JP3818703B2 - カセット装填検知装置 - Google Patents

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JP3818703B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のカセットが整列状態に装填されるカセット装填部にそれら全てのカセットが正常装填されていることを検知するカセット装填検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、硬貨選別機や硬貨入出金機などでは、図9に示すように、本体aのカセット装填部bに複数のカセットcを整列状態に装填する構造を採るものがあり、各カセットcの装填方向奥位置の側板dの中に各カセットcに対応してマイクロスイッチeとそのマイクロスイッチeを作動させるアクチェータfを設けている。側板dにはアクチェータfがカセット装填部2に進入する孔gを設けている。
【0003】
そして、カセット装填部bにカセットcを装填していない状態では、アクチェータfがカセット装填部b内に進入して、マイクロスイッチeがオフし、カセットcが装填されていないことを検知する。また、カセット装填部bにカセットcを装填すると、カセットcがアクチェータfを押して、マイクロスイッチeがオンし、カセットcが装填されていることを検知する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般的に、複数のカセットをカセット装填部へ整列させて装填する構造のものにおいては、全てのカセットが装填されていないと機能しないものがほとんどであり、必ず全てのカセットが装填されていることを検知し、1つでも正常に装填されていない場合は機能させないようにする必要が有るが、どのカセットが装填されていないかといったことまでは検知する必要はない。
【0005】
また、カセットの幾つかが正常に装填されておらず、カセットの装填異常を検知してその旨を操作者に報知さえすれば、どのカセットが装填異常かは外観上すぐに気付くものがほとんどである。
【0006】
しかしながら、前述した従来のカセット装填検知装置では、各カセット毎にマイクロスイッチ等の検知手段を設けるため、硬貨選別機等では6金種の硬貨があることから6個のカセットがあって、検知手段も6個必要となり、コスト高になるという問題がある。
【0007】
さらに、カセットを真っ直ぐに挿入する場合は問題とはならないが、カセットを最も奥まで挿入した後に、カセットの整列方向へ移動させた場合、マイクロスイッチのアクチェータを作動方向とは異なる方向へ押すことになり、アクチェータを曲げてしまったり破損してしまって機能しなくなるといった問題がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、第1の目的はセンサを1つ用いるだけで全てのカセットが正常に装填されていることを検知できるようにし、また、第2の目的はカセット装填部の最も奥まで挿入されたカセットがカセットの整列方向に移動された場合でも部品の破損を防止できるようにするカセット装填検知装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のカセット装填検知装置は、複数のカセットが整列状態に装填されるカセット装填部にそれら全てのカセットが正常装填されていることを検知するカセット装填検知装置において、前記カセットの整列方向に沿って光軸が通され、この光軸が通る状態で全てのカセットが正常装填されていることを検知する投受光センサと、前記カセット装填部の各カセットの装填位置に対応して各々独立して設けられ、カセットの非正常装填時に投受光センサの光軸を遮光する位置に移動するとともに、カセットの正常装填により押動されて投受光センサの光軸を通す位置に移動する複数のカセット検知部材とを具備しているものである。
【0010】
