JP3812346B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、加熱調理器の加熱制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から焦げ目を検出する加熱調理器としては実開平4−23902号公報や特公昭63−18093号公報等に開示されたものがある。図9は実開平4−23902号公報に開示された従来の加熱調理器を示す断面図である。図9に示す加熱調理器は、加熱室30内の被調理物31に可視光を照射する蛍光ランプ32と、該蛍光ランプ32から照射されて被調理物31の表面で保射された可視光線を検出してこの反射光の強度に応じた電気信号を出力する受光素子33とを有するものであり、ヒータ34からの熱によって加熱された被調理物31に焦げ目が付くと反射率が変わるため、焦げを検出できるというものである。
【0003】
また、図10は特公昭63−18093号公報に開示された他の従来例を示す加熱調理器の断面図である。これは加熱室30内に被調理物31を収納し、ヒータ34からの熱によって加熱されて被調理物31から焦げが生じたときに発生する特有のガスを、排気口35内に設けたセンサ36で検出し、焦げの発生を検知するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら光を照射して検知する従来例では、被調理物の表面が平らでない凸凹のある物ではうまく受光素子に発光素子の光が入射できず、焦げ目を検知できないという課題があった。また、黒っぽい色の被調理物は、光を反射しないので焦げ目を検出できないという課題があった。さらに、発光素子と受光素子が必要であるため、コストがかかってしまうという課題があった。
【0005】
また、ガスで検出する従来例では、焦げが生じてからガスが発生し、排気口に設けたガスセンサが反応するまで時間がかかるため、その間に焦げが進行してしまい、焦げすぎてしまうという課題があった。
【0006】
この発明はかかる課題を解決するためになされたもので、被調理物の表面の状態や被調理物の色に影響されることなく、所望の焦げ状態を検知でき、かつ焦げ過ぎを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、加熱室の被調理物を加熱手段により加熱する加熱調理器において、前記被調理物の表面温度を検出する非接触型の温度検出手段を設け、前記温度検出手段に基づく値と予め設定されている値とを比較して前記被調理物の焦げ状態を検知し、所望の焦げ状態で前記加熱手段を停止させるもので、前記温度検出手段をサーモパイル型赤外線センサで構成するとともに、前記検知手段に基づく値を、該サーモパイル型赤外線センサ自身を所望温度に昇温させて検知するようにしたものである。
【0008】
また、前記サーモパイル型赤外線センサの周囲温度を上昇させるように制御するものである。
【0009】
また、前記サーモパイル型赤外線センサの温度上昇は、前記サーモパイル型赤外線センサ用の加熱ヒータを設けたものである。
また、前記サーモパイル型赤外線センサの周囲温度を50〜100℃で保つように制御するものである。
また、前記サーモパイル型赤外線センサ自身の温度を50℃以上になるように制御したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係わる加熱調理器の全体構成図、図2は被調理物の温度に対する色の変化を示す図、図3は加熱時間と被調理物の表面温度の関係を示す図、図4は加熱調理器の制御ブロック図、図5は加熱調理器の制御を示すフローチャートである。図において、1は加熱調理器の本体、2は被調理物3が収納される加熱室、4は加熱室2の側壁に設けられた支持部5に支持される調理皿、6は被調理物3に焦げ目をつける加熱手段であるヒータで、実施の形態1では加熱室2の上下にそれぞれ2つずつ配設されている。7は加熱室2の天面に設けた透視穴8を介して被調理物3の焦げ状態を検知する赤外線センサ、9は赤外線センサ7の集光エリアを示している。10は加熱調理器の制御部である。
【0011】
図2は、各温度に対する被調理物3の焦げ具合を数値化したものであり、横軸は時間、縦軸は白が0、黒が255となる256階調のCCDカメラの画素値を示している。曲線Aは、それぞれの温度での被調理物3(食パン)を撮影し、その時の画素の階調を数値で読み出した結果を示している。また、曲線Bは曲線Aの1次差分を取ったものである。曲線Bから150℃付近で差分値がピークとなることがわかる。そして、ピーク値から1/e(eは自然対数)となる範囲を求めるてみると概ね130℃付近から170℃付近にあることがわかる。
【0012】
図3は、調理時間と被調理物の表面温度の関係を示すものであり、横軸は時間、縦軸は温度となっている。曲線Cは食パンを加熱したときのデータ、曲線Dはグラタンを加熱したときのデータである。どちらの場合も表面温度が120℃付近で焼き色が付き始め、130℃付近で薄めながら良い焼き色となり、150℃で適度な焼き色となり、170℃付近では濃いめながら良い焼き色となった。これは、図2の結果と比較すると、図3で示す最適な焼き具合となる範囲は、図2に示す曲線Bのピーク値の1/eの範囲とほぼ一致しており、よい焦げ目、焼き色となるには被調理物3の表面温度が150℃を中心として±20℃の範囲で130℃から170℃の範囲であることがわかる。
