JP3812034B2 - 照明器具および機器取付構造 - Google Patents

照明器具および機器取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、照明器具および照明器具を含む設備機器の機器取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のシステム天井では、図13および図14に示すように、天井躯体(図示せず)にインサートボルトを介してCチャンネル50を吊り、Cチャンネル50に一対のTバー51,52を懸架し、Tバー51,52の間に照明器具53を矢印のようにTバー51,52の上側から落とし込み、Tバー51,52の下端水平片54に係載していた。
【0003】
そのため、インサートボルトおよびCチャンネル50の間隔幅1300〜1400mmにし、照明器具53の長さ1250〜1350mmにして、Cチャンネル50の間隔幅を照明器具53の長さよりも長くして、図14に示す矢印のように照明器具53を落とし込む際に照明器具53が天井構成部材の邪魔にならないようにしていた。なお、照明器具53を一対のTバー51,52の間に確実に係載するために、Tバー51,52間の寸法は可能な限り詰められており、照明器具53は床側からは設置し難い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで最近、在来の天井を撤去してシステム天井へ改築する傾向があるなかで、施工時間の短縮による工期短縮、および新規にインサートボルトを打つことによる騒音対策のため、さらに躯体下面に岩綿が吹き付けてあるので新規にインサートを打つのが困難なため、在来の天井のインサートボルトを再利用するニーズが生じている。
【0005】
しかし、在来の天井は、在来の一般工法に基づく900mmピッチのインサートボルトを施してあるため、Cチャンネルの間隔が900mmとなり照明器具53をTバー51,52の上から落とし込むことができなくなる。
このため、在来の天井のインサートボルトを再利用した場合においても照明器具53を施工できるようにすることが必要となる。
【0006】
なお、Tバーの下方より照明器具を挿入するようにしたものとして、たとえば実公昭63-31295号や実開昭63-37015号があったが、いずれも器具本体がTバーの下端水平片からCチャンネルまでの高さ以上の高さを有し、器具本体の側面に設けた係止部材をTバーの上端部に係止しており、Cチャンネルを回避することが考慮されていないので、在来の天井のインサートボルトを再利用して吊り下げた900mm間隔のCチャンネルの直下に照明器具を配置する場合等には適用することができなかった。
【0007】
また在来の天井においても、最近天井の改装が増加するなかで、従来の露出照明のかわりに埋込照明を採用したいというニーズが増えてきた。しかし、図15に示すように、埋込照明器具65を設置する場合、照明器具65を吊るためのボルトを用いたインサート61を新規に天井躯体62に打たねばならなかった。また改装の場合には、前記したように躯体下面に岩綿が吹き付けてあったり、既にダクトが設置済であったりして、インサート打ちが困難もしくは不可能である場合が多い。60はチャンネル、63はMバー、64は天井材である。
【0008】
そのため、インサート打ち無しで埋込照明器具を施工できるようにすることが必要になる。
したがって、この発明の目的は、新規にインサート打ちすることなく、またチャンネルに支障なく照明器具をTバーの下側から挿入し係止することができる照明器具および機器取付構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の照明器具は、横架材に懸架された一対のTバーの間に取付けられる照明器具であって、
前記Tバーの下端水平片から前記横架材の下端までの高さより低い器具本体と、この器具本体の上面の長手方向に移動可能に取付けられた取付具と、この取付具の両端に有して前記器具本体の下端が前記下端水平片より上方に位置するように前記Tバーの上端に係止した一対の係止具とを備え、前記係止具の少なくとも一方はつまみねじにより前記取付具に固定され、前記つまみねじを緩めてつまみねじを中心に回動することにより、前記取付具の前記一方の係止具が前記器具本体の幅方向の中心側に後退可能としたものである。
【0010】