そして、カセット装填部にカセットが正常に装填されていないときは、カセット検知部材で投受光センサの光軸を遮光する状態となり、また、カセット装填部にカセットが正常に装填されているときは、カセット検知部材が押動されて投受光センサの光軸を通す状態となる。したがって、カセット装填部に1つのカセットでも正常に装填されていないときは、投受光センサの光軸を遮光するため、正常装填されていないことを検知し、また、カセット装填部に全てのカセットが正常に装填されているときは、投受光センサの光軸が通るため、正常装填されていることを検知する。
【0011】
請求項2記載のカセット装填検知装置は、請求項1記載のカセット装填検知装置において、複数のカセット検知部材がカセットの整列方向に沿った1本の支軸に各々独立して揺動可能に支持され、前記カセット検知部材には、前記支軸から下方に断面略L字形の基部が突出形成されることでカセットの非正常装填時に自重でカセット装填部内に進入するとともに正常装填によりカセットで押動されるカセット接触部が設けられ、かつ、このカセット接触部の非押動時に投受光センサの光軸を遮光するとともに押動時に投受光センサの光軸を通す光軸遮光部が設けられるものである。このように、複数のカセット検知部材をカセットの整列方向に沿った1本の支軸に各々独立して揺動可能に支持し、このカセット検知部材の自重でカセット装填部内に進入することにより、構造が簡単になる。
【0012】
請求項3記載のカセット装填検知装置は、請求項2記載のカセット装填検知装置において、カセット検知部材がカセット装填部の装填方向奥側に配設され、カセット検知部材のカセット接触部が平面視略二等辺三角形状でその頂点部分からカセット装填部内に進入可能とするものである。これにより、カセット装填部の最も奥まで挿入されたカセットがカセットの整列方向に移動された場合でも、カセット接触部が装填方向奥側に容易に押動されて退避する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1ないし図8を参照して説明する。
【0014】
図4ないし図7に硬貨処理機を示し、図4は硬貨選別機の斜視図、図5は硬貨選別機の内部機構を示す平面図、図6は硬貨選別機の一部を切り欠いた正面図、図7は硬貨選別機の内部機構を示す側面図である。この硬貨選別機は、選別機本体1およびこの選別機本体1の上面に開閉可能に設けられた上面カバー2を有している。
【0015】
選別機本体1の前面下部には左右方向に横長のカセット装填部3が前方に向けて開口形成され、このカセット装填部3に金種別のカセット4が左右方向(整列方向)に整列状態で装填されるとともに、各カセット4が各々前後方向に挿脱可能になっている。カセット装填部3の上側にはカセット装填部3と同幅の返却箱装填部5が前方に向かって開口形成され、この返却箱装填部5に左右方向に横長の返却箱6が前後方向に挿脱可能に装填されている。選別機本体1の前面左上にはリジェクト箱装填部7が前方に向かって開口形成され、このリジェクト箱装填部7にリジェクト箱8が前後方向に挿脱可能に装填されている。選別機本体1の前面右上には電源スイッチ9が配設されている。
【0016】
カセット4、返却箱6およびリジェクト箱8は、上面が開口する箱状に形成され、前面上部に引出用の取手4a,6a,8aが形成されている。
【0017】
上面カバー2には、硬貨投入口10を形成するホッパ11が配設され、前面側に表示操作パネル12が配設されている。
【0018】
また、図5に示すように、選別機本体1の上部には基板21が配設され、この基板21の後部右寄り位置には、ホッパ11に投入された硬貨を受け入れる回転円盤22およびこの回転円盤22の周囲の周壁23が配設されている。そして、回転円盤22がモータ24の駆動によって図5矢印方向に回転すると、回転円盤22の回転による遠心力により、回転円盤22上の硬貨を周壁23に沿って移動させるとともに周壁23の一部に形成された図示しない送出口から硬貨通路25に1枚ずつ送り出す。
【0019】
硬貨通路25は、基板21の後部左寄りに沿って配設される識別通路部26、基板21の左寄りに沿って配設される分岐通路部27、基板21の前寄りに沿って配設される分類通路部28を有し、これらからほぼコ字形に屈曲した通路形状に形成されている。硬貨通路25は、基板21の上面を通路底面とし、識別通路部26の両側に配設されるガイド板29,30、分岐通路部27の両側に配設されるガイド板31,32、分類通路部28の両側に配設されるガイド板33,34の縁面をそれぞれ通路側面とする。通路一側のガイド板29,31,33の縁面は基準面29a ,31a ,33a として構成される。
