JP3812639B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン及びモータ/ジェネレータを走行用の駆動源とするパラレル式ハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
【0002】
【関連する背景技術】
周知のようにパラレル式ハイブリッド車両では、減速時にモータ/ジェネレータを回生制御して走行エネルギの回収を図っている。減速時においては、モータ/ジェネレータからエンジンを切り離した上で停止させて、エンジンのモータリング損失分をモータ/ジェネレータ側の回生トルクに振り分けることが望ましいが、例えばトルクの余裕が比較的小さい1モータ式のハイブリッド車両等では、その後の加速と並行してエンジンを始動させるだけのトルクがないことから、減速時にもエンジンの運転を継続する必要がある。
【0003】
そこで、このような1モータ式のハイブリッド車両等では、減速時にエンジン停止に代えて燃料カットを実行すると共に、スロットル開度を全開に制御することにより、モータリング損失の低減を図っている。図5はスロットル全閉時と全開時のモータリング損失を示しているが、スロットル全閉時に比較して全開時にはポンプ損失分だけモータリング損失が低減されて、モータ/ジェネレータの回生トルクを増加できることがわかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように減速時にスロットル全開とした場合には、その後の加速時に燃料カットの復帰と同時にスロットル開度を運転状態に応じた値まで戻す必要がある。しかしながら、スロットル開度を閉側に制御しても、吸気管容積に起因する応答遅れにより実際の吸入空気は直ちに減少せず、結果として燃料カットを復帰させた瞬間に過剰トルクが発生して、加速ショックを引き起こしてしまう。
【0005】
そこで、例えば筒内噴射型エンジンを搭載したハイブリッド車両では、加速当初に圧縮行程噴射モードに切換えて安定燃焼限界付近の超リーンな空燃比に制御し、これによりエンジントルクを抑制して加速ショックの防止を図っている。
しかしながら、この空燃比制御による対策ではエンジントルクが十分に抑制されず、加速ショックを完全に防止できなかった。図6は安定燃焼限界でのエンジンの図示平均有効圧Piを示しており、加速に伴ってスロットル開度が全開状態から閉側に制御されると、インマニ圧(インテークマニホールド内の圧力)は0(大気圧)付近から減少して、それに応じた図示平均有効圧Piが得られることを表している。今、応答遅れによりインマニ圧が未だ0の状態で燃料カットが復帰されたとすると、その時点のエンジン回転速度がアイドル付近の800rpmの場合には図示平均有効圧Piが0.1MPaとなり、フリクションロス分の0.1MPaを相殺すると、0MPa付近にトルク抑制可能であるが、2000rpmの場合には図示平均有効圧Piが0.2MPaとなり、フリクションロス分を相殺しても0.1MPaの過剰トルクが発生してしまい、トルク抑制作用が不充分なことがわかる。
【0006】
本発明の目的は、減速後の加速時に十分なトルク抑制を行って、過剰トルクによる加速ショックの発生を確実に防止することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、エンジンとモータ/ジェネレータを備えたハイブリッド車両において、車両の加減速状態を検出する加減速状態検出手段と、加減速状態検出手段により減速状態が検出されたときに、エンジンへの燃料供給を停止する燃料カット手段と、加減速状態検出手段により減速状態が検出されたときに、モータ/ジェネレータによりエネルギを回生する回生制御手段と、燃料カット手段による燃料供給の停止時に、エンジンの吸気系に設けられたスロットルバルブを所定開度以上に維持するスロットル制御手段と、加減速状態検出手段により加速状態が検出されたときに、燃料カット手段を停止させて燃料供給を開始すると共に、燃料供給の開始に対して遅延させて回生制御手段の回生を停止させる回生停止遅延手段とを備えた。
【0008】
従って、車両の減速時には、エンジンへの燃料供給が停止されると共に、モータ/ジェネレータによる回生が行われ、このときの回生トルクを増加させるためにエンジンのスロットル開度が所定開度以上に維持される。そして、その後に加速が開始されると、燃料供給が開始されると共にスロットル開度が元に戻されるが、モータ/ジェネレータの回生の停止は、これらの処理に遅延して行われる。よって、燃料供給の開始時にはモータ/ジェネレータの回生によりトルクが吸収され、スロットル開度の変化に対する吸入空気の減少遅れにより過剰トルクが発生しても、この過剰トルクは十分に抑制される。
請求項2の発明では、請求項1において、回生停止遅延手段が、エンジンの運転状態に応じて回生の遅延時間を変更することを特徴としている。
従って、エンジンの運転状態、例えばエンジン回転速度や吸入空気量に応じて回生の遅延時間が変更されるため、過剰トルク量に対応して回生の遅延時間が設定される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したハイブリッド車両の制御装置の一実施形態を説明する。
