JP3812078B2 - データ受信装置及び光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ受信装置及び光ディスク装置に関し、特に所定のブロック単位でコンピュータデータ等を伝送し、又は光ディスクに記録するシステムに適用することができる。本発明は、プリアンブルの末尾に割り当てられた固定値のデータを参考にしてメインデータ部の先頭に配置され識別データを検出することにより、傷等によって識別パターンを正しく検出できない場合でも、識別データIDを正しく検出して確実にメインデータを復調できるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスク装置においては、所望のデータをブロック単位で処理して光ディスクに記録するようになされており、これら各ブロックに割り当てた識別データを基準にして光ディスクに記録されたデータを正しく再生できるようになされている。
【0003】
すなわち、例えばこの種の光ディスク装置でなるDVD(Digital Versatile Disc)においては、順次入力されるビデオ信号及びオーディオ信号をディジタル信号に変換してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を生成する。さらに光ディスク装置は、MPEG(Moving Picture Experts Group)に規定のフォーマットによりディジタルビデオ信号をデータ圧縮し、同様にデータ圧縮したディジタルオーディオ信号と多重化した後(以下この多重化したデータをAVデータと呼ぶ)、スクランブル処理する。
【0004】
さらに光ディスク装置は、図16に示すように、アドレスを示す識別データID(Identification Data )等をAVデータに付加した後、所定ブロック単位で区切り、各ブロックに誤り訂正符号、プリアンブル(Pre Amble)、ポストアンブル(Post Amble)等を付加し、これら各ブロックのデータより1クラスタのデータを生成する。これにより光ディスク装置は、この1クラスタでなる誤り訂正処理のブロックを単位にしてAVデータを光ディスクに記録し、また再生する。なおこの図16においては、フレーム数を符号Frにより示す。また以下、1クラスタのうち、プリアンブル及びポストアンブルを除く部分をメインデータ部と呼ぶ。
【0005】
さらに光ディスク装置は、この1クラスタのメインデータより16個のセクタのデータを形成し、さらに図17に示すように各セクタのデータより26個のシンクフレームを形成する。ここで各シンクフレームは、91バイト単位のAVデータ等に同期パターンSY0〜SY7が割り当てられて形成される。
【0006】
DVDにおいて、各シンクフレームは、8種類の同期パターンSY0〜SY7(以下第1〜第8の同期パターンと呼ぶ)が順次所定順序により割り当てられる。すなわち各セクタにおいて、先頭には、セクタの開始を示す第1の同期パターンSY0が割り当てられ、続いてIDデータ等により第1のシンクフレームが形成される。また各セクタにおいては、続いて第6の同期パターンSY5が割り当てられてAVデータ等によりシンクフレームが形成される。
【0007】
さらに各セクタは、残る24フレームを3つのブロックに区切り、各ブロックの偶数フレームには、それぞれ第6、第7、第8の同期パターンSY5、SY6、SY7が割り当てられる。また各ブロックの奇数フレームには、第2〜第5の同期パターンSY1〜SY4が順次割り当てられる。
【0008】
これによりDVDでは、偶数フレームの同期パターンSY5、SY6、SY7により各セクタの前半ブロック、中央のブロック、後半のブロックか否か判定し、さらに奇数フレームの同期パターンSY0〜SY4により各ブロックの何れのフレームかを判定できるようになされ、この判定結果に基づいて順次再生されるデータを復調できるようになされている。
【0009】
これに対してプリアンブル及びポストアンブルにおいては、それぞれ8個のシンクフレームが割り当てられ、ポストアンブルには、第5〜第1の同期パターンSY4〜SY1が順次2フレームずつ、ポストアンブルにおいては、第5の同期パターンSY4が割り当てられ、これら同期パターンに続いて何ら意味を成さないデータが割り当てられるようになされている。
【0010】
このようにして形成される1のクラスタにおいて、識別データIDは、各セクタの第1フレームに同期パターンSY0に続いて配置され、この識別データIDを基準にして各セクタを識別できるようになされ、また識別結果に基づいて正しくデータを復調できるようになされている。このため光ディスク装置では、第1の同期パターンSY0を基準にして、又は第1の同期パターンSY0の前に続く同期パターンを基準にして、識別データIDを検出し、この検出した識別データを基準にして再生データを処理するようになされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種の光ディスク装置においては、AVデータを高密度記録することにより、傷等の影響で同期パターンを正しく検出できない場合がある。特に、プリアンブルにおいては、隣接するクラスタの重ね書き記録により損傷を受ける場合があり、これによりメインデータ部の先頭に配置された同期パターンSY0においては、正しく検出されない場合がある。また同期パターンにおいては、他の部分では発生し得ない、互いに似かよった論理パターンが割り当てられることにより、他の同期パターンとの間で誤検出される場合もある。
【0012】
これによりこの種の光ディスク装置においては、ポストアンブルに続く第1のセクタにおいて、識別データIDを正しいタイミングにより検出することが困難な場合があり、これによりこの識別データIDより1のクラスタを正しく復号できない場合があった。
【0013】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、傷等によって同期パターンを正しく検出できない場合でも、識別データIDを正しく検出して、確実にメインデータを復調することができるデータ受信装置及び光ディスク装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1又は請求項4の発明においては、データ受信装置又は光ディスク装置に適用して、前記識別パターンと前記プリアンブルの末尾に配置された固定値のデータとを検出し、前記識別パターンを基準にして前記プリアンブルに続く前記小ブロックの前記識別データを検出し、前記識別パターンを基準にして前記識別データを検出できなかった場合に、前記固定値のデータの検出結果を基準にして前記識別データを検出し、前記識別データの検出結果に基づいて前記ブロックのデータを復号する。
【0015】
また請求項2又は請求項5の発明においては、データ受信装置又は光ディスク装置に適用して、前記識別パターンの検出結果を基準にして、順次入力される入力データに対して所定の識別用ウインドウを設定し、前記識別用ウインドウにより前記入力データを判定して続く識別パターンを検出し、前記識別パターンの検出結果を基準にして、前記プリアンブルの末尾に配置された固定値のデータ用のウインドウを設定し、前記固定値のデータ用のウインドウにより前記入力データを判定して前記固定値のデータを検出し、前記固定値のデータの検出結果を基準にして前記識別データを検出し、前記識別データの検出結果に基づいて前記ブロックのデータを復号する。
【0016】
プリアンブルの末尾側に、固定値のデータを割り当てる場合には、識別パターンに比して長いパターンを割り当てることができる。これにより同期パターンを正しく検出できない場合でも、この固定値のデータを基準にして確実に識別データのタイミングを検出することができ、このタイミングにより識別データを検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0018】
