力付与手段である糸調子を備えた糸道装置が配設され、該糸道装置の後方には針数に対応した糸立てピンが立設された糸立て装置が配設され、該糸立てピンには上糸が巻かれたボビンが外挿されている。そして、ボビンから解かれた上糸は、上糸供給構造を介して、糸道装置へ案内され、該糸道装置を経てミシンヘッドの針に供給される。
【0003】
この上糸供給構造として、糸立てピンが筒状にされ、該糸立てピンの下端が可撓管を介して糸道装置に接続されているものがある。該上糸供給構造においては、ボビンから解かれた上糸は、糸立てピン及び可撓管を通して糸道装置へ案内されるようになっている。
【0004】
ところが、この上糸供給構造においては、ボビンから解かれてから糸道装置に至るまでの間において、上糸には糸立てピン及び可撓管との摩擦力が加わるだけであるため、例えば、▲1▼腰の強い糸(例えば、ポリエステル製の糸や金銀糸)を使用した場合、▲2▼振り幅の大きいステッチのときや、糸切り時に突っ込みフックで上糸を引っ掛けるときのように、急に上糸が長めに引き出される場合に、次の問題が発生してしまう。
【0005】
即ち、図12に示すように糸道装置50の糸調子51の入口側において、可撓管52から出た上糸Tに過大な弛みTsが生じてしまい、▲1▼上糸Tがよじれ、糸調子51から上糸Tが外れたり、▲2▼上糸Tが糸調子51に絡んだり、▲3▼上糸Tに適正な張力が付与されず、上下糸の糸調子のバランスが崩れたり、▲4▼多針ミシンにおいて隣の上糸Tと絡んで糸切れを生じさせたりすることがあった。
【0006】
また、別の上糸供給構造として、糸立て装置と糸道装置との間においてボビンより高い位置に設けられた糸ガイドを備えたものもある。この上糸供給構造では、ボビンから解かれた上糸は、糸ガイドに一旦引っ掛けられ、そこから糸道装置まで空中に張られ、糸道装置へ案内される。ここで、糸ガイドに張力を付与するための糸調子を設け、糸道装置に設けられた入口側における糸の弛みを防止するとよいが、コストダウンするために、この糸調子が省略されることがある。この場合に、前記可撓管を用いた上糸供給構造と同様の問題が発生する。
【0007】
本発明の目的は、上記課題を解決し、ミシンヘッドの上方に配設された糸道装置の入口側における上糸の弛みを安価な構成で防止することができるミシンの上糸弛み防止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のミシンの上糸弛み防止装置は、ミシンヘッドの上方に配設された糸道装置の入口側に設けられた上糸弛み防止装置であって、2つの支持板に設けられた上端部から下方に向かうU字状切欠に、まず下部丸棒の両端部が嵌装され、その上から上部丸棒の両端部が嵌装されることにより、前記下部丸棒及び前記上部丸棒が軸支されており、前記下部丸棒と前記上部丸棒との間に通されて挟まれる上糸に、前記上部丸棒自体の重量がかかることによって前記上糸に張力を付与することを特徴とする。前記下部丸棒及び前記上部丸棒は中空筒も含んでいる。
【0009】
本発明のミシンの上糸弛み防止装置は、前記下部丸棒及び前記上部丸棒で前記上糸を挟むことによって前記棒体と前記上糸との接触力を強めることができる。
【0012】
前記下部丸棒及び前記上部丸棒は、回転可能に軸支されるようにすることができる。前記下部丸棒及び前記上部丸棒は、回転不能又は回転困難に支持されるようにしてもよい。前記下部丸棒及び前記上部丸棒は、導電性材料によって形成され、アース接続されるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施した形態例について、図面を参照して説明する。
