JP3811119B2 - スラブスペーサ、その型枠固定方法及び中空スラブの配筋方法 - Google Patents

スラブスペーサ、その型枠固定方法及び中空スラブの配筋方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スラブ鉄筋をスラブ内の所定位置に位置せしめるためのスラブスペーサ、その型枠固定方法及び中空スラブの配筋方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許第3311340号公報には、下筋用と上筋用を兼用した中空スラブ用のスラブスペーサが開示されている。これは、下筋を保持する支持基台と、これから立設した2本の支柱と、支柱の上部に設けた上筋を保持する支持部を有し、型枠に支持基台を取り付けた後に下筋を配筋し、その後支持基台に支柱を取り付け、掛止部を折り曲げて支柱を固定し、その後上筋を配筋し、折曲部を折り曲げて上筋を固定するものである。このスラブスペーサは、上筋を固定して浮き上がりを防止するので、スラブの中空部を形成するボイドが浮力を受けてコンクリート内から浮き上がるのを防ぐための特別なボイド浮き上がり防止具(実公昭62−4103、特開平11−107527、特開2000−192654等)を設けなくともよく、スラブスペーサがボイドの浮き上がり防止具を兼用する点で優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特許第3311340号公報のスラブスペーサには次のような問題点があった。
(1) 2本の支柱が一体化された構成であるので、構造が複雑で製造コストが高くなっていた。
(2) 支持基台に支柱を固定するのに掛止部を折り曲げなければならないので、煩雑で作業能率が悪かった。また、支柱の固定が不十分となりやすかった。
(3) 上筋を固定するのに折曲部を折り曲げなければならないので、煩雑で作業能率が悪かった。また、上筋の固定が不十分となりやすかった。
【0004】
また、実公昭62−4103には、ボイド浮き上がり防止具を型枠に固定する手段が開示されているが、この手段では、型枠解体時に、植込みボルトとナットの両方を撤去する必要があり、面倒であった。
【0005】
本発明は、簡単な構造で安価に製造でき、上筋の固定を容易に行うことができ、型枠へ固定する場合は上下で同時に作業する必要がなく型枠解体時に一部品の撤去で済むスラブスペーサを開発することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、底面に開口するボルト孔(8)を備えた下筋保持部材(2)と、該下筋保持部材(2)から立設した1本の支柱部材(3)と、該支柱部材(3)の上部に設けられた上筋保持部材(4)とを有し、前記下筋保持部材(2)が内周面に雌ねじを有する筒状部(5)と該筒状部(5)の外周面に突出形成された下筋保持部(6)とを有し、前記上筋保持部材(4)が下端部が開口し内周面に雌ねじを有する筒状部(10)と、該筒状部(10)の外周面からそれぞれ反対方向に突出形成された二カ所の上筋保持部(11)と、該筒状部(10)の頂部に前記上筋保持部(11)と直角方向を向くようにT字状に一体形成された浮き上がり防止部(13)を有し、前記支柱部材(3)が上下端に雄ねじが形成されたボルトであり、該支柱部材(3)の下端の雄ねじを前記下筋保持部材(2)の雌ねじに螺着し、上端の雄ねじを前記上筋保持部材(4)の雌ねじに螺着してなることを特徴とするスラブスペーサである。
【0007】
支柱部材(3)が1本のボルトであるので、構造が簡単であり、下筋保持部材(2)に螺着することで容易に立設、固定(浮き上がり防止)できる。下筋保持部材(2)の底面に開口するボルト孔(8)は、スラブ下面に開孔するので、これを天井、ダクト、電気器具などを吊り下げるための天井インサートとして使用できる。すなわち、スラブスペーサに天井インサートの機能が付加され、別個に天井インサートを設置する必要がなくなる。又このボルト孔は、スラブスペーサを型枠にボルトで固定する場合にも使用することができる。