【0020】
硬貨通路25の入口部上方には回転円盤22から送り出される硬貨を硬貨通路25内に取り込む取込ベルト35が複数のプーリ36によって回転可能に張設され、硬貨通路25の各通路部26,27,28の上方には硬貨通路25内の硬貨を搬送する搬送ベルト37,38,39が複数の各プーリ40によって回動可能に張設されている。そして、取込ベルト35、搬送ベルト37〜39がモータ24の駆動によって回動されて硬貨通路25内の硬貨を通路底面に押し付けながら搬送する。なお、取込ベルト35の搬送速度より搬送ベルト37,38,39の搬送速度が速く、硬貨通路25内を搬送される硬貨の間隔が開けられる。また、搬送ベルト37,38,39と各基準面29a ,31a ,33a とは搬送方向下流側が相対的に接近するように配設され、硬貨を基準面29a ,31a ,33a に押し付ける作用を有する。
【0021】
そして、回転円盤22、各ベルト35,37〜39などにより、硬貨投入口10に一括して受け入れた硬貨を1枚ずつ繰り出して搬送する繰出搬送手段41が構成される。
【0022】
識別通路部26には、基準面29a に沿って搬送される硬貨の真偽や金種などを識別する識別部44が配設され、識別部44の搬送方向下流位置に硬貨停止手段45が配設されている。硬貨停止手段45は、通路底面から出没可能に配設されたストッパ46を有し、このストッパ46がストッパ用ソレノイド47によって通路底面から突出されることによって搬送される硬貨を停止し、通路底面に埋没することによって硬貨の通過を許容する。
【0023】
分岐通路部27には、搬送方向上流側から5円硬貨分岐部48および異常硬貨分岐部49が配設されている。5円硬貨分岐部48においては、5円硬貨の直径と100円硬貨の直径が近似しているので、その5円硬貨と100円硬貨とを正確に分類するために5円硬貨のみを強制的に分岐する。5円硬貨分岐部48には、分岐孔50が形成され、この分岐孔50内に基準面31a 側の縁部を構成する通路板51が通路内外方向に移動可能に配設され、この通路板51が5円硬貨分岐用ソレノイド52によって通路内外方向に進退駆動される。異常硬貨分岐部49には、分岐孔53が形成され、この分岐孔53内には基準面31a 側の縁部を構成する通路板54が通路内外方向に移動可能に配設され、この通路板54が異常硬貨分岐用ソレノイド55によって通路内外方向に進退駆動される。各分岐孔50,53の直前位置にはタイミングセンサ56,57がそれぞれ配設されている。そして、識別部44で5円硬貨または異常硬貨を識別した場合、該当硬貨をタイミングセンサ56,57で検知すると、該当ソレノイド52,55を駆動して通路板51,54を通路外に退避させ、該当硬貨を落下させて分岐する。
【0024】
分類通路部28には、搬送方向上流側から1円、50円、100円、10円、500円用の分類孔58が形成されている。これら分類孔58は、基準面33a を基準として形成され、該当金種硬貨については基準面33a と反対側の縁部が分類孔58に落下して分岐され、該当金種以外の硬貨についてはその周縁部が分類孔58の両側縁部に載ったまま通過される。各分類孔58の直前位置には、該当金種硬貨の分類を確認するタイミングセンサ59a 〜59e がそれぞれ配設されている。
【0025】
図7に示すように、基板21の下方には、5円硬貨分岐部48の分岐孔50、および各分類孔58から落下する各金種硬貨を後述する一時保留部63に導く金種別のシュート61,62がそれぞれ配設されている。異常硬貨分岐部49の分岐孔53の下方にはリジェクト箱装填部7に正常装填されるリジェクト箱8が臨み、分岐孔53から落下する硬貨がリジェクト箱8内に直接収納される。
【0026】
