JP3822775B2 - トグル式射出成形機の型締力調整方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トグル式射出成形機の型締力調整方法に関し、特に型締力の正確な調整を可能ならしめるための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、射出成形機は、型閉じされた金型のキャビティ内に溶融樹脂を高圧で射出することより所定形状の製品を得るためのものである。この様な射出成形機は、高圧の溶融樹脂が金型から漏れ出さないように充分な型締力を加えることのできる型締装置を必要とし、この型締装置としてトグル式型締装置が広く用いられている。この型締装置には、使用される金型、樹脂、射出条件等によって自在に型締力を変更できる機能が要求される。
【0003】
この様に構成された型締装置において所定の型締力に調整するには、まず一旦型を開いた後、即ち、トグル機構部と連結されているクロスヘッドを型締シリンダで後退させた後、型厚調整を行って、型厚が実金型厚さ−γmmとなるまで、型締シリンダが固定されているエンドハウジングを移動する。なお、型厚の測定及び制御は型厚位置センサーにて行う。
【0004】
次に、自動型締力調整を行うが、これについては、特公昭61−35924号公報に記載されている方法について説明する。
【0005】
所定型締力を発生させる為の金型タッチ点のクロスヘッドの位置は理論上定まっている。そこで、上記型厚調整が終了した状態で金型を当接させ、型締シリンダに超低圧を作用させたままエンドハウジングを型厚調整モータで後退させ、エンドハウジングに対して相対的にクロスヘッドを前進させ、理論上定められた所定型締力を発生させる為の金型タッチ点でのクロスヘッドの位置に来たら型厚調整モータを停止する。以上で所定の型締力調整が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の型締力調整方法において、所定型締力を発生させる為の金型タッチ点のクロスヘッドの位置(移動量)は理論上定まるが、その条件は、実際の金型の寸法と剛性が基準金型のそれと同一の場合である。実際の金型の寸法と剛性は、成形する成形品によって大きく変化する。
【0007】
実際の金型の厚さ(型厚)が基準金型のそれより薄い場合は型締力が増加し、逆に厚い場合は型締力が低下する。
【0008】
また、実際の金型の幅と高さが基準金型のそれより小さい場合は、固定盤と可動盤の変形量が増加するので型締力が低下し、逆に大きい場合は型締力が増加する。さらに、実際の金型の寸法が基準金型のそれと同一でも剛性が高いと型締力は増加し、剛性が低いと型締力は低下する。
【0009】
上記型締力の増加量および低下量は10〜30%にもなる場合があり、無視できない問題となっている。
【0010】
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであって、実際の金型の寸法および剛性が基準金型のそれと異なる場合でも、実際の金型で基準金型の場合と同一の型締力を発生することができるトグル式射出成形機の型締力調整方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によるトグル式型締装置の型締力調整方法は、トグル機構部を屈伸させるクロスヘッドを、エンドハウジングに固定された型締シリンダによって後退させた後、クロスヘッドを、所定型締力を発生させる金型タッチ点まで型閉じ側へ前進させたときの固定盤と可動盤との間の距離である型厚が、固定盤および可動盤に取り付けられた金型の厚さよりも所定の厚さだけ小さくなる位置にエンドハウジングを移動させ、型締シリンダに超低圧を作用させ、可動盤を前進させて前記金型を当接させて金型タッチ状態とし、該金型タッチ状態を維持したままエンドハウジングを後退させて、エンドハウジングに対して相対的にクロスヘッドを前進させ、前記金型タッチ状態でのエンドハウジングからクロスヘッドまでの距離が前記所定型締力を発生させる距離となった時点でエンドハウジングの後退を停止させる一連の動作を含む、トグル式型締装置の型締力調整方法において、実際に用いる金型を固定盤および