JP3816456B2 - 防水扉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家屋、ビルディング等の出入口等の防水扉装置に関し、特に防水扉の外面側からの水圧のみならず防水扉の内面側からの水圧に対しても十分に防水できる防水扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家屋、ビルディング等に設けられた出入口の防水のために、洪水等の時にこの出入口を塞ぐ防水扉が使用されている。
この防水扉の一例として、防水扉の両側端側の戸当りに接する面と防水扉の下縁とにゴム等の防水材を設け、両側の戸当り及び防水扉の下縁と対向する床に、一連のレール状の水密突条を設け、かつ、両側の戸当りに防水扉の両側端の掛止手段を設けるとともに、防水扉を両側の戸当りに密着させる押圧用のスプリング楔装置を設けた防水扉がある。(例えば、特許文献1)
【0003】
さらに、他の例として、引戸式の扉本体と、左右に立設するガイド柱、戸当り柱と、床部に敷設され前記扉本体を案内するレールと、前記扉本体に搭載する密閉機構を備えた防水扉装置がある。そして、前記密閉機構は前記扉本体の両側端面に軸着する複数の偏心ローラを備え、この偏心ローラは、前記扉本体上の手動ハンドルを介し、一斉に回転可能であり、この偏心ローラの回転により、閉鎖状態の前記扉本体をその後面側に平行移動させて前記扉本体の左右両側縁および下端縁を水密にシールすることができる。(例えば特許文献2)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−30872号公報
【特許文献2】
特開平7−293123号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1の防水扉では、押圧用のスプリング楔装置により防水扉を戸当りに密着させるので、その押圧力が十分でないため、大きな水圧が防水扉にかかるときに十分に防水できないという問題があり、さらに、前記スプリング楔装置を押圧する方向の水圧にのみ有効に防水でき、その反対方向の水圧に対しては防水が困難であるという問題があった。
また、上記特許文献2の防水扉装置では、前記扉本体の両側端面に軸着する複数の偏心ローラを前記扉本体上の手動ハンドルにより回転させることにより、閉鎖状態の前記扉本体を後面側に平行移動させて前記扉本体の左右両側縁および下端縁を水密にシールするので、手作業になり迅速に防水することができないという問題があり、さらに、偏心ローラの遊びのため、前記扉本体の前面側からの水圧に対しては有効に防水できるが、これと逆の方向の水圧すなわち前記扉本体の後面側からの水圧に対しては有効に防水することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、迅速に密閉できかつ密閉する力が十分で防水扉の前面側からの水圧のみならず防水扉の後面側からの水圧に対しても有効に防水できる防水扉装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、出入口を開閉する引戸式の防水扉を備えた防水扉装置において、前記防水扉が、レールに沿って走行する走行部と、この走行部に対して前記出入口の出入りの方向に移動(摺動を含む)自在に配置された扉本体と、前記扉本体が前記出入口を閉じた状態で前記扉本体を前記出入口の外側に移動させるように押圧する流体圧シリンダと、前記扉本体の周縁部に沿って設けられた弾性ある突起部と、この突起部に対応するように前記出入口の縁に設けられた戸当りとを備え、前記流体圧シリンダにより前記扉本体が押圧されたときに、前記突起部が前記戸当りに密着し、前記流体圧シリンダが前記扉本体に付設され、前記流体圧シリンダが作動していないときに、前記流体圧シリンダのピストンの動きに連動する回動手段に付設された係止部が前記防水扉の走行部に係止して、前記突起部を前記戸当りから所定距離離し、前記流体圧シリンダが作動しているときには、前記回動手段に付設された係止部が前記防水扉の走行部に係止しなくなり、前記突起部を前記戸当りに密着可能となることである。