図1の全体構成図に示すように、本実施形態のハイブリッド車両は、走行用の駆動源としてエンジン1及びモータ/ジェネレータ2を備えたパラレル式ハイブリッド車両として構成されている。エンジン1の出力軸1aにはクラッチ3を介してモータ/ジェネレータ2の回転軸2aが接続され、モータ/ジェネレータ2の回転軸2aには無段変速機4が接続されている。無段変速機4はクラッチ5を介してディファレンシャル6に接続され、ディファレンシャル6は左右のドライブシャフト7を介して駆動輪(後輪)8に接続されている。
【0010】
前記エンジン1は、燃料を筒内に直接噴射する筒内噴射型のガソリンエンジンとして構成されている。筒内噴射型エンジンでは、燃料噴射を吸気行程のみならず圧縮行程でも実行可能であることから、運転状態において最適な燃料噴射モード(吸気行程噴射モードや圧縮行程噴射モード)を実行し、圧縮行程噴射モードでは、点火プラグの周囲にストイキ付近の点火可能な混合気を集中させながら、その周囲にリーンな空燃比の混合気を存在させて、超リーンな全体空燃比での運転を可能としている。又、エンジン1の図示しないスロットルバルブにはアクチュエータ9が接続され、このアクチュエータ9によりスロットルバルブが開閉駆動されるようになっている。
【0011】
一方、モータ/ジェネレータ2にはコントローラ10を介して走行用バッテリ11が接続され、モータ走行時のようにモータ/ジェネレータ2がモータとして機能する場合には、コントローラ10によりバッテリ11からの電力がモータ/ジェネレータ2に供給され、一方、減速時のようにモータ/ジェネレータ2がジェネレータとして機能する場合には、回生により得た電力がバッテリ11に充電されるようになっている。
【0012】
一方、車室内には入出力装置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えたECU(電子コントロールユニット)21が設置されている。ECU21の入力側には、エンジン1の回転速度Neを検出する回転速度センサ22、運転者のアクセル操作量APSを検出する加減速状態検出手段としてのアクセルセンサ23等が接続されており、これらセンサ類からの検出情報が入力される。ECU21の出力側には、上記したスロットルバルブのアクチュエータ9、モータ/ジェネレータ2のコントローラ10、クラッチ3,5、無段変速機8、エンジン1の図示しない点火プラグや燃料噴射弁等が接続され、ECU21によりこれらの機器が制御される。
【0013】
以上のように構成されたハイブリッド車両では、通常の走行時においてはクラッチ3が遮断されると共にクラッチ5が接続されて、モータ/ジェネレータ2を駆動源としたモータ走行が優先して実施される。このときのECU21は、アクセル操作量APS等に基づいてコントローラ10を介してモータ/ジェネレータ2のトルクを制御する。又、運転者が要求するアクセル操作量APSに対してモータトルクが不足する場合には、クラッチ3が接続されて、エンジン1とモータ/ジェネレータ2とを併用した走行、或いはエンジン1単独によるエンジン走行が実施される。このときのECU21はアクセル操作量APSやエンジン負荷等からマップに従って目標スロットル開度を決定して、アクチュエータ9によりエンジン1のスロットル開度を制御すると共に、上記のように運転状態に応じて燃料噴射モードを切換える。
【0014】
一方、エンジン1とモータ/ジェネレータ2とを併用した走行時に、車両の減速が開始されると、ECU21はモータ/ジェネレータ2を回生制御する一方(回生制御手段)、エンジン1側では燃料カットを実行すると共に(燃料カット手段)、スロットル開度を全開に制御することにより、エンジン1のモータリング損失をモータ/ジェネレータ2側の回生トルクに振り分けている(スロットル制御手段)。図2はこの減速時の制御状況を示すタイムチャートであり、以下、この図に基づいて減速時の制御状況を詳述する。
【0015】
運転者のアクセルオフ操作により車両の減速が開始されると、燃料カット条件の成立に基づき、燃料噴射弁のパルス幅Pwが次第に減少されて燃料カットが開始されると共に、これと並行してスロットル開度が一旦閉側に制御された後に全開状態に保持される。スロットル開度の閉側への制御によりエンジントルクは速やかに負側の領域まで急減し、その後はスロットル全開によりポンプ損失が減少されて、負側の領域のより0に近い値に保持される。
【0016】
一方、モータ/ジェネレータ2側では回生制御が開始されて、モータトルクは負側の値となり、エンジン1とモータ/ジェネレータ2との総トルクは、負側のほぼ一定となってエンジンブレーキが奏される。そして、ポンプ損失分だけエンジン1のモータリング損失が低減されてモータ/ジェネレータ2側の回生トルクが増加し、より多くの走行エネルギが走行用バッテリ11への充電電流として回収される。
【0017】
その後に、運転者にてアクセルがオン操作されて加速が開始されると、エンジン1側で燃料カットが復帰されると共に、スロットル開度が全開から運転状態に応じた所定開度に戻される。このとき、吸気管容積に起因して吸入空気の減少が遅れることから、燃料カットを復帰させた瞬間に過剰トルクが発生し、これを抑制するために本実施形態では、通常用いられるメインルーチンとは別に図3及び図4のトルク抑制ルーチンが実行される。以下、図に従ってこのときの制御状況を詳述する。