【0008】
き上がり防止部(13)を設けることで上筋の浮き上がりを防止し、中空スラブ用のスペーサとして用いることができる。すなわち、中空スラブにおいて特別なボイド浮き上がり防止具を設けることなくスラブスペーサに上筋及びボイドの浮き上がり防止機能が付与される。
【000
筋保持部材(4)は、筒状部(10)と該筒状部(10)の外周面からそれぞれ反対方向に突出形成された二カ所の上筋保持部(11)と、該筒状部(10)の頂部に上筋保持部(11)と直角方向を向くようにT字状に一体形成された浮き上がり防止部(13)とを有する。このような上筋保持部材はプラスチックで容易に成形することができる。下側の上筋を上筋保持部(11)の上に載せて配筋し、その上にこれと直交させて上側の上筋を載せて配筋すると、上側の上筋は浮き上がり防止部(13)と直交してその下側に位置するようになるので、上側の上筋が浮き上がり防止部(13)によって確実に浮き上がりが防止される。
【001
本願の請求項の発明は、請求項1のスラブスペーサにおいて、前記ボルト孔(8)を囲繞するように、前記下筋保持部(6)の底面から下方に突出する筒状突出部(34)を有することを特徴とするスラブスペーサである。筒状突出部を型枠の貫通孔に嵌着することで、下筋保持部材(2)を型枠に仮止めでる。この筒状突出部があることで、下筋保持材が下筋配筋作業でずれることがなく、仮止めした後に、型枠の下側からボルトを下筋保持部材のボルト孔に螺着して、下筋保持部材を型枠に完全に固定できる。この筒状突出部がないと、型枠上下で同時作業して、上部の作業員が下部保持部材を手で押さえて、下部作業員が頭付きボルトを螺着させるか、下部保持部材に植込みボルトを事前に装着して、型枠の開孔にはめ込み、下部よりナットで螺着し、型枠解体時にはナットとボルトの両方を撤去する面倒さが生じていた。
【001
本願の請求項の発明は、前記筒状突出部(34)を型枠に形成した貫通孔(35)に嵌着して下筋保持部材(2)を型枠(20)に仮止めした後、型枠(20)の下側からボルトを前記ボルト孔(8)に螺着して固定することを特徴とする請求項のスラブスペーサの型枠固定方法である。この固定方法によって、下筋保持部材(2)を型枠に固定する際、型枠の上下で同時に作業する必要がなくなる。
【001
本願の請求項の発明は、請求項のスラブスペーサにおいて、前記筒状突出部(34)が前記下筋保持部材(2)に対して着脱自在であることを特徴とするスラブスペーサである。筒状突出部(34)が着脱自在であるので、種々の固定方法に対応できる。
【001
本願の請求項の発明は、前記筒状突出部(34)を、前記下筋保持部材(2)から取り外した状態で型枠(20)に形成した貫通孔(35)に嵌着し、その後下筋保持部材(2)を筒状突出部(34)に取り付けて型枠(20)に仮止めした後、型枠(20)の下側からボルトを前記ボルト孔(8)に螺着して固定することを特徴とする請求項4のスラブスペーサの型枠固定方法である。
【001
本願の請求項の発明は、型枠(20)の貫通孔(35)にフランジ付きのナット(40)を下側から嵌着固定しておき、該ナット(40)に前記下筋保持部材(2)のボルト孔(8)に螺合した植込みボルト(32)を螺着することを特徴とする請求項1のスラブスペーサの型枠固定方法である。この固定方法によっても、型枠の上下で同時に作業する必要がなくなる。また、型枠転用時には該ナットは型枠に固定されたまま、下筋保持部材の取付作業では、上部作業だけでよくなる。
【001
