JP3810140B2 - サーボ制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧アクチュエータを制御するサーボ制御装置に関し、特に、油圧アクチュエータからの異なるフィードバック信号を適宜切換えるサーボ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図3に示す如き、疲労試験するワークWをクランプする油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ2を制御するサーボ制御装置は、油圧シリンダ2のピストンロッド2Aが下降作動してワークWに当接するまでは、下降作動するピストンロッド2Aの変位を変位検出器3からの変位フィードバック信号と変位指令信号とを比較演算して油圧サーボ弁1に作動信号を出力して油圧シリンダ2を位置制御し、下降作動するピストンロッド2AがワークWに当接した後では、油圧シリンダ2のピストンロッド2Aに受ける荷重を荷重検出器4からの荷重フィードバック信号と荷重指令信号とを比較演算して油圧サーボ弁1に作動信号を出力して油圧シリンダ2を荷重制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる従来のサーボ制御装置では、位置制御と荷重制御とを切換える際に、変位フィードバック信号と荷重フィードバック信号との異なる種類のフィードバック信号の切換えに伴い、両方のフィードバック信号に対応する作動信号が共に出力しない状態が瞬時発生することに起因して切換ショックが生じ、このため位置制御と荷重制御とを切換える際に油圧シリンダ2に作用する油圧を解除して切換ショックの発生を抑制しており、切換える都度に油圧シリンダ2に作用する油圧を解除しなければならず作業性が悪かった。
【0004】
本発明は、異なるフィードバック信号を切換える際に、油圧アクチュエータに作用する油圧の解除を不要にして切換ショックの発生を抑制し得るサーボ制御装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1のサーボ制御装置では、油圧アクチュエータからの異なるフィードバック信号を切換えてどちらか一方を出力する切換手段と、切換手段から出力されたフィードバック信号と指令信号とを比較演算して制御信号を出力する制御手段と、制御手段からの制御信号を増幅して油圧アクチュエータを作動制御する作動信号を出力する駆動手段とを具備し、制御手段と駆動手段との間には切換手段によるフィードバック信号の切換えに伴い切換前のフィードバック信号に対応した制御手段からの制御信号を保持する保持手段を備え、保持手段は切換手段による切換完了後に制御信号の保持を解除すると共に、切換手段によるフィードバック信号の切換直後には切換後のフィードバック信号を制御手段の 指令信号とし、その後通常の指令信号として成る。
【0006】
【0007】
かかる本発明の請求項1の構成において、油圧アクチュエータからの異なるフィードバック信号を切換手段で切換える際に、保持手段で切換前のフィードバック信号に対応した制御信号を保持し、この保持した制御信号を駆動手段に出力して駆動手段より作動信号を出力しているから、切換前後のフィードバック信号に対応した制御信号を途切れることなく出力できる。このため、異なるフィードバック信号を切換える際に、油圧アクチュエータに作用する油圧の解除を不要にして切換ショックの発生を抑制することができる。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態を示し、油圧サーボ弁1、油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ2、変位検出器3、荷重検出器4はそれぞれ図5に示したものと同一構成で、油圧サーボ弁1はサーボ制御装置からの作動信号により油圧シリンダ2を作動制御して設け、油圧シリンダ2はワークW(図5参照)をクランプ及びアンクランプ自在に設け、変位検出器3は油圧シリンダ2の変位に応じた変位フィードバック信号(アナログデータ)をサーボ制御装置に出力して設け、荷重検出器4はワークWに作用する油圧シリンダ2の圧力に応じた荷重フィードバック信号(アナログデータ)をサーボ制御装置に出力して設けている。
【0010】
サーボ制御装置は切換手段5、変換手段6、制御手段7、保持手段8、変換手段9、駆動手段10より構成している。切換手段5はアナログスイッチから成り、変位検出器3からの変位フィードバック信号と荷重検出器4からの荷重フィードバック信号を切換えてどちらか一方を出力して設けている。変換手段6はアナログ/デジタルコンバータから成り、切換手段5から出力した変位フィードバック信号若しくは荷重フィードバック信号のアナログデータをデジタルデータに変換して出力して設けている。制御手段7は演算装置から成り、切換手段5から変換手段6を介して出力されたフィードバック信号と指令信号(変位フィードバック信号の出力に対しては変位指令信号、荷重フィードバック信号の出力に対しては荷重指令信号)とを比較演算して制御信号を出力して設けている。変換手段9はデジタル/アナログコンバータから成り、制御手段7から出力した制御信号のデジタルデータをアナログデータに変換して出力して設けている。駆動手段10は増幅器から成り、変換手段9からの制御信号を増幅して油圧シリンダ2を作動制御する作動信号を油圧サーボ弁1に出力して設けている。
【0011】
保持手段8は制御手段7と駆動手段10との間に変換手段9の前側に設け、切換手段5によるフィードバック信号の切換えに伴い制御手段7からの制御信号を遮断し切換手段5による切換完了後に遮断を解除する遮断スイッチ8Aと、フィードバック信号の切換えに伴い切換前のフィードバック信号に対応した制御手段7からの制御信号を保持し切換手段5による切換完了後に保持を解除する保持機能8Bと、保持機能8Bで保持した制御手段7からの制御信号を補正する補正機能8Cとから構成している。そして、切換手段5によるフィードバック信号の切換直後には切換後のフィードバック信号を制御手段7の指令信号とし、その後通常の指令信号とするようプログラムしている。保持手段8の補正機能8Cは切換直後にフィードバック信号を指令信号とした際にも、この指令信号とフィードバック信号とを比較演算した制御信号を補正するよう設けている。なお、補正機能8Cによる補正は微小であり、通常の指令信号とフィードバック信号を比較演算した制御信号には影響しない。
【0012】
次に、かかる構成の作動を説明する。
油圧シリンダ2がワークW(図3参照)に当接するまでは、切換手段5は変位検出器3と接続して変位検出器3からの変位フィードバック信号を出力し、切換手段5から出力した変位フィードバック信号は変換手段6でデジタルデータに変換されて制御手段7に入力し、制御手段7は変位フィードバック信号と変位指令信号とを比較演算して制御信号を出力し、制御手段7から出力した制御信号は保持手段8を介して変換手段9でアナログデータに変換されて駆動手段10に入力し、駆動手段10は制御手段7からの制御信号を増幅して作動信号を油圧サーボ弁1に出力し、油圧サーボ弁1は駆動手段10からの作動信号により油圧シリンダ2を位置制御で作動する。
