JP3821485B2 - 新規カルシトニン誘導体 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、特定の構造からなる環状ペプチドと、カルシトニン、カルシトニン部分ペプチドあるいはその類似体でありカルシトニン様の生物学的活性発現のために必要なアミノ酸配列を有するペプチドとが、必要に応じてスペーサーを介して結合した、生物学的活性を有するカルシトニン誘導体に関する。
本発明のペプチドは、カルシトニン、カルシトニン部分ペプチドあるいはその類似体に比べ、高い活性及び/または安定性を有する。
背景技術
従来、天然型カルシトニンとしては、ウナギ、サケ、ヒト、ブタ、ニワトリ、ウシ、ヒツジ、ラット、アカエイ由来のものが知られている。これらはすべて32個のアミノ酸よりなるポリペプチドで、その1番目と7番目のアミノ酸がL−システインであり両者のメルカプト基がジスルフィド結合を形成し、カルボキシル末端がプロリンアミドである点で共通している。
これら各種カルシトニンの有するジスルフィド結合は、溶液中で不安定であることが予想され、この点を克服するためのカルシトニン誘導体として、1番目のシステインを欠失させかつ7番目のシステインに換えある種の低級カルボキシアルキレン基を有するα−アミノ酸を用い、このアミノ酸の側鎖カルボキシル基と2番目のアミノ酸のα−アミノ基との間でアミド結合を形成させたポリペプチドが知られており(特開昭51−128993、特開昭53−59688、特開昭61−112099)、特にウナギカルシトニンの配列を基本にした該類似体は骨ページェット病、高カルシウム血症、骨粗鬆症の治療薬として実用に供されている。この形の類似体のアルキレン鎖中の単結合の一部を二重結合あるいは三重結合に置き換えたものも知られている(WO93/15106)。同様の目的をもったカルシトニン類似体として、1番目のアミノ酸をグリシンやβ−アラニンに、かつ7番目のアミノ酸をアスパラギン酸やグルタミン酸に置換し、前者のα−アミノ基と後者の側鎖カルボキシル基との間でアミド結合を形成させたポリペプチド、さらにアルキレン基の一部をフェニレン基に置き換えたものも知られている(特開平2−262595、特開平3−178993)。
さらに、天然型のカルシトニンの生理活性を向上させる目的で、多くのカルシトニン類似体が報告されている〔例えば、Endocrinology, vol.117,p.801(1985)、Eur.J.Biochem., vol.159,p.125(1986)、Biochem.Biophys.Res.Commun., vol.152,p.203(1988)、Endocrinology, vol.127,p.163(1990)等〕。
発明の開示
本発明は、式(I)
Figure 0003821485
(式中、ZはGlyまたはCysを表し、Xは同一または異なったα−アミノ酸残基を表し、Yは天然型カルシトニン、天然型カルシトニン部分ペプチドまたは天然型カルシトニン類似ペプチド残基を表し、mは5〜8の整数を表し、nは0〜3の整数を表す。ただし、m=5の場合、−(X)m−のうちのC末側4残基の配列は天然型カルシトニンの3番目から6番目までの配列とは異なる)またはその薬理学的に許容される塩に関する。
以下、式(I)で表されるペプチド化合物を化合物(I)という。
式(I)の定義において、α−アミノ酸残基としては、グリシン、L−もしくはD−体のアラニン、アスパラギン、アスパラギン酸、アルギニン、システイン、グルタミン、グルタミン酸、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン等の天然型アミノ酸の各残基またはβ−アラニン、γ−アミノ酪酸、アミノ安息香酸、L−もしくはD−体のヒドロキシプロリン、ノルバリン、β−2−ナフチルアラニン等の非天然型アミノ酸の各残基があげられる。
上記式(I)の定義において、−(X)m−としては、例えば、−X1−Trp−X2−Gly−Thr−Ala−X3−(式中、X1はAsnまたはAspを表し、X2はHisまたはLysを表し、X3はProまたはAlaを表す)、−Ser−Ala−Ala−Val−Tyr−Phe−、−Phe−Ile−Gly−Trp−Gly−Asn−、−Tyr−Pro−Trp−Trp−Asn−Tyr−Arg−、−Leu−Gly−Val−Gly−Ser−X4−Asn−(式中、X4はCys、AlaまたはSerを表す)等があげられる。
式Yで表わされる天然型カルシトニン残基とは、天然のカルシトニン様生理活性を有するペプチドの残基を示す。また式Yで表される天然型カルシトニンの部分ペプチド残基または天然型カルシトニン類似ペプチド残基としては、天然型カルシトニン残基の少なくとも一つのアミノ酸配列と少なくとも20%以上の相同性を有するペプチド残基を示し、例えば下記式(II)で表される基をあげることができる。
Figure 0003821485
〔式中、P1は単結合、Cys−Gly−Asn−Leu−Ser−Thr−Cys、Ser−Gly−Asn−Leu−Ser−Thr−Ser、Cys−Ser−Asn−Leu−Ser−Thr−CysまたはSer−Ser−Asn−Leu−Ser−Thr−Serを表し、P2はVal、Met、Glyまたは単結合を表し、P3はGly−Lys、Ala−Ala、Gly−ThrまたはGly−Serを表し、P4はLeuまたはTyrを表し、P5はSer−Gln−Glu、Ala−Ala−Ala、Thr−Gln−Asp、Thr−Glu−ValまたはThr−Gla−Valを表し、P6はLeuまたはPheを表し、P7はHis−Lys、Ala−Ala、Asn−LysまたはAla−Lysを表し、P8はGln、AlaまたはHisを表し、P9はThr、Ala、GluまたはGlaを表し、P10はTyr、PheまたはLeuを表し、P11はProまたはHypを表し、P12はArg、Gln、LysまたはD−Argを表し、P13はThrまたはSerを表し、P14はAsn、GlnまたはAlaを表し、P15はThrまたはIleを表し、P16はGlyまたはβ−Alaを表し、P17はSer、ValまたはAlaを表し、P18はThrまたはAlaを表し、P19はアミノ基または下記式(III)で表される基を表す。なお、式(II)で表されるアミノ酸配列において少なくとも1個のアミノ酸が欠失、挿入または置換されていてもよい。〕
Figure 0003821485
化合物(I)の薬理学的に許容される塩としては、酸付加塩、金属塩、有機塩基付加塩等があげられる。薬理学的に許容される酸付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機酸塩があげられ、薬理学的に許容される金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、亜鉛塩等があげられる。薬理学的に許容される有機塩基付加塩としては、メチルアミン、エチルアミン、アニリン等の一級アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン等の二級アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン等の三級アミンとで形成される塩、アンモニウム塩等があげられる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用したアミノ酸及びその保護基に関する略号は、生化学命名に関するIUPAC−IUB委員会(IUPAC-IUB Joint Commition on Biochemical Nomenclature)の勧告〔Eur.J.Biochem., vol.138,p.9(1984)〕に従った。
以下の略号は、特に断わらない限り対応する下記のアミン酸及び保護基を表す。
Gly;グリシン
Ala;L−アラニン
β−Ala;β−アラニン
Thr;L−スレオニン
Pro;L−プロリン
Hyp;トランス−4−ヒドロキシ−L−プロリン
Asp;L−アスパラギン酸
Asn;L−アスパラギン
Asx;L−アスパラギン酸またはL−アスパラギン
Glu;L−グルタミン酸
Gln;L−グルタミン
Gla;γ−カルボキシ−L−グルタミン酸
Glx;L−グルタミン酸、L−グルタミンまたはγ−カルボキシ−L−グルタミン酸
His;L−ヒスチジン
Trp;L−トリプトファン
Val;L−バリン
Leu;L−ロイシン
Ser;L−セリン
Met;L−メチオニン
Cys;L−システイン
Ile;L−イソロイシン
Phe;L−フェニルアラニン
Tyr;L−チロシン
Lys;L−リジン
Arg;L−アルギニン
D−Arg;D−アルギニン
Fmoc;9−フルオレニルメチルオキシカルボニル
t−Bu;t−ブチル
Trt;トリチル
Bzl;ベンジル
Bzl(NO2);p−ニトロベンジル
Pmc;2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル
Boc;t−ブチルオキシカルボニル
以下の略号は、対応する下記の側鎖保護アミノ酸を表す。
Fmoc−Asp−OBzl(NO2);Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸 p−ニトロベンジルエステル
Fmoc−Asp(Ot−Bu)−OBzl(NO2);Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸 β−t−ブチルエステル α−p−ニトロベンジルエステル
Fmoc−Asp(Ot−Bu)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−L−アスパラギン酸 β−t−ブチルエステル
Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−L−グルタミン酸 γ−t−ブチルエステル
Fmoc−Gla(Ot−Bu)2−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−γ−カルボキシ−L−グルタミン酸 β,γ−ジ−t−ブチルエステル
Fmoc−His(Trt)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−Nim−トリチル−L−ヒスチジン
