JP3816796B2 - 自動送り装置付鍛造プレスおよび自動送り鍛造プレスにおける成型方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動送り装置付鍛造プレスおよび自動送り鍛造プレスにおける成型方法に関する。鍛造プレスでは、インダクションヒータによって加熱された鍛造素材を、一対の金型によって挟み、一対の金型に形成されている型穴の形状に鍛造素材を成形する。ところが、インダクションヒータから鍛造プレスまで鍛造素材を送る間に、鍛造素材の表面が空気中の酸素と反応して鍛造素材の表面にスケールが形成される。このスケールが付着したままで鍛造素材をプレスすると、鍛造された鍛造製品の表面精度が悪くなる。したがって、鍛造素材をプレス前には、鍛造素材の表面に形成されたスケールを除去する必要がある。本発明は、鍛造素材の表面に形成されたスケールを除去することができる自動送り装置付鍛造プレスおよび自動送り鍛造プレスにおける成型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動送り装置を備えた鍛造プレスでは、複数の金型を備えており、この複数の金型によって、複数の工程を同時に行なっている。そして、各金型間における鍛造素材の移動は、金型の側方に設けられた一対のフィードバーによって行われており、この一対のフィードバーに設けられた一対のフィンガーによって、鍛造素材を、その軸方向の両端から挟んで支持した状態で、次工程に搬送している。このような自動送り装置を備えた鍛造プレスは、通常、第一金型においてスケール除去とボリューム配分を目的とした潰し工程が行われ、この潰し工程において、鍛造素材Bの表面のスケールを除去している。
【0003】
しかるに、図7(A) および図7(B) に示すように、第一金型102 ,103によって鍛造素材Bを上下方向からプレスすれば、鍛造素材Bの側方に形成されたスケールSを除去することはできるが、鍛造素材Bの上下に形成されていたスケールSは、鍛造素材Bと第一金型102 ,103の間に挟まれるので、鍛造素材Bの表面に残り、成型された鍛造製品の表面精度が低下するという問題がある。
また、第一金型102 ,103でプレスされた鍛造素材Bを、90度反転してから第二金型104 ,105に供給し、第二金型104 ,105においても潰し作業を行えば、第一金型102 ,103で除去できなかったスケールSを除去することも可能である。しかし、図7(A) および図7(B) に示すように、一般的に、鍛造素材Bは断面視円形の棒材であり、第一金型102 ,103でプレスされると断面視で横長な楕円形状の棒材となる。このため、第一金型102 ,103でプレスされた鍛造素材Bを90度反転させると断面視で縦長な楕円形状の棒材となるので(図7(C) )、第二金型104 ,105に載せたときに非常に不安定であり、下型105 上で転がってしまう。したがって、第二金型104 ,105において潰し作業を行うことは難しく、第二金型104 ,105でスケールSを除去することは、実現することができなかった。
したがって、成型された鍛造製品の表面精度を向上させるためには、鍛造素材Bの表面に形成されたスケールSを、予め人手によって全て除去してから、鍛造プレスに供給するしかなく、スケール除去を自動化することができなかった。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑み、鍛造素材の表面に形成されたスケールの除去を自動化することができ、多工程プレスでは、鍛造素材を自動送りしながら、その表面に形成されたスケールを確実に除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる自動送り装置付鍛造プレスおよび自動送り鍛造プレスにおける成型方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の自動送り装置付鍛造プレスは、複数の成型工程を行うための複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスであって、前記自動送り装置が、第一金型から第二金型に前記鍛造素材を移動させるときに、該鍛造素材を、その軸周りに90°回転させて、第二金型における下型の上面に載せる反転機構を備えており、前記第一金型における上型の下面および下型の上面が、湾曲形に形成されており、前記第一金型によって前記鍛造素材を成形すると、該鍛造素材が上下に湾曲した湾曲棒となることを特徴とする。