シュート61,62の下方には選別機本体1の左右幅方向(複数のカセット4の整列方向)に沿って金種別に区画された一時保留部63が配設されている。この一時保留部63は、底板64およびこの底板64上に配設された保留枠65を有している。保留枠65は選別機本体1の左右幅方向(複数のカセット4の整列方向)に沿って金種別に硬貨を収納する収納空間が区画形成されており、その金種別の各収納空間に対して対応する各シュート61,62の下部開口が臨ませられている。底板64と保留枠65は、前後方向でかつ互いに反対方向に移動するように図示しない駆動機構によって駆動される。一時保留部63の前寄り下方には返却箱装填部5に正常装填される返却箱6が臨み、一時保留部63の後寄り下方にはカセット装填部3に正常装填される金種別のカセット4が臨む。
【0027】
そして、一時保留部63は、図7に示すように、保留枠65の上面がシュート61,62の下方に位置するとともに保留枠65の底面を底板64が閉塞している状態を一時保留位置とし、金種別に硬貨を一時保留可能とする。また、金種別に一時保留した硬貨を金種別の各カセット4に収納する場合には、図7に実線矢印で示すように、底板64を前方へ、保留枠65を後方へ互いに移動させることにより、カセット4の上方で保留枠65の下面全域を開口し、硬貨を金種別に対応するカセット4に放出する。また、一時保留した硬貨を返却箱6に返却する場合には、図7に白抜き矢印で示すように、底板64を後方へ、保留枠65を前方へ互いに移動させることにより、返却箱6の上方で保留枠65の下面全域を開口し、硬貨を一括して返却箱6に放出する。
【0028】
また、リジェクト箱装填部7の装填方向奥側にはリジェクト箱8の正常装填を検知するマイクロスイッチ67が配設されている。さらに、返却箱装填部6の装填方向奥側には返却箱6の正常装填を検知する図示しないマイクロスイッチが配設されている。
【0029】
また、図1ないし図3は全てのカセット4の正常装填を検知するカセット装填検知装置70を示し、図1はカセット装填検知装置70の平面図、図2(a) はカセット装填検知装置70を側面方向から視るカセット4の非正常装填時の断面図、図2(b) はカセット4の正常装填時の断面図、図3(a) はカセット装填検知装置70を平面方向から視るカセット4を装填する場合を説明する断面図、図3(b) はカセット装填部3の最も奥まで装填されたカセット4を整列方向に移動させる場合を説明する断面図である。
【0030】
カセット装填部3は、底面板71、両側の側面板72、奥側の後面板73によって囲まれる空間に形成されている。また、カセット4は、前後方向に長く、左右方向(整列方向)の幅が狭く形成され、カセット装填部3に金種別のカセット4が左右方向に整列状態で装填される。
【0031】
カセット装填部3の後面板73の後面両側に支持部材74が取り付けられ、この両支持部材74の相対向する内面に、カセット4の整列方向に沿って1本の支軸75が架設されているとともに、この支軸75よりも下方においてカセット4の整列方向に沿って光軸76を通す投受光センサ77が取り付けられている。投受光センサ77は光を投光する投光器78と投光された光を受光する受光器79を有している。
【0032】
支軸75には、カセット装填部3の各カセット4の装填位置に対応して、カセット検知部材81が各々独立して揺動可能に取り付けられている。このカセット検知部材81には、上部に支軸75に回動自在に係合する軸受部82が形成され、この軸受部82から下方に断面略L字形の基部83が突出形成され、軸受部82の軸方向中央部分から基部83の先端にかけてリブ84が形成されている。
【0033】
基部83の前面には、後面板73に金種別のカセット4の各装填位置に対応して形成された開口部73a を通じてカセット装填部3内に進入可能とするカセット接触部85が突出形成されている。カセット接触部85は、軸受部82の軸方向に略平行な平板状でかつ基部83の前面から略垂直に突出する平面視略二等辺三角形状に形成され、その頂点部86の両側縁部が傾斜面87に形成されている。カセット接触部85の上下面には頂点部86から基部83の前面にかけてリブ88が形成されている。
【0034】
なお、図6に示すように、支軸75には、軸方向(整列方向)の各カセット検知部材81の位置を位置決めするカラー89が回転自在に係合されている。
【0035】
