JP3822263B2 - ファイル一覧表示カストマイズ処理装置および処理方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は,ユーザまたはアプリケーション供給者等がファイル一覧表示に任意のファイルの表題を組み込み,ファイル一覧表示をカストマイズできるようにしたファイル一覧表示カストマイズ処理装置および処理方法に関するものである。
【0002】
外部記憶装置の大容量化に伴い,1つのファイルシステムまたはディレクトリ内に多種多様なファイルが多く存在するようになってきており,ユーザの環境に合ったわかりやすいファイル一覧の表示が望まれている。
【0003】
【従来の技術】
図11は,従来のファイル一覧のウインドウ表示の例を示している。
通常,1つのファイルシステムまたはディレクトリには,多種多様なファイルが多く存在するので,計算機システムにおけるファイル一覧の表示は必須の機能である。従来のウインドウシステムでは,ファイル一覧表示要求に対し,例えば図11に示すように,ファイル名,ファイルの大きさ,ファイル作成または更新年月日,ファイル保護情報等のファイル属性の情報を一覧表示するだけであった。
【0004】
特に,ファイル名は使用できる文字種や文字数等の制限があり,一覧表示されたファイル名から目的とするファイルの内容を推測することが困難な場合が多い。そのため,所望するファイルであるかどうかを知るには,ファイル名をたよりに一旦そのファイルを開き,編集または印刷等の操作によってファイル内容を参照し,直接調べなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって,実際にファイルを開くことなく,ファイル一覧表示からファイルの内容を容易に推測することができ,所望するファイルを一覧表示から直接的に選択することができる手段が必要とされる。この場合,アプリケーションごとにどのような情報がファイルの内容把握に有用であるかが異なるので,アプリケーションに応じてファイル内容を示唆する情報を選択して表示できることが望ましい。すなわち,ファイル名等の既製の一覧表示に加えて,ユーザの環境に合わせた表題等のファイル内容に関する情報を表示できるファイル一覧表示が必要とされる。
【0006】
本発明は上記問題点の解決を図り,ユーザがファイル一覧表示から各ファイルの内容を容易に推測できるようにすること,またファイル一覧にどのような情報を表示するかについてカストマイズできるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は,上記課題を解決するために,例えば図1に示すような手段を持つ。図1は,本発明の構成例を示す図である。
【0008】
図1において,10はファイル一覧メイン処理部,11は一覧表示形式設定部,12はカストマイズ用ファイル,13はファイル一覧編集部,14は表題カストマイズ処理呼び出し部,15は表題編集部,16a,16b,…,16nはファイルに付与されたファイル名の拡張子に対応して設けられる表題カストマイズ処理部,17はファイル一覧表示処理部,20はキーボードやマウス等の入力装置,21はディスプレイ,22はオペレーティングシステム,23はウインドウ制御を行うウインドウシステムを表す。
【0009】
ファイル一覧メイン処理部10は,ウインドウシステム23において指定されたディレクトリ等の配下に存在するファイルの一覧表示に関する処理を行う処理手段である。
【0010】
一覧表示形式設定部11は,ユーザの指定により,ファイル一覧における表題の表示/非表示,表題の表示の長さ等のファイル一覧表示形式を設定する処理手段である。
【0011】
カストマイズ用ファイル12は,ウインドウシステム23またはウインドウシステム23上のアプリケーション等により規定されるファイル拡張子と表題カストマイズ処理部16a,16b,…16nとの対応情報を記憶する手段である。なお,ファイル拡張子の代わりに,他のファイル名の一部の情報またはファイル属性に応じたファイルの種類ごとに,表題カストマイズ処理部16a,16b,…16nを設けて,それらの対応情報を管理するようにしてもよい。以下では,ファイルの種類としてファイル拡張子を用いる場合について説明する。
【0012】
ファイル一覧編集部13は,表題カストマイズ処理呼び出し部14,表題編集部15を備え,ユーザからのファイル一覧表示要求を受けてファイル一覧を編集する処理手段である。
