JP3820685B2 - アルキル芳香族炭化水素のトランスアルキル化反応用触媒組成物及びキシレンの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はアルキル芳香族炭化水素のトランスアルキル化反応用触媒組成物及びキシレンの製造方法に関する。特に、C9 アルキル芳香族炭化水素を含む原料からキシレンを製造するトランスアルキル化反応用触媒組成物及びキシレンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
トルエンの不均化によるベンゼン及びキシレンの製造、トルエンとトリメチルベンゼンのトランスアルキル化によるキシレンの製造などのアルキル芳香族炭化水素のトランスアルキル化反応は工業的に重要な反応であり、従来数多くの触媒系が提案されている。その中で近年、フォージャサイト、モルデナイトのような結晶性アルミノシリケートゼオライトが有効な触媒であることが見いだされたが、特にモルデナイトが高いアルキル芳香族炭化水素のトランスアルキル化活性を有する。
【0003】
しかしながら、モルデナイト単独では活性、触媒寿命共に十分ではなく、活性の向上及び触媒寿命を改善するためにモルデナイトにクロム、モリブデン及びタングステンのようなVIB族金属、鉄、コバルト、ニッケル及び白金族金属のようなVIII族金属などを組み合わせることが米国特許第3729521号に開示されている。また、特公昭62−45849号公報には実質的にモルデナイト成分とレニウム成分のみからなる触媒が開示されている。しかし、これらの触媒では特にエチルトルエンを含むC9 アルキル芳香族炭化水素原料からキシレンを製造するトランスアルキル化反応では十分な触媒性能を示さない。
【0004】
また、J.Das等はCatalysis Letters 23巻(1994)161〜168ページの中でベータ型ゼオライトによるC9 アルキル芳香族炭化水素を含む原料のトランスアルキル化反応を報告しているが、生成するキシレンの収量が大きいとは言えず、特にエチルトルエンを含むC9 アルキル芳香族炭化水素から効率的にキシレンを製造する方法については効果的な方法がないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
C9 アルキル芳香族炭化水素を含む原料から脱アルキル化及びトランスアルキル化反応によりキシレンを効率よく製造できる触媒及びキシレンの製造方法を提供するものである。
【0006】
C9 アルキル芳香族炭化水素は工業的な利用価値が少なく燃料として使用されていることが多い。本発明者らはC9 アルキル芳香族炭化水素に含まれるエチルトルエンとトリメチルベンゼンに注目した。エチルトルエンを脱アルキル化反応によりトルエンにし、トルエン2分子あるいはトルエンとトリメチルベンゼンによるトランスアルキル化反応により工業的に有用なキシレンを製造できる。従来技術ではエチルトルエンをトルエンに有効に脱アルキル化出来ず、目的のキシレン収量が低いのが現状である。本発明者らはエチルトルエンをトルエンに有効に脱アルキル化すると共に、トランスアルキル化反応によりキシレン収量の高い触媒及びキシレンの製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、C9 アルキル芳香族炭化水素に含まれるエチルトルエンを脱アルキル化してトルエンとし、トルエンあるいはトリメチルベンゼンとトランスアルキル化反応によりキシレンを製造するのに、下記のエチルトルエン転化方法において高いエチルトルエン転化率を有する触媒が有効であることを見いだし、本発明に到達した。エチルトルエン転化方法は次のとおりである。
【0008】
【数2】
この方法により得られたエチルトルエン転化率が少なくとも50重量%好ましくは80重量%を示す触媒が有効である。
【0009】