そして、カセット4が正常に装填されていない非正常装填時には、カセット検知部材81の自重により、カセット検知部材81が図2(a) および図3(a) に示す位置に回動し、カセット接触部85が開口部73a を通じてカセット装填部3内に進入するとともに、投受光センサ77の光軸76を遮光する。投受光センサ77の光軸76を遮光する部分は基部83およびリブ84であり、これら基部83およびリブ84が光軸遮光部90として構成される。また、カセット4が正常に装填された正常装填時には、カセット4でカセット接触部85が後方へ押動されて、カセット検知部材81が図2(b) に示す位置に回動し、投受光センサ77の光軸76を遮光せずに通すようになる。
【0036】
また、図8は表示操作パネル12の正面図を示し、この表示操作パネル12には表示部101 および操作部102 が設けられている。
【0037】
表示部101 は、表示器103 および複数のランプ104 〜109 を有している。表示器103 は、硬貨の計数枚数や計数金額を表示する。ランプ104 は、表示器103 で計数枚数を表示させるときに点灯する。ランプ105 は、表示器103 で計数金額を表示させるときに点灯する。金種別のランプ106 は、硬貨がカセット4に入ると点滅するとともに、表示器103 で該当金種の計数枚数または計数金額を表示させるとき、およびバッチ処理の金種を指定するときに500円→100円→50円→10円→5円→1円→500円の順に点灯する。ランプ107 は、表示器103 で計数枚数または計数金額の合計を表示させるとき点灯する。ランプ108 は、硬貨がリジェクト箱8に入ると点灯する。ランプ109 は、表示器103 で計数枚数または計数金額の総合計を表示させるときに点灯する。
【0038】
操作部102 は、各種釦111 〜118 を有している。スタート/ストップ釦111 は、選別処理やバッチ処理のスタートまたはストップを指示する。収納/クリア釦112 は、通常時はクリアの指示を可能とするとともに、一時保留が完了した時点では収納の指示を可能とする。返却/リセット釦113 は、通常時はリセットの指示を可能とするとともに、一時保留が完了した時点では返却の指示を可能とする。継続釦114 は、硬貨量がホッパ11の容量をオーバーしたために硬貨を数回に分けて投入する場合に継続を指示する。バッチ指定釦115 は、指定金種硬貨を所定枚数毎に取り出すバッチ処理モードを指定する。円/枚釦116 は、表示器103 の表示を計数枚数と計数金額とに切り換える。金種指定釦117 は、表示器103 で表示させる金種またはトータルを指定するとともに、バッチ処理を行なう金種を指定する。Gトータル釦118 は、表示器103 で計数枚数または計数金額の総合計を表示させる。
【0039】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0040】
硬貨選別機により硬貨の選別処理を行なう場合、選別処理を行なう硬貨を硬貨投入口10を通じてホッパ11に一括投入し、スタート/ストップ釦111 をオンする。
【0041】
スタート/ストップ釦111 のオンにより選別処理を開始し、モータ24により回転円盤22、取込ベルト36および搬送ベルト37〜39をそれぞれ駆動する。回転円盤22の回転による遠心力により、ホッパ11から回転円盤22上に投入された硬貨を硬貨通路25に1枚ずつ送り出す。取込ベルト36および搬送ベルト37〜39の回動により、回転円盤22から硬貨通路25に1枚ずつ送り出される硬貨を間隔を開けて搬送する。
【0042】
硬貨通路25の識別通路部26において、識別部44により、搬送される硬貨の真偽や金種を識別する。
【0043】
硬貨通路25の分岐通路部27において、識別部44で5円硬貨が識別された場合、5円硬貨分岐部48により該当する5円硬貨を分岐するとともにシュート61を通じて一時保留部63に一時保留する。識別部44で識別不能や偽貨などの異常硬貨が識別された場合、異常硬貨分岐部49により該当する異常硬貨を分岐してリジェクト箱8に収納し、異常硬貨がリジェクト箱8に収納されたことを表示するためにランプ108 を点灯させる。
【0044】
5円硬貨以外の正常硬貨は分類通路部28に搬送し、その硬貨を該当金種の分類孔58で分岐するとともにシュート62を通じて一時保留部63に金種別に一時保留する。