請求項2の自動送り装置付鍛造プレスは、請求項1記載の発明において、前記自動送り装置に、前記鍛造素材の軸方向両端を挟んで支持する一対のフィンガーが設けられており、前記第一金型に、前記鍛造素材の軸方向両端部を互いに平行かつ同軸な柱状に形成するための端部成形溝が形成されていることを特徴とする。
請求項3の自動送り装置付鍛造プレスは、複数の成型工程を行うための複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスであって、前記自動送り装置が、第一金型から第二金型に前記鍛造素材を移動させるときに、該鍛造素材を、その軸周りに90°回転させる反転機構を備えており、前記第一金型における上型の下面および下型の上面が、互いに平行な平坦面に形成されており、前記第二金型の下型の上面に、前記鍛造素材の軸方向と平行な支持溝を有する支持突起が形成されており、前記支持突起の支持溝の幅が、前記第一金型によって成形された前記鍛造素材の上下方向の厚さよりわずかに広いことを特徴とする。
請求項4の自動送り装置付鍛造プレスにおける成型方法は、複数の成型工程を行う複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスにおいて、荒打ち工程を行う前に、第一金型において、前記鍛造素材を上下に湾曲した湾曲棒に成形しつつ、該鍛造素材の側面に付着しているスケールを除去する第一スケール除去工程と、前記自動送り装置によって、前記鍛造素材を、その軸周りに90°回転させながら、第二金型上に載せ、第二金型において、前記湾曲棒を上下から挟み、該湾曲棒の側面に付着しているスケールを除去する第二スケール除去工程とを順に行うことを特徴とする。
請求項5の自動送り装置付鍛造プレスにおける成型方法は、自動送り複数の成型工程を行うための複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスであって、前記第一金型における上型の下面および下型の上面が、互いに平行な平坦面に形成されており、前記第二金型の下型の上面に、前記鍛造素材の軸方向と平行な支持溝を有する支持突起が形成されており、第一金型において、前記鍛造素材をその上端および下端を互いに平行な平坦面に形成し、前記自動送り装置によって、前記鍛造素材を、その軸周りに90°回転させながら、第二金型の前記支持突起の支持溝に挿入することを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明によれば、第一金型によって鍛造素材が成形されると、鍛造素材は、その軸線が上下に湾曲された湾曲軸となる。このため、反転装置によって、鍛造素材が、その軸周りに90°回転されてから第二金型の下型上に載せられたときに、鍛造素材の水平方向の幅が広くなるので、鍛造素材を第二金型の下型上面上に安定して置くことができる。このため、第二金型によって、鍛造素材を第一金型が加圧した方向に対して90°回転した方向から確実に加圧することができる。したがって、鍛造素材の周囲にスケールが形成されても、その全周のスケールを第一工程と第二工程によって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
請求項2の発明によれば、自動送り装置において、一対のフィンガーを、水平かつ互いに対向するように設ければ、確実に鍛造素材の軸方向両端部を挟んで支持することができる。したがって、一対のフィンガーと鍛造素材の取り合いが簡単になり装置の構造を簡単にできる。
請求項3の発明によれば、鍛造素材を支持突起の支持溝に挿入すれば、鍛造素材を支持溝によって支持することができる。しかも、支持溝の幅が鍛造素材の互いに平行な平坦面よりもわずかに広いだけであるので、鍛造素材が、その軸周りに回転することを防ぐことができる。このため、鍛造素材が第二金型の下型上で転がることを防ぐことができ、鍛造素材を第一金型が加圧した方向に対して90°回転した方向から確実に加圧することができる。したがって、鍛造素材の周囲にスケールが形成されても、その全周のスケールを第一工程と第二工程によって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
請求項4の発明によれば、第一スケール除去工程において、第一金型によって鍛造素材が成形されると、鍛造素材は、その軸線が上下に湾曲された湾曲軸となる。このため、反転装置によって、鍛造素材が、その軸周りに90°回転されてから第二金型の下型上に載せられたときに、鍛造素材の水平方向の幅が広くなるので、鍛造素材を第二金型上に安定して置くことができる。このため、第二スケール除去工程において、第二金型によって、鍛造素材を第一金型が加圧した方向に対して90°回転した方向から確実に加圧することができる。したがって、鍛造素材の周囲にスケールが形成されても、荒打ち工程の前に、その全周のスケールを第一、第二スケール除去工程によって除去することができるから、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