(1)第1の実施の形態の構成
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装置を示すブロック図である。この光ディスク装置1は、コンピュータ等の情報機器に接続されて、これら情報機器のデータD1を光ディスク2に記録し、また光ディスク2に記録したデータD1を再生して出力する。
【0019】
このため光ディスク装置1は、MCU(Microcontroler Unit )3を介して外部機器との間で種々の制御コマンド等を入出力し、外部機器より入力される制御コマンドに応動してマイクロコンピュータ構成のコントロール部4により各ブロックの動作を制御する。
【0020】
この光ディスク装置1において、データ入力部5は、バッファメモリにより構成され、外部機器より入力される種々のデータD1を一時蓄積し、クラスタを構成する所定ブロック単位で出力する。ID、EDCエンコード部6は、このデータ入力部5の出力データに対して所定の誤り検出符号(EDC:Error Detecting Code) を付加した後、スクランブル処理する。さらにID、EDCエンコード部6は、このスクランブルしたデータに対して、図17について上述した識別データID等を順次付加して出力する。
【0021】
ECCエンコード部7は、ID、EDCエンコード部6の出力データに誤り訂正符号(ECC:Error Correcting Code)を付加してメモリ8に出力する。メモリ8は、このECCエンコード部7の出力データを一時保持し、所定順序により変調部10に出力する。
【0022】
変調部10は、所定順序によりメモリ8より出力されるデータを受け、この出力データをNRZI(Non Return to Zero Inverted )変調して変調データDRを出力する。磁界変調ドライバ11は、この変調部10の出力データにより変調コイル12を駆動する。これにより光ディスク装置1は、光ピックアップ14によるレーザービーム照射位置に変調磁界を印加し、コンピュータ等のデータD1を熱磁気記録する。
【0023】
ここで光ディスク2は、光磁気ディスクでなり、レーザービームのガイド溝を担うプリグルーブが情報記録面に蛇行して形成される。スピンドルモータ13は、サーボ回路18の制御によりこの光ディスク2を所定の回転速度により回転駆動する。
【0024】
光ピックアップ14は、光ディスク2を間に挟んで、変調コイル12と対向するように保持され、所定のスレッド機構により光ディスク2の半径方向に移動し、光ディスク装置1では、これによりシークし得るようになされている。光ピックアップ14は、光ディスク2にレーザービームを照射し、その戻り光を所定の受光素子により受光して受光結果を出力する。
【0025】
RFアンプ15は、この光ピックアップ14の受光結果を電流電圧変換処理した後、演算処理し、これにより戻り光の偏光面に応じて信号レベルが変化する再生信号MO、トラッキングエラー量に応じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号FE、プリグルーブの蛇行に応じて信号レベルが変化するADIP(Address In Pre-groove )信号ADIPを出力する。さらに光ピックアップ14は、記録時、間欠的にレーザービームの光量を立ち上げる。
【0026】
サーボ回路18は、このADIP信号ADIPの中心周波数が所定周波数になるようにスピンドルモータ13を駆動し、これにより光ディスク2の線速度一定の条件により回転駆動する。またサーボ回路18は、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEに応じて光ピックアップ14の対物レンズを左右、上下に可動し、これにより光ピックアップ14をトラッキング制御、フォーカス制御する。
【0027】
ADIP信号復調回路16は、内蔵の周波数復調回路にADIP信号ADIPを受け、グルーブの蛇行周期の変位に応じて信号レベルが変化する周波数復調信号を生成する。さらにADIP信号復調回路16は、この周波数復調信号を2値化して順次ラッチすることにより、グルーブの蛇行周期の変位により光ディスク2に記録されたレーザービーム照射位置の位置情報を検出する。ADIP信号デコード部17は、このADIP信号復調回路16の出力データを誤り検出してMCU部3に出力し、これにより光ディスク装置1では、MCU部3においてアクセス位置を検出して所望の記録再生位置をアクセスできるようになされている。
【0028】
復調部19は、再生時、再生信号MOよりクロックを生成し、このクロックを基準にして再生信号MOの処理に必要な各種基準信号を生成する。さらに復調部19は、再生信号を2値化して再生データを生成し、この再生データより復号データD3を復号する。IDデコード部20は、復号データD3より識別データIDを検出し、この検出結果を内蔵のメモリ制御回路に通知する。
【0029】
メモリ21は、このメモリ制御回路のアドレス制御により、復調部19より出力される復号データD3を順次所定領域に入力し、またこの復号データD3を所定順序により出力する。ECCデコード部22は、メモリ21に保持された復号データD3を、この復号データD3に付加された誤り訂正符号により誤り訂正処理して出力する。
【0030】
EDCデコード部23は、ECCデコード部22の出力データを誤り検出処理して出力し、データ出力部24は、このEDCデコード部23の出力データD1を一時保持して、外部機器に出力する。
【0031】
図3は、この光ディスク装置1における記録データDRの生成を詳細に示すブロック図である。ID、EDCエンコード部6は、内蔵のスクランブル回路6Aにより、データ入力部5より出力されるデータ(メインデータと呼ぶ)D1をスクランブル処理する。さらにID、EDCエンコード部6は、1セクタ分のメインデータD1に対して、制御データCTRL、識別データID、リザーブ用のデータAUXを付加する。ここで制御データCTRLは、いわゆるダブルスパイラルディスクにおいてA/Bトラックの識別信号、将来のディスクフォーマットの為のリザーブ用に利用され、この光ディスク2に対しては論理0による1バイトのデータが割り当てられる。また識別データIDは、各セクタを識別して再生データを復号する為に使用され、4バイトのデータが割り当てられる。またリザーブ用のデータAUXは、必要に応じて種々の利用できるように割り当てられ、ここでは論理0による6バイトのデータが割り当てられる。
【0032】
ID、EDCエンコード部6は、内蔵のパリティ生成回路6Bにより、制御データCTRL、識別データIDに誤り訂正用の2バイトのパリティ(IEC)を生成する。さらに演算回路6Cによりリザーブ用のデータAUX及びメインデータD1からCRC(Cyclic Redundancy Check )符号による32ビットの誤り検出符号EDCを生成する。なおこの1セクタには、制御データCTRL等を含めて、全体で12×172バイトのデータが割り当てられる。
【0033】
続くECCエンコード部7は、このようにして生成した16セクタ分のデータを単位にして、積符号形式の誤り訂正符号ECCを生成した後、メモリ8の入出力によりインターリーブ処理する。続く変調部10は、図4に示す変調規則によりメモリ21の出力データをRLL(1,7)変調する。すなわち例えばこの図4の2行目に示すように、変調された末尾のデータが論理0の場合に(Preceding channel bit )、論理00のデータが連続し(Current Input bits)、続いて論理1のデータが続く場合(Following Input bits)、論理00の入力データを、論理000の変調データ(Channnel Bits RLL(1,7))に変調する。
【0034】