【0045】
識別部44で識別された計数枚数または計数金額は表示器103 で表示する。識別部44で硬貨を所定時間識別しなければ、識別部44で識別された全ての硬貨が一時保留部63またはリジェクト箱8に収納される時間経過後に、収納/クリア釦112 または返却/リセット釦113 の操作を可能とする。
【0046】
そして、硬貨選別機の操作者は、表示器103 の表示を確認し、一時保留された硬貨の収納を指示する場合には収納/クリア釦112 をオンし、返却を指示する場合には返却/リセット釦113 をオンする。
【0047】
収納/クリア釦112 のオンにより、図7に実線矢印で示すように、一時保留部63の底板64が前方へ、保留枠65が後方へ互いに移動し、カセット4の上方で保留枠65の下面全域が開口し、硬貨を金種別に対応するカセット4に金種別に収納する。硬貨がカセット4に入った金種に対応するランプ106 を点滅させる。
【0048】
返却/リセット釦113 のオンにより、図7に白抜き矢印で示すように、底板64が後方へ、保留枠65が前方へ互いに移動し、返却箱6の上方で保留枠65の下面全域が開口し、硬貨を一括して返却箱6に放出する。
【0049】
そして、カセット4、返却箱6およびリジェクト箱8は各装填部3,5,7から引き出すことにより、カセット4に金種別に選別収納された金種別硬貨、返却箱6に一括返却された返却硬貨、リジェクト箱8に収納された異常硬貨をそれぞれ取り出せる。これらの硬貨の取出後は、カセット4、返却箱6およびリジェクト箱8を各装填部3,5,7に装填する。
【0050】
これらカセット4、返却箱6およびリジェクト箱8の装填状態を検知し、正常に装填されている状態でのみ、硬貨選別機が動作する。カセット4の装填状態はカセット装填検知装置70で検知し、返却箱6の装填状態は図示しないマイクロスイッチで検知し、リジェクト箱8の装填状態はマイクロスイッチ67で検知する。
【0051】
次に、カセット装填検知装置70によるカセット4の装填状態の検知について説明する。カセット4をカセット装填部3のカセット装填位置に装填していない状態では、カセット検知部材81の自重により、カセット検知部材81が図2(a) および図3(a) に示す位置に回動し、カセット接触部85が開口部73a を通じてカセット装填部3内に進入するとともに、投受光センサ77の光軸76を遮光する位置となる。そのため、いずれか1つのカセット4でも装填されていなければ、投受光センサ77の光軸76が遮光されるので、全てのカセット4が正常に装填されていないことを検知する。
【0052】
また、カセット4をカセット装填部3のカセット装填位置に正常に装填した状態では、カセット4でカセット接触部85が押動されて、カセット検知部材81が図2(b) に示す位置に回動し、投受光センサ77の光軸76を遮光せずに通す位置となる。そのため、全てのカセット4が正常に装填されれば、投受光センサ77の光軸76が通るので、全てのカセット4が正常に装填されていることを検知する。
【0053】
したがって、1つの投受光センサ77で全てのカセット4が正常装填されていることを検知でき、安価に構成できる。
【0054】
しかも、複数のカセット検知部材81をカセット4の整列方向に沿った1本の支軸75に各々独立して揺動可能に支持し、このカセット検知部材81の自重でカセット装填部3内に進入するようにしたため、構造を簡単にできる。
【0055】
また、カセット検知部材81のカセット接触部85が平面視略二等辺三角形状でその頂点部86からカセット装填部3内に進入されているため、例えば、図3(b) に示すように、カセット装填部3の最も奥まで挿入されたカセット4がカセット4の整列方向に移動された場合でも、カセット接触部85が装填方向奥側に容易に押動されて退避し、カセット検知部材81の破損を防止できる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載のカセット装填検知装置によれば、投受光センサによりカセットの整列方向に沿って光軸を通し、カセット装填部の各カセットの装填位置に対応して各々独立して設けられた各カセット検知部材が、対応するカセットの非正常装填時に投受光センサの光軸を遮光するとともに、対応するカセットの正常装填により押動されて投受光センサの光軸を通し、したがって、1つの投受光センサの光軸が通る状態で全てのカセットが正常装填されていることを検知でき、安価に構成できる。