また、高いエチルトルエン転化率を達成すると共に、トランスアルキル化反応により高いキシレン収量を得るためには、水素型モルデナイトと無機酸化物及び/または粘土類、及びレニウムの間に最適な組成を有する触媒が有効であることを見いだした。詳細に述べると、エチルトルエンは水素型モルデナイトによりトルエンとエチレンに脱アルキルされる。しかし、脱アルキル化反応では熱力学的平衡の制約を受けるためエチルトルエンの転化率を十分高くすることは出来ない。レニウムを高度に分散担持させた無機酸化物及び/または粘土類を触媒中に含有させることにより反応系に共存する水素がエチルトルエンの脱アルキル化反応で生成したエチレンをエタンに水素化し熱力学的平衡の制約によるエチルトルエン転化率の抑制がなくなり、高度な転化率を達成できる。生成したトルエンがトルエンおよびトリメチルベンゼンとトランスアルキル化してキシレン収量が向上する。また、副反応で生成する高沸点化合物がレニウムを高度に分散担持させた無機酸化物及び/または粘土類上で水素化分解を受け触媒上へのコーキングを抑制し触媒の失活を防ぎ触媒寿命を延長させる。このような効果を十分発揮するためには水素型モルデナイトと無機酸化物及び/または粘土類、及びレニウムの間に最適な組成が存在することを見出したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるゼオライトは水素型モルデナイトである。モルデナイトとしてはシリカ/アルミナモル比が15から30のモルデナイトが好ましく用いられる。シリカ/アルミナモル比が15から30のモルデナイトを得るには低シリカ/アルミナモル比のモルデナイトを酸抽出などにより脱アルミニウム処理する方法及び直接シリカ/アルミナモル比15から30のモルデナイトを合成する方法があるが、直接合成した合成モルデナイトが好ましく用いられる。モルデナイトの合成方法は例えば、AmericanMineralogist 57巻(1972)1146〜1151ページ、特公昭63−51969、特公平2−31006号公報などに開示されている。
【0011】
水素型モルデナイトにするには通常、金属陽イオンを含むモルデナイトを直接に酸でイオン交換するか、アンモニウムイオンを含む水溶液でイオン交換しアンモニウム型とし、乾燥、焼成する方法が行われる。アンモニウム型から水素型にするのがより好ましい。イオン交換はゼオライトを成型する前に行ってもよいが、工業的立場で言えば成型後に行うのが好ましい。また、モルデナイトを乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸などのカルボキシル基を含有する有機酸で処理すると触媒性能が向上するので必要に応じて行なわれる。
【0012】
無機酸化物及び/または粘土類はレニウムを高度に分散担持させるのに必須である。無機酸化物としてはアルミナ、シリカ・アルミナ、シリカ、チタニア及びマグネシア等が知られている。本発明においてはアルミナを用いる。アルミナとしてはベーマイト、ベーマイトゲル、ジブサイト、バイアライト、ノルストランダイト、ジアスポア、無定形アルミナゲル等が知られている。いずれのアルミナでも使用できるが、好ましくはベーマイトである。アルミナは焼成過程でγ、η、δ等のアルミナになることはよく知られており、これら構造形態のアルミナも使用できる。また、触媒を成型するためバインダーとしてアルミナゾル、アルミナゲル等が用いられるが、これらアルミナもレニウム担持アルミナとして有効である。また、粘土類としてはモンモリロナイト、カオリン、セピオライト及び酸性白土等の天然または、精製処理した粘土類であればよく特に制限ない。触媒中でのアルミナの量はモルデナイトが100重量部に対して、20から150重量部好ましくは40から150重量部である。無機酸化物及び/または粘土類の量が多すぎると触媒に占めるモルデナイト量が減少し、脱アルキル化活性、トランスアルキル化活性が低下する。一方、無機酸化物及び/または粘土類の量が少なすぎるとレニウムの分散性が悪くなり、エチルトルエンの脱アルキル化により生成するエチレンの水素化能が低下する。このためエチルトルエンの転化率が低くなりキシレン収量が低下する。また、触媒寿命も低下する。
【0013】
レニウムは金属形態で、もしくは酸化物、硫化物、セレン化物等の形態で存在し得るが、レニウムの量はいずれの場合もモルデナイトが100重量部に対して、金属換算で0.05から1.5重量部好ましくは無機酸化物及び/または粘土類が100重量部に対して、金属換算で0.1から2.0重量部である。レニウムが少なすぎるとエチルトルエンの転化率が十分でなく、一方レニウムが多すぎるとアルキル芳香族炭化水素の水素化分解が促進され好ましくない。レニウム成分として特に好ましく使用できるものは過レニウム酸、過レニウム酸アンモニウム等を挙げることができる。レニウム成分を担持する実施形態として最も好ましいのは次の方法である。モルデナイトと無機酸化物及び/または粘土類を均一に混合して成型し、乾燥、焼成する。次いで、モルデナイトを水素型あるいはアンモニウム型にした後、レニウムを含む水溶液で含浸する方法が好ましい。レニウムを担持した触媒は引き続き、乾燥、焼成される。アンモニウム型モルデナイトは焼成過程で水素型モルデナイトになる。好ましい焼成条件は、酸素含有雰囲気中300から650℃である。