Fmoc−Thr(t−Bu)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−O−t−ブチル−L−スレオニン
Fmoc−Ser(t−Bu)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−O−t−ブチル−L−セリン
Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−O−t−ブチル−L−チロシン
Fmoc−Hyp(t−Bu)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−O−t−ブチル−トランス−4−ヒドロキシ−L−プロリン
Fmoc−Lys(Boc)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−Nε−t−ブチルオキシカルボニル−L−リジン
Fmoc−Asn(Trt)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−Nγ−トリチル−L−アスパラギン
Fmoc−Gln(Trt)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−Nδ−トリチル−L−グルタミン
Fmoc−Arg(Pmc)−OH;Nα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニル−Ng−2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホニル−L−アルギニン
H−Trp−OBzl;L−トリプトファンベンジルエステル
以下の略号は、対応する下記の反応溶媒、反応試薬等を表す。
PyBOP;ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリピロリジノフォスフォニウムヘキサフルオロフォスフェート
HOBt;N−ヒドロキシベンゾトリアゾール
NMM;N−メチルモルホリン
DMF;N,N−ジメチルホルムアミド
DCM;ジクロロメタン
TFA;トリフルオロ酢酸
DIEA;ジイソプロピルエチルアミン
Pd/C;パラジウム/炭素触媒
αMEM;最小培地
FCS;ウシ胎児血清
BSA;ウシ血清アルブミン
HEPES;N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸
PBS;リン酸緩衝生理食塩水
TRAP;酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ
次に、化合物(I)の製造法について説明する。
Figure 0003821485
(式中、Z、X、Y、m及びnは前記と同義である)
化合物(I)中の環状ペプチド部分は、適当に側鎖保護した部分ペプチドを後述のペプチド合成機あるいは一般的な液相ペプチド合成法(ペプチド合成の基礎と実験、泉屋信夫ら、丸善)に従って合成し、これを出発物質としてPyBOP等の縮合剤を用いて環化反応を行うことにより得ることができる。
さらに、ペプチド合成機あるいは液相合成法を用い、あるいは両法を適宜組み合わせて得られるC末側直鎖ペプチドと上記環状ペプチドとを縮合することにより化合物(I)を得ることができる。
ペプチド合成機によるペプチドの合成は、島津製作所製ペプチド合成機、Applied Biosystems, Inc., U.S.A.(ABI社)製ペプチド合成機等の市販のペプチド合成機上で、適当に側鎖保護したNα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニルアミノ酸を用い、それぞれの合成プログラムに従い、実施することができる。
化合物(I)の原料となる保護アミノ酸及び担体樹脂は、ABI社、島津製作所、国産化学(株)、Nova biochem社、渡辺化学(株)あるいはペプチド研究所(株)から入手することができる。
このようにして得られた化合物(I)は、C−4、C−8あるいはC−18逆相シリカゲルカラムを用いた高速液体クロマトグラフィー(以下、HPLCという)あるいは分配、吸着樹脂、シリカゲル、化学修飾シリカゲル、逆相シリカゲル、アルミナ、珪藻土、珪酸マグネシウム、イオン交換樹脂、あるいはゲル濾過等のカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマトグラフィーにより精製することができる。
化合物(I)の薬理上許容される塩を取得するときは、常法に従う。すなわち、化合物(I)の酸付加塩及び有機塩基付加塩は、対応する酸あるいは有機塩基の水溶液に化合物(I)を溶解し、凍結乾燥することによって得られる。また、化合物(I)の金属塩は、対応する金属イオンを含む水溶液に化合物(I)を溶解し、ゲル濾過もしくはHPLCで精製することによって得られる。
次に、化合物(I)の具体例を第1表に示す。
Figure 0003821485
次に、化合物(I)の生物活性及び蛋白質分解酵素に対する安定性について試験例で説明する。
試験例1 カルシトニン様生物活性
1−1 破骨細胞の調製
破骨細胞としては、文献〔Akatsu T. et al., J.Bone Miner.Res.,7,1297-1306(1992)〕に記載された方法で、マウス骨芽細胞と骨髄細胞をコラーゲンゲル上で共培養することにより誘導される破骨細胞様細胞(Osteoclast-like Multinucleated Cell)を用いた。具体的には、Cellmatrix Type I-A(新田ゼラチン)でコラーゲンコートした100mmディッシュ(IWAKI)にマウス頭蓋冠由来骨芽細胞を5×105cells播種し、CO2インキュベーター(37℃、5%CO2)で1日培養した(培地はαMEM+10% FCSを使用、いずれもGIBCO社製)。培地を除去した後、骨芽細胞上にマウス骨髄細胞を6×106cells播種し、カルシトリオール10-8M(和光純薬)及びデキサメタゾン(Dexamethasone)10-7M(SIGMA)を添加した。骨芽細胞播種から7日目に得られるTRAP陽性の多核細胞(破骨細胞用細胞)を破骨細胞として使用した。
1−2 象牙片上への破骨細胞の播種と培養
ディッシュの培地を除去しPBS(−)でリンスした後、コラゲナーゼ/ディスパーゼ溶液を加えて(コラゲナーゼ:和光純薬、ディスパーゼ:合同酒精)細胞を分散させてチューブへ集め800rpm×5分遠心した。遠心後、上清を吸引除去し、αMEMで細胞を再び懸濁した後、象牙片(直径4mm、厚さ200μm)上へ100μlずつ加えた。CO2インキュベーター内で2時間静置して破骨細胞を象牙片に接着させた後、この象牙片を取り出し、試験化合物を含む培地をあらかじめ添加した48wellプレート(IWAKI)へ静かに移し、48時間後に後述する方法により骨吸収活性を測定した。試験化合物を含む培地は、HEPES緩衝液に溶解した試験化合物を、最終濃度が第2及び第3表に示す値になるように1−1に記載の培地に添加して調製した。
1−3 象牙片の染色及び骨吸収窩面積の定量による骨吸収活性の測定
培地から取り出した象牙片を0.1Nアンモニア水の入ったチューブへ移し、ソニケーターで20〜30秒処理して破骨細胞を取り除いた。象牙片を取り出して蒸留水でアンモニアを洗い流した後、ヘマトキシリン−エオジン(SIGMA)染色液に浸して吸収窩を染色した。染色の終わった象牙片の顕微鏡写真から画像解析装置で骨吸収窩面積率を下式により算出した。
Figure 0003821485
試験化合物の骨吸収抑制活性は、以下の式に従い算出した。
Figure 0003821485
A;試験化合物を加えないときの骨吸収窩面積率
B;試験化合物を加えたときの骨吸収窩面積率
結果を第2表及び第3表に示す。
Figure 0003821485
Figure 0003821485
試験例2 プロリルエンドペプチダーゼに対する安定性
試験化合物を、0.01%のアジ化ナトリウム及び0.1mMの塩化カルシウムを含むpH7.2のPBS(−)緩衝液を用いて、25μg/mlの濃度の溶液に調製した後、試験化合物に対し重量比で50分の1量のプロリルエンドペプチダーゼ(生化学工業)を加え、37℃の恒温槽中でインキュベートし、経時的に一定量を採取した。採取液の分析は、逆相カラム(YMC−Pack ODS−AM 150×6mmI.D.)を用いたHPLCを用いて行い、0.1%TFAを含む0〜45%アセトニトリルを用いた30分間の直線濃度勾配法で溶出し、220nmの吸光度により検出した。
経時的な分析値は、プロリルエンドペプチダーゼ未処理の試験化合物を用いた場合のピーク高さを100%とし、これに対する相対値として試験化合物の残存率をそれぞれ計算した。
結果を図1及び図2に示す。1時間後の残存率は、図1に示すように化合物cが16%であるのに対し、化合物1が32%であった。また、図2に示すように化合物dが19%であるのに対し、化合物2が45%であった。
試験例3
4週令のSD系雄性ラット(日本クレア)を、試験前24時間絶食し,1群5匹として実験に供した。対照群は、1%BSA(シグマ社製)生理食塩液(大塚製薬製)をラット当り0.5mlを尾静脈内投与した。化合物9の各投与群は、被験薬を1% BSA生理食塩液で調製し、対照群と同様にラット当り0.5mlを静脈内投与した。投与60分後に右大腿動脈より採血し、4℃下、3000rpmで15分間遠心分離して、血清を採取し血清中のカルシウム濃度をカルシウムc-テストワコー(和光純薬製)で測定した。
統計処理方法は、数値を平均値±標準誤差で示し、Williams-Wilcoxonの検定法を用い、P<0.05を統計的有意差ありと判定した。
結果を、第4表に示す。化合物9投与群は対照群と比較して100μg/mlで血清カルシウム濃度を有意に低下した。
Figure 0003821485
【図面の簡単な説明】
図1は、化合物1及び化合物cのプロリルエンドペプチダーゼに対する安定性を経時的な残存率で示す。
図2は、化合物2及び化合物dのプロリルエンドペプチダーゼに対する安定性を経時的な残存率で示す。
発明を実施するための最良の形態
以下の実施例において、化合物の理化学的性質は次の方法により測定した。
質量分析は、日本電子JMS-SX102Aを用いFAB法により行った。
