JP3811179B1 - モータ用ステータ - Google Patents

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    • H02K1/14Stator cores with salient poles
    • H02K1/146Stator cores with salient poles consisting of a generally annular yoke with salient poles
    • H02K1/148Sectional cores

Abstract

【課題】 励磁巻線部の占積率を高めることができ、ヨーク内を磁束が流れやすくなるモータ用ステータを提供する。
【解決手段】 ヨーク7の内周部に、6個の嵌合用凹部7aの周方向両側に嵌合用凹部7aの内面と連続する一対の平面部7bをそれぞれ形成する。一対の平面部7bは、周方向に延びる辺の長さ寸法が等しく且つ同じ仮想平面内に位置している。嵌合用凹部7aの内面は、一対の平面部7bとそれぞれ連続する一対の傾斜平面部7cによって構成する。ボビン23のヨーク7の内周面と接触する第1の鍔部23bは、平板上の本体部23dと一対のリブ部23eとを有している。励磁巻線部5がステータコア5に取り付けられた状態で、一対のリブ部23eをヨーク7と磁極構成体9との間の一対の空間19内に嵌合する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、モータ用ステータに関するものである。
特許第2816698号公報(特許文献1)には、ほぼ円環状のヨーク及び円環状のヨークの内側に配置された磁極構成体を有するステータコアと、磁極構成体に設けられた励磁巻線部とを備えたモータ用ステータが示されている。磁極構成体は、ヨークの内側に一端が連結された複数の極柱と、複数の極柱の他端にそれぞれ設けられた磁極面形成部と、隣接する2つの磁極面形成部を連結する連結部とを一体に有している。ヨーク及び磁極構成体は、それぞれ複数枚の磁性鋼板が積層されて構成されている。そして、ヨークの内周部には、複数枚の磁性鋼板の積層方向の両方向と磁極構成体とに向かって開口して、複数の極柱の一端がそれぞれ嵌合される複数の嵌合用凹部が形成されている。
特許第2816698号公報 第1図〜第4図
しかしながら、従来のモータ用ステータでは、円環状のヨークの内周面は円弧状に湾曲している。そのため、極柱の両側に形成される励磁巻線部を配置する空間の横断面形状は扇形となる。その結果、励磁巻線部の形状は、この空間の形状によって制限され、巻線の占積率を高めることに限界があった。
本発明の目的は、励磁巻線部の占積率を高めて、ヨーク内を磁束が流れやすくできるモータ用ステータを提供することにある。
本発明の他の目的は、巻線導体を巻回するボビンのヨーク側に位置する鍔部を湾曲させる必要を無くして、励磁巻線部の占積率を高めることができるモータ用ステータを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ボビンのヨーク側の鍔部の機械的強度の低下を防止できるモータ用ステータを提供することにある。
本発明が改良の対象とするモータ用ステータは、環状のヨーク及び前記環状のヨークの内側に配置された磁極構成体を有するステータコアと、磁極構成体に設けられたN個(Nは3以上の整数)の励磁巻線部とを備えている。磁極構成体は、励磁巻線部が装着されるN個の極柱を有している。N個の極柱は、環状のヨークの内側にヨークの周方向に間隔をあけて配置され、それぞれヨークに連結された一端と該一端よりも径方向内側に位置する他端とを有している。N個の極柱の他端には、それぞれ内周側に磁極面を有する複数の磁極面形成部が設けられている。