まず、図1〜図5は第一実施形態の多針ミシンの上糸弛み防止装置1を示している。本上糸弛み防止装置1が設けられた多針ミシンは、図2に示すようにミシンヘッド3の上方に上糸Tヘの張力付与手段としての糸調子6を備えた糸道装置5が配設され、該糸道装置5の後方には針数に対応した筒状糸立てピン8が立設された糸立て装置7が配設され、各糸立てピン8には上糸Tが巻かれたボビン9が外挿されている。ボビン9から糸道装置5に至るまでの上糸供給構造としては、各糸立てピン8の下端が可撓管10を介して糸道装置5に接続されており、ボビン9から解かれた上糸Tは、糸立てピン8及び可撓管10を通されて糸道装置5に至るようになっている。上糸弛み防止装置1は、可撓管10の出口に配されており、糸道装置5の入口側における各上糸Tの弛みを防止するようになっている。
【0014】
上糸弛み防止装置1は、水平に延設された丸棒体としての下部丸棒12及び上部丸棒13と、該両丸棒を回転可能に軸支する支持板14とよりなる。
【0015】
下部丸棒12及び上部丸棒13は導電性の金属製であり、糸道装置5の幅と略等しい長さに渡って糸道装置5の幅方向に水平に延設されており、各端部には、周縁の全周に渡って切欠かれて縮径した縮径部15が設けられている。両丸棒12,13の直径は略等しくされている。
【0016】
支持板14は導電性の金属製であり、糸道装置5の上端部の両側にそれぞれ垂直に二本のネジ17で取り付けられている。各支持板14には、上端部から下方に向かうU字状切欠16が設けられ、該U字状切欠16の深さは、少なくとも丸棒12,13の直径の2倍にされている。図4に示すように切欠16の糸道装置側内壁16aは、大きめに切り欠かれており、切欠16の反糸道装置側内壁16bは丸棒12,13の縮径部15と嵌合し、切欠16の糸道装置側内壁16aは、縮径部15に続く丸棒12,13の端部19の外周壁と嵌合するようになっている。このように丸棒12,13の端部19が支持板14の切欠16に入り込まされて嵌合されているため、支持板14の近くを通る上糸Tが左右に振れても、上糸Tが丸棒12,13の端部19と支持板14との嵌合部に食い込むことはない。
【0017】
両支持板14のU字状切欠16には、まず下部丸棒12の両端部がそれぞれ嵌装され、その上から同様にして上部丸棒13が嵌装されることにより、両丸棒12,13が回転可能に軸支されている。
【0018】
なお、支持板14を取り付けるための一つのネジ17からアース線18が引き出され、アース接続されており、上糸T、可撓管10、上糸弛み防止装置1又は糸道装置5において発生した静電気を放電するようになっている。従って、これらに静電気が蓄積してしまい、該静電気が一気に放電することにより、多針ミシンに使用されている電子部品に悪影響を及ぼすことを防止することができる。
【0019】
このように構成された多針ミシンの上糸弛み防止装置1は、次のように使用される。まず、上糸Tをボビン9から解き、エア流によって糸立てピン8及び可撓管10を挿通させる。つぎに、上部丸棒13を持ち上げ、下部丸棒12と上部丸棒13との間に上糸Tを通してから、上部丸棒13を降ろす。そして、上糸Tを糸道装置5の糸調子6へ渡すと、上糸Tが上糸弛み防止装置1にセットされる。なお、このとき、各上糸Tには上部丸棒13自体の重量がかかり、上部丸棒13と下部丸棒12とによって、上糸Tが通過可能かつ張力付与可能に挟まれた状態になっている。
【0020】
さて、上部丸棒13と下部丸棒12とによって挟まれた上糸Tは、ミシンヘッド3によって上糸Tが引き出されると、これに伴って、図5に示すように上部丸棒13と下部丸棒12とが回転させられる(丸棒12,13と上糸Tとの接触力や、上糸Tの太さ等によっては丸棒12,13が回転しないこともある。)。これが上糸Tの引き出しに対する抵抗となり、例えば、▲1▼上糸Tとして腰の強い糸(例えば、ポリエステル製の糸や金銀糸)を使用した場合、▲2▼振り幅の大きいステッチのときや、糸切り時に突っ込みフックで上糸を引っ掛けるときのように、急に上糸Tが長めに引き出される場合であっても、上糸Tが過大に弛むことがない。また、これと同時に、両丸棒12,13がローラーとして働き、上糸Tの撚りが取られながら引き出される。