本願の請求項の発明は、底面に開口するボルト孔(8)を備えた下筋保持部材(2)と、該下筋保持部材(2)から立設した1本の支柱部材(3)と、該支柱部材(3)の上部に設けられた上筋保持部材(4)とを有し、前記下筋保持部材(2)が内周面に雌ねじを有する筒状部(5)と該筒状部(5)の外周面に突出形成された下筋保持部(6)とを有し、前記上筋保持部材(4)が下端部が開口し内周面に雌ねじを有する筒状部(10)と該筒状部(10)に形成された上筋保持部(11)とを有し、前記支柱部材(3)が上下端に雄ねじが形成されたボルトであり、該支柱部材(3)の下端の雄ねじを前記下筋保持部材(2)の雌ねじに螺着し、上端の雄ねじを前記上筋保持部材(4)の雌ねじに螺着してなるスラブスペーサの型枠固定方法であって、中央にナット(31)が納まる六角形状のナット保持部(28)が凹設され、該保持部(28)の中央には植込みボルト(32)が貫通する穴が形成され、周囲がフランジ部(29)となっている受部材(27)を、保持部(28)にナット(31)を入れた状態で型枠(20)の貫通孔(35)部分に裏側から取り付けておき、該ナット(31)に前記下筋保持部材(2)のボルト孔(8)に螺合した植込みボルト(32)を螺着することを特徴とするスラブスペーサの型枠固定方法である。この固定方法によっても、型枠の上下で同時に作業する必要がなくなる。また、型枠転用時には該ナットと受部材は型枠に固定されたまま、下筋保持部材の取付作業では、上部作業だけでよくなる。
【001
本願の請求項の発明は、底面に開口するボルト孔(8)を備えた下筋保持部材(2)と、該下筋保持部材(2)から立設した1本の支柱部材(3)と、該支柱部材(3)の上部に設けられた上筋保持部材(4)とを有し、前記下筋保持部材(2)が内周面に雌ねじを有する筒状部(5)と該筒状部(5)の外周面に突出形成された下筋保持部(6)とを有し、前記上筋保持部材(4)が下端部が開口し内周面に雌ねじを有する筒状部(10)と該筒状部(10)に形成された上筋保持部(11)とを有し、前記上筋保持部材(4)の上筋保持部(11)の上方に浮き上がり防止部(13)が設けられ、前記支柱部材(3)が上下端に雄ねじが形成されたボルトであり、該支柱部材(3)の下端の雄ねじを前記下筋保持部材(2)の雌ねじに螺着し、上端の雄ねじを前記上筋保持部材(4)の雌ねじに螺着してなるスラブスペーサを用いた中空スラブの配筋方法であって、
型枠(20)上に固定した前記スラブスペーサの前記筒状部(10)の両側に、前記浮き上がり防止部(13)の下側に接して2本の上端主筋(24)を平行に設置することを特徴とする中空スラブの配筋方法である。この筒状部(10)の両側に平行にした2本の上端主筋は、筒状部(10)を挟んで相互に結束することが可能であるから、位置ずれすることがなく、浮き上がり防止部(13)によって確実に浮き上がりが防止される。
【001
【発明の実施の形態】
以下、実施例を表した図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。図1は実施例のスラブスペーサ(1)の斜視図、図2はスラブスペーサ(1)を型枠に取り付けた状態のAA線断面図、図3はスラブスペーサ(1)を用いた中空スラブの例を示す平面説明図、図4は図3における断面説明図、図5はボイドの例を示す説明図である。
【0018
図1〜4に示すスラブスペーサ(1)は下筋保持部材(2)、下筋保持部材(2)から立設した支柱部材(3)及び支柱部材(3)の上部に装着した上筋保持部材(4)とからなる。下筋保持部材(2)はプラスチック製で、軸線が垂直方向を向く筒状部(5)とその外周に十文字状に突出形成した4枚の板状の下筋保持部(6)からなる。下筋保持部(6)は上部に凹部(7)が形成され、この凹部(7)に下端主筋(21)を係合することで下筋を保持する。なお、下筋は下端主筋(21)とこれに直交する下端配力筋(22)である。底部には突起(9)が設けられ、型枠(20)との接触面積を小さくしてスラブ下面に露出する面積を最小限にしている。筒状部(5)の内部は雌ねじを設けたボルト孔(8)が垂直方向に貫通しており、したがって、下筋保持部材(2)は底面に開孔する垂直方向のボルト孔(8)を備えている。筒状部(5)の上部には支柱部材(3)をねじ込むことで装着し、立設する。
【0019
