JP3811051B2 - 放電灯の製造方法 - Google Patents

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶モニター、ノート型パーソナルコンピュータのディスプレイ、携帯型や車載型の液晶テレビモニターなどの液晶ディスプレイのバックライトに用いられる冷陰極低圧放電灯100は、図8に示す構造である。これについて説明するとガラス管1の内面に発光体として蛍光体被膜2を形成し、ガラス管1の両管端に有底筒状の金属電極3,3′を配置し、ガラス管1の両管端に気密に封着した導入線4,4′の内端をこの金属電極3,3′に接続している。5,5′は導入線4,4′をガラス管1の両管端に気密に封着するためのビーズガラスである。ガラス管1の内部には、水銀及びNe−Ar混合ガスが封入してある。
【0003】
そして、このような放電灯の製造方法は、図9及び図10の(i)〜(xii)に示す吊下げ方式によっている。すなわち、
(i)長尺のガラス管10の所定部分の内部に蛍光体被膜2をコーティングする。
【0004】
(ii)ガラス管10の一端11から所定距離だけ離れた部分(所定のランプ長に相当する部分)12を加熱して窄(すぼ)め、狭窄部を形成する。
【0005】
(iii)ガラス管10の一端11の開口部に金属電極3、導入線4及びビーズガラス5の組体(マウント)13を挿入し、ビーズガラス5をガラス管10の端部11と加熱溶着する。
【0006】
(iv)ガラス管10の狭窄部12に、マウント13と同じ構成の金属電極3′、導入線4′及びビーズガラス5′の組体(マウント)14をマウント13とは反対姿勢で挿入して、狭窄部12に受持させる。
【0007】
(v)ガラス管10の狭窄部12よりもさらに上方の部分15も加熱して第2の狭窄部を形成する。そして、この水銀蒸気源となる水銀Hgとゲッターとなるジルコン、アルミナ等との合金の筒体16をガラス管10の上開口から挿入して第2の狭窄部15に受持させる。
【0008】
(vi)(v)の状態で上開口から真空引きしながら、部分17を加熱して閉塞させる。これにより、ガラス管10の一端11と閉塞部17との間は高真空状態になる。この後、閉塞部17でガラス管10の上余部を切り取る。
【0009】
(vii)合金筒体16の挿入部分をコイル18で高周波加熱することによって合金中の水銀を蒸気化をする。
【0010】
(viii)合金筒体16の挿入部分をヒータ19で加熱することによって(vii)で蒸気化された水銀蒸気を拡散させ、ガラス管10内の下方のマウント13,14間の空間まで移動させる。
【0011】
(ix)回転バーナ20によって上側のマウント14を受持している狭窄部12を加熱することによってマウント14のビーズガラス5′をガラス管10と溶着させ、狭窄部12より下方のガラス管10を封着する。合金筒体16はこの加熱加工工程中に発生する不純ガスを吸着し、ガラス管10内に不純ガスを残さないように作用する。
【0012】
(x)さらに回転バーナ20で加熱しながら、ガラス管10の狭窄部12よりも上側の部分を切り取る。
【0013】
(xi)ガラス管10の上下両端に余分に飛び出している導入線4,4′の余分な部分をカットする。
【0014】
(xii)さらに、ガラス管10をアニールすることによって水銀蒸気をガラス管内にいっそう拡散させる。こうして、図8に示した放電灯100が完成することになる。
【0015】
この従来の放電灯の製造方法において、特に、図9(ii)〜(iv)に示すマウント14の位置決め保持工程は、図11(i)〜(iii)に拡大して示すように、ガラス管10における部分12をガスバーナ31で両側から加熱し、続いて加熱した部分12をフォーミングピン32で両側から押して内側へ凹むように変形させ、この部分12を狭窄部とし、上述した金属電極3′、導入線4′及びビーズガラス5′のマウント14を挿入してビーズガラス5′をこの狭窄部12で受持させ、マウント14の全体を宙吊りの形で保持させる工程にしている。
【0016】
そしてマウント14を狭窄部12に宙吊りにするために、図11(ii)に示す工程で、ガラス管10の狭窄部12の最小ギャップ寸法Aをマウント14の円筒状の金属電極3′の外径Bよりは大きく、しかも円柱体のビーズガラス5′の外径Cよりは小さくする作業を行う。ただし、ガラス管10の狭窄部12はその全周ではなく、一部だけを窄めることにより、狭窄部12においてビーズガラス5′を受持しつつもビーズガラス5′の外周とガラス管10の内周との間に隙間を作り、その隙間を通じて水銀蒸気を通流させる工夫をしている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の吊下げ方式による放電灯の製造方法によれば、ガラス管10の中間の部分12においてマウント14をガラス管10に封着させるために、ガラス管10の部分12に対して狭窄部を形成するのに規定の寸法A通りに正確に変形させる必要があり、また、マウント14についても金属電極3′の外径寸法Bをビーズガラス5′の外形寸法Cよりも必ず所定値だけ小さくする必要があった。つまり、正確にB<A<Cになるように調整する必要があった。