【0014】
本発明者らは工業的な利用価値が少なく燃料として使用されていることが多いC9 アルキル芳香族炭化水素を含む原料からキシレンを効率よく製造する方法について鋭意検討した。C9 アルキル芳香族炭化水素とはC9 を主成分とするアルキル芳香族炭化水素であり、具体的にはエチルトルエン、トリメチルベンゼン、プロピルベンゼンである。検討の結果、C9 アルキル芳香族炭化水素に含まれるエチルトルエンとトリメチルベンゼンに注目し、エチルトルエンを脱アルキル化反応により有効にトルエンとし、トルエンあるいはC9 アルキル芳香族炭化水素中のトリメチルベンゼンとトランスアルキル化反応させることによりキシレンを効率よく製造できることを見いだした。エチルトルエンの転化率としては少なくとも50重量%好ましくは少なくとも80重量%である。さらに、特にエチルトルエンの含有量がC9 アルキル芳香族炭化水素中少なくとも5重量%好ましくは少なくとも10重量%存在していることがキシレン収量にとって重要である。また、C9 アルキル芳香族炭化水素中にC10成分であるジエチルベンゼン、エチルキシレン、テトラメチルベンゼン等が含まれていてもよい。供給原料としてC9 アルキル芳香族炭化水素にトルエンを混合させて用いることも一つの実施形態である。トルエンとC9 アルキル芳香族炭化水素との混合比率については特に制限されるものではないが、キシレン収量の関係からトルエン/C9 アルキル芳香族炭化水素比で0から1重量比が好ましい。さらに供給原料に上記芳香族混合物以外に非芳香族炭化水素例えばパラフィン及びナフテンが含まれていてもよい。本発明に基づいて調製された触媒は本キシレン製造方法に供される。また、本キシレン製造方法の反応系には水素の共存が必須である。供給する水素は水素/アルキル芳香族炭化水素のモル比で1から10が好ましく用いられる。反応圧力は1から6MPa、反応温度300から550℃、WHSV(重量空間速度)0.5から10h-1で行うことが好ましい。
【0015】
【実施例】
以下に、本発明を実施例を持って説明するが、本発明は、これらによって規定されるものではない。
【0016】
(モルデナイト型ゼオライトの合成)
固形カセイソーダ(NaOH含量96.0wt%、H2O含量4.0wt%、片山化学)21.3グラム、酒石酸粉末(酒石酸含量99.7wt%、H20含量0.3wt%,片山化学)21.3グラム、を水586.8グラムに溶解した。この溶液にアルミン酸ソーダ溶液(Al2O3含量18.5wt%、NaOH含量26.1wt%、H20含量55.4wt%、住友化学)29.2グラムを加えて均一な溶液とした。この混合液にケイ酸粉末(SiO2含量91.6wt%、Al2O3含量0.33wt%、NaOH含量0.27wt%、ニップシールVN−3、日本シリカ)111.5グラムを撹拌しながら徐々に加え、均一なスラリー状水性反応混合物を調製した。この反応混合物の組成比(モル比)は次のとおりであった。
【0017】
SiO2/Al2O3 30
H2O/SiO2 20
OH- /SiO2 0.25
A/Al2O3 2.5 A:酒石酸塩
反応混合物は、1000ml容のオートクレーブに入れ密閉し、その後250rpmで撹拌しながら160℃で72時間反応させた。
【0018】
反応終了後、蒸留水で5回水洗、濾過を繰り返し、約120℃で一晩乾燥した。得られた生成物は図1に示すX線回折パターンを有するモルデナイト型ゼオライトであった。このゼオライトの組成分析をした結果、無水状態で組成比はモル比で表して
1.02Na20・Al2O3・18.6SiO2
であった。
【0019】
(成型)
上記の方法で調製したモルデナイト粉末(モルデナイト含量93.8wt%)74.6グラム、ベーマイト構造(α−アルミナ・1水和物)を有するアルミナ粉末(Al2O3含量76.1wt%、SCFタイプ、コンデア社)39.5グラム、アルミナゾル(Al2 O3 含量10wt%、コロイダルアルミナ200、日産化学)80グラム、アルミナゲル粉末(Al2O3含量70wt%、Cataloid AP(C−10),触媒化成)10グラム、蒸留水10グラムを混合し、ペースト状の混合物とした。これを約1時間混練し、外径1.2mm、長さ1.0mmのヌードル状に成型した後、120℃で一晩乾燥した。乾燥後、絶乾重量換算で90グラムの成型品を400℃で2時間、空気雰囲気下で焼成し、デシケータ中で冷却し成型体Aを得た。