アミノ酸分析は、Bidlingmeyer B. A.らの方法〔J.Chromatogr.,vol.336,p.93(1984)〕により行った。加水分解は塩酸蒸気中110℃で22時間行い、加水分解物のアミノ酸組成はWaters Pico Tagアミノ酸分析計(Waters社製)を用い分析した。なお、実測値は、AlaまたはLeuの値を基準とした相対値で表した。
実施例1 化合物1の合成
参考例1で得られる化合物a5.0mgをDMF1.4mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP4.7mg、HOBt1.2mg及びNMM1.5μlを加え、氷冷下のまま5分間放置した。この溶液を、参考例3で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの53mgに加え、4℃で66時間、さらに室温で6時間攪拌した。担体樹脂を濾取し、メタノール、ブチルエーテルで順次洗浄後、減圧下1時間乾燥した。得られた樹脂に、5mg/mlの2−メチルインドールを含む、TFA(82.5%)、チオアニソール(5%)、水(5%)、エチルメチルスルフィド(3%)、1,2−エタンジチオール(2.5%)及びチオフェノール(2%)からなる混合溶液300μlを加えて室温で6時間放置し、側鎖保護基を除去するとともに樹脂よりペプチドを切り出した。樹脂を濾別後、得られた溶液にエーテル約10mlを加え、生成した沈澱を遠心分離及びデカンテーションにより回収し、粗ペプチドとして取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物1,0.56mgを得た。
質量分析[FABMS];3727(M+H)
アミノ酸分析;Asx2.4(3),Glx3.1(3),Ser2.0(2),Gly5.3(5),His2.1(2),Arg1.1(1),Thr5.1(5),Ala1.0(1),Pro2.8(3),Tyr1.0(1),Leu4.0(4),Lys2.0(2),Trpは分析せず
実施例2 化合物2の合成
参考例2で得られる化合物b11.0mgをDMF2.2mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP12.0mg、HOBt3.1mg及びNMM3.8μlを加え、氷冷下のまま5分間放置した。この溶液のうちの1.0mlを、参考例4で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの35mgに加え、4℃で8日間攪拌した。担体樹脂を濾取後、実施例1と同様にして洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドを取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物2,0.48mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];3640(M+H)
アミノ酸分析;Asx2.0(3),Glx2.9(3),Ser1.9(2),Gly5.0(5),His1.8(2),Arg1.1(1),Thr3.9(5),Ala1.0(1),Pro2.8(3),Tyr1.0(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.6(2),Trpは分析せず
実施例3 化合物3の合成
参考例2で得られる化合物b4.6mgをDMF0.92mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP7.6mg、HOBt2.0mg及びNMM2.7μlを加え、氷冷下のまま5分間放置した。この溶液のうちの0.46mlを、参考例5で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの24mgに加え、4℃で5日間攪拌した。さらに、氷冷下、PyBOP3.8mg、HOBt1.0mg及びNMM1.4μlを加え、室温で2日間攪拌した。担体樹脂を濾取後、実施例1と同様にして洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドを取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物3,0.14mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];3206(M+H)
アミノ酸分析;Asx2.8(3),Ser1.2(1),Gly4.9(4),His1.0(1),Arg1.1(1),Thr4.4(4),Ala9.5(10),Pro3.3(3),Val0.8(1),Leu5.0(5),Trpは分析せず
実施例4 化合物4の合成
参考例2で得られる化合物b3.67mgをDMF1.0mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP4.07mg、HOBt1水和物1.20mg及びNMM1.29μlを加え、氷冷下のまま5分間放置した。この溶液を、参考例6で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの47.2mgに加え、4℃で24時間攪拌した。担体樹脂を濾取後、実施例1と同様にして洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドを取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物4,6.4mgを得た。
質量分析[FABMS];3656(M+H)
アミノ酸分析;Asx3.6(4),Glx1.9(2),Gly4.9(5),His1.7(2),Thr4.4(5),Ala2.8(3),Pro2.8(3),Tyr0.9(1),Val0.9(1),Met1.0(1),Ile0.9(1),Leu1.0(1),Phe2.5(3),Lys0.9(1),Trpは分析せず
実施例5 化合物5の合成
参考例2で得られる化合物b5.3mgをDMF2.5mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP7.8mg、HOBt2.0mg及びNMM2.8μlを加え、氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうちの0.55mlを、参考例7で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの17.3mgに加え、0℃で10分間放置後、室温で24時間攪拌した。担体樹脂を濾取後、実施例1と同様にして洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドを取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物5,0.36mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];3389(M+H)
アミノ酸分析;Asx2.5(3),Glx1.0(1),Ser2.0(2),Gly5.8(6),His0.8(1),Arg1.0(1),Thr4.7(5),Ala3.7(4),Pro2.8(3),Tyr1.0(1),Val0.9(1),Leu4.0(1),Lys0.9(1),Trpは分析せず
実施例6 化合物6の合成
参考例2で得られる化合物b5.3mgをDMF1.25mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP7.8mg、HOBt2.0mg及びNMM2.8μlを加え、氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうちの0.55mlを、参考例8で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの17.1mgに加え、0℃で10分間放置後、室温で13時間攪拌した。担体樹脂を濾取後、実施例1と同様にして洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドを取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物6,0.39mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];3373(M+H)
アミノ酸分析;Asx1.7(2),Glx2.1(2),Ser2.1(2),Gly6.2(6),His0.8(1),Arg1.0(1),Thr3.7(4),Ala4.7(5),Pro2.8(3),Tyr0.9(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1),Trpは分析せず
実施例7 化合物7の合成
参考例2で得られる化合物b5.3mgをDMF2.5mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP7.8mg、HOBt2.0mg及びNMM2.8μlを加え、氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうちの0.55mlを、参考例9で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの18.2mgに加え、0℃で10分間放置後、室温で24時間攪拌した。担体樹脂を濾取後、実施例1と同様にして洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドを取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物7,0.45mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];3421(M+H)
アミノ酸分析;Asx2.5(3),Glx1.0(1),Ser2.0(2),Gly5.9(6),His0.8(1),Arg1.0(1),Thr4.6(5),Ala3.7(4),Pro0.8(1),Tyr0.9(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1),Trp,Hypは分析せず
実施例8 化合物8の合成