請求項1記載の照明器具によれば、取付具の一端を器具本体の幅方向の中心側に後退して、器具本体をTバーの間に床側から挿入して取付具の他端をTバーの上端部に係止し、後退させた取付具の一端を器具本体の外方に再度進出してTバーの上端部に係止することにより、取付具がTバーの邪魔にならずに、照明器具を一対のTバー間に取付けることができ、しかも器具本体の高さがTバーの下端水平片から横架材の下端までの高さよりも低く、しかも取付具を長手方向に移動可能にしているので、横架材の下側であっても取付けることができ、従来のように横架材の間隔による制限を受けることがない。また改築の際に一般在来建築構造の900mmピッチのインサートボルトを再利用することができるので、改築の際の工期の短縮や新規にインサートボルトを打つことによる騒音対策が図れる。さらに照明器具の取付位置を任意に設定することができるので、横架材を支持するインサートボルトの取付ピッチを任意に設定しても、平行な一対のTバーの間に設定される照明器具のライン化が容易に確保できる。
【0011】
請求項2記載の機器取付構造は、天井躯体に懸吊された横架材を有し、この横架材に懸架された一対のTバーを有する天井と、
前記Tバーの下端水平片から前記横架材の下端までの高さより低く、前記一対のTバーの間隔よりも狭い幅の機器本体を有し、この機器本体の上面の長手方向に移動可能に取付けられた取付具を有し、この取付具の両端に設けられて前記機器本体の下端が前記下端水平片より上方に位置するように前記Tバーの上端に係止した一対の係止具を有し、前記係止具の少なくとも一方はつまみねじにより前記取付具に固定され、前記つまみねじを緩めてつまみねじを中心に回動することにより、前記取付具の前記一方の係止具が前記機器本体の幅方向の中心側に後退可能とした設備機器とを備えたものである。
【0012】
請求項2記載の機器取付構造によれば、請求項1と同様な効果がある。
請求項3記載の機器取付構造は、請求項2において、前記Tバーが、前記横架材に高さ調整機構を介して懸架されているものである。
請求項3記載の機器取付構造によれば、請求項1と同様な効果のほか、在来天井の仕様がどのようなものであっても、Tバーを横架材に懸架することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1ないし図3により説明する。すなわち、この機器取付構造は、チャンネル1と、Tバー2,3と、照明器具等の設備機器4と、取付具14とを有する。
チャンネル1は、天井躯体(図示せず)より垂下したインサートボルト6に懸吊されている。実施の形態ではチャンネル1は一対のCチャンネルであり、インサートボルト6に取付けられて懸吊されている。
【0014】
一対のTバー2,3は、チャンネル1にハンガ7を介して懸架されている。
設備機器4は、一対のTバー2,3間に挿入され取付けられるもので、一対のTバー2,3の下端水平片8からチャンネル1の下端までの高さH1 (図2(a))以下の高さH2 (H1 >H2 )を有する。実施の形態の設備機器4は照明器具を適用している。9はその高さH2 を有する器具本体であり、略逆U字形をなして両側の下端部が外広がりに傾斜し、その下端部が外向きに折返えされている。また照明器具の下端の両側がTバー2,3の下端水平片8の上側に位置するように、照明器具の最大幅である下端の幅寸法を、Tバー2,3の中心間隔よりも小さいが、下端水平片8の先端間隔よりも大きくしている。10は器具本体9の裏面中央に配置された富士形反射板、11は一対の直管ランプであり、ランプソケット(図示せず)に装着されている。12は器具本体9の上面でTバー2,3の長手方向に平行に形成された係止具ガイド用の一対のスリットであり、取付具14がチャンネル1を避けることができる長さたとえば100〜120mm程度の長さにしている。
【0015】
取付具14は、器具本体9の上面の長手方向に移動可能に取付けられて、両端が器具本体9の幅方向の中心側に後退可能に構成されるとともに、器具本体9の下端が下端水平片8より上方に位置するように両端がTバー2,3の上端に係止している。実施の形態において、取付具14が器具本体9の上面に載置され、取付具14に設けたねじ15をスリット12に移動自在に挿通し、ねじ15を器具本体9の内側に位置するナット手段(図示せず)に螺合してねじ15をスリット12から抜止めしている。ねじ15を締めつけることにより取付具14を器具本体9に固定し、ねじ15を緩めることにより取付具14をスリット12に沿って移動して、取付具14をチャンネル1から回避することができる。また取付具14の両端は、蝶ねじを用いたつまみねじ16により回動可能に一端を取付けた係止具5により構成している。取付具14の両端にねじ孔を形成し、係止具5にねじ挿通孔を形成して、つまみねじ16をねじ挿通孔を通してねじ孔に螺合することにより取付けている。図1の実線の状態がTバー2,3の上端部に器具本体9から外方に突出した係止状態であり、その状態からつまみねじ16を緩めてつまみねじ16を中心に90度回動した想像線の状態が器具本体9の幅方向の中心側に後退したTバー2からの離脱状態であり、取付具14の両端の係止具5が邪魔になることなくTバー2,3を床側から容易に挿入できる。