【0020】
実施例1
成型体Aを絶乾重量換算で15グラム取り、これに10wt%の塩化アンモニウム水溶液30mlを用いて80〜85℃で1時間処理した後、液を濾別し、新たに塩化アンモニウム水溶液を30ml加えて同様に処理した。この操作を4回繰り返した後、液を濾別した。次いで、蒸留水で5回水洗を繰り返した。次に、5wt%の酒石酸水溶液30mlを用いて80〜85℃で4時間処理した後、液を濾別した後蒸留水で5回水洗を繰り返した。さらに、酸化レニウム(VII) (Re2O7)0.039グラムを溶解した水21グラムに4時間浸漬し、レニウムを含浸する。液を濾別した後120℃で一晩乾燥させた後、540℃で2時間空気雰囲気下で焼成し触媒Bを得た。触媒Bは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、66.5重量部のアルミナ成分及び0.152重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.228重量部)を含む。
【0021】
実施例2
酸化レニウム(VII) を0.078グラム用いる以外、実施例1と同様の方法により触媒を調製し触媒Cを得た。触媒Cは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、66.5重量部のアルミナ成分及び0.267重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.401重量部)を含む。
【0022】
実施例3
酸化レニウム(VII) を0.24グラム用いる以外、実施例1と同様の方法により触媒を調製し触媒Dを得た。触媒Dは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、66.6重量部のアルミナ成分及び0.686重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、1.03重量部)を含む。
【0023】
比較例1
酸化レニウム(VII) で処理をしない以外、実施例1と同様の方法により触媒を調製し触媒Eを得た。触媒Eは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、66.4重量部のアルミナ成分を含む。
【0024】
比較例2
酸化レニウム(VII) を0.0059グラム用いる以外、実施例1と同様の方法により触媒を調製し触媒Fを得た。触媒Fは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、66.5重量部のアルミナ成分及び0.042重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.063重量部)を含む。
【0025】
実施例4
酸化レニウム(VII) を0.59グラム用いる以外、実施例1と同様の方法により触媒を調製し触媒Gを得た。触媒Gは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、66.5重量部のアルミナ成分及び1.77重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、2.66重量部)を含む。
【0026】
実施例5
レニウム含有量の異なる触媒B〜Gについて固定床流通反応器を用いて、C9 アルキル芳香族炭化水素を含む原料としてトリメチルベンゼンとエチルトルエンを下記の組成比で混合した原料(先に述べたエチルトルエン転化方法に同じ)を接触させた結果を表1に示す。表1からモルデナイト成分が100重量部に対して、レニウム成分が金属換算で少なくとも0.05重量部含む触媒B、C、D及びGでは高い脱アルキル化活性及びトランスアルキル化活性を有しキシレン収量の高い触媒であることが明かである。ただし、触媒Gではエチルトルエン転化率は高いが、原料のC9 アルキル芳香族炭化水素が分解し、触媒B、C及びDに比べキシレン収量がやや低下しており、より好ましいレニウム含有量はモルデナイト成分が100重量部に対して、金属換算で0.05から1.5重量部である。一方触媒E、Fではエチルトルエン転化率が低く、キシレン収量が低い。
【0027】
【表1】
【0028】
比較例3