また磁極構成体は、隣接する2つの磁極面形成部を連結する複数の連結部を有している。ヨーク及び磁極構成体は、それぞれ複数枚の磁性鋼板が積層されて構成されている。ヨークの内周部には、複数枚の磁性鋼板の積層方向の両方向に向かって開口し且つ磁極構成体に向かって開口して、N個の極柱の一端がそれぞれ嵌合されるN個の嵌合用凹部が形成されている。本発明で用いるヨークの内周部には、N個の嵌合用凹部の周方向両側に嵌合用凹部の内面と連続する一対の平面部がそれぞれ形成されている。そして、一対の平面部は周方向に延びる辺の長さ寸法が等しく且つ同じ仮想平面内に位置している。
従来のモータ用ステータでは、ヨークが円環状を有しているので、極柱の両側には横断面形状が扇形をなす励磁巻線部収納空間が形成される。極柱の周囲に巻線導体を巻回して励磁巻線部を形成した場合には、湾曲したヨークの内周部との間に比較的大きな空隙部が形成される。これに対して、本発明のように、ヨークの内周部の嵌合用凹部の周方向両側に一対の平面部がそれぞれ形成された構造を採用すると、励磁巻線部収納空間の形状は、励磁巻線部の巻線導体のターンを、ヨークの内周部に形成された一対の平面部に添って配置することができる形状の空間となるため、極柱の周囲に巻線導体を巻回して形成した励磁巻線部と一対の平面部との間には、従来のように、大きな空隙部が形成されることがない。そのため、励磁巻線部の占積率を高めることができる。また、ヨークの横断面積を部分的に大きくでき、ヨーク内を磁束が流れやすくなる。
励磁巻線部は、絶縁材料によって形成され極柱に嵌合されるボビンと、該ボビンに巻回された巻線導体とから構成することができる。この場合、ボビンは極柱に嵌合されて巻線導体が巻回される筒状部と、筒状部の一方の端部に設けられてヨークの内周面と接触する第1の鍔部と、筒状部の他方の端部に設けられて磁極面形成部と接触する第2の鍔部とを備えるように構成することができる。そして嵌合用凹部及びボビンの第1の鍔部の形状は、第1の鍔部の一部が嵌合用凹部内に嵌合されるように定めることができる。このようにすれば、第1の鍔部の一部を嵌合用凹部内に嵌合することにより、ヨークの内周面と接触する第1の鍔部の機械的強度を高めることができる。そのため、一対の平面部と接触する第1の鍔部の厚み寸法を小さくすることができ、ボビンを用いる場合であっても励磁巻線部の占積率を高めることができる。
ボビンの構造は、具体的には、第1の鍔部が、ヨークの内周面に添う平板状の本体部と、該本体部からヨーク側に立ち上がる一対のリブ部とを有するように構成する。そして、嵌合用凹部の内面は、一対の平面部とそれぞれ連続する一対の傾斜平面部によって構成する。一対の傾斜平面部と嵌合用凹部に嵌合された極柱の一端との間に、ボビンの一対のリブ部がそれぞれ嵌合される一対の空間が形成されるように、一対の傾斜平面部の周方向に延びる辺の長さ寸法を定めるのが好ましい。このようにすれば、嵌合用凹部の内面を一対の傾斜平面部によって構成するという単純な構成で、第1の鍔部の一部を嵌合用凹部内に嵌合することができる。リブ部と嵌合用凹部との嵌合によって、ボビンの位置決めがなされる。また第1の鍔部において、リブ部が存在している部分は他の部分と比べて厚み寸法が大きくなる。その結果、第1の鍔部の平板状の本体部の厚み寸法を小さくして、巻線導体を配置する空間の容積をできるだけ大きくしても、第1の鍔部の機械的強度が低下するのを防止できる。
またボビンの第1の鍔部及び第2の鍔部の互いに対向する内面を、それぞれ平行に延ばすと、巻線導体を筒状部に整列巻きすることができる。このようにすれば、励磁巻線部の占積率をより高めることができる。