【0016】
この設備機器4の取付け施工は、図2の(a)に示すように一方の係止具5を係止可能な状態にし他方の係止具5を器具本体9上に後退して、器具本体9をTバー2,3の間のたとえばチャンネル1の直下に床側から斜め姿勢で挿入し、係止具5がTバー3の上端部に係止するとともに、器具本体9の一方の側部9bを下端水平片8の上方へ挿入する。つぎに同図(b)に示すように器具本体9の他方の側部9aをTバー3の下端水平片8の上方に挿入し器具本体9を水平姿勢にし、他方の係止具5をねじ16を中心に90度回動してTバー2の上端部に係止しねじ16を締付ける。器具本体9をTバー2,3の間に挿入する場合に取付具14がチャンネル1の直下に位置するときはスリット12に沿って取付具14を移動してチャンネル1を避ける。なお、つまみねじ16を固定した後、Tバー2,3の両外側の下端水平片8に天井材13を載架する。13aは点検口用天井板である。
【0017】
この実施の形態によれば、取付具14の一端を器具本体9の幅方向の中心側に後退して、器具本体9をTバー2,3の間に床側から挿入して取付具14の他端をTバー3の上端部に係止し、後退させた取付具14の一端を器具本体9の外方に再度進出してTバー2の上端部に係止することにより、取付具14がTバー2,3の邪魔にならずに、照明器具を一対のTバー2,3に取付けることができ、しかも器具本体9の高さがTバー2,3の下端水平片8からチャンネル1の下端までの高さよりも低く、しかも取付具14を長手方向に移動可能にしているので、チャンネル1の下側であっても取付けることができ、従来のようにチャンネル1の間隔による制限を受けることがない。また改築の際に一般在来建築構造の900mmピッチのインサートボルト6を再利用することができるので、改築の際の工期の短縮や新規にインサートボルト6を打つことによる騒音対策が図れる。さらに照明器具の取付位置を任意に設定することができるので、チャンネル1を支持するインサートボルト6の取付ピッチを任意に設定しても、平行な一対のTバー2,3の間に設定される照明器具のライン化が容易に確保できる。
【0018】
この発明の第2の実施の形態を図4ないし図7に示す。すなわち、この設備機器4である照明器具は、第1の実施の形態において、取付具14の係止具17が取付具14の両端部に水平軸18により回動自在に取付けられ、係止具17の外側部に傾斜ガイド17aを形成し、その下端に凹状の当たり部17bを形成し、水平軸18に巻き部を通したねじりコイルばねを用いたばね19により係止具17を外方に付勢し、取付具17の所定の突出量をストッパ部(図示せず)で規制している。またこの実施の形態では器具本体9の上端部に安定器収容ボックス20を器具本体9に移動自在に取付けている。すなわち器具本体9の略中央の長手方向に長さ150〜200mm程度の一対のスリット21を形成し、スリット21に取付ねじ22を摺動自在に抜止め状態に挿通している。具体的には、安定器収容ボックス20およびスリット21に取付ねじ22を挿通しナット手段に締めつけたり、安定器収容ボックス20にねじ孔を形成して取付ねじ22を螺通しその先端をスリット21に通してスリット21の下側に貫通した取付ねじ22の先端に抜止め片を設ける。この取付ねじ22により安定器収容ボッスク20を取付けている。これにより安定器収容ボックス20もチャンネル1を回避することができ、器具本体9の上面に安定器収容ボックス20を取付けることが可能となる。
【0019】
この照明器具によれば、器具本体9を一対のTバー2,3の間の床側から挿入すると、係止具17の傾斜ガイド17aがTバー2,3の側面に押圧されてばね19に抗して後退し、上方に移動したとき復帰してTバー2,3の上端部の上面および側面に当たり部17bが係止する。したがって、第1の実施の形態と異なり天井板13を挿着した後でも設備機器4の施工が行なえる。
【0020】
その他、第1の実施の形態と共通する部分に同一符号を付しており、その構成および作用効果は第1の実施の形態と同様である。
