JP3816361B2 - 列車制御用無線システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、拠点装置と無線基地局及び車上無線局間の通信を行うための列車制御用無線システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の列車制御用無線システムにおける送信シーケンスを示す系統図である。
同図において、1は拠点装置、2は無線基地局、3は車上無線局である。拠点装置1から無線基地局2ヘスロット1−1〜1−16、2−1〜2−16・・・n−1〜n−16とデータが送信され、無線基地局2からこの受信データを車上無線局3へスロット1−1〜1−16、2−1〜2−16・・・n−1〜n−16と送信する。この場合、拠点装置1から無線基地局2へのデータ送信タイミングと、無線基地局2から車上無線局3へのデータ送信タイミングは同期をとることなく独立したタイミングで行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の列車制御用無線システムは、上記のように拠点装置1から無線基地局2へのデータ送信タイミングと、無線基地局2から車上無線局3へのデータ送信タイミングは同期をとることなく独立したタイミングで行われているので、拠点装置1から無線基地局2への送信タイミングと、無線基地局1から車上無線局3への送信タイミングとが合わなくなり、拠点装置1と無線基地局2間でデータが上書きされ、本来送信されるべき無線基地局2から車上無線局3へのデータが欠落してしまうことがあった。
【0004】
例えば、図6の例では、拠点装置1から無線基地局2へのスロットn−1のデータDでスロット(n−1)−1が上書きされ、1タイミング前のスロット(n−1)−2のデータが欠落した状態となってしまうことを示している。列車制御用無線システムでは、無線基地局2と車上無線局3間で3回以上のデータ欠落が生じると、安全上列車を停止させるシステムを採用しており、単なるデータの上書きという形式的な誤りにも係わらず列車を停止させてしまうという課題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、拠点装置と無線基地局間で同期をとることにより、上書きによるデータ欠落を回避することを可能とした列車制御用無線システムを提供することを目的とする。
この発明の他の目的は、データ欠落があってもこれを認識しないようにした列車制御用無線システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る列車制御用無線システムは、無線基地局から前記車上無線局へ特定スロットを送信し、前記特定スロットの送信タイミングで前記無線基地局からローカルデータを前記拠点装置に送信し、前記拠点装置は前記ローカルデータをトリガとして前記無線基地局にスロットを順次送信し、前記無線基地局から前記車上無線局へ前記スロットを順次送信するようにしたものである。
【0006】
この発明に係る列車制御用無線システムは、無線基地局が拠点装置からデータを受信し、この受信データにより無線基地局の未送信のデータが上書きされたとき、上書きが発生したという情報を無線基地局から車上無線局へ通知することにより、車上無線局でデータ欠落と認識しないようにしたものである。
【0007】
この発明に係る列車制御用無線システムは、無線基地局から車上無線局への無線伝送フォーマット中の予備ビット中に上書き有無用ビットを備え、無線基地局の未送信のデータが上書きされたとき、上書き有無用ビットを上書き有りのビットを立てることにより、上書きが発生したという情報を無線基地局から車上無線局へ通知するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。なお、図6と同一部材または同一機能のものは同一符号で示している。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による列車制御用無線システムのシーケンス図である。
本実施の形態では、先ず最初のフレームで、無線基地局2から車上無線局3へ特定のデータである特定スロット0を送信し、この特定スロット0の送信タイミングで無線基地局2からローカルデータLDを使用して拠点装置1に通知する。この後、拠点装置1は当該ローカルデータをトリガとして、無線基地局2に対し、スロット1−1からスロット1−16まで順次送信し、無線基地局2から車上無線局3へスロット1−1〜スロット1−16を順次送信する。
【0009】
無線基地局2から車上無線局3へのデータは、1フレームでスロット1−1からスロット1−16まで繰り返すため、1フレーム終了後に再度、無線基地局2が特定スロット0を送信したとき、再びローカルデータLDを使用して、無線基地局2から拠点装置1に通知する。この後の動作は、上記の繰返し動作となる。なお、上記特定スロット0は、例えば伝送フォーマットの先頭に送信されるデータであって、例えば、フラグ、アドレス、制御等のデータである。
【0010】
以上のように、この実施の形態1によれば、ローカルデータLDの送信により、拠点装置1と無線基地局2間で同期がとれるため、無線基地局2から車上無線局3への送信データの欠落が生じることが防止できる。
【0011】
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による列車制御用無線システムのシーケンス図である。