【0013】
したがって、予め被調理物3の画素値のデータから差分値を取り、ピーク値の1/eとなる範囲を求めておけば、最適な焦げ状態の範囲を得ることができる。そして、その値に基づいて加熱を制御するようにすれば、被調理物の表面に適度な焦げ目、焼き色が付いた状態で加熱を停止することができる。実施の形態1では、食パンの画素値データから最適な焼き色を得るための温度を150℃として設定した場合の加熱制御について説明する。
【0014】
まず、加熱室2に被調理物3(食パン)を入れ、ヒータ6により加熱を開始する(ステップ1)。赤外線センサ7は加熱室2の天面に設けた透視穴8から集光エリア9内の赤外線量を検知し、被調理物3(食パン)の焦げの状態を測っている(ステップ2)。そして、制御部10に予め記憶されている焦げ色に対応する赤外線センサ7の出力値、実施の形態1では例えば表面温度150℃に相当する値、と比較して所望の焦げになったかどうかを判定する(ステップ3)。つまり被調理物3の表面温度が150℃になったかどうか判定する。そして表面温度が150℃になったら、所望の焦げになったと判断して加熱を停止する(ステップ4)。所望の焦げに達していない場合は加熱を継続し、ステップ2、ステップ3を繰り返す。
【0015】
実施の形態1によれば、赤外線センサからの出力値により最適な焦げ状態を検出でき、焦げすぎ、焦げ不足を防ぐことができ、被調理物に最適な焦げ色をつけた状態で加熱を終了することができる。
【0016】
なお、実施の形態1では、被調理物の表面温度が150℃になったことを検知して加熱制御するようにしたが、所望の焦げ目が薄めの場合は130℃、所望の焦げ目が濃い目の場合は170℃でそれぞれ制御するようにしても同様である。また、130℃から170℃の範囲で使用者が所望の焦げ具合を適宜選択できるようにしてもよい。
【0017】
また、所望の焦げ色となったこと、つまり所望の焦げ色を得るための表面温度になったことを赤外線センサ7で検出して加熱を停止するように制御すると、加熱を停止した時点では加熱室2が熱くなっているため、加熱室2が持つ余熱により、被調理物3はさらに加熱されて所望の焦げ色を過ぎてしまう場合がある。
【0018】
そこで、余熱による過加熱を防止するため、余熱で焦げ色が濃くなってしまうことを考慮して、予め所望の焦げ色になる前で加熱を停止させるように制御してもよい。どの程度前で加熱を停止させるかは、使用する機器の大きさ、ヒータの火力等で異なるため、機器毎に考慮して設定する必要がある。これにより、加熱室の余熱により所望の焦げ色以上に焦げてしまうことを防止することができる。また、加熱室の余熱による焦げ過ぎを防止するために、加熱終了後、ファンで加熱室を冷却して庫内温度を下げるようにしてもよい。
【0019】
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係わる加熱調理器の全体構成図である。図において実施の形態1と同一の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。実施の形態2では、被調理物3として食パンを2枚並べて加熱する場合について説明する。7は被調理物3からの赤外線量を検出し、被調理物3の表面温度を検知する赤外線センサである。赤外線センサ7は、ステッピングモーター11により集光エリア9aから集光エリア9bの間を往復移動し、その間の焦げの状態を検出するものである。食パン3の載置位置は、使用者により調理皿4の中央、右、左と適宜指定されるものである。実施の形態2によれば、実施の形態1と同じ効果を奏するだけでなく、2枚の食パンを同時に加熱した場合も赤外線センサの集光エリアを移動させることで、確実に2つの食パンの焦げの状態を検出することができる。
【0020】
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3に係わる加熱装置の全体構成図である。図において実施の形態1と同一の構成には同じ符号を付し、説明を省略する。実施の形態3では、被調理物3として食パンを2枚並べて加熱する場合について説明する。7は3眼タイプの赤外線センサである。赤外線センサ7は3個の画素が入ったものであり、その集光エリアは図7に示すように集光エリア9a、9b、9cの中央と左右に設けられている。これにより、被調理物3を調理皿2の中央に1つ置いた場合でも、調理皿2の右端に置いた場合でも、また、被調理物3を2つ調理皿2に置いても、焦げの状態を測定することができる。
【0021】
なお、実施の形態3では1つの赤外線センサに3個の画素の入ったものを説明したが、それぞれの集光エリア9a、9b、9cに対応するように全て単眼の赤外線センサで構成しても同様の効果が得られる。
【0022】
また、4枚の食パンが入るような加熱調理器においても、被調理物3が置かれる位置に対応して集光エリア9を設けるように赤外線センサを設置することで、同様の効果が得られる。
【0023】
また、赤外線センサは3眼に限ったものではなく、1×8個の画素が入った赤外線センサを用いてもよい。
【0024】
実施の形態4.