支柱部材(3)は両端に雄ねじを有するボルトである。上端には上筋保持部材(4)が装着される。上筋保持部材(4)はプラスチック製で、垂直方向を向く筒状部(10)、その外周の相互に反対側の2箇所に突設した板状の上筋保持部(11)及び筒状部(10)の上端に一体的にT字状となるように突出形成した浮き上がり防止部(13)からなる。筒状部(10)の下端はボルト孔となっており、支柱部材(3)の上端がねじ込まれる。上筋保持部(11)の上部に凹部(12)が形成され、この凹部(12)に上端配力筋(23)を係合することで上筋を保持する。なお、上筋は上端配力筋(23)とこれに直交して設けられる上端主筋(24)である。浮き上がり防止部(13)は上筋保持部(11)と直行するように水平方向に形成された横棒状のもので、筒状部(10)と浮き上がり防止部(13)とはT字状をなし、浮き上がり防止部(13)は上端主筋(24)の直上に位置し、上筋が浮き上がるのを防止する。
【002
スラブスペーサ(1)は、例えば図2に示されるように施工される。スラブスペーサ(1)は下筋保持部材(2)と支柱部材(3)が着脱自在であるから、支柱部材(3)から下筋保持部材(2)を取り外しておく。スラブ型枠(20)に設けた貫通孔を利用してボルト孔(8)に型枠の下からボルト(14)を螺着し、下筋保持部材(2)を型枠(20)上に固定する。そして、下端主筋(21)を凹部(7)に係合して配筋し、更に下端主筋(21)と直交する下端配力筋(22)を配筋する。下筋の配筋が終了したら、支柱部材(3)をボルト孔(8)の上部にねじ込んで立設する。なお、上筋保持部材(4)はあらかじめ支柱部材(3)の上部に装着しておく。また、中空スラブの場合にはボイドを設置する。ボイドは通常発泡プラスチック、中空プラスチックなどである。次に上端配力筋(23)を凹部12に係合して配筋し、更に上端配力筋(23)と直交する上端主筋(24)を配筋し、スラブ配筋が終了する。
【002
スラブスペーサ(1)は、例えば図3、4に示されるように、中空スラブの配筋に利用することができる。直行する2方向の上筋(23、24)及び下筋(21、22)で形成される四角形のマスの中に発泡スチロール製のボイド(25)が配置される。ボイド(25)は、図5に示すように、繭玉形状をなし、貫通筋(26)で複数個を連結一体化している。貫通筋(26)は上端配力筋(23)の下側に結束固定されてボイド(25)が支持される。スラブ型枠上にコンクリートを打設すると、ボイド(25)はコンクリートに比べて著しく軽いために大きな浮力が生じるが、上筋(23、24)を介してスラブスペーサ(1)の浮き上がり防止部(13)によって、浮き上がりが防止される。スラブスペーサ(1)はボルト(14)によって型枠に固定されているから、上下の配筋全体が浮き上がることもない。なお、スラブスペーサを中空スラブではなく通常のスラブについて使用する場合は、浮き上がり防止部は不要である。
【002
図6は下筋保持部(2A)及び型枠への取り付け方法の他例を示している。下筋保持部(2A)はプラスチック製であるが、ボルト孔は金属ナット(15)によって金属製となっている。これによって、天井などの吊りボルトをスラブスペーサのボルト孔に螺着したときの強度が向上する。下筋保持部(2A)は金属ナット(15)をインサート成形することで容易に製造できる。型枠(20)の貫通孔(35)には、型枠の下側からフランジ付きのナット(40)を嵌着固定しておく。フランジ部はビス(19)で固定してある。そして、下筋保持部材(2A)に螺着した植込みボルト(32)をナット(40)に螺着することで下筋保持部材(2A)を型枠(20)に取り付ける。型枠を事前にこのように細工しておくと、型枠の上階への転用時を含めて、下筋保持部材(2A)の型枠への取り付け作業を、型枠の上からの作業のみで行うことができる。
【002