【0008】
これにより、防水扉のレールに沿って走行する走行部に対して前記出入口の出入りの方向に摺動自在に配置された扉本体が、前記出入口を閉じた状態で流体圧シリンダに押圧されて出入口の外側に摺動すると、前記扉本体の周縁部に沿って設けられた弾性ある突起部が、この突起部に対応するように前記出入口の縁に設けられた戸当りに密着し、防水性が向上する。
さらに、前記流体圧シリンダが作動しているときには、前記流体圧シリンダのピストンが前記流体圧シリンダから押し出されて、前記防水扉の周囲の出入口(例えば出入口に設けられているピストン受け)に突き当たるので、扉本体が前記防水扉の周囲の出入口から反作用を受けるため、前記出入口の水圧に耐えることができる。
さらに、流体圧シリンダが作動していないときに、戸当り部と突起部とを確実に離すことができるので、引戸式の扉本体により出入口を開閉することが容易になるとともに、前記流体圧シリンダが作動しているときは、前記突起部を前記戸当りに密着させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る防水扉装置の平面の概略を示し、図2は図1の防水扉装置の背面を示し、図3は図1の防水扉装置のIII−III断面を示し、図4は図1の防水扉装置のA視面を示す。図5は図1の防水扉装置の油圧シリンダ近傍を拡大して示し、図6は図5のB視図を示し、図7は図6のC視図を示す。さらに、図8は図5の動作状態を示し、図9は図3の防水扉の下端部の近傍を拡大して示す。
【0011】
図1に示すように、建物の例えば地下通路等の出入口20は、柱20a、20bとの間に形成されている。出入口20には、図3に示すように、建物の通路等の天井21に形成された溝状の凹部24および凹部24に対向し建物の外側の床25aと内側の床25bとを区画する溝26が形成されている。また、図1に示すように、溝26の内側には柱20cが配置され、この柱20cに連結された壁と柱20aに連結された壁により機械室を兼ねた防水扉用戸袋20dが形成されている。
図3に示すように、天井21の凹部24には上側のレール22が配設され、溝26には下側のレール27が配設されている。また、溝26を開閉する床蓋28が配設されている。図4に示すように、床蓋28の回転軸28aに固定されたロッド29bが油圧シリンダ29のピストン29aの先端部に回動自在に連結されている。
【0012】
図1に示すように、出入口20の防水をする防水扉装置1が出入口20に配設されている。防水扉装置1は、出入口20を開閉する防水扉10、防水扉10を駆動する油圧回路(図10参照)、油圧回路を制御する電気回路(図11参照)等を備えている。
【0013】
図10の油圧回路においては、油圧ポンプユニット31により供給される油圧により作動する油圧シリンダ13(特許請求の範囲における「流体圧シリンダ」の一例である)、油圧シリンダ29および油圧モータ35がそれぞれ電磁弁32、33、34を介して油圧ポンプユニット31に接続されている。また、油圧モータ35の油圧ブレーキ36が電磁切替弁37を介して油圧ポンプユニット31に接続されている。
【0014】
防水扉10は、図1に示すように、扉本体11、扉本体11の上端部11cおよび下端部11dにそれぞれ3個づつ取り付けられた油圧シリンダ13(図2参照)、および油圧シリンダ13の近傍に配置された走行部12を備えている。
【0015】
扉本体11は、図1および図2に示すように、出入口20を塞ぐ大きさの板状のものである。図5および図9に示すように、扉本体11の外面11a(前面)の周縁部には、この周縁部の全周に沿ってパッキン用の弾性ある突条状の突起部18、19が並んで突設されている。突起部18は突起部19より大きく突出するように形成されており、突起部18の材質は突起部19の材質より柔らかいものである。
【0016】
図1の出入口20を塞いだ状態の扉本体11の突起部18、19に対応する無端の戸当り23が図1の柱20a、20b、図5の天井21の凹部24および図9の溝26に出入口20(図1参照)の縁を取り巻くように設けられている。