【0018】
他方、近年の放電灯に求められる性能は、ガラス管寸法を極力小さくし、しかも高輝度、高品質、長寿命というものである。このような要求に対応するためには、図8の放電灯100において、金属電極3,3′の外形寸法をガラス管1の内径の範囲内で極力大きくすることが望まれる。
【0019】
ところが、上述したように、従来の吊下げ方式の製造方法で製造される放電灯100は、必ずマウント14の金属電極3′の外径寸法Bがビーズガラス5′の外形寸法Cよりも所定値だけ小さいものになっていた。また、放電灯100の一端11に封着するマウント13についても、製造コストの面からマウント14と同じ仕様の部品を流用するので、同様の寸法関係であった。このため、従来の製造方法では、金属電極の外径をより大きくして放電灯の性能を向上させることが望めなかった。
【0020】
加えて、従来の製造方法の場合、狭窄部12におけるビーズガラス5′の外側面と狭窄部12の内側面との間の隙間を通じて水銀蒸気を通流させ、また不純ガスを通流させることになるが、内側に変形して狭まっているため、これらの気体の流通が円滑には行えず、放電発光現象に悪影響を与える不純ガスの除去が完全には行えず、長寿命化にも限界があった。
【0021】
本発明はこのような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、高輝度、長寿命の放電灯を従来よりも少ない工程で製造できる放電灯の製造方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の放電灯の製造方法は、(i)所定部分の内部に蛍光体被膜をコーティングした長尺のガラス管の一端部に金属電極、導入線及びビーズガラスの組体で成る第1のマウントを挿入し、ビーズガラスをガラス管の一端部に溶着し、(ii)(i)の工程で得られたガラス管を水平に支持し、(iii)金属電極、導入線及びビーズガラスの組体で成り、かつ導入線の先端に当該導入線を含む1つの平面に含まれる扁平形状の膨出部の形成されている第2のマウントをその金属電極側を先にして、ガラス管の開口端から内部に挿入し、ガラス管内の所定位置まで押込み、(iv)次に、ガラス管における前記第2のマウントの金属電極よりも前記開口端側で、かつ、前記第2のマウントの膨出部の位置する部分よりも当該金属電極側の第1の狭窄部形成予定位置に第1の狭窄部を形成し、(v)前記第1の狭窄部よりもさらに開口端側で、かつ、前記第2のマウントの膨出部よりも開口端側の位置において、ガラス管に第2の狭窄部を形成し、(vi)次に、前記第1と第2の狭窄部が形成されたガラス管の全体を、その開口端を上側にして垂直に立てて支持し、前記第2のマウントの導入線の先端の膨出部を前記第1の狭窄部にて受持させて当該第2のマウントを宙吊り状態にし、(vii)ガラス管が縦になった状態で、前記開口端から水銀蒸気源となる水銀とゲッターとなる合金とを組み合わせた合金筒体をガラス管内に挿入して前記第2の狭窄部にて受持させ、(viii)ガラス管の前記開口端から真空引きしながら、当該ガラス管の前記合金筒体より開口端側の部分を閉塞し、(ix)前記合金筒体の挿入部分を加熱することによって合金筒体中の水銀を蒸気化させ、(x)ガラス管におけるその内部に前記第2のマウントのビーズガラスが位置する部分を加熱して当該ビーズガラスをガラス管と溶着させ、(xi)前記第2のマウントのビーズガラスの封着部においてガラス管を切断し、当該封着部よりも上側の部分を除去することを特徴とするものである。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1の放電灯の製造方法において、ガラス管の開口端に先細りとなったガイド孔が形成されたガイドをあてがい、前記第2のマウントをガイド孔にガイドさせながらガラス管内に挿入することを特徴とするものである。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1又は2の放電灯の製造方法において、(iii)の工程では、ガラス管内に挿入された第2のマウントを、ガラス管の開口端から挿入した押し棒によって所定の位置まで押込むことを特徴とするものである。