図7は下筋保持部材(2A)及び型枠への取り付け方法の他例を示している。図8はこれに用いる受部材(27)の上面図である。受部材(27)は中央にナット(31)が納まる六角形状のナット保持部(28)が凹設され、その周囲がフランジ部(29)となっており、フランジ部(29)にはビス穴(30)が設けられている。保持部(28)の中央には植込みボルト(32)が貫通する穴が形成されている。受部材(27)は予めナット(31)を保持部(28)内に保持した状態で、型枠(20)に穿設した貫通孔部分に型枠(20)の下側からビス(19)で取り付けておく。そして、下筋保持部材(2A)に螺着した植込みボルト(32)をナット(31)に螺着することで下筋保持部材(2A)を型枠(20)に取り付ける。型枠を事前にこのように細工しておくと、型枠の上階への転用時を含めて、下筋保持部材(2A)の型枠への取り付け作業を、型枠の上からの作業のみで行うことができる。
【002
図9は、上筋保持部材(4A)に配筋した上筋の他例を示している。上筋保持部材(4A)の上筋保持部(11)の上に1本の上端配力筋(23)を配筋し、更に上端配力筋(23)と直交する上端主筋(24)を配筋するが、上端主筋(24)は上筋保持部材(4A)の筒状部(10)を挟むように平行に2本配筋する。そして、2本の上端主筋(24)を互いに結束することで、上端主筋(24)は筒状部(10)を挟んで固定されるから、位置ずれすることがなく、浮き上がり防止部(13)によって確実に浮き上がりが防止される。図9の符号(33)は突出片で、2本の上端主筋(24)の間隔を適宜間隔とするために、筒状部(10)の側面に突出形成されている。
【002
図10、11は、下筋保持部材(2B)及び型枠への取り付け方法の他例を示している。下筋保持部材(2B)は筒状部5の外面から1個の下筋保持部(6)及び2個の脚部(36)が外側に突出形成されている。脚部(36)はスラブスペーサを型枠上に安定して立てるためのものである。下筋保持部(2A)はプラスチック製であるが、ボルト孔(8)は金属ナット(15)によって金属製となっている。これによって、天井などの吊りボルトをスラブスペーサのボルト孔に螺着したときの強度が向上する。下筋保持部材(2B)は金属ナット(15)をインサート成形することで容易に製造できる。下筋保持部材(2B)の底面には、ボルト孔(8)を囲繞するように、筒状突出部(34)が下方に向かって突出形成されている。筒状突出部は金属製又はプラスチック製で、上部のフランジ部(34a)が下筋保持部材(2B)の底面に嵌着され、下筋保持部材(2B)に対して着脱自在となっている。
【002
下筋保持部材(2B)を有するスラブスペーサの場合、筒状突出部(34)を型枠に形成した貫通孔(35)に型枠上から嵌着して下筋保持部材(2B)を型枠(20)上に仮止めした後、型枠の下側からボルト(14)をボルト孔(8)に螺着して固定する。そして、下端主筋(21)を下筋保持部(6)の凹部に係合して配筋し、更に下端主筋(21)と直行する下端配力筋(22)を配筋する。下筋の配筋が終了したら、前記したように、支柱部材(3)をボルト孔(8)の上部にねじ込んで立設する。中空スラブの場合にはボイドを設置する。次に上筋を配筋してスラブ配筋が終了する。
【002
筒状突出部(34)は下筋保持部材(2B)に対して着脱自在であるので、筒状突出部(34)を、下筋保持部材(2B)から取り外した状態で型枠に形成した貫通孔(35)に嵌着し、その後下筋保持部材(2B)を筒状突出部(34)に取り付けて型枠に仮止めすることもできる。
【0028
筒状突出部(34)を設けると、図6や図7の場合に比べて構造が簡単であり、特注品となる植込みボルト(32)を使用せず、通常の市販品の六角ボルト(14)を使用できるので、経済的となる。
【0029
図12は上筋保持部材(4B)を有する参考例のスラブスペーサの正面図、図13は上筋保持部材(4B)の平面図、図14は上筋保持部材(4B)の側面図である。上筋保持部材(4B)はプラスチック製で、筒状部(10)の外周面から上筋保持部(11A)が反対側に2箇所突出形成され、上筋保持部(11A)の先端にこれと直交するように上筋保持部(11B)が形成されている。筒状部(10)及び上筋保持部(11A)の頂部には凹部(12A)が設けられ、上筋保持部(11B)の頂部には凹部(12B)設けられ、凹部(12A)で上端配力筋(23)を、凹部(12B)で上端主筋(24)を保持する。