図8は一般的に電子レンジ等で使用されている検出範囲が0℃〜100℃であるサーモパイル型赤外線センサの内部特性を示す図である。近年、多く使用されているサーモパイル型赤外線センサとしては、−20℃あるいは0℃〜100℃を検出範囲とするもの、0℃〜200℃を検出範囲とするもの等各種用途に応じて設計次第でさまざまな温度帯に対応はできるが、市場の用途としては、100℃を上限とするタイプ、つまり、−20℃あるいは0℃〜100℃を検出範囲とするサーモパイル型赤外線センサが主流となっている。分解能という視点からも0℃〜100℃を検出範囲とするサーモパイル型赤外線センサが主流となっている。つまり、分解能は電源電圧を何等分するかで決まるが、例えば動作環境0℃〜100℃で電源電圧5Vに対し、測定温度範囲0℃〜100℃のサーモパイル型赤外線センサと、測定温度範囲0℃〜200℃のサーモパイル型赤外線センサでは、1℃あたりの分解能が1/2程度異なっている。
【0025】
また、一般的に電子レンジ等の温度センサとして使用されるサーモパイル型赤外線センサは、被調理物をあたためるために使われるため、100℃まで温度制御ができれば十分であり、温度センサの動作環境も120℃以下とするのが好ましい。そこで、電子レンジ等に使用される測定温度範囲が100℃までのサーモパイル型赤外線センサを、焼き色又は焦げ具合の検出に使用するためには、170℃まで測定ができるようにする必要がある。
【0026】
ここで、サーモパイル型赤外線センサの基本原理について説明する。
サーモパイル型赤外線センサはそれ自身の温度に対する対象物との温度差を電圧で出力するというものである。サーモパイル型赤外線センサは、例えば2つの金属線又は薄幕を次々と接合した熱電対(サーモパイル)の接合部の片方を他方より高温にすると、熱エネルギーが電子の動きを活発にし、同時に違う種類の金属の接合のために微小な電圧が出るので、起電力が発生するという原理に基づくものである。
【0027】
図8は、起電力を電源電圧5V、動作環境を0℃〜100℃、測定温度範囲を0℃〜100℃とするサーモパイル型赤外線センサの特性を示している。例えばサーモパイル型赤外線センサの温度と対象物の測定温度が同じ場合は2.5Vが出力される。そして、対象物温度がサーモパイル型赤外線センサの温度よりも高いと2.5Vよりも高い電圧が出力され、対象物温度がサーモパイル型赤外線センサの温度よりも低いと2.5Vよりも低い電圧が出力される。電源電圧が0Vから5Vであるため、最高は+5V、最低は0Vが出力される。
【0028】
図中、P1はサーモパイル型赤外線センサの温度0℃(amb0℃)で対象物温度0℃の場合、P2はサーモパイル型赤外線センサの温度50℃(amb50℃)で対象物温度50℃の場合、P3はサーモパイル型赤外線センサの温度70℃(amb70℃)で対象物温度70℃の場合、P4はサーモパイル型赤外線センサの温度100℃(amb100℃)で対象物温度100℃の場合をそれぞれ示し、サーモパイル型赤外線センサの温度と対象物の温度とが同じであるため出力は2.5Vとなることを示している。
【0029】
G1はサーモパイル型赤外線センサの温度が0℃(amb0℃)の時における対象物温度が0℃〜100℃の時の出力電圧を示すグラフで、対象物温度100℃の時、サーモパイル型赤外線センサの出力は5Vの出力となる。G2はサーモパイル型赤外線センサの温度が50℃(amb50℃)の時における対象物温度が0℃〜100℃の時の出力電圧を示すグラフで、対象物温度100℃の時は、3.75Vの出力となる。また、対象物温度が50℃の時は2.5V、対象物温度が0℃の時は1.75Vの出力となる。出力電圧は5Vまで出るので、対象物温度が150℃の時は出力電圧が5Vとなることから、サーモパイル型赤外線センサの温度、つまり周囲温度が50℃の場合は、対象物温度が150℃まで測定できることになる。
【0030】
同様に、G3はサーモパイル型赤外線センサの温度が70℃(amb70℃)の時における対象物温度が0℃〜100℃の時の出力電圧を示すグラフで、対象物温度が70℃の時は2.5V、対象物温度が0℃の時は1.75Vの出力となる。そして、サーモパイル型赤外線センサの温度、つまり周囲温度が70℃の場合は、対象物温度が170℃まで測定できることになる。G4はサーモパイル型赤外線センサの温度が100℃(amb100℃)の時における対象物温度が0℃〜100℃の時の出力電圧を示すグラフで、対象物温度が100℃の時は2.5V、対象物温度が0℃の時は0Vの出力となる。そして、サーモパイル型赤外線センサの温度、つまり周囲温度が100℃の場合は、対象物温度が200℃まで測定できることになる。
【0031】
つまり、動作温度範囲が100℃までの一般的に多く使用されているサーモパイル型赤外線センサで焦げを検知する場合は、ちょうど良い焦げまでの検出であれば周囲温度を50℃以上に、少し濃いめの焦げを検出するには周囲温度を70℃以上に保てば良いことになる。なお、サーモパイル型赤外線センサの動作環境は120℃以下とされているものが多いことから、周囲温度の上限は100℃とすることが望ましい。
【0032】