【0057】
請求項2記載のカセット装填検知装置によれば、請求項1記載のカセット装填検知装置の効果に加えて、複数のカセット検知部材をカセットの整列方向に沿った1本の支軸に各々独立して揺動可能に支持し、このカセット検知部材の自重でカセット装填部内に進入するようにしたため、構造を簡単にできる。
【0058】
請求項3記載のカセット装填検知装置によれば、請求項2記載のカセット装填検知装置の効果に加えて、カセット装填部の装填方向奥側に配設されるカセット検知部材のカセット接触部が平面視略二等辺三角形状でその頂点部分からカセット装填部内に進入可能とするため、カセット装填部の最も奥まで挿入されたカセットがカセットの整列方向に移動された場合でも、カセット接触部が装填方向奥側に容易に押動されて退避し、カセット検知部材の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すカセット装填検知装置の平面図である。
【図2】同上実施の形態のカセット装填検知装置を側面方向から視る断面図を示し、(a) はカセットの非正常装填時の断面図、(b) はカセットの正常装填時の断面図である。
【図3】同上実施の形態のカセット装填検知装置を平面方向から視る断面図を示し、(a) はカセット装填部にカセットを装填する場合を説明する断面図、(b) はカセット装填部の最も奥まで装填されたカセットを整列方向に移動させる場合を説明する断面図である。
【図4】同上実施の形態の硬貨選別機の斜視図である。
【図5】同上実施の形態の硬貨選別機の内部機構を示す平面図である。
【図6】同上実施の形態の硬貨選別機の一部を切り欠いた正面図である。
【図7】同上実施の形態の硬貨選別機の内部機構を示す側面図である。
【図8】同上実施の形態の表示操作パネルの正面図である。
【図9】従来のカセット装填検知装置の斜視図である。
【符号の説明】
3 カセット装填部
4 カセット
70 カセット装填検知装置
75 支軸
76 光軸
77 投受光センサ
81 カセット検知部材
83 基部
85 カセット接触部
86 頂点部
90 光軸遮光部

Claims (3)

  1. 複数のカセットが整列状態に装填されるカセット装填部にそれら全てのカセットが正常装填されていることを検知するカセット装填検知装置において、
    前記カセットの整列方向に沿って光軸が通され、この光軸が通る状態で全てのカセットが正常装填されていることを検知する投受光センサと、
    前記カセット装填部の各カセットの装填位置に対応して各々独立して設けられ、カセットの非正常装填時に投受光センサの光軸を遮光する位置に移動するとともに、カセットの正常装填により押動されて投受光センサの光軸を通す位置に移動する複数のカセット検知部材と
    を具備していることを特徴とするカセット装填検知装置。
  2. 複数のカセット検知部材がカセットの整列方向に沿った1本の支軸に各々独立して揺動可能に支持され、
    前記カセット検知部材には、前記支軸から下方に断面略L字形の基部が突出形成されることでカセットの非正常装填時に自重でカセット装填部内に進入するとともに正常装填によりカセットで押動されるカセット接触部が設けられ、かつ、このカセット接触部の非押動時に投受光センサの光軸を遮光するとともに押動時に投受光センサの光軸を通す光軸遮光部が設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載のカセット装填検知装置。
  3. カセット検知部材がカセット装填部の装填方向奥側に配設され、カセット検知部材のカセット接触部が平面視略二等辺三角形状でその頂点部分からカセット装填部内に進入可能とする
    ことを特徴とする請求項2記載のカセット装填検知装置。
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