さらに変調部10は、プリアンブル、ポストアンブルを形成するデータDPと共に、内蔵のDSV制御回路10Aにより順次DSV(Digital Sum Value )制御用のコントロールデータを付加し、これにより変調データDRの低域成分を抑圧する。変調部10では、このようにして生成した16セクタ分のデータ、プリアンブル、ポストアンブルのデータをNRZI変調回路10BによりNRZI変調し、この変調データに同期パターンを付加する。
【0035】
図5は、このようにしてID、EDCエンコード部6により生成される1セクタ分のデータ構成を示す図表である。この実施の形態において、各セクタは、先頭より制御データCTRL、識別データID、パリティIEC、リザーブ用データAUXが連続した後、メインデータが割り当てられ、最後のシンクフレームの末尾に、誤り検出符号EDCが配列される。なおこの1セクタ分のデータに対して、光ディスク装置1では、ECCエンコード部7により1rows×172バイト分の誤り訂正符号が付加されることになり、この実施の形態では、全体として1セクタが13rows×2=26シンクフレームにより形成される。
【0036】
図6は、このようにして生成される1クラスタの構成を示す図表である。この実施の形態では、メインデータにより形成される26個のシンクフレームにより1セクタを形成する。さらに16セクタのデータにプリアンブル及びポストアンブルを配置して1クラスタを形成する。ここでプリアンブル及びポストアンブルは、それぞれ10シンクフレーム及び6シンクフレームにより形成される。さらに各シンクフレームには変調部10において、所定の同期パターンSY0〜SY6が付加される。
【0037】
すなわち各シンクフレームは、それぞれ図7に示す7種類の同期パターンSY0〜SY6が選択的に割り当てられる。ここで各同期パターンSY0〜SY6は、PLL回路の同期に適し、それぞれ値が異なり、かつ他の部分では発生しない論理パターンのデータが割り当てられる。またシンクフレームの数に比して少ない種類により構成され、これによりこの同期パターンを割り当てることによる冗長度の増大を低減する。
【0038】
ここで変調部10は、図6及び図8に示すように、メインデータ部において、連続するシンクフレーム間では、1のセクタ内で、同一の組み合わせによる同期パターンが発生しないように、すなわち連続するフレームを任意に選択した場合に、この連続するフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせが、他の何れかの連続するフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせと異なるように、同期パターンを配置する。これにより変調部10は、連続する同期パターンを正しく再生できた場合には、連続する2つの同期パターンによりシンクフレームを特定できるようにする。
【0039】
さらに図9に示すように、変調部10は、メインデータ部において、1つの同期パターンを間に挟んだ前後の同期パターンにおいても、1のセクタ内で、同一の組み合わせによる同期パターンが発生しないように、すなわち連続する3つのフレームを任意に選択した場合に、この連続する3つのフレームの先頭のフレーム及び末尾のフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせが、他の何れかの3つの連続するフレームの先頭のフレーム及び末尾のフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせと異なるように、同期パターンを配置する。これにより変調部10は、連続する3つの同期パターンのうち、間に挟まれた同期パターンを正しく再生できない場合でも、また誤って再生した場合でも、前後の同期パターンによりシンクフレームを特定できるようにする。
【0040】
かくするにつき、このように連続する同期パターンにおいて、また1つの同期パターンを間に挟んだ前後の同期パターンにおいて、1のセクタ内で、同一の組み合わせによる同期パターンが発生しないようにすれば、4つの連続する同期パターンについても、1のセクタ内で、同一の組み合わせによる同期パターンが発生しないようになる。
【0041】
これにより連続する3フレームの同期パターンによっても、シンクフレームを特定することができ、特定箇所で連続する2以上の同期パターンを正しく検出できない場合でも、他の箇所の同期パターンによりシンクフレームを特定することができる。また連続する4フレームの同期パターンにより、何れかの同期パターンを誤検出した場合でも、この誤検出した同期パターンを特定して、かつシンクフレームを正しく特定することができる。
【0042】
さらに各セクタの先頭のシンクフレームについては、他のシンクフレームとは異なる第1の同期パターンSY0が割り当てられ、これによりこの特定の同期パターンSY0により各セクタの開始を簡易に検出できるようになされている。
【0043】
これに対してプリアンブルにおいては(図6)、先頭側に、第7の同期パターンSY6が連続するように配置され、これによりクラスタの先頭を簡易に検出できるようになされている。またメインデータ部に近づくに従って、第7の同期パターンSY6以外の同期パターンSY2、SY1、……が配置され、これにより第1のセクタに近づく程プリアンブルにおける詳細な位置を特性できるようになされている。
【0044】
これに対してポストアンブルは、第7の同期パターンSY6が繰り返され、これによりクラスタの末尾を簡易に特定できるようになされている。
【0045】
図10は、変調部10において、プリアンブル及びポストアンブルに割り当てるデータDPの生成回路を示すブロック図であり、スクランブル回路10Cにより構成される。光ディスク装置1では、このスクランブル回路10Cにより論理0により連続するデータをスクランブル処理して、プリアンブル及びポストアンブルに割り当てるデータを生成する。なおメインデータ部に対するスクランブル処理も、同様の回路構成により実施される。
【0046】
このスクランブル回路10Cにおいては、プリアンブルの開始の時点で18段のシフトレジスタ10Dに初期値データDP1をセットし、このシフトレジスタ10Dに保持したデータを順次ビットクロックにより転送する。さらにスクランブル回路10Cは、このシフトレジスタ10Dの7段目の出力データと、最終段の出力データとを剰余演算回路10Eに入力し、ここでこれらの出力データの和データから法2による剰余を計算し、この剰余をシフトレジスタの初段に入力する。
【0047】
さらにスクランブル回路10Cは、シフトレジスタ10Dの7段目の最終段の出力データと、論理0の入力データとを剰余演算回路10Fに入力し、ここでこれらの和データより法2による剰余を計算し、この剰余をポストアンブル及びプリアンブルに割り当てるデータDPとして出力する。
【0048】
ここで初期値データDP1は、出力データDPの論理レベルが論理0又は1に収束しないように、所定の論理レベルによるデータが割り当てられる。これによりこの光ディスク装置1では、プリアンブルの各シンクフレームにおいては、所定の固定値によるデータが割り当てられるようになされている。この実施の形態では、このうちの、メインデータ部側の末尾に割り当てられる48ビットのデータ(図6においてハッチングにより示す部分でなる)を識別データIDの検出に役立てる。なおこの48ビットのデータは、論理”100100100100010100010100100100000100100100100010”の記録データDRであり、以下クラスタ同期信号と呼ぶ。
【0049】