【0021】
なお、両丸棒12,13の回転によって、両丸棒12,13に挟まれた他の上糸Tにも、該他の上糸Tを引き出す方向へ力が働くが、この力はボビン9から上糸弛み防止装置1までに至るまでに各上糸Tに働く抵抗力に打ち勝つほどの大きさではないため、該他の上糸Tが引き出されることはない。
【0022】
このように構成された多針ミシンの上糸弛み防止装置1によれば、糸道装置5の入口側において、上部丸棒13と下部丸棒12とによって上糸Tを挟むようにしたため、上糸Tを引き出すときの該入口側における上糸Tの過大な弛みを防止し、ミシンヘッド3への上糸Tの供給を円滑に行うことができる。
【0023】
また、二本の丸棒12,13をその両端側において支持板14によって回転可能に支持するという簡単な構成で針数に対応した数の上糸Tを一括して扱うことができるため、安価に構成することができる。
【0024】
そして、このように簡単な構成であるため、設置スペースが小さくて済む。また、エア流で可撓管10に上糸を挿通させるときに、可撓管10からの上糸Tの送出の邪魔になることもない。
【0025】
次に、図6は第二実施形態の多針ミシンの上糸弛み防止装置40を示しており、本実施形態は、二本の丸棒42,43の間を縫うように上糸Tを蛇行させることによって丸棒42,43と上糸Tとの接触長さを大きくするとともに、丸棒42,43を支持板41により回転不能に支持した点においてのみ第一実施形態と異なっている。
【0026】
支持板41には、その上端縁から下方に向かって延びる2つのU字状切欠45,46が設けられている。糸調子6側の切欠46よりも可撓管10側の切欠45の方が長く形成されるとともに、途中から切欠46側に近づく方向にカーブして形成されている。丸棒42,43の縮径部15には、それぞれ一対の平行面44が設けられており、この平行面の間隔は切欠45,46の幅と略等しくされている。そして、切欠45,46にそれぞれ丸棒42,43を嵌装すると、丸棒42,43が回転不能に支持されるようになっている。このとき、丸棒42と丸棒43との間隔は少なくとも上糸Tの最大直径より大きくなっており、丸棒42と丸棒43との間を上糸Tがほとんど抵抗なく通過できるようになっている。
【0027】
このように構成された多針ミシンの上糸弛み防止装置40は、次のように使用される。まず、丸棒42を持ち上げ、丸棒42の下側に可撓管10から出た上糸Tを潜らせる。そして、丸棒42と丸棒43との間に上糸Tを通し、丸棒43の上側を跨がせてから上糸Tを糸調子6へ渡す。このとき、上糸Tは丸棒42,43の間を縫うように蛇行させられて、丸棒42,43と上糸Tとの接触長さが大きくなっている。
【0028】
さて、ミシンヘッド3によって上糸Tが引き出されると、これに伴って、上糸Tが丸棒42,43の表面に接触する。これが上糸Tの引き出しに対する抵抗となって上糸Tに張力が付与される。
【0029】
このように構成された第二実施形態のミシンの上糸弛み防止装置によれば、第一実施形態と同様の効果に加え、丸棒42,43が回転不能に支持されているので、丸棒42,43が回転する場合よりも上糸Tへの張力を増すことができる。なお、腰の弱い上糸Tであれば、丸棒42,43に接触する力が非常に小さいため、仮に丸棒42,43を回転可能に軸支したとしても、丸棒42,43が回転させられることほとんどなく、効果はほとんど変わらない。このため、腰の弱い上糸Tに対しては、平行面44を備えていない第一実施形態と同様の丸棒を使用することができる。
【0030】
また、少なくとも上糸Tの最大直径より大きい間隔が両丸棒42,43の間におかれているため、両丸棒42,43の間に上糸Tが挟まれて上糸Tに過度に張力がかかることはない。
【0031】