請求項5の発明によれば、鍛造素材を支持突起の支持溝に挿入すれば、鍛造素材を支持溝によって支持することができる。このため、鍛造素材が第二金型の下型上で転がることを防ぐことができ、鍛造素材を第一金型が加圧した方向に対して90°回転した方向から確実に加圧することができる。したがって、鍛造素材の周囲にスケールが形成されても、その全周のスケールを第一工程と第二工程によって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図3は本実施形態の自動送り装置付鍛造プレス1の概略説明図である。図4は自動送り装置10の反転機構13によって鍛造素材Bを反転させる作業の説明図である。図3および図4に示すように、本実施形態の自動送り装置付鍛造プレス1は、複数の成型工程を行うための複数の金型Mと、複数の金型Mに棒状の鍛造素材Bを横送りするための自動送り装置10を備えており、第一金型MAおよび第二金型MBによって、鍛造素材Bの表面に形成された全てのスケールSを除去できるようにしたことが特徴である。
そこで、本発明の特徴である第一金型MAおよび第二金型MBを説明する前に、本実施形態の自動送り装置付鍛造プレス1の概略を説明する。
【0008】
まず、複数の金型Mを説明する。
図3において、符号Bは円柱状の鍛造素材を示している。また、符号4および符号5は、それぞれ上ダイホルダーおよび下ダイホルダーを示している。この上ダイホルダー4と下ダイホルダー5の間には、前記鍛造素材Bをその半径方向から加圧して、ロッカーアームやコンロッド、キャップ等に成型するための複数の金型MA〜MEが設けられている。各金型MA〜MEの上型は上ダイホルダー4の下端に取り付けられており、下型は下ダイホルダー5の上端に取り付けられている。
【0009】
各金型MA〜MEは、それぞれ以下の工程を行うためのものである。
第一金型MAは、鍛造素材Bを曲げながら潰すとともに、鍛造素材B表面に形成されたスケールSを除去するためのものである。
第二金型MBは、鍛造素材Bを潰すとともに、第一金型MAで除去できなかったスケールSを除去するためのものである。
第三金型MCは、荒打工程を行うためのものである。
第四金型MDは、仕上げ工程を行うためのものである。
第五金型MEは、バリ取り工程を行うためのものである。
【0010】
このため、複数の金型MA〜MEに鍛造素材Bを、その軸が水平になるようにそれぞれ配置して、上ダイホルダー4を下降させれば、複数の金型MA〜MEの上型と下型の間に鍛造素材Bを挟んで加圧することができるので、鍛造素材Bをロッカーアーム等に成型することができる。
【0011】
つぎに、自動送り装置10を説明する。
図3および図4に示すように、複数の金型MA〜MEの両側方には、左右一対のフィードバー12 ,12が設けられている。この左右一対のフィードバー12 ,12は、上下、左右および前後(図3(B)では紙面に垂直)に移動可能に設けられている。
この左右一対のフィードバー12 ,12には、複数組の左右一対のフィンガー11 ,11が、互いに対向するように取り付けられている。この複数組の左右一対のフィンガー11 ,11は、複数の金型MA〜MEに取り付けられた鍛造素材Bの両端を挟んで支持するためのものである。
このため、左右一対のフィンガー11 ,11が鍛造素材Bの両端を支持した状態で左右一対のフィードバー12 ,12を上方に移動させてから前進させ→降下させ、左右一対のフィンガー11,11が鍛造素材Bを開放した後、左右一対のフィードバー12,12を元の位置に復帰させれば、鍛造素材Bを順次次工程に横送りすることができる。
【0012】
また、第一金型MAおよび第二金型MBの両側方には、第一金型から第二金型に鍛造素材Bを移動させるときに、鍛造素材Bを、その軸周りに90°回転させる左右一対の反転機構13 ,13を備えている。左右一対の反転機構13 ,13は、同じ構造であるので、以下には第一金型MAおよび第二金型MBの右側に設けられた反転機構13のみを説明する。