図1は、このようにしてクラスタ単位で記録したデータを再生する光ディスク装置1の復調部19を周辺構成と共に詳細に示すブロック図である。復調部19は、RFアンプ15より出力される再生信号MOを波形等化した後、2値化回路30に入力する。2値化回路30は、この波形等化回路より出力される再生信号MOを2値化し、2値化信号S1を出力する。PLL回路31は、この2値化信号S1を基準にしてクロックCKを再生する。カウンタ32は、リングカウンタでなり、オア回路33より出力されるタイミング信号を基準にしてクロックCKをカウントすることにより、同期パターンのタイミングで信号レベルが立ち上がるフレーム同期信号FCK、このフレーム同期信号FCKより広い範囲で信号レベルが立ち上がる同期信号検出用ウインドウ信号FCKWを出力する。
【0050】
復調回路34は、クロックCKを基準にして2値化信号S1を順次ラッチすることにより、再生データを検出する。さらに復調回路34は、図4との対比により示す図11の復調規則に従って、再生データより復号データD3を復号して出力する。すなわち例えばこの図11の1行目に示すように、復号されたデータが論理10の場合に(Preceding channel bits)、論理000の再生データが連続し(Current channel bits)、続いて論理1又は0の再生データが続く場合(Following channel bits)、この論理000の再生データを、論理00の復号データ(Decoded information bits)に復号する。
【0051】
同期パターン検出回路35は、2値化信号S1より同期パターンSY0〜SY6を検出して検出結果を出力する。すなわち同期パターン検出回路35は、それぞれ同期パターンSY0〜SY6を検出して、対応する検出結果を出力する同期パターン検出回路35A〜35Gにより構成される。同期パターン検出回路35は、同期パターンSY0〜SY6のビット長に対応するシフトレジスタ(図示せず)において、クロックCKにより2値化信号S1を順次ラッチして転送すると共に、このシフトレジスタのパラレル出力により所定のメモリをアクセスし、これにより2値化信号S1に同期パターンSY0〜SY6が現れると、このメモリの対応するビット出力の論理レベルを立ち上げて同期パターンSY0〜SY6の検出結果を出力する。
【0052】
アンド回路36A〜36Gは、同期パターン検出回路35より出力される各同期パターンSY0〜SY6の検出結果と、同期信号検出用ウインドウ信号FCKWとの論理積信号を出力し、オア回路33は、これらアンド回路36A〜36Gより出力される論理積信号の論理和信号をタイミング信号として出力する。これにより復調部19では、カウンタ32、同期パターン検出回路35、アンド回路36A〜36G、オア回路33によりいわゆるフライホイール回路を構成し、2値化信号S1に同期パターンが現れるタイミングで信号レベルが立ち上がるフレーム同期信号FCKを生成する。
【0053】
パターン判定回路37は、同期パターンとクラスタ同期信号のビット長に対応する72ビットのシフトレジスタを有し、2値化信号S1をクロックCKにより順次ラッチしてこのシフトレジスタを転送する。さらにパターン判定回路37は、クラスタ同期信号と続くメイン部の同期パターンSY0とにより構成される72ビットの論理パターンとの間で、このシフトレジスタのパラレル出力を比較し、不一致のビット数をフレーム判別回路38に通知する。
【0054】
これによりパターン判定回路37は、このシフトレジスタのパラレル出力に、クラスタ同期信号と、続くメイン部の同期パターンSY0とが正しく現れると、値0の不一致ビット数をフレーム判別回路38に通知する。また傷等により、クラスタ同期信号と、続くメイン部の同期パターンSY0とが正しくパラレル出力に現れない場合には、傷等の影響に応じた不一致のビット数を通知することになる。
【0055】
フレーム判別回路38は、フレーム同期信号FCKが立ち上がる周期により所定の処理手順を実行し、アンド回路36A〜36Gを介して得られる同期パターンの検出結果、パターン判定回路37より得られる不一致ビット数に基づいて、メインデータ部の開始のタイミングを検出する。これによりフレーム判別回路38は、このタイミング検出結果より、復号データD3に識別データID、続くパリティIECが現れるタイミングで信号レベルが立ち上がるタイミング検出信号TSを出力する。
【0056】
またフレーム判別回路38は、アンド回路36A〜36Gを介して得られる同期パターンの検出結果より、各セクタ中におけるシンクフレームの番号を特定し、このシンクフレームの番号SYNOを出力する。このときフレーム判別回路38は、連続した3つのシンクフレームについて順次得られる同期パターンの検出結果より、シンクフレームの番号を特定し、これによりシンクフレームの誤検出を有効に回避する。かくするにつき、この実施の形態では、連続する同期パターン及び1つの同期パターンを間に挟んだ連続する同期パターンにおいて、1つのセクタ内では、同一の組み合わせが存在しないことにより、このようにして確実にシンクフレームを特定することができる。
【0057】
IDデコード部20は、ラッチ回路20Aにおいて、タイミング検出信号TSを基準にして復号データD3を順次ラッチすることにより、識別データID、パリティIECを取り込む。さらにIDデコード部20は、エラー訂正回路20Bにおいて、この取り込んだ識別データIDをパリティIECにより誤り訂正し、メモリ制御回路20Cに通知する。メモリ制御回路20Cは、この識別データIDの検出結果より、復号データD3のセクタを特定し、またフレーム判別回路38より得られるシンクフレームの番号SYNOより、復号データD3のシンクフレームを特定し、これらの特定結果に基づいてメモリ21をアドレス制御する。
【0058】
このときメモリ制御回路20Cは、一旦、識別データIDが検出されると、及び又はフレーム判別回路38よりシンクフレームの番号SYNOが通知されると、内蔵のカウンタによりフレーム同期信号FCK、クロックCKをカウントしてメモリ21をアドレス制御することにより、ビット誤り等により復調部19において、一時的に同期パターンを検出できない場合でも、復号データD3を正しい配列によりメモリ21に格納する。これらによりIDデコード部20は、復号データD3を正しい配列により元のコンピュータデータD1に復号するようになされている。
【0059】
図12は、フレーム判別回路38における処理手順を示すフローチャートである。フレーム判別回路38は、フレーム同期信号FCKの周期によりこの処理手順を繰り返して、IDデコード部20にタイミング検出信号TSを出力する。すなわちフレーム判別回路38は、フレーム同期信号FCKが立ち上がると、ステップSP1からステップSP2に移り、ここでこのフレーム同期信号FCKに対応するタイミングにより第1の同期パターンSY0が検出され、かつこの同期パターンより逆上って連続して7個の同期パターン(SY2−SY5−SY6−SY5−SY1−SY6−SY0)を正しい順序により検出できたか否か判断する。なおフレーム判別回路38は、フレーム同期信号FCKを基準にして、アンド回路36A〜36Gを介して得られる同期パターンの検出結果を取り込んで所定期間保持するようになされており、この保持した同期パターンの検出結果よりこの処理手順における判断を実行する。
【0060】
ここで肯定結果が得られると、この場合、図6について説明した同期パターンが、メインデータ部の先頭フレームより逆上って7フレームの期間の間、順次正しく検出されていることにより、ステップSP3に移り、第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断する。この場合、この処理手順を開始したフレーム同期信号FCKに対応するシンクフレームにおいて、同期パターンに続く2バイト目から7バイト目までは、識別データIDとパリティ符号IECでなる復号データD3が得られることにより、フレーム判別回路38は、ステップSP4に移り、IDデコード部20にタイミング検出信号TSを出力し、これによりIDデコード部20に識別データIDの検出を指示する。これによりこの実施の形態では、IDデコード部20で識別データIDが正しく検出され、この検出された識別データIDを基準にしてメモリ21のアドレス制御が実行されることになる。
