JP3813457B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍回路を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本国においての、商用電源周波数は、60Hz(西日本:アメリカ系)と50Hz(東日本:ヨーロッパ系)とがある。
一般に、テレビ/炊飯器/白熱電球/アイロン等は、この商用電源周波数に影響なく両地域において同様に使えるものとされている。
【0003】
また、電子レンジは、部品の交換が必要である。また、洗濯機/冷蔵庫/換気扇等は、両地域で使えるが、モータ部分の回転数が変わり、消費電力も変わる。
一般には、50Hz地域での使用時も、60Hz地域での使用時と同様に動作する製品が、要望されている。
【0004】
もちろん、インバータ方式を採用して両地域で同様に使用できる機器も発売されている。
しかしながら、インバータ方式は高価であり、安価な機種には採用が困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、冷蔵庫において、60Hz/50HZ駆動時での消費電力の差を是正することを目的とする。
【0006】
例えば、冷蔵庫において、50Hz駆動時に消費電力が最小となるように各部が制御されるように制御プログラムを作成したものとする。
この冷蔵庫を60Hz駆動すると、冷凍回路の圧縮機の能力が上がり、短時間で冷却することができる。つまり、冷凍回路の圧縮機の1回の動作時間幅は、50Hz駆動時に比べて短くなる。
【0007】
したがって、一日における起動回数は60Hz駆動地域において増加する。
ところで、冷蔵庫の圧縮機の起動時には、大きな電力損失(所謂起動ロス)が生じることが知られてる。
つまり、60Hz駆動地域においては、消費電力も増加してしまう。
【0008】
本発明は、冷蔵庫において、60Hz/50HZ駆動時での消費電力の差を、簡単な構成で抑制することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、庫内の温度を検出し、この検出された庫内温度に基いて冷凍回路の起動/停止を制御すると共に、商用電源周波数に応じて冷却能力が変動する冷蔵庫において、商用電源周波数を検出する検出手段(33)と、この検出手段からの検出信号により、前記冷凍回路の起動又は停止を行う前記庫内温度の少なくても一方の温度を変更する制御手段(34)とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、庫内の温度を検出し、この検出された庫内温度に基いて冷凍回路の起動/停止を制御すると共に、商用電源周波数に応じて冷却能力が変動する冷蔵庫において、商用電源周波数を検出する検出手段(33)と、この検出手段からの検出信号により、60Hz駆動時に50Hz駆動時に比べて、前記冷凍回路の起動を行う前記庫内温度を高く変更すると共に前記冷凍回路の停止を行う前記庫内温度を低く変更する制御手段(34)とを備えることを特徴とする。
【0011】
更に、本発明は、前記庫内の温度とは、冷蔵室又は冷凍室の温度であることを特徴とする。
更に、本発明は、前記冷凍回路の起動/停止は、庫内の温度及び庫外の温度により制御することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面を参照しつつ、本発明の1実施形態である冷蔵庫を説明する。
図1は、この冷蔵庫の断面図である。
図2は、この冷蔵庫の制御回路図である。
【0013】
図1において、1は冷蔵庫である。
この冷蔵庫1の本体5は、前方に開口する鋼板製の外箱2と、この外箱内に間隔を存して組み込まれる前方に開口する硬質合成樹脂製の内箱3と、両箱2,3間に現場発泡方式にて充填された発泡ポリウレタン断熱材4とから構成されている。
内箱3は、仕切壁6にて上下に区画され、上側に冷蔵室7が、下側に2段に冷凍室8が形成されている。
そして、冷蔵室7の前面開口は回転扉9で、開閉自在に閉塞されている。冷凍室8の前面開口は引き出し扉10にて開閉自在に閉塞されている。操作パネル11は、庫内の温度設定を行うためのものである。
【0014】
冷凍室8の背部には区画壁16によって区画されて冷却器17と、この冷却器の上方に配置された送風機18とを収納する冷却器室19が設けられている。
【0015】
20は冷却器17で冷却された冷気の一部を冷蔵室7に供給する機械式のダンパーサーモである。このダンパーサーモ20は、開口を塞ぐバッフル板21と、冷蔵室7の温度を検出する感熱部22とで構成されている。
【0016】
29は、冷凍室温度センサーである。この温度センサー29は、冷凍室8内の温度を検出している。
【0017】
30は本体5の外部に設けた外気温度センサーである。
31は冷却器17を冷却する圧縮機で、この圧縮機は本体5の下部の機械室32内に収納されている。
【0018】
図2は、制御回路を示している。