参考例2で得られる化合物b5.3mgをDMF1.25mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP7.8mg、HOBt2.0mg及びNMM2.8μlを加え、氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうちの0.7mlを、参考例10で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうちの18.1mgに加え、0℃で10分間放置後、室温で13時間攪拌した。担体樹脂を濾取後、実施例1と同様にして洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドを取得した。これを参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物8,0.67mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];3403(M+H)
アミノ酸分析;Asx2.6(3),Glx1.0(1),Ser2.1(2),Gly5.1(5),His+β−Ala2.0(2),Arg1.0(1),Thr4.7(5),Ala3.7(4),Pro2.9(3),Tyr0.9(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1),Trpは分析せず。Hisとβ−Alaは分離できないため同一アミノ酸として同定。
実施例 9 化合物9の合成
参考例2で得られる化合物b8.1mgを3.0mlのDMFに溶解し、氷冷下でPyBOP13.2mg、HOBt3.4mg、NMM4.65μlを加え氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうち1.0mlを、参考例11で得られる、ペプチドの結合した担体樹脂のうち26.8mgに加えて、4℃で6日間攪拌した。担体樹脂を濾取し、実施例1と同様に洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドとして19.2mg取得した。これを参考例1の工程2と同様HPLCで精製し、化合物9を0.58mg得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:3447(M+H)
アミノ酸分析:Asx2.8(3),Glx2.6(2),Ser2.1(2),Gly6.0(6),His0.9(1),Arg1.2(1),Thr4.9(5),Ala3.2(3),Pro3.0(3),Tyr1.0(1),Val1.0(1),Leu4.0(4),Lys1.2(1),Trpは分析せず
実施例 10 化合物10の合成
参考例2で得られる化合物b8.1mgを3.0mlのDMFに溶解し、氷冷下でPyBOP13.2mg、HOBt3.4mg、NMM4.65μlを加え氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうち1.0mlを、参考例12で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうち27.4mgに加えて、4℃で6日間攪拌した。担体樹脂を濾取し、実施例1と同様に洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドとして19.2mg取得した。これを参考例1の工程2と同様HPLCで精製し、化合物10を0.70mg得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:3491(M+H)
アミノ酸分析:Asx2.5(3),Glx2.2(2),Ser2.0(2),Gly5.7(6),His0.8(1),Arg1.0(1),Thr4.7(5),Ala3.0(3),Pro2.9(3),Tyr1.0(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.1(1),GlaはGlxとして検出,Trpは分析せず
実施例 11 化合物11の合成
参考例2で得られる化合物b8.1mgを3.0mlのDMFに溶解し、氷冷下でPyBOP13.2mg、HOBt3.4mg、NMM4.65μlを加え氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうち0.5mlを、参考例13で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうち15.6mgに加えて、4℃で6日間攪拌した。担体樹脂を濾取し、実施例1と同様に洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドとして10.8mg取得した。これを参考例1の工程2と同様HPLCで精製し、化合物11を0.14mg得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:3491(M+H)
アミノ酸分析:Asx2.0(3),Glx2.2(2),Ser1.6(2),Gly5.1(6),His0.7(1),Arg0.8(1),Thr3.7(5),Ala2.8(3),Pro2.2(3),Tyr0.9(1),Val1.0(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1),GlaはGlxとして検出,Trpは分析せず
実施例 12 化合物12の合成
参考例2で得られる化合物b8.1mgを3.0mlのDMFに溶解し、氷冷下でPyBOP13.2mg、HOBt3.4mg、NMM4.65μlを加え氷冷下のまま30分間放置した。この溶液のうち0.5mlを、参考例14で得られるペプチドの結合したピンヘッドのうち2個に加えて、4℃で6日間攪拌した。ピンヘッドを濾取し、実施例1と同様に洗浄、乾燥し、実施例1のペプチドの切り出しと同様の操作を行い側鎖保護基の除去を行った。溶液を排出しメタノールで洗浄した後、減圧下乾燥し側鎖保護基の除去されたペプチドの結合したピンヘッドを得た。ここに0.05MのHEPES緩衝液(pH8.2)0.5mlを加え、室温で5時間放置し、ペプチドをピンヘッドから切り出した。このペプチドを含む溶液を、参考例1の工程2と同様にHPLCにより精製し、化合物12を0.06mg得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:3726(M+H)
アミノ酸分析:Asx2.4(3),Glx2.2(2),Ser1.9(2),Gly5.7(6),His+β−Ala1.8(2),Arg1.1(1),Thr4.6(5),Ala2.9(3),Pro3.9(4),Tyr1.1(1),Val1.0(1),Leu4.0(4),Lys2.0(2),Trpは分析せず。Hisとβ−Alaは分離できないため同一アミノ酸として同定。
実施例 13 化合物13の合成
参考例2で得られる化合物b2.2mgを0.23mlのDMFに溶解し、氷冷下でPyBOP2.45mg、HOBt0.72mg、NMM0.78μlを加え、これを、参考例15で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうち20.8mgに加えて、4℃で2日間攪拌した。担体樹脂を濾取し、実施例1と同様に洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドとして17.9mg取得した。これを参考例1の工程2と同様HPLCで精製し、化合物13を0.39mg得た。
質量分析[FABMS]:3447(M+H)
アミノ酸分析:Asx2.2(3),Glx2.1(2),Ser1.9(2),Gly5.6(6),His0.7(1),Arg1.0(1),Thr4.8(5),Ala2.9(3),Pro2.8(3),Tyr1.0(1),Val1.0(1),Leu4.0(4),Lys1.1(1),Trpは分析せず
実施例 14 化合物14の合成
参考例2で得られる化合物b2.2mgを0.23mlのDMFに溶解し、氷冷下でPyBOP2.45mg、HOBt0.72mg、NMM0.78μlを加え、これを、参考例16で得られるペプチドの結合した担体樹脂のうち20.8mgに加えて、4℃で2日間攪拌した。担体樹脂を濾取し、実施例1と同様に洗浄、乾燥し、樹脂よりペプチドを切り出し、粗ペプチドとして26.3mg取得した。これを参考例1の工程2と同様HPLCで精製し、化合物13を0.96mg得た。
質量分析[FABMS]:3419(M+H)
アミノ酸分析:Asx2.3(3),Glx2.2(2),Ser2.0(2),Gly5.8(6),His0.8(1),Thr4.8(5),Ala3.0(3),Pro2.9(3),Tyr1.0(1),Val1.0(1),Leu4.0(4),Lys2.0(2),Trpは分析せず
参考例1 化合物aの合成
Figure 0003821485
工程1:Fmoc−Gly−Asn(Trt)−Trp−His(Trt)−Gly−Thr(t−Bu)−Ala−Pro−Asp(Ot−Bu)−OH(配列番号1)の合成
アミノ酸結合部位としてのクロロ基を84μmol有する担体樹脂(2−クロロトリチルクロライド レジン)60mgに、DMF0.1mlとDCM0.5mlの混合溶媒に溶解したFmoc−Asp(Ot−Bu)−OH17.28mg(42μmol)及びDIEA6.1μlを加え、室温で5分間攪拌した。さらに、DIEA12.2μl及びDCM12.2μlを加え、室温で30分間攪拌した後、メタノール48μlを加え、室温で10分間攪拌した。樹脂を濾取し、DCM、DMF、イソプロパノール、メタノール、ジエチルエーテルで順次洗浄後、減圧下2時間乾燥し、Fmoc−Asp(Ot−Bu)が結合した担体樹脂を得た。この樹脂にピペリジン5%を含むDMFとDCMの1/1の混合溶液1mlを加えて10分間放置した後、自動合成機の反応器に入れ、島津製作所の合成プログラムに従い次の操作を行った。
(a)担体樹脂をDMFにより3分間洗浄し、該溶液を排出した。
(b)30%ピペリジン−DMF溶液を加えて混合物を4分間攪拌し、該溶液を排出し、この操作をもう1回繰り返した。
(c)担体樹脂をDMFで1分間洗浄し、該溶液を排出し、この操作を5回繰り返した。
こうして、Fmoc基を除去したAsp(Ot−Bu)の結合した担体樹脂を得た。