図3および図4に示すように、この反転機構13は、前記フィードバー12の軸受12h によって回転自在に取り付けられた反転軸13c を備えている。この反転軸13c の内端には、前記フィンガー11が取り付けられている。また、この反転軸13c の外端には、反転アーム12b の一端が固定されている。この反転アーム12b の他端は、支持部材13a に形成された溝13g に回転自在かつ上下に摺動自在に取り付けられている。
このため、前記フィードバー12が、前進(図4では右方向に移動)すれば、前記反転アーム12b が、その他端を支点として回転する。すると、反転アーム12b の一端に取り付けられた反転軸13c およびフィンガー11が90度回転されるので、フィンガー11に支持された鍛造素材Bも、その軸周りに90度回転される。つまり、フィードバー12によって鍛造素材Bを第一金型から第二金型に移動させれば、鍛造素材Bは、反転機構13によってその軸周りに90度回転されて、第二金型MBの下型MB2上に載せられるのである。
【0013】
上記のごとき構成であるので、本実施形態の自動送り装置付鍛造プレス1は、以下のように作用する。
まず、自動送り装置10によって、鍛造素材Bを横送りして、各金型MA〜MEに、鍛造素材Bを供給する。このとき、第一金型MAによって鍛造された鍛造素材Bは、左右一対の反転機構13 ,13によって、その軸周りに90°回転されてから第二金型MBの下型MB2上に載せられる。
ついで、上ダイホルダー4を下降させれば、複数の金型MA〜MEの上型が下降し、上型と下型との間に鍛造素材Bを挟んで加圧するので、鍛造素材Bを成型することができる。
【0014】
このとき、第一金型MAでは、その上型MA1および下型MA2によって鍛造素材Bを上下から挟んで加圧して潰すので、鍛造素材Bの周囲に形成されたスケールSのうち、鍛造素材Bの側方に形成されているスケールSが除去される。ただし、第一金型MAでは、鍛造素材Bの上部外周および下部外周に形成されたスケールSは、鍛造素材Bと上型MA1および下型MA2との間に挟まれているから、除去できずに鍛造素材Bの表面に残っている。
そして、第二金型MBでは、第一金型MAによって鍛造された鍛造素材Bがその軸周りに90°回転された状態で載せられているので、第二金型MBの上型MA1および下型MA2によって鍛造素材Bを上下から挟んで加圧して潰すと、鍛造素材Bの側方に形成されているスケールS、つまり第一金型MAでは除去できなかったスケールSを除去することができる。
【0015】
したがって、本実施形態の自動送り装置付鍛造プレス1によれば、鍛造素材Bの周囲にスケールSが形成されても、その全周のスケールSを第一金型MAと第二金型MBによって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
【0016】
さて、本発明の特徴である第一金型MAおよび第二金型MBを説明する。
まず、第一金型MAを説明する。
図1は第一金型MAの概略説明図である。図1(A) に示すように、第一金型MAは、上型MA1および下型MA2とから構成されている。上型MA1および下型MA2の左右方向中央部において、上型MA1の下面および下型MA2の上面は湾曲形、つまり上下方向に湾曲した面となるように形成されている。後述するように、この上型MA1の下面および下型MA2の上面に形成された湾曲形によって、円柱状の鍛造素材Bを湾曲させることができるのである。
【0017】
なお、上型MA1の下面および下型MA2の上面は、その間に形成される空間が縦断面視で波形になるように形成してもよいし、V字状になるように形成してもよい。 また、湾曲している部分は、緩やかに屈曲していてもよいし、鋭く屈曲していてもよい。つまり、上型MA1の下面および下型MA2の上面は、第一金型MAによって成型された鍛造素材Bが第二金型MBの下型MB2上に安定して載せることができるような形状であればよいのである。
【0018】
図1(B) および図1(D) に示すように、上型MA1の左右方向両端部には、断面視半円形状に窪んだ端部成形溝Mg1がそれぞれ形成されている。この左右一対の端部成形溝Mg1 , Mg1の外端部は、その内面の中心軸が同軸かつ水平に設けられており、しかも自動送り装置10による鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように配設されている。
また、図1(C) および図1(D) に示すように、下型MA2の左右方向両端部において、前記左右一対の端部成形溝Mg1 , Mg1の鉛直下方には、断面視半円形状に窪んだ素材支持溝Mg2がそれぞれ形成されている。この左右一対の素材支持溝Mg2 , Mg2は、その内面の中心軸が同軸かつ水平に設けられており、しかもその内面の中心軸が自動送り装置10による鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように配設されている。