【0025】
請求項4の発明は、請求項1〜3の放電灯の製造方法において、(xi)の工程では、第1の狭窄部を加熱して内径を拡がらせ、第2のマウントの上端の膨出部がこの第1の狭窄部の内部を通過できるようにし、次に、第2のマウントのビーズガラスの封着部分においてガラス管を切断し、導入線を残して封着部分よりも上側の部分を切り取り、次に、第2のマウントの前記膨出部よりも下側の適当な長さ位置で導入線を切断し、ガラス管の上部の余分な部分をその中に膨出部と合金筒体を収容したまま除去することを特徴とするものである。
【0026】
請求項5の発明は、請求項1〜4の放電灯の製造方法において、前記導入線の先端部をループ状に曲げ加工し、又はプレスによって円盤状に押しつぶすことによって膨出部が形成された第2のマウントを用いることを特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。本発明の実施の形態によって製造する放電灯100は、従来例と同様、図8に示した構造のものであり、所定長、内外径のガラス管1の内面に発光体として蛍光体被膜2を形成し、ガラス管1の両管端に有底筒状の金属電極3,3′を配置し、ガラス管1の両管端に気密に封着した導入線4,4′の内端をこの金属電極3,3′に接続している。5,5′は導入線4,4′をガラス管1の両管端に気密に封着するためのビーズガラスである。ガラス管1の内部には、水銀及びNe−Ar混合ガスが封入してある。
【0028】
そして、本発明の1つの実施の形態の放電灯の製造方法は、図1〜図4の工程(i)〜工程(xix)に示すものである。
【0029】
(i)長尺のガラス管10の所定部分の内部に蛍光体被膜2をコーティングし、アニール処理する。これは水平状態、垂直状態のいずれであってもよい。
【0030】
(ii)水平状態に支持したガラス管10の一端11の開口部に金属電極3、導入線4及びビーズガラス5のマウント13を挿入し、ビーズガラス5をガラス管10の端部11に加熱溶着する。
【0031】
(iii)〜(v)水平に支持されたガラス管10の開口端31にガイド32を当て、マウント14′をその金属電極3′側を先にしてガイド32を通してガラス管10内に挿入する。なお、マウント14′の導入線4′から延びている開放端部は、ガラス管10の内径よりも若干小さい外径のループ22になるように曲げられている。
【0032】
(vi)ガラス管10にマウント14′を完全に押込む。
【0033】
(vii)さらに、押し棒33を用いてマウント14′をそのビーズガラス5′が所定位置12まで入り込むように押込む。
【0034】
(viii)ガラス管10における所定部12よりも開口端31側のループ22の位置する部分23の全周を900℃程度に加熱して全周を窄ませ、狭窄部を形成する。図5及び図6に詳しく示したように、狭窄部23の内径βとマウント14′の上端部のループ22の外径αとの寸法関係は、α>βである。
【0035】
(ix)狭窄部23よりもさらに開口端31側において、ガラス管10に(viii)と同じ方法で第2の狭窄部15を形成する。
【0036】
(x)ここまでの加工が完了すれば、ガラス管10の全体を垂直に立てて支持する。垂直に立てることにより、マウント14′は下側に位置するマウント13側に落下するが、図5及び図6に示したように寸法関係がα>βであるので、ループ22が狭窄部23に受け止められる。これにより、マウント14′のビーズガラス5′が所定位置12に位置決めされた状態でこのマウント14′を宙吊り状態で支持することになる。
【0037】
(xi)ガラス管10が縦になった状態で、開口端31から水銀蒸気源となる水銀Hgとゲッターとなるジルコン、アルミナ等との合金の筒体16をガラス管10に挿入して第2の狭窄部15にて受持させる。
【0038】
(xii)(xi)の状態でガラス管10の上開口端31から真空引きしながら、部分17を加熱して閉塞させる。これにより、ガラス管10の一端11と閉塞部17との間は高真空状態になる。この後、閉塞部17でガラス管10の上端部を切り取る。
【0039】
(xiii)合金筒体16の挿入部分をコイル18で高周波加熱することによって合金中の水銀を蒸気化をする。
【0040】
(xiv)合金筒体16の挿入部分をヒータ19で加熱することによって(xiii)で蒸気化された水銀蒸気を拡散させ、ガラス管10内の下方のマウント13,14′間の空間まで移動させる。
【0041】