(d)Fmoc−Pro−OH336μmol、PyBOP336μmol、HOBt336μmol及びNMM504μmolをDMF1.18ml中で3分間攪拌し、得られた溶液を樹脂に加えて混合物を30分間攪拌し、溶液を排出した。
(e)担体樹脂をDMFで1分間洗浄し、これを5回繰り返した。こうして、Fmoc−Pro−Asp(Ot−Bu)が担体上に合成された。
次に、(a)〜(c)の洗浄、脱保護工程を行った後、(d)の工程でFmoc−Ala−OHを用いて縮合反応を行い、次いで(e)の洗浄工程を経て、Fmoc−Ala−Pro−Asp(Ot−Bu)が担体上に合成された。以下、工程(d)において、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−His(Trt)−OH、Fmoc−Trp−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、(a)〜(e)を繰り返し、最終工程の後にDCMで洗浄し、保護ペプチドの結合した担体樹脂を得た。これに、酢酸(10%)、トリフルオロエタノール(10%)及びDCM(80%)の混合溶液0.9mlを加えて室温で1時間放置し、樹脂よりペプチドを切り出した。樹脂を濾別後、得られた溶液から減圧下溶媒を留去し、標記化合物37.6mgを得た。
工程2:Fmoc−Gly−Asn(Trt)−Trp−His(Trt)−Gly−Thr(t−Bu)−Ala−Pro−Asp(Ot−Bu)−Trp−OBzl(配列番号2)の合成
工程1で得られたペプチドのうちの10mgをDMF3mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP10.4mg、HOBt2.7mg及びNMM3.0μlを加え、氷冷下のまま5分間放置した。これに、氷冷下、H−Trp−OBzl1塩酸塩6.6mg及びNMM2.0μlを加え、4℃で16時間攪拌した。2M酢酸で中和後、逆相カラム(資生堂製、CAPCELL PAK C18 30mmI.D.×250mm)を用いたHPLCで精製した。0.1%TFA水溶液に、TFA0.1%を含む90%アセトニトリル水溶液を加えていく直線濃度勾配法で溶出し、220nmで検出し、標記化合物を含む画分を得た。この画分を凍結乾燥して、標記化合物24mgを得た。
工程3:H−Gly−Asn−Trp−His−Gly−Thr−Ala−Pro−Asp−Trp−OBzl(配列番号3)の合成
工程2で得られたペプチド24mgに、TFA1800μl、1,2−エタンジチオール100μl、アニソール100μl及び2−メチルインドール10mgからなる混合溶液を加え、室温で2時間放置した。これに、エーテルを加え、生成した白色沈澱を遠沈させて回収し、乾燥した。得られた白色粉末に20%ピペリジン−DMF溶液1mlを加え、室温で10分間放置した。再びエーテルを加え、生成した白色沈澱を遠沈させて回収、乾燥し、標記化合物17.8mgを得た。
工程4:化合物a
(a)工程3で得られたペプチド17.8mgをDMF10mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP15.1mg、HOBt3.9mg及びNMM4.4μlを加え、4℃で15時間攪拌した。2M酢酸で中和後、工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物aのベンジルエステル体5.3mgを得た。
(b)(a)で得られたベンジルエステル体5.3mgにギ酸アンモニウムの飽和メタノール溶液1ml及び10%Pd/C約10mgを加え、室温で2時間攪拌した。Pd/Cを濾別し、濾液から減圧下溶媒を留去した後、残渣を2M酢酸に溶解し、工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物a4.5mgを得た。
質量分析[FABMS];1122(M+H)
アミノ酸分析;Gly2.0(2),Asx1.7(2),His1.0(1),Thr1.0(1),Ala1.0(1),Pro1.0(1),Trpは分析せず
参考例2 化合物bの合成
Figure 0003821485
工程1:Fmoc−Asp−OBzl(NO2
Fmoc−Asp(Ot−Bu)−OH2.06g及び炭酸水素ナトリウム0.84gをDMF25mlに懸濁させ、これに、p−ニトロベンジルブロミド5.4gを加え、室温で19時間撹拌した。反応液に酢酸エチル200ml及び水500mlを加えて振盪し、有機層を回収した。無水硫酸ナトリウム上で脱水し、濾過後、濾液にシリカゲル(メルク社製キーゼルゲル60)60mlを加えて溶媒を留去し、ゲルに反応混合物を吸着させた。これを上記シリカゲル300mlを詰めたガラス製カラム上に乗せ、ヘキサン/酢酸エチルを溶離液として溶出した。Fmoc−Asp(Ot−Bu)−OBzl(NO2)を含む画分を回収し、溶媒を留去して、粉末2.24gを得た。これに、98%ギ酸30mlを加え、室温で2時間、次いで37℃で2時間放置した後、2M酢酸50mlを加え、凍結乾燥して、標記化合物1.86gを得た。
質量分析;491[M+H]
工程2:H−Gly−Asn(Trt)−Trp−His(Trt)−Gly−Thr(t−Bu)−Ala−Pro−Asp−OBzl(NO2)(配列番号4)の合成
アミノ酸結合部位としてのクロロ基を84μmol有する担体樹脂(2−クロロトリチルクロライド レジン)60mgに、DMF0.1mlとDCM0.5mlの混合溶媒に溶解した工程1で得られるFmoc−Asp−OBzl(NO2)30.9mg(63μmol)及びDIEA9.1μlを加え、室温で5分間攪拌した。さらに、DIEA18.3μl及びDCM18.3μlを加え、室温で30分間攪拌した後、メタノール48μlを加え、室温で10分間攪拌した。樹脂を濾取し、DCM、DMF、イソプロパノール、メタノール、ジエチルエーテルで順次洗浄後、減圧下2時間乾燥し、Fmoc−Asp−OBzl(NO2)がアスパラギン酸のβ−カルボキシル基を介して結合した担体樹脂を得た。この樹脂を出発物質として用い、参考例1の工程1と同様にして、島津製作所の合成プログラムに従い、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−His(Trt)−OH、Fmoc−Trp−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて合成を行った。さらに、(a)〜(c)の操作を行った後、DCMで洗浄し、側鎖保護ペプチドの結合した担体樹脂を得た。これに、酢酸(10%)、トリフルオロエタノール(10%)及びDCM(80%)の混合溶液0.9mlを加えて室温で1時間放置し、樹脂よりペプチドを切り出した。樹脂を濾別後、得られた溶液から減圧下溶媒を留去し、これにエーテル約10mlを加え、生成した沈殿を遠心分離及びデカンテーションにより回収した。回収した粉末に5mg/mlの2−メチルインドールを含むTFA(90%)、チオアニソール(5%)及び1,2−エタンジチオール(5%)からなる混合溶液300μlを加え、室温で2時間放置した。これに、エーテル約10mlを加え、生成した沈殿を遠心分離及びデカンテーションにより回収し、標記化合物139.8mgを粗ペプチドとして得た。
質量分析;1089[M+H]
工程3:化合物b
工程2で得られた粗ペプチドのうちの60mgをDMF10mlに溶解し、これに、氷冷下、PyBOP57.2mg、HOBt14.9mg及びNMM18.2μlを加え、4℃で22時間攪拌した。反応溶液を減圧下7mlまで濃縮した後、90%酢酸水溶液7mlを加えて氷冷した。これに、亜鉛末250mgを加え、氷冷したまま10分間放置後、室温で1時間撹拌した。反応液を濾過し、濾液を減圧下乾固させた後、得られた固形物を参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物b15.6mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];936(M+H)
参考例3 化合物c(H−Leu−Gly−Lys−Leu−Ser−Gln−Glu−Leu−His−Lys−Leu−Gln−Thr−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号5)の合成
Fmoc−NH40.8μmolが結合した担体樹脂(リンク アミド MBHA レジン)80mgを自動合成機の反応器に入れ、島津製作所の合成プログラムに従い次の操作を行った。
(a)担体樹脂をDMFにより3分間洗浄し、該溶液を排出した。
(b)30%ピペリジン−DMF溶液900μlを加えて混合物を4分間攪拌し、該溶液を排出し、この操作をもう1回繰り返した。
(c)担体樹脂をDMFで1分間洗浄し、該溶液を排出し、この操作を5回繰り返した。
こうして、Fmoc基を除去したNHの結合した担体樹脂を得た。
(d)Fmoc−Pro−OH326.4μmol、PyBOP326.4μmol、HOBt1水和物326.4μmol及びNMM489.6μmolをDMF1142.4μl中で3分間攪拌し、得られた溶液を樹脂に加えて混合物を30分間攪拌し、溶液を排出した。
(e)担体樹脂をDMFで1分間洗浄し、これを5回繰り返した。こうして、Fmoc−Pro−NHが担体上に合成された。
次に、(a)〜(c)の洗浄、脱保護工程を行った後、(d)の工程でFmoc−Thr(t−Bu)−OHを用いて縮合反応を行い、次いで(e)の洗浄工程を経て、Fmoc−Thr(t−Bu)−Proが担体上に合成された。以下、工程(d)において、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gln(Trt)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−His(Trt)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Gln(Trt)−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OHを順次用いて、(a)〜(e)を繰り返し、保護ペプチドの結合した担体樹脂を得た。さらに、(a)〜(c)の洗浄、脱保護工程を行い、メタノール、ブチルエーテルで順次洗浄後、減圧下12時間乾燥して、側鎖保護ペプチドの結合した担体樹脂240mgを得た。このうちの40mgに、TFA(82.5%)、チオアニソール(5%)、水(5%)、エチルメチルスルフィド(3%)、1,2−エタンジチオール(2.5%)及びチオフェノール(2%)からなる混合溶液200μlを加えて室温で8時間放置し、側鎖保護基を除去するとともに樹脂よりペプチドを切り出した。樹脂を濾別後、得られた溶液にエーテル約10mlを加え、生成した沈澱を遠心分離及びデカンテーションにより回収し、粗ペプチドとして25.6mgを取得した。この粗生成物を参考例1の工程2と同様にしてHPLCで精製し、化合物c3.8mgを得た。