【0017】
走行部12は、扉本体11の上端部11cの油圧シリンダ13近傍に取り付けられた3組のフリーローラ12a、12bおよび扉本体11の下端部11dの油圧シリンダ13近傍に取り付けられた3個の車輪12e(図2参照)等を備えている。このため、図3および図4に示すように、防水扉10はレール22、27に沿って移動可能である。
【0018】
図7に示すように、レール22を挟むように配置された1組のフリーローラ12a、12bは、フレーム12cに立設された各縦軸のまわりに回動自在に取り付けられ、フレーム12cの下端部にガイド12fが固定されている。扉本体11の上端部11cに取り付けられた摺動部12gは、図6に示すように、ガイド12fに沿って出入口20を出入りする方向に摺動可能である。このため、扉本体11はガイド12fに沿って出入口20を出入りする方向に摺動可能である。
さらに、図9に示すように、レール27上を走行可能な各車輪12eを回動自在に支えるフレームの上端部にはガイド12fが固定され、扉本体11の下端部11dに取り付けられた摺動部12gがガイド12fに沿って摺動可能である。なお、各ガイド12fに沿って摺動する各摺動部12gの摺動方向はすべて同じ方向である。
【0019】
図1に示すように、扉本体11の上端部11cには、3つの油圧シリンダ13が取り付けられている。この油圧シリンダ13が作動すると、そのピストン13aが油圧で押し出されて扉本体11の内面11b(後面)側の凹部24に取り付けられたピストン受け13dに押し付けられ、この反作用により、扉本体11は外側の床25aの方向に押される。扉本体11の下端部11dにも、3つの油圧シリンダ13が取り付けられている(図2参照)。そして、図9に示すように、溝26にも油圧シリンダ13のピストン13aが押圧するピストン受け13dが付設されている。
【0020】
図5に示すように、油圧シリンダ13のピストン13aにおける扉本体11の外面11a側端部にロッド13bが取り付けられて、このロッド13bの先端にピン13cが立設されている。扉本体11の上端部11cに立設された縦軸に回動自在に取り付けられたギヤ15に取り付けられた係合部材14はその先端部の長孔14aがピン13cに係合している。さらに、ギヤ15に螺合するギヤ16が扉本体11の上端部11cに立設された縦軸に回動自在に取り付けられている。ギヤ16にはL型の係止部16aが取り付けられている。なお、ギヤ15、16は特許請求の範囲における「回動手段」の一例である。そして、油圧シリンダ13が作動していないときに係止部16aが係止する係止部12dがフレーム12cの側面に形成されている。また、係止部12dのストッパ17が扉本体11の上端部11cに取り付けられている。
さらに、上記ロッド13b、係合部材14、ギヤ15、16、係止部16a、ストッパ17およびフレーム12cの係止部12dに相当するものが扉本体11の下端部11dにも設けられている。
【0021】
図2に示すように、扉本体11の内面11bには、油圧回路の油ホース31aおよび走行ガイドレール39が水平に取り付けられている。図1および図4に示すように、走行ガイドレール39は、油圧モータ35により回転するスプロケット38に裸合している。このため、油圧モータ35の回転により防水扉10はレール22、27に沿って移動する。
【0022】
図11は防水扉装置1を制御する電気回路を示す。図11の電気回路は、防水扉装置1(図1参照)全体の制御をするシーケンサ回路43、交流電圧を整流した直流電源電圧をシーケンサ回路43にノイズフィルタ42を経由して供給する整流回路41、並びにシーケンサ回路43に制御される床蓋制御回路44、扉走行制御回路45および扉開閉圧力制御回路46を備えている。
【0023】
床蓋制御回路44は、床蓋28(図9参照)の位置を検出するリミットスイッチ44a、44bを備え、床蓋28を開ける場合には、リミットスイッチ44aが作動したときに床蓋28を制御する油圧シリンダ29(図4および図10参照)の動作を止め、床蓋28を閉めるとき場合には、リミットスイッチ44bが作動したときに油圧シリンダ29の動作が止まる。
