JP3816623B2 - アクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor,TFTとも称する)をスイツチング素子として信号線と表示画素電極との間に接続して構成されたアクティブマトリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高密度かつ大容量でありながら高機能、高精細な表示が得られる液晶表示装置の実用化が進められている。この液晶表示装置には各種方式があるが、中でも隣接画素間のクロストークが小さく、高コントラストの表示が得られ、透過型表示が可能かつ大面積化も容易などの理由から、互いに交差する方向に設けられた複数本の走査線と複数本の信号線により区画された複数個の領域に薄膜トランジスタをスイッチング素子として画素電極がマトリクス状に設けられたアレイ基板を備えるアクティブマトリクス型液晶表示装置が多く用いられている。
【0003】
また近年、移動度の大きいポリシリコンを用いて駆動回路を基板上に一体化する試みがなされている。ポリシリコンを用いる場合はアレイ基板の製造工程において通常600℃以上の高温になることや、薄膜トランジスタのソース電極やドレイン電極をゲート電極を用いて自己整合的に不純物注入を行って形成するため、トップゲート型のトランジスタ構造が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような、移動度の大きいポリシリコンを用いて液晶表示装置を構成する場合、表示画素電極に接続された薄膜トランジスタも移動度が大きいことから、表示画素電極に接続された補助容量素子を充電するためのオン電流が大きくなり、画素電極に接続された薄膜トランジスタのサイズを小さく出来る。しかし、画素電極に接続された薄膜トランジスタのサイズの小型化に伴いオフ電流も増加し、クロストークの発生や表示輝度が画面上で不均一になるなどといった表示不良が発生する。
【0005】
これを解決するために、例えば特許出願公開公報昭62−245222号に開示されたように、画素電極に対して薄膜トランジスタを直列に2個またはそれ以上接続した構成を用いることが知られている。このように直列に接続される薄膜トランジスタ素子数が多くなればオフ電流を少なくすることができ、上記のような表示品位の劣化を抑えることが出来る。
【0006】
しかし、この公知の構成では複数の薄膜トランジスタをいずれも走査線と信号線によって囲まれた部分に形成するのでその分だけ画素電極の面積が少なくなり、十分な開口率を得ることが難しくなる。
【0007】
また、ポリシリコン膜はガラス基板上に堆積されたアモルファスシリコン膜をレーザースキヤン等の方法で加熱して結晶化して形成されるが、この時、レーザーによってスキャンされて結晶化された部分と、次のレーザースキャンにより結晶化された部分との間に十分に結晶化されない領域が残り、このようなポリシリコン膜を用いて薄膜トランジスタを形成した場合、その特性にばらつきが生じることがある。
そこで、この発明は、高い表示品位を有すると共に十分な開口率を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明のアクティブマトリクス型液晶表示装置は、絶縁基板上に形成された複数本の走査線と、この複数本の走査線と直交して形成された複数本の信号線と、前記走査線と信号線とにより区画された領域内にそれぞれ形成された複数の画素電極と、前記走査線と信号線の交点のそれぞれに形成された第1の薄膜トランジスタと、それぞれ前記画素電極に対してこの第1の薄膜トランジスタと直列に接続された第2の薄膜トランジスタと、が設けられてなるアレイ基板を備え、
前記第1の薄膜トランジスタは、走査線と信号線の交点において前記信号線の長手方向にチャネル長を有し前記信号線の下方にこの信号線の線幅と略同等のチャネル幅で形成されたチャネルと、前記走査線に接続されたゲート電極と、前記信号線に接続されたドレイン電極とを有し、
前記第2の薄膜トランジスタは、前記交点における走査線に接続されたゲート電極と、前記第1の薄膜トランジスタのソース電極に接続されたドレイン電極と、前記画素電極に接続されたソース電極と、前記走査線の長手方向に前記第1の薄膜トランジスタのチャネル長方向とは直交する方向にチャネル長を有するチャネルとを有し、