質量分析[FABMS];2624(M+H)
アミノ酸分析;Asx0.9(1),Glx2.9(3),Ser2.0(2),Gly3.2(3),His1.0(1),Arg1.0(1),Thr3.7(4),Pro1.9(2),Tyr0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.8(2)
参考例4 化合物d(H−Val−Leu−Gly−Lys−Leu−Ser−Gln−Glu−Leu−His−Lys−Leu−Gln−Thr−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号6)の合成
Fmoc−Val−OH85μmol、PyBOP85μmol、HOBt85μmol及びNMM127.5μmolをDMF297.5μl中で3分間攪拌し、得られた溶液を参考例3で得られたペプチドの結合した樹脂80mgに加えて混合物を30分間攪拌し、溶液を排出した。次いで、参考例3の(a)、(b)、(c)の操作を行った後、参考例3と同様にして樹脂を洗浄、乾燥し、側鎖保護ペプチドの結合した担体樹脂81mgを得た。このうちの27mgを用い、ペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様にして行い、化合物d2.6mgを得た。
質量分析[FABMS];2723(M+H)
アミノ酸分析;Asx0.6(1),Glx2.7(3),Ser2.0(2),Gly3.4(3),His1.0(1),Arg1.1(1),Thr3.3(4),Pro2.2(2),Tyr1.1(1),Val10.9(1),Leu4.0(4),Lys2.0(2),Trpは分析せず
参考例5 化合物e(H−Val−Leu−Ala−Ala−Leu−Ala−Ala−Ala−Leu−Ala−Ala−Leu−Ala−Ala−Leu−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号7)の合成
Fmoc−NH14.1μmolが結合した担体樹脂30mgを出発物質として用い、参考例3と同様にして、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OHを順次用いて、側鎖保護ペプチドの結合した担体樹脂68.2mgを得た。このうちの22.7mgを用い、ペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様にして行い、化合物e1.1mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];2289(M+H)
アミノ酸分析;Asx1.0(1),Ser1.2(1),Gly2.4(2),Arg1.1(1),Thr3.0(3),Pro2.1(2),Ala8.8(9),Val0.7(1),Leu5.0(5)
参考例6 化合物f(H−Met−Leu−Gly−Thr−Tyr−Thr−Gln−Asp−Phe−Asn−Lys−Phe−His−Thr−Phe−Pro−Gln−Thr−Ala−Ile−Gly−Val−Gly−Ala−Pro−NH2、配列番号8)の合成
Fmoc−NH23.5μmolが結合した担体樹脂50mgを出発物質として用い、参考例3と同様にして、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ile−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gln(Trt)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Phe−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−His(Trt)−OH、Fmoc−Phe−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Phe−OH、Fmoc−Asp(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Gln(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Met−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂141.5mgを得た。このうちの48mgを用い、ペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様にして行い、化合物f8.4mgを得た。
質量分析[FABMS];2739(M+H)
アミノ酸分析;Asx2.0(2),Glx2.0(2),Gly3.2(3),His1.0(1),Thr3.9(4),Ala2.0(2),Pro2.0(2),Tyr0.9(1),Val1.0(1),Met0.9(1),Ile1.0(1),Leu1.0(1),Phe2.8(3),Lys1.0(1)
参考例7 化合物g(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Ala−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号9)の合成
Fmoc−NH9.4μmolが結合した担体樹脂20mgを出発物質として用い、参考例3と同様にして、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(t−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂51.9mgを得た。このうちの17.3mgを用い、ペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様にして行い、化合物g3.6mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];2471(M+H)
アミノ酸分析;Asx0.9(1),Glx1.0(1),Ser1.9(2),Gly3.9(4),Arg1.0(1),Thr3.8(4),Ala2.8(3),Pro1.9(2),Tyr0.9(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1)
参考例8 化合物h(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Ala−Tyr−Pro−Arg−Ser−Gln−Thr−Gly−Ala−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号10)の合成
Fmoc−NH9.4μmolが結合した担体樹脂20mgを出発物質として用い、参考例3と同様にして、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gln(Trt)−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(t−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂52.3mgを得た。このうちの17.1mgを用い、ペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様にして行い、化合物h2.4mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];2456(M+H)
アミノ酸分析;Glx1.9(2),Ser1.9(2),Gly4.0(4),Arg1.0(1),Thr2.9(3),Ala3.9(4),Pro1.9(2),Tyr0.9(1),Val0.8(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1)
参考例9 化合物i(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Ala−Tyr−Hyp−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Hyp−NH2、配列番号11)の合成
Fmoc−NH9.4μmolが結合した担体樹脂20mgを出発物質として用い、参考例3と同様にして、Fmoc−Hyp(t−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Hyp(t−Bu)−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(t−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂54.7mgを得た。このうちの18.2mgを用い、ペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様にして行い、化合物j2.9mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];2504(M+H)
アミノ酸分析;Asx1.0(1),Glx1.0(1),Ser2.0(2),Gly4.1(4),Arg1.0(1),Thr3.8(4),Ala3.0(3),Tyr1.0(1),Val0.8(1),Leu4.0(4),Lys0.9(1),Hypは分析せず
参考例10 化合物j(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Ala−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−β−Ala−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号12)の合成