【0018】
図3及び図4のルーチンは車両の減速が開始されると実行され、まず、ステップS2でアクセル操作量APSが0であるか否かを、ステップS4で燃料カット中であるか否かをそれぞれ判定する。ステップS2及びステップS4の処理が共にYES(肯定)のとき、つまり、車両が減速中で燃料カット中のときには、ポンピング損失を低減すべくステップS6で上記のようにスロットル開度を全開に保持し、トルク抑制ルーチンを終了する。
【0019】
一方、アクセルのオン操作によりステップS2の判定がNO(否定)となったとき、或いは、燃料カットの復帰によりステップS4の判定がNOとなったときには、ステップS8に移行する。ステップS8では、この処理の実行が初回であるか否かを判定する。加速を開始して初めてステップS8に移行したときには、YESの判定を下してステップS10で、エンジン1の空燃比をリーン側に設定するための復帰時リーン化係数FcutK(n-1)を所定値に設定し、ステップS12で減算カウンタCを所定値に設定した後、ステップS14で通常のマップに基づくスロットル開度制御を実行する。よって、上記のようにスロットル開度は全開から運転状態に応じた所定開度に戻される。
【0020】
ここで、復帰時リーン化係数FcutK(n-1)とは、加速の開始時にエンジン1の空燃比をリーン側に制御するための係数であり、減算カウンタCはモータ/ジェネレータ2の回生停止のタイミングを加速の開始時から遅延させるためのカウンタである。
その後、ECU21はステップS16に移行して次式(1)を満足するか否かを判定する。
【0021】
1.0−FcutK(n-1)<K0………(1)
ここに、K0は所定値である。次いで、ステップS18で次式(2)に従って今回の復帰時リーン化係数FcutK(n)を算出し、ステップS20で次式(3)に従って空燃比係数A/FKを算出する。
FcutK(n)=1.0×(1-FG)+FcutK(n-1)×FG………(2)
A/FK=A/Fbase×FcutK(n)………(3)
ここに、FGは1.0以下に設定されたフィルタゲイン、A/Fbaseは通常の空燃比ベース値(エンジン1の運転状態に基づいてメインルーチンで算出された値)である。つまり、復帰時リーン化係数FcutK(n)は、上式(2)によりフィルタゲインFGに従って次第に減少設定され、それに応じた空燃比係数A/FKが上式(3)により算出される。ステップS10では、リーン側の安定燃焼限界付近に相当する空燃比係数A/FKが算出されるように、復帰時リーン化係数FcutK(n-1)が設定されることから、加速の開始時には圧縮行程噴射モードに切換えられた上で実際の空燃比が安定燃焼限界付近に制御されて、その後、通常の空燃比ベース値A/Fbaseに漸近することになる。
【0022】
そして、復帰時リーン化係数FcutK(n-1)が次第に増加して1.0に接近し、前記ステップS16でYESの判定が下されると、ステップS22に移行して復帰時リーン化係数FcutK(n)が1.0に設定される。よって、以降は空燃比係数A/FKとして通常の空燃比ベース値A/Fbaseが設定される。
一方、ECU21はステップS20からステップS24に移行して、減算カウンタCをデクリメントし、ステップS26で復帰後M/G減算トルクM/GTKを所定値に設定する。続くステップS28では減算カウンタCが0に達したか否かを判定し、NOのときにはステップS30で次式(4)に従ってモータ/ジェネレータ2のトルクM/GTを算出した後、ルーチンを終了する。
【0023】
M/GT=M/GTbase−M/GTK………(4)
ここに、M/GTbaseは通常のモータトルク(車両の運転状態に基づいて算出された値)である。
又、前記ステップS28の判定がYESになると、ステップS32に移行して復帰後M/G減算トルクM/GTKを0に設定する。従って、加速の開始後も減算カウンタCが0に達するまでは、モータトルクM/GTが減少補正されることになる。
【0024】
上記したように加速が開始されると、図2に示すようにエンジン1側で燃料カットの復帰、及びスロットル開度の全開から閉側への制御が行われるが、以上のトルク抑制ルーチンにより、これと並行してエンジン1の空燃比がリーン側の安定燃焼限界付近に制御されると共に、モータトルクM/GTの減少補正が行われる。図2では減速中の回生トルクとほぼ同等のモータトルクM/GTが継続されるように、復帰後M/G減算トルクM/GTKを設定した場合を示しているため、実質的にモータ/ジェネレータ2による回生制御が加速の開始後も所定時間Tだけ継続されることになる(回生停止遅延手段)。
【0025】
その結果、燃料カットが復帰される瞬間の過剰トルク(具体的には、エンジン1とモータ/ジェネレータ2との総トルクの急増)が抑制される。尚、その後のエンジントルクは、ステップS20での空燃比係数A/FKの設定に基づいて次第に増加した後に、通常の制御状態に戻され、一方、モータトルクは、減算カウンタCに対応する所定時間Tの経過後に、通常の制御状態(この場合はトルク0)に戻される。