【0019】
このため、鍛造素材Bを、その軸方向両端部が左右一対の素材支持溝Mg2 , Mg2の上に位置するように下型MA2に載せれば、鍛造素材Bは水平かつ自動送り装置による鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように配置される。しかも、鍛造素材Bの軸方向両端部が、左右一対の素材支持溝Mg2 , Mg2によって支持されるので、鍛造素材Bが下型MA2上で転がることを防ぐことができる。
そして、鍛造素材Bを下型MA2上に載せた状態で、上型MA1および下型MA2によって挟んで加圧すれば、鍛造素材Bを、その上下から潰すことができ、鍛造素材Bの外周に形成されたスケールSのうち、鍛造素材Bの側面に形成されたスケールSを除去することができる。
【0020】
また、鍛造素材Bは、その軸方向中央部が波形に形成された上型MA1の下面および下型MA2の上面によって挟まれて上下に交互に湾曲する。そして、鍛造素材Bの軸方向両端部は、前記左右一対の端部成形溝Mg1 , Mg1と左右一対の素材支持溝Mg2 , Mg2の間にそれぞれ挟まれるので湾曲せず、互いに平行かつ同軸な柱状に形成される。つまり、第一金型MAでは、鍛造素材Bを、その軸方向中央部が上下に湾曲し、その軸方向両端部が互いに平行かつ同軸な柱状に形成された湾曲棒B1(図2(C)参照)に成型することができるのである。
【0021】
つぎに、第二金型MBを説明する。
図2は第二金型MBの概略説明図である。図2(A) に示すように、第一金型MBは、上型MB1および下型MB2とから構成されている。上型MB1および下型MB2の左右方向中央部において、上型MB1の下面がわずかに凸となり下型MB2の上面は平坦面に形成されている。
【0022】
図2(B)に示すように、下型MB2の左右方向両端部には、断面視半円形状に窪んだ素材支持溝Mg3がそれぞれ形成されている。この左右一対の素材支持溝Mg3 , Mg3は、その内面の中心軸が同軸かつ水平に設けられており、しかも自動送り装置10による鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように配設されている。そして、左右一対の素材支持溝Mg3 , Mg3の半径は、前記湾曲棒B1の左右両端部の半径と同じ長さとなるように成型されている。
【0023】
このため、湾曲棒B1を、その左右方向両端部が、左右一対の素材支持溝Mg3 , Mg3に位置するように下型MB2に載せれば、鍛造素材Bを水平かつ自動送り装置による鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように配置することができる。
【0024】
上記のごとき構成であるので、第一金型MAおよび第二金型MBを用いれば、第一金型MAによって鍛造素材Bを、その軸方向中央部が上下に交互に湾曲し、その軸方向両端部が互いに平行かつ同軸な柱状に形成された湾曲棒B1に成型することができる。このため、自動送り装置10の反転機構13によって、湾曲棒B1をその軸周りに90°回転させて第二金型MBの下型MB2上に載せたときに、湾曲棒B1の水平方向の幅Wが広くなるので、第二金型MBの下型MB2上に安定して置くことができる(図2(C))。
よって、第二金型MBによって、湾曲棒B1を第一金型MAが加圧した方向に対して90°回転した方向から確実に加圧することができるので、第一金型MAでは除去できなかったスケールSを確実に除去することができる。
【0025】
また、鍛造素材Bは、その軸方向両端部が互いに平行かつ同軸な柱状に形成されているので、自動送り装置10の一対のフィンガー11 ,11を、水平かつ互いに対向するように設けさえすれば、確実に湾曲棒B1の軸方向両端部を挟んで支持することができる。したがって、一対のフィンガー11 ,11と湾曲棒B1の取り合いが簡単になり装置の構造を簡単にできる。
【0026】
また、一つの鍛造素材Bから複数の鍛造品を成型する場合、例えば一つの鍛造素材Bから複数のロッカーアーム等を成型する場合には、鍛造品同士が連結部分によってつながった状態で成型され、連結部分は最終的に廃棄される。このような成型を行う場合には、第一金型MAおよび第二金型MBの構造は、以下ごとき構造でもよい。
【0027】
図5は他の実施形態の第一金型MAの概略説明図である。図5(A) に示すように、第一金型MAは、上型MA1および下型MA2とから構成されている。上型MA1および下型MA2の左右方向中央部において、上型MA1の下面および下型MA2の上面は互いに平行な平坦面に形成されている。