前記画素電極に接続された前記第2の薄膜トランジスタのチャネル領域は、前記走査線と信号線とにより区画された領域内の前記信号線とは外れた位置に前記画素電極とともに形成されることを特徴として構成される。
【0009】
上記の構成により信号線と画素電極との間に第1、第2の薄膜トランジスタが互いに交差する方向に配列されかつ直列に接続されるので、薄膜トランジスタが形成されるポリシリコン膜中に形成される結晶欠陥の分布に製造工程に起因する方向性があっても、形成される薄膜トランジスタの特性のバラツキが特定の方向に生じることがなく、また、第1の薄膜トランジスタのチャネル長が信号線の長手方向に沿ってこの信号線の下方に形成されるので、開口率を損なうことなく設計段階でこの第1の薄膜トランジスタのチャネル長を自由に設定できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に本発明の1実施例のアクティブマトリクス型液晶表示装置の平面図を示し、図2に図1の一点鎖線ABCDに沿って切断した断面図を示す。
【0011】
図1、図2において、ガラス基板59上にて走査線40A、40Bに対して信号線52A、52Bがほぼ直角に交わるように配置され、その内側に画素電極55が配置されて1画素分の表示領域30が形成される。
【0012】
この表示領域30の対角線上の一方の隅における走査線40Aと信号線52Aとの交点部分の基板59上には互いに直列に接続された第1、第2の薄膜トランジスタ50、53が形成される。
【0013】
この第1、第2の薄膜トランジスタ50、53はスイッチング素子として用いられるもので、第1の薄膜トランジスタ50のドレイン電極51は接続線51aを介して信号線52Aと接続される。一方、第2の薄膜トランジスタ53のソース電極54は接続線54aを介して画素電極55に接続されている。更に、第1の薄膜トランジスタ50のソース領域と第2の薄膜トランジスタ53のドレイン領域とはそれぞれのチャネル方向を直交させるようにして共通の電極56で接続されている。
【0014】
すなわち、第1の薄膜トランジスタ50のチャネル長の方向は信号線52Aの長手方向と一致するように形成され、他方の第2の薄膜トランジスタ53のチヤネル長方向は信号線52Aと直交する走査線40Aの長手方向と一致するように形成される。かつ、第1、第2の薄膜トランジスタ50、53は互いに直列に接続され、それぞれ共通のゲート線57およびこれから直角に突出された突出部57aにより駆動される。
【0015】
また、表示領域30の対角線上の他方の隅における走査線40Bと信号線52Bとの交点部分の基板59上には、コンタクトホール78を介して補助容量素子20Bが画素電極55と接続されるように形成される。
【0016】
この補助容量素子20Bの構造は走査線40Aに関連して形成された他の補助容量素子20Aと同じであり、その断面は図1中の線CDに沿って切断して示されている。補助容量素子20Aは図1に示されているように、下部電極61と上部電極64との間にシリコン酸化膜62を誘電体として形成され、電極71から接続線71aを介して画素電極55に隣接する画素電極56に接続される。
【0017】
この実施例のアクティブマトリクス型液晶表示装置では、以上のような構成を有する表示領域をガラス基板59上に形成するとともに、この表示領域を駆動する駆動回路部分も同じガラス基板59上に形成することができる。
【0018】
この駆動回路の一部が、ここではNチャネル型の薄膜トランジスタ67とPチャネル型の薄膜トランジスタ70とが直列に接続された構成として示されている。薄膜トランジスタ67、70のゲート電極66、65がそれぞれゲート酸化膜62を挟んでチャネル領域67a,70aに対応する部分に形成され、トランジスタ67のソース電極68、ドレイン電極69とチャネル領域67aとの間にはLDD(lightly doped drain )領域74e,74fが形成されている。
【0019】