この発明の第3の実施の形態を図8および図9により説明する。すなわち、この設備機器4である照明器具は、取付具14の中心にねじ棒25の上端部を溶着して垂下し、このねじ棒25を通す器具本体9の短手(幅)方向のスリット12を複数個、器具本体9の長手方向にたとえば50〜60mmの間隔で形成し、スリット12の1つを通ったねじ棒25に蝶ナット26を螺合して締付け固定している。係止具5a,5bは取付具14の両端に一体に形成されるもので、Tバー2,3の上端部に係止する部分よりも先端側が下向きに垂下し、さらにその先端を上向きに折り返して、Tバー2,3の上端部の頭部の下の首部に係止可能にしている。また、器具本体9の短手方向に形成されたスリット12は、器具本体9の長手方向に複数開いており、ねじ棒25を挿入するスリット12を代えることにより、チャンネル1に対して取付具14の回避を行なう。
【0021】
図9は設備機器の装着手順を示す。図9(a)は、器具本体9の一側をTバー2,3の間に挿入する方向に取付具14の係止具5aをスリット12に沿って片寄せする。このとき係止具5bが器具本体9の幅方向の中心側に後退する。係止具5aをTバー3の上端部に係止し、その後器具本体9を、向い合った一対のTバー2,3の間に納める。納まった後、係止具5bをTバー2の上端部に係止し蝶ナット26を締付け、器具本体9がTバー2,3の下端水平片8から浮いた状態に保持する。
【0022】
最後に、V字形カバーまたは富士形反射板10と蛍光ランプ11を装着して終了する。
この発明の第4の実施の形態を図10および図11により説明する。すなわち、この機器取付構造は、在来天井に適用したもので、第1の実施の形態において、チャンネル1に高さ調整機構30を介してTバー2,3を懸架している。この高さ調整機構30は平板を逆U字形に折曲し、かつ各片が逆U字形をなすようにほぼ中央部分に切欠30aを形成し、かつ両端の下端部を内向きに折返した係止片32を形成し、上端部の中央にねじ孔33を形成した懸吊金具31と、ねじ孔33に先端が螺通された蝶ねじ34とからなっている。一対の懸吊金具31の切欠30aをチャンネル1に掛け、各懸吊金具31の下端部をTバー2,3の上端部にまたぎ、係止片32をTバー2,3の頭部の下の首部に係止し、蝶ねじ34の先端をチャンネル1の上端部に当てて、Tバー2,3をチャンネル1に懸吊している。蝶ねじ34を回わして蝶ねじ34のねじ込み量を調整するとチャンネル1とTバー2,3との間隔を調整することができる。この場合、Tバー2,3の下端傾斜片8aに天井材13が係載し、天井材13に所定のMバー35が載置され、Mバー35がチャンネル1の下面に密着するまで押し上げられて、Tバー2,3の下端傾斜片8aとチャンネル1の下面との間隔である全高Haが決まる。
【0023】
その他は第1の実施の形態と同様であり、設備機器4はTバー2,3の間に取付けられる。
第1の実施の形態のような器具取付構造を在来天井により適用する場合、在来天井特有の問題が発生する。すなわち、在来天井はチャンネル1に装着されるMバー35の高さが数種あり、また天井材13も1枚貼りもしくは2枚貼りとするため、全高Haは相当変化する。そこで、全高Haの変化に対応するため、チャンネル1とTバー2,3の下端傾斜片8aの高さを可変とする必要がある。このため、チャンネル1とTバー2,3とを締結するハンガに頭部を蝶ねじ34とした長ねじ機構を用いた高さ調整機構30を付加すると、その蝶ねじ34のねじ締めできる範囲が全高Haの最大値と最小値の差の値以上の長さであれば、全高Haの最大から最小の全て天井に対して下端傾斜片8aと蝶ねじ34の下端の間に天井材13およびMバー35を締結固定できる。全高Haが最小となるのはチャンネル1とTバー2,3の上端部とが接触し、かつ天井材13が1枚で最小の厚みを有し、またMバー35が最小の高さの場合である。
【0024】
この発明の第5の実施の形態を図12により説明する。すなわち、この機器取付構造は、第4の実施の形態において、Mバー35の高さが大きく、また天井材13を2枚にし、かつ締結固定の強度を増すためにチャンネル1の下面とTバー2,3の上端部の間に底辺と斜辺を向けた三角形状の楔形スペーサ36を挿入している。チャンネル1の下面とTバー2,3の下端傾斜片8aとの間の間隔はMバー35の高さが高いこと、天井材13が複数枚であることにより全高Hbを最大値またはその値に近くなる。
【0025】
したがって、この実施の形態も、在来天井の高さの最小値たとえばHaから最大値たとえばHbの違いに対して、楔形スペーサ36を移動することにより、または楔形スペーサ36を外すことにより全ての在来天井に対応することができる。