Fmoc−NH9.4μmolが結合した担体樹脂20mgを出発物質として用い、参考例3と同様にして、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−β−Ala−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(t−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂55.4mgを得た。このうちの18.1mgを用い、ペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様にして行い、化合物k3.9mgを得た。ただし、逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS];2486(M+H)
アミノ酸分析;Asx0.9(1),Glx1.0(1),Ser1.9(2),Gly3.0(3),β−Ala1.1(1),Arg1.0(1),Thr3.8(4),Ala2.9(3),Pro2.0(2),Tyr0.9(1),Val0.8(1),Leu4.0(4),Lys0.9(1)
参考例 11
化合物k(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Glu−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号13)の合成
Fmoc−NH14.1μmolが結合した担体樹脂30mgを用い、参考例3と同様の方法で、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂80.3mgを得た。このうちの26.8mgを用いペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様に行い、化合物k3.0mgを得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:2530(M+H)
アミノ酸分析:Asx0.8(1),Glx2.0(2),Ser1.9(2),Gly4.3(4),Arg1.0(1),Thr3.9(4),Pro2.1(2),Ala2.1(1),Tyr1.0(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1)
参考例 12
化合物l(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Gla−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Glu−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号14)の合成
Fmoc−NH14.1μmolが結合した担体樹脂30mgを用い、参考例3と同様の方法で、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Gla(Ot−Bu)2−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂82.1mgを得た。このうちの27.4mgを用いペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様に行い、化合物l3.6mgを得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:2574(M+H)
アミノ酸分析:Asx0.8(1),Glx2.1(2),Ser2.0(2),Gly4.3(4),Arg1.0(1),Thr4.1(4),Pro2.0(2),Ala2.1(2),Tyr1.0(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys1.0(1),GlaはGlxとして検出
参考例 13
化合物m(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Gla−Tyr−Pro−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号15)の合成
Fmoc−NH14.1μmolが結合した担体樹脂30mgを用い、参考例3と同様の方法で、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gla(Ot−Bu)2−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂46.8mgを得た。このうちの15.6mgを用いペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様に行い、化合物m0.8mgを得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:2574(M+H)
アミノ酸分析:Asx0.9(1),Glx2.1(2),Ser1.8(2),Gly3.9(4),Arg1.0(1),Thr3.5(4),Pro1.7(2),Ala2.1(2),Tyr1.0(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys0.9(1),GlaはGlxとして検出
参考例 14
Figure 0003821485
カイロンミモトープ社(オーストラリア)製のマルチピンペプチド合成キット(Cleavable Peptide Kit - Diketopiperazine C-Termini)の合成用ピンヘッド4個を参考例3の担体樹脂の代わりに用い、参考例3と同様の方法で、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合したピンヘッド4個を得た。このうちの2個を用い、参考例3のペプチドの切り出しと同様の操作を行い側鎖保護基の除去を行った。溶液を排出しメタノールで洗浄した後、減圧下乾燥し側鎖保護基の除去されたペプチドの結合したピンヘッドを得た。ここに0.05MのHEPES緩衝液(pH8.2)0.5mlを加え、室温で5時間放置することでペプチドをピンヘッドから切り出した。このペプチドを含む溶液を、参考例3と同様にHPLCにより精製し、化合物n0.26mgを得た。ただし逆相カラムはYMC製カラム(YMC−Pack ODS−AM SH343−5 20mmI.D.×250mm)を用いた。
質量分析[FABMS]:2809(M+H)
アミノ酸分析:Asx0.7(1),Glx1.9(2),Ser1.9(2),Gly4.3(4),Arg1.1(1),Thr3.9(4),Pro3.1(3),Ala2.1(2),Tyr1.0(1),Val0.9(1),Leu4.0(4),Lys2.0(2),β−Ala1.2(1)
参考例 15
化合物o(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Glu−Tyr−Pro−D−Arg−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2)の合成
Fmoc−NH14.1μmolが結合した担体樹脂30mgを用い、参考例3と同様の方法で、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−D−Arg(Pmc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂74.7mgを得た。このうちの24.9mgを用いペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様に行い、化合物o2.3mgを得た。
質量分析[FABMS]:2530(M+H)
アミノ酸分析:Asx1.3(1),Glx2.4(2),Ser2.1(2),Gly4.3(4),Arg1.1(1),Thr4.4(4),Pro2.2(2),Ala1.7(2),Tyr1.1(1),Val1.1(1),Leu4.1(4),Lys1.2(1)
参考例 16
化合物p(H−Gly−Leu−Gly−Ser−Leu−Thr−Glu−Val−Leu−Ala−Lys−Leu−Ala−Glu−Tyr−Pro−Lys−Thr−Asn−Thr−Gly−Ser−Gly−Thr−Pro−NH2、配列番号16)の合成
Fmoc−NH14.1μmolが結合した担体樹脂30mgを用い、参考例3と同様の方法で、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Asn(Trt)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Pro−OH、Fmoc−Tyr(t−Bu)−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Lys(Boc)−OH、Fmoc−Ala−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Val−OH、Fmoc−Glu(Ot−Bu)−OH、Fmoc−Thr(t−Bu)−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Ser(t−Bu)−OH、Fmoc−Gly−OH、Fmoc−Leu−OH、Fmoc−Gly−OHを順次用いて、保護ペプチドの結合した担体樹脂62.5mgを得た。このうちの20.8mgを用いペプチドの切り出し及びHPLCによる精製を参考例3と同様に行い、化合物p3.6mgを得た。
質量分析[FABMS]:2502(M+H)
アミノ酸分析:Asx1.2(1),Glx2.4(2),Ser2.1(2),Gly4.3(4),Thr4.4(4),Pro2.2(2),Ala1.7(2),Tyr1.1(1),Val1.1(1),Leu4.1(4),Lys2.4(2)
産業上の利用可能性
本発明により、カルシトニン、カルシトニン部分ペプチドあるいはその類似体に比べ、高い生物学的活性及び/または安定性を有する新規カルシトニン誘導体が提供される。
配列番号:1
配列の長さ:9