上記の方法で調製したモルデナイト粉末(モルデナイト含量93.8wt%)106.6グラム、アルミナゾル(Al2O3含量10wt%、コロイダルアルミナ200、日産化学)80グラム、アルミナゲル粉末(Al2O3含量70wt%、Cataloid AP(C−10),触媒化成)10グラム、蒸留水10グラムを混合し、ペースト状の混合物とした。これを約1時間混練し、外径1.2mm、長さ1.0mmのヌードル状に成型した後、120℃で一晩乾燥した。乾燥後、絶乾重量換算で15グラムの成型品を400℃で2時間、空気雰囲気下で焼成し、デシケータ中で冷却した。これに10wt%の塩化アンモニウム水溶液30mlを用いて80〜85℃で1時間処理した後、液を濾別し、新たに塩化アンモニウム水溶液を30ml加えて同様に処理した。この操作を4回繰り返した後、液を濾別した。次いで、蒸留水で5回水洗を繰り返した。次に、5wt%の酒石酸水溶液30mlを用いて80〜85℃で4時間処理した後、液を濾別した後蒸留水で5回水洗を繰り返した。さらに、酸化レニウム(VII) (Re2O7)0.039グラムを溶解した水21グラムに4時間浸漬し、レニウムを含浸する。液を濾別した後120℃で一晩乾燥させた後、540℃で2時間空気雰囲気下で焼成し触媒Hを得た。触媒Hは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、15.5重量部のアルミナ成分及び0.067重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.433重量部)を含む。
【0029】
比較例4
上記の方法で調製したモルデナイト粉末(モルデナイト含量93.8wt%)32.1グラム、ベーマイト構造(α−アルミナ・1水和物)を有するアルミナ粉末(Al2O3含量76.1wt%、SCFタイプ、コンデア社)92.0グラム、アルミナゾル(Al2O3含量10wt%、コロイダルアルミナ200、日産化学)80グラム、アルミナゲル粉末(Al2O3含量70wt%、Cataloid AP(C−10),触媒化成)10グラム、蒸留水10グラムを混合し、ペ−スト状の混合物とした。これを約1時間混練し、外径1.2mm、長さ1.0mmのヌードル状に成型した後、120℃で一晩乾燥した。乾燥後、絶乾重量換算で15グラムの成型品を400℃で2時間、空気雰囲気下で焼成し、デシケータ中で冷却した。これに10wt%の塩化アンモニウム水溶液30mlを用いて80〜85℃で1時間処理した後、液を濾別し、新たに塩化アンモニウム水溶液を30ml加えて同様に処理した。この操作を4回繰り返した後、液を濾別した。次いで、蒸留水で5回水洗を繰り返した。次に、5wt%の酒石酸水溶液30mlを用いて80〜85℃で4時間処理した後、液を濾別した後蒸留水で5回水洗を繰り返した。さらに、酸化レニウム(VII) (Re2O7)0.039グラムを溶解した水21グラムに4時間浸漬し、レニウムを含浸する。液を濾別した後120℃で一晩乾燥させた後、540℃で2時間空気雰囲気下で焼成し触媒Iを得た。触媒Iは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、293.3重量部のアルミナ成分及び0.591重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.201重量部)を含む。
【0030】
実施例6
モルデナイト及びアルミナ成分の含有量の異なる触媒B、H及びIについて実施例5と同様の反応を行った結果を表2に示す。表2からモルデナイト成分が100重量部に対して、アルミナ成分が20から150重量部含む触媒Bは高い脱アルキル化活性及びトランスアルキル化活性を有しキシレン収量の高い触媒であることがわかる。
【0031】
【表2】
【0032】
実施例7
触媒B、F及びHについて実施例5と同様の反応を行い生成するキシレン収量の経時変化を調べた結果を表3に示す。表3からモルデナイト成分が100重量部に対して、アルミナ成分が20から150重量部、レニウム成分が金属換算で少なくとも0.05重量部含む触媒Bは活性が高くしかも活性の経時劣化が少ないことがわかる。
【0033】
【表3】
【0034】
実施例8
