JP3822536B2 - 多重ラベルの製造方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、2以上のラベルが積層された多重ラベルの製造方法およびその装置に関し、特に、たとえばICマウント済みのインレットをラベルに装着するなど盗難・万引き防止、物流の合理化・自動化等の各種機能性ラベルとして用いるに好適な、多重ラベルの製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、配送伝票、万引き防止、盗難防止などの機能性を有するラベルが、たとえば特開2000−334862などに提案されているが、印刷層と機能性を有する集積回路部分とを1つの平面に形成するには、ラベルそのものにチップサイズの穴を形成し、前記穴に非接触ICチップを嵌合する等しており、製造しにくくコスト高になる。また、ラベルそのものに非接触ICチップを貼着するには、ラベルの素材と非接触ICチップの素材とが異質であるため、例えば、ラベルの裏面の粘着剤層面に非接触ICチップを貼着するときに、比較的軟質なラベルが歪んだり、皺がよったりする恐れがあり、製造しにくく、歩留まりも悪い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
それゆえに、この発明の主たる目的は、比較的製造が容易で、歩留まりが良く、製造コストを抑えることができる、新規な多重ラベルの製造方法およびその装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる請求項1に記載の多重ラベルの製造方法は、剥離性基材に仮着された第1のラベルを被覆するように第2のラベルが重合された多重ラベルの製造方法であって、第1のラベルを剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着するステップと、感圧型接着剤層で仮着シート上に複数連続して仮着された第2のラベルを仮着シートから剥離しながら略水平方向に移送するとともに、第1のラベルを仮着した剥離性基材を略水平方向に移送しながら、該第1のラベルを、剥離されながら略水平方向に移送される第2のラベルの下に差し入れるように第2のラベルの下面に移動するステップと、第2のラベルを剥離性基材の移送に対応して、第1のラベルが仮着された剥離性基材の表面に、該第1のラベルを被覆するように徐々に重合するステップとを含む、多重ラベルの製造方法である。
この発明にかかる請求項2に記載の多重ラベルの製造方法は、第1のラベルを剥離性基材に仮着するステップは、別の仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着された第1のラベルを該別の仮着シートより剥離して、該別の仮着シートに仮着されていたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着するステップで構成された請求項1に記載の多重ラベルの製造方法である。
この発明にかかる請求項3に記載の多重ラベルの製造方法は、第2のラベル、第1のラベルを被覆するように、第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面に重合する前においておよび/または後において、第2のラベルに印刷層を形成するステップを含む、請求項1または請求項2に記載の多重ラベルの製造方法である。
この発明にかかる請求項4に記載の多重ラベルの製造方法は、第1のラベルは、磁性体,集積回路,共振回路等のシート状体、板状体または棒状体が固定された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多重ラベルの製造方法である。
この発明にかかる請求項5に記載の多重ラベルの製造方法は、第1のラベルは、磁性層,集積回路,アンテナ等の機能層が形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多重ラベルの製造方法である。
この発明にかかる請求項6に記載の多重ラベルの製造装置は、剥離性基材に仮着された第1のラベルを被覆するように第2のラベルを重合する多重ラベルの製造装置であって、第1のラベルを剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着する、仮着手段と、感圧型接着剤層で仮着シート上に複数連続して仮着された第2のラベルを仮着シートから剥離しながら略水平方向に移送する、第2のラベルの移送手段と、第1のラベルを仮着した剥離性基材を略水平方向に移送しながら、該第1のラベルを、剥離されながら略水平方向に移送される第2のラベルの下に差し入れるように第2のラベルの下面に移動する、第1のラベルの移送手段と、第2のラベルを、剥離性基材の移送に対応して、第1のラベルが仮着された剥離性基材の表面に、該第1のラベルを被覆するように徐々に重合する、重合手段とを含む、多重ラベルの製造装置である。