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:1
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置1のXaaはNα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニルグリシンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:2
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置2のXaaはNγ−トリチル−L−アスパラギンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:4
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置4のXaaはNim−トリチル−L−ヒスチジンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:6
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置6のXaaはO−t−ブチル−L−スレオニンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:9
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置9のXaaはL−アスパラギン酸−β−t−ブチルエステルを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:2
配列の長さ:10
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:1
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置1のXaaはNα−9−フルオレニルメチルオキシカルボニルグリシンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:2
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置2のXaaはNγ−トリチル−L−アスパラギンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:4
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置4のXaaはNim−トリチル−L−ヒスチジンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:6
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置6のXaaはO−t−ブチル−L−スレオニンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:9
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置9のXaaはL−アスパラギン酸−β−t−ブチルエステルを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:10
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置10のXaaはL−トリプトファンベンジルエステルを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:3
配列の長さ:10
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:10
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置10のXaaはL−トリプトファンベンジルエステルを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:4
配列の長さ:9
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:2
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置2のXaaはNγ−トリチル−L−アスパラギンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:4
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置4のXaaはNim−トリチル−L−ヒスチジンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:6
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置6のXaaはO−t−ブチル−L−スレオニンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:9
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置9のXaaはL−アスパラギン酸−p−ニトロベンジルエステルを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:5
配列の長さ:24
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:24
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置24のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:6
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:7
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:8
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:9
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:10
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:11
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:16
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置16のXaaはトランス−4−ヒドロキシ−L−プロリンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはトランス−4−ヒドロキシ−L−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:12
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴:
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:21
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置21のXaaはβ−アラニンを表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:13
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:14
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:7
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置7のXaaはγ−カルボキシ−L−グルタミン酸を表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:15
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:14
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置14のXaaはγ−カルボキシ−L−グルタミン酸を表す
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485
配列番号:16
配列の長さ:25
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
配列の特徴
特徴を表す記号:Modified-site
存在位置:25
特徴を決定した方法:E
他の情報:存在位置25のXaaはL−プロリンアミドを表す
配列
Figure 0003821485

Claims (4)

  1. 式(I)
    Figure 0003821485
    (式中、 1 はAsnまたはAspを表わし、X 2 はHisまたはLysを表わし、X 3 は同一または異なってProまたはAlaを表わし、Yは天然型カルシトニン、天然型カルシトニン部分ペプチドまたは天然型カルシトニン部分ペプチド残基を表わし、nは0〜3の整数を表わす)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  2. 式(IA)
    Figure 0003821485
    (式中、Yおよびnはそれぞれ前記と同義である)で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩。
  3. 請求の範囲1または2記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を含有する医薬。
  4. 請求の範囲1または2記載の化合物またはその薬理学的に許容される塩を含有する骨粗鬆症治療薬。
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