触媒学会参照触媒委員会の参照触媒であるモルデナイト粉末(JRC−Z−M15、シリカ/アルミナモル比=15.0、モルデナイト含量93.9wt%)74.5グラム、ベーマイト構造(α−アルミナ・1水和物)を有するアルミナ粉末(Al2O3含量76.1wt%、SCFタイプ、コンデア社)39.4グラム、アルミナゾル(Al2O3含量10wt%、コロイダルアルミナ200、日産化学)80グラム、アルミナゲル粉末(Al2O3含量70wt%、Cataloid AP(C−10),触媒化成)10グラム、蒸留水10グラムを混合し、ペースト状の混合物とした。これを約1時間混練し、外径1.2mm、長さ1.0mmのヌードル状に成型した後、120℃で一晩乾燥した。乾燥後、絶乾重量換算で15グラムの成型品を400℃で2時間、空気雰囲気下で焼成し、デシケータ中で冷却した。これに10wt%の塩化アンモニウム水溶液30mlを用いて80〜85℃で1時間処理した後、液を濾別し、新たに塩化アンモニウム水溶液を30ml加えて同様に処理した。この操作を4回繰り返した後、液を濾別した。次いで、蒸留水で5回水洗を繰り返した。さらに、酸化レニウム(VII) (Re2O7)0.039グラムを溶解した水21グラムに4時間浸漬し、レニウムを含浸する。液を濾別した後120℃で一晩乾燥させた後、540℃で2時間空気雰囲気下で焼成し触媒Jを得た。触媒Jは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、67.1重量部のアルミナ成分及び0.157重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.234重量部)を含む。
【0035】
実施例9
触媒学会参照触媒委員会の参照触媒であるモルデナイト粉末(JRC−Z−M20、シリカ/アルミナモル比=20.1、モルデナイト含量93.1wt%)75.2グラムを用いる以外、実施例6と同様の方法により触媒を調製し触媒Kを得た。触媒Kは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、66.5重量部のアルミナ成分及び0.168重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.253重量部)を含む。
【0036】
比較例5
触媒学会参照触媒委員会の参照触媒であるモルデナイト粉末(JRC−Z−M10、シリカ/アルミナモル比=9.8、モルデナイト含量92.0wt%)76.1グラムを用いる以外、実施例6と同様の方法により触媒を調製し触媒Lを得た。触媒Lは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、68.2重量部のアルミナ成分及び0.157重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.230重量部)を含む。
【0037】
実施例10
モルデナイト粉末(JRC−Z−M20)107.4グラムを濃塩酸200mlを用いて80〜85℃で24時間処理した後、液を濾別し、塩素イオンが検出されなくなるまで蒸留水で水洗を繰り返し、120℃で一晩乾燥させた。このとき、シリカ/アルミナモル比は28.1であった。これを絶乾重量換算で70グラム取り、これにベーマイト構造(α−アルミナ・1水和物)を有するアルミナ粉末(Al2O3含量76.1wt%、SCFタイプ、コンデア社)39.4グラム、アルミナゾル(Al2 O3 含量10wt%、コロイダルアルミナ200、日産化学)80グラム、アルミナゲル粉末(Al2O3含量70wt%、Cataloid AP(C−10),触媒化成)10グラム、蒸留水10グラムを混合し、ペースト状の混合物とした。これを約1時間混練し、外径1.2mm、長さ1.0mmのヌードル状に成型した後、120℃で一晩乾燥した。乾燥後、絶乾重量換算で15グラムの成型品を400℃で2時間、空気雰囲気下で焼成し、デシケータ中で冷却した。次に、酸化レニウム(VII) (Re2O7)0.039グラムを溶解した水21グラムに4時間浸漬し、レニウムを含浸する。液を濾別した後120℃で一晩乾燥させた後、540℃で2時間空気雰囲気下で焼成し触媒Mを得た。触媒Mは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、65.9重量部のアルミナ成分及び0.148重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.224重量部)を含む。
【0038】
比較例6