この上筋保持部材(4B)には浮き上がり防止部が設けられていないが、図12に示すように、上筋保持部(11A)と上筋(23、24)とを結束固定することで上筋の浮き上がりが防止され、中空スラブの配筋とすることができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明のスラブスペーサは、天井インサートの機能が付加されてスラブスペーサと天井インサートが兼用となるので、別個に天井インサートを取り付ける必要がない。また、1個のスラブスペーサで下筋用と上筋用を兼用するので、下筋と上筋で別々のスペーサを用いる必要がなくなる。さらに、中空スラブにおいてスラブスペーサにボイド及び上筋の浮き上がり防止機能が付与されて、別個にボイド浮き上がり防止具を設ける必要がない。さらに、簡単な構造で安価に製造でき、上筋の固定を容易に行うことができる。また、型枠に固定する際に、仮固定を簡便にでき、型枠解体時の撤去部品を少なくすることができる。これにより、スラブの配筋作業、天井インサート設置作業が著しく効率化される。
【0031】
本発明のスラブスペーサの型枠固定方法は、スラブスペーサを型枠に固定する場合、型枠の上下で同時に作業する必要がないので、スラブスペーサの固定作業能率が向上し、また型枠解体時の撤去部品を最小化できる。
【0032】
本発明の中空スラブの配筋方法は、上筋を容易に固定して浮き上がりを防止できるので、中空スラブにおける配筋作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のスラブスペーサ(1)の斜視図である。
【図2】スラブスペーサ(1)を型枠に取り付けた状態のAA線断面図である。
【図3】スラブスペーサ(1)を用いた中空スラブの例を示す平面説明図である。
【図4】図3における断面説明図である。
【図5】ボイドの例を示す説明図である。
【図6】下筋保持部材(2A)のフランジ付きのナット(40)を用いた型枠への取り付け方法の説明図である。
【図7】下筋保持部材(2A)の受部材(27)を用いた型枠への取り付け方法の説明図である。
【図8】受部材(27)の上面図である。
【図9】上筋保持部材(4A)に配筋した上筋の説明図である。
【図10】下筋保持部材(2B)の平面図である。
【図11】下筋保持部材(2B)の型枠への取り付け方法の説明図である。
【図12】上筋保持部材(4B)を有する参考例のスラブスペーサの正面図である。
【図13】上筋保持部材(4B)の平面図である。
【図14】上筋保持部材(4B)の側面図である。
【符号の説明】
1 スラブスペーサ
2 下筋保持部材
2A 下筋保持部材
2B 下筋保持部材
3 支柱部材
4 上筋保持部材
4A 上筋保持部材
4B 上筋保持部材
5 筒状部
6 下筋保持部
7 凹部
8 ボルト孔
9 突起
10 筒状部
11 上筋保持部
12 凹部
13 浮き上がり防止部
14 ボルト
15 金属ナット
16 変形ボルト
17 ナット
19 ビス
20 型枠
21 下端主筋
22 下端配力筋
23 上端配力筋
24 上端主筋
25 ボイド
26 貫通筋
27 受部材
28 ナット保持部
29 フランジ部
30 ビス穴
31 ナット
32 植込みボルト
33 突出片
34 筒状突出部
35 貫通孔
36 脚部
37 結束線
40 ナット

Claims (8)

  1. 底面に開口するボルト孔(8)を備えた下筋保持部材(2)と、該下筋保持部材(2)から立設した1本の支柱部材(3)と、該支柱部材(3)の上部に設けられた上筋保持部材(4)とを有し、前記下筋保持部材(2)が内周面に雌ねじを有する筒状部(5)と該筒状部(5)の外周面に突出形成された下筋保持部(6)とを有し、前記上筋保持部材(4)が下端部が開口し内周面に雌ねじを有する筒状部(10)と、該筒状部(10)の外周面からそれぞれ反対方向に突出形成された二カ所の上筋保持部(11)と、該筒状部(10)の頂部に前記上筋保持部(11)と直角方向を向くようにT字状に一体形成された浮き上がり防止部(13)を有し、前記支柱部材(3)が上下端に雄ねじが形成されたボルトであり、該支柱部材(3)の下端の雄ねじを前記下筋保持部材(2)の雌ねじに螺着し、上端の雄ねじを前記上筋保持部材(4)の雌ねじに螺着してなることを特徴とするスラブスペーサ