この発明にかかる請求項7に記載の多重ラベルの製造装置は、仮着手段は、別の仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着された第1のラベルを該別の仮着シートより剥離して、該別の仮着シートに仮着されていたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着する、第1のラベルの貼り替え手段で構成された請求項6に記載の多重ラベルの製造装置である。
【0005】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施の形態である多重ラベルの構造を示す断面図解図であり、図2は、この発明の一実施の形態である多重ラベルの構造を示す斜視図解図である。
図3は、この発明の一実施の形態である多重ラベルの製造装置を示す図解図である。
図4は、図3図示多重ラベルの製造装置の要部を示す図解図である。
この多重ラベル連続体10は、剥離性基材を構成する剥離シート12を含み、この剥離シート12の剥離剤層側主面には、ラベル14がその裏面に形成された粘着剤等を塗布してなる感圧型接着剤層16をもって、一定の間隔をおいて仮着されている。
【0007】
各ラベル14は、第1のラベル18の上に、第1のラベル18を被覆するように第2のラベル20を積層してなる。第1のラベル18は、紙、合成樹脂シートなどの第1ラベル基材22の裏面に粘着剤を塗布してなる第1感圧型接着剤層24が形成されるとともに、第1ラベル基材22の表面に、あるいは表面と裏面には、導電材によるコイルと対向する対向電極とを誘電体で隔壁し共振回路を構成したあるいは磁性体の板状あるいは棒状の機能体26が、静電容量,電磁波等によって万引き・盗難防止をする機能、たとえば検知する機能を妨げない合成樹脂シートまたはフィルム等からなる固定フィルム28で積層されている。
あるいは、第1ラベル基材22の表面に、あるいは表面と裏面に、集積回路、ICチップとカーボン印刷によるアンテナ等が印刷等により積層形成してもよい。あるいはまた、その他の機能を有する素子や印刷等を形成してもよい。
あるいはまた、上記のような機能を有する素子や印刷の形成されたチップに第1感圧型接着剤層24を形成して第1のラベル18としてもよい。さらにはまた、第1ラベル基材22を用いず、固定フィルム28の裏面に直接第1感圧型接着剤層24を形成して、第1のラベル18としてもよい。
さらにまた、第2のラベル20に上記のような機能等を有する素子や印刷等を形成することもできる。
第2のラベル20は、紙、合成樹脂シートなどのシート状体からなる第2ラベル基材30の裏面に、粘着剤を塗布してなる第2感圧型接着剤層32が形成されている。
【0008】
次に、前記ラベル連続体10の製造方法の一例を、図3および図4に示す一例たる製造装置に基づいて説明する。
まず、第1のラベル18をその裏面に形成された第1感圧型接着剤層24にて、仮着シート40の長手方向に列になって並び続くように、複数連続して仮着された、第1のラベル18の連続体18Aを準備する。
このとき、仮着シート40に第1のラベル18が仮着された連続体18Aは、たとえば芯管にロール状に巻き重ねられているものを準備する。
【0009】
第1のラベル18が仮着シート40に複数連続して仮着されて一列になって並び続く第1のラベル18の連続体18Aは、図3および図4で示すように、仮着シート40に仮着されている第1のラベル18の前後の間隔とは異なったより広い間隔cに、第1のラベル18の間隔を拡げて貼り替える、貼り替え手段102を備えた多重ラベルの製造装置100に装填される。
【0010】
貼り替え手段102は、仮着シート40に第1感圧型接着剤層24にて仮着された第1のラベル18を、仮着シート40より剥離して該仮着シート40に仮着されていたときとは異なった間隔、すなわち、第2のラベル20の形状、たとえばその長さに対応して、該第1のラベル18を別途準備した剥離性基材たる剥離シート12に適宜な間隔をおいて再仮着する装置である。
【0011】
この多重ラベルの製造装置の貼替え手段102は、仮着シート40に一定の間隔をおいて仮着された複数の第1のラベル18を剥離し、第1のラベル18が剥離される前の前記仮着シート40の進行方向に近い方向に第1のラベル18を進行させるとともに、第1のラベル18が剥離された後、仮着シート40を前記第1のラベル18の進行方向とは異なる方向に向けて進行させるラベル剥離手段104を含む。
【0012】
ラベル剥離手段104は、第1のラベル18の第1感圧型接着剤層24と仮着シート40との界面において離間させる手段である剥離プレート106を含む。この剥離プレート106は、第1のラベル18が剥離される前、仮着シート40を移送する平面106aを備え、この平面106aに沿って平面状態にて送られてきた仮着シート40がその先端106bにおいて第1のラベル18の設けられている面とは反対側に急激に折り返されて進行方向を変えるように、断面鋭角に形成されている。そして、仮着シート40と第1のラベル18とは剥離プレート106の先端106bにおいて離間され、第1のラベル18のみ、その剛性によってそのまま離間される前の進行方向に略そって前進する。
【0013】
一方、第2のラベル20をその裏面に形成された第2感圧型接着剤層32にて第2の仮着シート50の長手方向に列になって並び続くように複数連続して仮着された第2のラベル20の連続体を準備する。