薄膜トランジスタ67、70のドレイン、ソース電極69、73の間は接続線69aを介して接続され、トランジスタ70のドレイン電極72は接続線72aを介して図示しないが例えば走査線40Aに接続され、トランジスタ67のソース電極68は図示しないが電源端子に接続される。
【0020】
このような構成にすることにより、ガラス基板59上に堆積されたアモルファスシリコン膜を結晶化処理してポリシリコンを形成する時に発生するレーザースキヤン方向に沿つて生じる未結晶化部分が原因となるトランジスタ特性のばらつきを低減することが出来る。
【0021】
また、2つの薄膜トランジスタ50、53のうちの一方のトランジスタ50は、信号線52Aとゲート線40Aの交点、すなわち走査線40Aの真下がチャネル領域になるように形成されている。このように、配線交差部分にトランジスタ67、70の一方を作り込むことにより、薄膜トランジスタを複数個直列に接続して形成しても開口率をその分だけ高めることができ、高い開口率が得られる。
【0022】
また、画素電極に対して薄膜トランジスタを複数個直列に接続するため、オフ電流も低減でき、高い表示品位のアクティブマトリクス型液晶表示装置が得られる。
【0023】
次に図1、図2に示した実施例構成を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置の製造方法を図3および図4も参照して詳細に説明する。
まず、図3(a)において、高歪点ガラスや石英ガラスなどで形成された透光性絶縁性基板59上にCVD法などによりアモルファス−シリコン(a−Sl)膜10を50nm程度被着する。これを450℃で1時間炉アニールを行った後、アモルファス−シリコン(a−Sl)膜49に線状のXeClエキシマレーザをこの線と直交方向にスキャン照射し、アモルファス−シリコン(a−Sl)を多結晶化し、ポリシリコン膜を形成する。
【0024】
その後、このポリシリコン膜をフオトエッチング法によりパターンニングして、図3(b)に示したように表示領域内の第1、第2の薄膜トランジスタ50、53の形成領域10A、補助容量素子20Aの下部電極となるポリシリコン膜61の形成領域10B、および駆動回路領域10Cを形成する。
【0025】
次に、CVD法により絶縁基板59の全面にゲート絶縁膜となるSiOx膜62を100nm程度被着する。
続いて、図3(c)に示したように、SiOx膜62上全面にTa、Cr、Al、M0、W、Cuなどの金属単体又はその複数積層膜あるいは合金膜を400nm程度被着し、フォトエッチング法により所定の形状にパタ−ニングし、走査線40A、第1の薄膜トランジスタ50のゲート電極63a、第2の薄膜トランジスタ53のゲート電極63b、補助容量素子20Aの上部電極64、駆動回路の薄膜トランジスタ67、70のゲート電極66、65及び、図示しないが、駆動回路領域内の各種配線を形成した。
【0026】
その後、これらのゲート電極63a,63b,65,66をマスクとしてイオン注入やイオンドーピング法により不純物の注入を行い、第1の薄膜トランジスタ50のドレイン電極51、このトランジスタ50のソース電極と第2のトランジスタ53のドレイン電極を兼用する兼用電極56、第2のトランジスタ53のソース電極54、Nチャネル型の駆動回路トランジスタ67のソース電極68とドレイン電極69とを形成した。
【0027】
この時、補助容量素子20Aの形成予定領域10B、駆動回路領域のPチャネル型の回路トランジスタ70の電極形成部分には不純物が注入されないように、レジストで被覆した後に不純物の注入を行った。不純物の注入は、例えば加速電圧80keVで5×1015atoms/cm2 のドーズ量で、PH3 /H2 によりリンを高濃度注入した。
【0028】
次に、第1の薄膜トランジスタ50、第2の薄膜トランジスタ53、駆動回路領域のNチャネル型の駆動回路トランジスタ67には不純物が注入されないようにレジストで被覆した後、補助容量素子20Aの上部電極64とPチャネル型の駆動回路トランジスタ70のゲート電極65をそれぞれマスクとして、加速電圧80keVで5×1015atoms/cm2 のドーズ量でB26 /H2 によりボロンを高濃度注入して、補助容量素子20Aの下部電極61の接続電極71、Pチャネル型の駆動回路トランジスタ70のソース電極72、ドレイン電極73を形成した。