【0013】
表題カストマイズ処理呼び出し部14は,カストマイズ用ファイル12を参照して,ファイル一覧として表示する各ファイルごとに拡張子に対応する表題カストマイズ処理部16を呼び出し,表題情報を獲得する手段である。
【0014】
表題編集部15は,拡張子に従い,表題カストマイズ処理部16によって獲得した表題情報をもとに,一覧表示形式設定部11によって設定された一覧表示形式に従い,ファイル一覧に表題を組み込む編集を行う処理手段である。
【0015】
表題カストマイズ処理部16a,16b,…16nは,例えばファイルの拡張子ごとに動的リンクライブラリ(DLL)として予め用意され,表題カストマイズ処理呼び出し部14からの入力情報(ファイル名)により表題を出力するアクセスルーチンからなる処理手段である。
【0016】
ファイル一覧表示処理部17は,ファイル一覧編集部13が編集したファイル一覧を,ウインドウシステム23およびオペレーティングシステム22を介してディスプレイ21に表示する処理手段である。
【0017】
【作用】
本発明では,既存のファイル一覧表示における各ファイル情報に,任意の表題を組み込んで表示するカストマイズを,以下の手段によって可能にする。
【0018】
ユーザまたはアプリケーション供給者等は,各ファイルの拡張子ごとにファイル一覧に組み込んで表示するためのファイルの表題を決定する表題カストマイズ処理部16を作成する。表題カストマイズ処理部16における表題の決定には,例えば,▲1▼表題カストマイズ処理部16内に表題とするメッセージを固定情報として持ち,その値を呼び出し元へ返却する,▲2▼指定されたファイルに対応する定義情報の管理ファイルから表題を獲得して呼び出し元へ返却する,▲3▼該当ファイルの先頭レコードを読み込み,表題として呼び出し元へ返却する,といったことが考えられるが,他にも表題カストマイズ処理部16を自由に構成して組み込むことが可能である。
【0019】
また,各ファイル拡張子に対して,どの表題カストマイズ処理部16を呼び出せばよいかを,各ユーザに共通に提供されるファイル一覧編集部13が知ることができるように,ファイル拡張子と各表題カストマイズ処理部16との対応情報を格納したカストマイズ用ファイル12を用意する。
【0020】
表題カストマイズ処理呼び出し部14は,ファイル一覧表示要求に対し,カストマイズ用ファイル12を参照することにより,オペレーティングシステム22から得たファイル一覧情報の各ファイルごとに,そのファイル拡張子に対応して用意された表題カストマイズ処理部16を呼び出す。表題編集部15は,表題カストマイズ処理部16から獲得した表題を,一覧表示形式設定部11で設定された形式でファイル一覧に組み込む。それをファイル一覧表示処理部17によってディスプレイ21に表示する。
【0021】
このようにファイル一覧編集部13の中に,表題カストマイズ処理呼び出し部14,表題編集部15が備わっているので,ユーザまたはアプリケーション供給者等は,所定の形式に従ってカストマイズ用ファイル12と,必要なファイル拡張子に応じた表題カストマイズ処理部16を用意するだけで,ファイル内容の把握を容易にする任意の表題情報を,ファイル一覧中に表示するカストマイズが可能になる。
【0022】
図2に本発明によるファイル一覧の表示例を示す。
従来のファイル一覧の表示は,例えば図11に示すように,ファイル名,サイズ,更新年月日,属性等だけであったが,本発明では,図2に示すように各ファイルに対応して,ファイルの内容や機能の把握を容易にする情報を表示することが可能になる。特に,どのような情報を表題として表示するかを各アプリケーション毎に任意に設定することが可能である。
【0023】
【実施例】
以下,本発明の実施例を図を用いて説明する。
図3は,実施例におけるカストマイズ用ファイルの形式を示す図である。
【0024】
カストマイズ用ファイル12は,ファイル拡張子と拡張子ごとに用意された表題カストマイズ処理部16との対応関係を定義する情報を記憶する。
図3において,「aaa」はファイル名の拡張子を,「bbb」は,例えばワープロソフトウェア,表計算ソフトウェア,COBOL,FORTRAN等のアプリケーションに関する製品名を,「ccc」はアプリケーション等を格納するディレクトリ名を,「ddd」は拡張子aaaに対応する表題カストマイズ処理部名(DLL名)を表す。これらの定義から表題カストマイズ処理部16のフルパス名である「ccc¥ddd」を得ることができる。