【0061】
かくしてフレーム判別回路38は、タイミング検出信号TSを出力すると、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。
【0062】
これに対してステップSP2において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP6に移り、フレーム同期信号FCKに対応するタイミングにより第1の同期パターンSY0が検出され、かつこの同期パターンより逆上って連続して6個の同期パターン(SY5−SY6−SY5−SY1−SY6−SY0)を正しい順序により検出できたか否か判断する。
【0063】
ここで肯定結果が得られると、この場合、ステップSP2において肯定結果が得られる場合に比しては信頼性が低いものの、十分な信頼性により第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0064】
これに対してステップSP6において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP7に移り、フレーム同期信号FCKに対応するタイミングにより第1の同期パターンSY0が検出され、かつこの同期パターンより逆上って連続して5個の同期パターン(SY6−SY5−SY1−SY6−SY0)を正しい順序により検出できたか否か判断する。
【0065】
ここで肯定結果が得られると、この場合、ステップSP6において肯定結果が得られる場合に比しては信頼性が低いものの、十分な信頼性により第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0066】
これに対してステップSP7において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP8に移り、フレーム同期信号FCKに対応するタイミングにより第1の同期パターンSY0が検出され、かつこの同期パターンより逆上って連続して4個の同期パターン(SY5−SY1−SY6−SY0)を正しい順序により検出できたか否か判断する。
【0067】
ここで肯定結果が得られると、この場合も、ステップSP7において肯定結果が得られる場合に比しては信頼性が低いものの、十分な信頼性により第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0068】
これに対してステップSP8において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP9に移り、フレーム同期信号FCKに対応するタイミングにより第1の同期パターンSY0が検出され、かつこの同期パターンより逆上って連続して3個の同期パターン(SY1−SY6−SY0)を正しい順序により検出できたか否か判断する。
【0069】
ここで肯定結果が得られると、この場合も、直前のステップSP8において肯定結果が得られる場合に比しては信頼性が低いものの、十分な信頼性により第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0070】
これに対してステップSP9において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP10に移り、フレーム同期信号FCKに対応するタイミングにより第1の同期パターンSY0が検出され、かつこの同期パターンより逆上って連続して2個の同期パターン(SY6−SY0)を正しい順序により検出できたか否か判断する。
【0071】
ここで肯定結果が得られると、この場合も、直前のステップSP9において肯定結果が得られる場合に比しては信頼性が低いものの、十分な信頼性により第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0072】
これに対してステップSP10において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP11に移り、パターン判定回路37において、連続する72ビットの再生データがクラスタ同期信号及び第1の同期パターンSY0と完全に一致したか否か判断する。ここで肯定結果が得られると、この場合十分な信頼性により第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0073】
これに対してステップSP11において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP12に移り、フレーム同期信号FCKに対応するタイミングにより第1の同期パターンSY0が検出されたか否か判断し、この場合信頼性は低いものの、第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0074】
これに対してステップSP12において否定結果が得られると、フレーム判別回路38は、ステップSP13に移り、パターン判定回路37において、2ビット以下の不一致により、連続する72ビットの再生データがクラスタ同期信号及び第1の同期パターンSY0と一致したか否か判断する。ここで肯定結果が得られると、この場合は信頼性は低いものの、十分に第1の同期パターンSY0を正しく検出できたと判断することができることにより、ステップSP3に移り、同様の処理手順を実行する。
【0075】
これに対して第1の同期パターンSY0を同期パターン検出回路35において検出できない場合で、かつパターン判定回路37において、連続する72ビットの再生データD2をクラスタ同期信号及び第1の同期パターンSY0を比較した際に、3ビット以上の不一致が発生した場合、各セクタの先頭シンクフレーム以外の、シンクフレームの開始のタイミング等と判断できることにより、ステップSP14に移り、第1の同期パターンSY0を検出困難と判断する。さらにこの場合、IDデコード部20にタイミング検出信号TSを出力することなく、ステップSP5に移ってこの処理手順を終了する。
【0076】
(2)第1の実施の形態の動作
以上の構成において、コンピュータ等より入力されるデータD1は(図2)、データ入力部5を介して、クラスタを構成する所定ブロック単位でID、EDCエンコード部6に入力され、ここでスクランブル処理され、制御データCTRL、識別データID、識別データのパリティIEC、リザーブ用のデータAUXがセクタ単位で付加される(図3、図5)。さらにECCエンコード部7において、積符号形式の誤り訂正符号が付加された後、メモリ8の入出力によりインターリーブ処理された後、変調部10においてPLL(1,7)変調される(図4)。その後、プリアンブル、ポストアンブルが割り当てられた後、DSV制御用のコントロールビットが付加される。さらにその後、NRZI変調された後、同期パターンが付加されて、記録データDRが生成され、この記録データDRに応じて変調コイル12が駆動されることにより光ディスク2にクラスタ単位で熱磁気記録される。
【0077】
このようにして記録される際に、各シンクフレームには(図6)、1のセクタ内で、同一の組み合わせによる同期パターンが連続しないように、すなわち連続するフレームを任意に選択した場合に、この連続するフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせが、他の何れかの連続するフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせと異なるように、7種類の同期パターンが選択的に割り当てられる(図8)。
【0078】