このとき、第2の仮着シート50に第2のラベル20が仮着された連続体は、たとえば、芯管にロール状に巻き重ねられたものを準備する。
【0014】
第2のラベル20が仮着シート50に複数連続して仮着されて一列になって並び続く第2のラベル20の連続体は、図3および図4で示すように、第1のラベル18に重合して接着するように、剥離手段110を備えた多重ラベルの製造装置100に装填される。前記したように、第1のラベル18間の間隔cは、第2のラベル20間の間隔aに見あうよう広げられ再仮着されている。
剥離手段110は、仮着シート50に第2感圧型接着剤層32にて適宜な間隔をおいて、すなわち、第2のラベル20の形状、たとえば、その長さに対応して、
仮着された第2のラベル20を、第2の仮着シート50より剥離して該第2の仮着シート50に仮着されていたときと同じ間隔で、第1のラベル18を仮着した剥離性基材たる剥離シート12に再仮着するために、仮着シート50より第2のラベル20を剥離する装置である。
仮着シート50に仮着されているときの第2のラベル20の間の間隔aと、剥離シート12に再仮着された第2のラベル20の間の間隔bとは、同一の間隔としているが、第2のラベル20は第1のラベル18および剥離シート12上にぴんと張った緊張した状態で貼りつけるため、剥離シート12上の第2のラベル20の間の間隔を仮着シート50上における第2のラベル20の間の間隔より広げてもよい。この場合においても、剥離シート12上の第1のラベル18の間の間隔と第2のラベル20の間の間隔は同じである。
【0015】
この多重ラベル製造装置100の第2のラベル移送手段110は、第2の仮着シート50に一定の間隔をおいて仮着された複数の第2のラベル20を剥離し、第2のラベル20が剥離される前の前記第2の仮着シート50の進行方向に近い方向に第2のラベル20を進行させるとともに、第2のラベル20が剥離された後、第2の仮着シート50を前記第2のラベル20の進行方向とは異なる方向に向けて進行させるラベル剥離手段112を含む。
【0016】
ラベル剥離手段112は、第2のラベル20の第2感圧型接着剤層32と仮着シート50との界面において離間させる手段である剥離プレート114を含む。この剥離プレート114は、第2のラベル20が剥離される前、第2の仮着シート50を移送する水平平面を備え、この水平平面に沿って水平の方向に送られてきた第2の仮着シート50がその先端において、第2のラベル20の設けられている面とは反対側に急激に折り返されて進行方向を変えるように、断面鋭角に形成されている。そして、第2の仮着シート50と第2のラベル20とは剥離プレート114の先端において離間され、第2のラベル20のみ、その剛性よってそのまま略水平方向に直進する。
【0017】
前記第2のラベル移送手段110におけるラベル剥離手段112の剥離プレート114の先端と対向する位置に、第2のラベル20の進行方向における長さよりも短い間隔をおいて、第2のラベル20の下面を、第1のラベル18に重合する重合手段120が第1のラベル移送手段130上に設けられる。
第1のラベル移送手段130は、剥離シート12のロール状態から剥離シート12を巻き戻し、剥離シート12の剥離剤層に、第1のラベル18が仮着された第1のラベル18の連続体18Aから第1のラベル18を剥離し再仮着して、第1のラベル18を移送し、該第1のラベル移送手段130上に設けられた重合手段120で第1のラベル18上に第2のラベル20を重合するとともに移送方向を転換し、重合された多重ラベルを水平方向に移送する装置である。
すなわち、第1のラベル18の連続体18Aは、貼り替え手段102より斜め上方に向けて移送され、第1のラベル18が前記貼り替え手段102によって剥離シート12に貼り替えられ再仮着される。そして剥離シート12に再仮着された第1のラベル18は、第1のラベル移送手段130によって移送され、次いで第1のラベル移送手段130上に設けられた重合手段120に至り、その後、重合手段120によってその方向が転換され、水平方向に移送される。
【0018】
重合手段120は、剥離シート12の方向転換をするとともに、第1のラベル18の上面に第2のラベル20を重合する再仮着ロール122を備え、さらに、再仮着ロール122の上方において、第1のラベル18、第1感圧型接着剤層24および第1のラベル18の上面に第2のラベル20を挟んで押圧ロール124が設けられている。
【0019】
重合手段120は、剥離シート12の移送方向を転換するように構成され、特に、再仮着ロール122は、機能体26を湾曲させることによる機能の低下等を招くことのないように、最小曲率半径Rは、次のようなものが採択されている。
最小曲率半径R≧6mm
好ましくは、R≧10mm、
よりこの好ましくは、R≧18mm
【0020】
第2のラベル20の移送においては、第1のラベル18が第2のラベル20の下に差し入れられるようにしつつ、ラベル剥離手段112によって剥離された第2の仮着シート50より剥離された第2のラベル20の進行方向と略水平になるように第1のラベル移送手段に構成された部位上を第2のラベル20が第1のラベル18に重合された状態で移送される。重合手段120は、第1のラベル18を第2のラベル20の下に差し入れるように、第2のラベル20の下面に再仮着ロール122を回転させて第1のラベル18を移動させ、第2のラベル20と第1のラベル18とを除々に重合させつつ押圧ロール124で押圧することができるように構成されている。