【0025】
図4は,実施例における表題カストマイズ処理部の構成例を示す図である。
表題カストマイズ処理部16は,動的リンクライブラリとして拡張子ごとに用意され,入力定義,出力定義,表題を読み込む処理プログラムからなる。処理プログラム(アクセスルーチン)は,該当拡張子を持つフルパスのファイル名を入力し,その拡張子に応じたファイルに関する表題を出力する。この処理プログラムが読み込む表題は,テキストの先頭レコード,所有者名,更新済等のファイル状態表示等,アプリケーションに応じた任意の情報であり,本手段内部または外部のいずれの領域に存在する情報であってもよい。
【0026】
図5は,実施例における一覧表示形式設定用のダイアログボックスの表示例を示す図である。
一覧表示形式設定部11は,ユーザからのファイル一覧表示の形式設定要求によって起動され,図5に示すような表示形式設定画面を表示し,この画面で設定された値を記憶する。この表示形式設定画面では,ファイル一覧における表題の表示/非表示の設定が可能になっており,さらにファイル一覧をカストマイズして表示する場合に,表示する長さ(文字数)をいくらまでにするかが設定可能になっている。ファイル一覧表示をすることにより,従来のファイル名表示に比べて処理時間が長くなるために,必要に応じて表題の表示または非表示を選択することができるようにしたものである。また,表示する長さを設定可能にすることにより,画面を見やすくカストマイズできるようにしたものである。
【0027】
図6は,本発明の実施例の動作説明図,図7は本発明の実施例における表題カストマイズの例を示す図である。以下の説明における▲1▼〜▲7▼は,図6に示す▲1▼〜▲7▼に対応する。
【0028】
▲1▼ ユーザからのファイル一覧表示の形式設定要求があると,一覧表示形式設定部11は,図5に示す表示形式設定画面を表示し,この画面で設定された値を記憶する。
【0029】
▲2▼ ファイル一覧編集部13は,ユーザからファイル一覧表示要求を受けて,オペレーティングシステム22からファイル一覧情報を獲得するマクロを発行し,ファイルの一覧情報(JUQB000.C,JUQB020.CBL,JUQB020.FMT…)を獲得する。
【0030】
▲3▼ 次に,カストマイズ用ファイル12から,拡張子に応じて表題カストマイズ処理部16a,16b,…を呼び出すための情報([File Title]…)を獲得する。
【0031】
カストマイズ用ファイル12は,例えば図7(A)に示すように定義されていたとする。ここでは,拡張子「CBL」に対して,製品名「APRICBL」の場合,表題カストマイズ処理部「TITLECBL.DLL」16aを呼び出すことを,拡張子「C」に対して,製品名「APRIC」の場合,表題カストマイズ処理部「TITLEC.DLL」16bを呼び出すことを,拡張子「OAS」に対して,製品名「APRIOAS」の場合,表題カストマイズ処理部「TITLEOAS.DLL」を呼び出すことを定義している。これらから,それぞれの表題カストマイズ処理部16のフルパス名を得ることができる。処理の高速化のために,フルパス名を得た時点で,各表題カストマイズ処理部16をロードしておく。
【0032】
▲4▼ 表題カストマイズ処理呼び出し部14は,オペレーティングシステム22から獲得したファイルの一覧情報から,一つ一つのファイルに着目し,各ファイルの拡張子に従って表題カストマイズ処理部16を呼び出す。このとき,対象ファイル名を入力情報とする。
【0033】
例えば拡張子「C」に対する表題カストマイズ処理部「TITLEC.DLL」16bは,図7(B)および(C)に示すように,ファイル名ごとに,表示すべきメッセージがあらかじめ定義されている表題テーブルを参照し,表題テーブルでファイル名が一致するものを検索して,そのメッセージを表題情報として出力するように作成されている。
【0034】
したがって,オペレーティングシステム22から得たファイル一覧において,ファイル名「JUQB000.C」を処理する場合には,表題カストマイズ処理呼び出し部14によって,拡張子「C」に対応する表題カストマイズ処理部「TITLEC.DLL」16bが呼び出され,表題カストマイズ処理部「TITLEC.DLL」16bは,図7(C)に示す表題テーブルからファイル名「JUQB000.C」に対してあらかじめ定義された“一覧獲得部品のC言語ソース”というメッセージ(表題)を検索し,それを出力情報として表題カストマイズ処理呼び出し部14に返却する。