(xv)ガラス管10におけるマウント14′のビーズガラス5′が位置する部分を回転バーナ20によって加熱することにより、マウント14′のビーズガラス5′をガラス管10と溶着させ、部分12より下方のガラス管10の両端を封止する。合金筒体16はこの加熱加工中に発生する不純ガスを吸着し、ガラス管10内に不純ガスを残さないように作用する。
【0042】
(xvi)図5及び図6に示したように、寸法関係がα>βであり、そのままではガラス管10の上部を引き抜くことができないので、バーナ25で狭窄部23を加熱して軟らかくし、マウント14′の上端のループ22がこの狭窄部23の内部を通過できるようにする。そして、マウント14′のビーズガラス5′の封着部12においてガラス管10を切断し、封着部12よりも上側の部分を切り取り、ガラス管10の上部を引き上げる。加熱によってガラス管10の狭窄部23が軟らかくなっているので、この作業によって狭窄部23がループ22によって押し広げられ、上側に引き抜くことができる。
【0043】
(xvii),(xviii)カッター26でマウント14′のループ22よりも下側の導入線4′を適当な長さの位置で切断し、ガラス管10の上部の余分な部分27をその中にループ22、合金筒体16を収容したまま除去し、両端にマウント13,14′が封着されている所定長のガラス管1を残す。そして、マウント13の導入線4についても、適当な長さに切断する。
【0044】
(xix)さらに、ガラス管10の端部12をアニールすることによって水銀蒸気をガラス管内にいっそう拡散させる。こうして、図8に示した従来とほぼ同様の放電灯100が完成することになる。
【0045】
本実施の形態の放電灯の製造方法において、特に、図2(ix),(x)及び図3(xi)に示すマウント14′の位置決め保持工程は、図5(i),(ii)及び図6に拡大して示すように、まず、水平状態のガラス管10における部分23の全周を加熱し、続いて加熱した部分の全周を内側へ凹むように変形させ、この部分を狭窄部23とする。次に、ガラス管10を縦にすると、マウント14′が自重で落下し、ループ22がこの狭窄部23で受け止められ、マウント14′の全体が所定の部分12の位置に宙吊りの形で位置決めされる。
【0046】
なお、図5(iii)及び図6に示すように、マウント14′を狭窄部23から宙吊りできるように、ガラス管10の狭窄部23の内周径αよりもマウント14′のループ22の外径βは大きくしてある。これにより、ループ22による吊下げによってマウント14′のビーズガラス5′が所定位置12に保持できるので、ガラス管10における所定位置12には、従来のような狭窄部を形成しない。
【0047】
これにより、第1の実施の形態の放電灯の製造方法によれば、図11(i)〜(iii)に示した従来の方法のようにガラス管10の所定部位12に狭窄部を形成し、その狭窄部12によってマウント14のビーズガラス5′を受持し、マウント14の全体を宙吊り状態に保持する必要がなくなる。この結果、マウント14′における金属電極3′の外径Bをビーズガラス5′の外径Cとほぼ等しくなるまで拡げることができ、しかもこれらをガラス管10の内径Aよりも若干小さい程度にすることができることになる。
【0048】
したがって、本実施の形態の方法によれば、従来方法に比べてより少ない工程によって、水銀蒸気の拡散効率が改善され、また不純ガスの除去能率も改善され、従来よりも高輝度、長寿命の放電灯100を製造することができる。
【0049】
なお、マウント14′には図7に示す構造のものを用い、図1〜図4の工程(i)〜(xix)で放電灯100を製造することもできる。この第2の実施の形態の特徴は、マウント14′として、その導入線4′の先端部にループ22を形成する代わりに、先端部をプレスして円形端220を形成したものを用いる点にある。この構造のマウント14′を用いて行う第2の実施の形態の放電灯の製造方法は、第1の実施の形態のものと同様である。
【0050】
これによっても、従来方法によりも少ない工程で、水銀蒸気の拡散効率が改善され、また不純ガスの除去能率も改善され、従来よりも高輝度、長寿命の放電灯100を製造することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来例に比べて高輝度、長寿命の放電灯をより少ない工程で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の放電灯の製造方法の(i)〜(v)の工程図。
【図2】上記実施の形態の製造方法の(vi)〜(x)の工程図。
【図3】上記実施の形態の製造方法の(xi)〜(xv)の工程図。
【図4】上記実施の形態の製造方法の(xvi)〜(xix)の工程図。