また1つの同期パターンを間に挟んだ前後の同期パターンにおいても、1のセクタ内で、同一の組み合わせによる同期パターンが発生しないように、すなわち連続する3つのフレームを任意に選択した場合に、この連続する3つのフレームの先頭のフレーム及び末尾のフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせが、他の何れかの3つの連続するフレームの先頭のフレーム及び末尾のフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせと異なるように、7種類の同期パターンが選択的に割り当てられる(図9)。
【0079】
これらにより各クラスタは、1のセクタ内で、任意に選択した連続する3つのフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせが、他の連続する3つのフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせと異なるように、保持される。また同様に、連続した4つのフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせが、同様に選択した他の連続した4つのフレームに割り当てた同期パターンの組み合わせと異なるように、保持される。
【0080】
これらにより光ディスク装置1では、連続する同期パターンよりシンクフレームを特定して、シンクフレームを正しく特定できるようになされている。
【0081】
またプリアンブルにおいては、先頭側に、第7の同期パターンSY6が連続するように配置され、メインデータ部に近づくに従って、第7の同期パターンSY6以外の同期パターンSY2、SY1、……が配置され、ポストアンブルにおいては、第7の同期パターンSY6が繰り返される。
【0082】
さらにプリアンブルの各シンクフレームにおいては、18段のシフトレジスタ10Dに初期値データDP1をセットしたスクランブル回路10Cにより(図10)、論理0のデータがスクランブル処理され、これによりこのスクランブル処理により決まる固定値のデータDPが割り当てられる。このうちメインデータ部側の末尾に割り当てられる48ビットのデータ(図6)は、論理”100100100100010100010100100100000100100100100010”の記録データDRを構成し、識別データIDの検出に役立てるクラスタ同期信号を形成する。
【0083】
これに対して再生時、光ディスク装置1では(図2)、光ディスク2にレーザービームを照射して得られる戻り光より、この戻り光の偏光面に応じて信号レベルが変化する再生信号MOが得られ、この再生信号MOが復調部19において復号データD3に変換される。さらにこの復号データD3が、メモリ21の入出力によりデインターリーブ処理され、ECCデコード部22により誤り訂正処理された後、デスクランブル処理される。またEDCデコード部23により誤り検出処理され、データ出力部24より出力される。
【0084】
このようにして処理されるにつき、再生信号MOは(図1)、復調部19において、2値化回路30により2値化信号S1に変換された後、PLL回路31において2値化信号S1よりクロックCKが再生される。2値化信号S1は、この再生されたクロックCKにより復号回路34で順序処理されて復号データD3が復号される。
【0085】
この一連の処理と並列に、同期パターン検出回路35において、それぞれ7種類の同期パターンSY0〜SY6が2値化信号S1に現れると信号レベルの立ち上がるパターン検出信号が生成され、カウンタ32によりクロックCKをカウントして生成される同期信号検出用ウインドウ信号FCKWにより、これらパターン検出信号がそれぞれアンド回路36A〜36Gでゲートされた後、オア回路33で論理和信号が生成される。さらにこの論理和信号によりカウンタ32がリセットされ、これにより同期パターンのタイミングで信号レベルが立ち上がるフレーム同期信号FCK、このフレーム同期信号FCKより広い範囲で信号レベルが立ち上がる同期信号検出用ウインドウ信号FCKWが生成される。
【0086】
さらにパターン判定回路37において、連続する72ビットの再生データと、クラスタ同期信号及び第1の同期パターンSY0とにより構成される72ビットの論理パターンとの間で、不一致のビット数が検出され、この不一致のビット数がフレーム判別回路38に通知される。
【0087】
このフレーム判別回路38においては、同期パターン検出回路35の検出結果より、フレーム同期信号FCKのタイミングで、所定の順序の同期パターンの配列に続いて、第1の同期パターンSY0が検出されたか否か判断され(図12、ステップSP2、SP6、SP7、SP8、SP9、SP10)、これらの場合には、このフレーム同期信号FCKのタイミングを基準にして、対応するシンクフレームの2バイト目から6バイト目の間で信号レベルが立ち上がるタイミング検出信号TSが生成される。
【0088】
また同様にして、フレーム判別回路38において、パターン判定回路37より通知される不一致ビット数より、連続する72ビットの再生データが全て正しく検出されて第1の同期パターンSY0が検出されたか否か判断され(図12、ステップSP11)、この場合にも、このフレーム同期信号FCKのタイミングを基準にしてタイミング検出信号TSが生成される。
【0089】
これに対して単に第1の同期パターンSY0が検出された場合(図12、ステップSP12)、クラスタの先頭のセクタにおいては、それまでの再生データに誤りが発生している場合も考えられ、またクラスタの先頭以外のセクタで検出される場合も該当することにより、この場合もこのフレーム同期信号FCKのタイミングを基準にしてタイミング検出信号TSが生成される。
【0090】
さらにフレーム判別回路38において、パターン判定回路37より通知される不一致ビット数より、2ビット以下の不一致で、連続する72ビットの再生データがクラスタ同期信号と第1の同期パターンSY0と一致するか否か判断され(図12、ステップSP13)、これによりクラスタの先頭セクタにおいて、第1の同期パターンSY0自体に誤りが発生した場合に、これを救済してタイミング検出信号TSが生成される。
【0091】
すなわち同期パターンSY0が24ビット長でなることから、連続する72ビットにおいて、同期パターンSY0及びクラスタ同期信号との間で2ビット以下の不一致が検出された場合、同期パターンSY0にビット誤りが発生して、同期パターンを正しく検出できなかった場合の確率が極めて高いと判断することができる。この場合同期パターンSY0だけを基準にしてクラスタの先頭を検出する場合には、正しいタイミングを判定することが困難であるのに対し、この実施の形態では正しいタイミングを判定することができる。これにより傷等によって同期パターンを正しく検出できない場合でも、識別データIDを正しく検出して、確実にメインデータを復調することができる。
【0092】
このようにしてクラスタの先頭セクタの開始、さらには各セクタの先頭セクタの開始を検出すると共に、フレーム判別回路38において、連続して検出された3つの同期パターンより各セクタ内における対応するシンクフレームの番号SYNOが検出され、この番号SYNOがIDデコード部20に通知される。このときこの実施の形態では、連続する同期パターン、1つの同期パターンを間に挟んだ連続する同期パターンにおいて、1のセクタ内で、同一の組み合わせによる同期パターンが発生しないように同期パターンが割り当てられていることにより、確実にシンクフレームの番号が特定される。
【0093】
IDデコード部20において、このタイミング検出信号TSにより、各セクタの先頭シンクフレームに割り当てられた識別データIDが、そのパリティ符号IECと共に検出される。さらにこの識別データIDによりメモリ21に入力する復号データD3のセクタが特定され、さらにフレーム判別回路38より通知されるシンクフレームの番号SYNOにより各セクタ内におけるシンクフレームが特定される。これによりこれら識別データID及びシンクフレームの番号SYNOによりメモリ21のアドレス制御が実行されて、正しい配列により復号データD3が処理される。またこのとき識別データIDのタイミング、シンクフレームの番号SYNOをフレーム判別回路38において正しく検出できない場合は、クロック及びフレーム同期信号をカウントした補間処理によりメモリ21がアドレス制御される。