【0035】
▲5▼ 同様に,例えばファイル名「JUQB020.CBL」の場合には,表題カストマイズ処理呼び出し部14によって,拡張子「CBL」に対応する表題カストマイズ処理部「TITLECBL.DLL」16aが呼び出され,表題カストマイズ処理部「TITLECBL.DLL」16aによってファイル名「JUQB020.CBL」に関する表題の出力情報が表題カストマイズ処理呼び出し部14に通知される。
【0036】
▲6▼ すべてのファイルについて,該当する表題カストマイズ処理部16による表題の取得を行った後,表題編集部15は,一覧表示形式設定部11で設定された表示する長さ(L)に従って,獲得した表題情報をファイル一覧に組み込む編集を行う。
【0037】
▲7▼ ファイル一覧表示処理部17は,ファイル一覧編集部13が編集したファイル一覧情報を得て,ウインドウシステム23およびオペレーティングシステム22を介して,ディスプレイ21にファイル一覧を表示する。この結果,例えば図2に示すようなファイル一覧が表示されることになる。
【0038】
図2では,ファイル名「JUQB000.C」に対して“一覧獲得部品のC言語ソース”,ファイル名「JUQB010.C」に対して“一覧表示部品のC言語ソース”,…というように,表題が付加されて表示されており,ユーザがファイル内容を容易に把握できるようになっている。
【0039】
図8は,本発明の実施例における他の表題カストマイズの例を示す。
この例では,表題カストマイズ処理部「TITLEEXE.DLL」および「TITLESRC.DLL」は,それぞれ各拡張子「EXE」,「SRC」に対応する表題を,図8(B)に示すように表題カストマイズ処理部内に静的に保持し,表題カストマイズ呼び出し処理部14からの呼び出しがあれば,常にその表題を返すようにしている。
【0040】
カストマイズ用ファイル12には,図8(A)に示すように,拡張子「EXE」の場合には,製品名[APRIEXE]を対象として,表題カストマイズ処理部「TITLEEXE.DLL」が,拡張子「SRC」の場合には,製品名[APRISRC]を対象として,表題カストマイズ処理部「TITLESRC.DLL」が,それぞれ対応する表題カストマイズ処理部として定義されている。
【0041】
したがって,ファイル一覧の表示において,拡張子「EXE」を持つファイルについては,表題カストマイズ処理部「TITLEEXE.DLL」が呼び出され,表題情報として“実行形式モジュール”の固定文字が出力される。また,拡張子「SRC」を持つファイルについては,表題カストマイズ処理部「TITLESRC.DLL」が呼び出され,表題情報として“ソース”の固定文字が出力される。
【0042】
この結果,例えば図8(C)に示すような表題が付加されたファイル一覧の表示が行われることになる。
図9は,本発明の実施例におけるさらに別の表題カストマイズの例を示す。
【0043】
この表題カストマイズの例は,表題カストマイズ処理部16が,対象ファイルの先頭または所定位置のレコードを読み込み,その値を表題として返却するようにした例である。
【0044】
カストマイズ用ファイル12には,図9(A)に示すように,拡張子「TXT」の場合に,製品名[APRITXT]を対象とし,表題カストマイズ処理部「TITLETXT.DLL」を呼び出すべきことが定義されている。製品名[APRITXT]のディレクトリは,「C:¥APRITXTDIR¥」であり,拡張子「TXT」に対する表題カストマイズ処理部(DLL)のフルパス名は,「C:¥APRITXTDIR¥TITLETXT.DLL」となる。
【0045】
表題カストマイズ処理部「TITLETXT.DLL」では,図9(B)に示すように,入力したファイル名から,そのファイル先頭行の文字列を入手し出力する関数が定義されている。
【0046】
例えば,図9(C)に示すように,ファイル名「A.TXT」のファイルの先頭レコードが“テキストAモジュール”,ファイル名「B.TXT」のファイルの先頭レコードが“テストデータ”というようなファイルが,ファイル一覧の対象ファイルになっていたとすると,各ファイルに対して表題カストマイズ処理部「TITLETXT.DLL」は,“テキストAモジュール”,“テストデータ”というような表題情報を出力し,図9(D)に示すようなファイル一覧が表示されることになる。