また、図5(B) および図5(C) に示すように、下型MA2の左右方向両端部には、断面視半円形の溝状に窪んだ素材支持溝Mg2がそれぞれ形成されている。この左右一対の素材支持溝Mg2 , Mg2は、その内面の中心軸が同軸かつ水平に設けられており、しかもその内面の中心軸が自動送り装置10による鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように配設されている。
【0028】
このため、鍛造素材Bを下型MA2に載せれば、鍛造素材Bは水平かつ自動送り装置による鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように配置される。しかも、その軸方向両端部を、左右一対の素材支持溝Mg2 , Mg2が支持するので、鍛造素材Bが下型MA2上で転がることを防ぐことができる。
そして、鍛造素材Bが下型MA2上に載せた状態で、上型MA1および下型MA2によって鍛造素材Bを挟んで加圧すれば、鍛造素材Bを、その上下から潰して、上面と下面が互いに平行な平坦面となった角材B2とすることができ、鍛造素材Bの外周に形成されたスケールSのうち、鍛造素材Bの側面に形成されたスケールSを除去することができる。
【0029】
つぎに、第二金型MBを説明する。
図6は第二金型MBの概略説明図である。図6(A) に示すように、第二金型MBは、上型MB1および下型MB2とから構成されている。上型MB1および下型MB2の左右方向中央部には、自動送り装置10による鍛造素材Bの搬送方向に平行な一対の支持突起Dが形成されている。図6(B) および図6(C) に示すように、この支持突起Dには、鍛造素材Bの搬送方向に対して直交するように形成された支持溝Dgがそれぞれ形成されている。
この支持溝Dgは、その幅W2が前記第一金型MAにおける上型MA1の下面と下型MA2の上面との距離W1よりもわずかに広くなるように形成されている。
【0030】
上記のごとき構成であるので、第一金型MAおよび第二金型MBを用いれば、第一金型MAによって、鍛造素材Bを上面と下面が互いに平行な平坦面となった角材B2に成型することができる。このため、角材B2を、その軸周りに90°回転させて、角材B2を支持突起Dの支持溝Dgに挿入すれば、角材B2を支持突起Dの支持溝Dgによって支持することができる。
しかも、支持突起Dの支持溝Dgの幅W2が、前記第一金型MAにおける上型MA1の下面と下型MA2の上面との距離W1、つまり角材B2の互いに平行な平坦面間の距離よりもわずかに広いだけであるので、支持突起Dの支持溝Dg内において、角材B2が、その軸周りに回転することを防ぐことができる。
よって、角材B2が第二金型MBの下型MB2上で転がることを防ぐことができ、角材B2を第一金型MAが加圧した方向に対して90°回転した方向から確実に加圧することができるので、第一金型MAでは除去できなかったスケールSを確実に除去することができる。
【0031】
角材B2において、支持突起Dの支持溝Dgに挿入された部分は、スケールSを除去することができない。しかし、1本の鍛造素材Bから複数の製品を成形する場合において、支持突起Dの支持溝Dgに挿入された部分が隣接する製品同士の連結部分となるように金型を設計すれば、この部分は最終的に廃棄されるので、スケールSを除去することができなくても、鍛造品の表面精度に影響を与えることがない。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、第一金型によって鍛造素材は、その軸線が上下に湾曲された湾曲軸となるので、鍛造素材を第二金型上に安定して置くことができる。したがって、鍛造素材の全周のスケールを第一工程と第二工程によって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
請求項2の発明によれば、自動送り装置において、一対のフィンガーを、水平かつ互いに対向するように設ければ、確実に鍛造素材の軸方向両端部を挟んで支持することができる。したがって、一対のフィンガーと鍛造素材の取り合いが簡単になり装置の構造を簡単にできる。
請求項3の発明によれば、鍛造素材を支持突起の支持溝に挿入すれば、鍛造素材が第二金型の下型上で転がることを防ぐことができる。したがって、鍛造素材の全周のスケールを第一工程と第二工程によって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