【0094】
(3)第1の実施の形態の効果
以上の構成によれば、クラスタの先頭セクタの直前に配置された固定値のデータでなるクラスタ同期信号を参考にして、先頭セクタの開始のタイミングを検出することにより、傷等により同期パターンが正しく検出できない場合でも、確実に先頭シンクフレームに割り当てた識別データIDを検出して、復号データを正しく処理することができる。
【0095】
また各セクタの先頭シンクフレームに、他のシンクフレームには割り当てていない特定の同期パターンSY0を割り当てたことにより、確実に各セクタの開始のタイミングを検出して識別データを検出することができる。
【0096】
さらに各セクタにおいては、連続する同期パターンにおいて、同一の組み合わせが発生しないように同期パターンを割り当てたことにより、さらには1つの同期パターンを間に挟んだ連続する同期パターンにおいて、同一の組み合わせが発生しないように同期パターンを割り当てたことにより、確実にシンクフレームを特定でき、これによっても復号データを正しい配列により処理することができる。
【0097】
(4)第2の実施の形態
図13は、図1との対比により本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク装置の復調部を周辺回路と共に示すブロック図である。この実施の形態に係る復調部49では、別途、クラスタ同期信号を検出する。なおこの図13において、図1について上述した構成と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0098】
この復調部49は、パターン判定回路50において、クラスタ同期信号を検出する。すなわち図14に示すように、復調部49においては、2値化信号S1(図14(A))より生成したクロックCKをカウンタ51によりカウントし、フレーム同期信号FCK、同期信号検出用ウインドウ信号FCKW(図14(E))を生成する。さらにクラスタ同期信号に対応するクラスタ同期信号検出用ウインドウ信号CW(図14(C))を生成する。
【0099】
パターン判定回路50においては、パターン判定回路37と同様にして、2値化信号S1を順次ラッチして検出される48ビットの再生データが、クラスタ同期信号と一致するか否か判定し、クラスタ同期信号が2値化信号に現れると信号レベルが立ち上がるクラスタ同期信号の検出信号SC(図14(B))を出力する。アンド回路52は、クラスタ同期信号検出用ウインドウ信号CWにより、クラスタ同期信号の検出信号SCをゲートして出力する。
【0100】
かくするにつきこの実施の形態では、第1の同期パターンSY0の検出信号SY0(図14(D))をゲートする同期信号検出用ウインドウ信号FCKWに比して、クラスタ同期信号検出用ウインドウ信号CWのウインドウ幅WCが狭くくなるように設定し、これによりシンクフレームにおいても同一の論理パターンが発生する可能性のあるクラスタ同期信号を確実に検出する。
【0101】
フレーム判別回路53は、図1について上述したフレーム判別回路38と同様にしてシンクフレームの番号SYNOを検出して出力する。また図12との対比により図15に示す処理手順により、セクタの開始のタイミングを検出し、タイミング検出信号TSを出力する。なおこの図15において、図12と同一の処理手順は、対応する符号を付して示し、説明を簡略化する。
【0102】
すなわちフレーム判別回路53は、ステップSP1から処理手順を開始して順次連続する同期パターンを基準にしてセクタの開始のタイミングを検出し(ステップSP2、SP6、SP7、SP8、SP9、SP10)、タイミング検出信号を出力する(SP3、SP4)。この一連の処理において、同期パターンSY6に続いて第1の同期パターンSY0を検出できない場合、ステップSP10からステップSP21に移り、アンド回路52の出力信号より、クラスタ同期信号検出用ウインドウ信号CWのウインドウ内において、クラスタ同期信号を検出できたか否か判断する。
【0103】
このようにクラスタ同期信号だけを基準にしても、フレーム同期信号FCKを基準にしたクラスタ同期信号検出用ウインドウ信号CWにより検出結果を制限することにより、高い精度によりフレーム同期信号を検出して、メインデータの先頭を検出することができる。これによりフレーム判別回路53は、ステップSP21において、肯定結果が得られるとステップSP3に移り、タイミング信号TSを出力するのに対し、否定結果が得られると、ステップSP13に移り、連続する72ビットの再生データよりセクタの開始を判定する。
【0104】
図13〜図15に示す構成によれば、クラスタ同期信号だけ単独で使用しても、傷等によって同期パターンを正しく検出できない場合に、識別データIDを正しく検出して、確実にメインデータを復調することができる。
【0105】
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、論理0のデータをスクランブル処理して得られるプリアンブルの末尾48ビットをクラスタ同期信号として使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のビット数をクラスタ同期信号として使用して、同様の効果を得ることができる。
【0106】
また上述の実施の形態においては、論理0のデータをスクランブル処理して得られるプリアンブルの末尾をクラスタ同期信号として使用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クラスタ同期信号として専用の固定データを割り当ててもよい。またこのときスクランブル処理を省略してもよい。例えばこの場合、F5F5F5F5hのデータを割り当てれば、変調により論理”1001000100”を4回繰り返してなる48ビットの変調データDRが得られ、この固定データによりメインデータの開始のタイミングを検出してもよい。
【0107】
さらに上述の実施の形態においては、1セクタを26シンクフレームにより構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1のブロックを種々のシンクフレームにより構成する場合に広く適用することができる。
【0108】
また上述の実施の形態においては、1のセクタに7種類の同期パターンを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1のセクタに種々の同期パターンを配置する場合に広く適用することができる。
【0109】
また上述の実施の形態においては、同期パターンにより各フレームを特定し、併せてPLL回路の同期を図れるようにする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、シンクフレームを特定する識別パターンを配置する場合に広く適用することができる。
【0110】
さらに上述の実施の形態においては、光ディスクにコンピュータデータを熱磁気記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、相変化型の光ディスク、ライトワンス型の光ディスクにAVデータを記録する場合、さらには種々のデータを記録する場合に広く適用することができる。
【0111】
また上述の実施の形態においては、光ディスク装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、磁気記録媒体等の種々の伝送路を介して所望のデータを伝送する場合にも広く適用することができる。
【0112】