本実施の形態では、データが上書きされたとき、上書きが発生したという情報を無線基地局2から車上無線局3へ通知するものである。このように上書きが発生したという情報を車上無線局3が受信すると、車上無線局3は上書きされたデータであることを認識し、1タイミング前の受信データが欠落との認識はせず、これによりシステム断を防止するようにしたものである。
【0012】
以下、具体例により説明する。
図3は、無線基地局2から車上無線局3への伝送フォーマットの例であって、プリアンプル5、フレーム同期6、無線制御情報7、車上無線局装置番号8、情報9、CRC符号10、誤り訂正符号(TCS)11、ガードビット(G)12等のスロットで構成されている。
【0013】
図4は、前記無線制御情報7のフォーマットの例であって、スロット番号13、スロット情報14、無線バージョン15、予備ビット16、機器状態17等で構成されている。
図5に示すように、前記予備ビット16は、例えば8ビットで構成され、この予備ビット16の中の例えば5番目のビットを上書き有無判定用ビット18とする。通常の上書きなしの場合は上書き有無用ビット18は「0」に設定している。
【0014】
図2に示すように、無線基地局2が拠点装置1からデータDを受信した際に、車上無線局3への未送信のデータがあって当該受信データDにてこの未送信のデータに上書きしてしまった場合は、無線基地局2で上書き有無判定用ビット18を「1」に設定して送信する。その結果、車上無線局3側では、そのデータ、すなわち、スロットn−2は無線基地局2から送信される上書きデータであるとの通知を受け、データ欠落と認識をしないようにすることができる。したがって、データ欠落が3回以上続くと断になるシステムであっても、無線伝送におけるデータ抜けではない形式的な誤りであるので、システム断が防止できる。なお、図5の「0」、「1」の関係は逆でもよい。
【0015】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、無線基地局からローカルデータを拠点装置に送信し、拠点装置はこのローカルデータをトリガとして無線基地局にスロットを順次送信し、無線基地局から車上無線局へ前記スロットを順次送信するように構成したので、拠点装置と無線基地局間で同期がとれるため、無線基地局と車上無線局間でのデータ欠落が生じなくなり、データ欠落によるシステム断が防止できるという効果がある。
【0016】
この発明によれば、無線基地局の未送信のデータが上書きされたとき、上書きが発生したという情報を無線基地局から車上無線局へ通知することにより車上無線局でデータ欠落と認識しないように構成したので、上書きによるデータ欠落が生じてもデータ欠落によるシステム断が防止できるという効果がある。
【0017】
この発明によれば、無線基地局から車上無線局への無線伝送フォーマット中の予備ビット中に上書き有無判定用ビットを設け、上書きされたとき上書き有りのビットを立てることにより、上書きが発生したという情報を車上無線局へ通知するように構成したので、予備ビットを利用する簡単な回路構成で上書き発生を通知することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による列車制御用無線システムのシーケンス図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による列車制御用無線システムのシーケンス図である。
【図3】 無線基地局から車上無線局への伝送フォーマットの例である。
【図4】 無線制御部のフォーマットの例である。
【図5】 予備ビットの説明図である。
【図6】 従来の列車制御用無線システムにおける送信シーケンスを示す系統図である。
【符号の説明】
1 拠点装置、2 無線基地局、3 車上無線局、7 無線制御情報、16 予備ビット、18 上書き有無判定用ビット。
Claims (1)
- 拠点装置から無線基地局へのデータ送信タイミングと前記無線基地局から車上無線局へのデータ送信タイミングとが独立したタイミングで行われる列車制御用無線システムにおいて、
前記無線基地局から前記車上無線局へ特定スロットを送信し、前記特定スロットの送信タイミングで前記無線基地局からローカルデータを前記拠点装置に送信し、前記拠点装置は前記ローカルデータをトリガとして前記無線基地局にスロットを順次送信し、前記無線基地局から前記車上無線局へ前記スロットを順次送信することを特徴とする列車制御用無線システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI708706B (zh) | 2015-06-30 | 2020-11-01 | 義大利商坎帕克諾羅公司 | 自行車煞車及用於建構煞車控制桿表面部分之剖面的方法 |
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2001
- 2001-07-25 JP JP2001224866A patent/JP3816361B2/ja not_active Expired - Fee Related
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TWI708706B (zh) | 2015-06-30 | 2020-11-01 | 義大利商坎帕克諾羅公司 | 自行車煞車及用於建構煞車控制桿表面部分之剖面的方法 |
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