【0024】
扉走行制御回路45は、電子カウンタ45aおよびリミットスイッチ45bを備えている。電子カウンタ45aはスプロケット38(図4参照)の回転数を検出するエンコーダであり、この電子カウンタ45aによりスプロケット38の回転数を検出することにより、防水扉10(図1参照)の走行距離を制御することができる。リミットスイッチ45bは防水扉10(図1参照)に取付られ、防水扉10の位置を検出してそのオーバーランを防ぐためのものである。このため、扉走行制御回路45が防水扉10を走行させて出入口20(図1参照)を防水扉10により開閉することができる。
【0025】
扉開閉圧力制御回路46は、油圧回路に接続された圧力スイッチ46a(図10参照)を備えている。油圧回路の油圧が所定値以上になると圧力スイッチ46aが作動して、油圧ポンプユニット31(図10参照)の作動を止めて、油圧回路の油圧を下げるので、この油圧が所定値に保たれることになる。
【0026】
図1に示すように、戸袋20dの壁に制御盤40が取り付けられ、柱20bに制御盤40の手元操作盤40aが設けられている。
制御盤40内に図11に示す電気回路が設けられている。手元操作盤40aには、防水扉閉用の図示しない操作スイッチおよび防水扉開用の図示しない操作スイッチが配設されている。
【0027】
以上の構成の防水扉装置1は、以下のように動作する。
出入口20を防水扉10が塞いでいない状態で、手元操作盤40aの図示しない防水扉閉用の操作スイッチを操作すると、以下のように防水扉10が出入口20を閉める動作が始まる。
まず、床蓋制御回路44が動作し、油圧シリンダ29のピストン29aが図示下方に押し出されると、ピストン29aの先端部に連結されたロッド29bが下方に回転し、床蓋28の回転軸28aが矢印28bの方向に回転し、図3に示すように床蓋28が開く。
つぎに、扉走行制御回路45が動作し、これにより電磁弁34および電磁切替弁37が動作して、油圧モータ35が回転し、これにより防水扉10をレール22、27に沿って走行させて、防水扉10により出入口20を塞ぐ。その後、油圧回路の電磁弁32が動作し、油圧シリンダ13が動作し、ピストン13aがピストン受け13dに押し付けられ、図5に示すように、ギヤ15が矢印15aの方向に回転し、ギヤ16が矢印16bの方向に回転し、係止部16aが係止部12dから離れるとともに、扉本体11がその外面11a側(外側)に押圧される。
【0028】
これにより、図8に示すように、突起部18、19が戸当り23に押し付けられると、突起部18、19が変形して戸当り23に密着するので、突起部18、19と戸当り23により、防水性がよくなる。この状態では、油圧シリンダ13の押圧力により防水扉10はその外側(外側の床25a側)からの水圧のみならず、内側(内側の床25b側)からの水圧にも耐えることができる。
その際、二重の突起部18、19のうち一方の突起部18が他方の突起部19よりも先に戸当り23に密着して変形し、その後他方の突起部19が戸当り23に密着するので、前記密着が容易になる。
なお、この状態で時間が経過すると、油圧回路内の温度の低下により油の体積が減少するので、油圧回路内の油圧が低下し、また油の漏れもある。このため、徐々に油圧シリンダ13の押す力が低下し、突起部18、19の変形が少なくなるので、突起部18、19間の隙間に負圧が発生するため、気密性が向上する。
【0029】
また、油圧シリンダ13が作動していないときに、油圧シリンダ13のピストン13aの動きに連動するギヤ16に付設された係止部16aがフレーム12cの係止部12dに係止するので、突起部18、19を戸当り23から所定距離離すため、防水扉10の走行が容易になる。そして、油圧シリンダ13が作動しているときには、前記係止部16aがフレーム12cの係止部12dに係止しなくなるので、上述のように突起部18、19を戸当り23に押し付けることができる。
【0030】