さらにヨークの内周部の複数枚の磁性鋼板の積層方向と直交する方向に切断した形状が、正N角形の形状と該正N角形の形状の各辺のほぼ中央にそれぞれ形成されたN個の嵌合用凹部とが組み合わされた形状を有しており、極柱の一端は三角形形状を有しているように構成することができる。この場合、一端の角部の頂点とステータコアの中心点との距離をRとし、極柱の一端と他端との間を延びる方向と直交する方向の幅寸法をTとし、極柱の三角形形状の底辺と中心点との距離をxとし、N角形の一辺と直交し中心点を通過する仮想線の一辺と直交する点と中心点との間の距離をHとした場合、NとTとRとは、次の関係を有するのが好ましい。
T≦2R(1−cos(π/N))/tan(π/N)
ただし、HとxとRとは、H<x<Rの関係を有している。このようにすれば、トルク発生に寄与する有効な磁束の流れを妨げることなく、ステータコアを形成することができ、最適な磁気回路設計が可能となる。
本発明によれば、ヨークの内周部の嵌合用凹部の周方向両側に一対の平面部がそれぞれ形成されているので、励磁巻線部収納空間の形状は、励磁巻線部の巻線導体のターンを、ヨークの内周部に形成された一対の平面部に添って配置することができる形状の空間となる。そのため、励磁巻線部の占積率を高めることができる。また、極柱の一端の近傍のヨークの横断面積を大きくでき、ヨーク内を磁束が流れやすくなる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態のモータ用ステータの正面図である。本図に示すように、本例のモータ用ステータ1は、ステータコア3と6個の励磁巻線部5とを有している。ステータコア3は、図2に示すように、環状のヨーク7と、環状のヨーク7の内側に配置された磁極構成体9とから構成されている。なお、図2では、参考のため、励磁巻線部5を1つだけ設けた状態で描いている。ヨーク7は、複数枚のヨーク用磁性鋼板11が積層されて構成されている。ヨーク7の外周部の複数枚のヨーク用磁性鋼板11の積層方向と直交する方向に切断した形状は、円形を有している。また、ヨーク7の内周部の切断形状は、正N角形(本例では正六角形)の形状と該正六角形の形状の各辺のほぼ中央にそれぞれ形成された6個の嵌合用凹部7aとが組み合わされた形状を有している。このため、嵌合用凹部7aは、複数枚の磁性鋼板の積層方向の両方向に向かって開口し且つ磁極構成体9に向かって開口するように、ヨーク7の内周部に形成されることになる。また、ヨーク7の内周部には、6個の嵌合用凹部7aの周方向両側に嵌合用凹部7aの内面と連続する一対の平面部7bがそれぞれ形成されることになる。この一対の平面部7bは周方向に延びる辺の長さ寸法が等しく且つ同じ仮想平面内に位置している。また、嵌合用凹部7aの内面は、一対の平面部7bとそれぞれ連続する一対の傾斜平面部7cによって構成されている。
磁極構成体9は、N個(Nは3以上の整数:本例では6個)の極柱13と、極柱13の端部に設けられた磁極面形成部15と、隣接する2つの磁極面形成部15を連結する連結部17とを有している。極柱13は、ヨーク7の内側に周方向に間隔をあけて配置され、ヨーク7に連結された一端と該一端よりも径方向内側に位置する他端とを有している。本例では、極柱13の一端は、三角形形状の凸部13aを有している。このため、凸部13aは、ヨーク7の周方向に延びる一対の傾斜面13bを有することになる。そして、一対の傾斜面13bとヨーク7の一対の傾斜平面部7cとがそれぞれ当接するように、凸部13aがヨーク7の嵌合用凹部7aに嵌合されて、極柱13はヨーク7に連結されている。本例では、傾斜面13bのヨーク7の周方向の長さ寸法は、傾斜平面部7cの周方向の長さ寸法より短くなっている。そのため、一対の傾斜平面部7cの一部が極柱13側に露出し、一対の傾斜平面部7cの一部と極柱13との間には横断面が三角形の溝状の一対の空間19が形成されることになる。磁極面形成部15は、極柱13の他端に設けられて内周側にロータ1と対向する磁極面15aを有している。なお、磁極面15aに囲まれた領域には、図示しないロータが配置されている。