  2. 請求項1のスラブスペーサにおいて、前記ボルト孔(8)を囲繞するように、前記下筋保持部(6)の底面から下方に突出する筒状突出部(34)を有することを特徴とするスラブスペーサ
  3. 前記筒状突出部(34)を型枠に形成した貫通孔(35)に嵌着して下筋保持部材(2)を型枠(20)に仮止めした後、型枠(20)の下側からボルトを前記ボルト孔(8)に螺着して固定することを特徴とする請求項のスラブスペーサの型枠固定方法
  4. 請求項のスラブスペーサにおいて、前記筒状突出部(34)が前記下筋保持部材(2)に対して着脱自在であることを特徴とするスラブスペーサ
  5. 前記筒状突出部(34)を、前記下筋保持部材(2)から取り外した状態で型枠(20)に形成した貫通孔(35)に嵌着し、その後下筋保持部材(2)を筒状突出部(34)に取り付けて型枠(20)に仮止めした後、型枠(20)の下側からボルトを前記ボルト孔(8)に螺着して固定することを特徴とする請求項のスラブスペーサの型枠固定方法
  6. 型枠(20)の貫通孔(35)にフランジ付きのナット(40)を下側から嵌着固定しておき、該ナット(40)に前記下筋保持部材(2)のボルト孔(8)に螺合した植込みボルト(32)を螺着することを特徴とする請求項1のスラブスペーサの型枠固定方法
  7. 底面に開口するボルト孔(8)を備えた下筋保持部材(2)と、該下筋保持部材(2)から立設した1本の支柱部材(3)と、該支柱部材(3)の上部に設けられた上筋保持部材(4)とを有し、前記下筋保持部材(2)が内周面に雌ねじを有する筒状部(5)と該筒状部(5)の外周面に突出形成された下筋保持部(6)とを有し、前記上筋保持部材(4)が下端部が開口し内周面に雌ねじを有する筒状部(10)と該筒状部(10)に形成された上筋保持部(11)とを有し、前記支柱部材(3)が上下端に雄ねじが形成されたボルトであり、該支柱部材(3)の下端の雄ねじを前記下筋保持部材(2)の雌ねじに螺着し、上端の雄ねじを前記上筋保持部材(4)の雌ねじに螺着してなるスラブスペーサの型枠固定方法であって、
    中央にナット(31)が納まる六角形状のナット保持部(28)が凹設され、該保持部(28)の中央には植込みボルト(32)が貫通する穴が形成され、周囲がフランジ部(29)となっている受部材(27)を、保持部(28)にナット(31)を入れた状態で型枠(20)の貫通孔(35)部分に裏側から取り付けておき、該ナット(31)に前記下筋保持部材(2)のボルト孔(8)に螺合した植込みボルト(32)を螺着することを特徴とするスラブスペーサの型枠固定方法
  8. 底面に開口するボルト孔(8)を備えた下筋保持部材(2)と、該下筋保持部材(2)から立設した1本の支柱部材(3)と、該支柱部材(3)の上部に設けられた上筋保持部材(4)とを有し、前記下筋保持部材(2)が内周面に雌ねじを有する 筒状部(5)と該筒状部(5)の外周面に突出形成された下筋保持部(6)とを有し、前記上筋保持部材(4)が下端部が開口し内周面に雌ねじを有する筒状部(10)と該筒状部(10)に形成された上筋保持部(11)とを有し、前記上筋保持部材(4)の上筋保持部(11)の上方に浮き上がり防止部(13)が設けられ、前記支柱部材(3)が上下端に雄ねじが形成されたボルトであり、該支柱部材(3)の下端の雄ねじを前記下筋保持部材(2)の雌ねじに螺着し、上端の雄ねじを前記上筋保持部材(4)の雌ねじに螺着してなるスラブスペーサを用いた中空スラブの配筋方法であって、
    型枠(20)上に固定した前記スラブスペーサの前記筒状部(10)の両側に、前記浮き上がり防止部(13)の下側に接して2本の上端主筋(24)を平行に設置することを特徴とする中空スラブの配筋方法
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