さらに、両丸棒42,43で上糸Tを挟んでいないため、丸棒42,43が製造誤差等によって多少曲がっていたり、丸棒42,43の周壁に多少凹凸があったりしても、上糸Tにかかる張力にはほとんど影響がない。
【0032】
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
【0033】
(1)丸棒が上糸を挟む力を調節可能にし、もって上糸への適正な糸調子を取れるようにすること。例えば、次の態様を示すことができる。
▲1▼ 図7に示すように上部丸棒13の上に一本(例示であって、これに限定されず、二本以上であってもよい。)の丸棒13を載置した態様。
▲2▼ 図8に示すように、上部丸棒13と下部丸棒12との組み合わせを前後方向に二列(例示であって、これに限定されず、三列以上であってもよい。)に設けた態様。
▲3▼ 図9に示すように上部丸棒25の直径を下部丸棒12の直径と異ならせ、より太く(例示であって、これに限定されず、細くしてもよい。)した態様。
▲4▼ 前記▲1▼〜▲3▼を任意に組み合わせた態様。
【0034】
(2)丸棒の端部と支持板との係合方法を変更すること。例えば、図10に示すように、支持板14のU字状切欠29の幅を丸棒27,28の直径と略等しく形成するとともに、丸棒27,28の各端部を折曲することにより、該折曲部30が支持板14の反糸道装置側の側壁に係合するようにすることができる。
【0035】
(3)丸棒の外周を軟性樹脂、ゴム、毛又はブラシで被覆すること。これによって、各針ごとに異なる太さの上糸を用いる場合であっても、各上糸に適正な糸調子を取れるようにすることができる。
(4)バネ等の弾性力を用いることにより、上部丸棒又は下部丸棒を付勢して、両丸棒が上糸Tを挟むようにすること。
【0036】
(5)他の上糸供給構造を備えたミシンに適用すること。例えば、前記可撓管10を使用せず、ボビンから解かれた上糸が、糸立て装置と糸道装置との間においてボビンより高い位置に設けられた糸ガイドに一旦引っ掛けられ、そこから糸道装置まで空中に張られ、糸道装置へ案内されるようにした上糸供給構造を備えたミシンに適用すること。
【0037】
(6)図11に示すように、内径が丸棒12,13の外径と略等しく、上糸Tの間隔と略等い長さに形成された筒体32を用い、針数と同数の筒体32を丸棒12,13に回転可能に外挿すること。なお、筒体32が回転可能であるため、丸棒12,13を回転可能に支持板14に支持させる必要はない。こうすると、いずれかの上糸Tが引き出されても、該上糸Tを挟んでいる筒体32が回転するだけであるため、前記実施形態のように他の上糸Tに、該他の上糸を引き出す方向へ力が働くことがなくなる。
【0038】
(7)上部丸棒13の縮径部15を長めに形成することによって、支持板14の反糸道装置側の面から縮径部15が突出するようにすること。これによって、上糸弛み防止装置1に上糸Tを通すとき、この突出した部分に指を掛けることにより上部丸棒13を容易に持ち上げることができるようになる。
【0039】
(8)第二実施形態において、丸棒を三列以上設け、該丸棒の間を縫うように上糸Tを蛇行させることによって丸棒と上糸Tとの接触長さを大きくすること。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明に係るミシンの上糸弛み防止装置によれば、ミシンヘッドの上方に配設された糸道装置の入口側における上糸の過大な弛みを防止し、上糸の供給を円滑に行うことができる。また、該装置を簡単且つ安価に構成することができ、設置スペースが小さくて済む。
【0041】
上記効果に加え、請求項2の発明に係るミシンの上糸弛み防止装置によれば、支持板の近くを通る上糸が左右に振れても、上糸が丸棒の端部と支持板との嵌合部に食い込むことはない。
【0042】
上記効果に加え、請求項3の発明に係るミシンの上糸弛み防止装置によれば、上糸の撚りを取ることができる。
【0043】