また、磁極構成体9は、ヨーク7と同様に、複数の磁極用磁性鋼板21が積層されて構成されている。ヨーク7を構成する1枚のヨーク用磁性鋼板11と磁極構成体9を構成する1枚の磁極用磁性鋼板21とは、図3に示すように1枚の鋼板材料Mをプレスにより打ち抜き加工することにより形成されている。ヨーク用磁性鋼板11は、内側にヨーク7の平面部7bを構成する平面部構成部11aと、ヨーク7の傾斜平面部7cを構成するヨーク7の傾斜平面形成部11bとを有している。
磁極用磁性鋼板21は、極柱13を構成する極柱構成部21aと、磁極面形成部15を構成する磁極面構成部21bと、連結部17を構成する連結構成部21cとを有している。極柱構成部21aは、傾斜面13bを構成する傾斜面構成部21dを有している。そして、ヨーク用磁性鋼板11の隣接する2つの平面部構成部11aの一部と磁極用磁性鋼板21の隣接する2つの傾斜面構成部21dとがプレスにより切断されることになる。後の工程で、傾斜面構成部21dと傾斜平面形成部11bとが当接するように、極柱13とヨーク7とが連結されるので、連結される態様に応じて、隣接する2つの傾斜面構成部21dの間の角度θ1及び隣接する2つの傾斜平面形成部11bの間の角度θ2とを適宜に設定することができる。例えば、極柱13とヨーク7との連結を容易にするには、角度θ1を角度θ2より僅かに小さくすればよく、極柱13とヨーク7とのきつく連結するには、角度θ1と角度θ2とをほぼ同じにするか、角度θ1を角度θ2より僅かに大きくすればよい。
図2に示すように、励磁巻線部5は、絶縁材料によって形成され極柱13に嵌合されるボビン23と、ボビン23に巻回された巻線導体25とから構成されている。ボビン23は極柱13に嵌合される筒状部23aと、筒状部23aの一方の端部に設けられてヨーク7の内周面と接触する第1の鍔部23bと、筒状部23aの他方の端部に設けられて磁極面形成部15と接触する第2の鍔部23cとを一体に備えている。第1の鍔部23b及び第2の鍔部23cの互いに対向する内面は、それぞれ平行に延びている。そして、巻線導体25は筒状部23aに整列巻きされている。第1の鍔部23bは筒状部23aから立ち上がる平板上の本体部23dと一対のリブ部23eとを有している。一対のリブ部23eは、筒状部23aの反対側に位置して本体部23dからヨーク7側に立ち上がっている。また、一対のリブ部23eは、横断面が三角形の形状を有しており、ヨーク用磁性鋼板11の積層方向に延びている。そして、励磁巻線部5がステータコア5に取り付けられた状態で、本体部23dは一対の平面部7bと接触し、一対のリブ部23eは、ヨーク7と磁極構成体9との間の一対の空間19内に嵌合されることになる。即ち、ヨーク7の嵌合用凹部7a及び第1の鍔部23bの形状は、第1の鍔部23bの一部(一対のリブ部23e)が嵌合用凹部7a内に嵌合されるように定められている。別の言い方をすると、嵌合用凹部7aの一対の傾斜平面部7cと嵌合用凹部7aに嵌合された極柱13の一端(凸部13a)との間に、ボビン23の第1の鍔部23bの一対のリブ部23eがそれぞれ嵌合される一対の空間19が形成されるように、一対の傾斜平面部7cの周方向に延びる辺の長さ寸法は定められている。
また、本例のステータコア3では、極柱13の一端の角部の頂点とステータコア3の中心点Cとの距離をRとし、極柱13の一端と他端との間を延びる方向と直交する方向の幅寸法をTとし、極柱13の三角形形状の凸部13aの底辺と中心点Cとの距離をxとし、ヨーク7の内周部の正六角形の一辺と直交し中心点Cを通過する仮想線の一辺と直交する点と中心点との間の距離をHとした場合、NとTとRとは、T≦2R(1−cos(π/N))/tan(π/N)の関係を有している。また、HとxとRとは、H<x<Rの関係を有している。