【0029】
その後、更に図3(c)に示したようにレジスト45をマスクとして不純物注入を行い、基板59全体をアニール処理することにより注入不純物を活性化してNチャネル型LDD(Light1y Doped Drain )領域74a、74b、74c、74d、74e、74fをそれぞれトランジスタ50、53、67のチャネルの端部に形成する。
【0030】
次に、この状態でレジスト45を全部除去して、図4(a)に示したように例えばPECVD法を用いて絶縁基板の全面に層間絶縁膜Si0275を500nm程度被着する。
【0031】
次に、ITOをスパッタ法により100nm程度成膜し、フォトエッチング法により所定の形状にパタ−ニングして、画素電極55、56を形成した。
続いて、フォトエッチング法により、第1の薄膜トランジスタ50のドレイン電極51に至るコンタクトホール76、第2の薄膜トランジスタ53のソース電極54に至るコンタクトホール77、補助容量素子20Aの下部電極61の接続電極71に至るコンタクトホール78と駆動回路トランジスタ67、70のソース電極68、72とドレイン電極69、73に至るコンタクトホール68b,72b,69b,73bとを形成した。
【0032】
次に、Ta、Cr、Al、Mo、W、Cuなどの金属単体又はその積層膜あるいは合金膜を500nm程度被着し、フォトエッチング法により所定の形状にパタ−ニングし、信号線52A、第1の薄膜トランジスタ50のドレイン電極51と信号線52Aの接続線51a、第2の薄膜トランジスタ53のソース電極54と画素電極55の接続線54a、補助容量素子20Aの下部電極61の接続電極71と画素電極56との接続線71a、駆動回路領域内の回路トランジスタ67、70の各種配線68a,69a,72a等の形成を行つた。この状態が図4(a)に示されている。
【0033】
最後に、図4(b)に示したように、PECVD法により絶縁基板59の全面にSiNxからなる保護絶縁膜79を成膜し、フォトエッチング法により所定の形状にパタ−ニングすることにより、アクティブマトリクス型液晶表示装置のアレイ基板80が得られる。このアレイ基板80の液晶に面する側には更に低温キュア型のポリイミドからなる配向膜86が印刷塗布され、その配向軸が所定の方向になるようにラビング処理される。
【0034】
このようにして製造されたアレイ基板80は図1に示したように対向基板85と組み合わせ、相互間に液晶88を挟んで液晶表示装置として組み立てられる。この対向基板85は、透明性絶縁基板として例えばガラス基板81上に、例えばCr膜をスパッタリング法により被膜した後、所定の形状にフォトエッチングして形成した遮光膜82を有する。
【0035】
次に、例えば顔料などを分散させた着色層83を形成し、更にスパッタ法により例えばITOからなる透明性電極である対向電極84を形成することにより、対向基板85が製造される。
【0036】
続いて、対向基板85の画素電極55、56に面する対向電極84側全面に低温キュア型のポリイミドからなる配向膜87を印刷塗布し、両基板80、85の対向時に、配向膜86に対して配向軸が90゜となるようにラビング処理をした後、両基板80、85を対向して組み立て、セル化し、その間隙にネマティツク液晶88を注入し封止する。そして、両基板80、85の絶縁基板59、81側に図示しない偏向板を貼り付けることにより、アクティブマトリクス型液晶表示装置が得られる。
【0037】
このようにして出来上がったアレイ基板80の画素電極55に接続される2個の薄膜トランジスタ50、53のうちの一方のトランジスタ50のドレイン電極51は信号線52Aと接続され、そのソース領域は第2のトランジスタ53のドレイン領域と共通電極65により接続されており、第2のトランジスタ53のソース電極54は画素電極55と接続されている。すなわち、この2つのトランジスタ50、53は信号線52Aと画素電極55間で直列に接続されている。
【0038】
このような構成の2個のトランジスタ50、53でなる直列回路のオフ電流を測定したところ、従来の1個のトランジスタを用いた場合のオフ電流よりも1桁以上オフ電流が小さくなった。