請求項4の発明によれば、第一金型によって鍛造素材は、その軸線が上下に湾曲された湾曲軸となるので、鍛造素材を第二金型上に安定して置くことができる。したがって、鍛造素材の全周のスケールを第一工程と第二工程によって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
請求項5の発明によれば、鍛造素材を支持突起の支持溝に挿入すれば、鍛造素材が第二金型の下型上で転がることを防ぐことができる。したがって、鍛造素材の全周のスケールを第一工程と第二工程によって除去することができ、鍛造製品の表面精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一金型MAの概略説明図である。
【図2】 第二金型MBの概略説明図である。
【図3】 本実施形態の自動送り装置付鍛造プレス1の概略説明図である。
【図4】 自動送り装置10の反転機構13によって鍛造素材Bを反転させる作業の説明図である。
【図5】 他の実施形態の第一金型MAの概略説明図である。
【図6】 他の実施形態の第二金型MBの概略説明図である。
【図7】 スケールが形成された鍛造素材のプレス作用説明図である。
【符号の説明】
1 自動送り装置付装置付鍛造プレス
10 自動送り装置
11 フィンガー
13 反転機構
MA 第一金型
MB 第二金型
B 鍛造素材
B1 湾曲棒
D 支持突起
Dg 支持溝
Claims (5)
- 複数の成型工程を行うための複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスであって、前記自動送り装置が、第一金型から第二金型に前記鍛造素材を移動させるときに、該鍛造素材を、その軸周りに90°回転させて、第二金型における下型の上面に載せる反転機構を備えており、
前記第一金型における上型の下面および下型の上面が、湾曲形に形成されており、
前記第一金型によって前記鍛造素材を成形すると、該鍛造素材が上下に湾曲した湾曲棒となる
ことを特徴とする自動送り装置付鍛造プレス。 - 前記自動送り装置に、前記鍛造素材の軸方向両端を挟んで支持する一対のフィンガーが設けられており、
前記第一金型に、前記鍛造素材の軸方向両端部を互いに平行かつ同軸な柱状に形成するための端部成形溝が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の自動送り装置付鍛造プレス。 - 複数の成型工程を行うための複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスであって、前記自動送り装置が、第一金型から第二金型に前記鍛造素材を移動させるときに、該鍛造素材を、その軸周りに90°回転させる反転機構を備えており、
前記第一金型における上型の下面および下型の上面が、互いに平行な平坦面に形成されており、
前記第二金型の下型の上面に、前記鍛造素材の軸方向と平行な支持溝を有する支持突起が形成されており、
前記支持突起の支持溝の幅が、前記第一金型によって成形された前記鍛造素材の上下方向の厚さよりわずかに広い
ことを特徴とする自動送り装置付鍛造プレス。 - 複数の成型工程を行う複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスにおいて、
荒打ち工程を行う前に、第一金型において、前記鍛造素材を上下に湾曲した湾曲棒に成形しつつ、該鍛造素材の側面に付着しているスケールを除去する第一スケール除去工程と、
前記自動送り装置によって、前記鍛造素材を、その軸周りに90°回転させながら、第二金型上に載せ、第二金型において、前記湾曲棒を上下から挟み、該湾曲棒の側面に付着しているスケールを除去する第二スケール除去工程とを順に行う
ことを特徴とする自動送り装置付鍛造プレスにおける成型方法。 - 複数の成型工程を行うための複数の金型と、該複数の金型に棒状の鍛造素材を横送りするための自動送り装置を備えた鍛造プレスであって、
前記第一金型における上型の下面および下型の上面が、互いに平行な平坦面に形成されており、
前記第二金型の下型の上面に、前記鍛造素材の軸方向と平行な支持溝を有する支持突起が形成されており、
第一金型において、前記鍛造素材をその上端および下端を互いに平行な平坦面に形成し、
前記自動送り装置によって、前記鍛造素材を、その軸周りに90°回転させながら、第二金型の前記支持突起の支持溝に挿入する
ことを特徴とする自動送り装置付鍛造プレスにおける成型方法。
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