なお、実施の形態では、取付具14の両端の係止具5が後退可能に構成されたが、一方の係止具5のみが後退可能に構成されたものでもよい。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の照明器具によれば、取付具の一端を器具本体の幅方向の中心側に後退して、器具本体をTバーの間に床側から挿入して取付具の他端をTバーの上端部に係止し、後退させた取付具の一端を器具本体の外方に再度進出してTバーの上端部に係止することにより、取付具がTバーの邪魔にならずに、照明器具を一対のTバー間に取付けることができ、しかも器具本体の高さがTバーの下端水平片から横架材の下端までの高さよりも低く、しかも取付具を長手方向に移動可能にしているので、横架材の下側であっても取付けることができ、従来のように横架材の間隔による制限を受けることがない。また改築の際に一般在来建築構造の900mmピッチのインサートボルトを再利用することができるので、改築の際の工期の短縮や新規にインサートボルトを打つことによる騒音対策が図れる。さらに照明器具の取付位置を任意に設定することができるので、横架材を支持するインサートボルトの取付ピッチを任意に設定しても、平行な一対のTバーの間に設定される照明器具のライン化が容易に確保できる。
【0027】
請求項2記載の機器取付構造によれば、請求項1と同様な効果がある。
請求項3記載の機器取付構造によれば、請求項1と同様な効果のほか、在来天井の仕様がどのようなものであっても、Tバーを横架材に懸架することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の部分斜視図である。
【図2】設備機器の施工手順を説明する説明図である。
【図3】システム天井の部分斜視図である。
【図4】第2の実施の形態の部分断面図である。
【図5】その係止具の部分拡大図である。
【図6】設備機器の施工状態の部分斜視図である。
【図7】その安定器の取付状態を示す部分斜視図である。
【図8】第2の実施の形態の部分斜視図である。
【図9】その設備機器の施工状態を説明する断面図である。
【図10】第3の実施の形態の部分斜視図である。
【図11】その高さ調整機構を示し、(a)はその正面図、(b)は使用状態の断面図である。
【図12】第4の実施の形態の高さ調整機構を示し、(a)はその正面図、(b)は使用状態の断面図である。
【図13】従来例のシステム天井の設備機器の施工状態の部分斜視図である。
【図14】その断面図である。
【図15】従来例の既存天井の設備機器の施工状態の断面図である。
【符号の説明】
1 チャンネル
2,3 Tバー
4 設備機器
5 係止具
5a,5b 係止具
6 インサートボルト
8 下端水平片
8a 下端傾斜片
9 器具本体
12 スリット
14 取付具
30 高さ調整機構

Claims (3)

  1. 横架材に懸架された一対のTバーの間に取付けられる照明器具であって、
    前記Tバーの下端水平片から前記横架材の下端までの高さより低い器具本体と、この器具本体の上面の長手方向に移動可能に取付けられた取付具と、この取付具の両端に有して前記器具本体の下端が前記下端水平片より上方に位置するように前記Tバーの上端に係止した一対の係止具とを備え、前記係止具の少なくとも一方はつまみねじにより前記取付具に固定され、前記つまみねじを緩めてつまみねじを中心に回動することにより、前記取付具の前記一方の係止具が前記器具本体の幅方向の中心側に後退可能とした照明器具。
  2. 天井躯体に懸吊された横架材を有し、この横架材に懸架された一対のTバーを有する天井と、
    前記Tバーの下端水平片から前記横架材の下端までの高さより低く、前記一対のTバーの間隔よりも狭い幅の機器本体を有し、この機器本体の上面の長手方向に移動可能に取付けられた取付具を有し、この取付具の両端に設けられて前記機器本体の下端が前記下端水平片より上方に位置するように前記Tバーの上端に係止した一対の係止具を有し、前記係止具の少なくとも一方はつまみねじにより前記取付具に固定され、前記つまみねじを緩めてつまみねじを中心に回動することにより、前記取付具の前記一方の係止具が前記機器本体の幅方向の中心側に後退可能とした設備機器とを備えた機器取付構造。
  3. 前記Tバーは、前記横架材に高さ調整機構を介して懸架されている請求項2記載の機器取付構造。
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