【0047】
本発明では,拡張子に合わせて図7ないし図9で説明したような表題カストマイズ処理部を混在して用意することが可能である。
図10は,本発明の実施例の処理フローチャートである。
【0048】
ファイル一覧形式設定要求があると,一覧表示形式設定部11は,ステップS1によりユーザから指定されたファイル一覧における表題の表示/非表示,表題表示の長さを記憶する。
【0049】
ファイル一覧表示要求があると,ファイル一覧編集部13は以下の処理を行う。まず,ステップS2では,オペレーティングシステム22からファイルの一覧情報を獲得する。この処理はマクロ発行等による従来と同様なファイル一覧情報の獲得処理である。
【0050】
次に,ステップS3では,一覧表示形式設定部11で設定した値を参照して表題の表示をするかどうかを判断する。ファイル一覧中に表題を表示する場合にはステップS4へ進み,表題を表示しない場合にはステップS8の処理へ進む。
【0051】
ステップS4では,表題カストマイズ処理呼び出し部14は,カストマイズ用ファイル12を参照して,ステップS2の処理で得たファイルの一覧情報をもとに表示対象範囲に存在する全てのファイル拡張子に対応する表題カストマイズ処理部16を主記憶上にロードする。
【0052】
ステップS5では,ファイル一覧中の各ファイルの拡張子に従い,該当する表題カストマイズ処理部(DLL)を呼び出し,アプリケーションに応じた表題情報を獲得する。
【0053】
ステップS6では,表題編集部15は,獲得した表題情報をもとに,一覧表示形式設定部11で指定された表示の長さに従って,表示するファイル一覧情報を作成する。
【0054】
ステップS7では,ファイル一覧表示処理部17は,表題編集部15が作成したファイル一覧情報をディスプレイ21に表示する。
ファイル一覧における表題が非表示に設定されている場合,ステップS8において,従来と同様な通常のファイル一覧表示を行う。
【0055】
以上の実施例では,ファイルの種類としてファイル拡張子を用い,ファイル拡張子ごとにカストマイズ可能とした例について説明したが,ファイル拡張子の代わりに,他のファイル名の一部の情報またはファイル属性に応じたファイルの種類ごとにカストマイズできるようにすることも同様に可能である。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,ファイル一覧中に各ファイルの拡張子等に応じた表示方法により表題情報が表示されるので,各ファイルの内容等を把握することが容易になり,目的とするファイルのファイル名等の記憶があいまいな場合でも目的とするファイルを容易に見つけることができるようになる。
【0057】
また,表題を獲得する表題カストマイズ処理部を拡張子等のファイルの種類ごとに定義することができるので,柔軟な運用が可能となる。
さらに,表題の内容をカストマイズすることで,ユーザの環境に合ったファイル一覧表示の機能を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成例を示す図である。
【図2】 本発明によるファイル一覧の表示例を示す図である。
【図3】 実施例におけるカストマイズ用ファイルの形式を示す図である。
【図4】 実施例における表題カストマイズ処理部の構成例を示す図である。
【図5】 実施例における一覧表示形式設定用のダイアログボックスの表示例を示す図である。
【図6】 本発明の実施例の動作説明図である。
【図7】 本発明の実施例における表題カストマイズの例を示す図である。
【図8】 本発明の実施例における他の表題カストマイズの例を示す図である。
【図9】 本発明の実施例における他の表題カストマイズの例を示す図である。
【図10】 本発明の実施例の処理フローチャートである。
【図11】 従来技術によるファイル一覧のウインドウ表示の例を示す図である。
【符号の説明】
10 ファイル一覧メイン処理部
11 一覧表示形式設定部
12 カストマイズ用ファイル
13 ファイル一覧編集部
14 表題カストマイズ処理呼び出し部
15 表題編集部
16 表題カストマイズ処理部
17 ファイル一覧表示処理部
20 入力装置
21 ディスプレイ
22 オペレーティングシステム
23 ウインドウシステム
Claims (5)
