JP3818033B2 - 室外ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、床暖房、給湯等の機能を有し、空調用の室外機の上面に配置され、この室外機に冷媒配管を介して接続される室外ユニットに関するものであり、また、このような室外ユニットと室外機とによって構成される空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、室内環境を良好に保つための設備として、空調機だけでなく、床暖房や床冷房などの床温調を行なうことができる床温調装置が提供されている。図5は空調装置の室外機1と温調水ユニット2を示しており、室外機1は通常の空調機の室外機であり、この室外機1の上面に温調水ユニット2を配設している。この床温調装置は、空調機の室外機1側で用いている冷媒を利用し、この冷媒を温調水ユニット2内に設けている水熱交換器を凝縮器又は蒸発器として機能させて水を加熱又は冷却して、室内に敷設している床温調パネルへ供給・循環させているものである。なお、温調水ユニット2は室外機1の設置と同時、あるいは後付けができるようになっている。
【0003】
図4は上記温調水ユニット2の要部分解斜視図を示し、ケーシング3内に上記水熱交換器4が配設されるようになっている。図中5は水入口配管、6は水出口配管であり、これらの配管5、6は水熱交換器4に接続されている。また、室外機1側と冷媒回路を構成すべく、水熱交換器4からは液配管接続口58とガス配管接続口59とがケーシング3より外部へ導出してある。なお、7は側板である。
【0004】
図5に示すように、温調水ユニット2と室外機1の冷媒回路は、室内機(図示せず)と並列になるように構成されており、室外機1の側面より温調水ユニット2の水熱交換器4と冷媒回路を構成すべく一対(液側、ガス側)の接続口8、9が設けられている。そして、これらの接続口8、9と、温調水ユニット2の液配管接続口58、ガス配管接続口59とを、連絡配管53としての液連絡配管51とガス連絡配管52とで接続するようになっている。連絡配管51、52は、施工時に現地手配し、所定の形状(略U字状)に折曲加工し、またその両端はフレアナット54を挿入した後に、フレア加工をする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記した従来例においては、温調水ユニット2を室外機1の上に設置した後に、現地手配した連絡配管53を現地で、所要長さへの切断、所要形状(略U字状)への折曲加工、その両端のフレア加工を行う必要がある。その後、室外機1の接続口8、9と温調水ユニット2の配管接続口58、59とを連絡配管53(51、52)で、ナット54でもって4ヵ所を接続していた。そのため、多くの手数を要し、施工時間が長くなるという問題があった。
【0006】
この発明は上記した従来の欠点を解決するためなされたものであって、その目的は、室外機の上に室外ユニットを設置して室外機と室外ユニットとの配管を行なう場合に、その施工時間の短縮を図ることが可能な室外ユニット及びこの室外ユニットを用いた空調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1の室外ユニットは、空調用の室外機1の上面に配置されると共に、この室外機1に冷媒配管13を介して接続される室外ユニットにおいて、上記冷媒配管13の一端は上記室外ユニットに接続しておき、冷媒配管13の他端を上記室外機1に接続するに際して必要な折曲部を、予め折曲形成してあることを特徴としている。
【0008】
かかる構成とすることで、冷媒配管13の導出部分を支点として捩じり、さらに折曲部分を支点として捩じることで、冷媒配管13の先端が室外機1の冷媒回路の接続口8、9に向き、これにより、冷媒配管13を単に捩じっていくだけで、すなわち冷媒配管13を折り曲げることなく、室外機1の冷媒回路側に容易に接続することができ、施工時間を大幅に短縮することができる。
【0009】
請求項2の室外ユニットは、上記冷媒配管13の全体はケーシング3の一側面に沿って配置されると共に、該側面の各側縁を超えて外方ヘ突出しないように設けられていることを特徴としている。
【0010】
これにより、配管13がケーシング3の側面に隠れることになり、室内ユニット2の梱包や運搬時において、冷媒配管13が邪魔になることはなく、取扱い易くなる。