可動盤に取り付けて前記一連の動作を行った後に型締めを行ったときのタイバーの伸び(A)を測定する工程と、予め測定しておいた、特定の基準金型を固定盤および可動盤に取り付けて前記一連の動作を行った後に型締めを行ったときのタイバーの伸び(B)と、前記実際に用いる金型を取り付けた場合の前記伸び(A)との差(B−A)を求め、前記金型を開いて、(B−A)×α(αはトグル式型締装置の固有の定数)の計算式から得られる距離だけエンドハウジングを前記後退を停止させた位置から前後進させる工程と、を含むことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例を基に図面を参照して説明する。
【0014】
図1はトグル式型締装置(以下、型締装置と称する。)を用いた射出成形機の構成図である。
【0015】
射出成形機のベッド1上には、固定側金型部12を取り付ける固定盤2と、ベッド1上で摺動自在なエンドハウジング3と、固定盤2とエンドハウジング3の間に配置され可動側金型部13を取り付ける可動盤6とが配置されている。固定盤2とエンドハウジング3との間はそれら四隅部において4本の平行なタイバー4によって連結される。そのタイバー4の一端は固定盤2に固定され、その他端はネジ部4bが形成されている。このネジ部4bはエンドハウジング3を貫通すると共にネジ部4bの端部から挿入されたタイバーナット5とネジ結合されている。このタイバーナット5はエンドハウジング3の外方に配置され、このタイバーナット5の回転によりエンドハウジング3をタイバー4に沿って必要に応じた量だけ軸方向に移動させることができる。従ってタイバーナット5の回転量に応じてエンドハウジング3を固定盤2に対して接近、または離間する方向に移動させることができる。
【0016】
前記エンドハウジング3と可動盤6との間には金型15を締め付けるリンクを構成するトグル機構部8が設けられている。このトグル機構部8は、エンドハウジング3に固定されている型締シリンダ10のピストンロッド11の先端に連結されているクロスヘッド9により屈伸される。
【0017】
この様に構成された型締装置において所定の型締力に調整するには、まず一旦金型15を開いた後、即ち、クロスヘッド9を後退させた後、型厚調整を行って型厚が実金型厚さ−γmm(例えばγを5mmとする。)となるまで、エンドハウジング3を移動する。なお、型厚の測定及び制御は型厚位置センサー14にて行う。
【0018】
この型厚調整において、図3及び図4に示すように、型厚調整モータ16は、センターギア17及び平歯車18を介してケーシング19内のタイバーナット5を回転させる。なお、タイバーナット5の回転数は回転センサー20で検出される。タイバーナット5が回転するとエンドハウジング3がタイバー4に沿って固定盤2に対して接近、または離間する方向に移動し実金型厚さ−5mm分までエンドハウジング3を移動させる。例えば、300mmの金型であれば理論上定められた所定の型締力を発生させる為の金型タッチ点のクロスヘッド位置での可動盤6と固定盤2の盤間距離が295mmになるまでエンドハウジング3を移動させる。なぜマイナス5mmとするかというと可動側金型部13と固定側金型部12を当接、即ちクロスヘッド9を型閉じ側へ前進させた時、クロスヘッド9を最前進位置まで到達させないためである。
【0019】
ここでトグル式型締装置の型締力がどういう理論で発生するかを説明する。
【0020】
トグル式型締装置では可動側金型13と固定側金型12とを当接させてもトグル機構部8が伸びきっていない状態(これを金型タッチ状態と称する)に型厚調整し、この状態から更に型締シリンダ10に高圧を加えてピストンロッド11を突出させエンドハウジング3とクロスヘッド9との間隔を更に広げ最終的にトグル機構部8を伸びきった状態にする。この間における固定側金型12と可動側金型13とは接触状態にあり可動盤6の移動は行われずトグル機構部8の軸線方向の伸びはエンドハウジング3の後退により吸収される。エンドハウジング3の後退によりタイバーナット5の位置規制に起因して4本のタイバー4が伸長する。その結果、その伸長に伴う反力がトグル機構部8を介して可動側金型13と固定側金型12との間に加えられタイバー4の伸長に対応する型締力で金型15は型締される。