そして、第2のラベル20の移送手段によって、第2のラベル20が第1のラベル18の表面および剥離シート12の表面上に、略水平に保たれた状態においてつき出されるように、そして第1のラベル移送手段は、第2のラベル20の下面に差し入れる位置が、略水平に進行する第2のラベル20下面より下になるように構成されている。
すなわち、第1のラベル移送手段を構成する重合手段120は、再仮着ロール122の最上部が、第2のラベル移送手段を構成する剥離プレート114の最上面とほぼ同じか、やや下にあるように構成されている。
【0021】
なお、重合手段を構成する再仮着ロール122の上面または再仮着プレート222(再仮着プレートについては〔0024〕に後述した)の水平の再仮着平面222aと、前記ラベル剥離手段112の剥離プレート114とは、ほぼ同一平面かあるいは後者をやや高く形成することが好ましい。その段差は第1のラベル18が厚さ0.4mm程度のものもあるので、その厚さを考慮し0.5〜0.04mm程度の設定するのが好ましい。
特に、第2のラベル20の材質や剛性等によって、また、第1のラベル18の厚さ,形状や材質等によってその差は変化させる。
【0022】
次に、第2のラベル20が重合された剥離シート12は、第1のラベル18とともに、印刷装置140に導かれる。
この印刷装置140によって、ラベルの使用目的に応じた情報、例えば第1のラベル18の表面に形成された機能体26に関する説明等を含む印刷層34が、目視できるように表示される(図3図示)。
その他必要に応じ、バーコード等が併せて印刷される。
この印刷装置140により印刷するタイミングをとるために、印刷装置140と連結されたフォトセンサ等の検知手段142によって、第1のラベル18の位置を検知し、第1のラベル18がその下に存在しない部位における第2のラベル20の表面に適宜な印刷を施す。検知手段142からの信号により印刷装置140を作動させることによって、位置ずれをおこすことなく印刷を施すことができる。本例では、印刷は重合後に行うように構成したが、重合前に印刷を行ってもよい。また、一部の印刷は重合前に行い、他は重合後に行ってもよい。
検知手段142は、フォトセンサに限らず、たとえば機能体26としてIC等が採択された場合、ICに位置情報を記録し、それを検知して、印刷するようにしてもよい。
【0023】
このように重合手段120によって重合された第1のラベル18と第2のラベル20の積層体が仮着された剥離シート12は、第1のラベル18と第2のラベル20とともに、ロール状に巻き重ねられる。
【0024】
この発明は、前記実施の形態の限定されるものではない。たとえば、図5に示すように、剥離シート12の移送方向を変更してもよい。
また、前記重合手段120を構成する再仮着ロール122のかわりに、たとえば、図6および図7に示すような再仮着プレート222を用いてもよい。
再仮着プレート222は、その上面に水平平面状の再仮着平面222aが形成され、再仮着プレートの先端222bが、前記ラベル剥離手段112の剥離プレート114の先端との間において、第2のラベル20の進行方向における長さよりも短い間隔をおいて、且つ、再仮着平面222aが前記ラベル剥離手段112の剥離プレート114との水平平面とほぼ同等かやや低い位置に位置するように設けられる。
そして、この再仮着プレート222の先端は、円弧状に形成され、その最小曲率半径は次のように構成される。
最小曲率半径R≧6mm
好ましくは、R≧10mm
より好ましくは、R≧18mm
【0025】
なお、図8に示すように、第2のラベル20の裏面の第2感圧型接着剤層32に、第1のラベル18を複数、たとえば2枚重ねて接着するようにしてもよい。すなわち、第1のラベル18の裏面の第1感圧型接着剤層24の粘着力によりさらに別の第1のラベル18の第1ラベル基材22上面を接着して複数枚積層するようにしてもよい。また、第1のラベル18を複数枚並べて一枚の第2のラベル20の感圧型接着剤層32に接着してもよい。複数のラベルは、大きさ、形状が異なってもよい。
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、別々の機能を有する第1のラベルと第2のラベルとを積層することによって一体化された多重ラベルを張り合わせるだけで製造することができるので、製作が容易で、製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である多重ラベルの構造を示す断面図解図である。
【図2】この発明の一実施の形態である多重ラベルの構造を示す斜視図解図である。
【図3】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製造装置を示す図解図である。
【図4】図3図示多重ラベルの製造装置の要部を示す図解図である。
【図5】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製造装置の重合手段の別例を示す断面図解図である。