【0011】
請求項3の室外ユニットは、上記冷媒配管13の先端には、予めフレア加工していることを特徴としている。
【0012】
これにより、現場でフレア加工をする必要がなく、冷媒配管13を捩じって直ぐに室外機1側と接続することができ、施工時間を大幅に短縮できる。
【0013】
請求項4の室外ユニットは、上記室外ユニット2は、加熱又は冷却した水で床暖房又は冷房を行なう温調水ユニット2としていることを特徴としている。
【0014】
これにより、好適に温調水ユニット2を使用することができて、室内環境を快適にすることができる。
【0015】
請求項5の空調装置は、上記請求項1〜請求項4のいずれかの室外ユニット2と、空調用の室外機1とから成り、上記室外ユニットにおいては、上記折曲部をL字状に構成し、上記室外機1においては、その冷媒回路の接続口8、9を室外機1の側面に設け、この接続口8、9を後方に向けていることを特徴としている。
【0016】
これにより、冷媒配管13の先端を接続口8、9側に捩じるだけで、直ぐに冷媒配管13を接続口8、9に接続でき、そのため冷媒配管の接続時間を大幅に短縮できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来と同一の機能を発揮する要素には同一の番号を付して詳細な説明は省略し、この発明の要旨の部分について詳述する。すなわち、空調用の室外機1及び温調水ユニット2から成る空調装置などの基本的な構成は従来と同じであり、室外機1の上面に段積みした温調水ユニット2から導出している冷媒配管を室外機1側に簡単な作業で接続できるようにしたものである。
【0018】
図2は温調水ユニット2内の水熱交換器4を示しており、(a)に示すようにケーシング3の背面から液配管11とガス配管12からなる冷媒配管13が導出されている。銅管より成る冷媒配管13は図2(b)に示すように、ケーシング3の背面から導出された後に、ケーシング3の背面に沿うように、且つ上方に傾斜して折曲され、さらに途中で略L型に下方に折曲した折曲部20を形成し、この折曲部20より先端側を下方に向けている。また、冷媒配管(液配管11、ガス配管12)13の先端部14には、図3に示すようにフレア加工を予め施しており、また、先端部14より手前には予めフレアナット15を装着している。なお、16は水抜栓であり、水熱交換器4内の水抜き用である。
【0019】
図1(a)は室外機1の上に温調水ユニット2を段積み配置した状態を示し、温調水ユニット2の工場からの出荷状態では、冷媒配管13は図示するように温調水ユニット2の背面に位置すると共に、温調水ユニット2の背面の側縁より外側には突出しないようにして、梱包ないし運搬を容易にしている。また、室外機1の接続口8、9は該室外機1の側面に配設され、接続口8、9は後方に向いている。なお、図1(a)は室外機1及び温調水ユニット2の背面から見た図である。
【0020】
次に、温調水ユニット2の冷媒配管13を室外機1の接続口8、9に接続施工する場合の動作について説明する。図1(a)に示すように室外機1の上に温調水ユニット2を段積みし、次に、図1(b)に示すように液配管11とガス配管12とをケーシング3より導出している部分を支点として図中矢印のように捩じり、L側に折曲している折曲部20が接続口8、9の位置に来るまで略120度ほど捩じる。さらに、図1(c)に示すように、液配管11とガス配管12の先端部分を持って接続口8、9側に略90度ほど捩じり、その後、液配管11とガス配管12を少し背面側に戻してフレアナット15により接続口8、9に螺着して接続する。
【0021】
このように、液配管11及びガス配管12を捩じって接続口8、9に直接接続するようにしているので、液配管11及びガス配管12をその途中で折り曲げる必要は生じない。そのため、液配管11及びガス配管12が折れ曲がってつぶれることがない。また、液配管11及びガス配管12の先端部14は予めフレア加工し、またフレアナット15を装着しているので、液配管11及びガス配管12の接続口8、9の接続を非常に短時間で行なうことができる。特に、接続口8、9を液配管11及びガス配管12が位置する後方に向けて設置しているので、液配管11及びガス配管12を2回捩じった後は、直ぐに液配管11及びガス配管12を接続口8、9に接続できるので、施工時間の大幅な短縮が可能となる。なお、液配管11及びガス配管12を折り曲げて接続口8、9に接続する施工は、折り曲げ自体は施工しにくく、また液配管11及びガス配管12を潰すおそれがあるが、捩じり施工では潰れるということはない。