【0039】
本実施例のアレイ基板80の画素電極55に接続されている2つの薄膜トランジスタ50、53はそれぞれのチャネル長方向が互いに直交するように配設されているため、アモルファスシリコン膜をレーザアニールしてポリシリコン膜を形成するときに生じる結晶欠陥に起因するELAの照射むらがなくなり、表示むらの無い良好な表示が得られた。
【0040】
また、本実施例のアレイ基板80の第1のトランジスタ50は、走査線40Aと信号線52Aの交点にそのチヤネル長が信号線52Aの長手方向に一致するように、かつ信号線52Aの真下に形成されている。このような構成にすることにより、従来は配線部であったところに薄膜トランジスタ50を配置できるため、画素電極に複数の薄膜トランジスタをスイッチング素子として接続された構成をとる場合でも、その分だけ従来の構成に比して開口率の向上が見込めるため、より明るい表示が得られる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、画素電極にスイッチング素子として接続される薄膜トランジスタを2個以上直列に接続し、そのうちの少なくとも2個のトランジスタのチャネル長方向が直交するように配設することにより、アモルファスシリコンのレーザーアニール時のレーザーのスキャン方向に生ずる結晶欠陥に起因する表示特性のばらつきを抑えることが出来る。
【0042】
また、画素部の薄膜トランジスタのうちの片方のチャネル長方向を信号線の長手方向と一致するように走査線との交差部に形成することにより、開口率を向上することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるアクティブマトリクス型液晶表示装置の一画素平面図。
【図2】図1におけるA−B−C−D線でアレイ基板を切断し駆動回路部分とともに対応する対向基板の部分も含んで示す断面図。
【図3】図1、図2に示した実施例のアレイ基板を製造する方法の一例を説明するための工程図。
【図4】図1、図2に示した実施例のアレイ基板を製造する方法の一例を説明するための工程図。
【符号の説明】
40A、40B…走査線
50、53、67、70…薄膜トランジスタ
52A、52B…信号線
55、56…画素電極
60a,60b…チャネル領域
63a,63b…ゲート電極

Claims (2)

  1. 絶縁基板上に形成された複数本の走査線と、この複数本の走査線と直交して形成された複数本の信号線と、前記走査線と信号線とにより区画された領域内にそれぞれ形成された複数の画素電極と、前記走査線と信号線の交点のそれぞれに形成された第1の薄膜トランジスタと、それぞれ前記画素電極に対してこの第1の薄膜トランジスタと直列に接続された第2の薄膜トランジスタと、が設けられてなるアレイ基板を備え、
    前記第1の薄膜トランジスタは、走査線と信号線の交点において前記信号線の長手方向にチャネル長を有し前記信号線の下方にこの信号線の線幅と略同等のチャネル幅で形成されたチャネルと、前記走査線に接続されたゲート電極と、前記信号線に接続されたドレイン電極とを有し、
    前記第2の薄膜トランジスタは、前記交点における走査線に接続されたゲート電極と、前記第1の薄膜トランジスタのソース電極に接続されたドレイン電極と、前記画素電極に接続されたソース電極と、前記走査線の長手方向に前記第1の薄膜トランジスタのチャネル長方向とは直交する方向にチャネル長を有するチャネルとを有し、
    前記画素電極に接続された前記第2の薄膜トランジスタのチャネル領域は、前記走査線と信号線とにより区画された領域内の前記信号線とは外れた位置に前記画素電極とともに形成され、
    ていることを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示装置。
  2. 前記絶縁基板上に前記複数の走査線、信号線を駆動する駆動回路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置。
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