また上述の実施の形態においては、光ディスクでなる記録媒体に所望のデータを記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、再生専用の記録媒体についても広く適用することができる。
【0113】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、プリアンブルの末尾に割り当てられた固定値のデータを参考にしてメインデータ部の先頭に配置された識別データIDを検出することにより、傷等によって同期パターンを正しく検出できない場合でも、識別データIDを正しく検出して確実にメインデータを復調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装置の復調部を周辺構成と共に示すブロック図である。
【図2】図1の復調部が適用される光ディスク装置を示すブロック図である。
【図3】図2の光ディスク装置におけるデータ処理の説明に供するブロック図である。
【図4】図2の光ディスク装置における変調部の動作の説明に供する図表である。
【図5】図2の光ディスク装置における先頭のシンクフレームの構成を示す図表である。
【図6】図2の光ディスク装置におけるクラスタの構成を示す図表である。
【図7】同期パターンを示す図表である。
【図8】連続する同期パターンの説明に供する略線図である。
【図9】1つの同期パターンを間に挟んで連続する同期パターンの説明に供する略線図である。
【図10】スクランブル回路を示すブロック図である。
【図11】図2の光ディスク装置の復調部の動作の説明に供する図表である。
【図12】図2の光ディスク装置のフレーム判別回路の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施の形態に係る光ディスク装置の復調部を周辺構成と共に示すブロック図である。
【図14】図13の復調部の動作の説明に供する信号波形図である。
【図15】図13の復調部におけるフレーム判別回路の処理手順を示すフローチャートである。
【図16】
従来の光ディスク装置におけるクラスタの構成を示す図表である。
【図17】
図16のセクタの構成を示す図表である。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……光ディスク、8、21……メモリ、6……ID、EDCエンコード部、10……変調部、19、49……復調部、20……IDデコード部、20C……メモリ制御回路、30……2値化回路、31……PLL回路、32、51……カウンタ、34……復調回路、35……同期パターン検出回路、37、50……パターン判定回路、38、53……フレーム判別回路
Claims (6)
- 所定のブロック単位で伝送された所望のデータを受信するデータ受信装置において、
前記ブロックは、先頭に配置されるプリアンブルと複数の小ブロックにより形成され、
前記小ブロックは、それぞれ所定データ量の複数のフレームにより形成され、
前記各フレームには、各フレームを識別するための識別パターンが配置され、
前記小ブロックの先頭フレームには、前記小ブロックの識別データが配置され、
前記データ受信装置は、
前記識別パターンと前記プリアンブルの末尾に配置された固定値のデータとを検出し、
前記識別パターンを基準にして前記プリアンブルに続く前記小ブロックの前記識別データを検出し、
前記識別パターンを基準にして前記識別データを検出できなかった場合に、前記固定値のデータの検出結果を基準にして前記識別データを検出し、
前記識別データの検出結果に基づいて前記ブロックのデータを復号する
ことを特徴とするデータ受信装置。 - 所定のブロック単位で伝送された所望のデータを受信するデータ受信装置において、
前記ブロックは、先頭に配置されるプリアンブルと複数の小ブロックにより形成され、
前記小ブロックは、それぞれ所定データ量の複数のフレームにより形成され、
前記各フレームには、各フレームを識別するための識別パターンが配置され、
前記小ブロックの先頭フレームには、前記小ブロックの識別データが配置され、
前記データ受信装置は、
前記識別パターンの検出結果を基準にして、順次入力される入力データに対して所定の識別用ウインドウを設定し、
前記識別用ウインドウにより前記入力データを判定して続く識別パターンを検出し、
前記識別パターンの検出結果を基準にして、前記プリアンブルの末尾に配置された固定値のデータ用のウインドウを設定し、
前記固定値のデータ用のウインドウにより前記入力データを判定して前記固定値のデータを検出し、
前記固定値のデータの検出結果を基準にして前記識別データを検出し、
前記識別データの検出結果に基づいて前記ブロックのデータを復号する
ことを特徴とするデータ受信装置。 - 前記識別パターンに対する前記識別パターン用のウインドウの幅に比して、前記固定値のデータに対する前記固定値のデータ用のウインドウの幅を狭く設定した
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ受信装置。 - 所定のブロック単位で光ディスクに記録されたデータを再生する光ディスク装置において、
前記ブロックは、先頭に配置されるプリアンブルと複数の小ブロックにより形成され、
前記小ブロックは、それぞれ所定データ量の複数のフレームにより形成され、
前記各フレームには、各フレームを識別するための識別パターンが配置され、
前記小ブロックの先頭フレームには、前記小ブロックの識別データが配置され、
前記光ディスク装置は、
前記識別パターンと前記プリアンブルの末尾に配置された固定値のデータとを検出し、
前記識別パターンを基準にして前記プリアンブルに続く前記小ブロックの前記識別データを検出し、
前記識別パターンを基準にして前記識別データを検出できなかった場合に、前記固定値のデータの検出結果を基準にして前記識別データを検出し、
前記識別データの検出結果に基づいて前記ブロックのデータを復号する
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 所定のブロック単位で光ディスクに記録されたデータを再生する光ディスク装置において、
前記ブロックは、先頭に配置されるプリアンブルと複数の小ブロックにより形成され、
前記小ブロックは、それぞれ所定データ量の複数のフレームにより形成され、
前記各フレームには、各フレームを識別するための識別パターンが配置され、
前記小ブロックの先頭フレームには、前記小ブロックの識別データが配置され、
前記光ディスク装置は、
前記識別パターンの検出結果を基準にして、順次入力される入力データに対して所定の識別用ウインドウを設定し、
前記識別用ウインドウにより前記入力データを判定して続く識別パターンを検出し、
前記識別パターンの検出結果を基準にして、前記プリアンブルの末尾に配置された固定値のデータ用のウインドウを設定し、
前記固定値のデータ用のウインドウにより前記入力データを判定して前記固定値のデータを検出し、
前記固定値のデータの検出結果を基準にして前記識別データを検出し、
前記識別データの検出結果に基づいて前記ブロックのデータを復号する
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 前記識別パターンに対する前記識別パターン用のウインドウの幅に比して、前記固定値のデータに対する前記固定値のデータ用のウインドウの幅を狭く設定した
ことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23234897A JP3812078B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | データ受信装置及び光ディスク装置 |
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