【0022】
なお、室外機1の上に配設する室外ユニットとして先の実施形態では温調水ユニット2の場合を示したが、温調水ユニット2に限られるものではなく、例えば、室外機1の冷媒を利用して給湯する給湯装置でも良いし、また加湿装置の熱源として用いるものであってもよい。また、室外ユニット2においては、冷媒配管13を背面から導出しているが、これは他の側面から導出してもよい。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の室外ユニットによれば、冷媒配管の先端側に室外機1に接続するに際して必要な折曲部を、予め折曲形成してあるので、冷媒配管の導出部分を支点として捩じり、さらに折曲部を支点として捩じることで、配管の先端が室外機の冷媒回路側に向き、これにより、冷媒配管を単に捩じっていくだけで、冷媒配管を折り曲げることなく、室外機の冷媒回路側に容易に接続することができ、施工時間を大幅に短縮することができる。
【0024】
請求項2の室外ユニットによれば、冷媒配管の全体はケーシングの側面に沿うと共に、該ケーシングより非突出としているので、冷媒配管がケーシングの側面に隠れることになり、室外ユニットの梱包や運搬時において、冷媒配管が邪魔になることはなく、持ち運び易くなる。
【0025】
請求項3の室外ユニットによれば、冷媒配管の先端は予めフレア加工しているので、現場でフレア加工をする必要がなく、冷媒配管を捩じって直ぐに室外機側と接続することができ、施工時間を大幅に短縮できる。
【0026】
請求項4の室外ユニットによれば、上記室外ユニットは、加熱又は冷却した水で床の暖房又は冷房などの温調を行なう温調水ユニットとしていることで、好適に温調水ユニットを使用することができて、室内環境を快適にすることができる。
【0027】
請求項5の空調装置によれば、室外機内の冷媒回路を構成する接続口を室外機の側面に設け、この接続口を後方に向けているので、冷媒配管の先端を接続口側に捩じるだけで、直ぐに冷媒配管を接続口に接続でき、施工時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)はこの発明の実施の形態の冷媒配管を接続口に接続する場合の施工状態を示す図である。
【図2】(a)〜(c)はこの発明の実施の形態の温調水ユニットの水熱交換器の平面図、背面図及び側面図である。
【図3】この発明の実施の形態の冷媒配管の先端のフレア加工を示す要部拡大正面図である。
【図4】従来例の温調水ユニット側の要部分解斜視図である。
【図5】(a)(b)は従来例の室外機の上に温調水ユニットを段積みした状態の平面図及び側面図である。
【符号の説明】
1 室外機
2 温調水ユニット
8 接続口
9 接続口
11 液配管
12 ガス配管
13 冷媒配管
20 折曲部
Claims (5)
- 空調用の室外機(1)の上面に配置されると共に、この室外機(1)に冷媒配管(13)を介して接続される室外ユニットにおいて、上記冷媒配管(13)の一端は上記室外ユニットに接続しておき、冷媒配管(13)の他端を上記室外機(1)に接続するに際して必要な折曲部を、予め折曲形成してあることを特徴とする室外ユニット。
- 上記冷媒配管(13)の全体はケーシング(3)の一側面に沿って配置されると共に、該側面の各側縁を超えて外方ヘ突出しないように設けられていることを特徴とする請求項1の室外ユニット。
- 上記冷媒配管(13)の先端には、予めフレア加工していることを特徴とする請求項1又は請求項2の室外ユニット。
- 上記室外ユニット(2)は、加熱又は冷却した水で床暖房又は冷房を行なう温調水ユニット(2)としていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの室外ユニット。
- 上記請求項1〜請求項4のいずれかの室外ユニット(2)と、空調用の室外機(1)とから成り、上記室外ユニットにおいては、上記折曲部をL字状に構成し、上記室外機(1)においては、その冷媒回路の接続口(8)(9)を室外機(1)の側面に設け、この接続口(8)(9)を後方に向けていることを特徴とする空調装置。
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