前述したように、29は冷凍室の温度を測定する冷凍室温度センサーであり、30は外気温センサーでる。11は操作パネルであるが、ここでは、冷凍室の温度を設定するための温度設定手段として作用する。33は電源周波数検出回路であり、ここでは50Hzと60Hzの検出を行う50/60Hz検出手段として作用する。
【0019】
34は、駆動制御部である。
この駆動制御部34は、冷凍室温度センサー29と、外気温度センサー30と、温度設定手段11と、50/60Hz検出手段33からの値によって、圧縮機31及び送風機18の運転を制御する。
【0020】
この動作を説明する。
使用者は、温度設定手段11により、冷凍室の温度を設定する。例えば、使用者は、マイナス18℃に設定したものとする。
ここで、この冷蔵庫が、50Hz地域で、外気温17℃の環境下で使用された場合、駆動制御部34は、冷凍室の温度を検出する温度センサー29よりにより、冷凍室の温度知る。
駆動制御部34は、冷凍室8の温度が、マイナス16.5℃まで上昇すると、圧縮機31及び送風機18を起動させ、冷却回路を動作させる。
これにより、冷蔵庫の庫内は冷却される。
【0021】
駆動制御部34は、冷凍室8の温度が、マイナス19.5℃まで低下すると、圧縮機31及び送風機18を停止させ、冷却回路の動作を停止させる。
このように、冷凍室の温度が、マイナス16.5℃〜マイナス19.5℃の3℃の温度幅(ディファレンシャル)になるように制御している。
【0022】
ここで、この冷蔵庫に60Hzの商用電源を供給したものとする。50/60Hz検出手段33により、駆動制御部34は、60Hz用の動作に切り替わり、ディファレンシャルを5℃に拡大する。
駆動制御部34は、冷凍室8の温度が、マイナス15.5℃まで上昇すると、圧縮機31及び送風機18を起動させ、冷却回路を動作させる。
これにより、冷蔵庫の庫内は冷却される。
【0023】
駆動制御部34は、冷凍室8の温度が、マイナス20.5℃まで低下すると、圧縮機31及び送風機18を停止させ、冷却回路の動作を停止させる。
本実施態様によれば、商用電源周波数に応じて、冷凍回路を起動/停止させるディファレンシャルを変更するだけの簡単な構成で、60Hz駆動時と50Hz駆動時の差を抑制することができる。
【0024】
なお、本実施態様によれば、商用電源周波数に応じて、冷凍回路を起動させる冷凍室温度と、停止させる庫内温度の両方を変更しているので、使用者が設定した目標設定温度は、冷凍室の平均温度となり、平均温度の変動はない。しかし、本願は、別にこれに限定されるわけではなく、目標設定温度の使用者による設定もなく、且つ、商用電源周波数に応じて起動する庫内温度か、又は停止する庫内温度の一方のみを変更する冷蔵庫でも良い。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、商用電源周波数に応じて、冷凍回路を起動又は停止させる庫内温度を変更するだけの簡単な構成で、60Hz駆動時と50Hz駆動時の差を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の冷蔵庫の断面図である。
【図2】この一実施態様の制御回路を説明するための図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
8 冷凍室
11 温度設定手段
18 送風機
29 冷凍室温度センサ
31 圧縮機
33 50/60Hz検出手段(検出手段)
34 駆動制御部(制御手段)。
Claims (4)
- 庫内の温度を検出し、この検出された庫内温度に基いて冷凍回路の起動/停止を制御すると共に、商用電源周波数に応じて冷却能力が変動する冷蔵庫において、
商用電源周波数を検出する検出手段(33)と、
この検出手段からの検出信号により、前記冷凍回路の起動又は停止を行う前記庫内温度の少なくても一方の温度を変更する制御手段(34)とを備えることを特徴とする冷蔵庫。 - 庫内の温度を検出し、この検出された庫内温度に基いて冷凍回路の起動/停止を制御すると共に、商用電源周波数に応じて冷却能力が変動する冷蔵庫において、
商用電源周波数を検出する検出手段(33)と、
この検出手段からの検出信号により、60Hz駆動時に50Hz駆動時に比べて、前記冷凍回路の起動を行う前記庫内温度を高く変更すると共に前記冷凍回路の停止を行う前記庫内温度を低く変更する制御手段(34)とを備えることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記庫内の温度とは、冷蔵室又は冷凍室の温度であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記冷凍回路の起動/停止は、庫内の温度及び庫外の温度により制御することを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
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