【図5】上記の実施の形態の製造方法における工程(viii),(xi)の詳しい説明図及びA−A線拡大断面図。
【図6】上記の実施の形態の製造法における工程(xvi)で符号12の部分を切断した直後の状態を示す拡大図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の放電灯の製造方法における工程(viii),(xi)の詳しい説明図及びA−A線拡大断面図。
【図8】一般的な放電灯の断面図。
【図9】従来の放電灯の製造方法の(i)〜(v)の工程図。
【図10】従来の製造方法の(vi)〜(xii)の工程図。
【図11】従来の製造方法における工程(ii),(iv)の詳しい説明図。
【符号の説明】
1 ガラス管
2 蛍光体被膜
3,3′ 金属電極
4,4′ 導入線
5,5′ ビーズガラス
10 ガラス管
13 マウント
14′ マウント
22 ループ
220 円形端

Claims (5)

  1. (i)所定部分の内部に蛍光体被膜をコーティングした長尺のガラス管の一端部に金属電極、導入線及びビーズガラスの組体で成る第1のマウントを挿入し、ビーズガラスをガラス管の一端部に溶着し、
    (ii)(i)の工程で得られたガラス管を水平に支持し、
    (iii)金属電極、導入線及びビーズガラスの組体で成り、かつ導入線の先端に当該導入線を含む1つの平面に含まれる扁平形状の膨出部の形成されている第2のマウントをその金属電極側を先にして、ガラス管の開口端から内部に挿入し、ガラス管内の所定位置まで押込み、
    (iv)次に、ガラス管における前記第2のマウントの金属電極よりも前記開口端側で、かつ、前記第2のマウントの膨出部の位置する部分よりも当該金属電極側の第1の狭窄部形成予定位置に第1の狭窄部を形成し、
    (v)前記第1の狭窄部よりもさらに開口端側で、かつ、前記第2のマウントの膨出部よりも開口端側の位置において、ガラス管に第2の狭窄部を形成し、
    (vi)次に、前記第1と第2の狭窄部が形成されたガラス管の全体を、その開口端を上側にして垂直に立てて支持し、前記第2のマウントの導入線の先端の膨出部を前記第1の狭窄部にて受持させて当該第2のマウントを宙吊り状態にし
    (vii)ガラス管が縦になった状態で、前記開口端から水銀蒸気源となる水銀とゲッターとなる合金とを組み合わせた合金筒体をガラス管内に挿入して前記第2の狭窄部にて受持させ、
    (viii)ガラス管の前記開口端から真空引きしながら、当該ガラス管の前記合金筒体より開口端側の部分を閉塞し、
    (ix)前記合金筒体の挿入部分を加熱することによって合金筒体中の水銀を蒸気化させ、
    (x)ガラス管におけるその内部に前記第2のマウントのビーズガラスが位置する部分を加熱して当該ビーズガラスをガラス管と溶着させ、
    (xi)前記第2のマウントのビーズガラスの封着部においてガラス管を切断し、当該封着部よりも上側の部分を除去することを特徴とする放電灯の製造方法。
  2. (iii)の工程では、ガラス管の開口端に先細りとなったガイド孔が形成されたガイドをあてがい、前記第2のマウントをガイド孔にガイドさせながらガラス管内に挿入することを特徴とする請求項1に記載の放電灯の製造方法。
  3. (iii)の工程では、ガラス管内に挿入された第2のマウントを、ガラス管の開口端から挿入した押し棒によって所定の位置まで押込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の放電灯の製造方法。
  4. (xi)の工程では、第1の狭窄部を加熱して内径を拡がらせ、第2のマウントの上端の膨出部がこの第1の狭窄部の内部を通過できるようにし、次に、第2のマウントのビーズガラスの封着部分においてガラス管を切断し、導入線を残して封着部分よりも上側の部分を切り取り、次に、第2のマウントの前記膨出部よりも下側の適当な長さ位置で導入線を切断し、ガラス管の上部の余分な部分をその中に膨出部と合金筒体を収容したまま除去することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の放電灯の製造方法。
  5. 前記導入線の先端部をループ状に曲げ加工し、又はプレスによって円盤状に押しつぶすことによって膨出部が形成された第2のマウントを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯の製造方法。
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