【0021】
上記型厚調整に続いて行われる自動型締力調整方法について説明する。
【0022】
所定型締力を発生させる為の金型タッチ点のクロスヘッド9の位置は理論上定まっている。そこで、上記型厚調整が終了した状態で金型15を当接させ、その時のクロスヘッド9の位置から理論上のクロスヘッド9の位置までエンドハウジング3を後退させる。
【0023】
具体的に説明すると、型厚調整で実金型厚さ−γmm分までエンドハウジング3は追い込まれているので、型締シリンダ10を超低圧で作動させてピストンロッド11を突出させクロスヘッド9を前進させると、トグル機構部8が上下方向に開き可動盤6が前進する。その結果、図2に示すように、可動側金型13と固定側金型12とが当接した状態となる。この時、トグル機構部8は伸びきろうとするが、型締シリンダ10が超低圧で作動されエンドハウジング3が−γmm分追い込まれているのでその分トグル機構部8は伸びきる事は出来ない。
【0024】
図2の状態から型締シリンダ10に超低圧を作用させたままエンドハウジング3を型厚調整モータ16で後退させる仕組みを図3及び図4で説明する。
【0025】
型厚モータ16を回転するとセンターギア17が回転し、平歯車18、タイバーナット5を介してタイバー4のネジ部4bに沿ってタイバーナット5が回転し軸線方向に移動しようとする。タイバーナット5が軸線方向に移動するとエンドハウジング3を図2の左方向に移動させることができる(型厚調整時はケーシング19を介して右方向にも移動することができる)。
【0026】
次に、図2の状態から型締シリンダ10に超低圧を作用させたままエンドハウジング3を型厚調整モータ16で後退させる動作について説明する。
【0027】
上記型厚調整でエンドハウジング3を所定位置に移動した後、型締シリンダ10に超低圧を作用させトグル機構部8が伸びきっていない状態のままのクロスヘッド9の移動量をクロスヘッド位置センサー7にて読み取る。
【0028】
ここで読み取る値がどのようにして求められるかを説明する。クロスヘッド9が最前進した、図1で見ると右方向端の位置が0点、すなわち最前進位置であり、この位置がクロスヘッド9の基準位置である。型厚調整が終了した状態で型締シリンダ10に超低圧を作用させるとトグル機構部8は伸びきらない状態となる。この状態でのクロスヘッド9の位置(移動量)が、型厚調整が終了した状態での金型タッチ点Cにおけるクロスヘッドの位置である。
【0029】
次に、所定型締力を発生させる為の金型タッチ点でのクロスヘッド9の移動量も理論上定まっているので、型締シリンダ10に超低圧を作用させたままエンドハウジング3を型厚調整モータ16で後退させ、エンドハウジング3に対して相対的にクロスヘッド9を前進させ、理論上定められた所定型締力を発生させる為の金型タッチ点でのクロスヘッド9の移動量となる位置に来たら型厚調整モータ16を停止する。
【0030】
次に、実際の金型の型締力を、基準金型の型締力と同一とする方法について説明する。
【0031】
型締力が作用した時には、タイバー4には伸びが発生し、トグル機構部8は圧縮され、固定盤2、可動盤6、エンドハウジング3は、それぞれ曲げによるたわみが発生する。型締力が発生することは、上記のタイバー4の伸び量とトグル機構8の圧縮量および固定盤2、可動盤6、エンドハウジング3の各たわみ量を合計した全体ひずみ量を発生させることである。
【0032】
上記伸び量と圧縮量および曲げによるたわみ量は、型締力に比例して増加するので、全体のひずみ量は、タイバー伸び×αの関係にある。
【0033】
なお、この全体のひずみ量は、トグル機構部8を伸ばしきった状態で、可動側金型部13と固定側金型部12を軽くタッチさせた時のエンドハウジング3の位置から、設定型締力を発生する型締力調整を行ったあとのエンドハウジング3の位置の差である。
【0034】
そこで、上記型厚調整モータ16を停止した状態において、一旦型締めを行い、その時のタイバー4の伸びAを、例えば型厚位置センサ14で測定する。
【0035】
また、上記型締力調整を、実際の金型15に先立って基準金型で行っておき、上記実際の金型15でのタイバー伸びAと基準金型での基準タイバー伸びBの差(B−A)を求める。なお、タイバー4の伸びは、直接測定することが望ましい。