以上のように、サーモパイル型赤外線センサの周囲温度を50℃以上、又は周囲温度を70℃以上に保てば焦げ検出をすることが可能となるが、加熱調理器で使用する場合、被調理物の加熱中においては特にサーモパイル型赤外線センサ自身を加熱させる必要はなく、加熱庫壁やヒータの余熱で昇温して50℃以上になる。もしサーモパイル型赤外線センサの周囲温度が上昇しない場合は、サーモパイル型赤外線センサ用の加熱ヒータ(図示しない)を設け、サーモパイル型赤外線センサの温度が50℃を越えるように加熱すればよい。また、サーモパイル型赤外線センサの温度が100℃を越えないようにファン(図示しない)を設け、例えばサーモパイル型赤外線センサの温度が95℃を越えたらファンを作動させて空冷するようにしてもよい。
【0033】
以上のように、サーモパイル型赤外線センサの周囲温度を50℃から100℃に制御することにより、一般的に電子レンジ等で使用されている測定温度範囲0℃〜100℃のサーモパイル型赤外線センサで所望の焦げを検知することができるようになる。つまり、汎用のサーモパイル型赤外線センサを焦げ目検出用のセンサとして利用することが可能となり、装置としての付加価値を上げることができる。なお、汎用のサーモパイル型赤外線センサを0℃〜100℃として説明したが、−20℃〜100℃のサーモパイル型赤外線センサでも同様である。
【0034】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、被調理物の表面温度を検出する非接触型の温度検出手段を設け、温度検出手段に基づく値と予め設定されている値とを比較して被調理物の焦げ状態を検知し、所望の焦げ状態で加熱手段を停止させるもので、温度検出手段をサーモパイル型赤外線センサで構成するとともに、検知手段に基づく値をサーモパイル型赤外線センサ自身を所望温度に昇温させた状態で検知するようにしたので、サーモパイル型赤外線センサにて最適な焦げ色をつけた状態で加熱を終了する加熱調理器を得ることができる。
【0035】
また、温度検出手段をサーモパイル型赤外線センサで構成し、赤外線センサの周囲温度を50〜100℃で保つように制御するので、電子レンジ等で使用されている測定温度範囲0℃〜100℃のサーモパイル型赤外線センサで所望の焦げを検知することができる。装置としての付加価値を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係わる加熱調理器の全体構成図である。
【図2】 被調理物の表面温度に対する色の変化を示す図である。
【図3】 加熱時間と被調理物の表面温度の関係を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係わる加熱調理器の制御ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係わる加熱調理器の制御を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係わる加熱調理器の全体構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係わる加熱調理器の全体構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係わるサーモパイル型赤外線センサの内部特性を示す図である。
【図9】 従来の加熱調理器を示す断面図である。
【図10】 従来の別の加熱調理器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体、2 加熱室、3 被調理物、4 調理皿、5 支持部、
6 ヒータ、7 赤外線センサ、8 透視穴、9 集光エリア、10 制御部。

Claims (5)

  1. 加熱室の被調理物を加熱手段により加熱する加熱調理器において、前記被調理物の表面温度を検出する非接触型の温度検出手段を設け、前記温度検出手段に基づく値と予め設定されている値とを比較して前記被調理物の焦げ状態を検知し、所望の焦げ状態で前記加熱手段を停止させるもので、前記温度検出手段をサーモパイル型赤外線センサで構成するとともに、前記検知手段に基づく値を、該サーモパイル型赤外線センサ自身を所望温度に昇温させて検知するようにしたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記サーモパイル型赤外線センサの周囲温度を上昇させるように制御することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記サーモパイル型赤外線センサの温度上昇は、前記サーモパイル型赤外線センサ用の加熱ヒータを設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 前記サーモパイル型赤外線センサの周囲温度を50〜100℃で保つように制御することを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  5. 前記サーモパイル型赤外線センサ自身の温度を50℃以上になるように制御したことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の加熱調理器。
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