本例では、次のように、ステータ1を組み立てた。まず、ボビン23に巻線導体25を巻回して励磁巻線部5を作った。次に、図4に示すように、励磁巻線部5を磁極構成体9の極柱13に嵌合した。これにより、ボビン23の第2の一対の鍔部23cは、磁極構成体9の磁極面形成部15と接触する。次に、極柱13の凸部13aをヨーク7の嵌合用凹部7aに嵌合して、励磁巻線部5を設けた磁極構成体9をヨーク7に取り付けた。これにより、ボビン23の本体部23dは一対の平面部7bと接触し、一対のリブ部23eは、ヨーク7と磁極構成体9との間の一対の空間19内に嵌合される。
本例のステータ1によれば、ヨーク7の内周部の嵌合用凹部7aの周方向両側に一対の平面部7bがそれぞれ形成されているので、励磁巻線部収納空間の形状は、励磁巻線部5の巻線導体25のターンを、ヨーク7の内周部に形成された一対の平面部7bに添って配置することができる形状の空間となるため、極柱13の周囲に巻線導体25を巻回して形成した励磁巻線部5と一対の平面部7bとの間には、従来のように、大きな空隙部が形成されることがない。そのため、励磁巻線部5の占積率を高めることができる。また、ヨーク7の横断面積を部分的に大きくでき、ヨーク7内を磁束が流れやすくなる。また、第1の鍔部23bにおいて、リブ部23eが存在している部分は他の部分と比べて厚み寸法が大きくなる。その結果、第1の鍔部23bの平板状の本体部23dの厚み寸法を小さくして、巻線導体25を配置する空間の容積をできるだけ大きくしても、第1の鍔部23bの機械的強度が低下するのを防止できる。
図5は、参考例のステータに用いるステータコアの正面図である。本参考例のステータは、嵌合用凹部107aの内面の形状を除いて、第1の実施の形態のステータと同じ構造を有している。本例では、嵌合用凹部107aの内面は、一対の平面部107bとそれぞれ連続して該一対の平面部107bに対してそれぞれ直角に延びる一対の垂直面107dと、一対の垂直面107dとそれぞれ連続する一対の傾斜平面部7cによって構成されている。本例のステータでも励磁巻線部の占積率を高めることができ、ヨーク107を流れる磁束密度が低下するのを抑制できる。しかしながら、ヨーク107の嵌合用凹部107aには、ボビンの第1の鍔部の一部が嵌合されないため、第1の実施の形態のように、第1の鍔部の厚み寸法を小さくできる効果を得ることはできない。
図6は、本発明の第の実施の形態のステータに用いるステータコアの正面図である。本例のステータは、9個の極柱213を備えた9スロットのステータである。本例のステータは、極柱の数を除いて、第1の実施の形態のステータと基本的に同じ構造を有しているので、第1の実施の形態のステータに付した符号に200を加え、その説明は省略する。
本発明の第1の実施の形態のモータ用ステータの正面図である。 図1に示すステータに用いるステータコアの正面図である。 図1に示すステータに用いるヨーク用磁性鋼板と磁極用磁性鋼板を鋼板材料から打ち抜き加工する態様を説明するための図である。 図1に示すステータを組み立てる態様を説明するための図である。 参考例のモータ用ステータに用いるステータコアの正面図である。 本発明の第の実施の形態のモータ用ステータに用いるステータコアの正面図である。
符号の説明
1 モータ用ステータ
3 ステータコア
5 励磁巻線部
7 ヨーク
9 磁極構成体
7a 嵌合用凹部
7b 一対の平面部
7c 一対の傾斜平面部
13 極柱
15 磁極面形成部
17 連結部
19 一対の空間
23 ボビン
23a 筒状部
23b 第1の鍔部
23c 第2の鍔部
23d 本体部
23e 一対のリブ部
25 巻線導体

Claims (5)

  1. 環状のヨーク及び前記環状のヨークの内側に配置された磁極構成体を有するステータコアと、