つぎに、出入口20を防水扉10が塞いでいる状態で、手元操作盤40aの図示しない防水扉開用の操作スイッチを操作すると以下のように出入口20を塞いでいる防水扉10を開ける動作が始まる。
まず、油圧回路の電磁弁32が動作し、油圧シリンダ13の動作が停止し、そのピストン13aが元に戻るので、扉本体11の突起部18、19が戸当り23から離れる。
つぎに、扉走行制御回路45が動作し、これにより電磁弁34および電磁切替弁37が動作して、油圧モータ35が逆回転し、これにより防水扉10をレール22、27に沿って走行させて、出入口20から防水扉10を離す。最期に床蓋制御回路44が動作し、油圧シリンダ29の動作により床蓋28が溝26を閉じて、出入口20を車両等が通過できるようにする。
【0031】
なお、上記実施の形態において、6個の油圧シリンダ13が使用されているが、これに限定されるものではなく、油圧シリンダ13の数は、扉本体11の大きさ等により変えることができる。また、油圧シリンダ13が使用されているが、これに限定されず、油圧シリンダ13と同等の押圧力を有する流体圧シリンダであればよい。
また、突起部18、19が二重に形成されているが、これに限定されず、一重の突起部でもよいし、二重等の複数の突起部でもよい。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、防水扉装置により迅速に出入口を密閉できかつその際に密閉する力が十分なものになり、さらに、防水扉の外面からの水圧のみならず内面からの水圧に対しても有効に防水することができる。
さらに、防水扉装置の設置が容易になり、その設置に必要なスペースが少なくなるので、省スペースになる。
さらに、防水扉装置の引戸式の防水扉の開閉を容易にするとともに、防水扉の防水性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る防水扉装置の平面の概略を示す平面図である。
【図2】図1の防水扉装置の背面図である。
【図3】図1の防水扉装置のIII−III断面図である。
【図4】図1の防水扉装置のA視図である。
【図5】図1の防水扉装置の油圧シリンダ近傍を拡大して示す部分図である。
【図6】図5のB視図である。
【図7】図6のC視図である。
【図8】図5の動作状態を示す部分図である。
【図9】図3の防水扉の下端部の近傍を拡大して示す部分図である。
【図10】図1の防水扉装置を制御する油圧回路図である。
【図11】図1の防水扉装置を制御する電気回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 防水扉装置
10 防水扉
11 扉本体
11a 外面
12 走行部
12d 係止部
13 油圧シリンダ(流体圧シリンダ)
13a ピストン
13b ロッド
13d ピストン受け
14 係合部材
15、16 ギヤ(回動手段)
16a 係止部
18、19 突起部
20 出入口
23 戸当り
22、27 レール
Claims (1)
- 出入口を開閉する引戸式の防水扉を備えた防水扉装置において、
前記防水扉がレールに沿って走行する走行部と、この走行部に対して前記出入口の出入りの方向に移動自在に配置された扉本体と、前記扉本体が前記出入口を閉じた状態で前記扉本体を前記出入口の外側に移動させるように押圧する流体圧シリンダと、前記扉本体の周縁部に沿って設けられた弾性ある突起部と、この突起部に対応するように前記出入口の縁に設けられた戸当りとを備え、
前記流体圧シリンダにより前記扉本体が押圧されたときに、前記突起部が前記戸当りに密着し、
前記流体圧シリンダが前記扉本体に付設され、
前記流体圧シリンダが作動していないときに、前記流体圧シリンダのピストンの動きに連動する回動手段に付設された係止部が前記防水扉の走行部に係止して、前記突起部を前記戸当りから所定距離離し、前記流体圧シリンダが作動しているときには、前記回動手段に付設された係止部が前記防水扉の走行部に係止しなくなり、前記突起部を前記戸当りに密着可能となることを特徴とする防水扉装置。
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