- ファイル名の一部の情報またはファイル属性に応じたファイルの種類ごとに,ファイル一覧に表示するファイル単位の表題を決定する複数の表題カストマイズ処理部と,
前記ファイルの種類と前記表題カストマイズ処理部との対応情報を記憶するカストマイズ用の情報を記憶する手段と,
ファイル一覧表示要求に対し,前記カストマイズ用の情報を記憶する手段を参照することにより,前記ファイルの種類に対応する表題カストマイズ処理部を決定し,決定した表題カストマイズ処理部を呼び出し,ファイル一覧として表示すべき各ファイル名に対応する表題情報を獲得する表題カストマイズ処理呼び出し部と,
獲得した表題情報をファイル一覧に組み込む編集を行う表題編集部と,
前記表題編集部により表題を組み込んだファイル一覧を表示するファイル一覧表示処理部とを備えた
ことを特徴とするファイル一覧表示カストマイズ処理装置。 - ユーザの指定により,ファイル一覧表示要求があった場合にファイル一覧に表題を組み込んで表示するか否かを設定する,もしくはファイル一覧に表題を組み込む際の形式を設定する,またはこれらの双方を設定する一覧表示形式設定部を更に備え,
前記表題編集部は,前記一覧表示形式設定部の設定情報に基づいてファイル一覧を作成する
ことを特徴とする請求項1記載のファイル一覧表示カストマイズ処理装置。 - 前記表題カストマイズ処理部は,動的リンクライブラリとして構成され,
前記カストマイズ用の情報を記憶する手段は,前記ファイルの種類と前記表題カストマイズ処理部との対応情報として,前記表題カストマイズ処理部を構成する動的リンクライブラリのフルパス名に関する定義情報を記憶し,
前記表題カストマイズ処理呼び出し部は,前記カストマイズ用の情報を記憶する手段が記憶する定義情報から得られる該当する表題カストマイズ処理部のフルパス名を用いて,その表題カストマイズ処理部を呼び出し,ファイル一覧として表示すべき各ファイル名に対応する表題情報を獲得する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のファイル一覧表示カストマイズ処理装置。 - 前記表題編集部が得る表題情報は,前記表題カストマイズ処理部が固定的に保持する情報,各ファイルに対してあらかじめ定義された情報,または該当ファイルの先頭レコードもしくは所定位置のレコードの情報である
ことを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載のファイル一覧表示カストマイズ処理装置。 - 複数の表題カストマイズ処理部と,前記ファイルの種類と前記表題カストマイズ処理部との対応情報を記憶するカストマイズ用の情報を記憶する手段と,表題カストマイズ処理呼び出し部と,表題編集部と,ファイル一覧表示処理部とを備える処理装置が実行するファイル一覧表示カストマイズ処理方法であって,
前記表題カストマイズ処理呼び出し部が,前記カストマイズ用の情報を記憶する手段を参照することにより,前記ファイルの種類に対応する表題カストマイズ処理部を決定し,決定した表題カストマイズ処理部を呼び出すことにより,その表題カストマイズ処理部にファイル一覧に表示するファイル単位の表題を決定させ,ファイル一覧として表示すべき各ファイル名に対応する表題情報を獲得する過程と,
前記表題編集部が,前記獲得した表題情報をファイル一覧に組み込む編集を行う過程と,
前記ファイル一覧表示処理部が,前記表題編集部により表題を組み込んだファイル一覧を表示する過程とを有する
ことを特徴とするファイル一覧表示カストマイズ処理方法。
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JP13210595A JP3822263B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ファイル一覧表示カストマイズ処理装置および処理方法 |
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KR100580239B1 (ko) * | 1998-09-04 | 2006-07-25 | 삼성전자주식회사 | 동일 확장자를 가진 파일들을 그룹화한 명령어 처리기 및 동일확장자 그룹화에 의한 프로그램 수행방법 |
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