モルデナイト粉末(JRC−Z−M20)107.4グラムを濃塩酸200mlを用いて80〜85℃で24時間処理した後、液を濾別し、新たに濃塩酸200mlを加えて同様に処理した。液を濾別し、塩素イオンが検出されなくなるまで蒸留水で水洗を繰り返し、120℃で一晩乾燥させた。このとき、シリカ/アルミナモル比は35.3であった。これを絶乾重量換算で70グラム取り、これにベーマイト構造(α−アルミナ・1水和物)を有するアルミナ粉末(Al2O3含量76.1wt%、SCFタイプ、コンデア社)39.4グラム、アルミナゾル(Al2O3含量10wt%、コロイダルアルミナ200、日産化学)80グラム、アルミナゲル粉末(Al2 O3 含量70wt%、Cataloid AP(C−10),触媒化成)10グラム、蒸留水10グラムを混合し、ペースト状の混合物とした。これを約1時間混練し、外径1.2mm、長さ1.0mmのヌードル状に成型した後、120℃で一晩乾燥した。乾燥後、絶乾重量換算で15グラムの成型品を400℃で2時間、空気雰囲気下で焼成し、デシケータ中で冷却した。次に、酸化レニウム(VII) (Re2O7)0.039グラムを溶解した水21グラムに4時間浸漬し、レニウムを含浸する。液を濾別した後120℃で一晩乾燥させた後、540℃で2時間空気雰囲気下で焼成し触媒Nを得た。触媒Nは絶乾重量換算でモルデナイト成分が100重量部に対して、65.7重量部のアルミナ成分及び0.163重量部のレニウム(アルミナ成分が100重量部に対して、0.247重量部)を含む。
【0039】
実施例11
モルデナイトのシリカ/アルミナモル比の異なる触媒J〜Nについて実施例5と同様の反応を行った結果を表4に示す。表4からシリカ/アルミナモル比が15から30であるモルデナイト含む触媒J、K及びMは高い脱アルキル化活性及びトランスアルキル化活性を有しキシレン収量の高い触媒であることが明らかである。
【0040】
【表4】
【0041】
実施例12
触媒Bについてトリメチルベンゼン(TMBと略称する)とエチルトルエン(ETと略称する)の組成比を変えて混合した原料を実施例5と同じ反応条件で接触させた結果を表5に示す。表5から原料中のエチルトルエン濃度が5重量%より高くなるとキシレン収量が高くなることがわかる。
【0042】
【表5】
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、C9 アルキル芳香族炭化水素に含まれるエチルトルエンをトルエンに有効に脱アルキル化すると共に、トルエンあるいはトリメチルベンゼンと不均化反応を含むトランスアルキル化反応によりキシレン収量の高い触媒及びキシレンの製造方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で合成したモルデナイト型ゼオライトのX線回折パターンを表す図である。
Claims (7)
- モルデナイト(成分(A))が100重量部に対して、アルミナ(成分(B))が25から150重量部及びレニウム(成分(C))が金属換算で少なくとも0.05重量部含み、かつ上記モルデナイトが水素型である触媒組成物であって、エチルトルエンを少なくとも5重量%含有するC9アルキル芳香族炭化水素を含むアルキル芳香族炭化水素を原料として水素存在下でキシレンを製造する反応に用いられる触媒組成物。
- モルデナイト(成分(A))が100重量部に対して、アルミナ(成分(B))が25から150重量部及びレニウム(成分(C))が金属換算で0.05から1.5重量部含む請求項1記載の触媒組成物。
- 成分(A)が100重量部に対して、成分(B)が40から150重量部及び成分(C)が金属換算で0.05から1.5重量部含む請求項2記載の触媒組成物。
- 成分(B)100重量部に対して、成分(C)が金属換算で0.1から2.0重量部含む請求項3記載の触媒組成物。
- 成分(A)のモルデナイトのシリカ/アルミナモル比が15から30であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の触媒組成物。
- アルミナがベーマイト構造を有するアルミナから調製されたものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の触媒組成物。
- エチルトルエンを少なくとも5重量%含有するC9 アルキル芳香族炭化水素を含むアルキル芳香族炭化水素を原料として水素存在下で、請求項1から6のいずれか1項記載の触媒組成物と接触させてキシレンを製造することを特徴とするキシレンの製造方法。
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