【0026】
以上のように本実施形態のハイブリッド車両の制御装置によれば、減速後の加速時に、空燃比を安定燃焼限界付近に制御することに加えて、燃料カットの復帰に対してモータ/ジェネレータ2の回生を遅延させて停止し、これによりトルク抑制を図っている。空燃比を安定燃焼限界付近とするだけでは、図6に示すように、吸気管容積に起因する応答遅れでインマニ圧が未だ0(大気圧)付近の状態で燃料カットが復帰されたとすると、エンジン回転速度Neが2000rpmの場合に図示平均有効圧Piが0.2MPaとなり、図2に破線aで示すように、フリクションロス分の0.11MPaを相殺しても0.1MPa相当の過剰トルクが発生してしまう。ここで、減速回生時のモータ/ジェネレータ2は少なくとも0.1MPa以上はトルクを吸収していることから、結果として図2に実線bで示すように十分に過剰トルクが抑制されて、加速ショックの発生を確実に防止することができる。
【0027】
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、図1に示すようにエンジン1とモータ/ジェネレータ2とをクラッチ3を介して直列に接続したハイブリッド車両に具体化したが、これらのレイアウトは限定されることはなく、例えばモータ/ジェネレータ2を無段変速機4に組込んだ形式のハイブリッド車両として具体化してもよい。
【0028】
又、上記実施形態では、図2に示すように加速後も減速中の回生トルクとほぼ同等のモータトルクM/GTを継続させるようにしたが、過剰トルクを抑制可能でさえあれば、これに限ることはなく、ステップS24での復帰後M/G減算トルクM/GTKの設定内容を任意に変更してもよい。
更に、上記実施形態では、減速後の加速時にモータ/ジェネレータ2の回生を遅延させると共に、空燃比を安定燃焼限界付近に制御したが、モータ/ジェネレータ2の回生トルクだけで過剰トルクを抑制可能な場合には、空燃比制御によるトルク抑制は必ずしも実施する必要はない。
【0029】
一方、上記実施形態では、所定値に設定した減算カウンタCが0になるまで回生制御手段の停止を遅延させているが、好ましくは減算カウンタCをエンジン回転速度Neや吸入空気量に応じて変更し、例えばエンジン回転速度Neが低い低回転域では遅延時間が短くなるように設定してもよい。この場合は、上記効果に加えて、過剰トルク量に応じた遅延時間が設定できるため、燃料カットからの復帰時の加速不良を防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、減速後の加速時に十分なトルク抑制を行って、過剰トルクによる加速ショックの発生を確実に防止することができる。
請求項2の発明では、請求項1に加えて、エンジンの運転状態に基づいて過剰トルク量に対応する回生の遅延時間を設定でき、燃料カットから復帰までの加速不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のハイブリッド車両の制御装置を示す全体構成図である。
【図2】減速時の制御状況を示すタイムチャートである。
【図3】ECUが実行するトルク抑制ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】ECUが実行するトルク抑制ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】スロットル全閉時と全開時のモータリング損失を示す説明図である。
【図6】安定燃焼限界でのエンジンの図示平均有効圧Piを示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 モータ/ジェネレータ
21 ECU(燃料カット手段、回生制御手段、スロットル制御手段、回生停止遅延手段)
23 アクセルセンサ(加減速状態検出手段)
Claims (2)
- エンジンとモータ/ジェネレータを備えたハイブリッド車両において、
車両の加減速状態を検出する加減速状態検出手段と、
上記加減速状態検出手段により減速状態が検出されたときに、上記エンジンへの燃料供給を停止する燃料カット手段と、
上記加減速状態検出手段により減速状態が検出されたときに、上記モータ/ジェネレータによりエネルギを回生する回生制御手段と、
上記燃料カット手段による燃料供給の停止時に、上記エンジンの吸気系に設けられたスロットルバルブを所定開度以上に維持するスロットル制御手段と、
上記加減速状態検出手段により加速状態が検出されたときに、上記燃料カット手段を停止させて燃料供給を開始すると共に、燃料供給の開始に対して遅延させて上記回生制御手段の回生を停止させる回生停止遅延手段と
を備えたことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 上記回生停止遅延手段は、上記エンジンの運転状態に応じて上記回生の遅延時間を変更することを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置。
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