【0036】
例えば、実際の金型15の型締力が、基準金型のそれより不足している場合は、タイバー4の伸びが(B−A)だけ不足すると共に、トグル機構部8の圧縮量および固定盤2、可動盤6、エンドハウジング3のたわみ量も不足する。
【0037】
すなわち、これを補正するためのエンドハウジング3の合計前進量は、(B−A)×αとなる。なお、αはトグル式型締装置の寸法によって一義的に決まる定数であるので予め求めておく。
【0038】
次に、金型15を開き、上記(B−A)×αだけ型厚調整モータ16を回転させてエンドハウジング3を前進する。以上で所定の型締力調整が完了する。
【0039】
この事例は、B>Aの場合であり、(B−A)×αから求められる値は正の値となる。正の値の場合は、この値だけエンドハウジング3を前進させる。また、この事例とは異なり、B<Aの場合は、(B−A)×αから求められる値は、負の値となる。負の値の場合は、この値だけエンドハウジング3を後退させる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、上述したように構成されているので、実際の金型の寸法および剛性が基準金型のそれと異なっている場合でも、実際の金型で基準金型の場合と同一の型締力を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トグル式型締装置を用いた射出成形機の構成図であり、型締が完了した状態を示す図である。
【図2】トグル式型締装置を用いた射出成形機の構成図であり、型厚調整が終了し金型同士を当接した状態を示す図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】タイバーネジ部およびタイバーナットの部分の詳細図である。
【符号の説明】
1 ベッド
2 固定盤
3 エンドハウジング
4 タイバー
4b ネジ部
5 タイバーナット
6 可動盤
7 クロスヘッド位置センサー
8 トグル機構部
9 クロスヘッド
10 型締シリンダ
11 ピストンロッド
12 固定側金型部
13 可動側金型部
14 型厚位置センサー
15 金型
16 型厚調整モータ
17 センターギア
18 平歯車
19 ケーシング
20 回転センサー
Claims (1)
- トグル機構部(8)を屈伸させるクロスヘッド(9)を、エンドハウジング(3)に固定された型締シリンダ(10)によって後退させた後、
クロスヘッド(9)を、所定型締力を発生させる金型タッチ点まで型閉じ側へ前進させたときの固定盤(2)と可動盤(6)との間の距離である型厚が、固定盤(2)および可動盤(6)に取り付けられた金型の厚さよりも所定の厚さだけ小さくなる位置にエンドハウジング(3)を移動させ、
型締シリンダ(10)に超低圧を作用させ、可動盤(6)を前進させて前記金型を当接させて金型タッチ状態とし、該金型タッチ状態を維持したままエンドハウジング(3)を後退させて、エンドハウジング(3)に対して相対的にクロスヘッド(9)を前進させ、
前記金型タッチ状態でのエンドハウジング(3)からクロスヘッド(9)までの距離が前記所定型締力を発生させる距離となった時点でエンドハウジング(3)の後退を停止させる一連の動作を含む、トグル式型締装置の型締力調整方法において、
実際に用いる金型(15)を固定盤(2)および可動盤(6)に取り付けて前記一連の動作を行った後に型締めを行ったときのタイバー(4)の伸び(A)を測定する工程と、
予め測定しておいた、特定の基準金型を固定盤(2)および可動盤(6)に取り付けて前記一連の動作を行った後に型締めを行ったときのタイバー(4)の伸び(B)と、前記実際に用いる金型(15)を取り付けた場合の前記伸び(A)との差(B−A)を求め、前記金型(15)を開いて、(B−A)×α(αはトグル式型締装置の固有の定数)の計算式から得られる距離だけエンドハウジング(3)を前記後退を停止させた位置から前後進させる工程と、
を含むことを特徴とするトグル式型締装置の型締力調整方法。
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