また、請求項4の発明に係るミシンの上糸弛み防止装置によれば、上糸への張力を増すことができる。
【0044】
また、請求項5の発明に係るミシンの上糸弛み防止装置によれば、上糸、上糸供給構造、上糸弛み防止装置又は糸道装置への静電気の蓄積を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第一実施形態の多針ミシンの上糸弛み防止装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】同上糸弛み防止装置の使用状態を示す側断面図である。
【図3】同上糸弛み防止装置の部分斜視図である。
【図4】同上糸弛み防止装置の部分分解斜視図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【図6】本発明を具体化した第二実施形態の多針ミシンの上糸弛み防止装置を示す図5と同様の図である。
【図7】同上糸弛み防止装置の変更例を示す図5と同様の断面図である。
【図8】同上糸弛み防止装置の別の変更例を示す図5と同様の断面図である。
【図9】同上糸弛み防止装置のまた別の変更例を示す図5と同様の断面図である。
【図10】同上糸弛み防止装置のさらに別の変更例を示す図4と同様の分解斜視図である。
【図11】同上糸弛み防止装置のさらにまた別の変更例を示す斜視図である。
【図12】従来のミシンの上糸供給構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 多針ミシンの上糸弛み防止装置
3 ミシンヘッド
5 糸道装置
6 糸調子
12 下部丸棒
13 上部丸棒
14 支持板
18 アース線
25 上部丸棒
27 下部丸棒
28 上部丸棒
40 多針ミシンの上糸弛み防止装置
41 支持板
42 丸棒
43 丸棒
T 上糸
Claims (5)
- ミシンヘッドの上方に配設された糸道装置の入口側に設けられた上糸弛み防止装置であって、2つの支持板(14)に設けられた上端部から下方に向かうU字状切欠(16)に、まず下部丸棒(12)の両端部が嵌装され、その上から上部丸棒(13)の両端部が嵌装されることにより、前記下部丸棒(12)及び前記上部丸棒(13)が軸支されており、前記下部丸棒(12)と前記上部丸棒(13)との間に通されて挟まれる上糸(T)に、前記上部丸棒(13)自体の重量がかかることによって張力を付与することを特徴とするミシンの上糸弛み防止装置。
- 前記下部丸棒(12)及び前記上部丸棒(13)の両端部には、周縁の全周に渡って切欠かれて縮径した縮径部(15)が設けられ、前記U字状切欠(16)の反糸道装置側内壁(16b)は前記下部丸棒(12)及び前記上部丸棒(13)の縮径部(15)と嵌合し、前記U字状切欠(16)の糸道装置側内壁(16a)は、前記縮径部(15)に続く前記下部丸棒(12)及び前記上部丸棒(13)の端部(19)の外周壁と嵌合するようになっている請求項1記載のミシンの上糸弛み防止装置。
- 前記下部丸棒(12)及び前記上部丸棒(13)は、回転可能に軸支された請求項1記載のミシンの上糸弛み防止装置。
- 前記下部丸棒(12)及び前記上部丸棒(13)は、回転不能又は回転困難に支持された請求項1記載のミシンの上糸弛み防止装置。
- 前記下部丸棒(12)及び前記上部丸棒(13)は、導電性材料によって形成され、アース接続された請求項1〜4のいずれか一項に記載のミシンの上糸弛み防止装置。
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- 1997-10-06 JP JP28914197A patent/JP3822963B2/ja not_active Expired - Fee Related
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