【0013】
そして、位置制御で作動している油圧シリンダ2がワークWに当接すると、切換手段5は荷重検出器4と切換接続して荷重検出器4からの荷重フィードバック信号を出力し、切換手段5から出力した荷重フィードバック信号は変換手段6でデジタルデータに変換されて制御手段7に入力し、制御手段7は荷重フィードバック信号と荷重指令信号とを比較演算して制御信号を出力し、制御手段7から出力した制御信号は保持手段8を介して変換手段9でアナログデータに変換されて駆動手段10に入力し、駆動手段10は制御手段7からの制御信号を増幅して作動信号を油圧サーボ弁1に出力し、油圧サーボ弁1は駆動手段10からの作動信号により油圧シリンダ2を荷重制御で作動する。
【0014】
かかる作動で、位置制御から荷重制御に切換える際には、まず保持手段8の遮断スイッチ8Aで制御手段7からの制御信号を遮断し、このとき、遮断前の制御信号を補正機能8Cで補正して保持機能8Bで保持し、この保持した制御信号を変換手段9を介して駆動手段10に出力する。そして、制御手段7で位置制御用のP(比例),I(積分)、D(微分)パラメータから荷重制御用のP、I、Dパラメータに変更し、切換手段5を変位検出器3から荷重検出器4に切換接続する。この切換直後においては荷重フィードバック信号を制御手段7での荷重指令信号とし、フィードバック信号と指令信号との比較演算により出力する制御信号を可及的に零に近づけ切換ショックを低減する。この後、遮断スイッチ8Aでの遮断を解除して保持機能8Bでの保持を解除する。
【0015】
また、荷重制御から位置制御に切換える際には、前述と同様に遮断スイッチ8Aを遮断し、遮断前の制御信号を補正機能8Cで補正して保持機能8Bで保持し、この保持した制御信号を変換手段9を介して駆動手段10に出力する。そして、制御手段7で位置制御用のP、I、Dパラメータに変更し、切換手段5を荷重検出器4から変位検出器3に切換接続する。この切換直後においては変位フィードバック信号を制御手段7での変位指令信号とし、フィードバック信号と指令信号との比較演算により出力する制御信号を可及的に零に近づけ切換ショックを低減する。この後、遮断スイッチ8Aでの遮断を解除して保持機能8Bでの保持を解除する。
【0016】
このため、位置制御から荷重制御に切換える際、及び荷重制御から位置制御に切換える際に、切換前後のフィードバック信号に対応した制御信号を途切れることなく出力でき、異なるフィードバック信号を切換える際に、油圧シリンダ2に作用する油圧の解除を不要にして切換ショックの発生を抑制することができ、切換える都度に油圧シリンダ2に作用する油圧の入切をしなくて作業性を向上できる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0022】
【0023】
なお、本発明の実施形態では、異なるフィードバック信号として変位フィードバック信号と荷重フィードバック信号としたが、これに限定されるものではなく、例えば油温、速度、回転数等をフィードバック信号とできることは勿論である。また、アナログデータのフィードバック信号をデジタルデータに変換する変換手段6及びデジタルデータの制御信号をアナログデータに変換する変換手段9を設けたが、デジタルデータのフィードバック信号とすることで変換手段6、9を不要にできることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
このように本発明は、請求項1において、切換前後のフィードバック信号に対応した制御信号を途切れることなく出力できるため、異なるフィードバック信号を切換える際に、油圧アクチュエータに作用する油圧の解除を不要にして切換ショックの発生を抑制することができ、作業性を向上できる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示したサーボ制御装置のブロック図である。
【図2】 図1の要部を詳細に示したブロック図である。
【図3】 従来例を示した概略図である。
【符号の説明】
2油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)
5切換手段
7制御手段
8保持手段
10駆動手段
Claims (1)
- 油圧アクチュエータからの異なるフィードバック信号を切換えてどちらか一方を出力する切換手段と、切換手段から出力されたフィードバック信号と指令信号とを比較演算して制御信号を出力する制御手段と、制御手段からの制御信号を増幅して油圧アクチュエータを作動制御する作動信号を出力する駆動手段とを具備し、制御手段と駆動手段との間には切換手段によるフィードバック信号の切換えに伴い切換前のフィードバック信号に対応した制御手段からの制御信号を保持する保持手段を備え、保持手段は切換手段による切換完了後に制御信号の保持を解除すると共に、切換手段によるフィードバック信号の切換直後には切換後のフィードバック信号を制御手段の指令信号とし、その後通常の指令信号として成るサーボ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18877296A JP3810140B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | サーボ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18877296A JP3810140B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | サーボ制御装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006054095A Division JP4241747B2 (ja) | 2006-02-28 | 2006-02-28 | サーボ制御装置 |
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JPH1019008A JPH1019008A (ja) | 1998-01-20 |
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Family Applications (1)
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JP18877296A Expired - Fee Related JP3810140B2 (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | サーボ制御装置 |
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1996
- 1996-06-28 JP JP18877296A patent/JP3810140B2/ja not_active Expired - Fee Related
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