    前記磁極構成体に設けられたN個(Nは3以上の整数)の励磁巻線部とを備え、
    前記磁極構成体は、前記環状のヨークの内側に前記ヨークの周方向に間隔をあけて配置され、それぞれ前記ヨークに連結された一端と該一端よりも径方向内側に位置する他端とを有して前記励磁巻線部が装着されるN個の極柱と、前記他端にそれぞれ設けられて内周側に磁極面を有する複数の磁極面形成部と、隣接する2つの前記磁極面形成部を連結する連結部とを有し、
    前記ヨーク及び前記磁極構成体は、それぞれ複数枚の磁性鋼板が積層されて構成され、
    前記ヨークの内周部に、前記複数枚の磁性鋼板の積層方向の両方向に向かって開口し且つ前記磁極構成体に向かって開口して、前記N個の極柱の前記一端がそれぞれ嵌合されるN個の嵌合用凹部が形成されているモータ用ステータであって、
    前記ヨークの内周部には、N個の前記嵌合用凹部の前記周方向両側に前記嵌合用凹部の内面と連続する一対の平面部がそれぞれ形成され、
    前記一対の平面部は前記周方向に延びる辺の長さ寸法が等しく且つ同じ仮想平面内に位置しており、
    前記ヨークの前記内周部の前記複数枚の磁性鋼板の積層方向と直交する方向に切断した形状が、正N角形の形状と該正N角形の形状の各辺のほぼ中央にそれぞれ形成されたN個の前記嵌合用凹部とが組み合わされた形状を有しており、
    前記極柱の前記一端は三角形形状を有しており、
    前記励磁巻線部は、前記極柱に嵌合されるボビンを備え、前記嵌合用凹部と前記嵌合用凹部に嵌合された前記極柱との間に形成された空間に、前記ボビンの一部が嵌合されるようになっていることを特徴とするモータ用ステータ。
  2. 前記極柱の前記一端の角部の頂点と前記ステータコアの中心点との距離をRとし、前記極柱の前記一端と前記他端との間を延びる方向と直交する方向の幅寸法をTとし、前記極柱の前記三角形形状の底辺と前記中心点との距離をxとし、前記N角形の一辺と直交し前記中心点を通過する仮想線の前記一辺と直交する点と前記中心点との間の距離をHとした場合、前記Nと前記Tと前記Rとは、T≦2R(1−cos(π/N))/tan(π/N)の関係を有しており、
    前記Hと前記xと前記Rとは、H<x<Rの関係を有している請求項1に記載のモータ用ステータ。
  3. 前記励磁巻線部は、絶縁材料によって形成され前記極柱に嵌合されるボビンと、前記ボビンに巻回された巻線導体とから構成され、
    前記ボビンは前記極柱に嵌合されて前記巻線導体が巻回される筒状部と、前記筒状部の一方の端部に設けられて前記ヨークの内周面と接触する第1の鍔部と、前記筒状部の他方の端部に設けられて前記磁極面形成部と接触する第2の鍔部とを備え、
    前記嵌合用凹部及び前記ボビンの前記第1の鍔部の形状は、前記第1の鍔部の一部が前記嵌合用凹部内に嵌合されるように定められていることを特徴とする請求項に記載のモータ用ステータ。
  4. 前記第1の鍔部は、前記ヨークの内周面に添う平板状の本体部と、該本体部から前記ヨーク側に立ち上がる一対のリブ部とを有しており、
    前記嵌合用凹部の前記内面は、前記一対の平面部とそれぞれ連続する一対の傾斜平面部によって構成されており、
    前記一対の傾斜平面部と前記嵌合用凹部に嵌合された前記極柱の前記一端との間に、前記ボビンの前記一対のリブ部がそれぞれ嵌合される一対の空間が形成されるように、前記一対の傾斜平面部の前記周方向に延びる辺の長さ寸法が定められている請求項に記載のモータ用ステータ。
  5. 前記ボビンの前記第1の鍔部及び前記第2の鍔部の互いに対向する内面は、それぞれ平行に延びており、
    前記巻線導体は前記筒状部に整列巻きされている請求項3または4に記載のモータ用ステータ。
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