【図6】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製造装置の重合手段の別例を示す断面図解図である。
【図7】この発明の一実施の形態である多重ラベルの製造装置の重合手段の別例を示す断面図解図である。
【図8】別の多重ラベルの構成を示す断面図解図である。
【符号の説明】
10 ラベル連続体
12 剥離シート(剥離性基材)
14 ラベル
16 感圧型接着剤層
18 第1のラベル
18A 第1のラベルの連続体
20 第2のラベル
22 第1ラベル基材
24 第1感圧型接着剤層
26 機能体
28 固定フィルム
30 第2ラベル基材
32 第2感圧型接着剤層
34 印刷層
40 仮着シート
50 第2の仮着シート
100 多重ラベルの製造装置
102 貼り替え手段
104 ラベル剥離手段
106 剥離プレート
106a 平面
106b 先端
110 第2のラベル移送手段
112 ラベル剥離手段
114 剥離プレート
120 重合手段
122 再仮着ロール
124 押圧ロール
130 第1のラベル移送手段
140 印刷装置
142 検知手段
222 再仮着プレート
222a 再仮着平面
222b 再仮着プレートの先端

Claims (7)

  1. 剥離性基材に仮着された第1のラベルを被覆するように第2のラベルが重合された多重ラベルの製造方法であって、
    前記第1のラベルを前記剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着するステップと、
    感圧型接着剤層で仮着シート上に複数連続して仮着された前記第2のラベルを前記仮着シートから剥離しながら略水平方向に移送するとともに、前記第1のラベルを仮着した前記剥離性基材を略水平方向に移送しながら、該第1のラベルを、剥離されながら略水平方向に移送される前記第2のラベルの下に差し入れるように前記第2のラベルの下面に移動するステップと、
    前記第2のラベルを、前記剥離性基材の移送に対応して、前記第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面に、該第1のラベルを被覆するように徐々に重合するステップとを含む、多重ラベルの製造方法。
  2. 前記第1のラベルを前記剥離性基材に仮着するステップは、別の仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着された前記第1のラベルを該別の仮着シートより剥離して、該別の仮着シートに仮着されていたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを前記剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着するステップで構成された請求項1に記載の多重ラベルの製造方法。
  3. 前記第2のラベル、前記第1のラベルを被覆するように、前記第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面に重合する前においておよび/または後において、前記第2のラベルに印刷層を形成するステップを含む、請求項1または請求項2に記載の多重ラベルの製造方法。
  4. 前記第1のラベルは、磁性体,集積回路,共振回路等のシート状体、板状体または棒状体が固定された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多重ラベルの製造方法。
  5. 前記第1のラベルは、磁性層,集積回路,アンテナ等の機能層が形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の多重ラベルの製造方法。
  6. 剥離性基材に仮着された第1のラベルを被覆するように第2のラベルを重合する多重ラベルの製造装置であって、
    前記第1のラベルを前記剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着する、仮着手段と、
    感圧型接着剤層で仮着シート上に複数連続して仮着された前記第2のラベルを前記仮着シートから剥離しながら略水平方向に移送する、第2のラベルの移送手段と、
    前記第1のラベルを仮着した前記剥離性基材を略水平方向に移送しながら、該第1のラベルを、剥離されながら略水平方向に移送される前記第2のラベルの下に差し入れるように前記第2のラベルの下面に移動する、第1のラベルの移送手段と、
    前記第2のラベルを、前記剥離性基材の移送に対応して、前記第1のラベルが仮着された前記剥離性基材の表面に、該第1のラベルを被覆するように徐々に重合する、重合手段とを含む、多重ラベルの製造装置。
  7. 前記仮着手段は、別の仮着シートに感圧型接着剤層にて仮着された前記第1のラベルを該別の仮着シートより剥離して、該別の仮着シートに仮着されていたときとは異なった間隔で、該第1のラベルを前記剥離性基材に適宜な間隔をおいて仮着する、第1のラベルの貼り替え手段で構成された請求項6に記載の多重ラベルの製造装置。
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